JP2016113468A - 防曇性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い防曇性を発揮することができ、かつ、特に、樹脂基材との密着性に優れる膜を形成することが可能な防曇性樹脂組成物及び防曇被塗物を提供する。【解決手段】水溶性ポリビニルアセタール樹脂、アミノ基を有するシランカップリング剤及び水性媒体を含有する防曇性樹脂組成物であって、前記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が60〜99モル%及びアセタール化度が0.5〜40モル%であり、前記アミノ基を有するシランカップリング剤の含有量が、0.1〜18.0重量%である防曇性樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、高い防曇性を発揮することができ、かつ、特に、樹脂基材との密着性に優れる膜を形成することが可能な防曇性樹脂組成物及び防曇被塗物に関する。
自動車のヘッドランプやリアランプ等の部材では、水蒸気が表面に凝縮付着して曇ることによって、光線の透過を妨げるという問題が生じていた。また、自動車のフロントガラスやリアガラス等においても、同様に曇りが生じることで視認性が低下する等の問題が生じていた。
例えば、フロントガラス等では、表面温度を高くすることで曇りを防止する方法が用いられている。すなわち、フロントガラスであればガラス表面に温風を吹きかけ、リアガラスであればガラス内部に埋め込んだヒーターでガラスを加熱している。
しかし、車両の室内は、乗降のためのドアの開閉や窓の開閉、外気の取り入れ等により車内の温度や湿度を常に制御しておくことは難しい。特に、外気温が低いときや、湿度が高いときに放置してあった車両を、充分暖機しないで走行開始すると、運転開始時に大量の曇りが発生しやすいという問題があった。
そこで、近年では、基材であるガラスやプラスチックの表面に種々の防曇性被膜を形成する試みがなされている。このような防曇性被膜としては、例えば、親水性の防曇性被膜が挙げられる。親水性の防曇性被膜を形成することで、基材表面付近に発生した水分は、まずその親水性被膜上に速やかに広がり、水滴となることを防ぐ。このような親水タイプの防曇性被膜としては、界面活性剤やポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等の有機系の親水性被膜が使用されているが、これらは水溶性であったり、耐摩耗性がなかったりして、恒久的な対策とはなり得なかった。
また、このような防曇性被膜は、色素を含む物質で汚染された場合に、被膜が着色するという問題もあった。
これに対して、例えば、特許文献1には、吸水性樹脂層と防汚層とを有する防曇膜が開示されている。
しかしながら、このような防曇膜は、基材との密着性に劣り、防曇性能との両立が困難になるという問題点があった。
国際公開第2011/004873号パンフレット
本発明は、高い防曇性を発揮することができ、かつ、特に、樹脂基材との密着性に優れる膜を形成することが可能な防曇性樹脂組成物及び防曇被塗物を提供することを目的とする。
本発明は、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、アミノ基を有するシランカップリング剤及び水性媒体を含有する防曇性樹脂組成物であって、前記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が60〜99モル%及びアセタール化度が0.5〜40モル%であり、前記アミノ基を有するシランカップリング剤の含有量が、0.1〜18.0重量%である防曇性樹脂組成物である。
以下、本発明を詳述する。
本発明者は、防曇性樹脂組成物の構成樹脂として水酸基量及びアセタール化度が所定の範囲内の水溶性ポリビニルアセタール樹脂を用い、かつ、アミノ基を有するシランカップリング剤を所定量添加することにより、防曇性を維持しながら、樹脂基材との密着性に優れる膜を形成することが可能な防曇性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の防曇性樹脂組成物は、水酸基量が60〜99モル%及びアセタール化度が0.5〜40モル%である水溶性ポリビニルアセタール樹脂を含有する。
上記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量の下限が60モル%、上限が99モル%である。上記水酸基量が60モル%未満であると、水溶性ポリビニルアセタール樹脂の吸水性が低下したり、防曇性樹脂組成物の粘度安定性が低下したりする。上記水酸基量が99モル%を超えると、水溶性ポリビニルアセタール樹脂の吸水性が高くなって安定性が低下する。上記水酸基量の好ましい下限は65モル%、好ましい上限は95モル%であり、より好ましい下限は70モル%、より好ましい上限は90モル%である。上記水酸基量が65モル%未満であると、防曇性と成型体(膜)強度の両立が難しくなることがあり、上記水酸基量が95モル%を超えると、成型体強度が低下する可能性がある。
上記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、アセタール化度の下限が0.5モル%、上限が40モル%である。上記アセタール化度が0.5モル%未満であると、吸水性は良いが、耐水性が悪く、充分な防曇性を得ることが出来ない。40モル%を超えると、防曇性樹脂組成物の防曇性能が低下する。
上記アセタール化度の好ましい下限は1モル%、好ましい上限は30モル%である。より好ましい下限は2モル%、より好ましい上限は20モル%である。
上記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、アセタール化された全構成単位(全アセタール化度)のうち、芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が90%以上であることが好ましい。これにより、低アセタール化度とした場合でも、吸水性、耐水性、透明性の良好な防曇性樹脂組成物が得られる。
上記芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が90%未満であると、耐水性が悪くなり、充分な防曇性を得ることができなくなる。
上記芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合の好ましい下限は90%、より好ましい下限は98%、好ましい上限は100%である。上記芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が90%未満であると、成型体強度が低下する可能性がある。
上記芳香族アルデヒドとしては、ベンズアルデヒド、2−メチルベンズアルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、4−メチルベンズアルデヒド、その他のアルキル置換ベンズアルデヒド、クロルベンズアルデヒド、その他のハロゲン置換ベンズアルデヒド等が挙げられる。
また、芳香族環にヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基等の置換基を持った芳香族系アルデヒドを用いてもよい。なかでも、ベンズアルデヒド、2−メチルベンズアルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、4−メチルベンズアルデヒドが好ましい。
上記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、芳香族アルデヒドを含有するアルデヒドにより、ポリビニルアルコールを水中でアセタール化することによって得ることができる。
上述した芳香族アルデヒド以外のアルデヒドは特に限定されず、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、アミルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド、2−エチルヘキシルアルデヒド、シクロヘキシルアルデヒド、フルフラール、グリオキザール、グルタルアルデヒド等が挙げられる。なかでも、アセトアルデヒド又はブチルアルデヒドを単独で用いるか、又は、アセトアルデヒド及びブチルアルデヒドを併用することが好ましい。
本発明の水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、平均重合度の好ましい下限が200、好ましい上限が4500である。上記平均重合度が200未満であると、水溶性ポリビニルアセタール樹脂を含有する防曇性樹脂組成物の粘度が低下し、塗工する際に液垂れが生じたり、塗膜の表面平滑性が低下したりすることがある。
上記平均重合度が4500を超えると、塗工する際のレベリング性が低下して、塗膜の表面の凹凸が大きくなることがある。本発明の水溶性ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度のより好ましい下限は300、より好ましい上限は4000である。また、更に好ましい下限は600、更に好ましい上限は3600である。上記平均重合度が600未満であると、成型体強度やヘイズが低下する可能性があり、3600を超えると、防曇性が低下する可能性がある。
なお、本明細書において、水溶性ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度は、原料である変性ポリビニルアルコールの平均重合度から求めることができる。また、本明細書において、変性ポリビニルアルコールの平均重合度とは、混合物である変性ポリビニルアルコールにおけるそれぞれの変性ポリビニルアルコールの重合度から求めた平均値を意味する。
本発明の防曇性樹脂組成物における上記水溶性ポリビニルアセタール樹脂の含有量の好ましい下限は3重量%、好ましい上限は20重量%である。上記範囲内とすることで、塗工時のムラがなく、防曇機能を発揮できる。
本発明において、「水溶性」を有する樹脂とは、塗工・乾燥した後に得られる樹脂シート1gを、水/イソプロピルアルコールの混合溶媒(30/70)100gに浸漬させた場合に溶解可能な程度の水溶性を有する場合をいう。
本発明の防曇性樹脂組成物は、アミノ基を有するシランカップリング剤を含有する。
上記アミノ基を有するシランカップリング剤としては、1級アミノ基を有するシランカップリング剤、1級アミノ基及び2級アミノ基を有するシランカップリング剤、2級アミノ基を有するシランカップリング剤、4級アンモニウム塩を含むシランカップリング剤等が用いられる。
上記アミノ基を有するシランカップリング剤としては、例えば、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、特にN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシランなどが好ましい。
具体的には、1級アミノ基を有するシランカップリング剤としてはKBM−903,KBE−903(信越シリコーン社製)等が挙げられ、1級アミノ基及び2級アミノ基を有するシランカップリング剤としてはKBM−602,KBM−603,KBE−603(信越シリコーン社製)等が挙げられ、2級アミノ基を有するシランカップリング剤としてはKBM−573(信越シリコーン社製)等が挙げられ、4級アンモニウム塩を含むシランカップリング剤としてはAY43−021(東レ・ダウコーニング社製)等が挙げられる。
上記アミノ基を有するシランカップリング剤は、炭素数が3〜14であることが好ましい。
上記炭素数が3〜14であることで、水溶性ポリビニルアセタール樹脂との親和性が向上することで、密着性を高めることができる。
なお、上記炭素数は、アミノ基を有するシランカップリング剤全体における炭素の数をいう。
本発明の防曇性樹脂組成物における上記アミノ基を有するシランカップリング剤の含有量の下限は0.1重量%、上限は18.0重量%である。上記含有量が0.1重量%未満であると、樹脂基材との接着力が低下し、18.0重量%を超えると、防曇性能が低下する。
上記アミノ基を有するシランカップリング剤の含有量の好ましい下限は0.3重量%、好ましい上限は10.0重量%である。
また、上記アミノ基を有するシランカップリング剤の水溶性ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対する含有量は、1〜100重量部であることが好ましい。
本発明の防曇性樹脂組成物は、上記水溶性ポリビニルアセタール樹脂及びアミノ基を有するシランカップリング剤に加えて水性媒体を含有する。
上記水性媒体は、水、又は、水とアルコールの混合溶媒であることが好ましい。
上記水としては特に限定されないが純水等を用いることができる。
また、上記アルコールとしては特に限定されないが、例えば、イソプロパノール、エタノール、メタノール、ブタノール等が挙げられる。
更に、上記水性媒体が、水とアルコールの混合溶媒である場合、水とアルコールの混合比は、水:アルコールが5:95〜95:5であることが好ましい。
本発明の防曇性樹脂組成物には、本発明の効果を妨げない範囲で、公知の各種添加剤を配合してもよい。上記添加剤としては、吸水性能を改善するためのグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、その他各種の界面活性剤、酸化防止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、チタンカップリング剤、レベリング剤、チキソ付与剤、皮張り防止剤、可塑剤、増粘剤、希釈剤、反応性希釈剤、架橋剤、フィラー、色素(顔料、染料)、防腐、防かび剤等が挙げられる。
上記界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、ノニオン性のいずれのものを使用してもよい。上記酸化防止剤としては、例えば、フェノール系、芳香族アミン系、硫黄系、リン系等が挙げられる。上記老化防止剤としては、例えば、アミン類、フェノール類等が挙げられる。
本発明の防曇性樹脂組成物を製造する方法としては、特に限定されないが、所定の水酸基量及びアセタール化度を有する水溶性ポリビニルアセタール樹脂、所定量のアミノ基を有するシランカップリング剤を水性媒体に添加することで作製することができる。
また、基材にアミノ基を有するシランカップリング剤を含有する層を形成した後、更に所定の水酸基量及びアセタール化度を有する水溶性ポリビニルアセタール樹脂及び水性媒体を含有する溶液を塗工することによっても、本発明の防曇性樹脂組成物を作製することができる。
このような方法を用いた場合、樹脂基材との密着性と防曇性能を更に向上させることが出来るという利点がある。
本発明の防曇性樹脂組成物は、構成樹脂として所定の構造、水酸基量及びアセタール化度を有する水溶性ポリビニルアセタール樹脂を用い、かつ、アミノ基を有するシランカップリング剤を添加することにより、防曇性を維持しながら、特に樹脂基材との密着性に大幅に改善することができる。
本発明の防曇性樹脂組成物の用途は特に限定されないが、例えば、自動車のヘッドランプ、リアランプの各種ランプ、リアガラス、サイドガラス、フロントガラス、サンルーフ、ルームミラー等の各種ガラス、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の農業用被覆フィルム、ペットボトル、そのラベル等に使用される防曇剤等が挙げられる。また、本発明の防曇性樹脂組成物は、各種プラスチック、ガラスの防曇性被覆材にも使用することができる。
本発明の防曇性樹脂組成物を防曇性被覆材として使用する場合、用いられる基材としては特に限定されず、一般に使用されているプラスチック、ガラスを使用することができる。
上記プラスチックとしては、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリスチレン、アクリルニトリル・スチレン共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等が挙げられる。
上記ガラスとしては、例えば、フロートガラス、磨きガラス、型板ガラス、網入りガラス、線入りガラス、着色されたガラス、熱線吸収ガラス、熱線反射ガラス、グリーンガラス等の無機ガラスが挙げられる。
本発明の防曇性樹脂組成物を塗工することにより防曇性被覆層を形成する場合、形成される防曇性被覆層の厚みは特に限定されないが、防曇性能を効果的に発現させるため、3〜100μmが好ましく、5〜50μmが好ましい。
また、ポリカーボネート又はアクリル樹脂からなる基材上に、本発明の防曇性樹脂組成物が塗工することで、防曇被塗物を作製することができる。
このような防曇被塗物もまた本発明の1つである。
ポリカーボネート、アクリル樹脂等の樹脂からなる基材に、防曇性樹脂組成物を塗工する場合、両者の密着性が低下する傾向にあるが、本発明の防曇性樹脂組成物を使用することにより、基材との密着性を大幅に向上させることが可能となる。これにより、本発明の防曇性樹脂組成物は、ポリカーボネート、アクリル樹脂等が使用される自動車のヘッドランプやリアランプに好適に使用することができる。
本発明によれば、高い防曇性を発揮することができ、かつ、高強度で、耐候性、耐熱性に優れる膜を形成することが可能な防曇性樹脂組成物及び防曇被塗物を提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(実施例1)
(ポリビニルアセタール樹脂溶液の作製)
ポリビニルアルコール(平均重合度2000、ケン化度88モル%)350gを含有する水溶液3000gに35重量%の塩酸170gとベンズアルデヒド39gを添加し、液温を10℃に保持しながら5時間アセタール化反応を行い、スポンジ状の反応沈殿物スラリーを得た。このスラリーを水洗中和して塩酸触媒及び未反応アルデヒドを除去した後、乾燥してポリビニルアセタール樹脂を得た。得られたポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が80モル%、アセタール化度(全アセタール化度)が8モル%、及び、芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が100%であった。
得られたポリビニルアセタール樹脂を水/IPA(イソプロピルアルコール)の混合溶媒(混合比:60/40)に溶解して8重量%のポリビニルアセタール樹脂溶液を得た。
(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)
得られたポリビニルアセタール樹脂溶液99.0重量部に対して、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤、炭素数8)1.0重量部を溶解してポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(実施例2)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、ポリビニルアセタール樹脂溶液の添加量を99.0重量から95.0重量部とし、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランの添加量を1.0重量部から5.0重量部とした以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(実施例3)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)を、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤、炭素数9)に変更した以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(実施例4)
(ポリビニルアセタール樹脂溶液の作製)
ポリビニルアルコール(平均重合度2000、ケン化度88モル%)350gを含有する水溶液3000gに35重量%の塩酸170gとベンズアルデヒド15gを添加し、液温を10℃に保持しながら5時間アセタール化反応を行い、スポンジ状の反応沈殿物スラリーを得た。このスラリーを水洗中和して塩酸触媒及び未反応アルデヒドを除去した後、乾燥してポリビニルアセタール樹脂を得た。得られたポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が85モル%、アセタール化度(全アセタール化度)が3モル%、及び、芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が100%であった。
得られたポリビニルアセタール樹脂を水/IPA(イソプロピルアルコール)の混合溶媒(混合比:60/40)に溶解して8重量%のポリビニルアセタール樹脂溶液を得た。
(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)
得られたポリビニルアセタール樹脂溶液99.5重量部に対して3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤、炭素数9)0.5重量部を溶解してポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例1)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、ポリビニルアセタール樹脂溶液の添加量を99.95重量部とし、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランの添加量を0.05重量部とした以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例2)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、ポリビニルアセタール樹脂溶液の添加量を99.0重量部から80.0重量部に変更し、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランの添加量を20.0重量部とした以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例3)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂溶液の作製)で得られたポリビニルアセタール樹脂溶液をポリビニルアセタール樹脂組成物として使用した。
(比較例4)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)を、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(グリシジル基を有するシランカップリング剤、炭素数9)に変更した以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例5)
実施例1の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)を、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(メルカプト基を有するシランカップリング剤、炭素数6)に変更した以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例6)
比較例2の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)を、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤、炭素数6)に変更した以外は比較例2と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例7)
(ポリビニルアセタール樹脂溶液の作製)
ポリビニルアルコール(平均重合度2000、ケン化度95モル%)350gを含有する水溶液3000gに35重量%の塩酸170gとベンズアルデヒド175gを添加し、液温を10℃に保持しながら5時間アセタール化反応を行い、スポンジ状の反応沈殿物スラリーを得た。このスラリーを水洗中和して塩酸触媒及び未反応アルデヒドを除去した後、乾燥してポリビニルアセタール樹脂を得た。得られたポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が60モル%、アセタール化度(全アセタール化度)が35モル%、及び、芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が100%であった。
得られたポリビニルアセタール樹脂を水/IPA(イソプロピルアルコール)の混合溶媒(混合比:30/70)に溶解して8重量%のポリビニルアセタール樹脂溶液を得た。
(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)
得られたポリビニルアセタール樹脂溶液をポリビニルアセタール樹脂組成物として使用した。
(比較例8)
比較例7の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、得られたポリビニルアセタール樹脂溶液99.0重量部に対して、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)1.0重量部を添加した以外は比較例7と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(比較例9)
(ポリビニルアセタール樹脂溶液の作製)
ポリビニルアルコール(平均重合度2000、ケン化度98.5モル%)350gを含有する水溶液3000gに35重量%の塩酸170gとベンズアルデヒド3gを添加し、液温を10℃に保持しながら5時間アセタール化反応を行い、スポンジ状の反応沈殿物スラリーを得た。このスラリーを水洗中和して塩酸触媒及び未反応アルデヒドを除去した後、乾燥してポリビニルアセタール樹脂を得た。得られたポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が98モル%、アセタール化度(全アセタール化度)が0.5モル%、及び、芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が100%であった。
得られたポリビニルアセタール樹脂を水に溶解して8重量%のポリビニルアセタール樹脂溶液を得た。
(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)
得られたポリビニルアセタール樹脂溶液をポリビニルアセタール樹脂組成物として使用した。
(比較例10)
比較例9の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、得られたポリビニルアセタール樹脂溶液99.0重量部に対して、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)1.0重量を添加した以外は比較例9と同様にしてポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
(実施例5)
(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)
N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)をコーターを用いて、基材に厚み2μmで塗工した後、実施例1で得られたポリビニルアセタール樹脂溶液を厚み10μmで塗工することで、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物を作製した。
なお、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物におけるN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランの含有量は15重量%であった。
(実施例6)
実施例5の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)を、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)に変更した以外は実施例5と同様にして膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
なお、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物における3−アミノプロピルトリメトキシシランの含有量は15重量%であった。
(実施例7)
実施例5の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)を、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)に変更した以外は実施例5と同様にして膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物を得た。
なお、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物における3−アミノプロピルトリエトキシシランの含有量は15重量%であった。
(実施例8)
(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)
3−アミノプロピルトリエトキシシラン(アミノ基を有するシランカップリング剤)をコーターを用いて、基材に厚み2μmで塗工した後、実施例4で得られたポリビニルアセタール樹脂溶液を厚み10μmで塗工することで、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物を作製した。
なお、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物における3−アミノプロピルトリエトキシシランの含有量は15重量%であった。
(比較例11)
実施例5の(ポリビニルアセタール樹脂組成物の作製)において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランを塗工する際の厚みを0.02μmとした以外は実施例5と同様にして膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物を作製した。
なお、膜状のポリビニルアセタール樹脂組成物におけるN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランの含有量は0.09重量%であった。
<評価>
実施例及び比較例で得られたポリビニルアセタール樹脂組成物について、以下の評価を行った。結果を表1に示した。
(1)密着性
(1−1)ポリカーボネート基材への密着性
得られたポリビニルアセタール樹脂組成物を、コーターを用いて乾燥後の厚みが5μmとなるように、ポリカーボネート製板の上に塗工した後、3時間乾燥することにより、樹脂層形成PC板を作製した。
得られた樹脂層形成PC板について、JIS K5400の碁盤目試験を用いて密着性を評価した。
(1−2)アクリル樹脂基材への密着性
「(1−1)ポリカーボネート基材への密着性」のポリカーボネート製板をアクリル樹脂(MMA)製板に変更して、樹脂層形成AC板を作製した。
得られた樹脂層形成AC板について、JIS K5400の碁盤目試験を用いて密着性を評価した。
(2)防曇性
開口部を有する容器(500cc)に30℃の水450g投入した後、得られた樹脂層面が内側となるように開口部に被せて密封し、常温(20℃)に設定した室内に放置した後、低温(0℃)に設定し30分間放置した。そして、樹脂層形成PC板の曇り状態を目視により、以下の基準で評価した。
◎ 曇り及び水滴が見られなかった。
〇 大粒の水滴が僅かに見られた。
△ 小さな水滴が多く見られた。
× 全面が白濁したものが見られた。
(3)光学特性
(3−1)ヘイズ測定
「(1)密着性」を行った後における樹脂層形成PC板のヘイズをHAZEMATETER MODEL HM−150W2を用いて測定した。
(3−2)黄色度(YI)
「(1)密着性」を行った後における樹脂層形成PC板の黄色度を分光色測計(コニカミノルタ社製)を用いて測定した。
Figure 2016113468
本発明によれば、高い防曇性を発揮することができ、かつ、特に、樹脂基材との密着性に優れる膜を形成することが可能な防曇性樹脂組成物及び防曇被塗物を提供することができる。

Claims (7)

  1. 水溶性ポリビニルアセタール樹脂、アミノ基を有するシランカップリング剤及び水性媒体を含有する防曇性樹脂組成物であって、
    前記水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、水酸基量が60〜99モル%及びアセタール化度が0.5〜40モル%であり、
    前記アミノ基を有するシランカップリング剤の含有量が、0.1〜18.0重量%である
    ことを特徴とする防曇性樹脂組成物。
  2. 水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、重合度が200〜4500であることを特徴とする請求項1記載の防曇性樹脂組成物。
  3. 水溶性ポリビニルアセタール樹脂は、アセタール化された全構成単位のうち、芳香族アルデヒドによってアセタール化された構成単位の割合が90%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の防曇性樹脂組成物。
  4. アミノ基を有するシランカップリング剤は、炭素数が3〜14であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の防曇性樹脂組成物。
  5. 水性媒体は、水、又は、水とアルコールの混合溶媒であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の防曇性樹脂組成物。
  6. 請求項1、2、3、4又は5記載の防曇性樹脂組成物を用いてなることを特徴とする防曇被塗物。
  7. ポリカーボネート又はアクリル樹脂からなる基材上に、請求項1、2、3、4又は5記載の防曇性樹脂組成物が塗工されていることを特徴とする請求項6記載の防曇被塗物。
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