JP2016111798A - 間接活線工具の柄部 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、作業現場に持ち込む工具の点数が増加することなく、且つ作業能率良く、作業員が握って間接活線工具の中心軸を中心に回転させることが可能な間接活線工具の柄部を提供することを目的とする。【解決手段】作業員が持つための柄部3と、作業員が持つことに適さない棒状部8と、柄部3と棒状部8との境界を定める限界つば2とを備えた共用操作棒1Aにおいて、柄部3は、限界つば側の把持用部位31と、この把持用部位31の軸線Aに対しずれた位置にあると共に軸線Aを回転軸として円を描くように回転させることができる把持用部位33とを有した構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、作業員が遠隔から活線状態で作業を行う間接活線作業において用いられる間接活線工具の柄部の形態に関する。
間接活線工具の限界つばよりも基端側に位置して作業員が握る柄部は、例えば特許文献1のストレーリンクトング等に示されるように全体的に直線状であることが通常である。
その一方で、間接活線作業の中には、架線上や電柱の柱上等の器具を螺子止めしたり前記器具を締め付けていた螺子やボルトを緩めたり、或いは架線に間接活線工具自体を引き掛けたり架線から間接活線工具を外したりするために、間接活線工具の軸心を回転中心として間接活線工具を手動で回転させる操作が必要な場合がある。
このような間接活線工具の回転操作において、作業員が握る柄部が全て直線状であると、作業員は柄部を握り替える動作を繰り返すという単純作業を行う必要があるので、作業時間の長期化、作業員の疲労の増大が生じ、非効率的な作業となる。また、間接活線工具の柄部が全て直線状であると、作業員が柄部を両手で持ったときに柄部に対する両手の握り方が同じであるので、作業員の一方の手が疲労した場合に柄部に対する手の持ち位置を変えても疲れた手の対策にはならない。更に、間接活線工具を押したり、引いたり、下方から支えたりする場合には、作業員が間接活線工具の柄部を持つ際に、柄部を持つ位置が下方や上方にずれないように、相対的に大きな握力を必要とするので、作業員の体力が消耗しやすい。
この点、本願出願人は、特許文献2として、通常の間接活線工具の基端側に装着され、且つ上端部に対し下端部を折り曲げることが可能な補助器具的な絶縁操作棒を開発している。これにより、特許文献2の図7に示されるように、作業員は、間接活線工具に装着された絶縁操作棒の直線状の上端部と上端部に対し折れ曲がった下端部とをそれぞれ握って、絶縁操作棒の上端部ひいては間接活線工具を回転させる操作を行うことが可能である。
特開2009−5427号公報 特開2014−143778号公報
もっとも、特許文献2の発明では、間接活線工具を回転操作するために専用の絶縁操作棒を用意する必要があるので、作業現場に持ち込む工具の点数が増加することが考えられる。また、絶縁操作棒の上端部に対し下端部が90度の角度で横方向に折れ曲がっていると、折れ曲がった部位を掴んで絶縁操作棒が装着された間接活線工具全体を回転させるときに、絶縁操作棒の折れ曲がった部位が回転操作の妨げになるおそれもある。
そこで、本発明は、作業現場に持ち込む工具の点数が増加することなく、且つ作業能率良く間接活線工具の軸線を回転軸として間接活線工具を回転操作させることが可能な間接活線工具の柄部を提供することを目的としている。
本発明に係る間接活線工具の柄部は、作業員が持つための柄部と、作業員が作業の安全のために持つことに適さない先端側部と、前記柄部と前記先端側部との境界を定める限界つばとを備えた間接活線工具において、前記柄部は、前記先端側部の軸線上に位置して一方の手で持つことが可能な限界つば側の第1の把持用部位と、この第1の把持用部位の軸線に対しずれた位置にあり他方の手で持つことが可能であると共に前記第1の把持用部位の軸線を回転軸として回転させることが可能な第2の把持用部位とを含む一繋がりの棒状に形成されていることを特徴としている(請求項1)。間接活線工具としては、例えば、共用操作棒、ストレーリンクトング、絶縁ヤットコ等が挙げられる。
これにより、作業員は、一方の手で柄部の限界つば側の第1の把持用部位を持ち、他方の手で柄部の第1の把持用部位の軸線に対しずれた位置にある第2の把持用部位を持って、第2の把持用部位について、第1の把持用部位の軸線を回転軸として、円を描くように回転させる動作を行うことにより、間接活線工具を回転させるときに柄部を持ち替える動作を頻繁に繰り返さなくても良くなる。
また、柄部の第1の把持用部位を持った手が、柄部の第1の把持用部位と第2の把持用部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の上側部分で下方から支えられているので相対的に楽である。このため、例えば第2の把持用部位を持つ手が疲労した場合には、疲労した方の手で柄部の第1の把持用部を持ち、疲労していない方の手で第2の把持用部位を持つことで、これまで第2の把持用部位を持っていた手の疲労対策となる。
更に、柄部の第1の把持用部位を持った手は、柄部の第1の把持用部位と第2の把持用部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の上側部分で下方から支えられている。また、柄部の第2の把持用部位を持った手は、柄部の第1の把持用部位と第2の把持用部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の上側部分がストッパーになる。このため、柄部の第1の把持用部位を持つ位置が下方にずれないように或いは柄部の第2の把持用部位を持つ位置が上方にずれないように、相対的に大きな握力でこれらの把持用部位を握る必要がなくなる。
そして、間接活線工具の柄部の構造を改良するものであるから、作業現場に持ち込む工具の数が増加することがない。
本発明に係る間接活線工具の柄部では、前記柄部は、芯部とこの芯部の外周に装着された回転部とを有し、前記回転部と前記柄部のうち前記回転部が装着された以外の部位とを持って、前記芯部を中心軸として前記回転部を回転させることができることを特徴としている(請求項2)。
これにより、作業員は、回転部と柄部のうち回転部が装着された以外の部位とを持って、芯部を中心軸として回転部を回転させる操作をすることにより、間接活線工具をより簡易に且つ確実に回転させることができる。
本発明に係る間接活線工具の柄部では、前記柄部は、前記第1の把持用部位と、前記第2の把持用部位と、前記第2の把持用部位に対し前記限界つば側とは反対側で且つ前記先端側部の軸線上に位置する基端側部位とを有し、前記第2の把持用部位は、前記第1の把持用部位及び前記基端側部位と直接又は間接的に連接したものとしても良い(請求項3)。第1の把持用部位と第2の把持用部位、並びに、第2の把持用部位と基端側部位とは、それぞれ連接部位を介することで間接的に連接されたものとなり、第1の把持用部位と第2の把持用部位、並びに、第2の把持用部位と基端側部位とは、第2の把持用部位を弧状に曲げることで直接に連接されたものとなる。
これにより、柄部の第2の把持用部位を持った手が、第2の把持用部位と基端側部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の下側部分で下方から支えられているため相対的に楽であるので、柄部の第2の把持用部位を持った手も疲労し難くなる。また、柄部の第2の把持用部位を持った手が、第2の把持用部位と基端側部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の下側部分で下方から支えられているので、柄部の第2の把持用部位を持った手も、柄部を持つ位置が下方にずれないようにするために、第2の把持用部位を相対的に大きな握力で握る必要がなくなる。
本発明に係る間接活線工具の柄部では、前記柄部は、前記第1の把持用部位と、前記第2の把持用部位と、前記第1の把持用部位と前記第2の把持用部位との間に位置する連接部位とを有し、前記第2の把持用部位は、前記連接部位を介して前記第1の把持用部位と連接したものとしても良い(請求項4)。
これにより、第2の把持用部位は、柄部の基端側部位となるため、柄部の基端ぎりぎりの部位を一方の手で持つことができるので、第1の把持用部位の軸線を回転軸として、作業員の身体の近くで第2の把持用部位を回転させる操作を行うことができる。
以上のように、作業員は、一方の手で柄部の限界つば側の第1の把持用部位を持ち、他方の手で柄部の第1の把持用部位の軸線に対しずれた位置にある第2の把持用部位を持って、第2の把持用部位について、第1の把持用部位の軸線を回転軸として、円を描くように回転させる動作を行うことができる。このため、間接活線工具を回転させるときに柄部を持ち替える動作を頻繁に繰り返さなくても良くなる。
また、柄部の第1の把持用部位を持った手が、柄部の第1の把持用部位と第2の把持用部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の上側部分で下方から支えられているので相対的に楽である。このため、例えば第2の把持用部位を持つ手が疲労した場合には、疲労した方の手で柄部の第1の把持用部を持ち、疲労していない方の手で第2の把持用部位を持つことで、これまで第2の把持用部位を持っていた手の疲労対策を図ることが可能である。
柄部の第1の把持用部位を持った手は、柄部の第1の把持用部位と第2の把持用部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の上側部分で下方から支えられている。また、柄部の第2の把持用部位を持った手は、柄部の第1の把持用部位と第2の把持用部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の上側部分がストッパーになる。このため、柄部の第1の把持用部位を持つ位置が下方にずれないように或いは柄部の第2の把持用部位を持つ位置が上方にずれないように、相対的に大きな握力でこれらの把持用部位を握る必要がなくなる。
しかるに、本発明に係る間接活線工具の柄部によれば、作業能率良く、間接活線工具の中心軸を中心に間接活線工具を回転操作させることが可能となる。
また、本発明に係る間接活線工具の柄部によれば、間接活線工具の柄部の形態を変更することで対応することができ、新たな工具の追加を必要としないので、作業現場に持ち込む工具の数の増加を防止することが可能である。
特に、請求項2に係る間接活線工具の柄部によれば、作業員は、柄部の筒状部と柄部のうち筒状部以外の部位とを持って、芯部を回転軸として回転部を回転させる操作をすることにより、間接活線工具をより簡易に且つ確実に回転させることが可能となる。
特に、請求項3に係る間接活線工具の柄部によれば、柄部の第2の把持用部位を持った手が、第2の把持用部位と基端側部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の下側部分で下方から支えられているため相対的に楽である。このため、柄部の第2の把持用部位を持った手も疲労し難くすることができる。
また、請求項3に係る間接活線工具の柄部によれば、柄部の第2の把持用部位を持った手が、第2の把持用部位と基端側部位とを連接する部位又は第2の把持用部位の下側部分で下方から支えられているので、柄部の第2の把持用部位を持った手も、柄部を持つ位置が下方にずれないようにするために、第2の把持用部位を相対的に大きな握力で握る必要がなくなる。
特に、請求項4に係る間接活線工具の柄部によれば、第2の把持用部位が柄部の基端側部位となるため、柄部の基端ぎりぎりの部位を一方の手で持つことができるので、第1の把持用部位の軸線を回転軸として、作業員の身体の近くで第2の把持用部位を回転させる操作を行うことが可能となる。
図1は、間接活線工具の一例として共用操作棒の構成を示した説明図であり、図1(a)は共用操作棒の全体図、図1(b)は共用操作棒の柄部の拡大図である。 図2は、間接活線工具の一例としてストレーリンクトングの構成を示した説明図であり、図2(a)はストレーリンクトングの全体図、図2(b)はストレーリンクトングの頭部の拡大図、図2(c)はストレーリンクトングの柄部の拡大図である。 図3は、間接活線工具の一例として絶縁ヤットコの構成を示した説明図であり、図3(a)は絶縁ヤットコの全体図、図3(b)は絶縁ヤットコの柄部の下方側の拡大図である。 図4は、図1に示される柄部の部分の構成を更に拡大すると共に柄部の回転動作を示した斜視図である。 図5は、図2に示される柄部の部分の構成を更に拡大すると共に柄部の回転動作を示した斜視図である。 図6は、図3に示される柄部の部分の構成を更に拡大すると共に柄部の回転動作を示した斜視図である。 図7は、柄部に設けられた回転部を示した説明図であり、図7(a)は柄部の回転部を示す外観図、図7(b)は柄部の回転部を示す部分断面図である。
以下、本発明の一例について図面を参照しながら説明する。
限界つば2と限界つば2よりも基端側に位置する柄部3とを有する間接活線工具1としては、例えば、図1から図3に示されるように、共用操作棒1A、ストレーリンクトング1B、絶縁ヤットコ1C等がある。以下、これらの間接活線工具1に分けつつ本発明について説明する。
共用操作棒1Aは、限界つば2よりも先端側に位置する先端側部として、図1に示されるように、他の間接活線工具のジョイント金具7(図2、図3)と着脱自在に連結することが可能なアタッチメント本体5と、ロックナット6とを有している。また、共用操作棒1Aの限界つば2よりも基端側部には、ジョイント金具7が設けられている。そして、限界つば2とロックナット6との間には前記先端側部位の一部を構成する直線状の棒状部8を有すると共にこの棒状部8には水切りつば15が配置されている。棒状部8は単体のものとなっている。
このうち、アタッチメント本体5は、略円柱状の外形を有すると共にその先端面に円柱状の可動突部51を有している。可動突部51は、アタッチメント本体5の軸方向に沿って進退可能に、アタッチメント本体5に取り付けられており、アタッチメント本体5に内蔵されたバネ(図示せず)によりアタッチメント本体5からの突出方向に付勢されている。また、アタッチメント本体5は、その周面に一対の係止用突起52、52が設けられている。これらの係止用突起52、52は、円柱状をなすと共に、一方の係止用突起52と他方の係止用突起52とは、アタッチメント本体5の周方向で反対側となる位置にてアタッチメント本体5の径方向の外側に向かって突出している。すなわち、一方の係止用突起52と他方の係止用突起52とは、180°位相がずれた位置から放射状に突出している。
ロックナット6は、アタッチメント本体5に対しジョイント金具4側に近接して配置されており、ロックナット6を所定方向に回転させることで、アタッチメント本体5と、図示しないジョイント金具7とが強固に締結し合うようにしたり、その締結を緩めたりすることができる。
その一方で、共用操作棒1Aの柄部3は、図1及び図4に示されるように、限界つば側部に位置する把持用部位31と、基端側部位32と、把持用部位31と基端側部位32との中間に位置する把持用部位33とで構成されている。
把持用部位31は、図1(b)及び図4に示されるように、先端側部位から延びて棒状部8の中心を通る軸線Aを採った場合に、この軸線Aが中心となるように軸線Aに沿って直線状(先端側部位の軸線上)に延びている。また、基端側部位32も、この実施例では、図1(b)及び図4に示されるように、軸線Aが中心となるように軸線Aに沿って直線状(先端側部位の軸線上)に延びている。把持用部位31が基本的に作業員の一方の手の持ち手部として機能するが、把持用部位31の長さや使用の仕方によっては、基端側部位32も把持用部位31の代わりに作業員の一方の手の把持用部位として機能しうる。
これに対し、把持用部位33は、作業員が把持用部位31を持つ手とは異なる他方の手で持つ部位となるもので、把持用部位31から径方向に延びる連接部位34を介して把持用部位31と連接し、基端側部位32から径方向に延びる連接部位35を介して基端側部位32と連接されている。これら把持用部位33、連接部位34、35でなる全体形状は、略コ字状をなしている。そして、把持用部位33は、この実施例では、図1(b)に示されるように、軸線Aと平行に延びる軸線A−2が中心となるように軸線A−2に沿って直線状に延びている。すなわち、把持用部位33は、把持用部位31の中心を通る軸線Aに対し、軸線A−2の軸線Aからのずれ幅に応じてその中心がずれた位置に配置されている。
このような柄部3の構成とすることにより、図4に示されるように、作業員が、例えば左手Lで柄部3の把持用部位31を持ち、右手Rで柄部3の把持用部位33を持った場合には、連接部位34が左手Lの下方の支えとなり、連接部位35が右手Rの下方の支えとなる。
そして、図4に示されるように、作業員が、例えば左手Lで柄部3の把持用部位31を持ち、右手Rで柄部3の把持用部位33を持って、軸線Aを回転軸として、把持用部位33を、円を描くように回転させることで、作業員は、持ち手を替えることなく、柄部3ひいては共用操作棒1Aを回転させることが可能である。
実施例2として、間接活線工具1の一例としてストレーリンクトング1Bを用いる場合を、図2及び図5を用いて説明する。但し、ストレーリンクトング1Bのジョイント金具7は、図1の共用操作棒1Aと同様の構成であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
ストレーリンクトング1Bは、限界つば2よりも先端側に位置する先端側部として、図2に示されるように、棒状部8と電線等の把持部9とを有する。把持部9は、固定部10と可動部11とを備えている。棒状部8は直線状の単体のものとなっている。固定部10は、先端側に鉤爪状の鉤爪部10bを有する爪部10aと、この爪部10aの基端側が接続され、中央に螺子切りされた貫通孔(図示せず)が形成された接続部10cとを備えている。一方、可動部11は、接続部10cの貫通孔のネジ溝に噛み合わさるようにネジ山を切った棒状のネジ軸体12と、固定部10と協働して電線等を把持可能な可動体13とを備えている。可動体13は、固定部10と対向する面に凹部(図示せず)を有し、固定部10の鉤爪部10bから基端側に延びる直線部分に該凹部が嵌まり込んだ状態でネジ軸体12の先端に取り付けられている。図2(b)の符号14で示される部位は、棒状部8の回転をロックするロック機構である。上記の構成とすることで、棒状部8が回転することにより、可動部11の可動体13を固定部10に遠近させることができる。
その一方で、ストレーリンクトング1Bの柄部3は、図2及び図5に示されるように、柄部3の限界つば側に位置する把持用部位31と、柄部3の基端側に位置する把持用部位33と、把持用部位31と把持用部位33とを連接させる連接部位34とで構成されている。
把持用部位31は、図2(c)及び図5に示されるように、棒状部8の中心を通る軸線Bを採った場合に、この軸線Bが中心となるように軸線Bに沿って直線状(先端側部位の軸線上)に延びている。把持用部位33は、この実施例では、図2(c)及び図5に示されるように、軸線Bと平行に延びる軸線B−2が中心となるように軸線B−2に沿って直線状に延びている。すなわち、把持用部位33は、把持用部位31の中心を通る軸線Bに対し、軸線B−2の軸線Bからのずれ幅に応じてその中心がずれた位置に配置されている。連接部位34は、把持用部位31と把持用部位33とを連接させるために、軸線Bに対し斜め外側に向けて延びている。
このような柄部3の構成とすることにより、図5に示されるように、作業員が、例えば左手Lで柄部3の把持用部位31を持ち、右手Rで柄部3の把持用部位33を持った場合には、連接部位34の上側部位が左手Lを下方から支える。そして、この持ち方で右手Rが疲労した場合には、右手Rで柄部3の把持用部位31を持ち、左手Lで柄部3の把持用部位33を持つように持ち替えることで、今度は連接部位34の上側部位が右手Rを下方から支えるので、右手Rの疲労の対策を図ることが可能である。
そして、図5に示されるように、作業員が、例えば左手Lで柄部3の把持用部位31を持ち、右手Rで柄部3の把持用部位33を持って、把持用部位31の軸線Bを回転軸として、把持用部位33を、円を描くように回転させることで、作業員は、持ち手を替えることなく、柄部3ひいてはストレーリンクトング1Bを回転させることが可能である。
実施例3として、間接活線工具1の一例として絶縁ヤットコ1Cを用いる場合を、図3及び図6を用いて説明する。但し、絶縁ヤットコの1Cのジョイント金具は、図1の共用操作棒1Aと同様の構成であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
絶縁ヤットコ1Cは、限界つば2よりも先端側に位置する先端側部として、図3に示されるように、棒状部8と、棒状部8の先端に固定された固定側把持アーム20と、固定側把持アーム20に遠近して当該固定側把持アーム20とで物を把持することができる可動側把持アーム21とを有している。そして、この実施例では、柄部3のうち下記する把持用部位31に、レバー22が設けられており、レバー22と可動側把持アーム21とは操作棒23を介して連結されている。これにより、レバー22と把持用部位31とを握って、レバー22を把持用部位31側に強く押したり、その力を緩めたりたりすることで、固定側把持アーム20と可動側把持アーム21とで物を掴んだり離したりすることができる。
その一方で、絶縁ヤットコ1Cの柄部3は、図3及び図6に示されるように、把持用部位31と、基端側部位32と、把持用部位31と基端側部位32との中間に位置する把持用部位33とで構成されている。
把持用部位31は、図3(b)及び図6に示されるように、棒状部8の中心を通る軸線Cを採った場合に、この軸線C中心となるように軸線Cに沿って直線状(先端側部位の軸線上)に延びている。また、基端側部位32も、この実施例では、図3(b)及び図6に示されるように、軸線Cが中心となるように軸線Cに沿って直線状(先端側部位の軸線上)に延びている。把持用部位31が基本的に作業員の一方の手の持ち手部として機能するが、把持用部位31の長さや使用の仕方によっては、基端側部位32も把持用部位31の代わりに作業員の把持用部位として機能しうる。
これに対し、把持用部位33は、図3(b)及び図6に示されるように、把持用部位31の基端側及び基端側部位32の先端側とそれぞれ直接的に連接するために略U字状に湾曲した湾曲形状をしている。把持用部位33の湾曲の曲率は、把持用部位31を持つ手とは異なる他方の手で作業員が持つ部位として機能することが可能な数値であれば特に限定されない。
このような柄部3の構成とすることにより、図6に示されるように、作業員が、例えば左手Lで柄部3の把持用部位31を持ち、右手Rで柄部3の把持用部位33を持った場合には、把持用部位33の曲がり始め部位の上面(限界つば2側面)が左手Lの下方の支えとなり、把持用部位33の曲がり終わり部位の上面(限界つば2側面)乃至は把持用部位33と基端側部位32との境界部位が右手Rの下方の支えとなる。
そして、図6に示されるように、作業員が、例えば左手Lで柄部3の把持用部位31を持ち、右手Rで柄部3の把持用部位33を持って、把持用部位31の軸線Cを回転軸として、把持用部位33を、円を描くように回転させることで、作業員は、持ち手を替えることなく、柄部3ひいては絶縁ヤットコ1Cを回転させることが可能である。
もっとも、実施例1、2、3として説明してきたが、共用操作棒1Aの柄部3は、図5に示される形状や図6に示される形状であっても良く、ストレーリンクトング1Bの柄部3は、図4に示される形状や図6に示される形状であっても良く、絶縁ヤットコ1Cの柄部3は、図4に示される形状や図5に示される形状であっても良い。
そして、柄部3は、把持用部位31に回転部60を有する構成としても良い。把持用部位31に回転部60を有する構成について、図7に示されるように、実施例1の柄部3の構成を例示して説明する。
回転部60は、円筒の筒形状をなすと共に、柄部3の把持用部位31の一部を芯部61として回転自在に外装することで構成されている。そして、この実施例では、図7に示されるように、回転部60が把持用部位31の軸方向に沿って不用意に動かないように、把持用部位31の限界つば2側に円環状の突出部62を設けると共に、把持用部位33側に円環状の突出部63を設けている。
これにより、例えば左手Lで柄部3の把持用部位33に装着された回転部60を持った場合に、回転部60が芯部61を軸芯として回転するので、柄部3ひいては間接活線工具1(1A、1B、1C)の回転操作を円滑且つ確実に行うことが可能である。
1 間接活線工具
1A 共用操作棒
1B ストレーリンクトング
1C 絶縁ヤットコ
2 限界つば
3 柄部
31 把持用部位
32 基端側部位
33 把持用部位
34 連接部位
35 連接部位
60 回転部
61 芯部
A 軸線
A−2 軸線に対しずれた位置にある線
B 軸線
B−2 軸線に対しずれた位置にある線
C 軸線
C−2 軸線に対しずれた位置にある線

Claims (4)

  1. 作業員が持つための柄部と、作業員が作業の安全のために持つことに適さない先端側部と、前記柄部と前記先端側部との境界を定める限界つばとを備えた間接活線工具において、
    前記柄部は、前記先端側部の軸線上に位置して一方の手で持つことが可能な限界つば側の第1の把持用部位と、この第1の把持用部位の軸線に対しずれた位置にあり他方の手で持つことが可能であると共に前記第1の把持用部位の軸線を回転軸として回転させることが可能な第2の把持用部位とを含む一繋がりの棒状に形成されていることを特徴とする間接活線工具の柄部。
  2. 前記柄部は、芯部とこの芯部の外周に装着された回転部とを有し、前記回転部と前記柄部のうち前記回転部が装着された以外の部位とを持って、前記芯部を中心軸として前記回転部を回転させることができることを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具の柄部。
  3. 前記柄部は、前記第1の把持用部位と、前記第2の把持用部位と、前記第2の把持用部位に対し前記限界つば側とは反対側で且つ前記先端側部の軸線上に位置する基端側部位とを有し、
    前記第2の把持用部位は、前記第1の把持用部位及び前記基端側部位と直接又は間接的に連接していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の間接活線工具の柄部。
  4. 前記柄部は、前記第1の把持用部位と、前記第2の把持用部位と、前記第1の把持用部位と前記第2の把持用部位との間に位置する連接部位とを有し、前記第2の把持用部位は、前記連接部位を介して前記第1の把持用部位と反対側と連接していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の間接活線工具の柄部。
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