JP2016111057A - 蛍光光源用発光素子の製造方法及び蛍光光源用発光素子 - Google Patents
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Abstract
Description
このような蛍光光源装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。この蛍光光源装置は、基板の表面に、硫酸バリウム層を介してYAG焼結体よりなる蛍光部材が配置されてなる波長変換部材を備えるものである。また、この蛍光光源装置においては、蛍光部材の表面が励起光の受光面であるとともに蛍光出射面を兼ねている。
従来の表面微細加工方法としては、NIL(ナノインプリントリソグラフィ)によるパターニング、ステッパによるパターニング、アルカリエッチングによる表面粗さの増大などの方法がある。
また、ステッパによるパターニングは、焦点深度が浅く、ワークには高い平坦度が要求される。そのため、固体光源の表面加工といった用途には不向きである。
そこで、本発明は、低コストで、蛍光出射面とされる表面に高精度なフォトニック構造を形成することができる蛍光光源用発光素子の製造方法及び蛍光光源用発光素子を提供することを課題としている。
さらに、上記の蛍光光源用発光素子の製造方法において、前記干渉露光を行うステップでは、前記感光性材料層に形成される微細パターンが三方配列となるよう干渉露光を行ってもよい。すなわち、干渉縞の長手方向が60°交差するように干渉露光すれば、三方配列のモスアイ構造を得ることができる。この場合、正方配列のモスアイ構造と比較して細密構造とすることができる。
さらにまた、上記の蛍光光源用発光素子の製造方法において、前記干渉露光を行うステップでは、前記第1回目の干渉露光を行った後に、前記基板を前記所定角度回転させ、前記第2回目以降の干渉露光を行ってもよい。このように、基板を回転させることで、容易に複数回露光を実現することができる。
このように、蛍光基板上に機能材料層を設け、当該機能材料層の表面にフォトニック構造を形成する。したがって、蛍光基板自体にフォトニック構造を精度良く形成することが困難な場合であっても、表面にフォトニック構造を有する蛍光光源用発光素子を作製することができる。
このように、熱処理工程により微細パターンを整形するので、形成後の微細パターンの精度をより向上させることができる。また、この熱処理工程により、微細パターンの幅を広げ、互いに隣接する凸部の間隔を狭くすることもできる。すなわち、より密に配列されたモスアイ形状のフォトニック構造を形成することができる。
このように、ガラス転移温度を上回る温度で加熱する処理を施すことで、異方性を有する形状(例えば、楕円形状)の微細パターンを、表面張力により正円形状に自然に整形することができる。また、これにより、感光性材料層に形成された微細パターンをマスクとして用い、基板若しくは基板上に設けられた機能材料層をエッチングして除去した際に、真円形状の底面を持つ精度の良いモスアイ構造を形成することができる。
さらに、本発明に係る蛍光光源用発光素子の一態様は、上記のいずれかの製造方法により製造する。これにより、高精度な微細パターンを有する蛍光光源用発光素子とすることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の露光装置を示す概略構成図である。
図中、符号1は露光装置である。露光装置1は、光源2と、ビームエキスパンダ3と、打ち下ろしミラー4と、シャッター5と、ビーム分岐素子6と、折り返しミラー7a,7bと、集光レンズ8a,8bと、ピンホール9a,9bと、コリメートレンズ10a,10bとを備える。また、露光装置1は、ステージ11と、吸着盤12と、コントローラ20と、ステージ駆動回路21とを備える。
シャッター5は、レーザー光出射のON/OFFを切り替えるためのものであり、ミラー4とビーム分岐素子6との間に配置する。このシャッター5の開閉は、コントローラ20が制御する。
ビーム分岐素子6により生成された2本のレーザー光B1,B2は、それぞれ折り返しミラー7a,7bによって光路偏向され、集光レンズ8a,8bに入射する。
ここで、ピンホール9a,9bは、空間フィルタとして機能し、集光レンズ8a,8bまでの光路で生じたビーム波面の乱れを取り除くために用いる。また、コリメートレンズ10a,10bは、レーザー光の波面を理想的な平面波とするために用いる。
このように、ビームエキスパンダ3、打ち下ろしミラー4、シャッター5、ビーム分岐素子6、折り返しミラー7a,7b、集光レンズ8a,8b、ピンホール9a,9b及びコリメートレンズ10a,10bから構成される光学系素子によって、光源2の出力光を2分岐した光を干渉角度2θで交差させ、干渉光を発生する。この光学系素子のうち、ビーム分岐素子6からワークWまでの間の素子一式は対になるように設けられており、ビーム分岐素子6で分岐した2本のレーザー光をそれぞれワークWまで誘導、整形し、ワークW上で干渉させるようになっている。
なお、レーザー光B3,B4のビーム径(1/e2)は、ビームエキスパンダ3や集光レンズ8a,8b、コリメートレンズ10a,10bでの倍率によって任意に決めることができる。当該ビーム径の大きさは、用途に合わせて適宜設定する。
ここで、上記配向角度δは90°に限定されず、0°<δ≦90°の範囲内で任意に設定可能である。当該配向角度を変化させることで、ワークWに照射するパターンの形状を変化させることができる。
なお、2回目以降の露光を行う際には、干渉パターンを回転させてもよいし、ワークWを保持するステージ11を回転させてもよい。ステージ11を回転させる方法の方が、容易に複数回干渉露光を実現することができ好ましい。
したがって、レジストがポジ型である場合、現像後は円柱が残存したレジストパターンを得ることができる。この場合、図6に示すように、円柱状の微細パターン(ドット)P1は正方配列で配列される。
したがって、レジストがポジ型である場合、現像後は楕円柱が残存したレジストパターンを得ることができる。この場合、図8に示すように、楕円柱状の微細パターン(ドット)P1は三方配列で配列される。
このように、配向角度が60°の場合は、配向角度が90°の場合と比較してドットのピッチが狭くなる。すなわち、配向角度を変更することで、任意の面内密度を有するレジストパターンを作製することができる。
本発明者らは、上記の露光及び現像により得られたレジストパターンに熱処理を加えることで、パターン形状を真円状に整形することができることを見出した。そこで、本実施形態では、レジストパターンを、レジストのガラス転移温度を上回る温度で加熱し、レジストパターンを真円状に整形する。
ここでは、ガラス転移温度がおよそ140℃〜150℃のレジストに対し、加熱温度を200℃、加熱時間を10分として熱処理を施した。このように、ガラス転移温度を超える温度での熱処理では、レジストパターンが整形され、熱処理後のパターンP2は正円形状となった。すなわち、熱処理により楕円形状のレジストパターンを正円形状に整形することができ、三方配列で正円形状のドットパターンが得られる。
そして、このようにして得られた熱処理後のレジストをマスクとして用い、レジストに直下に位置する基板若しくは基板上に設けられた機能材料層をエッチングして除去することで、基板表面若しくは機能材料層の表面に凸状の構造体が二次元周期的に配置されたモスアイ構造を有する基板上構造体を作製することができる。上述したように、熱処理後のレジストパターンは正円に整形されているため、真円形状の底面を有する高精度なモスアイ構造を作製することが可能となる。
図11は、熱処理前のレジストパターンの一例を示す断面図である。例えば、配向角度が60°である場合、図12に示すように、レジストパターンはXY平面において三方配列で楕円形状を有する。このように、配向角度が60°である場合、熱処理前のドット(微細構造体)P1の形状は楕円柱状であり、その断面形状は図11に示すように略四角形である。
この状態から上記の熱処理を施すと、微細構造体P1は、図13に示すように、頂点から基板に近づくにつれて半径方向の幅が広がった半球形状の微細構造体P2に整形される。ここで、熱処理の加熱条件は、加熱温度を185℃、加熱時間を10分とした。このときのXY平面における微細構造体P2の形状は、図14に示すように正円となる。
このように、加熱温度を高くすると、加熱時間が同じであっても、ドット径は大きくなり、隣接する微細構造体との間隔が狭くなる。すなわち、レジストパターンにおいて隣接する微細構造体との間隔を狭くし、より密接した配置とすることができる。
このように、加熱条件を調整することで、熱処理後のドット径を調整し、微細構造体の面内密度を調整することができる。
なお、ここでは加熱温度を変化させる場合について説明したが、加熱時間を変化させることでも、同様に熱処理後のドット径を調整することができる。また、所望のドット径(面内密度)を得るための加熱条件は、レジストの材料やレジストの下にある基板の材料等に応じて適宜設定することができる。
図17は、蛍光光源用発光素子の構成例を示す図である。
蛍光光源用発光素子100は、励起光によって励起されて蛍光を出射する波長変換部材110を有する。
励起光としては、例えばレーザダイオードによる光を用いることができる。なお、励起光は蛍光体を励起することができるものであれば、LEDによる光を集光したものでもよく、更には、水銀、キセノン等が封入されたランプからの光であってもよい。ランプやLEDのように放射波長に幅を持つ光源を利用した場合には、励起光の波長は主たる放射波長となる。
ここで、フォトニック構造とは、複数の凸部が二次元的かつ周期的に配列されてなる凹凸構造(二次元周期構造)を示すものである。
ここで、蛍光部材111は、蛍光体が含有されてなるものであり、具体的には、単結晶または多結晶の蛍光体よりなるもの、または単結晶または多結晶の蛍光体とセラミックバインダーとの混合物の焼結体よりなるものである。すなわち、蛍光部材111は、単結晶または多結晶の蛍光体によって構成されたものである。
蛍光部材111を構成する蛍光体の具体例としては、YAG(Y3Al5O12)、LuAG(Lu3Al5O12)、CASN(CaAlSiN3:Eu)およびSCASN((Sr,Ca)AlSiN3:Eu)などが挙げられる。
先ず、図18(a)に示すように、表面に機能材料層40が設けられた蛍光基板30を準備する。ここで、蛍光基板30は、例えばYAG焼結体等であり、機能材料層40は、例えばジルコニア(ZrO2)等である。機能材料層40は、例えばスパッタ成膜法により基板30上に形成されている。なお、蛍光基板30及び機能材料層40の材質は適宜設定可能である。
次に、第三工程として、露光後のフォトレジスト50を現像する。これにより、例えばフォトレジスト50における干渉光の照射エリアが除去され、図18(c)に示す微細パターン51が形成される。この微細パターン51はドットパターンを有する。
次に、第五工程として、第四工程で得られた微細パターン52をマスクとして用いて、機能材料層40をエッチングする。その後、フォトレジスト50の微細パターン52を除去し、図18(e)に示す微細パターン41を得る。
なお、図18に示す例では、蛍光基板30上に設けられた機能材料層40の表面にフォトニック構造42を形成する場合について説明したが、蛍光基板30の表面にフォトレジスト50の微細パターン52を形成し、当該微細パターン52をマスクとして用いて蛍光基板30をエッチングすれば、蛍光基板30の表面にフォトニック構造42を形成することもできる。
二光束干渉露光は微細フォトマスクを用いずに微細パターン露光が可能であり、ワークに対して接触する要素がない。すなわち、NIL(ナノインプリントリソグラフィ)のようにワークとマスターモールドとの都度接触が必要な方法と比較して、歩留まりを高くすることができる。
また、ナノインプリント法では、ワークとマスターモールドとの都度接触によりマスターモールドの劣化が生じるため、マスターモールドの管理が必要となるが、二光束干渉露光では、上記のような管理を必要とすることなく品質安定性を確保することができる。さらに、二光束干渉露光では、ナノインプリント法のように消耗品である高価なマスターモールドを必要としないため、その分のコストを削減することができる。
アルカリエッチングによる加工方法は、LED(GaNやAlNなどの単結晶)に対しては有効であり、一般に実施されている。これらLEDを構成する半導体材層は、エピタキシャル成長法等により成長された膜であり、結晶軸のそろった結晶性の高い層である。ゆえに、アルカリにさらされると特定の結晶面の表面エネルギーが小さいことに起因して化学的なエッチングレートの低い面が保存されるため、自発的にモスアイ構造を形成することが可能である。
また、現像工程を行って得られた微細パターンに対して熱処理を行い、当該微細パターンを整形すれば、レジストパターンの精度をより向上させることができる。このとき、熱処理として、ガラス転移温度を上回る温度で加熱する処理を行うことで、異方性を有する微細パターンを、表面張力により等方性を有する微細パターンに自然に整形することができる。
したがって、上記のフォトレジストを用いてエッチング加工を施すことにより、微細な凸部が2次元周期的に配列され、制御されたモスアイ形状を有するフォトニック構造体を得ることができる。
また、本実施形態では、上記の干渉露光工程において、配向角度を調整することで、レジストパターンの配列を変更することができる。さらに、上記の熱処理工程において、加熱条件を調整することで、レジストパターンの形状を変更することができる。したがって、任意の配列、任意の面内密度を有するモスアイ構造を作製することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態において、折り返しミラー7a,7bが固定ミラーであったのに対し、角度可変ミラーとしたものである。
図20は、第2の実施形態の露光装置を示す概略構成図である。
この露光装置1は、図1の露光装置1において折り返しミラー7a,7bを角度可変ミラー17a,17bとしたことを除いては、図1に示す露光装置1と同様の構成を有する。したがって、ここでは図1と同一構成を有する部分には同一符号を付し、構成の異なる部分を中心に説明する。
図21は、角度可変ミラー17a及び17bの機構を示す図である。角度可変ミラー17aと17bとは同一構成を有するため、ここでは角度可変見ミラー17aの機構についてのみ図示している。
この干渉角度θは、駆動部(アクチュエータ)22を用いて調整する。駆動部22は、ミラー反射ビームB5のなす直線上に配置されたフレームに作用し、干渉角度θを調整する。なお、駆動部22は、T字フレームTに作用して干渉角度θを調整する構成であってもよい。
このように、本実施形態の露光装置は、ビーム分岐素子6で2以上に分岐した光が所望の角度で交差するように、分岐したそれぞれの光を基板へ向けて偏向する角度可変ミラー17a,17bを備えるので、基板に形成されるストライプ状の干渉パターンのピッチを自在に変更することができる。すなわち、複数回露光によって得られるレジストパターンのピッチ(面内密度)を自在に変更することができる。
なお、上記実施形態においては、二光束干渉露光について説明したが、ビームを2以上に分岐させ、それらを一度に基板へと照射する、所謂多光束干渉露光を採用してもよい。ビームの分岐手段には、例えば、レーザーを複数のビームに分岐させる回折光学素子を用いてもよい。多光束干渉露光で、例えば、2つのビームの干渉パターンを90°回転させて重畳させる方法と同様の結果を得るためには、図22に示すように、ビームを4分岐させて、分岐ビームと基板の法線がなす4つの面が90°ずつ配向し、かつ、基板に入射する際に向かい合う2つの分岐ビームがなす角度が所定の干渉角度となるように、光学部品を配置すればよい。
上記実施形態においては、二光束干渉露光を用いた表面微細加工方法により蛍光光源用発光素子を作製する場合について説明したが、蛍光基板上に機能材料層を設けた場合には、露光方法は二光束干渉露光に限定されない。すなわち、蛍光基板上に、機能材料層として加工容易性を有するジルコニア(ZrO2)等からなる層を設けることで、二光束干渉露光以外の露光方法であっても、適切に所期のフォトニック構造を形成することができる。
Claims (11)
- 励起光によって励起される蛍光体が含有された蛍光基板の表面、若しくは当該蛍光基板上に設けられた機能材料層の表面にフォトニック構造を有する蛍光光源用発光素子の製造方法であって、
前記蛍光基板の表面若しくは前記機能材料層の表面に感光性材料層を形成するステップと、
コヒーレント光源の出力光を2以上に分岐した光を所定の干渉角度で交差させて、干渉縞の長手方向が所定の角度で交差する干渉光を発生し、当該干渉光を用いて、前記感光性材料層の干渉露光を行うステップと、
前記干渉露光後の感光性材料層における前記干渉光の照射エリア若しくは非照射エリアを除去して、前記感光性材料層に微細パターンを形成するステップと、
前記感光性材料層の微細パターンを用いて、前記蛍光基板若しくは前記機能材料層をエッチングして前記フォトニック構造を得るステップと、を含むことを特徴とする蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 前記干渉露光を行うステップでは、
前記感光性材料層に形成される微細パターンが正方配列となるよう干渉露光を行うことを特徴とする請求項1に記載の蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 前記干渉露光を行うステップでは、
前記感光性材料層に形成される微細パターンが三方配列となるよう干渉露光を行うことを特徴とする請求項1に記載の蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 前記干渉露光を行うステップは、前記感光性材料層に対して複数回の干渉露光を行うステップであって、
第2回目以降の干渉露光における干渉縞の長手方向を、第1回目の干渉露光における干渉縞の長手方向と所定角度で交差させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 前記干渉露光を行うステップでは、
前記第1回目の干渉露光を行った後に、前記基板を前記所定角度回転させ、前記第2回目以降の干渉露光を行うことを特徴とする請求項4に記載の蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 励起光によって励起される蛍光体が含有された蛍光基板の表面、若しくは当該蛍光基板上に設けられた機能材料層の表面にフォトニック構造を有する蛍光光源用発光素子の製造方法であって、
前記蛍光基板の表面若しくは前記機能材料層の表面に感光性材料層を形成するステップと、
前記感光性材料層を露光するステップと、
前記露光後の感光性材料層における前記露光光の照射エリア若しくは非照射エリアを除去して、前記感光性材料層に微細パターンを形成するステップと、
前記感光性材料層の微細パターンを用いて、前記機能材料層をエッチングして、当該機能材料層の表面に前記フォトニック構造を得るステップと、を含むことを特徴とする蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 前記エッチングを行う前に、前記感光性材料層に形成された微細パターンに対して熱処理を行い、当該微細パターンを整形するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の蛍光光源用発光素子の製造方法。
- 前記感光性材料層は、ガラス転移点を有する材料から構成されており、
前記微細パターンを整形するステップでは、前記熱処理として、ガラス転移温度を上回る温度で前記感光性材料層に形成された微細パターンを加熱する処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 励起光によって励起される蛍光体が含有された蛍光基板の表面、若しくは当該蛍光基板上に設けられた機能材料層の表面にフォトニック構造を有する蛍光光源用発光素子の製造方法であって、
コヒーレント光源の出力光を2以上に分岐した光を所定の干渉角度で交差させて、干渉縞の長手方向が所定の角度で交差する干渉光を発生し、当該干渉光を用いて前記蛍光基板若しくは前記機能材料層を干渉露光し、前記蛍光基板若しくは前記機能材料層の一部を除去して前記フォトニック構造を得るステップを含むことを特徴とする蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 励起光によって励起される蛍光体が含有された蛍光基板の表面にフォトニック構造を有する蛍光光源用発光素子の製造方法であって、
前記蛍光基板の表面に微細パターン構成層を形成するステップと、
前記微細パターン構成層に微細パターンを形成するステップと、
前記微細パターンに対して熱処理を行い、当該微細パターンを整形するステップと、
前記微細パターンを用いて、前記蛍光基板をエッチングして、当該蛍光基板の表面に前記フォトニック構造を得るステップと、を含むことを特徴とする蛍光光源用発光素子の製造方法。 - 前記請求項1〜10のいずれか1項に記載の製造方法により製造されたことを特徴とする蛍光光源用発光素子。
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