JP2016108955A - シリンダ回転型圧縮機 - Google Patents

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善則 村瀬
小川 博史
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博史 小川
卓也 石川
Takuya Ishikawa
卓也 石川
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Abstract

【課題】シリンダ回転型圧縮機のエネルギ損失の増加を抑制する。【解決手段】シリンダ21の中心軸C1に対して偏心回転するロータ22の内部に、シャフト24に形成されたシャフト側吸入通路24bから流出した冷媒(圧縮対象流体)を圧縮室V側へ導くロータ側吸入通路22bを形成する。さらに、ロータ22の外周面に、ロータ側吸入通路22bから流出した冷媒を、ロータ側吸入通路22bの出口側から吸入行程となった圧縮室V側へ導く周方向吸入通路22cを形成する。これにより、吸入行程となった圧縮室Vへ速やかに冷媒を流入させて、圧縮室V内の圧力低下を抑制する。【選択図】図3

Description

本発明は、内部に圧縮室を形成するシリンダを回転させるシリンダ回転型圧縮機に関する。
従来、内部に圧縮室を形成するシリンダを回転させることによって、圧縮室の容積を変化させて、流体を圧縮して吐出するシリンダ回転型圧縮機が知られている。
例えば、特許文献1には、電動機部(電動モータ部)の回転子と一体的に構成された円筒状のシリンダと、シリンダの内部に配置された円柱状部材からなるロータと、ロータに形成された溝部に摺動可能に嵌め込まれて圧縮室を仕切るベーンと、を備えるシリンダ回転型圧縮機が開示されている。
この種のシリンダ回転型圧縮機では、シリンダおよびロータを異なる回転軸で連動回転させることによってベーンを変位させて、圧縮室の容積を変化させている。さらに、特許文献1のシリンダ回転型圧縮機では、電動モータ部の内周側に圧縮機構部を配置することによって、圧縮機全体としての小型化を図っている。
特開2012−67735号公報
ところで、特許文献1のシリンダ回転型圧縮機では、シリンダの軸方向一端側を閉塞するサイドプレートに、外部から吸入した圧縮対象流体を圧縮室へ導く吸入通路の一部を形成している。しかしながら、サイドプレートはシリンダとともに回転するので、サイドプレートに吸入通路の一部を形成すると、吸入通路の通路構成やシール構造の複雑化を招きやすい。
これに対して、本発明者らは、先に、特願2013−119924号(以下、先願例という。)にて、ロータを回転可能に支持するシャフト、およびロータの内部に吸入通路を形成して、圧縮対象流体を圧縮室へ導くシリンダ回転型圧縮機を提案している。これによれば、吸入通路の通路構成やシール構造の複雑化を招くことなく、圧縮対象流体を圧縮室内へ導くことができる。
ところが、本発明者らがシリンダ回転型圧縮機の性能向上についての検討を進めたところ、先願例のシリンダ回転型圧縮機では、吸入行程(容積を増加させる行程)となった直後の圧縮室を吸入通路に連通させることができず、吸入行程となった直後の圧縮室内の流体圧力が低下していることが判った。このような圧力低下は、圧縮機を駆動するために消費される動力の増加を招き、圧縮機のエネルギ損失を増加させてしまう。
本発明は、上記点に鑑み、シリンダ回転型圧縮機のエネルギ損失の増加を抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出されたもので、請求項1に記載の発明では、中心軸(C1)周りに回転する円筒状のシリンダ(21)と、シリンダ(21)の内部に配置されて、シリンダ(21)の中心軸(C1)に対して偏心した偏心軸(C2)周りに回転する円柱状のロータ(22)と、ロータ(22)を回転可能に支持するシャフト(24)と、ロータ(22)に形成された溝部(22a、22d)に摺動可能に嵌め込まれて、ロータ(22)の外周面とシリンダ(21)の内周面との間に形成される圧縮室(V)を仕切るベーン(23、23b)と、を備え、
シャフト(24)の内部には、外部から流入した圧縮対象流体を流通させるシャフト側吸入通路(24b)が形成され、ロータ(22)の内部には、シャフト側吸入通路(24b)から流出した圧縮対象流体を、圧縮室(V)側へ導くロータ側吸入通路(22b)が形成され、
さらに、ロータ(22)およびシリンダ(21)の少なくとも一方には、ロータ側吸入通路(22b)から流出した圧縮対象流体を、ロータ側吸入通路(22b)の出口側から吸入行程となった圧縮室(V)側へ導く、周方向吸入通路(21a、22c)が形成されているシリンダ回転型圧縮機を特徴としている。
これによれば、周方向吸入通路(21a、22c)が形成されているので、吸入行程となった圧縮室(V)へ速やかに圧縮対象流体を流入させることができる。従って、吸入行程となった直後の圧縮室(V)内に圧力低下が生じてしまうことを抑制し、シリンダ回転型圧縮機のエネルギ損失の増加を抑制することができる。
なお、本請求項における「吸入行程となった圧縮室(V)」とは、容積を拡大させる行程となった圧縮室(V)を意味しており、吸入行程となっていれば容積が0となっている圧縮室(V)も含む意味である。
また、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の圧縮機の軸方向断面図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である 第1実施形態のロータの外観斜視図である。 第1実施形態の圧縮機の作動状態を説明するための説明図である。 第1実施形態の圧縮機の回転角に対する圧縮室の容積の変化を示すグラフである。 第1実施形態の圧縮機の回転角に対する圧縮室内の冷媒圧力の変化を示すグラフである。 比較用の圧縮機の作動状態を説明するための説明図である。 比較用の圧縮機の回転角に対する圧縮室内の冷媒圧力の変化を示すグラフである。 第2実施形態の圧縮機の軸方向垂直断面図である。 第3実施形態の圧縮機の軸方向垂直断面図である。 第3実施形態の圧縮機の作動状態を説明するための説明図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図9を用いて、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態のシリンダ回転型圧縮機1(以下、単に圧縮機1と記載する。)は、車両用空調装置にて車室内へ送風される送風空気を冷却する蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置に適用されており、この冷凍サイクル装置において圧縮対象流体である冷媒を圧縮して吐出する機能を果たす。
圧縮機1は、図1に示すように、その外殻を形成するハウジング10の内部に、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部20、および圧縮機構部20を駆動する電動機部(電動モータ部)30を収容した電動圧縮機として構成されている。
まず、ハウジング10は、複数の金属製部材を組み合わせることによって構成されており、内部に略円柱状の空間を形成する密閉容器構造のものである。
より具体的には、ハウジング10は、図1に示すように、有底円筒状(カップ状)のメインハウジング11、メインハウジング11の開口部を閉塞するように配置された有底円筒状のサブハウジング12、およびサブハウジング12の開口部を閉塞するように配置された円板状の蓋部材13を組み合わせることによって構成されている。
なお、メインハウジング11、サブハウジング12、および蓋部材13の当接部には、Oリング等からなる図示しないシール部材が介在されており、各当接部から冷媒が漏れることはない。
メインハウジング11の筒状側面には、圧縮機構部20にて昇圧された高圧冷媒をハウジング10の外部(具体的には、冷凍サイクル装置の凝縮器の冷媒入口側)へ吐出する吐出ポート11aが形成されている。サブハウジング12の筒状側面には、ハウジング10の外部から低圧冷媒(具体的には、冷凍サイクル装置の蒸発器から流出した低圧冷媒)を吸入する吸入ポート12aが形成されている。
サブハウジング12と蓋部材13との間には、吸入ポート12aから吸入された低圧冷媒を、圧縮機構部20の圧縮室Vへ導くためのハウジング側吸入通路13aが形成されている。さらに、蓋部材13のサブハウジング12側の面と反対側の面には、電動機部30へ電力を供給する駆動回路(インバータ)30aが取り付けられている。
次に、電動機部30は、固定子としてのステータ31を有している。ステータ31は、金属磁性材料で形成されたステータコア31a、およびステータコア31aに巻き付けられたステータコイル31bによって構成されており、メインハウジング11の筒状側面の内周面に圧入などの手段によって固定されている。
そして、駆動回路30aから、密封端子(ハーメチックシール端子)30bを介して、ステータコイル31bに電力が供給されると、ステータ31の内周側に配置されたシリンダ21を回転させる回転磁界が発生する。シリンダ21は、円筒状の金属磁性材料で形成されており、後述するように、圧縮機構部20の圧縮室を形成するものである。
さらに、このシリンダ21には、図2、図3の断面図に示すように、マグネット(永久磁石)32が固定されている。これにより、シリンダ21は、電動機部30の回転子としての機能を兼ね備える。そして、シリンダ21は、ステータ31が生じる回転磁界によって中心軸C1周りに回転する。
つまり、本実施形態の圧縮機1では、電動機部30の回転子と圧縮機構部20のシリンダ21が一体的に構成されている。もちろん、電動機部30の回転子と圧縮機構部20のシリンダ21とを別部材で構成し、圧入等の手段によって一体化させてもよい。
次に、圧縮機構部20について説明する。圧縮機構部20は、シリンダ21、ロータ22、ベーン23、並びに、シャフト24等を有して構成されている。シリンダ21は、内部に圧縮室Vを形成する円筒状部材であり、前述の如く、電動機部30の回転子としての機能を兼ね備えており、中心軸C1周りに回転する。
シリンダ21の軸方向両端部には、シリンダ21の開口端部を閉塞する閉塞用部材である第1、第2サイドプレート25a、25bが固定されている。従って、第1、第2サイドプレート25a、25bは、シリンダ21とともに回転する。なお、本実施形態では、サブハウジング12側に配置される閉塞部材を第1サイドプレート25aとし、メインハウジング11の底面側に配置される閉塞部材を第2サイドプレート25bとする。
第1、第2サイドプレート25a、25bは、シリンダ21の回転軸に略垂直な方向へ広がる円板状部、および円板状部の中心部に配置されて軸方向に突出するボス部を有している。さらに、ボス部には、第1、第2サイドプレート25a、25bの表裏を貫通する貫通穴が形成されている。
これらの貫通穴には、それぞれ図示しない軸受け機構が配置されており、この軸受け機構にシャフト24が挿入されていることによって、シリンダ21がシャフト24に対して回転可能に支持されている。また、シャフト24の両端部は、それぞれハウジング10(具体的には、メインハウジング11およびサブハウジング12)に固定されている。従って、シャフト24がハウジング10に対して回転することはない。
シャフト24は、シリンダ21(具体的には、シリンダ21に固定された第1、第2サイドプレート25a、25b)、およびロータ22を回転自在に支持する略円筒状部材である。
シャフト24の軸方向中央部には、サブハウジング12側の端部よりも外径寸法の小さい小径部が設けられている。この小径部は、シリンダ21の中心軸C1に対して偏心した偏心部24cを構成している。そして、小径部には、図示しない軸受け機構を介して、ロータ22が回転自在に支持されている。このため、ロータ22が回転する際には、シリンダ21の中心軸C1に対して偏心した偏心軸C2周りに回転する。
さらに、シャフト24の内部には、図1に示すように、ハウジング側吸入通路13aに連通して、外部から流入した低圧冷媒を圧縮室V側へ導くためのシャフト側吸入通路24b、並びに、図1、図3に示すように、径方向に延びてシャフト側吸入通路24bと圧縮室Vとを連通させるための複数(本実施形態では4つ)のシャフト側吸入穴24aが形成されている。
ロータ22は、シリンダ21の内部に配置されてシリンダ21の中心軸方向に延びる中空の円柱状部材(円筒状部材)である。ロータ22の軸方向長さは、図1に示すように、シャフト24の偏心部24cの軸方向長さ、およびシリンダ21の内部に形成される円柱状空間の軸方向長さと略同等の寸法に形成されている。
さらに、ロータ22の外径寸法は、シリンダ21の内部に形成される円柱状空間の内径寸法よりも小さく形成されている。より詳細には、ロータ22の外径寸法は、後述する図5に示すように、シリンダ21の中心軸C1の方向から見たときに、ロータ22の外周面とシリンダ21の内周面が1箇所の接触点C3で接触するように設定されている。
ロータ22と第1、第2サイドプレート25a、25bとの間には、シリンダ21とともに回転する第1、第2サイドプレート25a、25bからロータ22へ回転駆動力を伝達する動力伝達手段が設けられている。
より詳細には、ロータ22と第1サイドプレート25aとの間に設けられる動力伝達手段は、図2に示すように、ロータ22の第1サイドプレート25a側の面に形成された複数(本実施形態では、3つ)の円形状の穴部221、および第1サイドプレート25aに固定された複数(本実施形態では、3つ)の駆動ピン251によって構成されている。
これらの複数の駆動ピン251は、穴部221よりも小径に形成されており、ロータ22側へ向かって軸方向に突出して、それぞれ穴部221に嵌め込まれている。このため、駆動ピン251および穴部221は、いわゆるピン−ホール式の自転防止機構と同等の機構を構成している。ロータ22と第2サイドプレート25bとの間に設けられる動力伝達手段についても同様である。
本実施形態の動力伝達手段によれば、シリンダ21が中心軸C1周りに回転すると、各駆動ピン251とシャフト24の偏心部24cとの相対位置(相対距離)が変化する。この相対位置(相対距離)の変化によって、ロータ22の穴部221の側壁面が駆動ピン251から回転方向の荷重を受ける。その結果、ロータ22は、シリンダ21の回転に同期して偏心軸C2周りに回転する。
ここで、本実施形態の動力伝達手段では、複数の駆動ピン251および穴部221によって、順次、ロータ22へ動力を伝達している。従って、複数の駆動ピン251および穴部221は、偏心軸C2周りに等角度間隔に配置されていることが望ましい。さらに、穴部221の側壁面の摩耗を抑制するために、穴部221の側壁面に摩耗抑制用のリング部材等を配置してもよい。
また、ロータ22の外周面には、図2、図3に示すように、軸方向の全域に亘って内周側へ凹んだ溝部22aが形成されており、この溝部22aには、後述するベーン23が摺動可能に嵌め込まれている。より詳細には、本実施形態の溝部22aは、偏心軸C2の軸方向から見たときに、ベーン23の摺動する面(ベーン23との摩擦面)が、ロータ22の径方向と平行に形成されている。
ロータ22の軸方向中央部の内部には、図3に示すように、径方向に延びて、ロータ22の内周側と外周側とを連通させるロータ側吸入通路22bが形成されている。このロータ側吸入通路22bは、シャフト24に設けられたシャフト側吸入穴24aから流出した低圧冷媒を流通させて、圧縮室V側へ導く冷媒通路である。
さらに、図3から明らかなように、ロータ側吸入通路22bの冷媒出口は、溝部22aに対して回転方向後方側のロータ22の外周面に開口している。換言すると、ロータ側吸入通路22bの冷媒出口は、ロータ22の外周面のうち、溝部22aの回転方向前方側の壁面よりも後方側の壁面の近くに開口している。
ロータ22の外周面には、ロータ22の外周面に形成されたロータ側吸入通路22bの出口側から溝部22a側へ向かって冷媒を導く周方向吸入通路22cが形成されている。より具体的には、この周方向吸入通路22cは、図4に示すように、ロータ22の外周面の軸方向中央部を周方向(回転方向)に切り欠く(削り落とす)ことによって形成されている。
なお、図4は、ロータ22の外観斜視図であり、この図4では、ロータ22の下方側が、第1サイドプレート25aの配置される側となる。
ベーン23は、板状部材で形成されており、その軸方向長さは、ロータ22の軸方向長さと略同等の寸法に形成されている。さらに、ベーン23の外周側端部にはヒンジ部23aが形成されている。ヒンジ部23aは、シリンダ21の内周面に形成された溝部に、周方向に揺動自在に支持されている。このため、ベーン23がシリンダ21から離れることはない。
従って、本実施形態の圧縮機構部20では、シリンダ21の内壁面、ロータ22の外周面、およびベーン23の板面に囲まれた空間によって、圧縮室Vが形成される。つまり、シリンダ21の内周面とロータ22の外周面との間に形成される圧縮室Vは、ベーン23によって仕切られる。
そして、サブハウジング12に形成された吸入ポート12aから吸入された低圧冷媒は、ハウジング側吸入通路13a→シャフト側吸入通路24b(→シャフト側吸入穴24a)→ロータ側吸入通路22b(→周方向吸入通路22c)の順に流れて圧縮室Vへ吸入される。
圧縮室Vにて圧縮された高圧冷媒は、第2サイドプレート25bに形成された吐出穴252からハウジング10の内部空間へ流出し、メインハウジング11に形成された吐出ポート11aから吐出される。この吐出穴252は、所定の位置に変位した圧縮室Vと連通するように形成されている。
さらに、第2サイドプレート25bには、吐出穴252からハウジング10の内部空間へ流出した冷媒が、吐出穴252を介して圧縮室Vへ逆流してしまうことを抑制する吐出弁が配置されている。
次に、図5を用いて、本実施形態の圧縮機1の作動について説明する。図5は、圧縮機1の作動状態を説明するために、シリンダ21の回転に伴う圧縮室Vの変化を連続的に示した説明図である。さらに、図5の各回転角θに対応する断面図では、図3と同等の断面図におけるシリンダ21、ロータ22、およびベーン23等を模式的に示している。
また、図5では、図示の明確化のため、シリンダ21の回転角θ=0に対応する断面図に各構成部材の符号を付している。また、図5では、説明の明確化のため、吸入行程(容積を拡大させる行程)となっている圧縮室VをVsの符号で示し、圧縮行程(容積を縮小させる行程)となっている圧縮室VをVdの符号で示している。
まず、回転角θが0°となっている際には、接触点C3とベーン23のヒンジ部23aが重なっている。この状態では、ベーン23の殆どがロータ22の溝部22a内に収容されている。さらに、ベーン23の回転方向前方側に最大容積の吸入行程の圧縮室Vsが形成され、ベーン23の回転方向後方側に最小容積(すなわち、容積が0)の吸入行程の圧縮室Vsが形成されている。
回転角θが0°から増加するに伴って、図5の回転角θ=30°〜330°に示すように、シリンダ21、ロータ22、およびベーン23が変位して、ベーン23の回転方向後方側に形成される吸入行程の圧縮室Vsの容積が増加する。これにより、シャフト側吸入通路24bから流出した低圧冷媒が、ロータ側吸入通路22bおよび周方向吸入通路22cを介して、吸入行程の圧縮室Vs内へ流入する。
回転角θが360°に達すると(すなわち、回転角θ=0°に戻ると)、ベーン23の回転方向前方側の吸入行程の圧縮室Vsが最大容積となる。さらに、回転角θが360°から増加すると、回転角θ=0°〜360°で容積を増加させた吸入行程の圧縮室Vsとロータ側吸入通路22bとの連通、並びに、吸入行程の圧縮室Vsと周方向吸入通路22cとの連通が遮断される。これにより、ベーン23の回転方向前方側に、圧縮行程の圧縮室Vdが形成される。
回転角θが360°から増加するに伴って、図5の回転角θ=390°〜690°に点ハッチングで示すように、ベーン23の回転方向前方側に形成された圧縮行程の圧縮室Vdの容積が縮小する。
そして、圧縮行程の圧縮室Vd内の冷媒圧力が第2サイドプレート25bに配置された吐出弁の開弁圧を超えると、吐出弁が開き、圧縮行程の圧縮室Vd内の冷媒がハウジング10の内部空間へ流出する。ハウジング10の内部空間へ流出した高圧冷媒は、ハウジング10の吐出ポート11aから吐出される。
従って、本実施形態の圧縮機1では、回転角θの増加に伴って、図6に示すように、圧縮室Vの容積が変化する。そして、図7に示すように、吸入行程では、圧縮室V内の冷媒圧力がサイクルの低圧側冷媒圧力と同等の圧力となり、圧縮行程では、圧縮室V内の冷媒圧力がサイクルの高圧側冷媒圧力と同等の圧力となるまで上昇させることができる。
ここで、上記の説明では、圧縮機1の作動態様の明確化のため、回転角θが0°から720°まで変化する間の圧縮室Vの変化を説明したが、実際には、回転角θが0°から360°まで変化する際に説明した冷媒の吸入行程と、回転角θが360°から720°まで変化する際に説明した冷媒の圧縮行程は、シリンダが1回転する際に同時に行われる。
以上の如く、本実施形態の圧縮機1は、冷凍サイクルにおいて、冷媒(圧縮対象流体)を吸入し、圧縮して吐出することができる。さらに、本実施形態の圧縮機1によれば、電動機部30の内周側に圧縮機構部20が配置されているので、圧縮機1全体としての小型化を図ることができる。
また、本実施形態の圧縮機1によれば、ロータ22の外周面に周方向吸入通路22cが形成されているので、圧縮機1のエネルギ損失の増加を抑制することができる。
このことを、図8、図9を用いて詳細に説明する。図8は、本実施形態の圧縮機1に対して、周方向吸入通路22cが形成されていない比較用圧縮機における、圧縮室Vの変化を示した説明図である。より詳細には、図8には、図5の回転角θ=0°およびθ=30°に対応する図面が示されている。
この比較用圧縮機においても、回転角θが0°となっている際には、接触点C3とベーン23のヒンジ部23aが重なっており、ベーン23の回転方向後方側に、最小容積(すなわち、容積が0)の吸入行程の圧縮室Vsが形成される。さらに、回転角θが0°から増加するに伴って、図8の回転角θ=30°に示すように、ベーン23の回転方向後方側に形成される吸入行程の圧縮室Vsの容積が増加する。
ところが、比較用圧縮機では、周方向吸入通路22cが形成されていないので、回転角θが30°程度に増加するまで、ロータ側吸入通路22bと吸入行程の圧縮室Vが連通しない。このため、図9に示すように、比較用圧縮機の吸入行程では、回転角θが30°程度に増加するまで、圧縮室V内の冷媒圧力が低下してしまう。このような圧力低下は、圧縮機のエネルギ損失を増加させてしまう原因となる。
これに対して、本実施形態の圧縮機1では、周方向吸入通路22cが形成されているので、吸入行程となった圧縮室Vへ速やかに圧縮対象流体を流入させることができる。従って、吸入行程となった直後の圧縮室V内に圧力低下が生じてしまうことを抑制し、シリンダ回転型圧縮機のエネルギ損失の増加を抑制することができる。
また、本実施形態の圧縮機1では、ロータ22の外周面を切り欠くことによって周方向吸入通路22cを形成しているので、極めて容易に周方向吸入通路22cを形成することができる。なお、周方向吸入通路22cは、ロータ側吸入通路22bの出口側から、加工可能な範囲で、回転後方に向かって、溝部22aに極力近い位置まで形成されていることが望ましい。
(第2実施形態)
本実施形態では、図10に示すように、第1実施形態に対して、周方向吸入通路21aを変更した例を説明する。
具体的には、本実施形態では、ロータ22に形成された周方向吸入通路22cを廃止して、シリンダ21の内周面の軸方向中央部を周方向(回転方向)に切り欠く(削り落とす)ことによって、周方向吸入通路21aを形成している。なお、図10は、第1実施形態の図3に対応する図面であって、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。このことは、以下の図面でも同様である。
さらに、周方向吸入通路21aは、径方向から見たときに、第1実施形態の周方向吸入通路22cと重合する範囲に形成されている。その他の構成および作動は、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態のように、シリンダ21側に周方向吸入通路21aを形成した圧縮機1であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図11の断面図に示すように、第1実施形態に対して、ロータ22に形成された溝部22dおよびロータ側吸入通路22b、並びに、ベーン23bを変更した例を説明する。
具体的には、本実施形態の溝部22dは、偏心軸C2の軸方向から見たときに、ベーン23bの摺動する面(ベーン23との摩擦面)が、ロータ22の径方向に対して傾斜している。より詳細には、溝部22dは、ベーン23bの摺動する面が、内周側から外周側へ向かって回転方向へ傾斜している。このため、溝部22dに嵌め込まれたベーン23bも、ロータ22の径方向に対して傾斜した方向に変位する。
さらに、ロータ側吸入通路22bも、偏心軸C2の軸方向から見たときに、溝部22dと同様に、ロータ22の径方向に対して傾斜している。また、本実施形態のベーン23bには、第1実施形態のヒンジ部23aに対応する構成が形成されていない。このため、ベーン23bは、外周側先端部がシリンダ21の内周面に対して摺動可能に配置されている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
次に、図12を用いて、本実施形態の圧縮機1の作動について説明する。図12は、第1実施形態の図5に対応する図面であって、回転角θが0°(360°)、90°(450°)、180°(540°)、270°(630°)となった際の状態を図示している。
まず、回転角θが0°になっている際には、接触点C3とベーン23bの外周側先端部が重なっている。この状態では、ベーン23bの殆どがロータ22の溝部22d内に収容されている。さらに、第1実施形態と同様に、ベーン23bの回転方向前方側に最大容積の吸入行程の圧縮室Vsが形成され、ベーン23の回転方向後方側に最小容積(すなわち、容積が0)の吸入行程の圧縮室Vsが形成されている。
回転角θが0°から増加するに伴って、図12の回転角θ=90°〜270°に示すように、シリンダ21、ロータ22、およびベーン23bが変位して、ベーン23の回転方向後方側に形成される吸入行程の圧縮室Vsの容積が増加する。そして、シャフト側吸入通路24bから流出した低圧冷媒が、ロータ側吸入通路22bおよび周方向吸入通路22cを介して、吸入行程の圧縮室Vs内へ流入する。
この際、ベーン23bには、ロータ22の回転に伴う遠心力が作用するので、ベーン23bの外周側先端部がシリンダ21の内周面に押しつけられる。これにより、シリンダ21の内周面とロータ22の外周面との間に形成される圧縮室V(Vs、Vd)が、ベーン23bによって仕切られる。
回転角θが360°に達すると(すなわち、回転角θ=0°に戻ると)、ベーン23の回転方向前方側の吸入行程の圧縮室Vsが最大容積となる。さらに、回転角θが360°から増加すると、回転角θ=0°〜360°で容積を増加させた吸入行程の圧縮室Vsとロータ側吸入通路22bとの連通、並びに、吸入行程の圧縮室Vsと周方向吸入通路22cとの連通が遮断される。これにより、ベーン23の回転方向前方側に、圧縮行程の圧縮室Vdが形成される。
さらに、回転角θが360°から増加するに伴って、図12の回転角θ=450°〜630°に点ハッチングで示すように、ベーン23bの回転方向前方側に形成された圧縮行程の圧縮室Vdの容積が縮小する。そして、第1実施形態と同様に、圧縮行程の圧縮室Vdにて圧縮された高圧冷媒が、ハウジング10の吐出ポート11aから吐出される。
以上の如く、本実施形態の圧縮機1によれば、冷媒(流体)を吸入し、圧縮して吐出することができる。さらに、本実施形態の圧縮機1によれば、周方向吸入通路22cが形成されているので、第1実施形態と同様に、シリンダ回転型圧縮機のエネルギ損失の増加を抑制することができる。
また、本実施形態の圧縮機1では、ベーン23bの外周側先端部をシリンダ21の内周面に摺動させる構成となっている。これによれば、ベーン23のヒンジ部23aをシリンダ21の溝部に揺動可能に支持する構成のように、ベーン23とシリンダ21との焼き付き等が生じてしまうおそれがない。従って、圧縮機1全体としての信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の圧縮機1では、偏心軸C2の軸方向から見たときに、溝部22dのうちベーン23bの摺動する面が、ロータ22の径方向に対して傾斜している。これによれば、ベーン23bの摺動する面が径方向と平行に形成されている場合に対して、ベーン23bのストローク量(可動範囲)を拡大することができる。従って、圧縮機1の圧縮比を高くすることができる。
ところが、本実施形態のように、溝部22dのうちベーン23bの摺動する面が、ロータ22の径方向に対して傾斜していると、ロータ側吸入通路22bの出口と、最小容積の吸入行程の圧縮室Vとの距離が離れてしまいやすい。そのため、本実施形態の圧縮機1では、第1実施形態の図8および図9で説明した、吸入行程の圧縮室Vの圧力低下が生じやすい。
従って、本実施形態の圧縮機1において、周方向吸入通路22cを形成することは、シリンダ回転型圧縮機のエネルギ損失の増加を抑制するために極めて有効である。さらに、本実施形態では、ロータ側吸入通路22bについても、溝部22dと同様に、ロータ22の径方向に対して傾斜させているので、ロータ側吸入通路22bの出口と、最小容積の吸入行程の圧縮室Vとを近づけることができる。その結果、より一層速やかに、吸入行程となった圧縮室Vへ冷媒を流入させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態では、本発明に係るシリンダ回転型圧縮機1を車両用空調装置の冷凍サイクル装置に適用した例を説明したが、本発明に係るシリンダ回転型圧縮機1の適用はこれに限定されない。つまり、本発明に係るシリンダ回転型圧縮機1は、種々の流体を圧縮する圧縮機として幅広い用途に適用可能である。
上述の実施形態では、シリンダ回転型圧縮機1の動力伝達手段として、ピン−ホール式の自転防止機構と同様の構成のものを採用した例を説明したが、動力伝達手段はこれに限定されない。例えば、オルダムリング式の自転防止機構と同様の構成のもの等を採用してもよい。
上述の実施形態では、ロータ22の外周面あるいはシリンダ21の内周面を切り欠くことによって、周方向吸入通路21a、22cを形成した例を説明したが、周方向吸入通路21a、22cは、これに限定されない。例えば、ロータ22、シリンダ21の内部に穴開け加工を施し、この穴によって周方向吸入通路を形成してもよい。
上述の実施形態では、1枚のベーン23、23bを備えるシリンダ回転型圧縮機1について説明したが、複数のベーン23、23bを備えるシリンダ回転型圧縮機1であってもよい。この場合は、複数の圧縮室Vが形成されるので、それぞれの圧縮室Vに速やかに圧縮対象流体を導くための複数の周方向吸入通路21a、22cを形成すればよい。
また、上記各実施形態に開示された手段は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態で説明した周方向吸入通路21aを、第3実施形態の圧縮機1に適用してもよい。さらに、第1、第3実施形態で説明した圧縮機1において、シリンダ21およびロータ22の双方に、周方向吸入通路21aを形成してもよい。
21 シリンダ
21a、22c 周方向吸入通路
22 ロータ
22a 溝部
22b ロータ側吸入通路
23、23b ベーン
24 シャフト
24b シャフト側吸入通路

Claims (4)

  1. 中心軸(C1)周りに回転する円筒状のシリンダ(21)と、
    前記シリンダ(21)の内部に配置されて、前記シリンダ(21)の中心軸(C1)に対して偏心した偏心軸(C2)周りに回転する円筒状のロータ(22)と、
    前記ロータ(22)を回転可能に支持するシャフト(24)と、
    前記ロータ(22)に形成された溝部(22a、22d)に摺動可能に嵌め込まれて、前記ロータ(22)の外周面と前記シリンダ(21)の内周面との間に形成される圧縮室(V)を仕切るベーン(23、23b)と、を備え、
    前記シャフト(24)の内部には、外部から流入した圧縮対象流体を流通させるシャフト側吸入通路(24b)が形成され、
    前記ロータ(22)の内部には、前記シャフト側吸入通路(24b)から流出した圧縮対象流体を、前記圧縮室(V)側へ導くロータ側吸入通路(22b)が形成され、
    さらに、前記ロータ(22)および前記シリンダ(21)の少なくとも一方には、前記ロータ側吸入通路(22b)から流出した圧縮対象流体を、前記ロータ側吸入通路(22b)の出口側から吸入行程となった前記圧縮室(V)側へ導く、周方向吸入通路(21a、22c)が形成されていることを特徴とするシリンダ回転型圧縮機。
  2. 前記周方向吸入通路(21a、22c)は、前記ロータ(22)の外周面および前記シリンダ(21)の内周面のうち、少なくとも一方を切り欠くことによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ回転型圧縮機。
  3. 前記偏心軸(C2)の軸方向から見たときに、前記溝部(22d)のうち前記ベーン(23b)が摺動する面は、前記ロータ(22)の径方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダ回転型圧縮機。
  4. さらに、前記シリンダ(21)の回転を前記ロータ(22)へ伝達する動力伝達手段(221、251)を備え、
    前記偏心軸(C2)の軸方向から見たときに、前記ベーン(23、23b)は、その外周側先端部が前記シリンダ(21)の内周面に対して摺動可能に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のシリンダ回転型圧縮機。
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