JP5821762B2 - ベーン型圧縮機 - Google Patents
ベーン型圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5821762B2 JP5821762B2 JP2012090699A JP2012090699A JP5821762B2 JP 5821762 B2 JP5821762 B2 JP 5821762B2 JP 2012090699 A JP2012090699 A JP 2012090699A JP 2012090699 A JP2012090699 A JP 2012090699A JP 5821762 B2 JP5821762 B2 JP 5821762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vane
- rotor
- cylinder
- portions
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 218
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 81
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 71
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 47
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 230000008569 process Effects 0.000 description 11
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 9
- ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N nobelium Chemical compound [No] ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 7
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 3
- 239000010721 machine oil Substances 0.000 description 3
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 3
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 3
- ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N Propane Chemical compound CCC ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- NNPPMTNAJDCUHE-UHFFFAOYSA-N isobutane Chemical compound CC(C)C NNPPMTNAJDCUHE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 2
- LOYTUFQOTJYLPX-UHFFFAOYSA-N C1=CC=[Si]C=C1 Chemical compound C1=CC=[Si]C=C1 LOYTUFQOTJYLPX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000001273 butane Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000001282 iso-butane Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- IJDNQMDRQITEOD-UHFFFAOYSA-N n-butane Chemical compound CCCC IJDNQMDRQITEOD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OFBQJSOFQDEBGM-UHFFFAOYSA-N n-pentane Natural products CCCCC OFBQJSOFQDEBGM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011112 polyethylene naphthalate Substances 0.000 description 1
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000001294 propane Substances 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
ベーンに、ベーンの長手方向とシリンダの内周面の法線方向とがほぼ一致するように規制しロータ部の回転運動によって回転軸部の周囲を回るベーンアライナを備え、回転軸部にベーンアライナと回転軸部とを接触させない逃がし部を設けたことを特徴とするベーン型圧縮機。
図1は実施の形態1を示す図で、ベーン型圧縮機の縦断面図である。図1を参照しながら、ベーン型圧縮機(密閉型)について説明する。但し、本実施の形態は、圧縮要素に特徴があり、ベーン型圧縮機(密閉型)は、一例である。本実施の形態は、密閉型に限定されるものではなく、エンジン駆動や開放型容器等の、他の構成のものにも適用される。また、本実施例においては、ベーンが2枚の場合を示しているが、1枚や3枚以上でもよい。
なお、固定子鉄心は、薄板電磁鋼板を打抜いた鉄心シートを積層することで形成され、密閉容器103に焼嵌めによって固定されている。
なお、永久磁石はフェライト磁石や希土類磁石などを単一使用しても、フェライト磁石と希土類磁石を混在使用しても構わない。また、磁石挿入孔は回転子鉄心の外周側表面付近と説明したが、永久磁石の磁力調整のため回転子鉄心の外周側表面から所定の距離を設けた回転子鉄心の内周側に設けても構わない。また、回転子鉄心に磁石挿入孔を設けず回転子鉄心の外周表面に貼り付けても構わない。
なお、回転子鉄心の中心には、ロータシャフト4の回転軸部4bが焼き嵌め等により締結されている。
(1)シリンダ1:全体形状がほぼ円筒状で、軸方向の両端部が開口した内部空間すなわちシリンダ室1aを有する。また、シリンダ室1aの内周面1bには吸入ポート1cが開口されており、吸入ポート1cは密閉容器103の外部の冷媒回路と接続される吸入管と接続される。同様に、内周面1bには後述する吐出ポート2cにつながる吐出流路1dが設けられており、吐出ポート2cとシリンダ室1aとを連通させる;
(2)フレーム2:断面がほぼT字状で、シリンダ1に接する部分がほぼ円板状であり、シリンダ1の一方の開口部(図2では上側)を閉塞する。フレーム2のシリンダ1側端面には、シリンダ室1aの中心軸線と同心で、かつシリンダ室1aの内径より小さい内径のほぼ円筒状の凹部2a(図1にのみ図示)が設けられている。凹部2aはシリンダ室1a側に開口しており、後述するベーンアライナ部5b、6bが嵌入し、凹部2aの内周面に押圧される。また、シリンダ1に接する側と反対側にはほぼ円筒状の軸受部2bが設けられ、軸受部2bの内部空間は凹部2aに連通している。後述するロータシャフト4の回転軸部4bが挿入され回転可能に保持する。なお、軸受部2bの中心軸線は、シリンダ室1aの中心軸線に対して偏心した位置に設けられており、シリンダ室1aの中心軸線に対してロータシャフト4の回転軸部4bは偏心した中心軸線上で回転運動を行う。また、フレーム2には、シリンダ1側端面から軸受部2b側に連通する吐出ポート2cが設けられている;
(3)シリンダヘッド3:断面がほぼT字状で、シリンダ1に接する部分がほぼ円板状であり、シリンダ1の開口部のうちフレーム2にて閉塞される側と反対側の開口部(図2では下側)を閉塞する。シリンダヘッド3のシリンダ1側端面には、シリンダ1の中心軸線と同心で、かつシリンダ室1aの内径より小さい内径の円筒状の凹部3aが設けられている。凹部3aは、シリンダ室1a側に開口しており、後述するベーンアライナ部5c、6cが嵌入し、凹部2aの内周面に押圧される。また、シリンダ1と接する側と反対側にはほぼ円筒状の軸受部3bが設けられており、軸受部3bの内部空間は凹部3aに連通しており、後述するロータシャフト4の回転軸部4cが挿入され回転可能に保持する。なお、軸受部3bの中心軸線は、シリンダ室1aの中心軸線に対して偏心した位置に設けられており、シリンダ室1aの中心軸線に対してロータシャフト4の回転軸部4cは偏心した中心軸線上で回転運動を行う;
(4)ロータシャフト4:シリンダ1内でシリンダ室1aのとは偏心した中心軸線上で回転運動を行うロータ部4a、及びロータ部4aの中心軸線の上下に設けられた回転軸部4b,4cが一体となった構造である。ロータ部4aには、ロータ部4aの軸方向に垂直な断面がほぼ円形でロータ部4aの軸方向に貫通するブッシュ保持部4d、4e及びベーン逃がし部4f、4gが設けられている。ブッシュ保持部4dはロータ部4aの外周側に設けられ、ベーン逃がし部4fはブッシュ保持部4dのロータ部4aの中心軸線側にブッシュ保持部4dと径方向に連通するように設けられている。同様に、ブッシュ保持部4eはロータ部4aの外周側に設けられ、ベーン逃がし部4gはブッシュ保持部4eのロータ部4aの中心軸線側にブッシュ保持部4eと径方向に連通するように設けられている。なお、ブッシュ保持部4d、4eはロータ部4aの外周面4kに開口されている。また、ロータシャフト4の回転軸部4bには、後述するベーンアライナ部5b、6bと軸方向にて重なる位置、すなわち、ベーンアライナ部5、6bが周囲を周回する箇所にベーンアライナ部の逃がし部が設けられている。この例で、逃がし部は回転軸部より径を細くした細径部4hにて形成されている。同様に、ロータシャフト4の回転軸部4cにも、後述するベーンアライナ部5c、6cと軸方向にて重なる位置、すなわち、ベーンアライナ部5c、6cが周囲を周回する箇所にベーンアライナ部の逃がし部が設けられている。この例で、逃がし部は回転軸部より径を細くした細径部4j(図1にのみ図示)にて形成されている;
(5)ベーン5、6:ベーンは少なくとも1個以上ロータ部4aに設けられており、ここでは第1のベーン5と第2のベーン6の2個設けられた例にて説明する。ベーン5は、ほぼ直方体形状の板状のベーン部5aと、ベーン部5aの端面に設けられた部分リング形状すなわち円弧形状のベーンアライナ部5b、5cから構成されている。ベーン部5aは、板状の長手方向がロータ部4aの径方向となるようにロータ部4aに取り付けられた状態で、ロータ部4aの中心側と反対側であるシリンダ内周面1b側のベーン先端部5dと、ロータ部4aの中心軸線側のベーン背面部5eと、ロータ部4aの軸方向、フレーム2側の側面部5fと、ロータ部4aの軸方向、シリンダヘッド3側の側面部5gと、ロータ部4aの円周方向の側面部5h、5jとで構成されている。ベーン部5aの軸方向の側面部5fのベーン背面部5e側にはベーンアライナ部5bが設けられている。同様にベーン部5aの軸方向の側面部5gのベーン背面部5e側にはベーンアライナ部5cが設けられている。なお、ベーン部5aはベーンアライナ部5b、5cのほぼ中央部で、かつ、ベーン部5aの長手方向がベーンアライナ部5b、5cの円弧形状の外周面と直交する方向すなわち法線方向となり、ベーン先端部5dがベーンアライナ部5b、5cの円弧の中心と反対方向すなわち外側に向けられ設けられる。同様に、ベーン6は、ほぼ四角形形状で板状のベーン部6aと、ベーン部6aの端面に設けられた部分リング形状すなわち円弧形状のベーンアライナ部6b、6cから構成されている。ベーン部6aは、板状の長手方向がロータ部4aの径方向となるようにロータ部4aに取り付けられた状態で、ロータ部4aの中心側と反対側であるシリンダ内周面1b側のベーン先端部6dと、ロータ部4aの中心軸線側のベーン背面部6eと、ロータ部4aの軸方向、フレーム2側の側面部6fと、ロータ部4aの軸方向、シリンダヘッド3側の側面部6gと、ロータ部4aの円周方向の側面部6h、6jとで構成されている。ベーン部6aの軸方向の側面部6fのベーン背面部6e側にはベーンアライナ部6bが設けられている。同様にベーン部6aの軸方向の側面部6gのベーン背面部6e側にはベーンアライナ部6cが設けられている。なお、ベーン部6aはベーンアライナ部6b、6cのほぼ中央部で、かつ、ベーン部6aの長手方向がベーンアライナ部6b、6cの円弧形状の外周面と直交する方向すなわち法線方向となり、ベーン先端部6dがベーンアライナ部6b、6cの円弧の中心と反対方向すなわち外側に向けられ設けられる。ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの外径すなわちロータ部4aの中心軸線側からベーンアライナ部5b、5c、6b、6cのベーン先端部5d、6d側の面までの半径は、フレーム2やシリンダヘッド3に形成された凹部2a、3aの内径とほぼ同じの半径にて構成され、ベーンアライナ部5b、6bは凹部2aに、ベーンアライナ部5c、6cは凹部3aに回動可能に嵌入される。また、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの内径側はロータシャフト4に最近接する回転位相において、回転軸部4b,4cの外径よりも内側となり、細径部4h、4jには接触しないように構成される。なお、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの軸方向の寸法すなわち高さはロータシャフト4の細径部4h、4jの軸方向の寸法すなわち高さと同じである。また、ベーン部5a、6aのシリンダ内周面1b側に位置するベーン先端部5d、6dは外側に円弧形状に形成され、その円弧形状の半径はシリンダ内周面1bの半径とほぼ同等に構成されている。なお、ベーンが1個で構成される場合のベーンアライナ部は、凹部2a、3aの内径とほぼ同じの半径のリング形状であっても構わない;
(6)ブッシュ7、8:本実施例ではベーン5,6に対し各1対使用されており、第1のベーン5に対応する第1のブッシュを7、第2のベーン6に対応する第2のブッシュを8とする。ほぼ半円柱状であり一対で構成され、ロータ部4aのブッシュ保持部4d、4eに、ほぼ半円柱状の一対のブッシュ7、8は嵌入される。嵌入された一対のブッシュ7に挟持されるようにベーン5のベーン部5aが保持される。同様に、嵌入された一対のブッシュ8に挟持されるようにベーン6のベーン部6aが保持される。さらに、ベーン部5aはブッシュ保持部4dからベーン逃がし部4fに移動することにより、ロータ部4aのほぼ径方向に移動される。同様に、ベーン部6aはブッシュ保持部4eからベーン逃がし部4gに移動することにより、ロータ部4aのほぼ径方向に移動される。すなわち、ブッシュ7、8の内側にベーン5,6の夫々のベーン部5a,6aがロータ部4aに対してロータ部4aの円周方向に回動自在かつロータ部4aのほぼ径方向に移動可能に保持される。なお、ブッシュ保持部4d、4e及びベーン逃がし部4f、4gに挿入され保持されるベーン5、6のベーン部5a、6aはロータ部4aのブッシュ保持部4d、4eに設けられたロータ部外周面4kの開口部からシリンダ内周面1bに向かってベーン先端部5d、6dが移動し、シリンダ内周面1bとロータ部外周面4kで形成される空間をベーン部5a、6aの長手方向にて仕切り、シリンダ内に複数の作動室すなわち吸入室あるいは圧縮室を形成する;
一方、ロータ部4aの中心軸線Cとシリンダ室1aの中心軸線Bとは偏心した位置に設けられているので、ロータ部4aの径方向とシリンダ室1aの径方向、すなわちロータ部外周面4kの法線方向とシリンダ内周面1bの法線方向は異なる。ベーン部5a、6aがロータ部4aの保持部を移動してシリンダ内周面1bとロータ部外周面4kで形成される空間を仕切る場合、ベーン部5a、6aの長手方向はロータ部4aの径方向に移動することになり、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cと凹部2a、3aの内周面2d、3dが規制しようとするシリンダ室1aの径方向に干渉することになる。それに対して、ロータ部4aにてベーン部5a、6aを保持しているブッシュ7、8がブッシュ保持部4d、4e内で回動してベーン部5a、6aの長手方向をロータ部4aの保持部を移動する方向からシリンダ内周面1bの法線方向に変える。これによって、ベーン部5a、6aがロータ部4aの保持部を移動する方向とシリンダ内周面1bとロータ部外周面4kで形成される空間を仕切るベーン部5a、6aの長手方向とが干渉することはなくなる。
これによって、ベーン5、6は、ベーン部5a、6aの長手方向がシリンダ内周面1bの法線方向とほぼ一致する状態にてシリンダ内周面1bとロータ部外周面4kで形成される空間を仕切り、シリンダ室1a内をシリンダ室1aの円周方向に移動することができる。
一方、ベーンが凹部2a、3aの内周面に押圧されて、押し出されるロータ部外周面4kから押し出される量と方向を規制していることに対し、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cが短くなりすぎると、その力をベーンアライナ部全体に分散させることができず、破損する。すなわち、ベーンアライナ部全体5b、5c、6b、6cに押圧する力を分散させるためにも、できるだけ広い面積で力を受けることが望ましく、ベーンアライナ部を周方向にできるだけ長くし、さらにベーンアライナ部全体が凹部2a、3aの内周面に当接するように構成する。これにより、ベーンアライナ部が押圧する力を分散させながら、ベーンが押し出される量と方向を規制されるとともに、複数のベーンが干渉することなく、凹部2a、3aの内周面に押圧して回転方向に摺動することができる。なお、ベーンアライナ部が凹部2a、3aの内周面に広く当接することによって、そこに供給される潤滑油の油膜の形成も良好となる。
以上のブッシュ保持部4d、4e、ブッシュ7、8、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6c、フレーム2の凹部2a、シリンダヘッド3の凹部3aの構成により、ベーン部5a、6aの長手方向がシリンダ内周面1bの法線方向すなわちシリンダ内周面1bからシリンダの中心軸線の方向に向きが規制されシリンダ内周面1bとロータ部外周面4kで形成される空間を仕切ると同時に、ベーン先端部5d,6dはシリンダ内周面1bと数μm程度の微小な隙間を形成しながら、シリンダ内周面1bと接触せずにシリンダ内周面1bに沿って移動する。なお、この微小な隙間は密閉容器103の底部から圧縮要素101に供給される冷凍機油によってシールされる。
なお、凹部2a、3aの内径はロータの外径より小径であるが、その凹部2a、3aの内径の範囲にはロータシャフト4の中心軸線を含む。
そして、ロータシャフト4の回転にともない、シリンダ1内では「角度0°」の状態から「角度315°」の状態まで順に変化し、「角度315°」の状態のあとは、再び「角度0°」の状態に戻る。また、破線の矢印は、ベーン5、6がロータ部外周面4kからシリンダ内周面1bに向かって押されている方向を示している。
しかし、図5(b)に示すように、ロータ部4aの外径を小さくしシリンダ室1aの中心軸線に対するロータシャフト4の中心軸線の偏心量を大きくすると、ベーン部がロータ部4aの保持部を径方向にロータ部外周面4kからシリンダ内周面1b側へ向かって最大に移動した位置すなわちベーン部がロータ部4a内からシリンダ室1aにほぼ全て現われる(ベーン部の角度が角度180°の位置、図5(b)ではベーン部6aの位置)では、凹部2a、3aの内周面2d、3dが回転軸の軸方向においてロータ部外周面4kよりシリンダ内周面1b側にあり、凹部2a、3aとシリンダ内周面1bおよびロータ部外周面4kで形成される空間とが連通する状態となり、吸入室と圧縮室が形成できなくなる。
そこで、図5(c)に示すように、図5(b)の状態から凹部2a、3aの内径とベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの外径を小さくすることで、凹部2a、3aとシリンダ内周面1bとロータ部外周面4kとの間の空間の連通状態は無くなるが、ベーン部がロータ部4aの保持部を径方向にロータ部外周面4kからロータ部4aの中心軸線側へ向かって最大に移動した位置すなわちベーン部がロータ部4a内にほぼ全て収納される位置(ベーン部の角度が角度0°の位置、図5(c)ではベーン部5aの位置)、すなわち凹部2a、3aと回転軸部4b、4cとが最近接する部分にて、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの移動する軌道が回転軸部4b、4cと交わり、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cが凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面の隙間を通過することができなくなる。
したがって、ロータ部4aの外径を小さくしシリンダ室1aの中心軸線に対するロータシャフト4の中心軸線の偏心量を大きくするためには、ロータ部4aの外径と凹部2a、3aの内径と回転軸の偏心量を調整が必要となり、調整は容易ではない。
軸受部2b、3bの負荷を軽減するため軸方向に大きくする方法もあるが圧縮機の高さ方向に大きくする必要があり、圧縮機を大型化させずに押しのけ量を増加させることとは相反する。
よって、回転軸部4b、4c全体を細径化することは難しい。
図5(d)は、(a)〜(c)と同様に、ベーン5、6のベーン部5a、6aはロータ部4aの保持部にロータ部4aの円周方向に回動自在かつロータ部4aのほぼ径方向に移動可能に保持され、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cはフレーム2の凹部2aとシリンダヘッド3の凹部3aに嵌入され、ロータ部4aの回転運動とともにロータ部の円周方向に移動する。ロータ部4aには、フレーム2の軸受部2bを通り凹部2aを貫通してロータ部の回転軸上に設けられた回転軸部4bと、シリンダヘッド3の軸受部3bを通り凹部3aを貫通してロータ部の回転軸上に設けられた回転軸部4cが備えられ、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cはこの回転軸部4b、4cの周囲を凹部2a、3aの内周面に沿って移動するので、凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面の隙間を通過することができず、回転軸部4b、4cと干渉するが、凹部2a、3a内の回転軸部の径を、軸受部2b、3bと摺動する回転軸部の径より細くすることにより、凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面の隙間を径方向に広げる。これにより、その隙間をベーンアライナ部5b、5c、6b、6cが通過できるようになる。凹部2a、3a内の回転軸部は、軸受部2b、3bと摺動しロータシャフト4にかかる負荷を支持していないので、細径化しても強度上、問題はない。一方、軸受部2b、3bおよび軸受部2b、3bと摺動している回転軸部は、従来と、その回転軸部の径やロータシャフト4を支持している位置は変わらないので、軸受の負荷は変わらない。よって、その強度も従来のままである。
また、細径部4h、4jはロータ部4aと軸受2b、3bにて受けている回転軸部との間に設けられるので、外部から荷重がかけられるロータ部4aを支えるため、軸受部はロータ部4aにできるだけ近い方が強度上都合良く、細径部4h、4jも軸方向にはできるだけ短く配置されたほうが良い。さらに、細径化してはりの強度が下がる分、短い方が強度も良くなり、都合が良い。したがって、ベーンアライナ部もベーン部と軸方向に直結した位置に配置されることによって、細径部4h、4jがロータ部4aの軸方向の近傍に設けれ、軸受部をできるだけロータ部4aの近傍に配置できる。
そして、この凹部2a、3aの内径にて、ベーン部がロータ部4a内にほぼ全て収納される位置(ベーン部が角度0°の位置、図5(d)では5aの位置)、すなわち凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面とが最近接する最近接部分では、ベーンアライナ部は軸方向にて回転軸部4b、4cの外周面より中心軸線側にあるが、細径部4h、4jにより凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面すなわち細径部4h、4jの外周面との隙間をベーンアライナ部が通過できるように広げられ、回転軸部4b、4cに接触することはない構成となる。すなわち、ロータ部4aの回転運動にともないベーン5,6がシリンダ室1a内をシリンダ室1aの円周方向に移動すると、そのベーン5,6に設けられたベーンアライナ部も凹部2a、3a内を凹部2a、3aの円周方向に移動し、凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面が最近接する隙間を、回転軸部4b、4cの外周面より中心軸線側を、回転軸部4b、4cの外周面すなわち細径部4h、4jの外周面に接触することなく通過することができる。
以上により、シリンダ室1aの中心軸線に対するロータシャフト4の中心軸線の偏心量を増大させるため、フレーム2の凹部2aの内径とシリンダヘッド3の凹部3aの内径を小さくしても、凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面が最近接する部分の回転軸部4b、4cにベーンアライナ部5b、5c、6b、6cを逃がすための逃がし部を設けたので、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cが回転軸部4b、4cの周囲を周回しても凹部2a、3aの内周面2d、3dと回転軸部4b、4cの外周面が最近接部分を通過することができ、ロータ部4aに保持されたベーン5、6はロータ部4aの回転運動によってシリンダ室1aの中心軸線を中心とした円周上を移動することができる。
なお、シリンダ室1aの内径aに対する各部品の比率は、シリンダ室1aの内径aに対して、偏心量増加前ではロータ部4aの外径bが約84%、凹部2a、3aの内径が約62%に構成されている場合、本実施の形態による偏心量増加を行うとロータ部4aの外径bは約80%、凹部2a、3aの内径は約56%にて構成でき、シリンダの大きさを変えることなく押しのけ量を約22%大きくした圧縮機が構成できる。
なお、細径部4hおよび4jの外径をeは、材料の強度と、ベーンアライナ部の径方向の肉厚によるが、ベーンアライナ部の径方向の肉厚は、凹部の内周面に押圧されたときベーンアライナ部が破損あるいは変形しない程度の強度によって決められている。押圧する力はシリンダ室内の冷媒圧力と密閉容器内の冷媒圧力の差圧によるものであり、本願のような低圧冷媒を使用するときには、ベーンアライナ部をできるだけ薄くすることもできるので、さらに、偏心量増加も期待できる。
また、従来からの空調機においても、同じ大きさながら圧縮要素の押しのけ量が大きな圧縮機を搭載できるようになるので、圧縮機の回転数を低く抑えた運転を行い騒音や効率の改善を行うことができる。
また、回転軸の軸方向に直角方向の断面において、円形や楕円形ではなく、ベーン5、6が配置されている方向の細径部を切欠いた構成であっても構わない。これでもロータシャフト4の細径部の強度もより強いものが形成できる。
実施の形態1では、ベーン5、6がロータ部4aの回転に伴う遠心力やベーンアライナ部5b、5c、6b、6c側とベーン先端部5d、6d側との圧力差にて径方向すなわちロータ部外周面4kからシリンダ内周面1bに向かって押し出され、シリンダ内周面1bとロータ部外周面4kで形成される空間を仕切り、シリンダ1内に吸入室あるいは圧縮室を形成するような構成であった。しかしながら、圧縮機の起動時や低回転時のベーンアライナ部側とベーン先端部側の圧力差が小さいときや、吸入室から液冷媒が進入し、液圧縮により圧縮室内の圧力が急上昇したときなどは、ベーン5、6をロータ部外周面4kから押し出す力よりもベーン5、6をロータ部4aの中心方向に押し戻す力の方が大きくなり、ベーン5、6はロータ部4aの中心方向に移動しようとする。このとき、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cは、転覆すなわちフレーム2の凹部2aの内周面2dおよびシリンダヘッド3の凹部3aの内周面3dから離れ、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cとローラシャフト4とが接触し、損傷あるいは破損するという課題がある。また、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cがフレーム2の凹部2aの内周面2dおよびシリンダヘッド3の凹部3aの内周面3dから離れ、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cが凹部2a、3a内を自由に摺動すると、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cへの冷凍機油の供給が不十分となり、摺動するベーンアライナ部5b、5c、6b、6c、凹部2a、3a、ロータ部4aが磨耗あるいは損傷する。そこで、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cが凹部2aの内周面2dおよび凹部3aの内周面3dから離れ転覆することを防止するため、凹部2a、3aの内周面2d、3dに対してベーン5、6の径方向への移動を規制するストッパをベーンアライナ部5b、5c、6b、6cに設けた。この発明について実施の形態2にて説明する。
なお、リング状溝2f、3fとストッパ部5k、5p、6k、6pは、軸方向にて、回転軸部4b、4cの外周側に位置する。偏心量をできるだけ大きくしようとしたとき、最近接部でベーンアライナ部5b、5c、6b、6cを細径部4h、4jにぎりぎりまで押し込んだ構造としたいので、ロータ部4aの回転とともにベーン5、6が移動したとき、ストッパ部5k、5p、6k、6pと回転軸部4b、4cとの干渉を防止するため、ストッパ部5k、5p、6k、6pはベーンアライナ部5b、5c、6b、6cより径方向にて薄肉形状とするとともに、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの外周側すなわちベーン先端部5d、6d側に設けられている。
また、ストッパ部はベーンアライナ部の外周側すなわちベーン先端部側に設けられているが、図7、8のようにストッパ部とベーンアライナ部の外周面が連続的につながっている配置でなくても良い。すなわち、ストッパ部がベーンアライナ部の外周側より若干内周側、例えばストッパ部の肉厚程度内周側に設けられても構わない。
また、凹部2a、3aの内周面2d、3dとリング状溝2f、3fの側面とが連続的につながっている配置でなくても良い。すなわち、リング状溝2f、3fの側面が凹部2a、3aの内周面2d、3dより若干内周側、例えばストッパ部の肉厚程度内周側に設けられても構わない。
また、リング状溝2f、3fの幅はストッパ部5k、5p、6k、6pの肉厚より広くても構わない。例えばストッパ部の肉厚程度、リング状溝2f、3fの幅を広く設けても構わない。ベーン5、6の径方向へ移動を許すが、この程度の径方向の移動動作では、ベーンアライナ部5b、5c、6b、6cの転覆は生じない。
また、吸入室から液冷媒が進入した場合でも、ベーンが転覆することがないので、より信頼性の高い圧縮機を得ることができる。
Claims (6)
- ほぼ円筒状で、軸方向の両端が開口しているシリンダと、前記シリンダの一方の開口部を閉塞するシリンダヘッドと、前記シリンダの他方の開口部を閉塞するフレームと、前記シリンダ内で前記シリンダの中心軸線に対して偏心した中心軸線にて回転運動する円柱形のロータ部および前記ロータ部の中心軸線上に設けられ前記ロータ部に回転力を伝達する回転軸部とを有するロータシャフトと、板状の形状を有しその長手方向が前記ロータ部のほぼ径方向となるように前記ロータ部に配置されるとともに前記ロータ部円周方向に回動自在かつロータ部のほぼ径方向に移動可能に前記ロータ部に保持されたベーンと、とを有し、前記ベーンにて前記ロータ部の外周面と前記シリンダの内周面とで形成される空間を仕切ることで圧縮室を形成するベーン型圧縮機において、
前記ベーンに、前記ベーンの長手方向と前記シリンダの内周面の法線方向とがほぼ一致するように規制し前記ロータ部の回転運動によって前記回転軸部の周囲を回るベーンアライナを備え、
前記回転軸部に前記ベーンアライナと前記回転軸部とが接触しないように逃がし部を設けたことを特徴とするベーン型圧縮機。 - 前記シリンダヘッドと前記フレームは前記シリンダ端面側にシリンダ内径と同心の凹部を有するとともに、前記ベーンアライナは前記凹部の内径とほぼ同じ径のリング形状あるいは円弧形状の外形を有し、前記ベーンアライナが前記凹部に嵌入されることによって前記ベーンアライナは前記シリンダヘッドまたは前記フレームに保持されることを特徴とする請求項1に記載のベーン型圧縮機。
- 前記逃がし部は前記回転軸部に設けられた径の細い細径部にて構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のベーン型圧縮機。
- 前記シリンダヘッドの凹部は、略円筒状の内周面と前記内周面の軸方向の一方を閉塞する平面とで構成され、前記平面に前記内周面に沿ってリング状溝が設けられるとともに、前記シリンダヘッドの凹部に嵌入される前記ベーンアライナに前記リング状溝に嵌入する係止部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載のベーン型圧縮機。
- 前記フレームの凹部は、略円筒状の内周面と前記内周面の軸方向の一方を閉塞する平面とで構成され、前記平面に前記内周面に沿ってリング状溝が設けられるとともに、前記フレームの凹部に嵌入される前記ベーンアライナに前記リング状溝に嵌入する係止部が設けられたことを特徴とする請求項2または4に記載のベーン型圧縮機。
- 冷媒に、標準沸点が−45℃以上の冷媒を用いたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のベーン型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012090699A JP5821762B2 (ja) | 2012-04-12 | 2012-04-12 | ベーン型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012090699A JP5821762B2 (ja) | 2012-04-12 | 2012-04-12 | ベーン型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013217347A JP2013217347A (ja) | 2013-10-24 |
JP5821762B2 true JP5821762B2 (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=49589713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012090699A Expired - Fee Related JP5821762B2 (ja) | 2012-04-12 | 2012-04-12 | ベーン型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5821762B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022087922A1 (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 瑞立集团瑞安汽车零部件有限公司 | 一种容积式空气压缩机 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5637755B2 (ja) * | 2010-07-12 | 2014-12-10 | 三菱電機株式会社 | ベーン型圧縮機 |
WO2012023428A1 (ja) * | 2010-08-18 | 2012-02-23 | 三菱電機株式会社 | ベーン型圧縮機 |
-
2012
- 2012-04-12 JP JP2012090699A patent/JP5821762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013217347A (ja) | 2013-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10180271B2 (en) | Multiple cylinder rotary compressor and refrigeration cycle apparatus | |
US9115716B2 (en) | Vane compressor with vane aligners | |
JP5366856B2 (ja) | ベーンロータリ型流体装置及び圧縮機 | |
KR101423009B1 (ko) | 베인형 압축기 | |
WO2013105129A1 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5657144B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5821762B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5425311B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5932608B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5661203B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5921456B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5661204B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP3976070B2 (ja) | スクロール型流体機械 | |
US10422336B2 (en) | Cylinder rotary compressor having an inlet of the rotor-side suction passage opened at the rotor-side concave portion and communicating with a rotor-side communication space therein | |
WO2016088326A1 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
JP5595600B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5818767B2 (ja) | ベーン型圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20140326 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150508 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150921 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5821762 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |