JP6510864B2 - シリンダ回転型圧縮機 - Google Patents
シリンダ回転型圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6510864B2 JP6510864B2 JP2015078284A JP2015078284A JP6510864B2 JP 6510864 B2 JP6510864 B2 JP 6510864B2 JP 2015078284 A JP2015078284 A JP 2015078284A JP 2015078284 A JP2015078284 A JP 2015078284A JP 6510864 B2 JP6510864 B2 JP 6510864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- side plate
- shaft
- rotor
- diameter portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
ハウジング(10)の内部には、圧縮室(Va、Vb)にて圧縮された圧縮対象流体を流入させる吐出空間(10a)が形成されており、シャフト(24)の軸方向一端側の径は、軸方向他端側の径よりも小さく形成されており、サイドプレートとして、軸方向一端側に配置される小径部側サイドプレート(25a)および軸方向他端側に配置される大径部側サイドプレート(25b)が設けられており、小径部側サイドプレート(25a)の中心部にはシャフト(24)の軸方向一端側が回転可能の挿入される小径部側軸穴(252a)が形成されており、大径部側サイドプレート(25b)の中心部にはシャフト(24)の軸方向他端側が回転可能に挿入される大径部側軸穴(252b)が形成されており、
小径部側サイドプレート(25a)のロータ(22a、22b)側の面には、当該面を凹ませた凹み部(253)が形成されており、さらに、小径部側サイドプレート(25a)には、吐出空間(10a)内の圧縮対象流体の圧力を凹み部(253)内へ導く圧力導入通路(254)が形成されており、
吐出空間(10a)内の圧力によって小径部側サイドプレート(25a)が受ける荷重を小径部側荷重(PS)と定義し、吐出空間(10a)内の圧力によって大径部側サイドプレート(25b)が受ける荷重を大径部側荷重(PL)と定義し、小径部側荷重(PS)と大径部側荷重(PL)との差を荷重差(PS−PL)と定義し、
さらに、中心軸(C1)方向から見たときに、凹み部(253)が形成された領域の面積は、内部に導入された圧力によって生じる荷重が荷重差(PS−PL)と同等となる大きさに形成されていることを特徴としている。
ハウジング(10)の内部には、圧縮室(Va、Vb)にて圧縮された圧縮対象流体を流入させる吐出空間(10a)が形成されており、シャフト(24)の軸方向一端側の径は、軸方向他端側の径よりも小さく形成されており、サイドプレートとして、軸方向一端側に配置される小径部側サイドプレート(25a)および軸方向他端側に配置される大径部側サイドプレート(25b)が設けられており、小径部側サイドプレート(25a)の中心部にはシャフト(24)の軸方向一端側が回転可能の挿入される小径部側軸穴(252a)が形成されており、大径部側サイドプレート(25b)の中心部にはシャフト(24)の軸方向他端側が回転可能に挿入される大径部側軸穴(252b)が形成されており、
小径部側サイドプレート(25a)のロータ(22a、22b)側の面には、当該面を凹ませた凹み部(253)が形成されており、さらに、小径部側サイドプレート(25a)には、吐出空間(10a)内の圧縮対象流体の圧力を凹み部(253)へ導く圧力導入通路(254)が形成されており、
中心軸(C1)方向から見たときに、凹み部(253)が形成された領域の面積は、小径部側サイドプレート(25a)の小径部側面積(SS)から大径部側サイドプレート(25b)の大径部側面積(SL)を減算した面積差(SS−SL)以上の大きさになっていることを特徴としている。
以下、図面を用いて、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態のシリンダ回転型圧縮機1(以下、単に圧縮機1と記載する。)は、車両用空調装置にて車室内へ送風される送風空気を冷却する蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置に適用されており、この冷凍サイクル装置において圧縮対象流体である冷媒を圧縮して吐出する機能を果たす。
PS=SS×P0…(F1)
この小径部側荷重PSは、軸方向一端側から他端側へ向かう荷重である。
PL=SL×P0…(F2)
この大径部側荷重PLは、軸方向他端側から一端側へ向かう荷重である。
第2、第3実施形態では、それぞれ図7、図8に示すように、凹み部の形状を変更した例を説明する。なお、図7、図8は、第1実施形態で説明した図4に対応する断面図であって、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
22a、22b 第1、第2ロータ
222a、222b 第1、第2溝部
23a、23b 第1、第2ベーン
24 シャフト
25a 第1サイドプレート(小径部側サイドプレート)
25b 第2サイドプレート(大径部側サイドプレート)
253、253a、253b 凹み部
254 圧力導入通路
Va、Vb 第1、第2圧縮室
Claims (4)
- 中心軸(C1)周りに回転する円筒状のシリンダ(21)と、
前記シリンダ(21)の内部に配置されて、前記シリンダ(21)の中心軸(C1)に対して偏心した偏心軸(C2)周りに回転する円筒状のロータ(22a、22b)と、
前記ロータ(22a、22b)に形成された溝部(222a、222b)に摺動可能に嵌め込まれて、前記ロータ(22a、22b)の外周面と前記シリンダ(21)の内周面との間に形成される圧縮室(Va、Vb)を仕切るベーン(23a、23b)と、
前記シリンダ(21)の軸方向両端部に固定されて、前記シリンダ(21)の開口端部を閉塞するサイドプレート(25a、25b)と、
前記サイドプレート(25a、25b)および前記ロータ(22a、22b)を回転可能に支持するシャフト(24)と、
内部に前記シリンダ(21)を収容するとともに、前記シャフト(24)の両端部が固定されるハウジング(10)と、を備え、
前記ハウジング(10)の内部には、前記圧縮室(Va、Vb)にて圧縮された圧縮対象流体を流入させる吐出空間(10a)が形成されており、
前記シャフト(24)の軸方向一端側の径は、軸方向他端側の径よりも小さく形成されており、
前記サイドプレートとして、軸方向一端側に配置される小径部側サイドプレート(25a)および軸方向他端側に配置される大径部側サイドプレート(25b)が設けられており、
前記小径部側サイドプレート(25a)の中心部には前記シャフト(24)の軸方向一端側が回転可能の挿入される小径部側軸穴(252a)が形成されており、
前記大径部側サイドプレート(25b)の中心部には前記シャフト(24)の軸方向他端側が回転可能に挿入される大径部側軸穴(252b)が形成されており、
前記小径部側サイドプレート(25a)の前記ロータ(22a、22b)側の面には、当該面を凹ませた凹み部(253)が形成されており、
さらに、前記小径部側サイドプレート(25a)には、前記吐出空間(10a)内の前記圧縮対象流体の圧力を前記凹み部(253)へ導く圧力導入通路(254)が形成されており、
前記吐出空間(10a)内の圧力によって前記小径部側サイドプレート(25a)が受ける荷重を小径部側荷重(PS)と定義し、前記吐出空間(10a)内の圧力によって前記大径部側サイドプレート(25b)が受ける荷重を大径部側荷重(PL)と定義し、前記小径部側荷重(PS)と前記大径部側荷重(PL)との差を荷重差(PS−PL)と定義し、
さらに、前記中心軸(C1)方向から見たときに、前記凹み部(253)が形成された領域の面積は、内部に導入された圧力によって生じる荷重が前記荷重差(PS−PL)と同等となる大きさに形成されていることを特徴とするシリンダ回転型圧縮機。 - 中心軸(C1)周りに回転する円筒状のシリンダ(21)と、
前記シリンダ(21)の内部に配置されて、前記シリンダ(21)の中心軸(C1)に対して偏心した偏心軸(C2)周りに回転する円筒状のロータ(22a、22b)と、
前記ロータ(22a、22b)に形成された溝部(222a、222b)に摺動可能に嵌め込まれて、前記ロータ(22a、22b)の外周面と前記シリンダ(21)の内周面との間に形成される圧縮室(Va、Vb)を仕切るベーン(23a、23b)と、
前記シリンダ(21)の軸方向両端部に固定されて、前記シリンダ(21)の開口端部を閉塞するサイドプレート(25a、25b)と、
前記サイドプレート(25a、25b)および前記ロータ(22a、22b)を回転可能に支持するシャフト(24)と、
内部に前記シリンダ(21)を収容するとともに、前記シャフト(24)の両端部が固定されるハウジング(10)と、を備え、
前記ハウジング(10)の内部には、前記圧縮室(Va、Vb)にて圧縮された圧縮対象流体を流入させる吐出空間(10a)が形成されており、
前記シャフト(24)の軸方向一端側の径は、軸方向他端側の径よりも小さく形成されており、
前記サイドプレートとして、軸方向一端側に配置される小径部側サイドプレート(25a)および軸方向他端側に配置される大径部側サイドプレート(25b)が設けられており、
前記小径部側サイドプレート(25a)の中心部には前記シャフト(24)の軸方向一端側が回転可能の挿入される小径部側軸穴(252a)が形成されており、
前記大径部側サイドプレート(25b)の中心部には前記シャフト(24)の軸方向他端側が回転可能に挿入される大径部側軸穴(252b)が形成されており、
前記小径部側サイドプレート(25a)の前記ロータ(22a、22b)側の面には、当該面を凹ませた凹み部(253)が形成されており、
さらに、前記小径部側サイドプレート(25a)には、前記吐出空間(10a)内の前記圧縮対象流体の圧力を前記凹み部(253)へ導く圧力導入通路(254)が形成されており、
前記中心軸(C1)方向から見たときに、前記凹み部(253)が形成された領域の面積は、前記小径部側サイドプレート(25a)の小径部側面積(SS)から前記大径部側サイドプレート(25b)の大径部側面積(SL)を減算した面積差(SS−SL)以上の大きさになっていることを特徴とするシリンダ回転型圧縮機。 - 前記中心軸(C1)方向から見たときに、前記凹み部(253)が形成された領域の面積は、前記小径部側サイドプレート(25a)の小径部側面積(SS)から前記大径部側サイドプレート(25b)の大径部側面積(SL)を減算した面積差(SS−SL)以上の大きさになっていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ回転型圧縮機。
- 前記中心軸(C1)の軸方向から見たときに、前記凹み部(253)は、前記シャフト(24)の周りに円環状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のシリンダ回転型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078284A JP6510864B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | シリンダ回転型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078284A JP6510864B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | シリンダ回転型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016200010A JP2016200010A (ja) | 2016-12-01 |
JP6510864B2 true JP6510864B2 (ja) | 2019-05-08 |
Family
ID=57423956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015078284A Expired - Fee Related JP6510864B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | シリンダ回転型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6510864B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6108967B2 (ja) * | 2013-06-06 | 2017-04-05 | 株式会社デンソー | 回転型圧縮機構 |
JP6242606B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-12-06 | 株式会社ヴァレオジャパン | ベーン型圧縮機 |
-
2015
- 2015-04-07 JP JP2015078284A patent/JP6510864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016200010A (ja) | 2016-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2549111B1 (en) | Rotary compressor | |
JP6302428B2 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
EP3343065A1 (en) | Inertia adjuster and rotary compressor | |
JP2018165502A (ja) | 回転式圧縮機及び冷凍サイクル装置 | |
KR101931627B1 (ko) | 실린더회전형 압축기 | |
JP7113091B2 (ja) | 回転式圧縮機、回転式圧縮機の製造方法及び冷凍サイクル装置 | |
JP6510864B2 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
JP6742499B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP6204867B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2015158156A (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JP6271246B2 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
JP6374737B2 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
WO2017187816A1 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
JP6349248B2 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
JP7139718B2 (ja) | 圧縮機 | |
JP6604262B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2013227890A (ja) | 気体圧縮機 | |
JP2013139729A (ja) | 回転式圧縮機 | |
WO2016088326A1 (ja) | シリンダ回転型圧縮機 | |
EP3315781B1 (en) | Open type compressor | |
WO2016129334A1 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP2017206994A (ja) | 圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190312 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190405 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6510864 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |