JP2016107904A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016107904A
JP2016107904A JP2014249087A JP2014249087A JP2016107904A JP 2016107904 A JP2016107904 A JP 2016107904A JP 2014249087 A JP2014249087 A JP 2014249087A JP 2014249087 A JP2014249087 A JP 2014249087A JP 2016107904 A JP2016107904 A JP 2016107904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering wheel
vehicle
driver
release
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014249087A
Other languages
English (en)
Inventor
敦史 宮内
Atsushi Miyauchi
敦史 宮内
満浩 布川
Mitsuhiro Nunokawa
満浩 布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Volvo Truck Corp
Original Assignee
Volvo Truck Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Volvo Truck Corp filed Critical Volvo Truck Corp
Priority to JP2014249087A priority Critical patent/JP2016107904A/ja
Publication of JP2016107904A publication Critical patent/JP2016107904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】ステアリングホイールの位置調整機構を備えたステアリング装置において、運転者の生存空間の低下を抑制する。【解決手段】ステアリングホイール110から下方へと延びるステアリングシャフト120を回転可能に支持するステアリングコラム130は、インストルメントパネルメンバ200に対して、車両における所定の一点を中心として前後方向に搖動するように固定されている。ステアリングコラム130には、ステアリングホイール110の傾斜角度及び上下位置を調整するためのアジャストレバー140が回転可能に取り付けられている。そして、車両衝突時に運転者の脚部がニープロテクタ240を前方に押し込むと、これと一体となって前方に移動する移動部材250によって、アジャストレバー140の延設方向と反対方向に延びる腕部材150を回転させ、アジャストレバー140をロック位置から解除位置へと回転させる。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングホイールの位置調整機構を備えたステアリング装置に関する。
車両の運転者がステアリングホイールを操作し易くするため、ステアリングホイールの位置調整機構の一例として、特開2012−96691号公報(特許文献1)に記載されるように、ステアリングホイールの傾斜角度(前後位置)を調整可能なチルトステアリングが知られている。チルトステアリングでは、アジャストレバーによってステアリングコラムのロックを解除することで、ステアリングホイールの傾斜角度を所定範囲内で任意に変更できるようになっている。なお、ステアリングホイールの位置調整機構としては、チルトステアリングに加えて、ステアリングホイールの上下位置を調整可能なテレスコピックステアリングを併設したものもある。
特開2012−96691号公報
ところで、キャブオーバータイプの車両において、前面衝突時にキャブの前部が大きく変形すると、インストルメントパネルメンバの移動に伴って、ステアリングホイールが後方に移動してしまう。この場合、ステアリングホイールと運転者の胸部との間隔が狭くなり、運転者の生存空間が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、車両が前面衝突を起こしても、運転者の生存空間の低下を抑制した、ステアリング装置を提供することを目的とする。
このため、ステアリング装置は、ステアリングホイールと、ステアリングホイールから下方へと延びるステアリングシャフトと、ステアリングシャフトの中間部を回転可能に支持しつつ、車両における所定の一点を中心として、インストルメントパネルメンバに対して前後方向に搖動可能に固定されたステアリングコラムと、を有する。また、ステアリング装置は、インストルメントパネルメンバに対するステアリングコラムの搖動をロックするロック機構と、車両衝突時にロック機構の作動を解除する解除機構と、を更に有する。
本発明によれば、車両が前面衝突を起こしても、運転者の生存空間の低下を抑制することができる。
車両のステアリング装置の一例を示す斜視図である。 ステアリングホイールの位置調整方法の説明図である。 解除機構の第1実施形態の一例を示す斜視図である。 腕部材の一例を示す斜視図である。 移動部材の一例を示す斜視図である。 解除機構の第1実施形態によるロック解除直前の状態を示す説明図である。 解除機構の第1実施形態によるロック解除直後の状態を示す説明図である。 解除機構の第2実施形態の一例を示す斜視図である。 解除機構の第2実施形態の一例を示す側面図である。 解除機構の第2実施形態によるロック解除動作の説明図である。 解除機構の第3実施形態の一例を示す斜視図である。 解除機構の第4実施形態の一例を示す側面図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、車両のステアリング装置の一例を示す。
ステアリング装置100は、ステアリングホイール110と、ステアリングホイール110から下方へ延びるステアリングシャフト120と、ステアリングシャフト120の中間部を回転可能に支持するステアリングコラム130と、を有する。
ステアリングシャフト120の下端には、例えば、車両のフレームに固定されたステアリングギヤボックス(図示せず)が連結されている。また、ステアリングシャフト120の中間部、具体的には、ステアリングコラム130の下方に位置する中間部には、例えば、ステアリングホイール110の傾斜角度を変更可能とするチルトステアリングを実現すべく、2つのユニバーサルジョイント120Aが配設されている。従って、ステアリングシャフト120の入力軸と出力軸との位置関係を適切に設定することで、ステアリングホイール110の傾斜角度を変更しても、入力軸に対する出力軸の回転変動を抑制することができる。なお、ステアリングシャフト120の中間部には、ステアリングホイール110の上下位置を変更可能とするテレスコピックステアリングを実現すべく、例えば、軸方向に延びるスプライン同士が結合するスライド部(図示せず)も形成されている。
ステアリングコラム130は、車両における所定の一点を中心として、車幅方向に延びるインストルメントパネルメンバ200に対して車両の前後方向に搖動可能に固定されている。インストルメントパネルメンバ200は、例えば、横断面が円形のパイプ部材を含み、車体の補強に加え、空調装置、エアバッグ、センターコンソール、ペダルブラケットなどの取り付けに使用されている。
具体的には、インストルメントパネルメンバ200の周面には、例えば、溶接などによって、先端面が平面をなしつつ車室内を向く、第1のブラケット210が固着されている。第1のブラケット210の先端面には、例えば、ボルト、ナット及びワッシャからなる締結部材220を介して、車幅方向に所定間隔離間して配置される、左右一対の第2のブラケット230が着脱可能に固定されている。第2のブラケット230は、例えば、横断面が略L字形状をなし、その一面の上部に、車両における所定の一点を中心とした、円弧形状の長穴230Aが形成されている。そして、左右一対の第2のブラケット230の長穴230Aに、ステアリングコラム130が搖動可能に固定されている。
ここで、第1のブラケット210、締結部材220及び第2のブラケット230が、インストルメントパネルメンバ200に取り付けられた左右一対のブラケットの一例として挙げられる。また、左右一対のブラケットとしては、所定形状の部材をインストルメントパネルメンバ200に直接固定することもできる。
ステアリングコラム130には、ステアリングホイール110の傾斜角度及び上下位置を調整するためのアジャストレバー140が取り付けられている。アジャストレバー140は、例えば、車両の前方に向けて緩やかに屈曲する略円弧形状の板材からなり、その基端部がステアリングコラム130に対して回転可能に結合されている。そして、アジャストレバー140を矢印で示す方向に回転させると、第2のブラケット230に対するステアリングコラム130のロックが解除され、図2に示すように、ステアリングホイール110の傾斜角度及び上下位置を所定範囲内で調整可能となる。ステアリングホイール110を所望の傾斜角度及び上下位置に調整した後、アジャストレバー140を図1に示す位置まで回転させると、第2のブラケット230に対してステアリングコラム130がロックされる。
ここで、アジャストレバー140の操作に関し、ステアリングコラム130がロックされる位置を「ロック位置」、ステアリングコラム130のロックが解除される位置を「解除位置」と呼ぶこととする。また、アジャストレバー140及び第2のブラケット230に対してステアリングコラム130をロックする機構が、ロック機構の一例として挙げられる。
また、第2のブラケット230の長穴230Aには、ステアリングホイール110の傾斜角度の調整範囲を規制すると共に、例えば、ステアリングホイール110に規定値より大きな外力が作用したとき、調整範囲を越えてステアリングホイール110を前方に搖動可能とする凸部230Bが形成されている。要するに、第2のブラケット230の凸部230Bは、通常の調整範囲を越えて、ステアリングコラム130が前方へ搖動することを規制する。ここで、ステアリングホイール110に作用する外力としては、例えば、車両の前面衝突時に、運転者の胸部がステアリングホイール110に当たったときなどが想定できる。
従って、車両の前面衝突時などにおいて、例えば、運転者が慣性によって前方に移動してステアリングホイール110に当たったとき、ステアリングホイール110が通常の調整範囲を越えて前方に搖動するので、運転者の胸部がステアリングホイール110から受けるダメージを低減することができる。このとき、第2のブラケット230の凸部230Bは、外力によって塑性変形して潰れ、第2のブラケット230に対するステアリングコラム130の前方への搖動が可能となる。なお、運転者がステアリングホイール110に当たる状況としては、車両衝突時の慣性によって、運転者が前方に移動することも想定できる。
ところで、車両が前面衝突を起こしてキャブの前部が変形すると、キャブの変形に伴ってインストルメントパネルメンバ200が運転者の方向に移動する。このとき、ステアリングコラム130がインストルメントパネルメンバ200に固定されているため、ステアリングコラム130が運転者の方向に移動し、ステアリングホイール110と運転者との間隔が狭くなってしまう。そして、キャブの変形度合によっては、ステアリングホイール110が運転者の胸部に当たってダメージを及ぼしてしまうおそれがある。
そこで、車両が前面衝突したとき、次のような解除機構によって、アジャストレバー140をロック位置から解除位置まで回転させ、ステアリングホイール110が前方に搖動し易くする。このようにすれば、車両の前面衝突時に、ステアリングホイール110と運転者との間隔をある程度確保することができ、ステアリングホイール110が運転者に及ぼすダメージを低減することができる。以下、解除機構の様々な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態においては、運転者の脚部がニープロテクタを押し込む力を利用して、アジャストレバー140をロック位置から解除位置に回転させ、ステアリングホイール110のロックを解除する。
ステアリングコラム130には、図3に示すように、アジャストレバー140の延設方向と反対方向に延び、アジャストレバー140と一体的に回転する、板状の腕部材150が取り付けられている。腕部材150の先端部、即ち、その上端部(自由端部)には、図4に示すように、腕部材150の板面から垂直に立ち上がるピン部材150Aが立設されている。なお、腕部材150は、アジャストレバー140と一体成形することもできる。
また、インストルメントパネルメンバ200には、図3に示すように、車両衝突時に運転者の脚部(特に脚部)が当たると、プロテクタが脚部への衝撃をやわらげる、ニープロテクタ240が取り付けられている。ニープロテクタ240は、側面視で略V字形状をなす柔軟な板部材からなり、その基端部がインストルメントパネルメンバ200の前面に固着されている。ニープロテクタ240の内面には、運転者の脚部への衝撃をやわらげるため、例えば、弾性部材の一例として挙げられる、バネ材からなる衝撃吸収材240Aが配設されている。
ニープロテクタ240の先端部には、運転者の脚部が当たってプロテクタを前方に押し込んだとき、プロテクタと一体となって前方へと移動する移動部材250が取り付けられている。移動部材250は、その詳細を図5に示すように、ニープロテクタ240の先端部に固定される基端部、基端部から側方へと延びた後、上方へと立ち上がる部分を有する。そして、移動部材250の先端部は、車両前方が開口する略コ字形状をなし、その内部に腕部材150のピン部材150Aが囲繞されている。従って、アジャストレバー140をロック位置から解除位置へと回転させるとき、移動部材250の先端部から腕部材150のピン部材150Aが抜け出るので、ステアリングホイール110の位置調整機能の動作を妨げることがない。
そして、車両が前面衝突を起こし、例えば、キャブの前面が変形して、インストルメントパネルメンバ200に取り付けられたニープロテクタ240が後方に移動すると、図6に示すように、運転者300の脚部300Aがニープロテクタ240の表面に当たる。キャブの前面の変形が更に進行すると、ニープロテクタ240の更なる後方への移動によって、図7に示すように、運転者300の脚部300Aがニープロテクタ240を前方に押し込んで変形させる。すると、図7において破線で示すように、ニープロテクタ240の変形に伴って移動部材250が前方に移動し、その先端部の内面が腕部材150のピン部材150Aと当接し、腕部材150を前方へと回転させる。腕部材150が前方に回転すると、これと一体化されているアジャストレバー140がロック位置から解除位置へと回転し、ステアリングホイール110のロックを解除する。
このため、車両が前面衝突したとき、ステアリングホイール110のロックが解除されることから、運転者300がステアリングホイール110に当たると、ステアリングホイール110が前方へと搖動する。ステアリングホイール110が前方へと搖動すると、運転者300の胸部とステアリングホイール110との間隔が広がり、運転者300の胸部へのダメージを低減することができる。
なお、運転者300の胸部がステアリングホイール110を前方に押し込む力がある程度大きくなると、前述したように、第2のブラケット230の長穴230Aに形成した凸部230Bが潰れて、ステアリングホイール110が調整範囲を越えて前方に搖動可能となるため、運転者300の胸部へのダメージを更に低減することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態においては、キャブの前部を構成するフロントパネルの後方への変形を利用して、アジャストレバー140をロック位置から解除位置に回転させ、ステアリングホイール110のロックを解除する。
インストルメントパネルメンバ200の下面には、図8に示すように、車両の前後方向に延びるスライドバー260をスライド可能に支持する、上方が開口した略コ字形状の横断面を有するスライドブラケット270が溶接などで固着されている。スライドバー260は、例えば、板面が水平面上に延びる鋼板からなり、所定の外力が作用したときにスライドを開始するように、スライドブラケット270に対して接着剤などで固定されている。スライドバー260の前端部は、図9に示すように、キャブの前面を構成するフロントパネル400と所定間隔を隔てた位置まで延びている。従って、車両走行時に、フロントパネル400が多少振動しても、その振動がスライドバー260に伝達されることがなく、例えば、スライドバー260の振動に起因する異音発生などを抑制することができる。一方、スライドバー260の後端部は、後方が開口する二股形状をなしている。ここで、スライドバー260は、その後端部の開口がアジャストレバー140に対向した位置、要するに、後端部の二股形状がアジャストレバー140を挟み込むことができる位置に配置されている。
そして、車両が前面衝突を起こし、フロントパネル400が後方に変形すると、図10に示すように、フロントパネル400がスライドバー260の前端部と当接し、スライドバー260を後方にスライドさせる。スライドバー260が後方にスライドすると、その後端部の二股形状部分がアジャストレバー140を挟み込み、これを後方へと押し込む。すると、アジャストレバー140がロック位置から解除位置へと回転し、第2のブラケット230に対するステアリングコラム130のロックが解除される。
このため、第1実施形態と同様に、車両が前面衝突したとき、ステアリングホイール110のロックが解除されることから、運転者300がステアリングホイール300に当たると、ステアリングホイール110が前方へと搖動する。ステアリングホイール110が前方へと搖動すると、運転者300の胸部とステアリングホイール110との間隔が広がり、運転者300の胸部へのダメージを低減することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態においては、エアバッグの作動信号で作動するアクチュエータを利用して、アジャストレバー140をロック位置から解除位置に回転させ、ステアリングホイール110のロックを解除する。
ステアリングコラム130には、図11に示すように、第1実施形態と同様に、アジャストレバー140の延設方向と反対方向に延びる腕部材150が取り付けられている。
インストルメントパネルメンバ200には、外部からの作動信号を受けて、腕部材150を前方へと回転させるアクチュエータ280が固定されている。アクチュエータ280は、例えば、電動モータを内蔵し、その出力軸に固定されたワイヤー280Aを巻き取り可能となっている。そして、ワイヤー280Aの先端(自由端)は、腕部材150のピン部材150Aに固定されている。
また、キャブの所定箇所には、車両衝突時に、ステアリングホイール110に装備されたエアバッグ(図示せず)を展開させるエアバッグ制御装置500が取り付けられている。エアバッグ制御装置500は、例えば、加速度センサの出力信号に基づいて車両が衝突したか否かを判定し、車両が衝突したと判定すれば、エアバッグを展開させるインフレータに対して作動信号を出力する。エアバッグ制御装置500は、インフレータに加え、アクチュエータ280にも作動信号を出力する。
従って、エアバッグ制御装置500は、車両衝突を検知すると、インフレータに対して作動信号を出力してエアバッグを展開させると共に、アクチュエータ280に対して作動信号を出力する。アクチュエータ280は、エアバッグ制御装置500からの作動信号に応答して作動し、その出力軸に固定されたワイヤー280Aを巻き取る。すると、ワイヤー280Aの巻き取りによって、腕部材150がアクチュエータ280の方向に回転し、アジャストレバー140がロック位置から解除位置へと回転し、第2のブラケット230に対するステアリングコラム130のロックが解除される。
ステアリングコラム130のロックが解除された後の作用及び効果は、第1実施形態及び第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する(以下同様)。詳細については、先の説明を参照されたい。
なお、腕部材150に対するワイヤー280Aの固定は、ピン部材150Aに限らず、例えば、腕部材150の先端部に開設されたワイヤー挿通孔、ボルトなどの締結部材などを用いることもできる(以下同様)。また、アクチュエータ280としては、電動モータに限らず、エアバッグ制御装置500からの作動信号に応答して作動する、インフレータ、エアシリンダ、油圧シリンダ、電動シリンダ、エアモータ、油圧モータなどを用いることもできる(以下同様)。
[第4実施形態]
第4実施形態においては、運転者の脚部がニープロテクタを押し込むことで作動信号を出力するスイッチを含み、このスイッチの作動信号で作動するアクチュエータを利用して、アジャストレバー140をロック位置から解除位置に回転させ、ステアリングホイール110のロックを解除する。
ニープロテクタ240には、図12に示すように、運転者300の脚部300Aがプロテクタを前方に押し込むと、作動信号を出力するスイッチ290が取り付けられている。そして、第3実施形態におけるエアバッグ制御装置500の作動信号に代えて、スイッチ290の作動信号がアクチュエータ280に出力されている。
従って、車両衝突時に、運転者300の脚部300Aがニープロテクタ240を前方に押し込むと、そこに取り付けられたスイッチ290が作動信号をアクチュエータ280に出力する。アクチュエータ280は、スイッチ290からの作動信号に応答して作動し、その出力軸に取り付けられたワイヤー280Aを巻き取る。すると、ワイヤー280Aの巻き取りによって、腕部材150がアクチュエータ280の方向に回転し、腕部材150と一体化されているアジャストレバー140がロック位置から解除位置へと回転する。アジャストレバー140がロック位置から解除位置へと回転すると、第2のブラケット230に対するステアリングコラム130のロックが解除される。
第1〜第4実施形態では、ステアリング装置100として、チルトステアリング及びテレスコピックステアリングを共に備えたものを前提としたが、少なくともチルトステアリングを備えていればよい。
100 ステアリング装置
110 ステアリングホイール
120 ステアリングシャフト
130 ステアリングコラム
140 アジャストレバー
150 腕部材
150A ピン部材
200 インストルメントパネルメンバ
210 第1のブラケット
220 締結部材
230 第2のブラケット
230A 長穴
230B 凸部
240 ニープロテクタ
250 移動部材
260 スライドバー
270 スライドブラケット
280 アクチュエータ
290 スイッチ
300 運転者
300A 脚部
400 フロントパネル
500 エアバッグ制御装置

Claims (6)

  1. ステアリングホイールと、
    前記ステアリングホイールから下方へと延びるステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトの中間部を回転可能に支持しつつ、車両における所定の一点を中心として、インストルメントパネルメンバに対して前後方向に搖動可能に固定されたステアリングコラムと、
    前記インストルメントパネルメンバに対する前記ステアリングコラムの搖動をロックするロック機構と、
    車両衝突時に前記ロック機構の作動を解除する解除機構と、
    を有することを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記解除機構は、運転者の脚部がニープロテクタを押し込む力を利用して、前記ロック機構の作動を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記解除機構は、フロントパネルの後方への変形を利用して、前記ロック機構の作動を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  4. 前記解除機構は、エアバッグの作動信号で作動するアクチュエータを利用して、前記ロック機構の作動を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  5. 前記解除機構は、運転者の脚部がニープロテクタを押し込むことで作動信号を出力するスイッチを含み、前記スイッチの作動信号で作動するアクチュエータを利用して、前記ロック機構の作動を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  6. 前記ステアリングコラムは、前記インストルメントパネルメンバに取り付けられた左右一対のブラケットに形成された、車両における所定の一点を中心とした円弧形状の長穴に搖動可能に固定され、
    前記ブラケットの長穴に、前記ステアリングコラムの前方への搖動を規制する凸部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のステアリング装置。
JP2014249087A 2014-12-09 2014-12-09 ステアリング装置 Pending JP2016107904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014249087A JP2016107904A (ja) 2014-12-09 2014-12-09 ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014249087A JP2016107904A (ja) 2014-12-09 2014-12-09 ステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016107904A true JP2016107904A (ja) 2016-06-20

Family

ID=56122990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014249087A Pending JP2016107904A (ja) 2014-12-09 2014-12-09 ステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016107904A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110091909A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 长城汽车股份有限公司 用于车辆的转向装置及车辆

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043633A (ja) * 1973-08-28 1975-04-19
JPS6254879U (ja) * 1985-09-27 1987-04-04
JPH06247320A (ja) * 1993-02-24 1994-09-06 Hino Motors Ltd はね上げ式ステアリングコラム
JPH1029545A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Mitsubishi Motors Corp チルト解除機構を備えたステアリング装置
JP2003182593A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Hino Motors Ltd ステアリングコラムの支持構造
JP2005082070A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Toyota Motor Corp インパネリインフォースメント一体型ステアリングコラム
JP2005225298A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Toyota Motor Corp ステアリングコラム保持装置
JP2008308072A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Mitsubishi Motors Corp ステアリングコラム装置の衝撃吸収構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043633A (ja) * 1973-08-28 1975-04-19
JPS6254879U (ja) * 1985-09-27 1987-04-04
JPH06247320A (ja) * 1993-02-24 1994-09-06 Hino Motors Ltd はね上げ式ステアリングコラム
JPH1029545A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Mitsubishi Motors Corp チルト解除機構を備えたステアリング装置
JP2003182593A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Hino Motors Ltd ステアリングコラムの支持構造
JP2005082070A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Toyota Motor Corp インパネリインフォースメント一体型ステアリングコラム
JP2005225298A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Toyota Motor Corp ステアリングコラム保持装置
JP2008308072A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Mitsubishi Motors Corp ステアリングコラム装置の衝撃吸収構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110091909A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 长城汽车股份有限公司 用于车辆的转向装置及车辆
CN110091909B (zh) * 2018-01-31 2020-10-02 长城汽车股份有限公司 用于车辆的转向装置及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4506686B2 (ja) 車体前部構造
JP2007090954A (ja) アクティブニーボルスター
EP3194250B1 (en) Cab over engine truck
JP2016107904A (ja) ステアリング装置
JPH0635272B2 (ja) ステアリング支持装置
KR101397587B1 (ko) 차량의 브레이크 페달 후방 밀림 방지 장치
KR101252738B1 (ko) 자동차용 후드래치
KR100878629B1 (ko) 에어백 연동형 스티어링 칼럼의 틸팅장치
JP4715730B2 (ja) コラム付けニーエアバッグ装置
JP6311529B2 (ja) 車両用ポップアップフード装置
JP6439811B2 (ja) 車両の内装構造
JP2010083170A (ja) 移動体の受止装置
JP5287781B2 (ja) 車両用ニーエアバッグ装置
JP4083653B2 (ja) アクティブニーボルスター
JP4617916B2 (ja) ステアリング装置の支持構造
KR20090110425A (ko) 무릎 에어백 모듈
JP2013173463A (ja) 車両用シート
KR100836370B1 (ko) 스티어링 칼럼의 틸트레버구조
JP2008168727A (ja) 車両用膝保護装置
JP4703292B2 (ja) 車両におけるボンネット支持装置
JP6316113B2 (ja) 自動車用ブレーキペダルの変位構造
JP6190353B2 (ja) 車両用ペダル装置の後退防止装置
JP4715225B2 (ja) ステアリング装置の支持構造
JP5107443B2 (ja) 車両におけるボンネット支持装置
JP2006206015A (ja) 車両用ニープロテクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190604