JP2008168727A - 車両用膝保護装置 - Google Patents

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Mitsuhiro Okada
岡田  光弘
Akihiro Iwasaki
明裕 岩崎
Junichi Nishimura
純一 西村
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Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
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Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
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Abstract

【課題】車両に前後方向から衝撃が加わった際に、室内の物体が膝保護パッドに衝突した時の衝撃を緩和する。
【解決手段】車両用膝保護装置は膝保護パッドを格納位置と拘束位置の間で移動させている。この装置は、膝保護パッドを車両前後方向に回動自在に支持すべく車体メンバ1に溶接々合したフレーム2と、モータ15と連結して膝保護パッドを回動させるリンク機構14と、拘束位置にある膝保護パッドに対する衝撃荷重を吸収するプレート部材4とを備えている。モータ15の減速機16は、膝保護パッドに対する衝撃荷重の入力がなるべく少なくなる状態でリンク機構14と連結してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、膝保護パッドを格納位置と拘束位置の間で移動させる車両用膝保護装置に関する。
近年、車両の衝突安全性に対する市場と法規の要求が高まり、シートベルトやエアバッグの改良が進んでいる。そのような時代背景の中で、乗員がシートに着座すると、膝保護パッドがダッシュボードから乗員の膝方向にせり出すようにして乗員の下肢を拘束するようにした膝保護装置が提案されている。この種の装置としては、例えば、特許文献1に示すように、モータとボールねじによって膝保護パッドを往復動させるものと、特許文献2に示すように、膝保護パッドを備えた内筒を外筒に挿入し、モータと遊星歯車機構によって内筒を往復動させるものがある。
米国特許第6641166号明細書 特開2005−297839号公報
しかしながら、車両に前後方向から衝撃が加わった際には、室内の物体が前方へ慣性移動して膝保護パッドに衝突する場合があり、上記のいずれの装置でも、衝撃荷重が膝保護パッドを介して直接的に駆動機構に作用することになり、装置の車体に対する取付強度を高くしなければならず、装置の大型化と重量の増加を招くことになる。
本発明の目的は、車体に対する取付強度を高くする必要のない車両用膝保護装置を提供することにある。
本発明の車両用膝保護装置は、膝保護パッドを格納位置と拘束位置の間で移動させる車両用膝保護装置であって、上記膝保護パッドを車両前後方向に移動自在に支持すべく車体に固設したフレームと、駆動源と連結して上記膝保護パッドを移動させるリンク機構と、上記拘束位置にある膝保護パッドに対する衝撃荷重を吸収すべく上記フレームに設けた衝撃吸収部とを備え、上記リンク機構は、一端が上記フレームに枢支結合されて上記膝保護パッドが他端に取り付けられるブラケットと、上記フレームに固定された固定リンクと、該固定リンクに対して一端が長手方向に移動自在かつ回動自在に結合され、他端が上記ブラケットの他端に枢支結合された可動リンクとからなることを特徴とする。
本発明の車両用膝保護装置は、上記ブラケットに駆動源を搭載してその出力ロッドを上記可動リンクの中間部に枢支結合したことを特徴とする。
本発明の車両用膝保護装置は、上記膝保護パッドが拘束位置にある際、上記駆動源の出力ロッドが上記可動リンクとほぼ直交していることを特徴とする。
本発明の車両用膝保護装置は、上記フレームとリンク機構とからなるユニットを左右一対設けるとともに、これらユニットを構成するブラケットのうちのいずれか一方に上記駆動源を搭載し、左右のユニットをロッドで連結したことを特徴とする。
本発明によれば、車両に前後方向からの衝撃が加わった際の慣性移動によって、物体が膝保護パッドに衝突すると、フレームの衝撃吸収部が変形して衝撃エネルギーを吸収するので、装置の車体に対する取付強度を高くする必要がなくなり、装置の小型化と軽量化に役立つ。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1と図2は本発明の車両用膝保護装置を示す斜視図で、膝保護パッドがそれぞれ格納位置と拘束位置にある状態を示している。図3は図1の装置を側面から見た図、図4はリンク機構と駆動源の連結部を示す断面図、図5は同装置の使用態様を示す図である。
図1〜図3において、1は車幅方向に延びる車体メンバで、この車体メンバ1に略U字状のフレーム2を取り付けてある。フレーム2の一端には矩形の切欠部2aが形成してあり、その両側に車体メンバ1への取付部材3を溶接々合してある。そして、この取付部材3とフレーム2の一端で車体メンバ1を挟んで溶接々合してある(図3参照)。フレーム2は衝撃吸収部としての平板状のプレート部材4を備えている。このプレート部材4は取付部材3の切欠部3aを挿通させてフレーム2のU字状の各辺に差し渡してあり、その両端の折曲部4aをフレーム2に溶接々合してある。なお、フレーム2の屈曲部には補強ビード5を設けてある。
フレーム2には固定リンク6の取付部6aが固定されている。この固定リンク6はフレーム2の孔2bを挿通して斜め上後方へ延びている。固定リンク6は断面コ字状に形成してあり、その両側壁には、長手方向に延びる長孔7をそれぞれ形成してある。また、フレーム2にはブラケット8が車両前後方向に回動移動自在に取り付けてある。このブラケット8は断面略コ字状に形成してあり、その両側壁8aの開口端寄りを固定リンク6の取付け部6aに設けられたピン9に枢支結合してある。また、ブラケット8の端壁8bには膝保護パッド10が取り付けられる(図3参照)。
可動リンク11は断面コ字状に形成してあり、その一端に設けたピン12の両端を固定リンク6の長孔7に係合させてある。つまり、可動リンク11の一端は固定リンク6に対して長手方向に移動自在かつ回動自在に結合されている。また、可動リンク11の他端にはロッド21が溶接々合してあり、その端にピン13を装着してブラケット8の端壁8b寄りに回動自在に支持してある。つまり、可動リンク11の他端はピン13でブラケット8の他端に回動自在に結合してある。
このようにブラケット8、固定リンク6及び可動リンク11でリンク機構14を構成し、このリンク機構14とフレーム2とからなるユニットを左右一対設けてある。そして、右側のユニットを構成するブラケット8に駆動源としてのモータ15と減速機16を搭載し、左右のユニットをロッド21で連結してある。
モータ8は、その出力を往復運動に変換する減速機16と一体に構成してあり、補助ブラケット17を介してブラケット8に一体的に取り付けてある(図3参照)。出力ロッド16は、図4に示すようにピン18で可動リンク11の中間部に相対回動不能に枢支結合してある。モータ8の内部に設けられた図示しないアーマチュアが回転すると、減速機16内部のウォームとウォームホイールによる減速機構により減速される。出力ロッド16aの外周面に設けられた外ねじはウォームホイールの中心に設けられた孔の内周面の内ねじに噛合しており、これによりアーマチュアが回転すると出力ロッド16aが往復運動を行う。膝保護パッド10が図2に示す拘束位置にある時には、減速機16の出力ロッド16aが可動リンク11とほぼ直交している。なお、図3において、19は減速機16の出力ロッド16aのストローク調整ネジである。
次に、本発明の車両用膝保護装置の動作について説明する。
この装置は、図5に示すように自動車のダッシュボード20に組み付けられる。膝保護パッド10が格納位置にある時には、膝保護パッド10はダッシュボード20の表面と一体になって乗員Mの膝Kから離れている。つまり、車両の停止状態において、乗員Mの乗降性を損なわぬよう、膝保護パッド10は格納位置に保持されている。一方、車両の走行状態においては、膝保護パッド10が拘束位置まで移動する。つまり、膝保護パッド10が二点鎖線で示すように後方に倒れて乗員Mの膝Kに接近する。
すなわち、減速機16の出力ロッド16aの突出量が少ない時には、可動リンク11が固定リンク6内に収まり、ブラケット8の側壁8aが斜め後方に傾斜し、膝保護パッド10は図1の格納位置に保持されている。一方、モータ15を起動して減速機16の出力ロッド16aを突出させると、ピン12が固定リンク11の長孔7内を後方へ移動し、可動リンク11が固定リンク6から引き出されていく。それにともなって、可動リンク11がピン12を支点として後方へ回転し、ブラケット8もピン9を支点として後方へ回転する。つまり、膝保護パッド10が徐々に後方へ倒れていく。そして、ピン12が長孔7の後端まで達した段階でモータ15を停止させると、膝保護パッド10が図2の拘束位置に保持される。なお、膝保護パッド10を格納位置に戻す場合、モータ15を逆回転させて減速機16の出力ロッド16aを引っ込めればよい。
膝保護パッド10が拘束位置にある時、車両に前後方向から衝撃が加わった際の乗員Mの慣性移動にともなって、乗員Mの膝Kが膝保護パッド10に衝突すると、図中矢印Fで示す方向の衝撃荷重が膝保護パッド10に作用する。衝撃荷重は可動リンク11を介して固定リンク6に伝わり、固定リンク6の取付部6aが変形し、固定リンク6がフレーム2の上端部に衝突してプレート部材4を変形させるように作用する。なお、プレート部材4との変形状態は図5に二点鎖線で示してある。つまり、プレート部材4が変形して衝撃エネルギーを吸収するので、フレーム2と取付部材3の肉厚を大きくして車体メンバ1に対する取付強度を高くする必要がなくなり、装置の小型化と軽量化に役立つ。
ところで、膝保護パッド10が拘束位置にある時には、図2に示すように減速機16の出力ロッド16aが可動リンク11とほぼ直交しているので、膝保護パッド10に加わった衝撃荷重は減速機16側へ伝わることなく、その大部分がプレート部材4の方向に作用するので、減速機16側に負荷を与えることなく、プレート部材4を変形させられるため、衝撃エネルギーの吸収効果が高くなる。
また、左右のユニットをロッド21で連結してあるので、1台のモータ15で左右のユニットを駆動することができ、大幅なコストダウンが可能になる。
なお、以上の装置は運転席側と助手席側に共用可能なものであるが、運転席側に設置する場合には、車体メンバ1と各フレーム2とロッド16によって構成される空間にステアリングシャフトが挿通することになる。
本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、リンク機構14として別構造のものを採用してもよい。
また、本実施の形態においては、プレート部材4を平板状としたが、これに限らず、より変形し易いように蛇腹状としたり、中央に孔等を設けた板材としてもよい。
さらに、本実施の形態においては、左右一対のユニットをロッド21にて連結したが、これに限らず、フレキシブルケーブルやユニバーサルジョイント等にて連結してもよい。
本発明の車両用膝保護装置を示す斜視図で、膝保護パッドが格納位置にある状態を示す図である。 図1の膝保護パッドを拘束位置に移動させた状態を示す図である。 図1の側面図である。 リンク機構と駆動源の連結部を示す断面図である。 同装置の使用態様を示す図である。
符号の説明
1 車体メンバ
2 フレーム
3 取付部材
4 プレート部材(衝撃吸収部)
5 補強ビード
6 固定リンク
7 長孔
8 ブラケット
9 ピン
10 膝保護パッド
11 可動リンク
12 ピン
13 ピン
14 リンク機構
15 モータ
16 減速機
16a 出力ロッド
18 ピン
20 ダッシュボード
21 ロッド

Claims (4)

  1. 膝保護パッドを格納位置と拘束位置の間で移動させる車両用膝保護装置であって、
    上記膝保護パッドを車両前後方向に移動自在に支持すべく車体に固設したフレームと、
    駆動源と連結して上記膝保護パッドを移動させるリンク機構と、
    上記拘束位置にある膝保護パッドに対する衝撃荷重を吸収すべく上記フレームに設けた衝撃吸収部とを備え、
    上記リンク機構は、一端が上記フレームに枢支結合されて他端に上記膝保護パッドが取り付けられるブラケットと、上記フレームに固定された固定リンクと、該固定リンクに対して一端が長手方向に移動自在かつ回動自在に結合され、他端が上記ブラケットの他端に枢支結合された可動リンクとからなることを特徴とする車両用膝保護装置。
  2. 請求項1記載の車両用膝保護装置において、上記ブラケットに駆動源を搭載してその出力ロッドを上記可動リンクの中間部に枢支結合したことを特徴とする車両用膝保護装置。
  3. 請求項2記載の車両用膝保護装置において、上記膝保護パッドが拘束位置にある際、上記駆動源の出力ロッドが上記可動リンクとほぼ直交していることを特徴とする車両用膝保護装置。
  4. 請求項2または請求項3記載の車両用膝保護装置において、上記フレームとリンク機構とからなるユニットを左右一対設けるとともに、これらユニットを構成するブラケットのうちのいずれか一方に上記駆動源を搭載し、左右のユニットをロッドで連結したことを特徴とする車両用膝保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2138126A2 (en) 2008-06-27 2009-12-30 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Electric toothbrush
JP2013189060A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Mazda Motor Corp 車両のニーボルスター

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