JP2016107794A - 自動運転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の意図しない自動制御モードのキャンセルが発生することを抑制する。【解決手段】自動運転制御装置10は、方向指示器13と、方向指示器13が操作された場合に、方向指示器13の操作方向に車両1の操舵を自動的に行う自動運転制御部15と、ステアリングホイールの回転を事前に報知する第1電極(L)11L、第2電極(R)11R、および通電部20と、報知制御部17とを備える。報知制御部17は、方向指示器13が操作されてから自動運転制御部15によって少なくともステアリングホイールが回転を開始するまでの間に通電部20によって報知を行うように制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、自動運転制御装置に関する。
従来、先行車両に追従する自動制御モードと、アクセルペダルの操作に応じて走行する手動制御モードとの切り替わりを検出した場合に、ステアリングホイールを振動させる装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−276777号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、手動制御モードから自動制御モードへの切り替わり時に、運転者が反射的に車両挙動の変化を遮るように反応する場合があり、運転者の意図しない自動運転のキャンセルが発生する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、運転者の意図しない自動制御モードのキャンセルが発生することを抑制することが可能な自動運転制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る自動運転制御装置は、方向指示器(例えば、実施形態での方向指示器13)と、前記方向指示器が操作された場合に、前記方向指示器の操作方向に車両の操舵を自動的に行う自動運転制御部(例えば、実施形態での自動運転制御部15)と、ステアリングホイール(例えば、実施形態でのステアリングホイール21)に設けられ、前記ステアリングホイールの回転を事前に報知する報知部(例えば、実施形態での第1電極(L)11L、第2電極(R)11R、および通電部20、表示器18、並びにスピーカ19)と、前記報知部を制御する報知制御部(例えば、実施形態での報知制御部17)と、を備え、前記報知制御部は、前記方向指示器が操作されてから前記自動運転制御部によって少なくとも前記ステアリングホイールが回転を開始するまでの間に前記報知部によって報知を行うように制御する。
(2)上記(1)に記載の自動運転制御装置では、前記乗員の前記ステアリングホイールの把持を検出する把持検出部(例えば、実施形態での把持状態検知部12)を備え、前記報知制御部は、前記把持検出部によって検出された前記ステアリングホイールの把持状況によって前記報知部による前記乗員に対する報知を変化させる。
(3)上記(2)に記載の自動運転制御装置では、前記報知制御部は、前記把持検出部によって前記乗員が前記ステアリングホイールを両手で把持していることが検出された場合に、前記報知部の報知強度を第1強度および報知時間を第1時間とする。
(4)上記(3)に記載の自動運転制御装置では、前記報知制御部は、前記把持検出部によって前記乗員が前記ステアリングホイールの前記方向指示器の反対側の部位を把持していることを検出した場合に、前記報知部の報知強度を前記第1強度より弱い第2強度とし、前記報知部の報知時間を前記第1時間よりも短い第2時間とする。
(5)上記(4)に記載の自動運転制御装置では、前記報知制御部は、前記把持検出部によって前記乗員が前記ステアリングホイールの前記方向指示器側の部位を把持していることを検出した場合に、前記報知部の報知強度を前記第2強度よりも弱い第3強度とし、前記報知部の報知時間を前記第2時間よりも短い第3時間とする。
上記(1)に記載の態様に係る自動運転制御装置によれば、車両が自動操舵を開始する前に、ステアリングホイールに設けられた報知部(例えば、低周波電流の通電部または振動発生部など)によって乗員に対して自動操舵の開始を予告する。これによって、乗員がステアリングホイールの自動操舵による回転に反射的に反応して、ステアリングホイールの回転を遮ることによる乗員の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
さらに、上記(2)の場合、乗員のステアリングホイールの把持状況に応じて、自動操舵時のステアリングホイールの回転に対する乗員の反応(例えば、回転を遮る力の大きさなど)は変化するため、把持状況に応じて報知を変化させることによって乗員に効果的に報知を行うことができる。
さらに、上記(3)の場合、乗員がステアリングホイールを両手で把持している状態は、ステアリングホイールに対して最も力が入りやすい状態であるため、報知強度を強く、かつ報知時間を長くすることによって、乗員の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
さらに、上記(4)の場合、乗員がステアリングホイールの方向指示器の反対側の部位を把持している場合は、両手で把持している状態よりもステアリングホイールに力が入りにくい状態である。これにより、報知強度をより弱く、かつ報知時間をより短くすることによって、乗員に対する過度な報知を防止しながら、乗員の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
さらに、上記(5)の場合、乗員がステアリングホイールの方向指示器側の部位を把持している場合は、方向指示器を操作しているため、方向指示器の反対側の部位を把持する場合に比べてステアリングホイールに力が入りにくい状態である。これにより、報知強度をより弱く、かつ報知時間をより短くすることによって、乗員に対する過度な報知を防止しながら、乗員の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る自動運転制御装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置のステアリングホイールの電極を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置の把持状態検知部の構成図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置の把持状態検知部から出力される電圧波形の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置において乗員がステアリングホイールを両手で把持している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置において乗員がステアリングホイールの方向指示器側の部位を片手で把持している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置において乗員がステアリングホイールの方向指示器の反対側の部位を片手で把持している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動運転制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る自動運転制御装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態による自動運転制御装置10は、車両1に搭載されている。自動運転制御装置10は、図1に示すように、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rと、把持状態検知部12と、方向指示器13と、外界センサ14と、自動運転制御部15と、駆動部16と、報知制御部17と、表示器18と、スピーカ19と、通電部20とを備えている。
第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの各々は、図2に示すように、直進位置(中立位置)におけるステアリングホイール21の左右それぞれに設けられている。第1電極(L)11Lは、中立位置であるステアリングホイール21の左側の部位、つまり運転者の左手により把持される部位に設けられている。第2電極(R)11Rは、中立位置であるステアリングホイール21の右側の部位、つまり運転者の右手により把持される部位に設けられている。第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rは、ステアリングホイール21の内周面、外周面、および側面等の一部又は全部に設けられている。
第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rは、導電性を有する材料であればどのような材料から形成されてもよい。第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rは、例えば、ステアリングホイール21の表面に塗布される導電性材料を含む塗料、または導電性の革材などである。
第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rは、把持状態検知部12に接続されている。
把持状態検知部12は、報知制御部17に接続されている。把持状態検知部12は、ステアリングホイール21に対する運転者の左右の手による把持状態を検出し、検出結果の信号を報知制御部17に出力する。把持状態検知部12は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの電位差を用いて、ステアリングホイール21に対する運転者の手による把持が、片手のみの把持か、または両手での把持かを判定する。 把持状態検知部12は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rが運転者の両手に接触している場合に第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの電位差が所定の関係になることに応じて運転者の心拍を検出する。把持状態検知部12は、運転者の心拍が検出されている場合に、ステアリングホイール21に対する運転者の手による把持が、両手での把持であると判定する。
把持状態検知部12は、図3に示すように、差動増幅回路を備えている。この差動増幅回路は、オペアンプの反転入力端子に接続される入力抵抗Rおよびフィードバック抵抗Rと、オペアンプの非反転入力端子に接続される入力抵抗Rおよび接地抵抗Rと、を備えている。各入力抵抗R,Rは同一であり、フィードバック抵抗Rおよび接地抵抗Rは同一である。把持状態検知部12から出力される電圧Vは、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの各々の電圧V,Vと、入力抵抗Rおよびフィードバック抵抗Rとにより、下記数式(1)に示すように記述される。
=(R/R)×(V−V)…(1)
把持状態検知部12は、ステアリングホイール21に対する運転者の手による把持が、片手のみの把持である場合には、運転者の手が第1電極(L)11Lまたは第2電極(R)11Rに接触するだけなので、図4に示すように、ノイズ(L)またはノイズ(R)を出力する。ノイズ(L)は、第2電極(R)11Rの電圧Vがゼロになるので、(R/R)×Vに応じた電圧値となる。ノイズ(R)は、第1電極(L)11Lの電圧Vがゼロになるので、(R/R)×Vに応じた電圧値となる。
把持状態検知部12は、ステアリングホイール21に対する運転者の手による把持が、両手の把持である場合には、運転者の両手が第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rに接触するので、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rから同相のノイズが入力される。これにより把持状態検知部12は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rのノイズを相殺して、(R/R)×(V−V)に応じたR波高さの電圧値を有する運転者の心拍の信号を出力する。なお、R波は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの電位差の変化を示す一周期分の波形において振幅が最も大きい波である。把持状態検知部12は、定期的に出現するR波の時間間隔の長さに応じて心拍数を検知する。
把持状態検知部12は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの電位差の変化から運転者の心拍を検出することができない場合には、ステアリングホイール21に対する運転者の手による把持が、片手のみの把持であると判断する。把持状態検知部12は、運転者の手が第1電極(L)11Lまたは第2電極(R)11Rに接触する場合に、電圧Vまたは電圧Vがゼロになることに応じて、運転者がステアリングホイール21の左側の部位および右側の部位の何れを把持しているかを検知する。
方向指示器13は、ステアリングホイール21の左右片側(例えば、右側)において、運転席から車両前方に向かってステアリングホイール21よりも車両前方側に配置されている。方向指示器13は、自動運転制御部15および報知制御部17に接続されている。方向指示器13は、運転者による入力操作に応じて、車両1の進行方向を左右の何れかに変化させることを指示する信号を出力する。
外界センサ14は、レーダ装置(図示略)およびカメラ(図示略)などを備えている。外界センサ14は、自動運転制御部15に接続されている。
レーダ装置は、車両1の外界に設定された検出対象領域を複数の角度領域に分割し、各角度領域を走査するようにして、電磁波の発信信号を発信する。そして、各発信信号が車両1の外部の物体(例えば、他車両など)によって反射されることで生じた反射波の反射信号を受信する。そして、発信信号および反射信号に応じた検知信号、例えばレーダ装置から外部の物体までの距離に係る検知信号と、ドップラー効果による外部の物体の相対速度に係る検知信号となどを生成し、これらの検知信号を自動運転制御部15に出力する。
カメラは、車両1の外界に設定された撮像領域を撮像する。そして、撮像によって得られた画像に適宜の画像処理を行なうことによって画像データを生成し、この画像データの信号を自動運転制御部15に出力する。
自動運転制御部15は、外界センサ14のレーダ装置から出力される検知信号およびカメラから出力される画像データの信号と、方向指示器13から出力される信号とを用いて、駆動部16によって車両1の自動運転を制御する。自動運転制御部15は、例えば、運転者が方向指示器13を操作した際に方向指示器13から出力される信号を受信した場合に、この信号によって指示される進行方向に外部の物体(例えば、他車両など)が存在するか否かを外界センサ14からの信号を用いて判定する。自動運転制御部15は、方向指示器13によって指示される進行方向に外部の物体が存在しないと判定すると、駆動部16のステアリングアクチュエータなどを制御することによって、ステアリングホイール21を自動的に回転させるとともに車両1の進行方向を自動的に変更する。自動運転制御部15は、ステアリングアクチュエータの駆動により転舵輪を自動的に制御する際に、ステアリングホイール22と転舵輪との連動を維持し、転舵輪の転舵に連動してステアリングホイール21を回転させる。
駆動部16は、車両1の駆動源としての内燃機関またはモータと、ブレーキアクチュエータと、ステアリングアクチュエータとなどを備える。
報知制御部17は、自動運転制御部15による自動運転の開始に先立って、表示器18、スピーカ19、および通電部20の少なくとも何れかによって自動運転の開始を運転者に事前に報知する。報知制御部17は、運転者が方向指示器13を操作した際に方向指示器13から出力される信号に応じて自動運転制御部15が自動的に車両1の転舵を制御する場合に、少なくともステアリングホイール21が回転を開始するまでの間に報知を行なう。報知制御部17は、通電部20によって第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rに所定の低周波パルス電流などを通電することによって、運転者に報知を行なう。
報知制御部17は、把持状態検知部12によって検知されるステアリングホイール21に対する運転者の左右の手による把持状態に応じて、報知動作を変化させる。
報知制御部17は、図5に示すように、把持状態検知部12によって運転者がステアリングホイール21を両手で把持していることが検出された場合に、報知強度を最も強い第1強度および報知時間を最も長い第1時間とする。
報知制御部17は、図6に示すように、把持状態検知部12によって運転者がステアリングホイール21における方向指示器13の反対側の部位(例えば、左側の部位)を片手で把持していることが検出された場合に、報知強度を第2強度および報知時間を第2時間とする。報知強度の第2強度は第1強度よりも弱く、報知時間の第2時間は第1時間よりも短い。
報知制御部17は、図7に示すように、把持状態検知部12によって運転者がステアリングホイール21における方向指示器13側の部位(例えば、右側の部位)を片手で把持していることが検出された場合に、報知強度を第3強度および報知時間を第3時間とする。報知強度の第3強度は第2強度よりも弱く、報知時間の第3時間は第2時間よりも短い。
表示器18、スピーカ19、および通電部20の各々は、報知制御部17に接続されている。表示器18、スピーカ19、および通電部20の各々は、報知制御部17から出力される制御信号に応じて動作する。
通電部20は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rに接続されている。通電部20は、例えば、低周波パルス電流を第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rに通電する回路などである。通電部20は、報知制御部17によって設定される報知時間に亘って、報知強度に応じた大きさの電流を第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)に通電する。
本実施の形態による自動運転制御装置10は上記構成を備えており、次に、この自動運転制御装置10の動作について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、報知制御部17は、運転者が方向指示器13を作動させたか否かを判定する(ステップS01)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、ステップS01の処理を繰り返し実行する(ステップS01のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理をステップS02に進める(ステップS01のYES側)。
次に、報知制御部17は、把持状態検知部12によって運転者がステアリングホイール21を両手で把持していることが検出されたか否かを判定する(ステップS02)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、処理をステップS06に進める(ステップS02のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理をステップS03に進める(ステップS02のYES側)。
次に、報知制御部17は、報知強度を最も強い第1強度および報知時間を最も長い第1時間として報知動作(第1報知動作)を開始する(ステップS03)。
次に、報知制御部17は、第1報知動作の開始から所定の第1時間が経過したか否かを判定する(ステップS04)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、処理を上述したステップS03に戻す(ステップS04のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理をステップS05に進める(ステップS04のYES側)。
次に、報知制御部17は、報知動作の実行を終了する(ステップS05)。そして、一連の処理を終了させる。
また、報知制御部17は、把持状態検知部12によって運転者がステアリングホイール21における方向指示器13の反対側の部位(例えば、左側の部位)を片手で把持していることが検出されたか否かを判定する(ステップS06)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、処理をステップS09に進める(ステップS06のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理をステップS07に進める(ステップS06のYES側)。
次に、報知制御部17は、報知強度を第1強度よりも弱い第2強度および報知時間を第1時間よりも短い第2時間として報知動作(第2報知動作)を開始する(ステップS07)。
次に、報知制御部17は、第2報知動作の開始から所定の第2時間が経過したか否かを判定する(ステップS08)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、処理を上述したステップS07に戻す(ステップS08のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理を上述したステップS05に進める(ステップS08のYES側)。
また、報知制御部17は、把持状態検知部12によって運転者がステアリングホイール21における方向指示器13側の部位(例えば、右側の部位)を片手で把持していることが検出されたか否かを判定する(ステップS09)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、一連の処理を終了させる(ステップS09のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理をステップS10に進める(ステップS09のYES側)。
次に、報知制御部17は、報知強度を第2強度よりも弱い第3強度および報知時間を第2時間よりも短い第3時間として報知動作(第3報知動作)を開始する(ステップS10)。
次に、報知制御部17は、第3報知動作の開始から所定の第3時間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。
この判定結果が「NO」の場合、報知制御部17は、処理を上述したステップS10に戻す(ステップS11のNO側)。
一方、この判定結果が「YES」の場合、報知制御部17は、処理を上述したステップS05に進める(ステップS11のYES側)。
上述したように、本実施の形態による自動運転制御装置10によれば、車両1が自動操舵を開始する前に、ステアリングホイール21に設けられた第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rによって運転者に対して自動操舵の開始を予告する。これによって、運転者がステアリングホイール21の自動操舵による回転に反射的に反応して、ステアリングホイール21の回転を遮ることによる運転者の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
さらに、運転者のステアリングホイール21の把持状況に応じて、自動操舵時のステアリングホイール21の回転に対する運転者の反応(例えば、回転を遮る力の大きさなど)は変化するため、把持状況に応じて報知を変化させることによって運転者に効果的に報知を行うことができる。
例えば運転者がステアリングホイール21を両手で把持している状態は、ステアリングホイール21に対して最も力が入りやすい状態であるため、相対的に報知強度を強く、かつ報知時間を長くすることによって、運転者の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
また、例えば運転者がステアリングホイール21における方向指示器13の反対側の部位を把持している場合は、両手で把持している状態よりもステアリングホイール21に力が入りにくい状態である。これにより、報知強度をより弱く、かつ報知時間をより短くすることによって、運転者に対する過度な報知を防止しながら、運転者の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
また、例えば運転者がステアリングホイール21の方向指示器13側の部位を把持している場合は、運転者が方向指示器13を操作しているため、方向指示器13の反対側の部位を把持する場合に比べてステアリングホイール21に力が入りにくい状態である。これにより、報知強度をより弱く、かつ報知時間をより短くすることによって、運転者に対する過度な報知を防止しながら、運転者の意図しない自動操舵のキャンセルの発生を抑制することができる。
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態において、報知制御部17は、少なくともステアリングホイール21が回転を開始するまでの間に報知を行なうとしたが、これに限定されない。
報知制御部17は、ステアリングホイール21が回転を開始する前に報知を開始して、ステアリングホイール21の回転中においても報知を継続してもよい。
上述した実施形態において、報知制御部17は、通電部20によって第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rに所定の低周波電流を通電するとしたが、これに限定されない。
報知制御部17は、駆動部16のステアリングアクチュエータの駆動によってステアリングホイール21を振動させてもよい。また、報知制御部17は、所定の低周波電流の通電または振動などの触覚的報知に加えて、表示器18を用いた視覚的報知またはスピーカ19を用いた聴覚的報知を行なってもよい。
上述した実施形態において、把持状態検知部12は、差動増幅回路を備えるとしたが、これに限定されず、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの電位差を用いる他の回路を備えてもよい。
上述した実施形態において、把持状態検知部12は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの電位差を用いて、ステアリングホイール21に対する運転者の手の接触を検出するとしたが、これに限定されない。
把持状態検知部12は、第1電極(L)11Lおよび第2電極(R)11Rの代わりに静電容量センサなどの他のセンサを備えてもよい。
また、把持状態検知部12は、例えば車両1の車室内を撮像するカメラを備えてもよい。把持状態検知部12は、カメラによって撮像される運転者の手およびステアリングホイール21の画像から、ステアリングホイール21に対する運転者の把持状態が、片手のみの把持か、両手での把持かを判定してもよい。
上述した実施形態において、把持状態検知部12、自動運転制御部15、および報知制御部17の一部、または全部は、CPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより機能する機能部であってもよい。また、これら構成を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよく、これら構成の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…車両、10…自動運転制御装置、11L…第1電極(L)(報知部)、11R…第2電極(R)(報知部)、12…把持状態検知部(把持検出部)、13…方向指示器、14…外界センサ、15…自動運転制御部、16…駆動部、17…報知制御部、18…表示器(報知部)、19…スピーカ(報知部)、20…通電部(報知部)、21…ステアリングホイール

Claims (5)

  1. 方向指示器と、
    前記方向指示器が操作された場合に、前記方向指示器の操作方向に車両の操舵を自動的に行う自動運転制御部と、
    ステアリングホイールに設けられ、前記ステアリングホイールの回転を事前に報知する報知部と、
    前記報知部を制御する報知制御部と、
    を備え、
    前記報知制御部は、前記方向指示器が操作されてから前記自動運転制御部によって少なくとも前記ステアリングホイールが回転を開始するまでの間に前記報知部によって報知を行うように制御する、
    ことを特徴とする自動運転制御装置。
  2. 前記乗員の前記ステアリングホイールの把持を検出する把持検出部を備え、
    前記報知制御部は、前記把持検出部によって検出された前記ステアリングホイールの把持状況によって前記報知部による前記乗員に対する報知を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動運転制御装置。
  3. 前記報知制御部は、前記把持検出部によって前記乗員が前記ステアリングホイールを両手で把持していることが検出された場合に、前記報知部の報知強度を第1強度および報知時間を第1時間とする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動運転制御装置。
  4. 前記報知制御部は、前記把持検出部によって前記乗員が前記ステアリングホイールの前記方向指示器の反対側の部位を把持していることを検出した場合に、前記報知部の報知強度を前記第1強度より弱い第2強度とし、前記報知部の報知時間を前記第1時間よりも短い第2時間とする、
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動運転制御装置。
  5. 前記報知制御部は、前記把持検出部によって前記乗員が前記ステアリングホイールの前記方向指示器側の部位を把持していることを検出した場合に、前記報知部の報知強度を前記第2強度よりも弱い第3強度とし、前記報知部の報知時間を前記第2時間よりも短い第3時間とする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動運転制御装置。
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