JP2016106881A - 医用画像診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の臓器に関する被曝の状況を容易に把握することができる医用画像診断装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の医用画像診断装置は、取得部と、判定部と、報知部とを備える。取得部は、被検体における所定の臓器の3次元的な位置情報を取得する。判定部は、位置情報に基づいて、被検体に対してX線が照射される手技においてX線の照射方向に所定の臓器があるか否かを判定する。報知部は、X線の照射方向に所定の臓器があると判定された場合に、所定の臓器の被曝情報を報知する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、医用画像診断装置に関する。
X線診断装置は、例えば、血管内の治療の際に被検体を撮影することで、医師等の術者による血管とステント等との位置関係の観察を支援する。このような血管内の治療中、X線診断装置は、被検体の特定部位に対して特定の方向から比較的長時間X線を照射する。
このため、X線診断装置によるX線画像撮影時に、被検体の表面が被曝するX線量を皮膚被曝線量として管理するDTS(Dose Tracking System)がある。例えば、DTSは、X線診断装置による照射条件から被検体の被曝量を算出する。そして、DTSは、擬似的な人体モデルを被検体の身体情報に基づいて生成し、生成した人体モデルに被曝量を関連付けた被曝量画像をモニタに表示する。しかしながら、上述した従来技術では、所定の臓器に関する被曝の状況を把握しにくい場合があった。
特開2000−152924号公報
本発明が解決しようとする課題は、所定の臓器に関する被曝の状況を容易に把握することができる医用画像診断装置を提供することである。
実施形態の医用画像診断装置は、取得部と、判定部と、報知部とを備える。取得部は、被検体における所定の臓器の3次元的な位置情報を取得する。判定部は、前記位置情報に基づいて、前記被検体に対してX線が照射される手技において前記X線の照射方向に前記所定の臓器があるか否かを判定する。報知部は、前記X線の照射方向に前記所定の臓器があると判定された場合に、前記所定の臓器の被曝情報を報知する。
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るDTSの構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るデータ生成部によって生成される被曝量画像の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る臓器指定の一例を説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。 図9Aは、第1の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。 図9Bは、第1の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る表示部にて表示される数値情報の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係るX線診断装置による処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、第2の実施形態に係る臓器の被曝許容量の一例を説明するための図である。 図13は、第2の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。 図14Aは、第2の実施形態に係る報知部によって報知される残り被曝量の情報の一例を示す図である。 図14Bは、第2の実施形態に係る報知部によって報知される残り被曝量の情報の一例を示す図である。 図15は、第2の実施形態に係るX線診断装置による処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る医用画像診断装置を説明する。なお、以下では、医用画像診断装置としてのX線診断装置とDTSとを含む医用情報処理システムを例に挙げて説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る医用情報処理システムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る医用情報処理システム1は、X線診断装置100と、DTS(Dose Tracking System)200と、画像保管装置300とを有する。図1に例示する各装置は、例えば、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)により、直接的、又は間接的に相互に通信可能な状態となっている。例えば、医用情報処理システム1にPACS(Picture Archiving and Communication System)が導入され、各装置は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、X線画像及び被曝量画像等を相互に送受信する。
なお、図1に示す医用情報処理システム1は、あくまでも一例であり、ネットワークにその他種々の装置が接続される場合であってもよい。例えば、医師(術者)などのユーザによる指示操作に基づいて、画像保管装置300から画像を取得して、種々の汎用ビューワー(Viewer)や専用ビューワーで各種画像を表示する端末装置や、X線診断装置100によって収集されたX線画像や、DTS200によって生成された被曝量画像に対して各種画像処理を実行する医用情報処理装置などが接続される場合であってもよい。また、X線CT(Computed Tomography)装置などの他のモダリティがネットワークに接続される場合であってもよい。
画像保管装置300は、X線診断装置100から受信したX線画像や、DTS200から受信した被曝量画像を保管する。DTS200は、X線診断装置100のX線照射によって被検体が被曝した線量に関する情報を生成する。具体的には、DTS200は、X線診断装置100から受信した手技中のCアーム15及び天板14の制御情報、及び、被検体に対して照射されたX線量などの情報に基づいて、被曝量画像などの情報を生成する。図2は、第1の実施形態に係るDTS200の構成の一例を示す図である。図2に示すように、例えば、DTS200は、入力部210と、表示部220と、人体モデル生成部230と、データ生成部240とを有する。
入力部210は、被検体Pが被曝した線量の管理を行う操作者から、各種指示を受付ける。例えば、入力部210は、被曝量画像などの情報の表示指示を操作者から受付ける。表示部220は、例えばモニタであり、データ生成部240により生成された被曝量画像を表示する。
人体モデル生成部230は、入力部210から入力された被検体Pの個人情報(性別、年齢、身長、体重、大まかな体系分類等)などに基づいて、被検体P又は診断対象部位の人体モデルを生成する。なお、人体モデル生成部230は、楕円や球等によって被検体P等を近似的に表す人体モデルを生成してもよいし、人体等を忠実に表現する人体モデルを生成してもよい。また、人体モデル生成部230は、被検体Pの身体情報に基づいて、複数の人間身体断層プロファイルから当該被検体Pに最も近いプロファイルを自動的に選択し、当該選択されたプロファイルを使って全身の人体モデルを生成する。
データ生成部240は、人体モデル生成部230によって生成された人体モデルと、X線診断装置100から受信した情報とに基づいて被曝量を算出し、被検体Pについての被曝量の分布を示す被曝量画像を生成する。例えば、データ生成部240は、X線診断装置100から受信したX線量や、Cアーム15の位置、天板14の位置、SID(Source Image Distance)、X線管12とX線検出器16とを結ぶ軸と被検体Pの体軸又は任意の基準軸とのなす角度などに基づいて、人体モデルの画素ごとの被曝量を算出して、被曝量画像を生成する。
図3は、第1の実施形態に係るデータ生成部240によって生成される被曝量画像の一例を示す図である。例えば、データ生成部240は、図3に示すように、領域R1に人体モデルの画素ごとの被曝量の分布を示す被曝量画像を生成する。ここで、データ生成部240は、図3に示すように、現時点の被検体Pに対するX線の照射位置を示すビーム30とX線が照射された位置の被曝量を示す被曝量画像を生成する。すなわち、データ生成部240は、Cアーム15の位置や、天板14の位置などの変化に応じてビーム30の位置を変化させながら、X線が照射された位置に被曝の状況を示した被曝量画像を生成する。例えば、データ生成部240は、図3に示すように、領域R2にカラーバーを示し、被曝量の違いを色で示した被曝量画像を生成する。一例を挙げると、データ生成部240は、被曝量が増加するにしたがって青から赤に変化するカラーバーを設定し、画素ごとの被曝量を色で示す。かかる場合、被曝量画像は、手技中にX線が照射されて被曝量が増加している領域が徐々に赤に変化することとなる。
また、データ生成部240は、領域R3に現在の被曝線量の値や、被曝量の総量(時間積分値)の値を示した被曝量画像を生成する。ここで、データ生成部240は、X線診断装置100から情報を受信している間、上述した被曝量画像を継続して生成する。例えば、データ生成部240は、X線診断装置100から情報を受信している間、リアルタイムに30フレーム/秒のフレームレートで被曝量画像を生成する。そして、データ生成部240は、被曝量画像を生成するごとにリアルタイムにX線診断装置100などに送信する。
X線診断装置100は、種々の手技が実行されている間、DTS200から被曝量画像を受信してモニタに表示することで、手技を行う術者に皮膚被曝の状況を把握させる。ここで、上述したように、DTS200から受信する被曝量画像は、被検体Pの皮膚の被曝量に関する情報であり、種々の臓器に関する情報は含まれていない。しかしながら、水晶体や、甲状腺、生殖器などのX線に対する感受性が高い臓器についても、臓器障害を低減させるために、被曝の状況を管理したいという要求がある。そこで、本願に係るX線診断装置100は、種々の臓器の被曝情報を出力することで、臓器の被曝を管理可能にして、種々の臓器の被曝状況を容易に把握させることを可能にする。
第1の実施形態では、DTS200によって生成される情報を用いて臓器の被曝を判定して、被曝情報を出力する場合の例について説明する。図4は、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成の一例を示す図である。図4に示すように、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、装置本体110と操作端末120とを備える。装置本体110は、図4に示すように、高電圧発生器11と、X線管12と、X線絞り装置13と、天板14と、Cアーム15と、X線検出器16と、Cアーム回転・移動機構17と、天板移動機構18と、Cアーム・天板機構制御部19と、絞り制御部20とを備え、例えば、種々の手技が行われる手技室に配置される。ここで、手技室には、手技を行う術者によって観察される表示部23aが配置される。
操作端末120は、図4に示すように、システム制御部21と、入力部22と、表示部23bと、画像データ生成部24と、画像データ記憶部25と、画像処理部26とを備え、例えば、種々の操作を行うための操作室に配置される。ここで、操作室には、DTS200も配置され、操作者は、術者の指示などに基づいて、X線診断装置100を操作するとともに、DTS200も操作する。
高電圧発生器11は、システム制御部21による制御の下、高電圧を発生し、発生した高電圧をX線管12に供給する。X線管12は、高電圧発生器11から供給される高電圧を用いて、X線を発生する。
X線絞り装置13は、絞り制御部20による制御の下、X線管12が発生したX線を、被検体Pの関心領域に対して選択的に照射されるように絞り込む。例えば、X線絞り装置13は、スライド可能な4枚の絞り羽根を有する。X線絞り装置13は、絞り制御部20による制御の下、これらの絞り羽根をスライドさせることで、X線管12が発生したX線を絞り込んで被検体Pに照射させる。なお、X線管12と、X線絞り装置13とをまとめてX線管装置とも呼ぶ。天板14は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。なお、被検体Pは、装置本体110に含まれない。
X線検出器16は、被検体Pを透過したX線を検出する。例えば、X線検出器16は、マトリックス状に配列された検出素子を有する。各検出素子は、被検体Pを透過したX線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積した電気信号を画像データ生成部24に送信する。
Cアーム15は、X線管12、X線絞り装置13及びX線検出器16を保持する。X線管12及びX線絞り装置13とX線検出器16とは、Cアーム15により被検体Pを挟んで対向するように配置される。
Cアーム回転・移動機構17は、Cアーム15を回転及び移動させるための機構であり、天板移動機構18は、天板14を移動させるための機構である。Cアーム・天板機構制御部19は、システム制御部21による制御の下、Cアーム回転・移動機構17及び天板移動機構18を制御することで、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。絞り制御部20は、システム制御部21による制御の下、X線絞り装置13が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。
画像データ生成部24は、X線検出器16によってX線から変換された電気信号を用いて画像データを生成し、生成した画像データを画像データ記憶部25に格納する。例えば、画像データ生成部24は、X線検出器16から受信した電気信号に対して、電流・電圧変換やA(Analog)/D(Digital)変換、パラレル・シリアル変換を行い、画像データを生成する。
そして、画像データ生成部24は、生成した画像データからX線画像を生成して、生成したX線画像を画像データ記憶部25に格納する。画像データ記憶部25は、画像データ生成部24によって生成された画像データを記憶する。
画像処理部26は、画像データ記憶部25が記憶する画像データに対して各種画像処理を行う。例えば、画像処理部26は、画像データ記憶部25が記憶する時系列に沿った複数のX線画像を処理することにより、動画像を生成する。
入力部22は、操作者から各種指示を受け付ける。例えば、入力部22は、マウス、キーボード、ボタン、トラックボール、ジョイスティックなどを有する。入力部22は、操作者から受け付けた指示を、システム制御部21に転送する。
表示部23a及び表示部23bは、操作者の指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、画像データ記憶部25が記憶する画像データなどを表示する。例えば、表示部23aは、検査室ディスプレイであり、表示部23bは、操作室ディスプレイである。なお、表示部23a及び表示部23bは、複数のディスプレイをそれぞれ有してもよい。例えば、表示部23a及び表示部23bはリアルタイムの透視画像や、DTS200によって生成された被曝量画像、所定の臓器の被曝情報などを表示する。
システム制御部21は、X線診断装置100全体の動作を制御する。例えば、システム制御部21は、入力部22から転送された操作者の指示に従って高電圧発生器11を制御し、X線管12に供給する電圧を調整することで、被検体に対して照射されるX線量やON/OFFを制御する。また、例えば、システム制御部21は、操作者の指示に従ってCアーム・天板機構制御部19を制御し、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。また、例えば、システム制御部21は、操作者の指示に従って絞り制御部20を制御し、X線絞り装置13が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体に対して照射されるX線の照射範囲を制御する。
また、システム制御部21は、操作者の指示に従って、画像データ生成部24による画像データ生成処理や、画像処理部26による画像処理、或いは解析処理などを制御する。また、システム制御部21は、操作者の指示を受け付けるためのGUIや画像データ記憶部25が記憶する画像などを、表示部23a及び表示部23bのディスプレイに表示するように制御する。また、システム制御部21は、DTS200と通信を行い、手技中のCアーム15及び天板14の制御情報、及び、被検体Pに対して照射されたX線量などの情報をリアルタイムにDTS200に送信する。また、システム制御部21は、画像保管装置300と通信を行い、装置本体110によって撮影されたX線画像を送信する。
ここで、第1の実施形態に係るシステム制御部21は、図4に示すように、取得部21aと、判定部21bと、報知部21cとを有し、DTS200によって生成された情報を用いて所定の臓器の被曝情報を報知する。具体的には、システム制御部21は、操作者によって指定された臓器の被曝情報を報知する。ここで、システム制御部21は、所定の臓器として、水晶体、甲状腺、骨髄、精巣及び卵巣のうち少なくとも1つを含む臓器について被曝情報を報知する。図5は、第1の実施形態に係る臓器指定の一例を説明するための図である。例えば、システム制御部21は、被検体Pが天板にのり、診断又は治療が開始されると、表示部23a及び表示部23bに図5に示す臓器指定のためのGUIを表示させる。そして、システム制御部21は、入力部22を介して操作者によって指定された臓器の被曝情報を報知する。
例えば、システム制御部21は、図5に示すように、臓器を指定するためのGUIを表示部23a及び表示部23bに表示させ、「水晶体」、「甲状腺」、「骨髄」、「精巣」、「卵巣」及び「小腸」などの臓器に対応するチェックボックスのうち「水晶体」にチェックが入れられると、DTS200によって生成された情報を用いて「水晶体」の被曝情報を報知する。なお、対象となる臓器は、上述したように操作者によって指定されるだけではなく、例えば、手技ごとに予め設定されている場合であってもよい。かかる場合には、システム制御部21は、予め設定された情報を参照して対象となる臓器を決定する。
上述したように対象となる臓器が指定されると、システム制御部21の取得部21aは、被検体における臓器の3次元的な位置情報を取得する。例えば、取得部21aは、DTS200によって生成された被検体Pの人体モデルと、被検体Pの天板14上の位置情報とを取得して、天板14に対する臓器の3次元的な位置情報を取得する。一例を挙げると、まず、取得部21aは、天板14のトップの位置から被検体Pの頭頂部までの距離を取得することで、被検体Pの天板14上の位置情報を取得する。なお、天板14のトップの位置から被検体Pの頭頂部までの距離は、発光部及び受光部を備えた測定器によって測定されてもよく、或いは、手動で測定されてもよい。
天板14上の被検体Pの位置情報を取得すると、取得部21aは、被検体Pの位置に人体モデルを配置することで、天板14に対する人体モデルの位置を特定する。人体モデルは、被検体Pの個人情報に基づいて生成されたものであり、被検体Pにおける各臓器の3次元的な位置情報を有する。従って、天板14に対する人体モデルの位置を特定することにより、天板14に対する各臓器の3次元的な位置を特定することができる。取得部21aは、上述したように天板14に対する人体モデルの位置を特定すると、天板14に対する指定された臓器(例えば、水晶体など)の3次元的な位置情報を判定部21bに送出する。なお、上述した例では、天板14のトップの位置から被検体Pの頭頂部までの距離を取得することで、被検体Pの天板14上の位置情報を取得する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、被検体Pの天板14上の位置情報を取得できる手法であればどのような手法が用いられてもよい。
判定部21bは、取得部21aによって取得された位置情報に基づいて、被検体Pに対してX線が照射される手技においてX線の照射方向に所定の臓器があるか否かを判定する。具体的には、判定部21bは、X線管12とX線検出器16との間に所定の臓器が位置する幾何学的配置になっているか否かを判定する。例えば、判定部21bは、天板14に対する水晶体の3次元的な位置情報と、天板14に対するCアーム15の位置情報とからX線管12とX線検出器16との間に水晶体が配置されているか否かを判定する。ここで、判定部21bは、Cアーム15の位置情報を手技の間継続して取得し、水晶体がX線管12とX線検出器16との間にあるか否かを判定する。なお、Cアーム15の位置情報は、Cアーム15が移動するごとに取得される場合であってもよい。
ここで、判定部21bは、X線管12からX線が照射されている間だけではなく、未照射時においても、X線管12とX線検出器16との間に所定の臓器が位置する幾何学的配置になっているか否かを判定する。すなわち、判定部21bは、手技が開始されてから終了するまでの間、X線を照射するX線管12の位置と位置情報に基づく所定の臓器の位置とに基づいて、X線の未照射時及び照射時にX線の照射方向に所定の臓器があるか否かを判定する。そして、判定部21bは、判定結果を報知部21cに送出する。例えば、判定部21bは、水晶体に関する判定結果を報知部21cに送出する。
報知部21cは、X線の照射方向に所定の臓器があると判定された場合に、所定の臓器の被曝情報を報知する。具体的には、報知部21cは、X線管12とX線検出器16との間に所定の臓器が位置する幾何学的配置になっている場合に、被曝情報を報知する。ここで、報知部21cは、X線の未照射時にX線の照射方向に所定の臓器があると判定された場合にも、所定の臓器の被曝情報を報知する。例えば、報知部21cは、被曝情報として、X線の照射方向に所定の臓器があることを示す警告情報、及び、所定の臓器の被曝量を示す数値情報のうち少なくとも1つを報知する。
図6は、第1の実施形態に係る報知部21cによって報知される報知情報の一例を示す図である。例えば、報知部21cは、図6に示すように、判定部21bによってX線の照射方向に水晶体があると判定された場合に、DTS200によって生成された被曝量画像における人体モデルの水晶体を強調して表示部23a及び表示部23bに表示させる。すなわち、報知部21cは、図6に示すように、被曝量画像におけるビーム30の方向に水晶体がある場合に、水晶体を強調して表示させる。
ここで、報知部21cは、単に水晶体を強調表示させるだけではなく、表示面において水晶体に相当する位置の画素を強調させる。すなわち、図6の左側の人体モデルに示すように、報知部21cは、表示面の奥行き方向で奥側を向いた人体モデルにおいても水晶体に相当する位置の画素を強調表示させる。被曝量画像の人体モデルは、向きを自由に操作することができ、手技によって観察しやすい向きに向けられる。従って、報知部21cは、人体モデルがどのような向きを向いている場合でも臓器の強調表示が観察可能となるように、臓器に相当する位置の画素を強調表示させる。
例えば、表示部23aに表示される被曝量画像を参照しながら手技を進めている術者は、X線を照射せずにCアーム15を照射位置に動かした際に水晶体が強調表示された場合、水晶体にX線が照射されることを把握することができる。また、X線を照射した状態で水晶体が強調表示された場合、術者は、水晶体にX線が照射されていることを把握することができる。これにより、術者は、水晶体にX線が照射されない位置にCアーム15を移動させることで、水晶体の被曝量を低減させることができる。
また、報知部21cは、人体モデル上の対象の臓器を強調して表示させるだけなく、その他の情報により被曝情報を報知することもできる。例えば、水晶体のように小さな臓器の場合、人体モデル上の位置を強調しても術者が気づき難い場合がある。そこで、報知部21cは、被曝量画像内に種々の情報を表示させる。図7は、第1の実施形態に係る報知部によって報知される報知情報の一例を示す図である。例えば、報知部21cは、図7の(A)に示すように、X線の照射方向に水晶体がない場合には、ビーム30を通常の色(例えば、白等)で表示させる。ここで、例えばCアーム15や天板14が移動されてX線の照射方向に水晶体が入った場合には、報知部21cは、図7の(B)に示すように、ビーム30の色を変えることで(例えば、白から黄色等に変えることで)、水晶体にX線が照射される(又は、照射されている)ことを術者に報知する。
また、報知部21cは、X線の照射方向に水晶体が入った場合に、図7に示すように、被曝量画像上に警告表示「ALERT」31を表示させる。これにより、術者は、自身が指定した臓器(例えば、水晶体)がX線の照射方向に入っていることを把握することができる。ここで、報知部21cは、警告情報として、上記した警告表示の他にも音声情報を用いることができる。例えば、報知部21cは、X線の照射方向に水晶体が入った場合に、それを知らせるための音声情報(例えば、警告音や、X線が対象の臓器に照射されることを知らせる音声など)を出力させる。
さらに、報知部21cは、臓器がX線の照射方向にある場合に、上述した被曝量画像の人体モデルの臓器を強調して表示させるだけではなく、対象の臓器を拡大して強調表示させることも可能である。図8は、第1の実施形態に係る報知部21cによって報知される被曝情報の一例を示す図である。例えば、報知部21cは、図8に示すように、対象の臓器である水晶体を含む頭部を拡大したモデルを生成して、生成したモデルの水晶体を強調して表示する。かかる場合には、例えば、報知部21cは、対象の臓器の指定情報を受け付けて、指定情報に基づいてモデルを生成し、判定部21bの判定結果に基づいて対象の臓器を強調して表示する。ここで、図8に示す拡大モデルは、被曝量画像内に表示させる場合でもよく、被曝量画像とは異なるウィンドウで表示させる場合であってもよい。
また、報知部21cは、その他種々の表示情報によって対象の臓器がX線の照射方向にあることを報知することができる。図9A及び図9Bは、第1の実施形態に係る報知部21cによって報知される被曝情報の一例を示す図である。例えば、報知部21cは、水晶体がX線の照射方向にある場合に、図9Aに示すように、文字「水晶体」32や、水晶体を示すピクトグラム33を被曝量画像に表示させる。すなわち、Cアーム15や天板14が移動されてX線の照射方向に水晶体が入った場合に、報知部21cは、文字「水晶体」32や、ピクトグラム33を被曝量画像に表示させる。
また、報知部21cは、図9Bに示すように、複数の臓器について文字情報を表示させておき、X線の照射方向に入った臓器を強調して表示させることも可能である。例えば、報知部21cは、図9Bに示すように、文字「水晶体」、「甲状腺」、「骨髄」、「精巣」及び「卵巣」を被曝量画像に表示させておき、X線の照射方向に入った「水晶体」の文字を強調して表示させる。図9A及び図9Bに示す報知情報は、例えば、対象の臓器が複数指定された場合に、指定された臓器ごとにX線の照射方向にあるか否かを正確に報知することができる。
さらに、報知部21cは、所定の臓器の被曝量を示す数値情報を表示させることもできる。ここで、報知部21cは、所定の臓器の被曝量を示す数値情報を、皮膚の被曝量を示す数値情報とは別に表示させる。上述したように、被曝量画像は、例えば皮膚の被曝線量の値が含まれ、表示部23a及び表示部23bにて表示される。そこで、報知部21cは、被曝量画像に含まれる皮膚の被曝線量の値とは別に臓器の被曝線量の値を表示部23a及び表示部23bに表示させる。
図10は、第1の実施形態に係る表示部23a及び表示部23bにて表示される数値情報の一例を示す図である。例えば、表示部23a及び表示部23bは、図10に示すように、皮膚の被曝線量の値を表示する領域34と臓器の被曝線量の値を表示する領域35を表示する。ここで、領域34には、例えば、体全体における被曝総量の最大値を示す「Peak Skin Dose:・・・mGy」や、現時点のFOVにおける被曝総量の最大値を示す「FOV Peak Skin Dose:・・・mGy」などが表示される。
一方、領域35には、例えば、対象の臓器の被曝総量の値「Peak Dose:・・・mGy、・・・mSv」などが表示される。ここで、表示部23a及び表示部23bは、臓器の被曝線量を表示する場合、図10に示すように、X線の吸収線量を示すグレイ(図中、ミリグレイ:mGy)に加えて、被曝による生物学的影響の大きさ(線量当量)を示すシーベルト(図中、ミリシーベルト:mSV)を表示する。かかる場合には、報知部21cは、グレイの値に対象の臓器ごとの係数を乗じることで線量当量を算出して、表示部23a及び表示部23bに表示させる。これにより、術者は、X線に対する感受性が異なる種々の臓器の被曝状況を生物学的な影響を考慮して把握することができる。
次に、第1の実施形態に係るX線診断装置100による処理について、図11を用いて説明する。図11は、第1の実施形態に係るX線診断装置100による処理の手順を示すフローチャートである。第1の実施形態に係るX線診断装置100においては、図11に示すように、手技が開始されると(ステップS101肯定)、入力部22が被曝量を管理する対象となる臓器の指定を受け付ける(ステップS102)。
入力部22が臓器の指定を受け付けると、取得部21aは、指定された臓器の位置情報を取得する(ステップS103)。例えば、取得部21aは、DTS200によって生成された人体モデルと天板14に対する被検体の位置情報とから、天板14に対する指定された臓器の3次元的な位置を特定する。そして、判定部21bは、Cアーム15及び天板14の位置と、指定された臓器の位置情報とから、X線の照射方向に指定された臓器があるか否かを判定する(ステップS104)。
ここで、指定された臓器がX線の照射方向にある場合には(ステップS104肯定)、報知部21cは、指定された臓器がX線の照射方向にあることを示す警告情報(報知情報)を報知して(ステップS105)、手技が終了したか否かを判定する(ステップS106)。一方、指定された臓器がX線の照射方向にない場合には(ステップS104否定)、報知部21cは、ステップS106に進み、手技が終了したか否かを判定する(ステップS106)。判定部21bと報知部21cは、手技が終了するまでステップS104からステップS106の処理を継続して実行し、手技が終了された場合に(ステップS106肯定)、処理を終了する。ここで、手技終了後に出力されるレポートにおいても、皮膚の被曝情報と、臓器の被曝情報とはそれぞれ別々に出力される。
上述したように、第1の実施形態によれば、取得部21aは、被検体における所定の臓器の3次元的な位置情報を取得する。判定部21bは、位置情報に基づいて、被検体Pに対してX線が照射される手技においてX線の照射方向に所定の臓器があるか否かを判定する。報知部21cは、X線の照射方向に所定の臓器があると判定された場合に、所定の臓器の被曝情報を報知する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、臓器ごとの被曝情報を提供することができ、所定の臓器の被曝の状況を容易に把握させることができる。その結果、X線診断装置100は、X線に対して感受性が高い臓器の被曝量を低減して、臓器障害の発生を抑制することを可能にする。また、X線診断装置100は、小さい重要臓器であってもX線が照射されていることを容易に気付かせることができる。
また、第1の実施形態によれば、判定部21bは、手技においてX線を照射するX線発生部(X線管12など)の位置と位置情報に基づく所定の臓器の位置とに基づいて、X線の未照射時にX線の照射方向に所定の臓器があるか否かを判定する。報知部21cは、X線の未照射時にX線の照射方向に所定の臓器があると判定された場合に、所定の臓器の被曝情報を報知する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、所定の臓器が不要に被曝されることを抑止することができ、臓器の被曝を最小限に抑えることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、報知部21cは、被曝情報として、X線の照射方向に所定の臓器があることを示す警告情報、及び、所定の臓器の被曝量を示す数値情報のうち少なくとも1つを報知する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、対象の臓器にX線が照射される(或いは、照射されている)こと、或いは、被曝の程度を報知することができ、被曝の状況を容易に把握させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、報知部21cは、警告情報として、X線の照射方向に所定の臓器があることを示す表示情報及び音声情報のうち少なくとも1つを報知する。従って、第1に実施形態に係るX線診断装置100は、X線の照射方向に所定の臓器があることを容易に気付かせることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、報知部21cは、表示情報として、所定の臓器を示す文字情報、被検体Pを示すモデル上の所定の臓器の位置及び所定の臓器を拡大したモデルのうち少なくとも1つを強調して表示させる。従って、第1に実施形態に係るX線診断装置100は、X線の照射方向に入った臓器を容易に識別することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、報知部21cは、所定の臓器の被曝情報に加えて、被検体Pの皮膚の被曝情報をさらに報知する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、臓器の被曝に加えて、皮膚の被曝の状況も把握させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、被曝情報が報知される所定の臓器は、水晶体、甲状腺、骨髄、精巣及び卵巣のうち少なくとも1つを含む。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、X線に対して感受性の高い臓器を対象として被曝情報を報知することを可能にする。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、X線の照射方向に対象の臓器があるか否かで報知情報を報知する場合について説明した。第2の実施形態では、臓器ごとに被曝の許容値を設定し、許容値を超える場合に報知する例について説明する。なお、第2の実施形態に係るX線診断装置100においては、判定部21b及び報知部21cによる処理内容が異なる。以下、これらを中心に説明する。
第2の実施形態に係る判定部21bは、X線の照射時に所定の臓器の被曝量が当該所定の臓器における被曝許容量に達するか否かをさらに判定する。ここで、まず、臓器における被曝許容量について、図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態に係る臓器の被曝許容量の一例を説明するための図である。例えば、臓器の被曝許容量は、図12に示すように、組織(臓器)及び影響ごとに、「1回の短時間被曝」での許容量「全線量(Gy)」、「多数回/連続的被曝」での許容量「全線量(Gy)」、及び「年多数回/連続的被曝」での許容量「多年の年線量率(Gy/年)」などがある。
ここで、図12に示す「1回の短時間被曝」は、1回の手技による被曝を示し、「多数回/連続的被曝」は、所定の期間で受けた複数回の手技による被曝を示し、「年多数回/連続的被曝」は、年間の被曝を示す。なお、図12においては、被曝許容量をグレイ(Gy)で設定されているが、シーベルト(Sv)で設定される場合であってもよい。
例えば、水晶体の場合、図12に示すように、X線による影響として、「診断可能な白濁」と「視力障害(白内障)」とがあり、それぞれの状態に至るまでの各期間での被曝許容量が設定される。これらの許容量は、例えば、各臓器において図示するような影響がでると推定される被曝量よりも低い値が設定される。すなわち、判定部21bは、図12に示すような被曝許容量を参照して、指定された臓器の被曝量が被曝許容量に達するか否かを判定する。
ここで、判定部21bは、1回の手技における被曝許容量だけではなく、所定の期間における被曝許容量を用いた判定も行う。すなわち、判定部21bは、所定の臓器の被曝量について所定の期間における累積値を算出し、算出した累積値が所定の期間における被曝許容量に達するか否かを判定する。かかる場合には、判定部21bは、指定された臓器について、過去の被曝量の情報を取得して、取得した過去の被曝量に現在の被曝量を累積し、累積値が被曝許容量に達するか否かを判定する。ここで、判定部21bは、過去の被曝量の情報として、X線診断装置100による被曝量だけではなく、X線CT装置などによる被曝量も取得して、累積値を算出する。
第2の実施形態に係る報知部21cは、所定の臓器の被曝量が被曝許容量に達すると判定された場合に、所定の臓器の被曝量が被曝許容量に達する旨の被曝情報を報知する。また、報知部21cは、被曝の累積値が所定の期間における被曝許容量に達すると判定された場合に、所定の臓器の所定の期間における被曝量が被曝許容量に達する旨の被曝情報を報知する。図13は、第2の実施形態に係る報知部21cによって報知される報知情報の一例を示す図である。
例えば、1回の手技における被曝許容量の判定の場合、対象の臓器として水晶体が指定されて手技が開始されると、判定部21bは、1回の手技における水晶体の被曝許容量(例えば、図12に示す「一回短時間被曝」の値)を参照して、手技が開始されてからの水晶体の被曝量が被曝許容量に達するか否かを判定する。ここで、判定部21bによる判定において、手技が開始されてからの水晶体の被曝量が被曝許容量に達していないと判定されている間は、図13の(A)に示すように、報知部21cは報知情報を報知しない状態を継続させる。
そして、判定部21bによる判定において、手技が開始されてからの水晶体の被曝量が被曝許容量に達したと判定された場合、報知部21cは、例えば、図13の(B)に示すように、ビーム30の色を変えたり、警告表示「ALERT」31を表示させたりする。なお、図13に示す報知情報はあくまでも一例であり、報知部21cは、第1の実施形態で説明した報知情報を適宜報知することができる。
また、例えば、所定の期間における被曝許容量の判定の場合、対象の臓器として水晶体が指定されて手技が開始されると、判定部21bは、所定の期間に含まれる過去の水晶体の被曝量を取得する。そして、判定部21bは、所定の期間における水晶体の被曝許容量(例えば、図12に示す「多数回/連続的被曝」又は「年多数回/連続的被曝」の値)を参照して、過去の被曝量と手技が開始されてからの水晶体の被曝量との累積値が被曝許容量に達するか否かを判定する。ここで、判定部21bによる判定において、累積値が被曝許容量に達していないと判定されている間は、図13の(A)に示すように、報知部21cは報知情報を報知しない状態を継続させる。
そして、判定部21bによる判定において、累積値が被曝許容量に達したと判定された場合には、報知部21cは、例えば、図13の(B)に示すように、ビーム30の色を変えたり、警告表示「ALERT」31を表示させたりする。なお、報知部21cは、上述した例と同様に、第1の実施形態で説明した報知情報を適宜報知することができる。
上述したように、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、許容される被曝量に達するまで報知情報を報知しないため、術者を手技に集中させることができる。例えば、指定された臓器がX線の照射方向に入るたびに報知情報が報知された場合、術者がそれに気を取られて手技に集中できなくなる可能性もある。第2の実施形態に係るX線診断装置100は、そのような状況が発生することを回避して術者を手技に集中させることができる。
さらに、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、残り許容量を術者に提示することも可能である。かかる場合、判定部21bは、所定の臓器ごとに、所定の臓器における被曝許容量に達するまでの残り被曝量をそれぞれ算出する。そして、報知部21cは、判定部21bによって算出された所定の臓器ごとの残り被曝量を報知する。例えば、報知部21cは、許容される残り線量、被曝許容量に対する現時点の被曝量の割合、及び、被曝許容量と現時点の被曝量とを示したグラフのうち少なくとも1つによって残り被曝量を報知する。
図14A及び図14Bは、第2の実施形態に係る報知部21cによって報知される残り被曝量の情報の一例を示す図である。例えば、報知部21cは、図14Aに示すように、皮膚の被曝量の数値情報と対象の臓器の被曝量の数値情報とを表示させる際に、臓器の被曝量の数値情報を表示させる領域35に残り被曝量「remain:・・・mGy、・・・mSv」を表示させる。また、例えば、報知部21cは、図14Aに示すように、対象の臓器について、被曝許容量の値に対する被曝総量の値「Peak Dose:・・・mGy、・・・mSv」の割合(%)を表示させる。
また、報知部21cは、図14Bに示すように、縦軸に「mSv」を示し、横軸に種々の臓器を示したグラフを表示部23a及び表示部23bに表示させる。一例を挙げると、報知部21cは、図14Bに示すように、水晶体の被曝許容量の値36と現在の被曝総量の値37とを示したグラフを表示させる。すなわち、報知部21cは、被曝量の増加に伴って被曝総量の値37が上昇するグラフを表示させる。上述したように、報知部21cは、種々の残り被曝量情報を表示させることで、術者は被曝の状況を一目で把握することができる。
なお、図14A及び図14Bにおいては、1つの被曝許容量に対する残り被曝量の情報を表示させる場合を示しているが、報知部21cは、複数の被曝許容量に対する残り被曝量の情報をそれぞれ表示させることも可能である。すなわち、報知部21cは、1回の手技における被曝許容量に対する残り被曝量の情報と、所定の期間における被曝許容量に対する残り被曝量の情報とをそれぞれ同時に表示させることもできる。かかる場合には、判定部21bが、それぞれの被曝許容量に対する残り被曝量をそれぞれ算出する。
次に、第2の実施形態に係るX線診断装置100による処理について、図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態に係るX線診断装置100による処理の手順を示すフローチャートである。第2の実施形態に係るX線診断装置100においては、図15に示すように、手技が開始されると(ステップS201肯定)、入力部22が被曝量を管理する対象となる臓器の指定を受け付ける(ステップS202)。
入力部22が臓器の指定を受け付けると、取得部21aは、指定された臓器の位置情報を取得する(ステップS203)。そして、判定部21bは、指定された臓器の被曝許容値を取得する(ステップS204)。その後、判定部21bは、指定された臓器の被曝量が許容値に達するか否かを判定する(ステップS205)。
ここで、指定された臓器の被曝量が許容値に達する場合には(ステップS205肯定)、報知部21cは、被曝量が被曝許容量に達することを示す警告情報(報知情報)を報知して(ステップS206)、手技が終了したか否かを判定する(ステップS207)。一方、指定された臓器の被曝量が許容値に達しない場合には(ステップS205否定)、報知部21cは、ステップS207に進み、手技が終了したか否かを判定する(ステップS207)。判定部21bと報知部21cは、手技が終了するまでステップS205からステップS207の処理を継続して実行し、手技が終了された場合に(ステップS207肯定)、処理を終了する。
上述したように、第2の実施形態によれば、判定部21bは、X線の照射時に所定の臓器の被曝量が当該所定の臓器における被曝許容量に達するか否かをさらに判定する。報知部21cは、所定の臓器の被曝量が被曝許容量に達すると判定された場合に、所定の臓器の被曝量が被曝許容量に達する旨の被曝情報を報知する。従って、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、被曝の限度を超えないように照射方向を変えることができ、臓器障害を低減させることを可能にする。
上述したように、第2の実施形態によれば、判定部21bは、所定の臓器の被曝量について所定の期間における累積値を算出し、算出した累積値が所定の期間における被曝許容量に達するか否かを判定する。報知部21cは、累積値が所定の期間における被曝許容量に達すると判定された場合に、所定の臓器の所定の期間における被曝量が被曝許容量に達する旨の被曝情報を報知する。従って、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、被曝の期間を考慮した判定を行うことを可能にする。
上述したように、第2の実施形態によれば、判定部21bは、所定の臓器ごとに、所定の臓器における被曝許容量に達するまでの残り被曝量をそれぞれ算出する。報知部21cは、判定部21bによって算出された所定の臓器ごとの残り被曝量を報知する。従って、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、術者に対して被曝の状況を一目で把握させることを可能にする。
上述したように、第2の実施形態によれば、報知部21cは、許容される残り線量、被曝許容量に対する現時点の被曝量の割合、及び、被曝許容量と現時点の被曝量とを示したグラフのうち少なくとも1つによって残り被曝量を報知する。従って、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、見やすい残り被曝量を提示することを可能にする。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び第2の実施形態について説明したが、上記した第1及び第2の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した実施形態では、X線診断装置100とDTS200とがネットワークを介して接続され、X線診断装置100がDTS200から人体モデルや被曝量画像を取得する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、X線診断装置100内で人体モデルや被曝量画像を生成する場合であってもよい。かかる場合には、X線診断装置100は、人体モデル生成部230及びデータ生成部240を備え、人体モデル及び被曝量画像を生成する。
また、上述した実施形態では、DTS200によって生成された人体モデルの情報を用いて臓器の3次元的な位置情報を取得する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、人体モデルを用いずに臓器の3次元的な位置情報を取得する場合であってもよい。例えば、X線診断装置100によって診断や治療が行われる場合、予めX線CT装置などによって診断が行われている場合が多い。すなわち、被検体の3次元データ(ボリュームデータ)が既に収集されている場合が多い。
そこで、取得部21aは、X線CT装置によって収集されて画像保管装置300に保管されている被検体Pのボリュームデータを読み出して、ボリュームデータに含まれる対象の臓器を抽出してボリュームデータにおける臓器の位置を特定する。そして、取得部21aは、天板14に対する被検体Pの位置情報を取得して、被検体Pの対応する位置にボリュームデータを配置することで、天板14に対する臓器の位置を特定する。これにより、判定部21bは、特定された天板14に対する臓器の位置情報に基づいて、上述した判定を行うことができる。
また、上述した実施形態では、DTS200によって生成された被曝量画像を用いて臓器の被曝情報を報知する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、被曝量画像を用いずに臓器の被曝情報を報知する場合であってもよい。かかる場合には、例えば、報知部21cは、指定された臓器のモデルを生成して、生成したモデルを用いて被曝情報を報知する。
また、上述した実施形態では、医用画像診断装置としてX線診断装置を用いる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、X線CT装置が用いられる場合であってもよい。かかる場合には、X線CT装置の制御部が取得部21a、判定部21b及び報知部21cを有し、上述した各処理を実行する。
また、第1の実施形態で図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、第1の実施形態で説明した制御方法は、予め用意された制御プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上、説明したとおり、第1〜第3の実施形態よれば、所定の臓器に関する被曝の状況を容易に把握することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 X線診断装置
21a 取得部
21b 判定部
21c 報知部

Claims (11)

  1. 被検体における所定の臓器の3次元的な位置情報を取得する取得部と、
    前記位置情報に基づいて、前記被検体に対してX線が照射される手技において前記X線の照射方向に前記所定の臓器があるか否かを判定する判定部と、
    前記X線の照射方向に前記所定の臓器があると判定された場合に、前記所定の臓器の被曝情報を報知する報知部と、
    を備える、医用画像診断装置。
  2. 前記判定部は、前記手技において前記X線を照射するX線発生部の位置と前記位置情報に基づく前記所定の臓器の位置とに基づいて、前記X線の未照射時に前記X線の照射方向に前記所定の臓器があるか否かを判定し、
    前記報知部は、前記X線の未照射時に前記X線の照射方向に前記所定の臓器があると判定された場合に、前記所定の臓器の被曝情報を報知する、請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記判定部は、前記X線の照射時に前記所定の臓器の被曝量が当該所定の臓器における被曝許容量に達するか否かをさらに判定し、
    前記報知部は、前記所定の臓器の被曝量が前記被曝許容量に達すると判定された場合に、前記所定の臓器の被曝量が前記被曝許容量に達する旨の被曝情報を報知する、請求項1又は2記載の医用画像診断装置。
  4. 前記判定部は、前記所定の臓器の被曝量について所定の期間における累積値を算出し、算出した累積値が前記所定の期間における被曝許容量に達するか否かを判定し、
    前記報知部は、前記累積値が前記所定の期間における被曝許容量に達すると判定された場合に、前記所定の臓器の前記所定の期間における被曝量が前記被曝許容量に達する旨の被曝情報を報知する、請求項3記載の医用画像診断装置。
  5. 前記判定部は、前記所定の臓器ごとに、前記所定の臓器における被曝許容量に達するまでの残り被曝量をそれぞれ算出し、
    前記報知部は、前記判定部によって算出された前記所定の臓器ごとの残り被曝量を報知する、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の医用画像診断装置。
  6. 前記報知部は、許容される残り線量、前記被曝許容量に対する現時点の被曝量の割合、及び、前記被曝許容量と前記現時点の被曝量とを示したグラフのうち少なくとも1つによって前記残り被曝量を報知する、請求項5記載の医用画像診断装置。
  7. 前記報知部は、前記被曝情報として、前記X線の照射方向に前記所定の臓器があることを示す警告情報、及び、前記所定の臓器の被曝量を示す数値情報のうち少なくとも1つを報知する、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の医用画像診断装置。
  8. 前記報知部は、前記警告情報として、前記X線の照射方向に前記所定の臓器があることを示す表示情報及び音声情報のうち少なくとも1つを報知する、請求項7記載の医用画像診断装置。
  9. 前記報知部は、前記表示情報として、前記所定の臓器を示す文字情報、前記被検体を示すモデル上の前記所定の臓器の位置及び前記所定の臓器を拡大したモデルのうち少なくとも1つを強調して表示させる、請求項8記載の医用画像診断装置。
  10. 前記報知部は、前記所定の臓器の被曝情報に加えて、前記被検体の皮膚の被曝情報をさらに報知する、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の医用画像診断装置。
  11. 前記所定の臓器は、水晶体、甲状腺、骨髄、精巣及び卵巣のうち少なくとも1つを含む、請求項1乃至10のいずれか1つに記載の医用画像診断装置。
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