JP2016105040A - 組付式グリル付コンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】別の調理器が配置されないときに第2排気開口部から落下物が落下しても、その落下物の除去作業の容易化を図ることができる組付式グリル付コンロを提供する。【解決手段】カウンタトップのコンロ装着口に組み付けられる機器本体Hと、その機器本体Hの上方を覆う天板2とを備え、天板2に、機器本体Hに装備したグリル庫6から延びるグリル用排気筒6Aの上端部が臨む第1排気開口部D1と、機器本体Hの下方に配置される別の調理器から延びる調理器用排気筒の上端部が臨む第2排気開口部D2とが形成され、別の調理器が配置されないときに、第2排気開口部D2からの落下物を受止め回収する受止回収具Uが、上方から挿抜自在な状態で天板2に装着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、カウンタトップのコンロ装着口に組み付けられる機器本体と、その機器本体の上方を覆う天板とを備え、
前記天板に、前記機器本体に装備したグリル庫から延びるグリル用排気筒の上端部が臨む第1排気開口部と、前記機器本体の下方に配置される別の調理器から延びる調理器用排気筒の上端部が臨む第2排気開口部とが形成された組付式グリル付コンロに関する。
かかる組付式グリル付コンロは、システムキッチン等のカウンタトップに形成されたコンロ装着口に機器本体を組み付けて使用されるものであって、機器本体の上方を覆う天板には、鍋等の調理容器を載置する五徳が装備されることになる。
そして、天板には、機器本体に装備したグリル庫から延びるグリル用排気筒の上端部が臨む第1排気開口部と、機器本体の下方に配置される別の調理器から延びる調理器用排気筒の上端部が臨む第2排気開口部とが形成されて、グリル庫からの排気や別の調理器からの排気が、天板の第1排気開口部と第2排気開口部とを通して、上方に排出されることになる。
ちなみに、一般には、第1排気開口部と第2排気開口部とが、天板の後端側箇所に、横幅方向に延びる長孔状に開口した一つの排気口として形成されることが多い。
また、調理器用排気筒は、一般に、機器本体のケーシングの挿通孔を通して、機器本体のケーシングの内部に延びる状態で配設されることになる。
そして、別の調理器を配設しない場合には、機器本体のケーシングにおける調理器用排気筒を挿通させる挿通孔が、閉塞板にて閉じられることになる。
尚、別の調理器としては、ガス燃焼式等のオーブンが多いが、例えば、ガス炊飯器を、別の調理器として機器本体の下方に配置して、燃焼排ガスや炊飯に伴って発生する蒸気を、調理器用排気筒を通して排気することが考えられるものである。
このような組付式グリル付コンロにおいて、従来では、別の調理器が配置されないときには、第2排気開口部が、調理器用排気筒が非存在となる開放状態で維持されるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1においては、第1排気開口部と第2排気開口部とが、天板の後端側箇所に、横幅方向に延びる長孔状に開口した一つの排気口として形成され、そして、その排気口を覆う網目状の排気口カバーが、天板に載置される状態で設けられている。
特開2000−304264号公報
従来の組付式グリル付コンロにおいては、別の調理器が配置されないときに第2排気開口部を通して落下物が落下した際に、その落下物の除去作業が煩雑な作業となる不都合があった。
すなわち、鍋やフライパン等の調理容器を天板の上部の五徳に載置して調理する際に、調理対象物の一部が飛散して、落下物として、第2排気開口部を通して落下することは避けがたいものである。
そして、別の調理器を配設しない場合には、機器本体のケーシングにおける調理器用排気筒を挿通させる挿通孔が、閉塞板にて閉じられることになるため、第2排気開口部を通して落下する落下物が、機器本体のケーシング内に落下して堆積することになる。
したがって、第2排気開口部を通して落下する落下物を除去するには、天板を取り外して、機器本体の上部を開放する必要があるが、天板の着脱作業は面倒な作業であるため、第2排気開口部を通して落下する落下物の除去作業が煩雑な作業となるものであった。
ちなみに、オーブン等の別の調理器が配置されているときには、鍋やフライパン等の調理容器を天板の上部の五徳に載置して調理する際において、調理対象物の一部が飛散すると、その飛散物が落下物として、上端部が第2排気開口部を臨む状態で位置する調理器用排気筒を通して落下して、別の調理器に回収されることになる。
このように、落下物が別の調理器に回収されると、例えば、別の調理器がオーブンの場合には、庫内に落下した落下物を、扉を開けて除去できる等、落下物の除去作業を容易に行えるものとなる。
尚、調理対象物の一部が飛散すると、その飛散物が落下物として、上端部が第1排気開口部を臨む状態で位置するグリル用排気筒を通して落下することも避けがたいものであるが、グリル用排気筒を通して落下する落下物は、グリル庫に回収されることになり、その落下物の除去作業は、グリル庫の扉を開いて容易に行うことができる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、別の調理器が配置されないときに第2排気開口部から落下物が落下しても、その落下物の除去作業を容易に行うことができる組付式グリル付コンロを提供する点にある。
本発明の組付式グリル付コンロは、カウンタトップのコンロ装着口に組み付けられる機器本体と、その機器本体の上方を覆う天板とを備え、
前記天板に、前記機器本体に装備したグリル庫から延びるグリル用排気筒の上端部が臨む第1排気開口部と、前記機器本体の下方に配置される別の調理器から延びる調理器用排気筒の上端部が臨む第2排気開口部とが形成されたものであって、その第1特徴構成は、
前記調理器が配置されないときに、前記第2排気開口部からの落下物を受止め回収する受止回収具が、上方から挿抜自在な状態で前記天板に装着されている。
すなわち、別の調理器が配置されないときに第2排気開口部を通して落下物が落下すると、その落下物が、受止回収具にて受止め回収されることになる。
そして、受止回収具は、上方から挿抜自在な状態で天板に装着されているから、受止回収具にて受止回収した落下物を除去する際には、受止回収具を天板の上方側へ抜き取る形態で取外して、受止回収具を清掃することができ、また、清掃後は、受止回収具を上方から天板に挿入する形態で取り付けることができる。
つまり、別の調理器が配置されないときに第2排気開口部を通して落下する落下物を受止回収具にて受止め回収し、そして、回収した落下物の除去作業を、受止回収具を天板から着脱しながら行えるものとなる。
そして、受止回収具を天板から着脱することが、受止回収具を天板の上方側へ抜き取ることや、受止回収具を上方から天板に挿入することによって、容易に行えるため、結果的に、落下物の除去作業を容易に行えるものとなる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、別の調理器が配置されないときに第2排気開口部から落下物が落下しても、その落下物の除去作業を容易に行うことができる組付式グリル付コンロを提供できる。
本発明の組付式グリル付コンロの第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記第1排気開口部と前記第2排気開口部とを構成する一つの排気口が、前記天板の後端側箇所に、横幅方向に延びる長孔状に形成され、
前記グリル用排気筒の上端部が、前記排気口の横幅よりも小さくかつ前記排気口の前後幅よりも小さく形成されて、平面視において、前記排気口の前端側でかつ前記排気口の横幅方向中央側に位置するように構成され、
前記受止回収具が、平面視において、前記排気口における前記グリル用排気筒の非存在部分を覆う形状に構成されている点を特徴とする。
すなわち、天板の後端側箇所に、第1排気開口部と第2排気開口部とを構成する一つの排気口が、横幅方向に延びる長孔状に形成されるものであるから、天板に一つの排気口を形成するだけで、第1排気開口部と第2排気開口部とを構成できるため、天板の構成の簡素化を図ることができる。
つまり、第1排気開口部を構成する開口と、第2排気開口部を構成する開口とを、各別に天板に形成すると、天板の構成が複雑になるが、天板に一つの排気口を形成するだけで、第1排気開口部と第2排気開口部とを構成するものであるため、天板の構成の簡素化を図ることができる。
また、グリル用排気筒の上端部が、排気口の横幅よりも小さくかつ排気口の前後幅よりも小さく形成されて、平面視において、排気口の前端側でかつ排気口の横幅方向中央側に位置するように構成され、そして、受止回収具が、平面視において、排気口におけるグリル用排気筒の非存在部分を覆う形状に構成されているから、排気口のうちの、開放状態となっている部分を通して落下する落下物を、受止回収具にて的確に受止回収することができる。
つまり、機器本体の下方に別の調理器が配置されないときには、排気口におけるグリル用排気筒の非存在部分が開放状態となるが、排気口におけるグリル用排気筒の非存在部分を通して落下する落下物を、受止回収具にて的確に受止回収することができるのである。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、天板の構成の簡素化を図ることができ、しかも、排気口におけるグリル用排気筒の非存在部分を通して落下する落下物を的確に受止回収できる組付式グリル付コンロを提供できる。
本発明の組付式グリル付コンロの第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、
前記受止回収具が、前記排気口の周縁部に載置する係止部と、落下物受止回収用の底壁部とを備え、かつ、前記係止部を前記排気口の周縁部に載置した状態において、前記底壁部が前記天板よりも下方に位置するように構成され、
前記底壁部における前記グリル用排気筒の両横側方に隣接する隣接部分の前端側縁部及び横端側縁部と前記天板との間に、空気通流用の隙間が形成されている点を特徴とする。
すなわち、受止回収具が、排気口の周縁部に載置する係止部と、落下物受止回収用の底壁部とを備えて、係止部を排気口の周縁部に載置した状態に装着されることになる。
そして、その装着状態において、排気口におけるグリル用排気筒の非存在部分を通して落下する落下物を、底壁部にて受止回収することになる。
また、受止回収具が、係止部を排気口の周縁部に載置した状態において、底壁部が天板よりも下方に位置するように構成され、底壁部におけるグリル用排気筒の両横側方に隣接する隣接部分の前端側縁部及び横端側縁部と天板との間に、空気通流用の隙間が形成されているから、その空気通流用の隙間を通して、空気が通流するものとなって、グリル用排気筒を冷却させることができ、また、グリル用排気筒から排出される排気の低温化を図ることができる。
つまり、グリル庫が運転されると、グリル庫からの燃焼排ガスの流動等により、グリル用排気筒が高温になるため、グリル用排気筒の周囲の空気が上昇流動する傾向となり、そして、受止回収具の底壁部におけるグリル用排気筒の両横側方に隣接する隣接部分の前端側縁部及び横端側縁部と天板との間に、空気通流用の隙間が形成されているから、その隙間を通して、グリル用排気筒の周囲へ他の箇所からの空気が流入できるため、グリル用排気筒の周囲の空気が上昇流動して排気口を通して上方に排出される空気の流れが形成されることになる。
そして、グリル用排気筒の周囲の空気の上昇流動により、他の箇所からの冷たい空気がグリル用排気筒の周囲に流れ込むため、グリル用排気筒を冷却することができ、また、その上昇流動する空気が、グリル用排気筒から排出される高温の排気に混合することにより、グリル用排気筒から排出される排気の低温化を図ることができるのである。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記第2特徴構成による作用効果に加えて、受止回収具を装着した状態において、グリル用排気筒を冷却させることができ、また、グリル用排気筒から排出される排気の低温化を図ることができる組付式グリル付コンロを提供できる。
本発明の組付式グリル付コンロの第4特徴構成は、上記第3特徴構成に加えて、
前記底壁部の周縁部のうちの後端側縁部に、起立壁部が設けられ、かつ、前記底壁部の周縁部のうちの、前記後端側縁部を除いた縁部に、前記起立壁部よりも低い突状部が設けられている点を特徴とする。
すなわち、底壁部の周縁部のうちの後端側縁部に、起立壁部が設けられているから、上下方向に屈曲し難い起立壁部の存在によって、底壁部が上下方向に屈曲することを抑制できるため、底壁部にて落下物を適切に受止回収することができる。
また、底壁部の周縁部のうちの、後端側縁部を除いた縁部に、起立壁部よりも低い突状部が設けられているから、底壁部にて受止回収された落下物が、突状部及び起立壁部の存在によって、底壁部からこぼれ落ちることが抑制される。
しかも、突状部は、起立壁部よりも低いものであるから、突状部が存在しても、受止回収具の底壁部におけるグリル用排気筒の両横側方に隣接する隣接部分の前端側縁部及び横端側縁部と天板との間に、空気通流用の隙間を形成して、グリル用排気筒の周囲の空気の上昇流動を適切に行わせることができる。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、上記第3特徴構成による作用効果に加えて、底壁部が上下方向に屈曲することを抑制して、底壁部にて落下物を適切に受止回収することができ、しかも、グリル用排気筒の周囲の空気の上昇流動を適切に行わせながらも、受止回収された落下物が底壁部からこぼれ落ちることを抑制できる組付式グリル付コンロを提供できる。
組付式グリル付コンロの一部分解斜視図 同コンロの平面図 受止回収具の装着部の縦断側面図 グリル付コンロの後部の縦断斜視図 受止回収具の装着部の縦断斜視図 受止回収具の正面図 グリル付コンロ及びガスオーブンの設置状態を示す斜視図 ガスオーブンを設置した状態の全体側面図 ガスオーブンを設置した状態のグリル付コンロの平面図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、組付式グリル付コンロCが、機器本体Hの横幅方向の中央部にグリルGを備え、機器本体Hの上部に、コンロバーナ1として、標準バーナ1a、小火力バーナ1b及び高火力バーナ1cを備え、かつ、機器本体Hの上部を覆う天板2を備える形態に構成されている。
天板2には、標準バーナ1a、小火力バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々にて加熱される加熱対象物を載置する五徳3が設けられている。
また、天板2の後部側箇所には、横幅方向に延びる長孔状に開口した一つの排気口4が形成されている。
尚、排気口4には、網状の排気口カバー体Kが上方に取り外し自在に載置された状態で装着される(図7参照)。
図4及び図5に示すように、機器本体Hは、上部が開口した有底筒状のケーシング5を備えて、その内部に、上記したコンロバーナ1やグリルGのグリル庫6を装備するように構成されている。
そして、ケーシング5の上縁部には、外方に張り出す鍔状部5Aが形成されている。
これによって、図7に示すように、機器本体Hは、システムキッチン等のカウンタトップTに形成したコンロ装着口Toに対して上方から嵌め込んだ状態に装着されるように構成されている。
つまり、ケーシング5をコンロ装着口Toに挿入し、鍔状部5Aをコンロ装着口Toの縁部に係止する状態で、機器本体HがカウンタトップTに装着されるように構成されている。尚、天板2は、機器本体HをカウンタトップTに装着した後、機器本体Hを覆う状態に設置されることになる。
図4に示すように、グリルGは、グリル庫6を備え、グリル庫6の内部には、焼き網7及び汁受け皿8が装備されている。また、図1に示すように、グリル庫6の前部を開閉する扉Aが装備されている。
そして、焼き網7、汁受け皿8及び扉Aが、グリル庫6に対して一体的に出退自在に支持されている。
ちなみに、図示は省略するが、グリル庫6の上壁部には、焼き網7に載置された被調理物を上方から加熱する輻射式の上バーナが装備され、グリル庫6の左右の側壁部には、焼き網7に載置された被調理物を下方から加熱するための下バーナが設けられている。
また、図4及び図5に示すように、グリル庫6の後部には、後方上方に向けて延びる姿勢でグリル用排気筒6Aが接続され、このグリル用排気筒6Aの上端部が、天板2に形成した上述の排気口4に臨むように構成されている。
図1及び図2に示すように、グリル用排気筒6Aの上端部は、排気口4の横幅よりも小さくかつ排気口4の前後幅よりも小さく形成されて、平面視において、排気口4の前端側でかつ排気口4の横幅方向中央側に位置するように構成されている。
ちなみに、機器本体Hの前面部におけるグリルGの右側には、コンロバーナ1に対する操作部が配置され、機器本体Hの前面部におけるグリルGの左側には、グリル庫6に装備した上バーナや下バーナに対する操作部が配置されるが、本書においては、それらの操作部についての説明は省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態においては、カウンタトップTに装着した組付式グリル付コンロCの機器本体Hの下方に、別の調理器としてのガスオーブンVが配置自在に構成されている。
ガスオーブンVは、オーブン本体Vmを備え、そのオーブン本体Vmの上壁部の後方側箇所に、調理器用排気筒10が上方に延びる状態で設けられている。
図8に示すように、ガスオーブンVの調理器用排気筒10が、機器本体Hのケーシング5に形成した挿通孔11(図4参照)を通してケーシング5の内部に延出し、そして、図9に示すように、調理器用排気筒10の上端部が、天板2に形成した排気口4に臨むように構成されている。
説明を加えると、調理器用排気筒10は、図7に示すように、下部側部分10Sが、4角形の筒状に形成され、上部側部分10Uが、前後幅が下部側部分10Sよりも狭い小幅筒部10aと、前後幅が下部側部分10Sと同幅の大幅筒部10bとを横幅方向に並べて備える状態に形成されている。
そして、図9に示すように、調理器用排気筒10の上端部は、小幅筒部10aをグリル用排気筒6Aの上端部の後方側に並べ、大幅筒部10bをグリル用排気筒6Aの上端部の右横側に並べる状態で、天板2に形成した排気口4に臨むように構成されている。
したがって、本実施形態においては、横幅状に延びる長尺状に形成した1つの排気口4にて、グリル用排気筒6Aの上端部が臨む第1排気開口部D1、及び、調理器用排気筒10の上端部が臨む第2排気開口部D2が構成されることになる。
以上の説明から明らかなように、組付式グリル付コンロCの機器本体Hのケーシング5には、ガスオーブンVの調理器用排気筒10が挿入される場合と挿入されない場合とが存在することになり、そして、調理器用排気筒10が挿入されない場合には、図3及び図5に示すように、挿通孔11を閉じる閉塞板12が設置されることになる。
閉塞板12は、ケーシング5の鍔状部5Aに係止される状態に設置される上部分12Aと、その上部分12Aに接続される下部分12Bとからなり、詳述はしないが、上部分12Aが鍔状部5Aにビスにて止着されるように構成されている。
図1及び図2に示すように、ガスオーブンVが配置されないときに、第2排気開口部D2からの落下物を受止め回収する受止回収具Uが、上方から挿抜自在な状態で天板2に装着されている。
具体的には、上述の如く、第1排気開口部D1と第2排気開口部D2とが一つの排気口4にて構成され、かつ、グリル用排気筒6Aの上端部が、排気口4の横幅よりも小さくかつ排気口4の前後幅よりも小さく形成されて、平面視において、排気口4の前端側でかつ排気口4の横幅方向中央側に位置するように構成されているため、受止回収具Uが、平面視において、排気口4におけるグリル用排気筒6Aの非存在部分を覆う形状に構成されている。
受止回収具Uについて説明を加えると、図1〜図3に示すように、受止回収具Uは、水平姿勢の水平板部分13aと起立姿勢の起立板部分13bとを備える側面視形状L字状の板体13と、左右の杆状体14とによって構成されている。
左右の杆状体14は、板体13の左右の端部の夫々において、水平板部分13aの前端部と起立板部分13bの上端部とに亘る状態で、板体13に溶接接続されるものであって、図3に示すように、水平姿勢部分14aを備える状態に屈曲されている。
板体13の水平板部分13aの前端縁部には、グリル用排気筒6Aが入り込む凹入部Wが形成されており、水平板部分13aの前端縁部をグリル用排気筒6Aの背部側に近接させることができるように構成されている(図2参照)。
したがって、左右の杆状体14の水平姿勢部分14aが、排気口4の周縁部に載置する係止部として機能し、板体13の水平板部分13aが落下物受止回収用の底壁部として機能するように構成され、また、板体13の起立板部分13bが、落下物受止回収用の底壁部の周縁部のうちの後端側縁部に設ける起立壁部として機能するように構成されている。
つまり、受止回収具Uは、係止部として機能する杆状体14の水平姿勢部分14aを、排気口4の周縁部に載置した状態に装着されて、底壁部として機能する板体13の水平板部分13aにて、落下物を受止回収することになる。
また、起立壁部として機能する板体13の起立板部分13bの存在により、水平板部分13aが受止回収した落下物の重みにより下方に屈曲することを抑制することになる。
また、図3及び図6に示すように、受止回収具Uは、左右の杆状体14の水平姿勢部分14aを排気口4の周縁部に載置した状態において、板体13の水平板部分13aが天板2よりも下方に位置するように構成されている。
そして、板体13の水平板部分13aにおけるグリル用排気筒6Aの両横側方に隣接する隣接部分13Rの前端側縁部及び横端側縁部と前記天板との間に、空気通流用の隙間Zが形成されるようになっている。
また、板体13の水平板部分13aの周縁部のうちの、起立板部分13bが存在する後端側縁部を除いた縁部に、起立板部分13bよりも低い突状部Jが、水平板部分13aの周縁部を上方に折り曲げることによって形成されている。
以上の通り、本実施形態においては、ガスオーブンVが配置されないときに、排気口4におけるグリル用排気筒6Aの非存在部分を覆う受止回収具Uが天板2に装着されるから、鍋やフライパン等の調理容器を天板2の上部の五徳3に載置して調理する際に、調理対象物の一部が飛散して、落下物として排気口4を通して落下しても、その落下物を、受止回収具Uにて受止め回収できる。
そして、受止回収具Uは、上方から挿抜自在な状態で天板2に装着されているから、受止回収具Uにて受止回収した落下物を除去する際には、受止回収具Uを天板の上方側へ抜き取る形態で取外して、受止回収具Uを清掃することができ、また、清掃後は、受止回収具Uを上方から天板2に挿入する形態で取り付けることができる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(イ)上記実施形態では、第1排気開口部D1と第2排気開口部D2とが一つの排気口4にて構成される場合を例示したが、第1排気開口部D1と第2排気開口部D2とを、各別の開口部として天板2に形成する形態で実施してもよい。
(ロ)上記実施形態では、受止回収具Uが、側面視形状L字状の板体13と、左右の杆状体14とによって構成される場合を例示したが、受止回収具Uの具体構成は種々変更できるものである。
(ハ)上記実施形態では、機器本体Hに3つのコンロバーナ1を備えさせる場合を例示したが、左右一対のコンロバーナ1を備えさせる等、機器本体Hの具体構成は各種変更できる。
2 天板
4 排気口
6 グリル庫
6A グリル用排気筒
14a 係止部
13a 底壁部
13b 起立壁部
13R 隣接部分
D1 第1排気開口部
D2 第2排気開口部
H 機器本体
J 突状部
T カウンタトップ
To コンロ装着口
U 受止回収具
V 調理器
Z 空気流通用の隙間
本発明の組付式グリル付コンロは、カウンタトップのコンロ装着口に組み付けられる機器本体と、その機器本体の上方を覆う天板とを備え、
前記天板に、前記機器本体に装備したグリル庫から延びるグリル用排気筒の上端部が臨む第1排気開口部と、前記機器本体の下方に配置される別の調理器から延びる調理器用排気筒の上端部が臨む第2排気開口部とが形成されたものであって、その第1特徴構成は、
前記調理器が配置されないときに、前記第2排気開口部からの落下物を受止め回収する受止回収具が、上方から挿抜自在な状態で前記天板に装着され
前記第1排気開口部と前記第2排気開口部とを構成する一つの排気口が、前記天板の後端側箇所に、横幅方向に延びる長孔状に形成され、
前記グリル用排気筒の上端部が、前記排気口の横幅よりも小さくかつ前記排気口の前後幅よりも小さく形成されて、平面視において、前記排気口の前端側でかつ前記排気口の横幅方向中央側に位置するように構成され、
前記受止回収具が、平面視において、前記排気口における前記グリル用排気筒の非存在部分を覆う形状に構成され、
前記排気口に、網状の排気口カバー体が上方に取り外し自在に載置された状態で装着されている点を特徴とする。
また、天板の後端側箇所に、第1排気開口部と第2排気開口部とを構成する一つの排気口が、横幅方向に延びる長孔状に形成されるものであるから、天板に一つの排気口を形成するだけで、第1排気開口部と第2排気開口部とを構成できるため、天板の構成の簡素化を図ることができる。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、天板の構成の簡素化を図ることができ、しかも、排気口におけるグリル用排気筒の非存在部分を通して落下する落下物を的確に受止回収できる組付式グリル付コンロを提供できる。
本発明の組付式グリル付コンロの第特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記受止回収具が、前記排気口の周縁部に載置する係止部と、落下物受止回収用の底壁部とを備え、かつ、前記係止部を前記排気口の周縁部に載置した状態において、前記底壁部が前記天板よりも下方に位置するように構成され、
前記底壁部における前記グリル用排気筒の両横側方に隣接する隣接部分の前端側縁部及び横端側縁部と前記天板との間に、空気通流用の隙間が形成されている点を特徴とする。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記第特徴構成による作用効果に加えて、受止回収具を装着した状態において、グリル用排気筒を冷却させることができ、また、グリル用排気筒から排出される排気の低温化を図ることができる組付式グリル付コンロを提供できる。
本発明の組付式グリル付コンロの第特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記底壁部の周縁部のうちの後端側縁部に、起立壁部が設けられ、かつ、前記底壁部の周縁部のうちの、前記後端側縁部を除いた縁部に、前記起立壁部よりも低い突状部が設けられている点を特徴とする。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記第特徴構成による作用効果に加えて、底壁部が上下方向に屈曲することを抑制して、底壁部にて落下物を適切に受止回収することができ、しかも、グリル用排気筒の周囲の空気の上昇流動を適切に行わせながらも、受止回収された落下物が底壁部からこぼれ落ちることを抑制できる組付式グリル付コンロを提供できる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する
)上記実施形態では、受止回収具Uが、側面視形状L字状の板体13と、左右の杆状体14とによって構成される場合を例示したが、受止回収具Uの具体構成は種々変更できるものである。
)上記実施形態では、機器本体Hに3つのコンロバーナ1を備えさせる場合を例示したが、左右一対のコンロバーナ1を備えさせる等、機器本体Hの具体構成は各種変更できる。

Claims (3)

  1. カウンタトップのコンロ装着口に組み付けられる機器本体と、その機器本体の上方を覆う天板とを備え、
    前記天板に、前記機器本体に装備したグリル庫から延びるグリル用排気筒の上端部が臨む第1排気開口部と、前記機器本体の下方に配置される別の調理器から延びる調理器用排気筒の上端部が臨む第2排気開口部とが形成された組付式グリル付コンロであって、
    前記調理器が配置されないときに、前記第2排気開口部からの落下物を受止め回収する受止回収具が、上方から挿抜自在な状態で前記天板に装着され、
    前記第1排気開口部と前記第2排気開口部とを構成する一つの排気口が、前記天板の後端側箇所に、横幅方向に延びる長孔状に形成され、
    前記グリル用排気筒の上端部が、前記排気口の横幅よりも小さくかつ前記排気口の前後幅よりも小さく形成されて、平面視において、前記排気口の前端側でかつ前記排気口の横幅方向中央側に位置するように構成され、
    前記受止回収具が、平面視において、前記排気口における前記グリル用排気筒の非存在部分を覆う形状に構成されている組付式グリル付コンロ。
  2. 前記受止回収具が、前記排気口の周縁部に載置する係止部と、落下物受止回収用の底壁部とを備え、かつ、前記係止部を前記排気口の周縁部に載置した状態において、前記底壁部が前記天板よりも下方に位置するように構成され、
    前記底壁部における前記グリル用排気筒の両横側方に隣接する隣接部分の前端側縁部及び横端側縁部と前記天板との間に、空気通流用の隙間が形成されている請求項1記載の組付式グリル付コンロ。
  3. 前記底壁部の周縁部のうちの後端側縁部に、起立壁部が設けられ、かつ、前記底壁部の周縁部のうちの、前記後端側縁部を除いた縁部に、前記起立壁部よりも低い突状部が設けられている請求項2記載の組付式グリル付コンロ。
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