JP2016104809A - 肌質改善用外用組成物 - Google Patents

肌質改善用外用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016104809A
JP2016104809A JP2016032506A JP2016032506A JP2016104809A JP 2016104809 A JP2016104809 A JP 2016104809A JP 2016032506 A JP2016032506 A JP 2016032506A JP 2016032506 A JP2016032506 A JP 2016032506A JP 2016104809 A JP2016104809 A JP 2016104809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
skin
zinc
composition
zinc hyaluronate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016032506A
Other languages
English (en)
Inventor
みゆき ▲柳▼澤
みゆき ▲柳▼澤
Miyuki Yanagisawa
正憲 田村
Masanori Tamura
正憲 田村
淳一 藤本
Junichi Fujimoto
淳一 藤本
拓史 吉田
Takushi Yoshida
拓史 吉田
敦之 大野
Atsuyuki Ono
敦之 大野
俊一 藤川
Shunichi Fujikawa
俊一 藤川
眞理子 大江
Mariko Oe
眞理子 大江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohto Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JP2016104809A publication Critical patent/JP2016104809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/735Mucopolysaccharides, e.g. hyaluronic acid; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/006Heteroglycans, i.e. polysaccharides having more than one sugar residue in the main chain in either alternating or less regular sequence; Gellans; Succinoglycans; Arabinogalactans; Tragacanth or gum tragacanth or traganth from Astragalus; Gum Karaya from Sterculia urens; Gum Ghatti from Anogeissus latifolia; Derivatives thereof
    • C08B37/0063Glycosaminoglycans or mucopolysaccharides, e.g. keratan sulfate; Derivatives thereof, e.g. fucoidan
    • C08B37/0072Hyaluronic acid, i.e. HA or hyaluronan; Derivatives thereof, e.g. crosslinked hyaluronic acid (hylan) or hyaluronates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L5/00Compositions of polysaccharides or of their derivatives not provided for in groups C08L1/00 or C08L3/00
    • C08L5/08Chitin; Chondroitin sulfate; Hyaluronic acid; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/001Preparations for care of the lips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

【課題】 実用上十分に肌質を改善することができる、肌質改善用外用組成物、及び肌質改善方法を提供すること。【解決手段】 分解ヒアルロン酸亜鉛を用いて肌質改善用外用組成物を調製する。分解ヒアルロン酸亜鉛中のヒアルロン酸の重量平均分子量は10kDa以下が好ましい。分解ヒアルロン酸亜鉛は1g当たり50〜130mgの亜鉛を含有することが好ましい。分解ヒアルロン酸亜鉛は、その1%水溶液の動粘度が0.3〜5mm2/sであることが好ましい。分解ヒアルロン酸亜鉛の含有量は、組成物の全量に対して、乾燥重量で、0.0001〜20重量%であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、肌質を改善するための外用組成物、及び肌質改善方法などに関する。
ヒアルロン酸は、真皮などの皮下組織に多く含まれ、細胞間で水分を保持したり、緩衝剤として機能している。また、硝子体などの眼球組織にも多く含まれ、緩衝剤として機能したり、組織の形状を保つ役割をしている。また、関節液や軟骨のような関節組織にも多く含まれ、潤滑剤や緩衝剤として機能している。
このため、ヒアルロン酸は、医薬品や化粧品の成分として多用されている。しかし、ヒアルロン酸は高分子であるため、外用剤成分として用いる場合、皮膚に浸透し難く、実用上十分にその作用を発揮できない。
ヒアルロン酸の経皮吸収性を高める試みとして、特許文献1は、平均分子量が5000〜20000であり、かつ分子量1万以下の成分の割合が40重量%以上でかつ分子量5万以上の成分の割合が5重量%以下である低分子ヒアルロン酸が皮膚浸透性が良いことを教えている。また、特許文献2は、ヒアルロン酸亜鉛を含む外用剤は、潰瘍の治療に有効であることを教えている。また、特許文献3は、ヒアルロン酸亜鉛を含む外用剤は、皮膚バリア機能の改善、皮膚保湿作用、肌荒れ防止作用を有し、その作用は、ヒアルロン酸と亜鉛の混合物に比べて優れることを教えている。
しかし、これらの文献が教える外用剤と比較して、さらに肌質を改善することができる外用剤が望まれている。
WO2007/099830号 特開平3−505231号 WO2006/121210号
本発明は、実用上十分に肌質を改善することができる、肌質改善用外用組成物、及び肌質改善方法を提供することを主な課題とする。
本発明者は上記課題を解決するために研究を重ね、分解ヒアルロン酸亜鉛が、キメが乱れ、バリア機能の低下した皮膚に塗布した場合、効果的に肌の状態を改善することを見出した。また、その程度は、分解していない高分子ヒアルロン酸(重量平均分子量が通常1000kDa以上)亜鉛に比べて、格段に優れることを見出した。
本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、下記の肌質改善用外用組成物などを提供する。
項1. 分解ヒアルロン酸亜鉛を含む肌質改善用外用組成物。
項2. 分解ヒアルロン酸亜鉛中のヒアルロン酸が、重量平均分子量10kDa以下の分解ヒアルロン酸である項1に記載の外用組成物。
項3. 分解ヒアルロン酸亜鉛が、その1g当たり50〜130mgの亜鉛を含有する分解ヒアルロン酸亜鉛である項1又は2に記載の外用組成物。
項4. 分解ヒアルロン酸亜鉛が、その1%水溶液の動粘度が0.3〜5mm2/sの分解ヒアルロン酸亜鉛である項1〜3のいずれか一項に記載の外用組成物。
項5. 分解ヒアルロン酸亜鉛の含有量が、組成物の全量に対して、乾燥重量で、0.0001〜20重量%である項1〜4のいずれか一項に記載の外用組成物。
項6. 分解ヒアルロン酸亜鉛が、加水分解ヒアルロン酸亜鉛である、項1〜5のいずれか一項に記載の外用組成物。
項7. 敏感肌用の肌質改善用組成物である、項1〜6のいずれか一項に記載の外用組成物。
項8. 肌質改善がバリア機能改善である、項1〜7のいずれか一項に記載の外用組成物。
項9. 更に、炭素数4〜12の脂肪酸グリセリルエステル、炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテル、炭素数4〜12のアルケニルグリセリルエーテル、炭素数5〜10の1,2-アルカンジオール、及びフェノキシエタノールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む項1〜8のいずれか一項に記載の外用組成物。
項10. 分解ヒアルロン酸亜鉛を含む組成物を肌荒れした皮膚に塗布する工程と、肌荒れを改善する工程とを含む、肌質改善方法。
項11. 肌質改善に使用するための分解ヒアルロン酸亜鉛。
項12. 分解ヒアルロン酸亜鉛の肌質改善剤の製造のための使用。
項13. 1%水溶液の動粘度が0.3〜5mm2/sであり、かつ、1g当たりの亜鉛含有量が50〜130mgである、ヒアルロン酸亜鉛。
項14. 項13に記載のヒアルロン酸亜鉛を含有する化粧料組成物。
項15. 亜鉛化合物を含む含水媒体中にヒアルロン酸及び/又はその塩を分散させる工程を含む方法により製造されたものである項1〜9のいずれか一項に記載の肌質改善用外用組成物。
表皮の最外層を構成する角質層は、角質細胞が層をなし、それらの細胞間に細胞間脂質や天然保湿成分が存在している。これにより、外部からの異物の進入を防ぎ、かつ水分の蒸発を防いでいる(バリア機能)。本発明の外用組成物は、分解することにより低分子化したヒアルロン酸と亜鉛との会合物を含むため、皮膚への浸透性が良く、肌のキメ(角質細胞が並び、細胞間に細胞間脂質及び天然保湿物質が存在する状態)を健やかに整え、バリア機能を改善することができる。また、肌の赤みを抑制することができ、刺激の閾値を改善することができる。これらにより、本発明の外用組成物は、肌質改善のために使用できる。
敏感肌では、角質間の細胞間脂質の量が健常肌よりも少なくなっている等の原因で、肌のキメが乱れて、バリア機能が低下し、刺激の閾値が下がり刺激を感じやすい肌になっている。従って、本発明の外用組成物は、敏感肌の肌質改善に好適に使用できる。
加水分解ヒアルロン酸亜鉛が、高分子ヒアルロン酸と亜鉛との会合物、及び加水分解ヒアルロン酸に比べて、バリア機能の低下した肌からの水分の蒸散をより効果的に抑制することを示す図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
(I)肌質改善用外用組成物
分解ヒアルロン酸亜鉛
本発明の肌質改善用外用組成物の必須成分は、分解ヒアルロン酸亜鉛である。
本発明において「ヒアルロン酸亜鉛」とは、ヒアルロン酸を構成するカルボキシル基に由来するカルボキシルイオン(COO)と亜鉛イオン(Zn2+)との相互作用により形成される会合物(複合体)をいう。具体的には、通常、ヒアルロン酸中のカルボキシルイオン2個に対して亜鉛イオン1個が相互作用した構造を有することができる。
分解ヒアルロン酸亜鉛は、1g当たりの亜鉛含有量が約50〜130mgであることが好ましく、約55〜100mgであることがより好ましく、約60〜80mgであることがさらにより好ましい。上記範囲であれば、肌質改善効果が十分に得られる。また、上記範囲であれば、ヒアルロン酸と亜鉛との安定な会合物となり、本発明の効果を安定して得ることができる。ここで、分解ヒアルロン酸亜鉛1g当たりの亜鉛含有量は、キレート滴定法によって測定された値である。キレート滴定法は、例えば、日本薬局方(第十五改正)医薬品各条の硫酸亜鉛水和物(C-4675〜4678)に記載されている。
分解ヒアルロン酸亜鉛は、例えば、分解ヒアルロン酸又はその塩の水溶液と、亜鉛化合物の水溶液とを混合することにより、あるいは亜鉛化合物を含む含水媒体中に分解ヒアルロン酸又はその塩を分散させることにより、調製できる。混合に当たり、亜鉛化合物は、分解ヒアルロン酸又はその塩と当量または過剰量用いればよい。分解ヒアルロン酸亜鉛の調製方法は、例えば、ヨーロッパ特許第413016号公報に詳細に記載されている。
また、分解ヒアルロン酸亜鉛は、亜鉛化合物を含む含水媒体中にヒアルロン酸及び/又はその塩を分散させる工程を含む方法により製造することができる。この方法によれば、生成した分解ヒアルロン酸亜鉛が含水媒体中に溶解せずに固体として存在しているため、ヒアルロン酸亜鉛の精製及び回収が容易である。この方法は、さらに、含水媒体を除去して得られた残留物を加熱乾燥させる工程を含むことができる。
分解ヒアルロン酸は、高分子ヒアルロン酸を分解して、低分子化したものであればよく、例えば、塩酸のような酸の存在下で加水分解することにより、ヒアルロニダーゼなどの酵素を用いて処理することにより、又は超音波や剪断によって物理的に切断することにより、調製できる。また、ヒアロオリゴ(キユーピー(株))などの市販品を購入することもできる。
分解ヒアルロン酸の塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。亜鉛化合物としては、例えば、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、炭酸亜鉛および酸化亜鉛等の無機亜鉛、酢酸亜鉛、蟻酸亜鉛およびラウリン酸亜鉛等の有機亜鉛が挙げられる。
高分子ヒアルロン酸は、鶏冠や、臍の緒、眼球、皮膚、及び軟骨などの動物組織、ストレプトコッカス属微生物などのヒアルロン酸生産微生物、動物細胞もしくは植物細胞の培養物から抽出、回収することができる。また、市販品を購入することもできる。
本発明の分解ヒアルロン酸の分解の程度は特に限定されないが、分解ヒアルロン酸の重量平均分子量は、約100kDa以下がより好ましく、約10kDa以下がさらにより好ましい。また、分解ヒアルロン酸の重量平均分子量は、約0.1kDa以上が好ましく、約1kDa以上がより好ましく、約5kDa以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な肌質改善効果が得られる。また、上記範囲の重量平均分子量を有する分解ヒアルロン酸を用いれば、十分に低粘度で、肌なじみがよく、ベタツキのない組成物が得られる。
本発明において、重量平均分子量は、サイズ排除クロマトグラフィーにより測定される値である。その条件は、カラム:TSKgel GMPWXL 7.8mm×30cm(東ソー(株)製)、カラム温度:40℃付近の一定温度、検出器:示差屈折率計、移動相:0.2mol/L NaCl、流量:0.3mL/分、注入量:100μL、標準物質:プルラン標準品(STANDARD P-82、昭和電工(株)製)である。
分解ヒアルロン酸亜鉛は、1%水溶液の動粘度が約0.3〜5mm2/sであることが好ましく、約0.5〜2mm2/sであることがより好ましく、約1〜1.5mm2/sであることがさらにより好ましい。上記範囲の動粘度を有する分解ヒアルロン酸亜鉛を用いれば、皮膚に塗布した際に、角質に浸透し易い組成物が得られる。
分解ヒアルロン酸亜鉛の動粘度は、ウベローデ粘度計(柴田科学器械工業株式会社製)を用いて測定することができる。この際、流下秒数が200〜1000秒になるような係数のウベローデ粘度計を選択する。また、測定は30℃の恒温水槽中で行ない、温度変化がないようにする。ウベローデ粘度計により測定された前記水溶液の流下秒数と、ウベローデ粘度計の係数との積により、動粘度(単位:mm2/s)を求めることができる。
本発明の皮膚外用組成物は、1%水溶液の動粘度が0.3〜5mm2/sであり、かつ、1g当たりの亜鉛含有量が50〜130mgであるヒアルロン酸亜鉛を含む組成物であることが好ましい。
分解ヒアルロン酸亜鉛の含有量
組成物中の分解ヒアルロン酸亜鉛の含有量は、組成物の全量に対して、乾燥重量で、約0.0001〜20重量%が好ましく、約0.001〜10重量%がより好ましく、約0.01〜5重量%がさらにより好ましく、約0.05〜1重量%が特に好ましい。上記範囲であれば、肌質改善効果が十分に得られるとともに、着色(例えば黄色)のない組成物となる。
第2成分
本発明の肌質改善用外用組成物は、さらに、炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステル、炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテル、炭素数4〜12のアルケニルグリセリルエーテル、炭素数5〜10の1,2-アルカンジオール、及びフェノキシエタノールからなる群より選ばれる少なくとも1種の第2成分を含んでいてもよい。これにより、組成物の肌質改善効果が損なわれることなく、防腐力が向上する。
<炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステル>
炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステルは、直鎖または分岐の飽和または不飽和の脂肪酸グリセリンエステルであり、ブタン酸、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ノナン酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸等の脂肪酸グリセリンエステルを挙げることができる。中でも、カプリル酸、カプリン酸が好ましく、カプリル酸がより好ましい。
炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステルは、モノエステル、ジエステル、トリエステルのいずれでもよく、あるいはこれらの混合物でも良い。特に好ましいのは、モノ脂肪酸グリセリンエステルを60%以上含むものである。
炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステルは、公知の方法で製造することができる。このような公知の方法として、グリセリンと脂肪酸とを酸性またはアルカリ性の触媒存在下あるいは無触媒下でエステル化して得る方法、油脂類とグリセリンとを触媒存在下でエステル交換反応して得る方法、グリセリン又は特定の水酸基を保護したグリセリンをピリジン等の塩基の存在下に脂肪酸クロライドでエステル化する方法、脂肪酸アリルを酸化的にジヒドロキシル化して得る方法等が挙げられる。
<炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテル・炭素数4〜12のアルケニルグリセリルエーテル>
炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテルは、直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するものであり、ブチルグリセリルエーテル、アミルグリセリルエーテル、ヘキシルグリセリルエーテル、ヘプチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエーテル、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、ノニルグリセリルエーテル、デシルグリセリルエーテル、ウンデシルグリセリルエーテル、ドデシルグリセリルエーテルなどが挙げられる。中でも、2-エチルヘキシルグリセリルエーテルが好ましい。
炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテルは、モノアルキルグリセリルエーテル、ジアルキルグリセリルエーテル、又はトリアルキルグリセリルエーテルのいずれでも良く、又はこれらの混合物でもよい。特に好ましいのは、(モノ)アルキルグリセリルエーテルを60%以上含むものである。
また、炭素数4〜12のアルケニルグリセリルエーテルは、直鎖又は分岐鎖のアルケニル基を有するものである。
炭素数4〜12のアルケニルグリセリルエーテルは、モノアルケニルグリセリルエーテル、ジアルケニルグリセリルエーテル、又はトリアルケニルグリセリルエーテルのいずれでも良く、これらの混合物でもよいが、特に好ましいのは、モノアルケニルグリセリルエーテルを60%以上含むものである。
炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテル、及びアルケニルグリセリルエーテルは公知の方法で製造できる。公知の方法としては、特定水酸基を保護したグリセリンの金属アルコラートとハロゲン化アルキル又はアルケニルハロゲンとを反応させた後保護基を除去する方法、アルキルグリシジルエーテル又はアルケニルグリシジルエーテルを水和開環する方法、アルキルグリシジルエーテル又はアルケニルグリシジルエーテルとカルボン酸とを反応させ、けん化分解して得る方法、グリセリンの金属アルコラートとアルキル硫酸ナトリウム又はアルケニル硫酸ナトリウムとを反応させて得る方法等が挙げられる。
<炭素数5〜10の1,2-アルカンジオール>
炭素数5〜10の1,2-アルカンジオールは、直鎖又は分岐鎖のアルカンジオールであり、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-ノナンジオール、1,2-デカンジオールなどが挙げられる。中でも、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオールが好ましく、1,2-オクタンジオールがより好ましい。
炭素数5〜10の1,2-アルカンジオールは市販されている。
炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステル、炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテル、炭素数4〜12のアルケニルグリセリルエーテル、炭素数5〜10の1,2-アルカンジオール、及びフェノキシエタノールの中では、炭素数4〜12の脂肪酸グリセリンエステルおよび炭素数4〜12のアルキルグリセリルエーテルが好ましい。
上記第2成分を2種以上含む場合、例えば、ニコガード88(日光ケミカルズ(株);カプリル酸グリセリルと2-エチルヘキシルグリセリルエーテルとの混合物)、Symdiol 68(シムライズ(株);1,2-ヘキサンジオールと1,2-オクタンジオールとの混合物)などの市販品を用いることもできる。
上記第2成分の含有量は、乳化組成物の全量に対して、約0.01〜5重量%が好ましく、約0.05〜2重量%がより好ましく、約0.1〜1重量%がさらにより好ましい。第2成分の含有量が上記範囲であれば、防腐力向上効果が十分に得られると共に、皮膚への刺激が強くなることがない。
また、分解ヒアルロン酸亜鉛と第2成分との含有量の比率は、重量比で、分解ヒアルロン酸亜鉛(乾燥重量):第2成分が約1: 0.01〜1000であるのが好ましく、約1: 0.1〜500であるのがより好ましく、約1: 1〜200であるのがさらにより好ましい。分解ヒアルロン酸亜鉛に対する第2成分の比率が上記範囲であれば、防腐力向上効果が十分に得られると共に、皮膚への刺激が強くなることがない。
組成物の特性
本発明の外用剤が、油性基剤又は担体と水とを含むエマルジョン又はクリーム状の製剤である場合は、W/O型、O/W型の何れであってもよいが、O/Wの方が好ましい。分解ヒアルロン酸亜鉛は通常水相に含まれる。これによりヒアルロン酸亜鉛の作用が一層効果的に奏される。
本発明の外用剤のpHは、皮膚外用剤のpHとして通常用いられる範囲であればよいが、中でも、約4〜7が好ましく、約4.5〜6.5がより好ましい。上記pH範囲であれば、皮膚刺激がない。また、ヒアルロン酸亜鉛が安定な会合状態を保つことができるとともに、白濁のない組成物となる。
化粧料組成物
本発明の肌質改善用外用組成物は、分解ヒアルロン酸亜鉛を、化粧料に通常使用される基剤又は担体、及び必要に応じて添加剤と共に混合して、化粧料組成物とすることができる。
<化粧料組成物の形態>
化粧料組成物の形態は特に限定されず、例えば、化粧水、乳液、クリーム、美容液、日焼け止め用化粧料、パック、ハンドクリーム、ボディローション、ボディークリームのような基礎化粧料;洗顔料、メイク落とし、ボディーシャンプーのような洗浄用化粧料;ファンデーション、化粧下地、リップクリーム、口紅、チークカラーのようなメークアップ化粧料;入浴剤などが挙げられる。
<基剤又は担体>
基剤又は担体としては、流動パラフィン、スクワラン、ゲル化炭化水素(プラスチベースなど)、オゾケライト、α−オレフィンオリゴマー、軽質流動パラフィンのような炭化水素;メチルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン、架橋型アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーン、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリエーテル変性シリコーン、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリグリセリン変性シリコーン、ポリエーテル変性分岐シリコーン、ポリグリセリン変性分岐シリコーン、アクリルシリコン、フェニル変性シリコーン、シリコーンレジンのようなシリコーン油;エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのようなセルロース誘導体;ポリビニルピロリドン;カラギーナン;ポリビニルブチラート;ポリエチレングリコール;ジオキサン;ブチレングリコールアジピン酸ポリエステル;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリットのようなエステル類;デキストリン、マルトデキストリンのような多糖類;エタノール、イソプロパノールのような低級アルコール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテルのようなグリコールエーテル;ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、イソプレングリコールなどの多価アルコール;水などの水系基剤などが挙げられる。
中でも、炭化水素(特に、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、軽質流動パラフィン、流動パラフィン)、シリコーン油(特に、メチルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン)、エステル類(特に、イソノナン酸イソノニル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット)、多糖類(特に、デキストリン、マルトデキストリン)、グリコールエーテル(特に、ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、多価アルコール、水が好ましく、多価アルコールがより好ましい。
中でも、油性基剤又は担体と水とを含む製剤である場合の好ましい油性基剤又は担体は、スクワラン、トリ脂肪酸グリセリド等である。
基剤又は担体は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
<添加剤>
また、化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料に添加される公知の添加剤、例えば界面活性剤、増粘剤、保存剤、pH調整剤、キレート剤、安定化剤、刺激軽減剤、防腐剤、着色剤、分散剤、香料、パール光沢付与剤等を添加することができる。添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタンのようなソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸プロピレングリコールのようなプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40(HCO−40)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80などの硬化ヒマシ油誘導体;モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタンのようなポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリル;グリセリンアルキルエーテル;アルキルグルコシド;ポリオキシエチレンセチルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ステアリルアミン、オレイルアミンのようなアミン類;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンのようなシリコーン系界面活性剤などが挙げられる。
中でも、硬化ヒマシ油誘導体(特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60))、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類(特に、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60))、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(特に、ポリオキシエチレンセチルエーテル)、シリコーン系界面活性剤(特に、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン)が好ましい。
増粘剤としては、例えば、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ポリエチレングリコール、ベントナイト、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、などが挙げられる。中でも、キサンタンガム、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマーが好ましい。
pH調整剤としては、無機酸(塩酸、硫酸など)、有機酸(乳酸、乳酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウムなど)、無機塩基(水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなど)、有機塩基(トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)などが挙げられる。中でも、コハク酸、コハク酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、トリエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムが好ましい。
安定化剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。
刺激低減剤としては、甘草エキス、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。
着色剤としては、無機顔料、天然色素などが挙げられる。
パール光沢付与剤としては、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレングリコールなどが挙げられる。中でも、ジステアリン酸エチレングリコールが好ましい。
添加剤は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
<その他の有効成分>
また、本発明の化粧料組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の有効成分を含むことができる。
有効成分の具体例として、化粧料成分として一般に使用される、例えば、抗酸化成分、老化防止成分、抗炎症成分、美白成分、細胞賦活化成分、ビタミン類、血行促進成分、保湿成分、DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分、抗糖化成分、ペプチド又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、ヒドロキノン配糖体及びそのエステル類などが挙げられる。
抗酸化成分としては、植物(例えば、ブドウ、オタネニンジン、コンフリー等)に由来する成分;プロアントシアニジン、アスコルビン酸及びその誘導体、グルコシルヘスペリジン、エルゴチオネイン、亜硫酸水素ナトリウム、スーパーオキサイドジスムターゼ、ヒポタウリン、アスタキサンチン、トコフェロール又はその誘導体、ジブチルヒドロキシトルエンなどが挙げられる。
老化防止成分としては、加水分解大豆タンパク、カイネチン、レチノール、レチノイン酸、レチナール又はそれらの誘導体などのレチノイド類等が挙げられる。
抗炎症成分としては、植物(例えば、コンフリー)に由来する成分;アラントイン、グリチルリチン酸又はその誘導体、酸化亜鉛、塩酸ピリドキシン、酢酸トコフェロール、サリチル酸又はその誘導体、ε-アミノカプロン酸などが挙げられる。
美白成分としては、例えば、アスコルビン酸又はその誘導体;ハイドロキノン又はその誘導体;コウジ酸;エラグ酸;フィチン酸;ブチルレゾルシノール;パントテン酸又はその誘導体;トラネキサム酸、システイン、ビタミンE又はその誘導体などや、美白作用を有する植物成分(例えば、植物エキス)が挙げられる。
細胞賦活化成分としては、植物(例えば、ビルベリー)に由来する成分;ε-アミノカプロン酸などのアミノ酸類;チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類;グリコール酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸類;フラボノイド、アラントイン、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなどが挙げられる。
ビタミン類としては、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド等のビタミンB2類;ニコチン酸アミドなどのニコチン酸類;アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビルなどのビタミンC類(アスコルビン酸及びその誘導体);チアミン塩酸塩、等のビタミンB1類;塩酸ピリドキシン等のビタミンB6類、シアノコバラミン等のビタミンB12類;葉酸等の葉酸類;パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)等のパントテン酸類;ビオチン、ビオシチン等のビオチン類;そのほか、カルニチン、フェルラ酸、オロット酸、γ−オリザノール等のビタミン様作用因子などが挙げられる。
血行促進作用成分としては、植物(例えば、オタネニンジン、アシタバ、アルニカ、イチョウ、ウイキョウ、エンメイソウ、オランダカシ、カミツレ、ローマカミツレ、カロット、ゲンチアナ、ゴボウ、コメ、サンザシ、シイタケ、セイヨウサンザシ、セイヨウネズ、センキュウ、センブリ、タイム、チョウジ、チンピ、トウキ、トウニン、トウヒ、ニンジン、ニンニク、ブッチャーブルーム、ブドウ、ボタン、マロニエ、メリッサ、ユズ、ヨクイニン、ローズマリー、ローズヒップ、チンピ、トウキ、トウヒ、モモ、アンズ、クルミ、トウモロコシ)に由来する成分;グルコシルヘスペリジンなどが挙げられる。
保湿成分としては、植物(例えば、チガヤ)に由来する成分;アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニンのようなアミノ酸及びその誘導体;コラーゲン、ゼラチン、エラスチンのようなタンパク質やペプチド、その加水分解物;グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリンなどの多価アルコール;ソルビトールのような糖アルコール;レシチン、水素添加レシチンのようなリン脂質;ヒアルロン酸(高分子型ないしは天然型、以下、保湿成分について同様。)、ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸、カチオン化ヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸、又はそれらの塩、ヘパリン、コンドロイチンのようなムコ多糖;乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素のようなNMF由来成分;ポリグルタミン酸;MPCポリマー(例えば、LIPIDURE(登録商標)等)等のリン脂質極性基を有する高分子;ポリオキシプロピレンメチルグルコシド;トリメチルグリシン(ベタイン);ヒドロキシエチルウレア;アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体;ソルビトールなどが挙げられる。
DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分としては、動物(例えば、アルテミア)に由来する成分;植物(例えば、キャッツクロー)に由来する成分;DNA、DNA塩、RNA、RNA塩等の核酸成分が挙げられる。
抗糖化成分としては、例えば、植物エキス(例えば、ブドレジャアキシラリス葉エキス)又は月見草エキス、アムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物(特開2006-028090、特開2006-62989号等);L−アルギニン、L−リジン、加水分解カゼイン(以上、特開2001-039816);加水分解性タンニン(特開平9-40519号);カルノシン、(以上、「美容のための最新皮膚診断マニュアル」、フレグランスジャーナル社、2006年8月15日発行)などが挙げられる。
ペプチド又はその誘導体としては、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、エラスチン分解ペプチド、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、加水分解大豆蛋白、小麦蛋白、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド(パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等)などが挙げられる。
アミノ酸又はその誘導体としては、ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、ヒスチジン、タウリン、γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシン、クレアチン等が挙げられる。
その他の有効成分は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
中でも、分解ヒアルロン酸亜鉛と組み合わせることができる好適なその他の有効成分として、パンテノール、トコフェロールなどのビタミン類、グリチルリチン酸二カリウムなどのグリチルリチン酸誘導体などが挙げられる。特に、パンテノールが好ましい。
医薬外用組成物
また、本発明の外用組成物は、分解ヒアルロン酸亜鉛を、医薬有効成分、医薬外用組成物に通常使用される基剤又は担体、及び必要に応じて添加剤と共に混合して、医薬外用組成物とすることができる。
<医薬外用組成物の形態>
医薬外用組成物の形態は特に限定されず、例えば、液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤又はパップ剤などが挙げられる。これらの製剤は、第15改正日本薬局方製剤総則に記載の方法等に従い製造することができる。
<基剤又は担体>
基剤又は担体としては、水、生理食塩液、イソプロパノール、濃グリセリン、エタノール、プロピレングリコール又はマクロゴール400等の溶剤;
中鎖脂肪酸トリグリセリド、ハードファット等の合成油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、スクワラン等又はこれらの硬化油等の脂肪油;
流動パラフィン(ミネラルオイル)、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、オリーブ由来スクワラン、スクワレン等の油性基剤;
イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸又は水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸;
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコールなどが挙げられる。
基剤又は担体は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
中でも、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコールが好ましい。
<添加剤>
添加剤としては、懸濁化剤、増粘剤、ゲル化剤、乳化剤などが挙げられる。
懸濁化剤、増粘剤、又はゲル化剤として使用できる成分としては、アラビアゴム、モノステアリン酸アルミニウム又は水溶性高分子[例えばメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、ポピドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール941;Noveon,Inc.製等;カルボマーともいう。)]等が挙げられる。
乳化剤としては、ステアリン酸ポリオキシル40、セスキオレイン酸ソルビタン、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、アラビアゴム、コレステロール、ステアリン酸、モノステアリン酸グリセリン、又はポピドン等が挙げられる。
また、化粧料組成物の添加剤として例示した成分も使用できる。
添加剤は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
<その他の有効成分>
また、本発明の医薬外用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の有効成分を含むことができる。有効成分の具体例としては、例えば、化粧料組成物の有効成分として例示したものを使用できる。また、分解ヒアルロン酸亜鉛と組み合わせることができる好適なその他の有効成分も、化粧料組成物について例示した通りである。
使用方法
本発明の外用組成物の使用方法は、使用対象の皮膚の状態、年齢、性別などによって異なるが、例えば以下の方法とすればよい。即ち、1日数回(例えば、約1〜5回、好ましくは1〜3回)、適量(例えば、約0.05〜5g)を皮膚に塗布すればよい。また、分解ヒアルロン酸亜鉛の1日使用量が、例えば約0.005〜5、好ましくは約0.01〜3、より好ましくは約0.05〜2mgとなるように組成物を塗布すればよい。塗布期間は、例えば約3〜90日間、好ましくは約7〜60日間とすればよい。
本発明の外用組成物は、バリア機能を改善し、肌質を改善する効果があるため、肌荒れを有する人、例えば、肌のキメが乱れ、即ちバリア機能が破綻している人や、バリア機能が破綻し易い敏感肌の人に好適に使用できる。
(II)肌質改善方法
従って、本発明は、分解ヒアルロン酸亜鉛を含む組成物を肌荒れした皮膚に塗布する工程と、肌荒れを改善する工程とを含む、肌質改善方法を包含する。
この方法において、組成物に含まれる成分の種類や含有量、組成物の形態や性状などは、本発明の肌質改善用外用組成物と同様である。
肌荒れした皮膚には、肌のキメが乱れ、即ちバリア機能が破綻した皮膚や、バリア機能が破綻し易い敏感肌などが含まれる。
本発明方法では、使用対象の皮膚の状態、年齢、性別などによって異なるが、分解ヒアルロン酸亜鉛を含む組成物を、1日数回(例えば、約1〜5回、好ましくは1〜3回)、適量(例えば、約0.05〜5g)を皮膚に塗布すればよい。また、分解ヒアルロン酸亜鉛の1日使用量が、例えば約0.005〜5、好ましくは約0.01〜3、より好ましくは約0.05〜2mgとなるように組成物を塗布すればよい。塗布期間は、例えば約3〜90日間、好ましくは約7〜60日間とすればよい。
これにより、肌荒れが改善する。本発明において、「肌荒れの改善」ないしは「肌質の改善」には、角質間の細胞間脂質の量を増加させ、それによって、肌のキメ、即ち、角質細胞が並び、細胞間に細胞間脂質及び天然保湿物質が存在する状態を正常化することが含まれる。肌のキメが正常化することにより、バリア機能が改善するため、水分蒸散量が抑制され、刺激を感じる閾値が高くなる。従って、「肌荒れの改善」ないしは「肌質の改善」は、例えば、経皮水分蒸散量(TEWL)の変化率(%)を指標に判定することができる。経皮水分蒸散量(TEWL)は実施例に記載の方法で測定できる。

経皮水分蒸散量の変化率
=(組成物塗布前のTEWL−組成物塗布後のTEWL)/
(組成物塗布前TEWL)×100
(III)その他
本発明は、分解ヒアルロン酸亜鉛の肌質改善剤の製造のための使用、及び肌質改善に使用するための分解ヒアルロン酸亜鉛を包含する。肌質改善剤に含まれる成分の種類や含有量、組成物の形態や性状などは、本発明の肌質改善用外用組成物と同様である。
その他
本発明は、1%水溶液の動粘度が0.3〜5mm2/sであり、かつ、1g当たりの亜鉛含有量が50〜130mgである、ヒアルロン酸亜鉛を包含する。ヒアルロン酸亜鉛の動粘度、ヒアルロン酸亜鉛中のヒアルロン酸の分子量、及び亜鉛含有量の好ましい範囲は、上述の通りである。
以下、本発明を実施例を挙げてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)分解ヒアルロン酸の重量平均分子量の測定
加水分解ヒアルロン酸(平均粒子径約230μm、キユーピー株式会社製)0.3gに移動相を加え100mLの溶液を調製した。溶液20mLに移動相40mLを加え、メンブレンフィルターでろ過し、試料溶液を調製した。同様に、各プルラン標準品0.15gを用いて、標準溶液を調製した。サイズ排除クロマトグラフィー(カラム:TSKgel GMPWXL 7.8mm×30cm(東ソー(株)製)、カラム温度:40℃付近の一定温度、検出器:示差屈折率計、移動相:0.2mol/L NaCl、流量:0.3mL/分、注入量:100μL、標準物質:プルラン標準品(STANDARD P-82、昭和電工(株)製)により、加水分解ヒアルロン酸の重量平均分子量は約8,000Daであることを確認した。
(2)試料の調製
加水分解ヒアルロン酸亜鉛の調製
200mLビーカーに、酢酸亜鉛二水和物((CH3CO22Zn・2H2O)を3gと清水50mLを投入し、溶解させた。酢酸亜鉛二水和物が完全に溶解した後、その溶液にエタノールを100mL投入し、撹拌しながら液温が40℃となるように加熱した。40℃達温後、撹拌しながら加水分解ヒアルロン酸5gをタンクに投入し、原料ヒアルロン酸粉末が分散状態となるよう40℃の温度条件下で60分間攪拌した。
反応終了後、15分間静置し、上澄みの酢酸亜鉛含有含水エタノールをデカンテーションにより除去することにより、沈殿物を得た。得られた沈殿物に、90%(v/v)エタノールを110mL加え、未反応の亜鉛を除去する目的で10分間撹拌した後、15分間静置し、上澄みの90%含水エタノールをデカンテーションにより除去した。この操作を5回繰り返した。得られた沈殿物(残留物)を60℃で真空乾燥させて、加水分解ヒアルロン酸亜鉛を得た。得られた加水分解ヒアルロン酸亜鉛の1%水溶液の動粘度は1.2mm2/sであり、1g当たりの亜鉛含有量は72.2mgであった。
高分子ヒアルロン酸亜鉛会合物の調製
上記分解ヒアルロン酸亜鉛の調製方法において、原料ヒアルロン酸として、重量平均分子量1200kDaのヒアルロン酸(キユーピー(株)製)を用いることにより、高分子ヒアルロン酸亜鉛(亜鉛置換率:約7%)を調製した。
(3)肌荒れ改善効果の評価
以下の表1の処方に従い、実施例1、比較例1及び2の組成物を調製した。比較例2の組成物で使用した加水分解ヒアルロン酸は、キユーピー(株)製であり、重量平均分子量は6〜10kDaである。表1中の数値の単位は「重量%」である。
Figure 2016104809
4人の被験者の前腕内側部をテープストリッピング法を用いて処理することにより、皮膚のバリア機能を破綻し、ヒト肌荒れモデル皮膚を作製した。ヒト肌荒れモデル皮膚に、実施例1、比較例1及び2の組成物、並びにコントロールとして精製水を約0.3mL、1日3回、6日間連続して塗布した。テープストリッピング前、テープストリッピング直後、及び7日目の経皮水分蒸散量(TEWL)をTewameter TM300を用いて測定した。なお、測定の30分前に前腕を洗浄した。また、以下の式に従い、経表皮水分蒸散量(TEWL)の回復率(%)を算出した。
回復率(%)
=(テープストリッピング直後のTEWL値−7日目のTEWL値)/(テープストリッピング直後のTEWL値−テープストリッピング前のTEWL値)×100
結果を図1に示す。図1から明らかなように、高分子ヒアルロン酸亜鉛、及び加水分解ヒアルロン酸には、経表皮水分蒸散量の回復効果は認められなかった。これに対して、加水分解ヒアルロン酸亜鉛は、優れた経表皮水分蒸散量の回復効果が認められた。
さらに、上記試験において、以下の表2の基準に従い、肌の赤味を評価した。結果を表3に示す。高分子ヒアルロン酸亜鉛、及び加水分解ヒアルロン酸には、肌の赤味を改善する効果は認められなかった。これに対して、加水分解ヒアルロン酸亜鉛は、肌の赤味の改善効果が認められた。
Figure 2016104809
Figure 2016104809
(4)刺激知覚閾値の評価
以下の表4の処方に従い、実施例2の組成物を調製した。表4中の数値の単位は「重量%」である。
Figure 2016104809
敏感肌であるとの自覚症状のある被験者4人の一方の前腕に実施例2の組成物を適量、1日3回、7日間連続して塗布した。塗布前、及び8日目の前腕部の刺激知覚閾値(CPT)を、ニューロメーターCPT/Cを用いて測定した。結果を表5に示す。加水分解ヒアルロン酸亜鉛は優れたCPT上昇効果を有し、敏感肌に有効であることが分かった。
Figure 2016104809
処方例
本発明の外用組成物の処方例を以下に示す。処方例中の数値の単位は「重量%」である。
処方例1 化粧水
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.5%
1,3−ブチレングリコール 5.0%
濃グリセリン 2.0%
PEG−80水添ヒマシ油 0.1%
カプリル酸グリセリル 0.1%
エチルヘキシルグリセリン 0.1%
コハク酸 適量
コハク酸2Na 適量
ポリエチレングリコール1540 1.0%
ヒドロキシエチルセルロース 0.1%
精製水 残量
処方例2 乳液
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.2
ジプロピレングリコール 10.0
ジグリセリン 2.0
パンテノール 0.5
リン酸アスコルビルマグネシウム 0.05
1,2−ペンタンジオール 2.0
1,2−ヘキサンジオール 1.0
トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル 4.0
スクワラン 8.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
キサンタンガム 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
モノステアリン酸POEソルビタン 0.6
ステアリン酸ソルビタン 0.6
ベヘニルアルコール 0.2
水酸化カリウム 適量
精製水 残量
処方例3 クリーム
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.3
1,3−プロパンジオール 10.0
加水分解ダイズタンパク 0.5
トコフェロール 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
オクタンジオール 2.0
デシレングリコール 1.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 10.0
ワセリン 5.0
ステアリルアルコール 2.0
セタノール 2.0
αオレフィンオリゴマー 5.0
ステアリン酸ポリグリセリル−10 2.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.4
ポリビニルアルコール 0.2
ポリアクリル酸Na 0.1
トリエタノールアミン 適量
精製水 残量
処方例4 泡洗顔
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.05
イソプレングリコール 10.0
グリセリン 5.0
グリコシルトレハロース 0.3
加水分解水添デンプン 0.2
ソルビトール 5.0
フェノキシエタノール 0.2
カプリン酸グリセリル 0.1
ココイルグルタミン酸Na 2.0
ココイルアラニンNa 1.0
コカミドDEA 0.5
クエン酸 適量
精製水 残量
処方例5 クレンジング
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.1
ジプロピレングリコール 10.0
ジグリセリン 3.0
トリイソステアリン酸PEG20グリセリル 5.0
イソステアリン酸PEG20グリセリル 5.0
POEヤシ油脂肪酸グリセリル 3.0
1,2−ヘキサンジオール 2.0
エチルヘキシルグリセリン 0.5
コハク酸 適量
コハク酸2Na 適量
精製水 残量
処方例6 リップ
分解ヒアルロン酸亜鉛 1.0
ワセリン 30
重質流動イソパラフィン 20
リンゴ酸ジイソステアリル 10
1,2−ペンタンジオール 0.5
エチルヘキシルグリセリン 0.3
ポリエチレンワックス 3.0
マイクロクリスタリンワックス 2.0
ラノリン 20
パラフィンワックス 5.0
パルミチン酸デキストリン 2.5
精製水 残量
処方例7 ファンデーション
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.5
酸化チタン 10
酸化鉄 適量
デカメチルシクロペンタシロキサン 20
1,3−ブチレングリコール 10
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1
エデト酸ナトリウム 0.05
ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2.0
疎水化処理タルク 5.0
疎水化処理マイカ 5.0
酸化防止剤 適量
デシレングリコール 1.0
精製水 残量
処方例8 乳液
分解ヒアルロン酸 0.2
ジプロピレングリコール 10.0
ジグリセリン 2.0
トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル 4.0
パンテノール 0.5
スクワラン 8.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.3
ベヘニルアルコール 0.5
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
キサンタンガム 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
モノステアリン酸POEソルビタン 0.6
ステアリン酸グリセリル 0.6
カプリル酸グリセリル 1.0
pH調整剤 適量
精製水 残量
処方例9 クリーム
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.3
1,3−プロパンジオール 10.0
濃グリセリン 8.0
加水分解ダイズタンパク 0.5
トコフェロール 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
エチルヘキシルグリセリン 2.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 10.0
シアバター 5.0
ステアリルアルコール 2.0
セタノール 2.0
αオレフィンオリゴマー 5.0
ステアリン酸ポリグリセリル−10 2.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.4
ポリビニルアルコール 0.2
ポリアクリル酸Na 0.1
pH調整剤 適量
精製水 残量
処方例10 乳液
分解ヒアルロン酸亜鉛 0.2
1,3−ブチレングリコール 10.0
トリメチルグリシン 3.0
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 8.0
αオレフィンオリゴマー 4.0
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.5
硬化油 2.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.1
キサンタンガム 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.15
モノステアリン酸POEソルビタン 0.6
ステアリン酸ソルビタン 0.6
カプリン酸グリセリル 1.0
pH調整剤 適量
精製水 残量
本発明の外用組成物は、必須成分である分解ヒアルロン酸亜鉛が皮膚から吸収され易いため、表皮、真皮、皮下組織においてその保湿作用が効果的に発揮される。また、肌のキメを整えたり、肌の赤みを抑える作用も有する。これらの作用により、本発明の外用組成物は効果的に肌質を改善する。従って、本発明の外用組成物は化粧料組成物や医薬外用組成物などとして好適に使用できる。

Claims (1)

  1. 分解ヒアルロン酸亜鉛を含む肌質改善用外用組成物(但し、敏感肌用である場合を除く)。
JP2016032506A 2010-04-14 2016-02-23 肌質改善用外用組成物 Pending JP2016104809A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010092883 2010-04-14
JP2010092883 2010-04-14
JP2010129446 2010-06-04
JP2010129446 2010-06-04

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012510676A Division JP6218380B2 (ja) 2010-04-14 2011-04-13 肌質改善用外用組成物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018075080A Division JP2018104480A (ja) 2010-04-14 2018-04-09 肌質改善用外用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016104809A true JP2016104809A (ja) 2016-06-09

Family

ID=44798741

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012510674A Active JP5852560B2 (ja) 2010-04-14 2011-04-13 ヒアルロン酸金属塩の製造方法、ヒアルロン酸金属塩を含む化粧品の製造方法、ならびにヒアルロン酸亜鉛およびその製造方法
JP2012510676A Active JP6218380B2 (ja) 2010-04-14 2011-04-13 肌質改善用外用組成物
JP2016032506A Pending JP2016104809A (ja) 2010-04-14 2016-02-23 肌質改善用外用組成物
JP2018075080A Withdrawn JP2018104480A (ja) 2010-04-14 2018-04-09 肌質改善用外用組成物

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012510674A Active JP5852560B2 (ja) 2010-04-14 2011-04-13 ヒアルロン酸金属塩の製造方法、ヒアルロン酸金属塩を含む化粧品の製造方法、ならびにヒアルロン酸亜鉛およびその製造方法
JP2012510676A Active JP6218380B2 (ja) 2010-04-14 2011-04-13 肌質改善用外用組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018075080A Withdrawn JP2018104480A (ja) 2010-04-14 2018-04-09 肌質改善用外用組成物

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2559708B1 (ja)
JP (4) JP5852560B2 (ja)
CN (1) CN102834417B (ja)
WO (2) WO2011129370A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113274310A (zh) * 2021-06-04 2021-08-20 华熙生物科技股份有限公司 透明质酸锌修复皮肤损伤的新用途及其组合物与皮肤外用制剂

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102834417B (zh) * 2010-04-14 2015-11-25 丘比株式会社 透明质酸金属盐的制造方法、包含透明质酸金属盐的化妆品的制造方法以及透明质酸锌及其制造方法
JP5873319B2 (ja) * 2011-12-16 2016-03-01 株式会社コーセー メイラード反応阻害剤
JP2016507542A (ja) * 2013-02-08 2016-03-10 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 反応型噴霧乾燥による無機/有機複合材料の製造
CA2905988C (en) 2013-03-14 2021-04-06 Church & Dwight Co., Inc. Aqueous lubricant composition comprising hyaluronic acid
CN104905276A (zh) * 2014-03-10 2015-09-16 丘比株式会社 含胶原蛋白肽的粉末食品
JP2016074634A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 キユーピー株式会社 経口用肌のキメ改善剤
CN107840897A (zh) * 2016-09-18 2018-03-27 中南大学湘雅医院 一种用于治疗骨关节炎的透明质酸镁盐及其制备方法和应用
CN108542801A (zh) * 2018-03-23 2018-09-18 杭州语奥生物科技有限公司 一种无防腐剂的护肤贴精华液
JP7301707B2 (ja) * 2019-10-03 2023-07-03 株式会社ナリス化粧品 ふきとり用化粧料
CN111647100B (zh) * 2020-07-14 2022-03-01 山东华熙海御生物医药有限公司 一种高分子量透明质酸锌的制备方法
CN114133465B (zh) * 2020-09-03 2023-03-21 山东华熙海御生物医药有限公司 一种透明质酸钾的制备方法及所得产品和应用
WO2022092453A1 (ko) * 2020-10-30 2022-05-05 주식회사 엑티브온 폴리라이신 및 카프릴릴글리세릴에터를 포함하는 피부 외용제용 보존제 및 이를 포함하는 화장료 조성물
JP2023549118A (ja) * 2020-11-20 2023-11-22 ロレアル ケラチン物質をケアするための組成物
JP7455990B2 (ja) 2021-11-30 2024-03-26 キユーピー株式会社 ヒアルロン酸粉末
CN116655825A (zh) * 2023-06-02 2023-08-29 上海宜侬生物科技有限公司 一种透明质酸铜及其制备方法和应用

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292710A (ja) * 1986-06-12 1987-12-19 Lion Corp 皮膚化粧料
JPS63301826A (ja) * 1987-05-30 1988-12-08 Sansho Seiyaku Kk 外用剤
WO2006121210A1 (ja) * 2005-05-13 2006-11-16 Takata Seiyaku Co., Ltd. 皮膚状態改善剤
JP2007077101A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Rohto Pharmaceut Co Ltd 皮膚外用剤
WO2007099830A1 (ja) * 2006-02-24 2007-09-07 Q.P. Corporation 新規な低分子ヒアルロン酸および/またはその塩、ならびにこれを用いた化粧料、医薬組成物および食品組成物
KR20080026924A (ko) * 2006-09-22 2008-03-26 주식회사 바이오랜드 저분자량 히알루론산 또는 그 염을 함유하는 조성물
WO2009113820A1 (en) * 2008-03-13 2009-09-17 Bioland Ltd. Anti-aging composition for external use comprising low and high molecular weight hyaluronic acids and the polysaccharides extracted from root bark of ulmus davidiana

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
HU203372B (en) * 1989-02-24 1991-07-29 Richter Gedeon Vegyeszet Process for producing hyaluronic associates and pharmaceutical compositions and cosmetics comprising such active ingredient
JP3779200B2 (ja) * 2001-11-28 2006-05-24 電気化学工業株式会社 ヒアルロン酸及び/又はその塩の水溶液の安定化組成物
CN101133102A (zh) * 2004-12-30 2008-02-27 诺维信生物聚合物公司 与α-羟酸的聚合物连接的透明质酸
JP4576583B2 (ja) * 2005-03-22 2010-11-10 キユーピー株式会社 ヒアルロン酸またはその塩、およびその製造方法、ならびにこれを含有する化粧料および食品組成物
CN1326883C (zh) * 2005-11-04 2007-07-18 山东福瑞达生物化工有限公司 一种透明质酸钙的制备方法
CN100355790C (zh) * 2005-11-04 2007-12-19 山东福瑞达生物化工有限公司 一种透明质酸锌的制备方法
JP2007320888A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Oji Paper Co Ltd 浴用剤
JP2008222604A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Chisso Corp 化粧料配合剤及びそれを含む化粧料組成物
JP5091761B2 (ja) 2008-05-13 2012-12-05 株式会社東芝 無線通信装置
JP5130264B2 (ja) * 2009-07-31 2013-01-30 キユーピー株式会社 ヒアルロン酸および/またはその塩の製造方法
KR101450983B1 (ko) * 2009-12-08 2014-10-15 큐피가부시키가이샤 정제 히알루론산류의 제조 방법
CN102834417B (zh) * 2010-04-14 2015-11-25 丘比株式会社 透明质酸金属盐的制造方法、包含透明质酸金属盐的化妆品的制造方法以及透明质酸锌及其制造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292710A (ja) * 1986-06-12 1987-12-19 Lion Corp 皮膚化粧料
JPS63301826A (ja) * 1987-05-30 1988-12-08 Sansho Seiyaku Kk 外用剤
JP2549119B2 (ja) * 1987-05-30 1996-10-30 三省製薬株式会社 外用剤
WO2006121210A1 (ja) * 2005-05-13 2006-11-16 Takata Seiyaku Co., Ltd. 皮膚状態改善剤
JP2007077101A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Rohto Pharmaceut Co Ltd 皮膚外用剤
WO2007099830A1 (ja) * 2006-02-24 2007-09-07 Q.P. Corporation 新規な低分子ヒアルロン酸および/またはその塩、ならびにこれを用いた化粧料、医薬組成物および食品組成物
KR20080026924A (ko) * 2006-09-22 2008-03-26 주식회사 바이오랜드 저분자량 히알루론산 또는 그 염을 함유하는 조성물
WO2009113820A1 (en) * 2008-03-13 2009-09-17 Bioland Ltd. Anti-aging composition for external use comprising low and high molecular weight hyaluronic acids and the polysaccharides extracted from root bark of ulmus davidiana

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113274310A (zh) * 2021-06-04 2021-08-20 华熙生物科技股份有限公司 透明质酸锌修复皮肤损伤的新用途及其组合物与皮肤外用制剂

Also Published As

Publication number Publication date
JP6218380B2 (ja) 2017-10-25
CN102834417A (zh) 2012-12-19
EP2559708A4 (en) 2013-10-30
JPWO2011129370A1 (ja) 2013-07-18
EP2559708B1 (en) 2018-06-20
WO2011129370A1 (ja) 2011-10-20
WO2011129374A1 (ja) 2011-10-20
JP2018104480A (ja) 2018-07-05
EP2559708A1 (en) 2013-02-20
JPWO2011129374A1 (ja) 2013-07-18
CN102834417B (zh) 2015-11-25
JP5852560B2 (ja) 2016-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6218380B2 (ja) 肌質改善用外用組成物
JP5876962B2 (ja) 外用組成物
JP5180556B2 (ja) ユビキノン誘導体またはその塩を含む皮膚外用剤および化粧料ならびにこれらの使用方法
JP6537559B2 (ja) ヒアルロン酸含有乳化組成物
JP5934164B2 (ja) 外用組成物
JP2009161458A (ja) 細胞のアスコルビン酸類の取り込み促進剤
JP2005306831A (ja) 皮膚外用剤
JP2006016383A (ja) 痩身用皮膚外用剤およびそれを含有する化粧料
JP2005239645A (ja) コラーゲン合成促進用組成物
JP5763953B2 (ja) 外用組成物
JP5960505B2 (ja) 外用組成物
JP6263346B2 (ja) 皮膚外用剤及び化粧料
JP5807234B2 (ja) 化粧料、エラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤
JP2016216435A (ja) 評価方法
JP4993890B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2005089427A (ja) 皮膚外用剤
JP2009234976A (ja) 細胞賦活剤、及び老化防止用皮膚外用剤
KR101814538B1 (ko) 바이오셀룰로오스의 분말을 유효성분으로 함유하는 셀룰라이트 감소 및 예방용 화장료 조성물
JP2007176832A (ja) アファニゾメノン(Aphanizomenon)属の抽出物を含む皮膚老化防止組成物
JP6894223B2 (ja) 外用組成物
JP2013151450A (ja) 刺激緩和剤及び低刺激性皮膚外用剤
KR101107312B1 (ko) 펩타이드를 포함하는 피부 개선 및 보호용 화장료 조성물
KR101896609B1 (ko) 오미자 종자 추출물을 포함하는 피부 미백 개선용 화장품 조성물
KR20170120304A (ko) 바이오셀룰로오스의 분말을 유효성분으로 함유하는 셀룰라이트 감소 및 예방용 피부외용 조성물
JP2021172633A (ja) 表皮バリア機能改善剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180109