JP2016103870A - 架空地線用架線金具取替・延線兼用工具 - Google Patents

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克美 藤井
Katsumi Fujii
克美 藤井
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Abstract

【課題】架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際の工具などの数量および作業者の負担を軽減することができる架空地線用架線金具取替・延線兼用工具を提供する。【解決手段】架線金具取替・延線兼用工具10を鉄塔の腕金2に取り付けるための工具取付手段11,12,131,132と、架空地線1を載置するための第1および第2の金車171,172と、工具取付手段11,12,131,132と第1および第2の金車171,172との間にそれぞれ取り付けられるとともに第1および第2の金車171,172を上下方向にそれぞれ移動させるための第1および第2の金車上下方向移動手段141,142と、第1および第2の金車171,172間に取り付けられるとともに第1および第2の金車171,172を同時に左右逆方向に移動させるための金車左右逆方向移動手段18とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、架空地線懸垂装置の架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際に使用するのに好適な架空地線用架線金具取替・延線兼用工具に関する。
従来、超高圧系送電線の架空地線懸垂装置110の架線金具取替作業は、一般的には、2組の電線把持用工具121およびチェーンブロック122を使用する相取り工法と呼ばれる工法を用いて実施されている。
たとえば、図5(a)に示すように、鉄塔の腕金2を挟んで両側に延びる架空地線1にそれぞれ宙乗りした2人の作業員が電線把持用工具121を架空地線1に取り付け、腕金2に予め固定しておいたワイヤーロープ123にチェーンブロック122の一端を連結するとともにチェーンブロック122の他端を電線把持用工具121に固定し、チェーンブロック122を取り込んで架空地線1に掛っている力をチェーンブロック122に移して架線金具111を遊ばせたのち、架線金具111を取り替えている。
また、架空地線延線作業でも、図5(b)に示すように、架線金具取替作業と同様に2組の電線把持用工具121およびチェーンブロック122を使用して架空地線1を遊ばせ、架線金具111を取り外して延線用金車131を腕金2に取り付けたのち、架空地線1を延線用金車131に載せ替えている。
なお、下記の特許文献1には、作業員の負担を軽減しながらスムーズに安定して吊上げ作業を行うことができるように、腕金に固定される台座部と、台座部上に設けられるとともに上端が上下動可能なジャッキと、ジャッキによって上下動可能に支持された水平アームと、水平アームと架空地線とを連結する連結体とを備え、連結体が、水平アームの両端に取り付けられ、その下端が懸垂装置を挟むように架空地線に連結され、ジャッキを操作してその上端を上昇させることで架空地線を真上に吊り上げるようにした架線吊り上げ装置が開示されている。
また、下記の特許文献2には、一方の鉄塔側の地上にドラム架台、延線機、切断機および圧縮機を設置するとともに他方の鉄塔側の地上にウインチおよび巻取り機を設置し、延線機でドラム架台から電線を繰り出し、圧縮機で所定の長さに切断し、端部にクランプを装着して圧縮機で接続し、ウインチで電線を牽引し、クランプが金車装置を通るときに昇降金車および2つの側方金車に接触しないように昇降金車を昇降操作し、電線が2本の鉄塔間に延線されると端部のクランプを碍子を介して各鉄塔に係止することにより、クランププロテクタを用いないで済むようにした電線の延線工法が開示されている。
特開2005−184927号公報 特開平7−336852号公報
しかしながら、従来の架線金具取替作業および架空地線延線作業では、電線把持用工具121、チェーンブロック122、ワイヤーロープ123および延線用金車131が必要であり工具などの数量が多いという問題があった。
また、この2つの作業を別々の日に実施する場合には特に問題はないが、この2つの作業を続けて実施する場合には、架空地線1を延線用金車131に載せ替える必要があるため、手間が掛かるとともに作業者の負担も増加するという問題があった。
本発明の目的は、架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際の工具などの数量および作業者の負担を軽減することができる架空地線用架線金具取替・延線兼用工具を提供することにある。
本発明の架空地線用架線金具取替・延線兼用工具は、架空地線懸垂装置の架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際に使用するための架空地線用架線金具取替・延線兼用工具(10)であって、前記架空地線用架線金具取替・延線兼用工具を鉄塔の腕金(2)に取り付けるための工具取付手段(11,12,131,132)と、架空地線(1)を載置するための第1および第2の金車(171,172)と、前記工具取付手段と前記第1および第2の金車との間にそれぞれ取り付けられた、かつ、該第1および第2の金車を上下方向にそれぞれ移動させるための第1および第2の金車上下方向移動手段(141,142)と、前記第1および第2の金車間に取り付けられた、かつ、該第1および第2の金車を同時に左右逆方向に移動させるための金車左右逆方向移動手段(18;21)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記工具取付手段が、水平アーム(11)を備え、前記第1および第2の金車上下方向移動手段が、ラチェット操作により第1の上側および下側ターンバックルボルトが伸縮するように構成された、かつ、該第1の上側ターンバックルボルトの上端部が前記水平アームの左端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられた第1のターンバックル(141)と、ラチェット操作により第2の上側および下側ターンバックルボルトが伸縮するように構成された、かつ、該第2の上側ターンバックルボルトの上端部が前記水平アームの右端部に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられた第2のターンバックル(142)と、前記第1および第2の下側ターンバックルボルトの下端部に上端部が前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能にそれぞれ取り付けられた第1および第2の連結アーム(151,152)と、該第1および第2の連結アームの下端部にそれぞれ取り付けられた第1および第2の金車取付部材(161,162)とを備え、前記第1および第2の金車が、前記第1および第2の金車取付部材に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能にそれぞれ取り付けられていてもよい。
前記金車左右逆方向移動手段が、ボルト頭部が軸方向に移動可能に前記第1の金車に取り付けられるとともに軸部の先端部が前記第2の金車に固定された金車連結ボルト(18)、または、右上側および右下側アームの連結部が前記第1の金車に取り付けられた、かつ、左上側および左下側アームの連結部が前記第2の金車に取り付けられた、かつ、該右下側および左下側アームの連結部が該右上側および左上側アームの連結部に向かって移動可能とされた金車連結ジャッキ(21)であってもよい。
前記工具取付手段が、第1および第2の矩形棒と第1の取付部材とを備えた第1の取付アーム(131)と、第3および第4の矩形棒と第2の取付部材とを備えた第2の取付アーム(132)とをさらに具備し、前記第1の取付アームの前記第1の矩形棒の下端部と該第1の取付アームの前記第2の矩形棒の上端部とが前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に連結されており、前記第1の取付アームの前記第1の取付部材が、該第1の取付アームの前記第2の矩形棒の下端部に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、左側面に前記腕金を挿入するための第1の挿入孔が形成されており、前記第2の取付アームの前記第3の矩形棒の下端部と該第2の取付アームの前記第4の矩形棒の上端部とが前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に連結されており、前記第2の取付アームの前記第2の取付部材が、該第2の取付アームの前記第4の矩形棒の下端部に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、右側面に前記腕金を挿入するための第2の挿入孔が形成されていてもよい。
本発明の架空地線用架線金具取替・延線兼用工具は、以下に示す効果を奏する。
(1)1つの工具で架線金具取替作業および架空地線延線作業を実施することができるとともに、架空地線を延線用金車に載せ替えることなく架空地線延線作業を実施することができるため、架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際の工具などの数量および作業者の負担を軽減することができる。
(2)架線金具の取替時間を短縮することができるとともに、作業員の疲労を軽減することができる。
(3)工具などの数量を減らせるため、運搬重量の軽減を図ることができる。
本発明の一実施例による架空地線用架線金具取替・延線兼用工具10の構成を示す図であり、(a)は架空地線用架線金具取替・延線兼用工具10の正面図であり、(b)は第1の金車取付部材161および第1の金車171の部分の右側面図である。 図1に示した架空地線用架線金具取替・延線兼用工具10の使用方法について説明するための正面図である。 架空地線1の取付角が前後で大きく違う場合の図1に示した架空地線用架線金具取替・延線兼用工具10の使用方法について説明するための正面図である。 図1に示した金車連結ボルト18の代わりに金車連結ジャッキ21を使用した架空地線用架線金具取替・延線兼用工具10の構成を示す正面図である。 従来の架線金具取替作業および架空地線延線作業について説明するための図であり、(a)は従来の架線金具取替作業について説明するための図であり、(b)は従来の架空地線延線作業について説明するための図である。
上記の目的を、架空地線を載置するための第1および第2の金車を第1および第2の金車上下方向移動手段で上下方向にそれぞれ移動可能にするとともに金車左右逆方向移動手段で同時に左右逆方向に移動可能にすることにより実現した。
以下、本発明の架空地線用架線金具取替・延線兼用工具の実施例について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、図1紙面表側、裏側、上側、下側、右側および左側を表側、裏側、上側、下側、右側および左側とする。
本発明の一実施例による架空地線用架線金具取替・延線兼用工具10(以下、「架線金具取替・延線兼用工具10」と称する。)は、図1(a)に示すように、水平アーム11と、支え爪12と、第1および第2の取付アーム131,132と、第1および第2のターンバックル141,142と、第1および第2の連結アーム151,152と、第1および第2の金車取付部材161,162と、第1および第2の金車171,172と、金車連結ボルト18とを具備する。
ここで、水平アーム11は、横長の矩形板の中央部(第1および第2のターンバックル141,142間の部分)の上下部分が表面側に向かって略直角に曲げられた形状を有する。
以下では、水平アーム11の中央部の表面側に向かって略直角に曲げられた上部分を「水平アーム11の上面部」と称し、水平アーム11の中央部の表面側に向かって略直角に曲げられた下部分を「水平アーム11の下面部」と称する。
支え爪12は、鉄塔の腕金2(図5(a)参照)の厚さよりも若干大きい間隔で互いに対向する矩形板状の2本の爪を備え、2本の爪が水平アーム11から下方に略垂直に突出するとともに水平アーム垂直軸(水平アーム11の表面に対して垂直な軸)を中心に回転可能(すなわち、図1(a)紙面に向かって時計回りおよび反時計回りに回転可能)なように水平アーム11の裏面の中央部に取り付けられている。
第1の取付アーム131は、2本の矩形棒と、矩形板状の取付部材とを備える。第1の取付アーム131の一方の矩形棒の下端部と他方の矩形棒の上端部とは、水平アーム垂直軸を中心に回転可能に連結されている。第1の取付アーム131の取付部材は、第1の取付アーム131の他方の矩形棒の下端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、左側面に腕金2を挿入して架線金具取替・延線兼用工具10を腕金2に取り付けるための挿入孔が形成されている。
同様に、第2の取付アーム132は、2本の矩形棒と、矩形板状の取付部材とを備える。第2の取付アーム132の一方の矩形棒の下端部と他方の矩形棒の上端部とは、水平アーム垂直軸を中心に回転可能に連結されている。第2の取付アーム132の取付部材は、第2の取付アーム132の他方の矩形棒の下端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、右側面に腕金2を挿入して架線金具取替・延線兼用工具10を腕金2に取り付けるための挿入孔が形成されている。
また、第1の取付アーム131は、一方の矩形棒の上端部が水平アーム11の上面部および下面部を垂直に貫通してナットによって水平アーム11に取り付けられている。
同様に、第2の取付アーム132は、一方の矩形棒の上端部が水平アーム11の上および下面部を垂直に貫通してナットによって水平アーム11に取り付けられている。
第1および第2のターンバックル141,142は、第1および第2の金車171,172を上下方向にそれぞれ移動させるためのものであり、ラチェット操作により上側および下側ターンバックルボルトが伸縮するように構成されているとともに、上側ターンバックルボルトの上端部が水平アーム11の左および右端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能にそれぞれ取り付けられている。
第1および第2の連結アーム151,152は、矩形棒状の形状を有するとともに、上端部が第1および第2のターンバックル141,142の下側ターンバックルボルトの下端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能にそれぞれ取り付けられている。
第1の金車取付部材161は、図1(b)に示すように、側面視下向きコの字状の形状を有し、上面部の中央部が第1の連結アーム151の下端部に取り付けられている。
同様に、第2の金車取付部材162は、側面視下向きコの字状の形状を有し、上面部の中央部が第2の連結アーム152の下端部に取り付けられている。
第1の金車171は、図1(b)に示すように架空地線1を載置し易いように外周面が凹面とされた円柱状の形状を有し、第1の金車取付部材161の前面部および裏面部の下端部の中央部に両端部がそれぞれ取り付けられた支持軸に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に軸支されている。
同様に、第2の金車172は、架空地線1を載置し易いように外周面が凹面とされた円柱状の形状を有し、第2の金車取付部材162の前面部および裏面部の下端部の中央部に両端部がそれぞれ取り付けられた支持軸に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に軸支されている。
また、第1および第2の金車171,172としてたとえば直径300mm程度の金車を使用するが、金車を2個使用することで抱角を大きくすることができるため、曲げ半径に制限があるOPGW(Optical fiber composite overhead ground wire)なども延線することができる。
さらに、第1および第2の金車171,172同士を引き付けることにより、架空地線1のウエイトの通過を問題なく行うことができる。
金車連結ボルト18は、第1および第2の金車171,172を同時に左右逆方向に移動させるためのものである。
そのため、金車連結ボルト18の軸部のボルト頭部側の端部(以下、「金車連結ボルト18の軸部の末端部」と称する。)が軸方向に移動可能に第1の金車17に取り付けられるとともに軸部の先端部(ボルト頭部と反対側の端部)が第2の金車172に固定されている。
すなわち、金車連結ボルト18の軸部の末端部は、裏面部が第1の金車取付部材161の前面部に取り付けられた矩形板状部材の中央部に形成された貫通孔を貫通しているとともに、金車連結ボルト18の軸部のボルト頭部側には雄ネジが切られており、第1の金車取付部材161の矩形板状部材の貫通孔には金車連結ボルト18の雄ネジと螺合する雌ネジが切られている。
また、金車連結ボルト18の軸部の先端部は、第2の金車取付部材162の前面部に取り付けられた矩形板状部材の中央部に形成された貫通孔を貫通しているとともに、軸部に取り付けられたナットで抜けないようにされている。なお、金車連結ボルト18の軸部の末端部には雄ネジが切られておらず、第2の金車取付部材162の矩形板状部材の貫通孔にも雌ネジが切られていない。
次に、架空地線懸垂装置の架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際の架線金具取替・延線兼用工具10の使用方法について、図2(a)〜(c)および図3を参照して説明する。
作業員は、図2(a)に示すように、取り替える架空地線懸垂装置110が取り付けられた鉄塔の腕金2(正面視逆T字状の形状を有する。)の縦部材の上端部を架線金具取替・延線兼用工具10の支え爪12の2本の爪の間に挿入したのち、第1および第2の取付アーム131,132の取付部材の挿入孔に腕金2の横部材の左および右端部をそれぞれ挿入して架線金具取替・延線兼用工具10を腕金2に取り付ける。
その後、作業員は、架空地線1を第1および第2の金車171,172に載置する。
続いて、作業員は、図2(b)に矢印で示すようにラチェット操作により第1および第2のターンバックル141,142の上側および下側ターンバックルボルトを縮ませて架空地線1に掛っている力を架線金具取替・延線兼用工具10に移し、架空地線懸垂装置110の架線金具111が遊んだことを確認すると、この架線金具111を腕金2から取り外す。
その後、作業員は、図2(c)に示すように、金車連結ボルト18をラチェットスパナなどで回して第1および第2の金車171,172を互いに接触するまで引き付けたのち、架空地線1の延線作業を開始する。
架空地線1の延線作業が終了すると、作業員は、金車連結ボルト18をラチェットスパナなどで回して第1および第2の金車171,172を離して図2(b)に示した状態に戻したのち、新たな架線金具111を腕金2に取り付ける。
その後、作業員は、ラチェット操作により第1および第2のターンバックル141,142の上側および下側ターンバックルボルトを伸ばして架空地線1を新たな架線金具111に取り付ける。
その後、作業員は、架線金具取替・延線兼用工具10を腕金2から取り外して作業を終了する。
なお、架空地線懸垂装置の架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する箇所における架空地線1の取付角が前後で大きく違う場合には、作業員は、図3に示すように第1および第2の取付アーム131,132を曲げて水平アーム11を支え爪12の部分を支点として傾かせるか、第1および第2のターンバックル141,142の上側および下側ターンバックルボルトの伸縮量を変えて水平アーム11を支え爪12の部分を支点として傾かせたのち、架線金具取替作業および架空地線延線作業を同様にして実施する。
以上の説明では、第1および第2の金車171,172を同時に左右逆方向に移動させるために金車連結ボルト18を用いたが、図4に示す金車連結ジャッキ21を用いてもよい。
この場合には、ネジ式パンタグラフジャッキである金車連結ジャッキ21の右上側および右下側アームの連結部を水平アーム垂直軸を中心に回転可能に第1の金車171に取り付け、金車連結ジャッキ21の左上側および左下側アームの連結部を第2の金車172に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付け、金車連結ジャッキ21の右上側および左上側アームの連結部をネジの上端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けるとともに、金車連結ジャッキ21の右下側および左下側アームの連結部をネジと螺合するナットに水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けて、ナットを回すことによりナットをネジの軸部に沿って移動させることにより、第1および第2の金車171,172を同時に左右逆方向に移動させる。
1 架空地線
2 腕金
10 架線金具取替・延線兼用工具
11 水平アーム
12 支え爪
131,132 第1および第2の取付アーム
141,142 第1および第2のターンバックル
151,152 第1および第2の連結アーム
161,162 第1および第2の金車取付部材
171,172 第1および第2の金車
18 金車連結ボルト
21 金車連結ジャッキ
110 架空地線懸垂装置
111 架線金具
121 電線把持用工具
122 チェーンブロック
123 ワイヤーロープ
131 延線用金車

Claims (4)

  1. 架空地線懸垂装置の架線金具取替作業および架空地線延線作業を続けて実施する際に使用するための架空地線用架線金具取替・延線兼用工具(10)であって、
    前記架空地線用架線金具取替・延線兼用工具を鉄塔の腕金(2)に取り付けるための工具取付手段(11,12,131,132)と、
    架空地線(1)を載置するための第1および第2の金車(171,172)と、
    前記工具取付手段と前記第1および第2の金車との間にそれぞれ取り付けられた、かつ、該第1および第2の金車を上下方向にそれぞれ移動させるための第1および第2の金車上下方向移動手段(141,142)と、
    前記第1および第2の金車間に取り付けられた、かつ、該第1および第2の金車を同時に左右逆方向に移動させるための金車左右逆方向移動手段(18;21)と、
    を具備することを特徴とする、架空地線用架線金具取替・延線兼用工具。
  2. 前記工具取付手段が、水平アーム(11)を備え、
    前記第1および第2の金車上下方向移動手段が、
    ラチェット操作により第1の上側および下側ターンバックルボルトが伸縮するように構成された、かつ、該第1の上側ターンバックルボルトの上端部が前記水平アームの左端部に水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられた第1のターンバックル(141)と、
    ラチェット操作により第2の上側および下側ターンバックルボルトが伸縮するように構成された、かつ、該第2の上側ターンバックルボルトの上端部が前記水平アームの右端部に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられた第2のターンバックル(142)と、
    前記第1および第2の下側ターンバックルボルトの下端部に上端部が前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能にそれぞれ取り付けられた第1および第2の連結アーム(151,152)と、
    該第1および第2の連結アームの下端部にそれぞれ取り付けられた第1および第2の金車取付部材(161,162)とを備え、
    前記第1および第2の金車が、前記第1および第2の金車取付部材に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能にそれぞれ取り付けられている、
    ことを特徴とする、請求項1記載の架空地線用架線金具取替・延線兼用工具。
  3. 前記金車左右逆方向移動手段が、軸部のボルト頭部側の端部が軸方向に移動可能に前記第1の金車に取り付けられるとともに該軸部の先端部が前記第2の金車に固定された金車連結ボルト(18)、または、右上側および右下側アームの連結部が前記第1の金車に取り付けられた、かつ、左上側および左下側アームの連結部が前記第2の金車に取り付けられた、かつ、該右下側および左下側アームの連結部が該右上側および左上側アームの連結部に向かって移動可能とされた金車連結ジャッキ(21)であることを特徴とする、請求項1または2記載の架空地線用架線金具取替・延線兼用工具。
  4. 前記工具取付手段が、第1および第2の矩形棒と第1の取付部材とを備えた第1の取付アーム(131)と、第3および第4の矩形棒と第2の取付部材とを備えた第2の取付アーム(132)とをさらに具備し、
    前記第1の取付アームの前記第1の矩形棒の下端部と該第1の取付アームの前記第2の矩形棒の上端部とが前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に連結されており、
    前記第1の取付アームの前記第1の取付部材が、該第1の取付アームの前記第2の矩形棒の下端部に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、左側面に前記腕金を挿入するための第1の挿入孔が形成されており、
    前記第2の取付アームの前記第3の矩形棒の下端部と該第2の取付アームの前記第4の矩形棒の上端部とが前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に連結されており、
    前記第2の取付アームの前記第2の取付部材が、該第2の取付アームの前記第4の矩形棒の下端部に前記水平アーム垂直軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、右側面に前記腕金を挿入するための第2の挿入孔が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の架空地線用架線金具取替・延線兼用工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105932601A (zh) * 2016-07-05 2016-09-07 国网山东省电力公司德州供电公司 架空地线断股修补方法
CN108565776A (zh) * 2018-05-15 2018-09-21 国家电网公司 一种悬垂线夹更换工具

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