JP6139241B2 - 電線接続スリーブ等の金車交わし工法及び当該工法に使用する治具 - Google Patents

電線接続スリーブ等の金車交わし工法及び当該工法に使用する治具 Download PDF

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Description

この発明は、既設電線の撤去及び電線張替え工事等における電線接続用直線スリーブや引留めクランプの金車交わし工法及び当該工法に使用する金車交わし治具に関するものである。
既設の電線の撤去や電線張替え工事において、巻き取り場所が電線の折り返しとなるケースがある。このケースで、既設電線に直線スリーブがあると、巻き取り場所の鉄塔Aでは、従来、図8に示すように、直線スリーブ50の金車51交わしのため、延線(巻き取り)を一旦停止し、(a)図に示すように、作業員が前記直線スリーブ50の後方の電線52にカムアロング53をセットし、(b)図に示すように、セミ組(図示省略)により当該カムアロング53を引っ張って張力をかけ、直線スリーブ50箇所の張力をカムアロング53側に預け、この状態で直線スリーブ50を、金車51を交わして通過させ、その後、(c)図に示すように、カムアロング53及びセミ金車を撤去し、電線52の延線を再開していた。
この作業は熟練を要するとともに、作業に相当の時間を要し、また、作業員を塔上にも配置するなど、作業員数、手間及び時間がかかる作業であった。
この様な延線工法の欠点を除去するため、特許文献1に示すように、圧縮形直線スリーブを用いて接続される架空送電線の架線方法において、一方の鋼心アルミ撚り線の端部に第1の鋼スリーブ及び第1のアルミスリーブを圧縮するととともに、他方の鋼心アルミ撚り線の端部に第2の鋼スリーブ及び第2のアルミスリーブを圧縮固定した後、前記第1の鋼スリーブの先端部と第2の鋼スリーブの先端部とを回動自在にヒンジ結合することで前記一方の鋼心アルミ撚り線と他方の鋼心アルミ撚り線とを接続し、ついで前記接続された鋼心アルミ撚り線を金車を用いて延線した後、前記第1の鋼スリーブの先端部と第2の鋼スリーブの先端部とを互いに固定して第1及び第2のアルミスリーブを一直線上になすとともに、第1のアルミスリーブと第2のアルミスリーブとの間を電気的に接続する接続部材で接続する架線方法が開発された。
特開平8−51711号公報
しかしながら、特許文献1のものは、直線スリーブを2つに予め分割し、これらをヒンジ結合させて、金車を通過させ、その後、これらのスリーブ片を直線上にするため、特別な直線スリーブの製作に手間と費用がかかり、その上、金車通過後は、2つのスリーム片を直線上に固定しなければならず、架線作業も手間のかかるものである。
この発明は、この従来技術を踏まえて、より簡単で確実に直線スリーブが金車を通過できる、金車交わし工法及び当該工法に使用する金車交わし治具を提供することを目的としたものである。
請求項1の発明は、直線スリーブ又は引留めクランプを有する電線の撤去、電線張替え、又は新線の延線工事において、鉄塔等の支持物に支持され、延線又は巻き取る電線の方向変換箇所の第1の金車の、延線又は巻き取り方向の前又は後ろに、鉄塔等の支持物に基端部を上下方向に回転自在に支持された第1のフレームを前記電線の延線又は巻き取り方向と平行に設け、当該第1のフレームの先端部に第2の金車を、前記延線又は巻き取り方向に対応して設け、前記電線を延線又は巻き取りして前記第1の金車及び第2の金車に通し、前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車にかかる直前に、電線の延線又は巻き取りを止め、前記第1のフレームの先端部を持ち上げ又は下方に降ろして、第2の金車を移動させ、第1の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車を通過させた後、前記第1のフレームを元の位置に戻す、金車交わし工法とした。
請求項2の発明は、直線スリーブ又は引留めクランプを有する電線の撤去、電線張替え、又は新線の延線工事において、鉄塔等の支持物に支持され、延線又は巻き取る電線の下方への折り曲げ箇所の第1の金車の上方に、鉄塔等の支持物に基端部を上下方向に回転自在に支持された第1のフレームを前記電線の延線又は巻き取り方向と平行に設け、当該第1のフレームの先端部に第2の金車を、前記延線又は巻き取り方向に対応して吊り下げ、前記電線を延線又は巻き取りして前記第2及び第1の金車に通し、前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車にかかる直前に、電線の延線又は巻き取りを止め、前記第1のフレームの先端部を持ち上げて、第2の金車を第1の金車より高く保持して第1の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車を通過させた後、前記第1のフレームを元の位置に戻す、金車交わし工法とした。
請求項3の発明は、直線スリーブ又は引留めクランプを有する電線の撤去、電線張替え、又は新線の延線工事において、前記請求項2の直線スリーブ又は引留めクランプの金車交わしを行った後に、前記鉄塔等の支持物の下部に支持された、電線の折り返し箇所の第3の金車の下方に、前記鉄塔等の支持物に基端部を上下方向に回転自在に支持された第2のフレームを設け、当該第2のフレームの先端部に第4の金車を、前記第3の金車と同じ側に向けて支持し、前記電線を延線又は巻き取りして前記第3及び第4の金車に通し、前記直線スリーブ又は引留めクランプが第3の金車にかかる直前に、電線の延線又は巻き取りを止め、前記第2のフレームの先端部を下方に下げて、第4の金車を第3の金車より下方に位置させて第3の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプが第3の金車を通過した後、前記直線スリーブが第4の金車の手前に来た際、第2のフレームを元の位置に戻し、この状態で第4の金車に直線スリーブを通す、請求項2に記載の金車交わし工法とした。
請求項4の発明は、前記第1のフレーム又は第2のフレームの先端部の上下方向の移動は、前記鉄塔等の支持に一つを接続し、前記第1のフレーム又は第2のフレームの先端部に他を接続した2個のセミ金車のセミワイヤを巻き上げたり緩めたりして行う、請求項1〜3のいずれかに記載の金車交わし工法とした。
また、請求項5の発明は、鉄塔等の支持物に支持された第1又は第3の金車と、鉄塔等の支持物に固定される架台と、当該架台に一端を上下方向に回転自在に支持した第1又は第2のフレームと、前記第1又は第2のフレームの先端部に支持された第2又は第4の金車と、前記第1又は第2のフレームの先端部を上下方向に回転させて、任意の箇所でその位置を保持する手段から成り、延線又は巻き取りする電線の直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車又は第3の金車にかかる直前に、前記第1のフレーム又は第2のフレームの先端部を持ち上げ又は下方に降ろして、第2の金車又は第4の金車を移動させ、第1の金車又は第3の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で電線の延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプを第1の金車又は第3の金車に通過させる構成とした、金車交わし治具とした。
また、請求項6の発明は、前記第1又は第2のフレームの先端部を上下方向に回転させて、任意の箇所でその位置を保持する手段は、鉄塔等の支持物と第1又は第2のフレームの先端部との間に設けた2つのセミ金車にセミワイヤを掛けた構成である、請求項5に記載の金車交わし治具とした。
請求項1〜6の発明によれば、従来のように、カムアロングの取付け、撤去作業等が削減でき、また、特殊なスリーブを製造する手間が省ける。これにより直線スリーブや引留めクランプがある電線の撤去や張替工事、新線の延線工事における延線又は巻き取り作業の短縮、高所作業の削減による効率化・安全性向上が図れる。
また、これらの発明では、フレームの基端部を鉄塔等の支持物に回転自在に取り付け、当該フレームの先端部を動かして第2の又は第4の金車の、第1の又は第3の金車に対する相対位置を移動させるため、フレームの回動という単純な操作で、第1の又は第3の金車の電線に対する抱き角を小さくすることができる。従って、作業員の熟練を要しない。
また、特に請求項4及び6の発明によれば、2つのセミ金車にセミワイヤを掛けたセミ組の構成のため、当該セミワイヤの巻き上げ又は繰り出しにより第1の又は第2のフレームの先端部を任意の位置に移動、停止させることが出来、小型で取り扱いが容易で、作業員の労力が少なくて済むものである。
この発明の実施の形態例1の直線スリーブの金車交わし工法の概略構成図である。 この発明の実施の形態例1の直線スリーブの金車交わし工法の要部拡大構成図である。 この発明の実施の形態例1の直線スリーブの金車交わし工法に使用する架台を示す図であり、(a)図は平面図、(b)図は正面図である。 この発明の実施の形態例1の直線スリーブの金車交わし工法に使用するフレームを示す図であり、(a)図は平面図、(b)図は正面図である。 この発明の実施の形態例1の直線スリーブの金車交わし工法に使用する他の形態の架台を示す図であり、(a)図は平面図、(b)図は正面図である。 この発明の実施の形態例2の直線スリーブの金車交わし工法の説明図であり、(a)図は第1工程を示す概略図であり、(b)図は第2工程を示す概略図である。 この発明の実施の形態例2の直線スリーブの金車交わし工法の説明図であり、(c)図は第3工程を示す概略図であり、(d)図は第4工程を示す概略図である。 従来の直線スリーブの金車交わし工法を示す概略構成図である。
(実施の形態例1)
まず、この発明の金車交わし工法に使用する治具について、図2に基づき、説明する。
金車交わし治具Bは、鉄塔Aに固定される架台1と、当該架台1に一端を上下方向に回転自在に支持した第1のフレーム2と、前記鉄塔Aから吊り下げられた第1の金車3と、前記第1のフレーム2の先端部に支持された第2の金車4と、前記第1のフレーム2の先端部と前記鉄塔Aの上部にそれぞれ取り付けた2つのセミ金車5に巻き付けたセミワイヤ6とから成る。
当該セミ組により、前記第1のフレーム2を水平に保持して第2の金車4を第1の金車3と略同じ高さに保持し、また、前記セミワイヤ6を巻き取ると、図2の二点鎖線で示す位置まで第1のフレームを傾斜させ、前記第2の金車4を第1の金車3より高く保持できる。また、第1の金車3と第2の金車4と間の間隔は、図2に示すように、撤去する電線Cに取り付けた直線スリーブDの長さよりやや長くしている。
前記架台1は、図3に示すように、鉄塔Aのアングル型の主柱7の外側及び内側を挟む2つのアングル片1a、1aから成り、2つのアングル片1a、1aの突出端部でボルト8及びナット9を締め付けることにより前記主柱7に固定される。また前記ボルト8は各アングル片1aの両端にそれぞれ設けた長孔1bを貫通しており、鉄塔Aの主柱7の断面の大きさが異なっても、対応できるようになっている。
また、外側のアングル片1aの角部から突出係止片10が突出して設けられ、当該突出係止片10には孔10aが設けられている。当該突出係止片10の孔10aにより前記第1のフレーム2の基端部を回転自在に支持するものである。
前記第1のフレーム2は、図4に示すように、その端部に2枚の小片11を相互に間隔をあけて突出させ、当該各小片11の突出側面の孔11aにボルト12を貫通させて、その端部にナット13を螺着させている。このナット13及びボルト12を外して前記架台1の突出係止片10を前記2枚の小片11の間に入れ、前記ボルト12を各小片11の孔11aと突出係止片10の孔10aに入れてその端部にナット13を螺着すれば、前記第1のフレーム2は架台1に上下方向に回転自在に取り付けられる。
また、当該第1のフレーム2の先端部には、上下に突出する吊り金具14が設けられ、上下部それぞれに孔14a、14bが設けられている。また、当該吊り金具14より内側にも同様に、上下部それぞれに孔15a、15bを有する吊り金具15が設けられている。この吊り金具15はフレーム2の支持用の支線の取付け等に使用する。
また、前記架台1は、鉄塔Aの主柱7がアングル材から成る場合に使用するものであり、架台16は、図5に示すように、鉄塔Aの主柱がパイプ形状の場合に使用する。当該架台16は、半円形の2つのバンド片17、17の両端に折曲片17aをそれぞれ設け、当該突き合わせた折曲片17aの孔にボルト18を通して、その端部にナット19を螺着し、主柱に取り付けるものである。
また、前記一方の突き合わせた折曲片17aの間に突出係止片20を挟んで、前記ボルト18及びナット19で固定したものであり、当該突出係止片20に孔20aが設けられている。この突出係止片20の孔20aにより前記第1のフレーム2の基端部を回転自在に支持するものである。
次に、前記金車交わし治具Bを用いて、鉄塔Aに吊り下げられた第1の金車3の金車交わし工法を、図1に基づいて説明する。
まず、図2に示すように、架台1を鉄塔Aの主柱7に取付け、また、当該架台1に第1のフレーム2の基端部を上下方向に回転自在に取り付ける。また、当該第1のフレーム2の先端部に第2の金車4を吊り下げ、また、主柱7の上部に一方のセミ金車5を取付け、他方のセミ金車5を前記第1のフレーム2の先端部に取り付け、これら2つのセミ金車5にセミワイヤ6を巻きつける。
そして、前記セミワイヤ6を巻き付けたり緩めたりして、前記第1のフレーム2を略水平に保持し、第1の金車3と第2の金車4を同じ高さに保持する。
この状態で、直線スリーブDを有する、撤去する電線Cを前記第2の金車4及び第1の金車3に通して、電線Cを当該鉄塔A箇所で地上方向に折り曲げて延線する。
そして、図1の(a)図に示すように、第2の金車4と第1の金車3との間に直線スリーブDが入ると延線を止め、前記セミワイヤ6を巻き取り、図1の(b)図に示すように、第1のフレーム2を傾斜させ、第2の金車4を第1の金車3に対して斜め上方に吊り上げる。
これにより第1の金車3の電線Cに対する抱き角が小さくなり、図1の(c)図に示すように、この状態で延線を再開すると、直線スリーブDは、容易に第1の金車3を通過する。そして、直線スリーブDが通過すると、再び延線を止め、前記セミワイヤ6を緩めて第1のフレーム2の先端部を下ろし、元の状態にして、電線Cの延線を再開する。この様にして撤去する電線Cを地上に下ろす。
(実施の形態例2)
図6及び図7はこの発明の実施の形態例2の工法を示すものである。図6及び図7は電線の張替え工事の場合であり、巻き取り側の鉄塔A箇所より手前で、旧電線を巻き取る場合である。したがって、撤去する電線の巻き取り箇所まで、鉄塔Aの上部で地上方向に折り曲げ、当該鉄塔Aの下部でさらに水平方向に折り曲げる場合である。
この場合、図6の(a)図に示すように、新線Cを繰り出す側の鉄塔A箇所では、地上にドラム架台21及び延線車22を設置し、前記ドラム架台21から新線Cを導出し、延線車22から新線Cを繰り出す。また、当該新線Cの先端に直線スリーブDを介して旧線Cの端部を接続する。
また、旧線Cを巻き取り側では、鉄塔Aの手前に延線車23及びリールワインダ24を設け、当該巻き取り側の鉄塔Aの上部に第1の金車3が吊り下げられ、また、鉄塔Aの下部には第3の金車25が取り付けられる。
そして、前記第1の金車3の周囲には、図2の金車交わし治具Bが取り付けられ、また、前記第3の金車25の下に第2のフレーム26の基端部が鉄塔Aの取り付けられた架台28に上下方向に回転自在に取り付けられる。また、当該第2のフレーム26の先端部には、第4の金車27が上向きに設けられ、旧線Cは前記第2の金車4及び第1の金車3を通過した後、第3の金車25及び第4の金車27を通り、前記延線車23に引っ張られてリールワインダ24で巻き取られる。
また、前記第2のフレーム26の先端部と鉄塔Aの主柱7との間には、前記実施の形態例1と同様なセミ組29が設けられ、セミワイヤの巻き取り、繰り出しによって前記第2のフレーム26が鉄塔Aの軸支箇所を中心に上下方向に回動する構成となっている。
そして、図6の(a)図で示すように、直線スリーブDが第1の金車3と第2の金車4との間に来た時、延線車22及び23を止めて電線Cの動きを止め、図6の(b)図に示すように、セミワイヤ6を巻き上げ、第1のフレーム2を、架台1を中心に立ち上げ、第2の金車4を第1の金車3の斜め上方に持ち上げる。これにより第1の金車3の電線Cの抱き角が小さくなり、直線スリーブDは第1の金車3を容易に通過できる。そこで、第1のフレーム2を元に戻し、電線Cの延線を再開する。
さらに、図7の(c)図に示すように、第3の金車25の手前に直線スリーブDが来た際、電線Cの延線を再び止め、前記セミ組29を巻き上げて、第2のフレーム26の先端部を、架台28を中心に下方に回動させて、第4の金車27をより下方に下げる。
これにより第3の金車25の電線Cの抱き角が小さくなり、直線スリーブDは第3の金車25を容易に通過できる。そこで、図7の(d)図に示すように、第4の金車27の張力が電線Cに掛からない位置(第3の金車25と延線車23を結ぶ線)まで第2のフレーム26の先端をセミ組29により持ち上げ、直線スリーブDを第4の金車27に通す。
なお、上記実施の形態例では、直線スリーブを有する電線としたが、直線スリーブにかぎらず、引留めクランプを有する電線にも同様に適用できる。
A 鉄塔 B 金車交わし治具
C 電線 D 直線スリーブ
1 架台 1a アングル片
1b 長孔 2 第1のフレーム
3 第1の金車 4 第2の金車
5 セミ金車 6 セミワイヤ
7 主柱 8 ボルト
9 ナット 10 突出係止片
10a 孔 11 小片
11a 孔 12 ボルト
13 ナット 14 吊り金具
14a 孔 14b 孔
15 吊り金具 15a 孔
15b 孔 16 架台
17 バンド片 17a 折曲片
18 ボルト 19 ナット
20 突出係止片 20a 孔
21 ドラム架台 22 延線車
23 延線車 24 リールワインダ
25 第3の金車 26 第2のフレーム
27 第4の金車 28 架台
29 セミ組

Claims (6)

  1. 直線スリーブ又は引留めクランプを有する電線の撤去、電線張替え、又は新線の延線工事において、
    支持物に支持され、延線又は巻き取る電線の方向変換箇所の第1の金車の、延線又は巻き取り方向の前又は後ろに、支持物に基端部を上下方向に回転自在に支持された第1のフレームを前記電線の延線又は巻き取り方向と平行に設け、当該第1のフレームの先端部に第2の金車を、前記延線又は巻き取り方向に対応して設け、
    前記電線を延線又は巻き取りして前記第1の金車及び第2の金車に通し、前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車にかかる直前に、電線の延線又は巻き取りを止め、前記第1のフレームの先端部を持ち上げ又は下方に降ろして、第2の金車を移動させ、第1の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車を通過させた後、前記第1のフレームを元の位置に戻すことを特徴とする、金車交わし工法
  2. 直線スリーブ又は引留めクランプを有する電線の撤去、電線張替え、又は新線の延線工事において、
    支持物に支持され、延線又は巻き取る電線の下方への折り曲げ箇所の第1の金車の上方に、支持物に基端部を上下方向に回転自在に支持された第1のフレームを前記電線の延線又は巻き取り方向と平行に設け、当該第1のフレームの先端部に第2の金車を、前記延線又は巻き取り方向に対応して吊り下げ、
    前記電線を延線又は巻き取りして前記第2及び第1の金車に通し、前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車にかかる直前に、電線の延線又は巻き取りを止め、前記第1のフレームの先端部を持ち上げて、第2の金車を第1の金車より高く保持して第1の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車を通過させた後、前記第1のフレームを元の位置に戻すことを特徴とする、金車交わし工法。
  3. 直線スリーブ又は引留めクランプを有する電線の撤去、電線張替え、又は新線の延線工事において、
    前記請求項2の直線スリーブ又は引留めクランプの金車交わしを行った後に、前記支持物の下部に支持された、電線の折り返し箇所の第3の金車の下方に、前記支持物に基端部を上下方向に回転自在に支持された第2のフレームを設け、当該第2のフレームの先端部に第4の金車を、前記第3の金車と同じ側に向けて支持し、
    前記電線を延線又は巻き取りして前記第3及び第4の金車に通し、前記直線スリーブ又は引留めクランプが第3の金車にかかる直前に、電線の延線又は巻き取りを止め、前記第2のフレームの先端部を下方に下げて、第4の金車を第3の金車より下方に位置させて第3の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプが第3の金車を通過した後、前記直線スリーブが第4の金車の手前に来た際、第2のフレームを元の位置に戻し、この状態で第4の金車に直線スリーブを通すことを特徴とする、請求項2に記載の金車交わし工法。
  4. 前記第1のフレーム又は第2のフレームの先端部の上下方向の移動は、前記支持物に一つを接続し、前記第1のフレーム又は第2のフレームの先端部に他を接続した2個のセミ金車のセミワイヤを巻き上げたり緩めたりして行うことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の金車交わし工法。
  5. 支持物に支持された第1又は第3の金車と、支持物に固定される架台と、当該架台に一端を上下方向に回転自在に支持した第1又は第2のフレームと、前記第1又は第2のフレームの先端部に支持された第2又は第4の金車と、前記第1又は第2のフレームの先端部を上下方向に回転させて、任意の箇所でその位置を保持する手段から成り、
    延線又は巻き取りする電線の直線スリーブ又は引留めクランプが第1の金車又は第3の金車にかかる直前に、前記第1のフレーム又は第2のフレームの先端部を持ち上げ又は下方に降ろして、第2の金車又は第4の金車を移動させ、第1の金車又は第3の金車の電線に対する抱き角を小さくし、この状態で電線の延線又は巻き取りを再開して前記直線スリーブ又は引留めクランプを第1の金車又は第3の金車に通過させる構成としたことを特徴とする、金車交わし治具。
  6. 前記第1又は第2のフレームの先端部を上下方向に回転させて、任意の箇所でその位置を保持する手段は、支持物と第1又は第2のフレームの先端部との間に設けた2つのセミ金車にセミワイヤを掛けた構成であることを特徴とする、請求項5に記載の金車交わし治具。
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