JP2016103375A - カバー、及び、ハウジングとカバーとの接続構造 - Google Patents

カバー、及び、ハウジングとカバーとの接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性を良好なものとすることができるカバー、及び、このカバーを備えたハウジングとカバーとの接続構造を提供する。【解決手段】カバー2は、蓋部10と本体部9とを備える。蓋部10の先端外面に蓋部10と本体部9との嵌合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面25を形成するガイド受け部15を設ける。本体部9の先端に蓋部10と本体部9との嵌合方向に直交して外側に突出し先端内面に蓋部10と本体部9との嵌合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面16を形成しガイド受け部15の先端を案内するガイド部14を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、本体部と蓋部とを備えるカバーと、このカバーを備えたハウジングとカバーとの接続構造に関する。
従来、例えば、コネクタハウジングに装着しコネクタハウジングから引き出される電線を保護するカバーとして、特許文献1の図1に図示すような技術が用いられてきた。特許文献1の図1に図示すカバー10は、コネクタハウジング2の電線引き出し側に装着されコネクタハウジング2から引き出された電線Wを電線収容室14を通して外部に導出させる構成となっている。
特許文献1に開示された技術以外で、コネクタハウジングから引き出された電線を外部に導出させる構成のカバーとして、本発明者は、図19−図27に図示すようなカバーを考案した。
図19−図27に図示するコネクタ100は、コネクタハウジング101と、コネクタハウジング101に装着されるカバー102と、フロントホルダ103と、パッキン104と、コルゲートチューブ105(図22参照)と、端末に端子(雌端子)106とゴム栓107とを取り付けた電線108とを備えて構成されている。
コネクタハウジング101の内部には、端子106を収容可能に形成されたキャビティ109が設けられている。また、コネクタハウジング101の後面には、図20に図示するように、端子挿入口110が開口形成されている。キャビティ109に端子106を収容すると、電線108は、端子挿入口110から外部に導出されている。端子挿入口110は、電線108の端末に取り付けられたゴム栓107によって封止されている。
フロントホルダ103は、キャビティ109の底壁側に設けられるフロントホルダ収容部124に対応した形状に形成されている。
パッキン104は、コネクタハウジング101の前面に装着可能に形成されている。
カバー102は、図19に図示するように、本体部111と、蓋部112と、ヒンジ113とを備えてなり略筒状に形成されている。
本体部111は、図19に図示するように、両端が開口した略筒状に形成されている。本体部111の後面の開口周縁には電線導出部115が連続して形成されている。電線導出部115の両側壁のそれぞれには、第1カバー係合部116が突出して設けられている。その他に、本体部102の後面の開口周縁には、第2カバー係合部117が設けられている。
蓋部112は、図19に図示するように、断面円弧状に形成され、本体部111の後面を覆うことができるような形状に形成されている。蓋部112には、本体部111の第1カバー係合部116に係合可能な位置に配置形成された第1カバー被係合部118と、本体部111の第2カバー係合部117に係合可能な位置に配置形成された第2カバー被係合部119とが設けられている。
ヒンジ113は、図19に図示するように、本体部111と、蓋部112とを連結するように形成されている。ヒンジ113は、本体部111と、蓋部112とを嵌合する際の回動軸として設けられている。
つぎに、コネクタ100の組み立て作業の手順について説明する。
まず、コネクタハウジング101の端子挿入口110から電線108の端末に装着された端子106を挿入しキャビティ109に収容する。すると、端子106には、図20に図示するように、キャビティ109に設けられたランス120が係合する。そして、フロントホルダ103を、キャビティ109のフロントホルダ収容部124に挿入する。
しかる後、カバー102を、図20に図示する矢印Aが指示する方向に移動させ、コネクタハウジング101をカバー102に挿通させる。コネクタハウジング101のカバー102に対する挿通は、図21に図示するように、コネクタハウジング101の前面(図20に図示する仮想線Bが示す面)に、カバー102の前面(図20に図示する仮想線Cが示す面)が突き当たるまで行う。
しかる後、コネクタハウジング101から導出させる複数本の電線108を図22に図示するように曲げ癖付けし、コルゲートチューブ105に挿通する。さらに、コルゲートチューブ105の一端をカバー102の本体部111に設けられた電線導出部115に組み付ける。しかる後、カバー102の蓋部112を、ヒンジ113を回動軸として図22に図示する矢印Dが指示する方向に回動させ、本体部111の第1カバー係合部116に、蓋部112の第1カバー被係合部118を係合させ、本体部111の第2カバー係合部117に蓋部112の第2カバー被係合部119を係合させる。これにより、本体部111と蓋部112とが嵌合する。以上により、コネクタ100の組み立て作業が完了する。
特開2013−8561号公報
図19−図27に図示するコネクタには、次のような問題点があった。
まず、カバー102の蓋部112を、ヒンジ113を回動軸として図22に図示する矢印Dが指示する方向に回動する際に、ヒンジ113に、図23に図示するように、捩れが生じることがある。このようなヒンジ113の捩れが生じると、蓋部112の第1カバー被係合部118が、本体部111の第1カバー係合部116との正規の係合位置からズレてしまい、図24に図示するように、蓋部112の第1カバー被係合部118の先端がコルゲートチューブ105に当たり易くなる。このことから、カバー102の本体部111と蓋部112とを嵌合する際に、作業者は、ヒンジ113の捩れに起因して蓋部112の第1カバー被係合部118の先端がコルゲートチューブ105に当たらないように配慮しながら作業を行わなければならず、作業性が悪いという問題点があった。
また、ヒンジ113が捩れ易いと、上記問題点の他、ヒンジ113が折損する等の不具合が生じるような問題点があった。
また、コネクタハウジング101のキャビティ109に端子106を挿入し、端子106にランス120を係合する際に、端子106が、図25に図示するように、途中までしか挿入されず、図20及び図21に図示するような正規の位置に収容されないことがある。このように端子106が中途挿入状態であることは、コネクタハウジング101に対して仮係止状態にあるフロントホルダ106を、図25に図示する矢印Fが指示する方向に押し込んだときに、フロントホルダ106のランス121の先端が、キャビティ109に設けられたランス120の先端に当接することによって検知することができるようになっている。しかしながら、このようなコネクタ100にあっては、フロントホルダ106を製造しなければならず、部品点数が増加し、また、組み付けサイクルが増加することにより、コストが嵩むという問題点があった。
さらに、コネクタ100を、図26及び図27に図示する相手コネクタ200と嵌合させる際に、次のような問題点があった。
コネクタ100は、コネクタハウジング101と、カバー102の本体部111及び蓋部112と間で、奥行き方向のガタが多くなっている。このため、コネクタハウジング101の係合アーム122のテーパ面123が雄ユニット200のハウジングに設けられた被係合部201のテーパ面202に摺接する際の挿入力により、ガタの分、コネクタハウジング101が後退することになる。これにより、図26に図示する矢印Gで示すガタが生じる。このようにガタGを有したままのコネクタ100を、相手コネクタ200と嵌合すると、コネクタハウジング101の係合アーム122が相手コネクタ200の被係合部201に係合する前に、カバー102の前面(図26に図示する仮想線Hが示す面)が相手コネクタ200のカバー当接面203に当接し、コネクタハウジング101の係合アーム122と相手コネクタ200の被係合部201とは中途係合状態となってしまうような問題点があった。また、このような問題点から、相手コネクタ200の嵌合が確実に行われず、相手コネクタ200との嵌合が外れてしまうような問題点があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、作業性を良好なものとすることができるカバー、及び、このカバーを備えたハウジングとカバーとの接続構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のカバーは、電線の端部に接続された端子を収容するハウジングに取り付けられ、該ハウジングから引き出された前記電線を外部に導出させる電線導出部を設ける本体部と,該本体部と嵌合可能に形成される蓋部と,を備えるカバーにおいて、前記蓋部若しくは本体部のいずれか一方の先端外面に、前記蓋部と前記本体部との嵌合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面を形成するガイド受け部を設け、前記蓋部若しくは前記本体部のいずれか他方の先端に、前記蓋部と前記本体部との嵌合方向に直交して外側に突出し該先端内面に前記蓋部と前記本体部との嵌合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面を形成し前記ガイド受け部の先端を案内するガイド部を設けることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、蓋部若しくは本体部のいずれか一方の先端外面に、ガイド受け部が設けられる。また、蓋部若しくは本体部のいずれか他方の先端に、ガイド部が設けられる。ガイド受け部は、蓋部と本体部との嵌合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面が形成されている。また、ガイド部は、蓋部と本体部との嵌合方向に直交して外側に突出し先端内面に蓋部と本体部との嵌合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面を形成している。これにより、蓋部と本体部とが嵌合する際に、ガイド部は、ガイド受け部の先端を案内する。
請求項2記載の本発明のカバーは、請求項1に記載のカバーにおいて、前記本体部と前記蓋部とを連結するヒンジを設け、該ヒンジの前記本体部と前記蓋部とに跨がる幅方向の一端から他端までを前記ヒンジの厚み方向に起伏する形状となるように形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、ヒンジの本体部と蓋部とに跨がる幅方向の一端から他端までがヒンジの厚み方向に起伏する形状とすることでヒンジの剛性を増すことができる。また、ヒンジの本体部と蓋部とに跨がる幅方向の一端から他端までがヒンジの厚み方向に起伏する形状とすることで、このような形状に形成していないヒンジに比べて、ヒンジの全長が長くなり、応力を拡散させることができる。
請求項3記載の本発明のカバーは、請求項1に記載のカバーにおいて、前記蓋部の内側に、前記本体部と前記蓋部とが嵌合したときに前記端子に設けられたゴム栓に当接する当接部を設けることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、本体部と蓋部とを嵌合すると、蓋部の内側に設けた当接部が端子に設けられたゴム栓に当接する。
請求項4記載の本発明のカバーは、請求項1に記載のカバーにおいて、前記カバーの前記本体部に、係合突起を設け、前記ハウジングに、前記係合突起と係合可能に形成された被係合部を設けることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、カバーの本体部に、係合突起を設け、ハウジングに、係合突起と係合可能に形成された被係合部を設ける。このことからカバーの本体部の係合突起は、ハウジングの被係合部に係合する。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の本発明のハウジングとカバーとの接続構造は、電線の端部に接続された端子を収容するハウジングを該ハウジングから引き出される前記電線を外部に導出する本体部に嵌合し、該本体部に係合する蓋部を設けるカバーと接続するハウジングとカバーとの接続構造において、前記カバーの前記蓋部若しくは本体部のいずれか一方の先端外面に、前記蓋部と前記本体部との係合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面を形成するガイド受け部を設け、前記蓋部若しくは前記本体部のいずれか他方の先端に、前記蓋部と前記本体部との係合方向に直交して外側に突出し該先端内面に前記蓋部と前記本体部との係合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面を形成し前記ガイド受け部の先端を案内するガイド部を設けることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、カバーの蓋部若しくは本体部のいずれか一方の先端外面に、ガイド受け部が設けられる。また、蓋部若しくは本体部のいずれか他方の先端に、ガイド部が設けられる。ガイド受け部は、蓋部と本体部との係合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面が形成されている。また、ガイド部は、蓋部と本体部との嵌合方向に直交して外側に突出し先端内面に蓋部と本体部との係合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面を形成している。これにより、ハウジングをカバーの本体部に嵌合し、蓋部と本体部とを係合する際に、ガイド部はガイド受け部の先端を案内する。
請求項1に記載された本発明によれば、蓋部と本体部とを嵌合する際に、ガイド部がガイド受け部の先端を案内することができることにより、蓋部の先端が電線に当たりにくくなる。このことから、カバーの本体部と蓋部とを嵌合する際に、蓋部の先端が電線に当たらないように配慮しなくても作業を行うことができる。したがって、本体部と蓋部とを嵌合する際の作業性を良好なものとすることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、蓋部若しくは本体部のいずれか一方にガイド受け部を設けることにより、ガイド受け部を設けない場合に比べて、ガイド受け部と蓋部若しくは本体部のいずれか一方の内面との当接面を増やすことができる。これにより、ハーネステンションが加わった時のカバーの歪みを抑制することができる。したがって、カバーの歪みによりカバーがハウジングから外れるのを防止することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、ヒンジの剛性が増すことにより、ヒンジの捩れを抑制し、蓋部と本体部とを正規の嵌合位置で嵌合することができる。これにより、蓋部と本体部とが嵌合する際に、蓋部の先端が電線に、より確実に当たりにくくなる。このことから、カバーの本体部と蓋部とを嵌合する際に、蓋部の先端が電線に当たらないように配慮しなくても作業を行うことができる。したがって、本体部と蓋部とを嵌合する際の作業性を、より向上することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ヒンジの本体部と蓋部とに跨がる幅方向の一端から他端までがヒンジの厚み方向に起伏する形状とすることで、このような形状に形成していないヒンジに比べて、ヒンジの全長が長くなり、応力を拡散させることができる。これにより、ヒンジに歪みが生じるのを抑制することができる。したがって、ヒンジの歪みに起因して折損するのを防止することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、端子がハウジングのキャビティに中途挿入状態である場合、蓋部を本体部に嵌合する際に、当接部がゴム栓を押し付けるため、端子をキャビティにおける正規位置に補正することができる。したがって、端子の中途挿入を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、蓋部を本体部に嵌合するときに、当接部がゴム栓を押しつけることにより、端子が中途挿入状態にあることを検知できるため、フロントホルダが不要となる。したがって、部品点数や組み付けサイクルを低減することにより、コストを低減することができるという効果を奏する。
さらに、本発明によれば、蓋部を本体部に嵌合すると、当接部が常にゴム栓を押しつけているため、コネクタに振動が加わってもカバーのガタ付きを防止することができる。したがって、カバーのガタ付きに起因する異音の発生を防止することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、カバーの本体部の係合突起は、ハウジングの被係合部に係合するため、カバーの本体部とハウジングとを仮係合状態にすることができる。これにより、奥行き方向のガタは、ハウジングとカバーの2部品間とすることができ、蓋部が本体部に嵌合されても奥行き方向のガタがさらに増えることはない。これにより、カバーの前面が相手コネクタのカバー当接面に当接してもハウジングの被係合部にはカバーの本体部の係合突起が係合しているため、ハウジングは後退することがない。したがって奥行き方向のガタを抑制することにより、コネクタの係合部を相手コネクタの被係合部に確実に係合することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、相手コネクタとの嵌合が確実に行われることによって、相手コネクタとの嵌合が外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、ハウジングをカバーの本体部に嵌合し蓋部と本体部とを係合する際に、ガイド部によるガイド受け部の先端の案内が可能になることから、蓋部の先端が電線に当たらないように配慮しなくてもカバーの本体部と蓋部とを係合を行うことができる。したがって、ハウジングをカバーの本体部に嵌合し蓋部と本体部とを係合する際に、カバーの本体部と蓋部との係合の作業性が良好なハウジングとカバーとの接続構造とすることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、蓋部若しくは本体部のいずれか一方にガイド受け部を設けることにより、ガイド受け部を設けない場合に比べて、ガイド受け部と蓋部若しくは本体部のいずれか一方の内面との当接面を増やすことができる。これにより、ハーネステンションが加わった時のカバーの歪みを抑制することができる。したがって、カバーの歪みによりカバーがハウジングから外れるのを防止することができるハウジングとカバーとの接続構造とすることができるという効果を奏する。
本発明のカバーを備えるコネクタの実施例1を示す分解斜視図である。 カバーとハウジングとを組み付ける作業を説明する断面図である。 カバーとハウジングとを組み付けた状態の断面図である。 カバーの本体部と蓋部とを嵌合する作業を説明するための図であって、コネクタの平面図である。 カバーの本体部と蓋部とを嵌合する作業を説明するための図であって、コネクタのカバーの蓋部側から視た側面図である。 図5のL−L間断面図である。 図5のM−M間断面図である。 カバーの本体部と蓋部とを嵌合した状態における図5のL−L間断面図である。 本発明のカバーの実施例2を示す図であって、(a)はカバーの実施例2を示す斜視図、(b)は(a)における破線Nで囲んだヒンジの拡大平面図である。 本発明のカバーの実施例3を示す斜視図である。 カバーの本体部と蓋部の嵌合作業を説明するコネクタの断面図であって、当接部がゴム栓に当接する前の状態を示す断面図である。 カバーの本体部と蓋部の嵌合作業を説明するコネクタの断面図であって、当接部がゴム栓に当接した状態を示す断面図である。 カバーの本体部と蓋部の嵌合作業を説明するコネクタの断面図であって、本体部と蓋部とが嵌合した状態を示す断面図である。 本発明のカバーを備えるコネクタの実施例4を示す分解斜視図である。 コネクタハウジングとカバーとを組み付ける作業を説明する断面図である。 コネクタハウジングとカバーとを組み付けた状態を示す断面図である。 コネクタと相手コネクタとの嵌合作業を説明する断面図であって、コネクタと相手コネクタとが嵌合する前の状態を示す断面図である。 コネクタと相手コネクタとの嵌合作業を説明する断面図であって、コネクタと相手コネクタとが嵌合した状態を示す断面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、コネクタの分解斜視図である。 本発明の課題を説明するための図であって、カバーとハウジングとを組み付ける作業を説明する断面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、カバーとハウジングとを組み付けた状態の断面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、カバーの本体部と蓋部とを嵌合する作業を説明するコネクタの平面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、コネクタのカバーの蓋部側から視た側面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、図23のE−E間断面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、(a)は端子の中途挿入状態を検知する方法を説明する断面図、(b)は(a)におけるキャビティとその周辺の部分の拡大断面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、コネクタと相手コネクタとが嵌合する前の状態を示す断面図である。 本発明の課題を説明するための図であって、コネクタと相手コネクタとが嵌合した状態を示す断面図である。
以下、図1−図8を参照しながら、本発明に係るカバーの実施例1について、また、図9を参照しながら、本発明に係るカバーの実施例2について、また、図10−図13を参照しながら、本発明に係るカバーの実施例3について、さらに、図14−図18を参照しながら、本発明に係るカバーの実施例4について、それぞれ説明する。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のカバーを備え、且つ、本発明のハウジングとカバーとの接続構造が適用されるコネクタの実施例1を示す分解斜視図、図2はカバーとハウジングとを組み付ける作業を説明する断面図、図3はカバーとハウジングとを組み付けた状態の断面図、図4はカバーの本体部と蓋部とを嵌合する作業を説明するための図であって、コネクタの平面図、図5はカバーの本体部と蓋部とを嵌合する作業を説明するための図であって、コネクタのカバーの蓋部側から視た側面図、図6は図5のL−L間断面図、図7は図5のM−M間断面図、図8はカバーの本体部と蓋部とを嵌合した状態における図5のL−L間断面図である。
なお、図中の矢印は、前後、上下、左右の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
図1において、引用符号1は、本発明のハウジングとカバーとの接続構造が適用されるコネクタを示している。コネクタ1は、特に限定するものではないが、本実施例では、雌コネクタであるものとする。
コネクタ1は、本発明に係るカバー2と、ハウジング3と、フロントホルダ4と、フロントホルダ4と、パッキン5と、端末に端子6とゴム栓7とを取り付けた電線8と、コルゲートチューブ20(図4参照)とを備えて構成されている。以下、各構成について説明する。
まず、本発明に係るカバー2について説明する。
カバー2は、図1に図示するように、本体部9と、蓋部10と、ヒンジ11とを備えて構成されている。
本体部9は、図1に図示するように、ハウジング収容部12と、電線導出部13とを備えて構成されている。ハウジング収容部12は、前面と後面とを開口し断面が略楕円形となる筒状に形成されている。ハウジング収容部12は、この内部にハウジング3を収容可能に形成されている。
ハウジング収容部12の後面側の周縁の所定位置には、ガイド部14と、第1カバー係合部18とが設けられている。
ガイド部14は、本実施例では、図1に図示するように、本体部9に設けられた電線導出部13の近傍位置に設けられている。ガイド部14を設ける位置は、電線導出部13の近傍位置に限られるものではない。例えば、後述するヒンジ11の近傍位置に設けてもよいものとする(一例であるものとする)。
ガイド部14は、本体部9と、蓋部10とを嵌合する際に、後述するガイド受け部15を案内する部分として設けられている。ガイド部14は、本体部9と蓋部10との嵌合方向(図1においては前後方向)に直交して外側(図1においては上方向)に突出して形成されている。ガイド部14は、図6及び図8に図示するように、蓋部10が本体部9との正規の嵌合位置からズレている場合であっても、後述するガイド受け部15を拾うことが可能となるように上記外側に突出して形成されている。
ガイド部14は、図1及び図6に図示するように、この内面に、ガイド部側テーパ面16と、本体部の軸方向に平行な面17とが形成されている。
ガイド部側テーパ面16は、特許請求の範囲における、ガイド部に形成された「テーパ面」に相当するものである(以下、「ガイド部側テーパ面」という)。ガイド部側テーパ面16は、後述するガイド受け部15の先端が摺接する部分として形成されている。ガイド部側テーパ面16は、本体部9と蓋部10との嵌合方向(図1及び図6においては前後方向)に沿って外側(図1及び図6においては上方向)に向かって傾斜するテーパ状の面としてを形成されている。
本体部の軸方向に平行な面17は、蓋部10が本体部9との正規の嵌合位置からズレた状態で本体部9と嵌合しようとする場合に、後述するガイド受け部15を拾うための部分として形成されている。本体部9の軸方向に平行な面17は、ガイド部側テーパ面16の先端に連成され、本体部9の軸方向(図1及び図6においては前後方向)に平行な面として形成されている。
第1カバー係合部18は、本実施例では、図1に図示するように、ヒンジ11の近傍位置に設けられている。第1カバー係合部18を設ける位置は、ヒンジ11の近傍位置に限られるものではない。第1カバー係合部18は、後述する第1カバー被係合部19に係合可能に形成されている。
電線導出部13は、図1に図示するように、ハウジング収容部12の左側部23の後面側に連成され、本体部9の軸方向(図1においては前後方向)に直交するように突出して形成されている。電線導出部13は、図7に図示するように、断面が略U字状に形成されている。電線導出部13は、図4に図示するように、コルゲートチューブ20の端部を取り付ける部分として形成されている。電線導出部13の内面は、特に図示しないが、コルゲートチューブ20の蛇腹状の外面に合わせて形成された複数条の電線導出部側コルゲートチューブ取り付け溝が設けられている。
電線導出部13の両側壁の外面には、図7に図示するように、第2カバー係合部21が設けられている。第2カバー係合部21は、後述する第2カバー被係合部22に係合可能に形成されている。
蓋部10は、図1に図示するように、断面が略円弧状に形成され、本体部9と嵌合すると、本体部9の後面を覆うことができるような形状に形成されている。
蓋部10には、ガイド受け部15と、第1カバー被係合部19と、第2カバー被係合部22とが設けられている。
ガイド受け部15は、図1及び図6に図示するように、蓋部10の一方の側部の先端から、本体部9と蓋部10との嵌合方向(図1及び図6においては前後方向)に突出して形成される板状の部分である。ガイド受け部15の外面には、ガイド受け部側テーパ面25と、ガイド受け部側当接面26とが形成されている。
ガイド受け部側テーパ面25は、特許請求の範囲における、ガイド受け部に形成された「テーパ面」に相当するものである(以下、「ガイド受け部側テーパ面」という)。ガイド受け部側テーパ面25は、ガイド受け部15の先端側に形成され、本体部9と蓋部10との嵌合方向(図1及び図6においては前後方向)に沿ってガイド受け部15の内面27に向かって傾斜するテーパ状の面として形成されている。
ガイド受け部側当接面26は、ガイド受け部15の基端側に形成され、本体部9と蓋部10とが嵌合したときに、本体部9のハウジング収容部12の内面(以下、「ハウジング収容部側当接面28」という)に当接することができるように形成されている。
第1カバー被係合部19は、図1に図示するように、ヒンジ11の近傍に設けられ、本体部9のハウジング収容部12に設けられた第1カバー係合部18に係合可能に形成されている。
第2カバー被係合部22は、図1に図示するように、本体部9と蓋部10とが嵌合したときに、本体部9の電線導出部13に設けられた第2カバー係合部に対応する位置に設けられている。第2カバー被係合部22は、第2カバー係合部に係合可能に形成されている。
蓋部10の内面には、特に図示しないが、本体部9と蓋部10とが嵌合したときに、本体部9の電線導出部13の内面と対向する部分に、コルゲートチューブ20の蛇腹状の外面に合わせて形成された複数条の蓋部側コルゲートチューブ取り付け溝が設けられている。
ヒンジ11は、図1に図示するように、ハウジング収容部12の右側部24の後面側に連成され、本体部9と蓋部10とを連結するように設けられている。ヒンジ11は、本実施例では、本体部9と蓋部10とを嵌合する際に、蓋部10を、本体部9と蓋部10との嵌合方向に回動するための回動軸として設けられている。
つぎに、ハウジング3について説明する。
ハウジング3は、図1−図3に図示するように、カバー2の本体部9のハウジング収容部12内に組み付け可能な形状に形成されている。ハウジング3には、端子6を収容可能に形成されたキャビティ29が設けられている。キャビティ29には、図2及び図3に図示するように、端子6に係合可能に形成されたキャビティ側ランス31が設けられている。また、キャビティ29の底壁側には、フロントホルダ4を収容するためのフロントホルダ収容部32が設けられている。
ハウジング3の前面は、雄コネクタを嵌合するためのコネクタ嵌合部として開口形成され、キャビティ29に連通するように形成されている。また、ハウジング3の後面には、図2及び図3に図示するように、端子6をキャビティ29に挿入するための端子挿入口30が開口形成されている。端子挿入口30は、キャビティ29に連通するように形成されている。
つぎに、フロントホルダ4について説明する。
フロントホルダ4は、キャビティ29のフロントホルダ収容部32に対応する板状又は櫛歯状に形成されている(本実施例では、櫛歯状に形成されている)。
つぎに、パッキン5について説明する。
パッキン5は、ハウジング3の前面に装着可能に略円環状に形成されている。
つぎに、電線8について説明する。
電線8は、公知のものが用いられており、ここでは詳細な説明を省略する。本実施例では、図4に図示するように、複数本の電線8を備える構成となっているが、1本であってもよいものとする。
つぎに、端子6について説明する。
端子6は、特に限定するものではないが、本実施例では雌端子であり、電線8の端末に加締め付けられている。端子6は、ハウジング3のキャビティ29に収容可能に形成されている。本実施例では、複数本の電線8を備える構成であるため、電線8の本数に対応して端子6を備えている。
つぎに、ゴム栓7について説明する。
ゴム栓7は、端子6に加締め付けられている。ゴム栓7は、ハウジング3の端子挿入口30を封止する部材として設けられている。本実施例では、複数本の電線8を備える構成であるため、電線8の本数に対応してゴム栓7を備えている。電線8の本数が1本の場合は、ゴム栓7を1個、備えることになる。
つぎに、コルゲートチューブ20について説明する。
コルゲートチューブ20は、図4に図示するように、カバー2から導出された電線8を保護する部材として設けられている。コルゲートチューブ20は、公知のものが用いられており、ここでは詳細な説明を省略する。
つぎに、カバー2とハウジング3との組み付け作業の手順について説明する。
まず、図1に図示する電線8の端末に装着された端子6を、ハウジング3の端子挿入口30(図2参照)から挿入し、キャビティ29に収容する。すると、端子6に、図2に図示するように、キャビティ29のキャビティ側ランス31が係合する。しかる後、フロントホルダ4を、図2に図示するように、キャビティ29のフロントホルダ収容部32に収容する。
そして、カバー2を、図2に図示する矢印Jが指示する方向に移動させ、ハウジング3をカバー2の本体部9のハウジング収容部12に挿通させ、カバー2とハウジング3とを組み付ける。カバー2とハウジング3との組み付けは、図3に図示するように、ハウジング3の前面に、カバー2の前面が突き当たるまで行う。以上により、カバー2とハウジング3との組み付け作業が完了する。
つぎに、カバー2の本体部9と蓋部10との嵌合作業の手順について説明する。
まず、本体部9と蓋部10とを嵌合する前に、ハウジング3から導出する複数本の電線8を、図4に図示するように曲げ癖付けをする。そして、図4に図示するように、電線8のカバー2から導出する部分の外側にコルゲートチューブ20を設けた後、コルゲートチューブ20の一端をカバー2の本体部9の電線導出部13に組み付ける。
しかる後、カバー2のヒンジ11を回動軸として、カバー2の蓋部10を、図4に図示する矢印Kが指示する方向に回動させる。
ここで、本体部9と蓋部10とを嵌合させる途中でヒンジ11に捩れが生じた場合について説明する。
上記の通り、ヒンジ11に捩れが生じると、図5に図示するように、蓋部10が本体部9との正規の嵌合位置からズレた状態で本体部9と嵌合しようとする。このとき、図6に図示するように、本体部9のガイド部14の先端(本体部の軸方向に平行な面17の先端)と、蓋部10のガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25とが当接する。すなわち、本体部9のガイド部14が蓋部10のガイド受け部15を拾うようになる。これにより、本体部9と蓋部10との嵌合方向(図6においては前後方向)に直交する方向(図6においては上方向)への蓋部10のズレが規制される。
このとき、蓋部10の第2カバー被係合部22は、図7に図示するように、第2カバー係合部21との正規の係合位置にあるため、第2カバー被係合部22の先端がコルゲートチューブ20に当たることはない。
そして、図6に図示する蓋部10を本体部9との嵌合方向(図6においては前後方向)に押し込むと、本体部9のガイド部14の先端が蓋部10のガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25に摺接する。そして、本体部9のガイド部14の先端が蓋部10のガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25を乗り越えた後、ガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25が、ガイド部14のガイド部側テーパ面16に摺接する。これにより、蓋部10のガイド受け部15の先端が本体部9のガイド部14に案内され、蓋部10が本体部9との正規の嵌合位置に補正される。しかる後、第1カバー係合部18と第2カバー被係合部19とが係合し、第2カバー係合部21と第2カバー被係合部22とが係合して、蓋部10の回動が終了する。
このとき、ガイド受け部15のガイド受け部側当接面26は、図8に図示するように、本体部9のハウジング収容部側当接面28に当接した状態となっている。本実施例のカバー2のように、蓋部10にガイド受け部15を設けることにより、ガイド受け部15を設けない場合に比べて、蓋部10の一部(ガイド受け部15のガイド受け部側当接面26)と、本体部9の一部(ハウジング収容部側当接面28)とが面接触する範囲を増やすことができる。これにより、ハーネステンションが加わった時のカバーの歪みを抑制することができる。
以上により、カバー2の本体部9と蓋部10との嵌合作業が完了する。
以上、図1−図8を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、カバー2の本体部9と蓋部10とを嵌合する際に、蓋部9の第2カバー被係合部22の先端がコルゲートチューブ20に当たらないように配慮しなくても作業を行うことができる。したがって、本体部9と蓋部10とを嵌合する際の作業性を良好なものとすることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ガイド受け部15と本体部10の一部(ハウジング収容部側当接面28)とが面接触する範囲を増やすことができることにより、ハーネステンションが加わった時のカバー2の歪みを抑制することができる。したがって、カバー2の歪みによりカバー2がハウジング3から外れるのを防止することができるという効果を奏する。
本発明に係るカバーは、実施例1の他、下記の実施例2を用いてもよいものとする。
図9には、本発明に係るカバーの実施例2が示されている。
図9(a)は本発明のカバーの実施例2を示す斜視図、図9(b)は(a)における破線Nで囲んだヒンジの拡大平面図であるである。
なお、図中の矢印は、前後、左右の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
本実施例に係るカバー40は、図9に図示するヒンジ41以外は、実施例1で説明したカバー2(図1参照)と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、カバー40について、ヒンジ41以外の部分の説明を省略する。
本実施例においてヒンジ41は、このヒンジ41の本体部9と蓋部10とに跨がる幅方向(図9(a)においては左右方向)の一端から他端までをヒンジ41の厚み方向(図9(a)においては前後方向)に起伏する形状となるように形成されている(以下、この起伏する形状となる部分を「起伏する部分」という)。
ヒンジ41の起伏する部分42は、本実施例では、図9(b)に図示するように、略円弧状の湾曲形状が一定の周期で連続する波形に形成されているが、これに限定されるものではない。その他、例えば、略円弧状の湾曲形状に換えて、稲妻形に形成されていてもよいものとする。また、起伏する部分42の先端位置の高さは一定でもあっても異なっていてもよいものとする。また、起伏する部分42が連続する周期も一定でなくてもよいものとする。
以上、図9を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、ヒンジ41に起伏する部分42を設けることでヒンジ41の剛性を増すことができ、ヒンジ41の捩れを抑制し、蓋部10と本体部9とを、より確実に正規の嵌合位置で嵌合することができる。これにより、蓋部10と本体部9とが嵌合する際に、蓋部10の第2カバー被係合部22の先端がコルゲートチューブ20に、より確実に当たりにくくなる。このことから、本体部9と蓋部10とを嵌合する際に、蓋部10の第2カバー被係合部22の先端がコルゲートチューブ20に当たらないように配慮しなくても作業を行うことができる。したがって、本体部9と蓋部10とを嵌合する際の作業性を、より向上することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ヒンジ41に起伏する部分42を設けることで起伏する部分42を設けていないヒンジに比べてヒンジ41の全長が長くなり、応力を拡散させることができる。これにより、ヒンジ41に歪みが生じるのを抑制することができる。したがって、ヒンジ41が歪みに起因して折損するのを防止することができるという効果を奏する。
本発明に係るカバーは、実施例1、2の他、下記の実施例3を用いてもよいものとする。
図10−図13には、本発明に係るカバーの実施例3が示されている。
図10は本発明のカバーの実施例3を示す斜視図、図11はカバーの本体部と蓋部の嵌合作業を説明するコネクタの断面図であって、当接部がゴム栓に当接する前の状態を示す断面図、図12はカバーの本体部と蓋部の嵌合作業を説明するコネクタの断面図であって、当接部がゴム栓に当接した状態を示す断面図、図13はカバーの本体部と蓋部の嵌合作業を説明するコネクタの断面図であって、本体部と蓋部とが嵌合した状態を示す断面図である。
なお、図中の矢印は、前後方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
本実施例に係るカバー50は、図10に図示する当接部51以外は、実施例1で説明したカバー2(図1参照)と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、カバー50について、当接部51以外の部分の説明を省略する。
カバー50の蓋部10の内面には、図10に図示するように、当接部51がカバーの軸方向(図10においては前後方向)に突出するように設けられている。当接部51は、本体部9と蓋部10とが嵌合した状態において、図11−図13に図示するゴム栓7に当接部51の先端が常に当接するように設けられている。当接部51は、本体部9と蓋部10とが嵌合した状態において、ゴム栓7を押し付けて当接するように設けられている。図11−図13に図示するゴム栓7が複数、設けられる場合において、全てのゴム栓に当接するように設けられている(これに限定されるものではない。例えば、複数、設けられたゴム栓7のうちの1つに当接するように設けられていてもよいものとする。また、ゴム栓7が1個設けられる場合においては、1個のゴム栓に当接するように設けられている)。
ここで、カバー2の本体部9と蓋部10との嵌合作業の手順について説明する。なお、カバー2とハウジング3との組み付け作業は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
まず、図10に図示するカバー50のヒンジ11を回動軸として、蓋部10を図11に図示する状態まで回動する。ここで、図11及び図12に図示する端子6は中途挿入状態になっている。そのため、端子6に取り付けられたゴム栓7は、この後面が電線挿入口30の後面から突出した状態となっている。
そして、蓋部10を、さらに本体部9との嵌合方向(図11においては前方向)に回動すると、図12に図示するように、当接部51の先端がゴム栓7の後面に当接する。
しかる後、蓋部10を、さらに本体部9との嵌合方向(図11においては前方向)に回動し、第1カバー係合部18(図10参照)と第2カバー被係合部19(図10参照)とを係合し、第2カバー係合部21(図10参照)と第2カバー被係合部22(図10参照)とを係合して、本体部9と蓋部10との嵌合が完了する。
本体部9と蓋部10とを嵌合すると、当接部51の先端がゴム栓7の後面に当接しているため、ゴム栓7は、 図13に図示するように、当接部51の先端によって、図13に図示する矢印Pが指示する方向に押圧される。すると、端子6も図13に図示する矢印Pが指示する方向に押圧され、キャビティ29における端子6の正規の位置に補正される。
以上、図10−図13を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、実施例1と同様の効果を奏する他、蓋部10の内側に当接部51を設けることにより、端子6の中途挿入を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、蓋部10を本体部9に嵌合するときに、当接部51がゴム栓7を押しつけることにより、端子6が中途挿入状態にあることを検知できるため、フロントホルダが不要となる。したがって、部品点数や組み付けサイクルを低減することにより、コストを低減することができるという効果を奏する。
さらに、本発明によれば、10蓋部を本体部9に嵌合すると、当接部51が常にゴム栓7を押しつけているため、コネクタ1に振動が加わってもカバー50のガタ付きを防止することができる。したがって、カバー50のガタ付きに起因する異音の発生を防止することができるという効果を奏する。
本発明に係るカバーは、実施例1−3の他、下記の実施例4を用いてもよいものとする。
図14−図18には、本発明に係るカバーの実施例4が示されている。
図14は、本発明のカバーを備えるコネクタの実施例4を示す分解斜視図、図15はコネクタハウジングとカバーとを組み付ける作業を説明する断面図、図16はコネクタハウジングとカバーとを組み付けた状態を示す断面図、図17は実施例4のコネクタと相手コネクタとの嵌合作業を説明する断面図であって、実施例4のコネクタと相手コネクタとが嵌合する前の状態を示す断面図、図18は実施例4のコネクタと相手コネクタとの嵌合作業を説明する断面図であって、実施例4のコネクタと相手コネクタとが嵌合した状態を示す断面図である。
本実施例に係るコネクタ60を構成するカバー61は、図14−図18に図示する係合突起63以外は、実施例1で説明したカバー2(図1参照)と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、カバー61について、係合突起63以外の部分の説明を省略する。
さらに、本実施例に係るハウジング62は、図14−図18に図示する被係合部64以外は、実施例1で説明したハウジング3(図1参照)と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、ハウジング62について、被係合部64以外の部分の説明を省略する。
カバー61には、図14−図18に図示するように、係合突起63が設けられている。係合突起63は、本体部9のハウジング収容部12の上面に設けられ、後述するハウジング62の被係合部64に係合可能に設けられている。
ハウジング62の上面には、図14−図18に図示するように、被係合部64が設けられている。また、ハウジング62には、図15に図示するように、後述する相手コネクタ70の被係合部72に係合可能に形成される係合アーム65が設けられている。
つぎに、カバー61とハウジング62との組み付け作業の手順について説明する。
カバー61とハウジング62との組み付け作業は、実施例1におけるカバー2とハウジング3との組み付け作業と基本的に同様である。実施例1と異なる点は、カバー61を、図15に図示する矢印Qが指示する方向に移動させ、カバー61とハウジング62とを組み付けると、図16に図示するように、カバー61の係合突起63と、ハウジング62の被係合部64とが係合する点である。すなわち、本実施例によれば、カバー61の本体部9とハウジング62とを仮係合状態にすることができる。これにより、奥行き方向(図14−図18においては前後方向)のガタは、カバー61とハウジング62の2部品間とすることができ、蓋部10が本体部9に嵌合されても上記奥行き方向のガタがさらに増えることはない。
以上により、カバー61とハウジング62とを組み付ける作業が完了する。
つぎに、コネクタ60と相手コネクタ70との嵌合作業について説明する。
相手コネクタ70は、コネクタ60の接続相手となるコネクタであって、本実施例では、雄コネクタであるものとする。
コネクタ60は、カバー61の本体部9と蓋部10とを嵌合した後、コネクタ60を図17に図示する矢印Rが指示する方向に移動させ、相手コネクタ70との嵌合作業を開始する。ここで、カバー61の前面(図17に図示する仮想線Sで示す面)が、相手コネクタ70のカバー当接面71に当接しても、ハウジング62の被係合部64には、カバー63の係合突起63が係合しているため、ハウジング62は、図18に図示する矢印Tが指示する方向に後退することがない。これにより、ハウジング62の係合アーム65を相手コネクタ70の相手コネクタ側被係合部72に確実に係合することができる。
以上により、コネクタ60と相手コネクタ70との嵌合作業が完了する。
以上、図14−図18を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、実施例1と同様の効果を奏する他、奥行き方向のガタを抑制することにより、コネクタ60の係合アーム65を相手コネクタ70の被係合部72に確実に係合することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、相手コネクタ70との嵌合が確実に行われることによって、相手コネクタ70との嵌合が外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
上記実施例1−4の説明では、カバー2,40,50,61の本体部9にガイド部14を設け、蓋部10にガイド受け部15を設ける構成であったが、これに限らず、本体部9にガイド部受け部15を設け、蓋部10にガイド部14を設ける構成にしてもよいものとする。
また、上記実施例1−4の説明では、カバー2,40,50,61の本体部9と蓋部10とは、ヒンジ11,41で連結され、一体になっている構成であったが、これに限らず、本体部9と蓋部10とが別体のとなる構成であってもよいものとする。
さらに、上記実施例4の説明では、カバー61に係合突起63を設け、ハウジング62に被係合部64を設ける構成であったが、これに限らず、カバー61に被係合部64を設け、ハウジング62に係合突起63を設ける構成であってもよいものとする。
1,60…コネクタ、 2,40,50,61…カバー、 3,62…ハウジング、 4…フロントホルダ、 5…パッキン、 6…端子、 7…ゴム栓、 8…電線、 9…本体部、 10…蓋部、 11,41…ヒンジ、 12…ハウジング収容部、 13…電線導出部、 14…ガイド部、 15…ガイド受け部、 16…ガイド部側テーパ面(テーパ面)、 17…本体部の軸方向に平行な面、 18…第1カバー係合部、 19…第1カバー被係合部、 20…コルゲートチューブ、 21…第2カバー係合部、 22…第2カバー被係合部、 23…左側壁、 24…右側壁、 25…ガイド受け部側テーパ面(テーパ面)、 26…ガイド受け部側当接面、 27…内面、 28…ハウジング収容部側当接面、 29…キャビティ、 30…端子挿入口、 31…キャビティ側ランス、 32…フロントホルダ収容部、 42…起伏する部分、 51…当接部、 63…係合突起、 64…被係合部、 70…相手コネクタ、 71…カバー当接面、 72…相手コネクタ側被係合部
カバー102は、図19に図示するように、本体部111と、蓋部112と、ヒンジ113とを備えてなり略筒状に形成されている。
本体部111は、図19に図示するように、両端が開口した略筒状に形成されている。本体部111の後面の開口周縁には電線導出部115が連続して形成されている。電線導出部115の両側壁のそれぞれには、第1カバー係合部116が突出して設けられている。その他に、本体部111の後面の開口周縁には、第2カバー係合部117が設けられている。
蓋部112は、図19に図示するように、断面円弧状に形成され、本体部111の後面を覆うことができるような形状に形成されている。蓋部112には、本体部111の第1カバー係合部116に係合可能な位置に配置形成された第1カバー被係合部118と、本体部111の第2カバー係合部117に係合可能な位置に配置形成された第2カバー被係合部119とが設けられている。
ヒンジ113は、図19に図示するように、本体部111と、蓋部112とを連結するように形成されている。ヒンジ113は、本体部111と、蓋部112とを嵌合する際の回動軸として設けられている。
そして、図6に図示する蓋部10を本体部9との嵌合方向(図6においては前後方向)に押し込むと、本体部9のガイド部14の先端が蓋部10のガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25に摺接する。そして、本体部9のガイド部14の先端が蓋部10のガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25を乗り越えた後、ガイド受け部15のガイド受け部側テーパ面25が、ガイド部14のガイド部側テーパ面16に摺接する。これにより、蓋部10のガイド受け部15の先端が本体部9のガイド部14に案内され、蓋部10が本体部9との正規の嵌合位置に補正される。しかる後、第1カバー係合部18と第2カバー被係合部19とが係合し、第2カバー係合部21と第2カバー被係合部22とが係合して、蓋部10の回動が終了する。
このとき、ガイド受け部15のガイド受け部側当接面26は、図8に図示するように、本体部9のハウジング収容部側当接面28に当接した状態となっている。本実施例のカバー2のように、蓋部10にガイド受け部15を設けることにより、ガイド受け部15を設けない場合に比べて、蓋部10の一部(ガイド受け部15のガイド受け部側当接面26)と、本体部9の一部(ハウジング収容部側当接面28)とが面接触する範囲を増やすことができる。これにより、ハーネステンションが加わった時のカバーの歪みを抑制することができる。
以上により、カバー2の本体部9と蓋部10との嵌合作業が完了する。
以上、図1−図8を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、カバー2の本体部9と蓋部10とを嵌合する際に、蓋部10の第2カバー被係合部22の先端がコルゲートチューブ20に当たらないように配慮しなくても作業を行うことができる。したがって、本体部9と蓋部10とを嵌合する際の作業性を良好なものとすることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ガイド受け部15と本体部の一部(ハウジング収容部側当接面28)とが面接触する範囲を増やすことができることにより、ハーネステンションが加わった時のカバー2の歪みを抑制することができる。したがって、カバー2の歪みによりカバー2がハウジング3から外れるのを防止することができるという効果を奏する。
本実施例に係るカバー50は、図10に図示する当接部51以外は、実施例1で説明したカバー2(図1参照)と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、カバー50について、当接部51以外の部分の説明を省略する。
カバー50の蓋部10の内面には、図10に図示するように、当接部51がカバー50の軸方向(図10においては前後方向)に突出するように設けられている。当接部51は、本体部9と蓋部10とが嵌合した状態において、図11−図13に図示するゴム栓7に当接部51の先端が常に当接するように設けられている。当接部51は、本体部9と蓋部10とが嵌合した状態において、ゴム栓7を押し付けて当接するように設けられている。図11−図13に図示するゴム栓7が複数、設けられる場合において、全てのゴム栓に当接するように設けられている(これに限定されるものではない。例えば、複数、設けられたゴム栓7のうちの1つに当接するように設けられていてもよいものとする。また、ゴム栓7が1個設けられる場合においては、1個のゴム栓に当接するように設けられている)。
ここで、カバー50の本体部9と蓋部10との嵌合作業の手順について説明する。なお、カバー50とハウジング3との組み付け作業は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
まず、図10に図示するカバー50のヒンジ11を回動軸として、蓋部10を図11に図示する状態まで回動する。ここで、図11及び図12に図示する端子6は中途挿入状態になっている。そのため、端子6に取り付けられたゴム栓7は、この後面が電線挿入口30の後面から突出した状態となっている。
そして、蓋部10を、さらに本体部9との嵌合方向(図11においては前方向)に回動すると、図12に図示するように、当接部51の先端がゴム栓7の後面に当接する。
さらに、本発明によれば、蓋部10を本体部9に嵌合すると、当接部51が常にゴム栓7を押しつけているため、コネクタ1に振動が加わってもカバー50のガタ付きを防止することができる。したがって、カバー50のガタ付きに起因する異音の発生を防止することができるという効果を奏する。
カバー61には、図14−図18に図示するように、係合突起63が設けられている。係合突起63は、本体部9のハウジング収容部12の上面に設けられ、後述するハウジング62の被係合部64に係合可能に設けられている。
ハウジング62の上面には、図14−図18に図示するように、被係合部64が設けられている。また、ハウジング62には、図18に図示するように、後述する相手コネクタ70の被係合部72に係合可能に形成される係合アーム65が設けられている。
つぎに、コネクタ60と相手コネクタ70との嵌合作業について説明する。
相手コネクタ70は、コネクタ60の接続相手となるコネクタであって、本実施例では、雄コネクタであるものとする。
コネクタ60は、カバー61の本体部9と蓋部10とを嵌合した後、コネクタ60を図17に図示する矢印Rが指示する方向に移動させ、相手コネクタ70との嵌合作業を開始する。ここで、カバー61の前面(図17に図示する仮想線Sで示す面)が、相手コネクタ70のカバー当接面71に当接しても、ハウジング62の被係合部64には、カバー61の係合突起63が係合しているため、ハウジング62は、図18に図示する矢印Tが指示する方向に後退することがない。これにより、ハウジング62の係合アーム65を相手コネクタ70の相手コネクタ側被係合部72に確実に係合することができる。
以上により、コネクタ60と相手コネクタ70との嵌合作業が完了する。

Claims (5)

  1. 電線の端部に接続された端子を収容するハウジングに取り付けられ、該ハウジングから引き出された前記電線を外部に導出させる電線導出部を設ける本体部と,該本体部と嵌合可能に形成される蓋部と,を備えるカバーにおいて、
    前記蓋部若しくは本体部のいずれか一方の先端外面に、前記蓋部と前記本体部との嵌合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面を形成するガイド受け部を設け、
    前記蓋部若しくは前記本体部のいずれか他方の先端に、前記蓋部と前記本体部との嵌合方向に直交して外側に突出し該先端内面に前記蓋部と前記本体部との嵌合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面を形成し前記ガイド受け部の先端を案内するガイド部を設ける
    ことを特徴とするカバー。
  2. 請求項1に記載のカバーにおいて、
    前記本体部と前記蓋部とを連結するヒンジを設け、該ヒンジの前記本体部と前記蓋部とに跨がる幅方向の一端から他端までを前記ヒンジの厚み方向に起伏する形状となるように形成する
    ことを特徴とするカバー。
  3. 請求項1に記載のカバーにおいて、
    前記蓋部の内側に、前記本体部と前記蓋部とが嵌合したときに前記端子に設けられたゴム栓に当接する当接部を設ける
    ことを特徴とするカバー。
  4. 請求項1に記載のカバーにおいて、
    前記カバーの前記本体部に、係合突起を設け、
    前記ハウジングに、前記係合突起と係合可能に形成された被係合部を設ける
    ことを特徴とするカバー。
  5. 電線の端部に接続された端子を収容するハウジングを該ハウジングから引き出される前記電線を外部に導出する本体部に嵌合し、該本体部に係合する蓋部を設けるカバーと接続するハウジングとカバーとの接続構造において、
    前記カバーの前記蓋部若しくは本体部のいずれか一方の先端外面に、前記蓋部と前記本体部との係合方向に沿って内面に向かって傾斜するテーパ面を形成するガイド受け部を設け、
    前記蓋部若しくは前記本体部のいずれか他方の先端に、前記蓋部と前記本体部との係合方向に直交して外側に突出し該先端内面に前記蓋部と前記本体部との係合方向に沿って外側に向かって傾斜するテーパ面を形成し前記ガイド受け部の先端を案内するガイド部を設ける
    ことを特徴とするハウジングとカバーとの接続構造。
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