JP2007287611A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各キャビティ21の前端部には、それぞれがた詰め部23が設けられている。このがた詰め部23は弾性変形可能であるから、端子金具10がキャビティ21内に収容されるまでに生じる抵抗は、従来のがた詰め部23が剛性の高いものに比べて小さくなり、結果端子金具10の挿入等の組付作業性に優れたものとなる。一方、端子金具10がキャビティ21に収容された状態では、端子金具10はがた詰め部23の弾性復元力で押さえられ、がた付きが確実に防止される。すなわち、コネクタの組み付けを簡単にできるようにした上で端子金具10のキャビティ21内でのがた付きを防止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、組み付けを簡単にできるようにした上で端子金具のがた付きを防止することのできるコネクタを提供することを目的とする。
請求項7の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記がた詰め部は、前記端子金具の側面から張り出し形成されているところに特徴を有する。
端子金具は、がた詰め部を弾性変形させた状態でキャビティ内に挿入され、がた詰め部の弾性復元力で押し付けられることによりがた止めされる。
がた詰め部は弾性変形可能であるから、端子金具がキャビティ内に収容されるまでに生じる抵抗は、従来のがた詰め部が剛性の高いものに比べて小さくなり、結果端子金具の挿入等の組付作業性に優れたものとなる。一方、端子金具がキャビティに収容された状態では、端子金具はがた詰め部の弾性復元力で押さえられ、がた付きが確実に防止される。すなわち、コネクタの組み付けを簡単にできるようにした上で端子金具のキャビティ内でのがた付きを防止することができる。
端子金具はキャビティに収容されると両側からがた詰め部に押さえられた状態となるから、片側のみから押さえられる場合と比べて、より確実にがた付きが防止される。
<請求項3の発明>
端子金具がキャビティに挿入される際、端子金具はキャビティの側壁から張り出したがた詰め部と接触してこれを弾性変形させつつ押し込まれ、押し込みが停止すると、がた詰め部の弾性復元力で押さえられてがた止めされる。したがって、端子金具を低挿入力で挿入でき、また半挿入も未然に防止できる。
がた詰め部を別部材に設けるのであるから、キャビティ内の構造、ひいてはコネクタハウジングの成型金型の構造をシンプルに留めることができ、製造コストの低減に寄与できる。
キャビティに端子金具を挿入したのち、別部材をコネクタハウジングに組み付けると、同別部材の側壁構成部に設けられたがた詰め部が端子金具と接触して弾性変形しつつ組み付けられ、組み付けが完了すると、がた詰め部の弾性復元力で端子金具が押さえられてがた止めされる。このように、がた詰め部が弾性変形可能であるから、別部材は比較的小さな力で組み付けられ、また組み付け途中で留め置かれるおそれも少ない。
端子金具の抜け止めを図るべくリテーナを組み付けると、がた詰め部が端子金具と接触して弾性変形しつつ組み付けられ、組み付けが完了すると、がた詰め部の弾性復元力で端子金具が押さえられてがた止めされる。がた詰め部を既存のリテーナに設けるのであるから、最小限の設計変更で対応できる。
端子金具がキャビティに挿入される際、がた詰め部がキャビティの側壁と接触してこれを弾性変形させつつ押し込まれ、押し込みが停止すると、がた詰め部の弾性復元力で押さえられてがた止めされる。
端子金具を低挿入力で挿入でき、また半挿入も未然に防止できる。がた詰め部を端子金具側に設けたのであるから、コネクタハウジング側の設計変更は一切伴わず、安価に対応することができる。
本発明の実施形態1を図1〜図3によって説明する。
本実施形態のコネクタは、端子金具10と、この端子金具10が挿抜されるハウジング20(本発明におけるコネクタハウジングに該当する)とを備えている。
端子金具10は所定形状に打ち抜いた金属板を曲げ加工し、図1に示すように、全体として前後方向に細長い形状に形成され、前側部分は相手側端子金具のタブ(図示せず)が前方から進入可能とされる略角筒状の本体部11、後側部分は電線を圧着するバレル部12とされている。この端子金具10は、本体部11の下壁を側方(図1における手前側)に向けた姿勢で挿入される。
このコネクタを組み付ける際には、まず各キャビティ21に後方から端子金具10を挿入する。挿入された端子金具10は、キャビティ21に設けられたランス25を側方へ撓み変形させつつ押し込まれる。そして、端子金具10が正規位置に近い位置まで押し込まれると、その前端部がキャビティ21のがた詰め部23に接触し、図1に示すように、がた詰め部23は端子金具10の前端部に押されて抜き孔24側へ弾性撓みする。こうして、がた詰め部23を弾性変形させた状態で、端子金具10は正規位置まで押し込まれる。ここで、がた詰め部23が弾性撓みしない場合には、端子金具10の前端部をがた詰め部23によって狭められたところに押し込まねばならず、大きな挿入力が必要である。また、がた詰め部23がキャビティ21の前端部に設けられていると、端子金具10が正規位置に近い位置まで挿入されてはじめてがた詰め部23に接触する。したがって、従来のように端子金具10をがた詰め部23に押し込む際の挿入抵抗が大きいと、作業者が正規位置まで挿入したと勘違いしやすく、端子金具10が正規位置に達していない状態、すなわち半挿入の状態で留め置かれてしまうこととなる。しかしながら、本実施形態においては、がた詰め部23は端子金具10と接触すると抜き孔24側(拡開側)へ弾性撓みするから、それほど大きな挿入抵抗を受けることはなく、もって作業者の勘違いが起こりにくい。このように、端子金具10を低挿入力で挿入でき、また端子金具10を半挿入で留め置いてしまう事態も起こりにくくされているから、コネクタの組み付けを容易に行うことができる。
次に、本発明の実施形態2に係るコネクタを図4によって説明する。
本実施形態のコネクタは、端子金具10の後端部をがた詰め部30で押さえるようにした点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本発明の実施形態3に係るコネクタを図5によって説明する。
本実施形態のコネクタは、ハウジング40とは別体に形成されたホルダ41(本発明における別部材に該当する)にがた詰め部42を設けた点で、実施形態2とは相違する。なお、実施形態2と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本発明の実施形態4に係るコネクタを図6〜図8によって説明する。
本実施形態のコネクタは、端子金具10の抜け止めを図るリテーナ50を備えるとともに、このリテーナ50にがた詰め部51を設けた点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本発明の実施形態5に係るコネクタを図9および図10によって説明する。
本実施形態のコネクタは、端子金具70にがた詰め部71を設けた点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(3)がた詰め部は、弾性変形可能であればどのような形態のものであってもよく、例えば、キャビティの側壁もしくは端子金具の側壁から片持ち状をなして張り出す形態であってもよい。
20,31,40,60,74…ハウジング(コネクタハウジング)
21,32,43,61,75…キャビティ
23,30,42,51,71…がた詰め部
41…ホルダ(別部材)
43B…キャビティ後側部(側壁構成部)
50…リテーナ
Claims (7)
- コネクタハウジング内には端子金具が挿入されるキャビティが形成され、前記端子金具と前記キャビティの内壁との間には、その間隔を埋めることが可能でかつ弾性変形可能ながた詰め部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
- 前記がた詰め部は、前記端子金具の挿入方向と交差する方向の両側に一対設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記がた詰め部は、前記キャビティの側壁から張り出し形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
- 前記コネクタハウジングには、前記キャビティの側壁の一部をなす側壁構成部を備えた前記コネクタハウジングとは別部材が組み付けられ、前記がた詰め部が前記別部材の前記側壁構成部に設けられていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
- 前記別部材は、前記キャビティに前記端子金具を挿入した後、前記コネクタハウジングに組み付けられるものであることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
- 前記別部材は、前記端子金具の抜け止めを図るリテーナであることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
- 前記がた詰め部は、前記端子金具の側面から張り出し形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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