JP2016100421A - コネクタ接続基板、コネクタ接続基板構造体、コネクタプラグ付きケーブル、コネクタ接続基板の製造方法 - Google Patents

コネクタ接続基板、コネクタ接続基板構造体、コネクタプラグ付きケーブル、コネクタ接続基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】結線作業が容易でコネクタサイズを小さくできるコネクタ接続基板等を提供する。【解決手段】コネクタ端子とケーブルのリード線とを接続するためのコネクタ接続基板40であって、基板のリード線側の第1面48に設けられるランド42と、ランド42において基板の途中まで達するように設けられ、リード線を受けるための受け穴43と、第1面48においてランド42と電気的に接続されると共に、第1面48及び第2面49の間を連通し、第1面48及び第2面49の間を電気的に接続するビアホール44と、第2面49においてビアホール44と電気的に接続されて設けられ、コネクタ端子と接続するための電極パッド41とを備える。【選択図】 図8

Description

この発明はコネクタ端子とケーブルのリード線とを接続するコネクタ接続基板、コネクタ接続基板構造体、コネクタプラグ付きケーブル、コネクタ接続基板の製造方法に関するものである。
従来、電気機器同士を接続するためのコネクタ付きケーブルがよく知られており、様々な状況において使用されている。
例えば、特許文献1では、オフィスだけでなく工場においてもパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)及びその周辺機器が使用されるようになってきていることに鑑み、PCと周辺機器D−subコネクタを備えたコネクタ付きケーブルの防水構造を提案している。
特開2007−227040号公報
ところで、ケーブルと、コネクタ基板との結線方式には、様々なものがあるが、図14を用いてその一例について説明する。図14は、従来のコネクタプラグ付きケーブルの構成(結線方法)の一例を示す図である。例えば、図14に示すように、コネクタプラグ100は、ハウジング101にコネクタ部102が収納されて構成される。コネクタ部102は、プラグ端子105a〜105eが成形部104において一体的に成形され、基板106が成形部104の天面に取り付けられて構成される。
リード線107a〜107eは、それぞれ、基板106から突出して設けられているプラグ端子105a〜105eの接続ピンに巻き付けられた状態で、半田付けされる。
しかしながら、このような結線方式では、コネクタ基板から突出している接続ピンに電線を半田付けするので、ハウジング101において接続ピン周りを収容するためのスペースを設ける必要があり、コネクタのサイズを小さくしにくかった。更には、このような半田付けによる結線工程に高度な加工技術が必要で、生産性が低かった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、結線作業が容易でコネクタサイズを小さくできるコネクタ接続基板、コネクタ接続基板構造体、コネクタプラグ付きケーブル、コネクタ接続基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コネクタ端子とケーブルのリード線とを接続するためのコネクタ接続基板であって、基板のリード線側の第1面に設けられるランドと、ランドにおいて基板の途中まで達するように設けられ、リード線を受けるための受け穴と、第1面においてランドと電気的に接続されると共に、第1面及び基板のコネクタ端子側の第2面の間を連通し、第1面及び第2面の間を電気的に接続するビアホールと、第2面においてビアホールと電気的に接続されて設けられ、コネクタ端子と接続するための電極パッドとを備えるものである。
このように構成すると、リード線を受け穴に差し込み半田付けする構造が得られる。又、第2面の電極パッドが、ビアホール経由で第1面のランドと電気的に接続されるため、ランドにおいてリード線を半田付けする時の熱が、直接電極パッドに伝わらない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、ビアホールは、コネクタ端子側から見て電極パッドに投影的に重なるような位置関係で設けられるものである。
このように構成すると、コネクタ端子を電極パッドにリフロー半田付けする際、半田がビアホールに流れ込み、穴が埋まりやすくなる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の構成において、ランド、受け穴、ビアホール及び電極パッドから構成される第1接続部が複数整列された第1接続部列と、ランド、受け穴、ビアホール及び電極パッドから構成される第2接続部が複数整列され、第1接続部列と並設される第2接続部列とを有し、第1接続部列及び第2接続部列の各々のビアホールは、第1接続部列及び第2接続部列の間に配置されるものである。
このように構成すると、第1接続部列及び第2接続部列の各々において、ビアホールを、第1接続部列及び第2接続部列からなる領域の外側に設けた場合と比べて、ビアホール間の配線がコンパクト化される。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明の構成において、受け穴において、少なくとも側壁は導電性材料によりメッキ加工されているものである。
このように構成すると、受け穴の側壁においても半田を介してリード線とランドとの導通を確保できる。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ接続基板を含み、コネクタ端子が一部を露出された状態で合成樹脂に封入され、コネクタ端子の露出部分の一部が電極パッドにリフロー半田付けされるコネクタ端子部材と、コネクタ端子部材とコネクタ接続基板との間の隙間に防水性を有する封止材が封止されてなる封止層とを備えるものである。
このように構成すると、コネクタ端子部材とコネクタ接続基板との間が防水封止された構造が得られる。
請求項6記載の発明は、コネクタプラグ付きケーブルであって、防水性を有するハウジングと、請求項5記載のコネクタ接続基板構造体と、ハウジングに設けられ、コネクタ接続基板構造体を収容するコネクタ収容部と、ハウジングとコネクタ端子部材との間の隙間に取り付けられる防水パッキンと、ハウジングに設けられたケーブル挿入孔と、ケーブル挿入孔に挿入され、コネクタ接続基板構造体のランドにリード線の各々が半田付けされるケーブルと、コネクタ端子の露出した先端部分によりなるプラグ端子とを備えるものである。
このように構成すると、防水構造を有するコネクタ接続基板構造体を備え、且つ、コネクタプラグ自体においても防水パッキンがハウジングとコネクタ端子部材との間から液体が侵入することを防ぐ構造となる。
請求項7記載の発明は、コネクタ接続基板の製造方法であって、基材の両面に導電性材料が貼り付けられてなる積層板の一方面及び他方面を連通するスルーホールを形成すると共に、積層板の一方面において受け穴を穿設する工程と、スルーホールに対し層間の導通接続加工を施してビアホールを形成する工程と、積層板の一方面から不要部分を除去することで、受け穴の周辺にビアホールと接続されるランドを形成すると共に、積層板の他方面から不要部分を除去することで、ビアホールと接続する電極パッドを形成する工程とを含むものである。
このようなコネクタ接続基板の製造方法により、上述したようなコネクタ接続基板の構成が得られる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、リード線を受け穴に差し込み半田付けする構造が得られるため、半田付け作業が容易となり、又、リード線の接続部分をコンパクト化できる。又、ランドにおいてリード線を半田付けする時の熱が、直接電極パッドに伝わらないため、電極パッドにコネクタ端子が半田付けされている場合、半田が溶融しコネクタ端子が電極パッドから剥離することを抑制できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、コネクタ端子を電極パッドにリフロー半田付けする際、半田がビアホールに流れ込み、穴が埋まりやすくなるため、防水性が向上する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、ビアホール間の配線がコンパクト化されるため、ビアホール間の配線の設計上有利となる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、受け穴の側壁においても半田を介してリード線とランドとの導通を確保できるため、リード線の半田付けの信頼性が高くなる。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、コネクタ端子部材とコネクタ接続基板との間が防水封止された構造が得られるため、コネクタ端子部材とコネクタ接続基板との間において良好な防水性が得られる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、防水構造を有するコネクタ接続基板構造体を備え、且つ、コネクタプラグ自体においても防水パッキンがハウジングとコネクタ端子部材との間から液体が侵入することを防ぐ構造となるため、防水性が向上したコネクタプラグ付きケーブルが得られる。
請求項7記載の発明によれば、上述したようなコネクタ接続基板を得ることができるため、上述したコネクタ接続基板等と同様の効果を得られる。
この発明の第1の実施の形態によるコネクタプラグ付きケーブルの正面視における外観を示した部分断面図である。 図1のII−IIラインにおける部分断面図である。 図1に示したコネクタ接続基板構造体の外観を示す正面図である。 図1に示した接続基板構造体の外観を示す右側面図である。 図3に示したコネクタ接続基板の構造を示す正面図である。 図3に示したコネクタ接続基板の構造を示す平面図である。 図3に示したコネクタ接続基板の構造を示す底面図である。 図5に示したVIII−VIIIラインの模式的断面図である。 図8に示したコネクタ接続基板の製造工程の一部を示す工程図である。 図9に示した製造工程の続きを示す工程図である。 図3に示したコネクタ端子部材の製造工程の一部を示す工程図である。 図11に示した製造工程の続きを示す工程図である。 コネクタ接続基板の受け穴にケーブルのリード線を半田付けする工程を示す工程図である。 従来のコネクタプラグ付きケーブルの構成を示す断面図である。
図1は、この発明の第1の実施の形態によるコネクタプラグ付きケーブルの正面視における外観を示した部分断面図であり、図2は、図1のII−IIラインにおける部分断面図である。
これらの図を参照して、コネクタプラグ付きケーブル1は、レセプタクル2に備えられた受け側端子22に挿入可能な形状を有するプラグ端子31と、防水性を有するハウジング11と、止めネジ12a、12bをそれぞれ挿入するためのネジ挿入孔13a、13bとを備える。
ハウジング11には、コネクタ接続基板構造体30を収容するためのコネクタ収容部16が設けられている。
コネクタ接続基板構造体30は、レセプタクル2側に設けられるコネクタ端子部材34と、コネクタ端子部材34の天面に取り付けられるコネクタ接続基板40とから構成される。コネクタ接続基板40の天面において、ケーブル挿入孔14から挿入されるケーブル(不図示)のリード線18が取り付けられる一方で、コネクタ端子部材34の底面において、プラグ端子31が設けられる。尚、コネクタ端子部材34及びコネクタ接続基板40の詳細な構成については後述する。
コネクタ端子部材34及びコネクタ接続基板40は、コネクタ収容部16にコネクタ接続基板構造体30が収容された際に、ハウジング11とコネクタ端子部材34との間に隙間ができるような寸法関係に設定されている。この隙間において、コネクタ端子部材34を取り囲むように防水パッキン15が取り付けられる。又、防水パッキン15の取り付け時には、コネクタ接続基板40の下面と、防水パッキン15の天面の一部とが当接する。
防水パッキン15は、ゴムなどの部材からなり、その内周壁の上方及び下方にそれぞれ、突起部15a、15bが設けられると共に、外周壁の上方及び下方にそれぞれ、突起部15c、15dが設けられる。防水パッキン15に、このような突起部15a〜15dを設けることで、ハウジング11とコネクタ端子部材34との間にできる隙間の封止がより確実になり防水性が向上する。
又、レセプタクル2の受け側端子22にコネクタ付きケーブル1のプラグ端子31が挿入されることで、レセプタクル2とコネクタ付きケーブル1とが接続された際には、ネジ挿入孔13a、13bから、それぞれ止めネジ12a、12bが挿入されて、レセプタクル2に設けられる止めナット21a、21bと螺合される。これにより、レセプタクル2とコネクタ付きケーブル1との接続状態が固定される。
尚、レセプタクル2では、本体基板半田部23において、筐体24内に収納される電子機器側と半田付けによる接続が行われる。
図3は、図1に示したコネクタ接続基板構造体の外観を示す正面図であり、図4は、図1に示した接続基板構造体の外観を示す右側面図である。
これらの図を参照して、コネクタ接続基板構造体30は、底面にプラグ端子31a〜31jを備えるコネクタ端子部材34と、コネクタ端子部材34の天面に取り付けられるコネクタ接続基板40とから構成される。以下、プラグ端子31a〜31jのそれぞれを特に区別する必要がない場合には、単にプラグ端子31と表記する。
コネクタ端子部材34は、コネクタ端子35がコネクタ端子部材34の天面側及び底面側において一部を露出された状態で合成樹脂に封入されて構成される。又、コネクタ端子35の天面側の露出部分36がコネクタ接続基板40に設けられる電極パッド41にリフロー半田付けされる。一方、コネクタ端子35の底面側の露出部分の先端はプラグ端子31となる。
又、コネクタ端子部材34とコネクタ接続基板40との間の隙間には防水性を有する封止材が封止されてなる封止層33が設けられる。封止材としては、例えば、エポキシ樹脂等の合成樹脂を採用することができる。
このように構成すると、コネクタ端子部材34とコネクタ接続基板40との間において露出部分36及び電極パッド41が防水封止された構造が得られる。このため、コネクタ端子部材34において、コネクタ端子35とこれを封入している合成樹脂の隙間から水が侵入し、コネクタ接続基板40側に達することを抑制できるような、良好な防水性が得られる。
コネクタ接続基板40は、リード線側の第1面に設けられるランド42と、コネクタ端子側の第2面に設けられ、コネクタ端子35の露出部分36と接続するための電極パッド41とを備える。
尚、図3及び図4に示すように、コネクタ端子部材34には、コネクタ端子35a〜35eから構成される第1列と、コネクタ端子35f〜35jから構成される第2列とが含まれる。すなわち、コネクタ端子部材34には、2列×5個の合計10個のコネクタ端子が設けられる。
又、これらの図では作図の都合上、符号の記載を省略しているが、コネクタ接続基板40においても、コネクタ端子部材34の10個のコネクタ端子に対応するように電極パッド41及びランド42がそれぞれ10個ずつ設けられる。コネクタ接続基板40の詳細な構成については後述する。
図5は、図3に示したコネクタ接続基板の構造を示す正面図であり、図6は、図3に示したコネクタ接続基板の構造を示す平面図であり、図7は、図3に示したコネクタ接続基板の構造を示す底面図であり、図8は、図5に示したVIII−VIIIラインの模式的断面図である。
これらの図を参照して、コネクタ接続基板40は、第1面(天面)48に設けられるランド42a〜42jと、ランド42a〜42jにおいてコネクタ接続基板40の途中まで達するように設けられ(図8参照)、リード線を受けるための受け穴43a〜43jと、第1面48においてランド42a〜42jと電気的に接続されると共に、第1面48及びコネクタ接続基板40のコネクタ端子側の第2面(底面)49の間を連通し(図8参照)、第1面48及び第2面49の間を電気的に接続するビアホール44a〜44jと、第2面49においてビアホール44a〜44jと電気的に接続されて設けられ、コネクタ端子35f〜35jと接続するための電極パッド41a〜41jと、コネクタ端子部材34への取付時に位置合わせをするための位置合わせ穴50a、50bとを備える。
以下、ランド42a〜42j、受け穴43a〜43j、ビアホール44a〜44j、電極パッド41a〜41jをそれぞれ区別する必要がない場合には、説明の便宜上、図8に示すように、それぞれの部材を単にランド42、受け穴43、ビアホール44及び電極パッド41と標記する。
ランド42、受け穴43、ビアホール44及び電極パッド41の1セットは1つの接続部を構成する。コネクタ接続基板40には、接続部が2列×5個の合計10個設けられる。
すなわち、コネクタ接続基板40では、ランド42a〜42e、受け穴43a〜43e、ビアホール44a〜44e及び電極パッド41a〜41eから構成される第1接続部が5つ整列された第1接続部列G1と、ランド42f〜42j、受け穴43f〜43j、ビアホール44f〜44j及び電極パッド41f〜41jから構成される第2接続部が5つ整列され、第1接続部列G1と並設される第2接続部列G2とを有する構成である。
又、ビアホール44a〜44jの間を相互にプリント配線などにより接続することでコネクタ端子35a〜35jを相互に電気的に接続することができる。例えば、ビアホール44a及び44fをプリント配線47により接続することで、コネクタ端子35a及び35fを電気的に接続することができる。
又、第1接続部列G1及び第2接続部列G2の各々のビアホール44a〜44e及びビアホール44f〜44jは、第1接続部列G1及び第2接続部列G2の間に配置される。
このように構成すると、第1接続部列G1及び第2接続部列G2の各々において、ビアホール44a〜44jを、第1接続部列G1及び第2接続部列G2からなる領域の外側に設けた場合と比べて、配線がコンパクト化される。このため、ビアホール44a〜44j間の配線の設計上有利となる。
更には、従来、プラグ端子のそれぞれの間を接続する場合、図14に示すように、例えば、コネクタ端子105a及び105bの間を渡り配線110により接続する必要があり、高度な加工技術が必要であった。これに対して、上記構成によれば、プリント配線により、より簡易にコネクタ端子35a〜35jを電気的に接続することができる。
又、図7を参照して、ビアホール44は、コネクタ端子側から見て電極パッド41に投影的に重なるような位置関係で設けられる。又、図8を参照して、受け穴43において、側壁45及び底部46は、例えば、銅、金、あるいは銀等の導電性材料によりメッキ加工されている。尚、このような位置関係の構造及びメッキ加工処理を採用する効果については後述する。
又、コネクタ接続基板40の厚みT1は、1.0mmに設定しているが、これに対して、受け穴43の深さT2は、0.8mmに、直径Dは0.7mmにそれぞれ設定している。尚、受け穴43の深さT2は、0.8mm以上であって、コネクタ接続基板40を貫通しない程度に設定することが好ましい。
図9は、図8に示したコネクタ接続基板40の製造工程の一部を示す工程図であり、図10は、図9に示した製造工程の続きを示す工程図である。
これらの図を参照して、まず、図9の(1)に示すように、絶縁材料よりなる基材62の一方面及び他方面にそれぞれ銅箔61及び63が貼り付けられてなる銅張積層板60を準備する。
続いて、同図の(2)に示すように、銅張積層板60の一方面及び他方面を連通するスルーホール65を形成すると共に、銅張積層板60の一方面において受け穴64を穿設する。これにより基板60aを得る。
続いて、同図の(3)に示すように、(2)に示した基板60aのスルーホール65に対し層間の導通接続加工を施してビアホール65aを形成する。導通接続加工としては、スルーホールめっき法、導電ペースト法等の方式が挙げられる。又、基板60aの受け穴64については、メッキ加工を施し、メッキ加工済みの受け穴64aを作成する。これにより基板60bを得る。
続いて、図10の(4)に示すように、図9の(3)に示した基板60bの両面にドライフィルムをラミネートし、感光させてパターンを焼き付ける。
これによりドライフィルムをラミネートした基板60bの一方面において、最終的にビアホール44となる領域上に感光部分66a、ビアホール44とランド42との接続部分となる領域上に感光部分66b、ランド42となる領域上に感光部分66cを形成する。尚、符号67a、67bにて示す部分は未感光部分である。
又、ドライフィルムをラミネートした基板60bの他方面において、最終的にビアホール44となる領域上に感光部分68a、電極パッドとなる領域上に感光部分68bを形成する。尚、符号69a、69bにて示す部分は未感光部分である。
このようにして、基板60cを得る。
続いて、図10の(5)に示すように、同図の(4)に示した基板60cからパターン以外の不要部分を除去し、エッチングを施すことで、パターン以外の銅箔が除去された基板60dを得る。
続いて、図10の(6)に示すように、同図の(5)に示した基板60dから、エッチング工程後残ったレジストパターンを剥離して基板60eを得る。
(5)、(6)に示したように銅張積層板60の一方面から不要部分を除去することで、受け穴43の周辺にビアホール44と接続されるランド42を形成すると共に、銅張積層板60の他方面から不要部分を除去することで、ビアホール44と接続する電極パッド41を形成することができる。その後、適宜、表面処理加工を施せば、図8に示すコネクタ接続基板40を得ることができる。
図11は、図3に示したコネクタ端子部材の製造工程の一部を示す工程図であり、図12は、図11に示した製造工程の続きを示す工程図である。
これらの図を参照して、まず、図11に示すように、コネクタ接続基板40の電極パッド41の位置に半田ペースト71を印刷し、印刷した半田ペースト71の上に更にコネクタ端子部材34のコネクタ端子35の露出部分36を対向させて設置する。この状態でリフロー方式により半田付けを行う。
そうすると、ビアホール44は、コネクタ端子側から見て電極パッド41に投影的に重なるような位置関係で設けられているため、図12に示すように、コネクタ端子35を電極パッド41にリフロー半田付けした結果、溶融した半田ペースト71の一部71aがビアホール44に流れ込み、その穴が埋まりやすくなるため、防水性が向上する。
更に言えば、ビアホール44の径の大きさは、リード線18を挿入する受け穴43の径の大きさよりも小さくすることができる。ビアホール44の径の大きさを小さくすることで、ビアホール44が半田ペースト71の一部71aにより埋まりやすくなるため、防水性が向上する。
図13は、コネクタ接続基板の受け穴にケーブルのリード線を半田付けする工程を示す工程図である。
図を参照して、(1)に示すように、リード線18をコネクタ接続基板40の受け穴43に対して、第1面48よりも下のレベルの位置Pまで進行させて、半田付けを行う。そうすると、(2)に示すように、半田75が、リード線18の先端部の周囲を取り囲むと共に、ランド42表面及び受け穴43の側壁45と接触するような状態となる。
このようにコネクタ接続基板40によれば、リード線18を受け穴に差し込み半田付けする構造が得られるため、リード線18がアキシャルな部品であっても、その半田付け作業が容易となる。又、このような構造により、リード線18の接続部分をコンパクト化できる。更に、ランド42においてリード線を半田付けする時の熱が、直接電極パッド41に伝わらないため、電極パッド41にリフロー半田付けされたコネクタ端子35において、半田が溶融しコネクタ端子35が電極パッド41から剥離することを抑制できる。
又、側壁45がメッキ加工されているため、半田付けにより、半田が、リード線18の先端部の周囲を取り囲むと共に、ランド42表面及び受け穴43の側壁45と接触するような状態となる。このように、受け穴43の側壁45においてもリード線18とランド42とが、半田を介して導通を確保できるため、リード線18の導通状態の信頼性が高くなる。
以上に示したように、コネクタプラグ付きケーブル1は、封止層33やリフロー時にビアホール44が半田で埋まるような防水構造を有するコネクタ接続基板構造体30を備える。又、コネクタプラグ付きケーブル1において、ハウジング11が防水性を有しており、又、ゴムパッキン15がハウジング11とコネクタ端子部材34との間から液体が侵入することを防ぐ構造となる。以上のような構成により、防水性が向上したコネクタプラグ付きケーブル1が得られる。
尚、上記の実施の形態では、特定の形状・寸法のコネクタ接続基板や、コネクタ端子部材について示したが、これに限られず任意に設定することができる。又、例えば、レセプタクル2側において、上述したようなコネクタ接続基板構造体30の構造を適用してもよい。又、コネクタ接続基板40において、位置合わせ穴50a、50bは省略可能である。
又、上記の実施の形態では、防水パッキン15には、突起部15a〜15dが設けられていたが、このような突起部15a〜15dを省略することも可能である。又、コネクタ接続基板40の下面と、防水パッキン15の天面との当接部分において、更に突起部を設けてもよい。これにより更に防水性が向上する。
更に、上記の実施の形態では、コネクタ端子部材34とコネクタ接続基板40との間において封止層33を設ける構成であったが、この封止層33は省略することも可能である。
更に、上記の実施の形態では、第1接続部列G1及び第2接続部列G2の各々のビアホール44a〜44e及びビアホール44f〜44jは、第1接続部列G1及び第2接続部列G2の間に配置される構成であったが、これに限られない。ランド42や電極パッド41に対して任意の位置にビアホール44を設けることができる。
更に、上記の実施の形態では、ビアホール44は、コネクタ端子側から見て電極パッド41に投影的に重なるような位置関係で設けられていたが、これに限られない。基板のスペースに余裕があり、防水性の観点から問題がなければ、ビアホール44は、コネクタ端子側から見て電極パッド41に投影的に重ならないような位置関係で離間して設けてもよい。
更に、上記の実施の形態では、受け穴43において、側壁45及び底部46がメッキ加工されている構成であったが、これに限られず、少なくとも側壁45がメッキ加工されていればよい。
更に、上記の実施の形態では、銅張積層板60からコネクタ接続基板40を製造することについて説明したが、これに限られない。基材の両面に導電性材料が貼り付けられてなる積層板からコネクタ接続基板40を製造することができる。
更に、上記の実施の形態では、図9及び図10を用いて、コネクタ接続基板40の製造工程について示したが、これに限られない。例えば、図9の(2)に示した、スルーホール65の形成処理と、受け穴64の穿設処理とは、どちらの処理を先に実施してもよく、又、両方の処理を同時に実施してもよい。又、図9の(3)に示した、ビアホール65aの形成処理と、受け穴64のメッキ加工処理とは、どちらの処理を先に実施してもよく、又、両方の処理を同時に実施してもよい。又、図10の(5)、(6)に示したように、ランド42の形成処理と、電極パッド41の形成処理とは、どちらの処理を先に実施してもよく、又、両方の処理を同時に実施してもよい。
1…コネクタプラグ
2…レセプタクル
11…ハウジング
14…ケーブル挿入孔
15…防水パッキン
16…コネクタ収容部
18…リード線
30…コネクタ接続基板構造体
31…プラグ端子
33…封止層
34…コネクタ端子部材
35…コネクタ端子
36…露出部分
40…コネクタ接続基板
41…電極パッド
42…ランド
43…受け穴
44…ビアホール
45…側壁
47…第1面
48…第2面
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (7)

  1. コネクタ端子とケーブルのリード線とを接続するためのコネクタ接続基板であって、
    基板のリード線側の第1面に設けられるランドと、
    前記ランドにおいて前記基板の途中まで達するように設けられ、リード線を受けるための受け穴と、
    前記第1面において前記ランドと電気的に接続されると共に、前記第1面及び基板のコネクタ端子側の第2面の間を連通し、前記第1面及び前記第2面の間を電気的に接続するビアホールと、
    前記第2面において前記ビアホールと電気的に接続されて設けられ、コネクタ端子と接続するための電極パッドとを備える、コネクタ接続基板。
  2. 前記ビアホールは、コネクタ端子側から見て前記電極パッドに投影的に重なるような位置関係で設けられる、請求項1記載のコネクタ接続基板。
  3. 前記ランド、前記受け穴、前記ビアホール及び前記電極パッドから構成される第1接続部が複数整列された第1接続部列と、
    前記ランド、前記受け穴、前記ビアホール及び前記電極パッドから構成される第2接続部が複数整列され、前記第1接続部列と並設される第2接続部列とを有し、
    前記第1接続部列及び前記第2接続部列の各々の前記ビアホールは、前記第1接続部列及び前記第2接続部列の間に配置される、請求項1又は2記載のコネクタ接続基板。
  4. 前記受け穴において、少なくとも側壁は導電性材料によりメッキ加工されている、請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ接続基板。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ接続基板を含み、
    コネクタ端子が一部を露出された状態で合成樹脂に封入され、前記コネクタ端子の露出部分の一部が前記電極パッドにリフロー半田付けされるコネクタ端子部材と、
    前記コネクタ端子部材と前記コネクタ接続基板との間の隙間に防水性を有する封止材が封止されてなる封止層とを備える、コネクタ接続基板構造体。
  6. コネクタプラグ付きケーブルであって、
    防水性を有するハウジングと、
    請求項5記載のコネクタ接続基板構造体と、
    前記ハウジングに設けられ、前記コネクタ接続基板構造体を収容するコネクタ収容部と、
    前記ハウジングと前記コネクタ端子部材との間の隙間に取り付けられる防水パッキンと、
    前記ハウジングに設けられたケーブル挿入孔と、
    前記ケーブル挿入孔に挿入され、前記コネクタ接続基板構造体のランドにリード線の各々が半田付けされるケーブルと、
    前記コネクタ端子の露出した先端部分によりなるプラグ端子とを備える、コネクタプラグ付きケーブル。
  7. コネクタ接続基板の製造方法であって、
    基材の両面に導電性材料が貼り付けられてなる積層板の一方面及び他方面を連通するスルーホールを形成すると共に、前記積層板の一方面において受け穴を穿設する工程と、
    前記スルーホールに対し層間の導通接続加工を施してビアホールを形成する工程と、
    前記積層板の一方面から不要部分を除去することで、前記受け穴の周辺に前記ビアホールと接続されるランドを形成すると共に、前記積層板の他方面から不要部分を除去することで、前記ビアホールと接続する電極パッドを形成する工程とを含む、コネクタ接続基板の製造方法。
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