JP2016100296A - 表示デバイス及び電気光学装置並びに電気機器並びにメタルマスク並びに画素アレイ - Google Patents

表示デバイス及び電気光学装置並びに電気機器並びにメタルマスク並びに画素アレイ Download PDF

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Abstract

【課題】製造歩留まりの低下を抑制し、長寿命化と表示品質の向上とを同時に達成する。
【解決手段】第一色、第二色及び第三色のサブ画素を内包する画素が2次元に配列され、第一色のサブ画素及び第二色のサブ画素は列方向に配列され、第三色のサブ画素は、第一色のサブ画素及び第二色のサブ画素に対して行方向に配置され、各サブ画素は、トランジスタとアノード電極と素子分離膜と発光材料とカソード電極とを含み、素子分離膜の開口部によってサブ画素の発光領域が規定される表示デバイスにおいて、列方向に隣接する画素は、奇数列では奇数行と次の偶数行とで組を成し、偶数列では偶数行と次の奇数行とで組を成し、各組の2つの画素の2つの第三色のサブ画素は、発光材料が連続して形成されると共に発光領域が分離しており、発光領域の形状が当該2つの第三色のサブ画素を区切る中心線に対して線対称になっている。
【選択図】図8

Description

本発明は、表示デバイス及び当該表示デバイスを備える電気光学装置並びに当該電気光学装置を表示装置として利用する電気機器並びに当該表示デバイスを作成するためのメタルマスク並びに画素アレイに関する。
有機EL(Electro Luminescence)素子は電流駆動型の自発光素子であるため、バックライトが不要となる上に、低消費電力、高視野角、高コントラスト比が得られるなどのメリットがあり、フラットパネルディスプレイの開発において期待されている。
このような有機EL素子を用いる有機EL表示装置は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各色のサブ画素を利用して多数の画素を構成する。これによって多様なカラー映像を表示する。これらのRGBのサブ画素は多様な形態で配列することができるが、図36に示すように、一般的に同じ色のサブ画素を平等に並べて配置するストライプ型(いわゆるRGB縦ストライプ方式)で配列される。この3色のサブ画素間の明るさを調整することで総ての色を表示することができる。通常は、隣接するR、G、Bの3つのサブ画素をまとめて1つの矩形状の画素として扱い、この画素を正方配置することでドットマトリクスディスプレイを実現している。ドットマトリクス型の表示装置では、表示すべき画像データはn×mのマトリクス配置となっており、画素にこの画像データを1対1に対応させることによって、正しい画像を表示することができる。
また、有機EL表示装置は、白色の有機EL素子を基準に、RGB3色をカラーフィルターにより作り出すカラーフィルター方式と、RGB3色の有機EL材料を個別に塗り分ける塗り分け方式とがある。カラーフィルター方式は、カラーフィルターが光を吸収するために光利用率が落ち、消費電力が上がる欠点がある。対して、塗り分け方式では、高い色純度により広色域化が簡単で、カラーフィルターが無いために光利用率が高くなることから、広く利用されている。
上記塗り分け方式では、有機EL材料を個別に塗り分けるために、FMM(Fine Metal Mask)が用いられる。近年の有機EL表示装置の高精細化に伴い、FMMのピッチも細かくなり、製造が難しいという課題がある。このような課題に対して、人間の色覚がRとBに鈍感でGに敏感であることを利用して、図37に示すように、サブ画素をGとB、あるいはGとRの2色ずつで構成し、RGB配列と比較して欠落する色のサブ画素が必要な色表現を、隣接するその色のサブ画素を持った画素と組み合わせて擬似的に再現する画素配列構造(いわゆるペンタイル方式)が提案されている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
このペンタイル方式では、サブ画素数を減らすことにより、RとBのドット幅は縦ストライプの2個分確保することができるため、FMMの開口サイズを大きくすることができ、高精細化な有機EL表示装置の製造を容易にすることができる。しかしながら、ペンタイル方式は、サブ画素数の減少による色の破綻をタイリングの手法によって緩和するものである。そのため、本来なめらかに表示される曲線が階段状になるジャギーが発生したり、連続的に色の階調や輝度が変化する画像において色の変化がライン状に見えたりするなどの不具合が発生する。
このような背景から、従来のRGB縦ストライプ方式よりもサブ画素の寸法を大きくすることができ、かつ、ペンタイル方式のような表示品質の低下が起こりにくい画素配列構造が提案されている。図38に示すように、RとGを同じ列に並べて配置し、RとGの次の列かつRとGの行にBを配置した画素配列構造(いわゆるSストライプ方式)である(例えば、下記特許文献5)。このSストライプ方式では、RGB縦ストライプ方式よりもサブ画素の幅を広くすることができるため、FMMの開口サイズを大きくすることができ、また、1画素内にRGBのサブ画素が配置されるため、ペンタイル方式よりも表示品質を向上させることができる。
米国特許第6771028号明細書 米国特許出願公開第2002/0186214号明細書 米国特許出願公開第2004/0113875号明細書 米国特許出願公開第2004/0201558号明細書 特開2011−249334号公報
ここで、FMMを用いて有機EL材料を塗り分ける場合、各色のサブ画素に対応する位置に開口部が形成されたFMMを用いるが、上記Sストライプ方式では、Bのサブ画素は一列に配列されることから、Bのサブ画素に対応する開口部はスリット形状(隣接画素で開口部が繋がった形状)とし、Rのサブ画素及びGのサブ画素に対応する開口部はスロット形状(画素毎に開口部が独立した形状)としている。
しかしながら、開口部をスリット形状とした場合、FMMは多数の細長い金属薄板をBのサブ画素の幅だけ離して並べた構造となるため、FMMを設計通りの寸法で形成するのは困難である。また、金属薄板は、長手方向の両側から引っ張った状態で維持しないと互いに接触してしまうため、FMMの取り扱いが困難である。また、接触した金属薄板は、引き剥がす際に容易に変形してしまうため、有機EL材料を設計通りの寸法で堆積することができなくなり、表示デバイスの製造歩留まりが低下してしまう。特に、近年の高精細化の要求により、解像度を向上させる場合は、画素サイズを更に小さくする必要があり、画素サイズの縮小に伴って金属薄板の幅や配置間隔が狭くなるため、上記問題が顕著に現れる。
上記課題に対して、Bのサブ画素に対応する開口部をスロット形状にすることも可能であるが、FMMの加工精度や強度の観点から、隣り合う開口部は所定の間隔を空ける必要がある。そして、開口部の間隔を空けることによってBの有機EL材料を堆積する領域が狭くなるので、その領域の中に形成されるBの発光領域も狭くなる。ここで、RGB各色の有機EL材料の寿命(劣化速度)は異なり、Bの有機EL材料の寿命が最も短いため、Bの発光領域が狭くなることによって、表示装置の寿命が短くなってしまう。
そこで、Bのサブ画素に対応するスロット形状の開口部を極力大きくするために、Bのサブ画素が連続する方向に隣り合う2つのBのサブ画素に対して1つの開口部を設ける構造が提案されている。この構造では、Bの有機EL材料は2つのBのサブ画素を跨ぐように堆積されるため、2つのBのサブ画素の発光領域を2つのBのサブ画素の中央に向かって広げることができ、表示装置の寿命を長くすることができる。
しかしながら、2つのBのサブ画素の発光領域を中央に向かって広げると、上側の画素と下側の画素とでBのサブ画素の発光領域の位置が変わり、上下の画素で視感度の分布に偏りが生じる。特に、図38に示すサブ画素の配置構造(Gのサブ画素が下側に配置される構造)の場合、下側の画素では、Bのサブ画素の発光領域が上側に広がることによって視感度が最も高いGのサブ画素の発光領域との間隔が広くなり、表示する画像のエッジが下側の画素に重なった場合に、エッジが色付いて見える現象(いわゆるカラーエッジ)が発生し、表示装置の表示品質が低下する。つまり、表示パターンの位置によってカラーエッジの影響が異なることになる。例えば、単純な白の水平ラインのパターンを表示する場合、偶数行と奇数行とで色が異なって見えてしまう。これはデータ表示を行うディスプレイとしては視認性を著しく低下させるため、致命的な欠点である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、製造歩留まりの低下を抑制し、長寿命化と表示品質の向上とを同時に達成することができる表示デバイス及び当該表示デバイスを備える電気光学装置並びに当該電気光学装置を表示装置として利用する電気機器並びに当該表示デバイスを作成するためのメタルマスク並びに画素アレイを提供することにある。
本発明の一側面は、視感度最高色である第一色のサブ画素と第二色のサブ画素と視感度最低色である第三色のサブ画素とを内包する矩形状の画素が2次元に配列され、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素は、列方向に配列され、前記第三色のサブ画素は、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素に対して、行方向に配置され、各々の色の前記サブ画素は、当該サブ画素を駆動するトランジスタと、前記トランジスタに接続されるアノード電極と、前記アノード電極上に形成される素子分離膜と、前記素子分離膜に設けた開口部を覆うように形成される発光材料と、前記発光材料上に形成されるカソード電極と、を含み、前記素子分離膜の開口部によって前記サブ画素の発光領域が規定される表示デバイスにおいて、前記列方向に隣接する画素は、奇数列では奇数行と次の偶数行とで組を成し、偶数列では偶数行と次の奇数行とで組を成し、各々の前記組の2つの画素の2つの前記第三色のサブ画素は、前記発光材料が連続して形成されると共に前記発光領域が分離しており、前記発光領域の形状が当該2つの第三色のサブ画素を区切る中心線に対して線対称になっていることを特徴とする。
本発明の一側面は、電気光学機器であって、上記表示デバイスを備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、電気機器であって、上記表示デバイスがフレキシブル基板上に形成された有機エレクトロルミネッセンス装置を表示装置として備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、基板上に画素アレイを形成する際に使用されるメタルマスクであって、前記画素アレイは、視感度最高色である第一色のサブ画素と第二色のサブ画素と視感度最低色である第三色のサブ画素とを内包する矩形状の画素が2次元に配列され、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素は、列方向に配列され、前記第三色のサブ画素は、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素に対して、行方向に配置されており、前記第三色の発光材料を堆積するためのメタルマスクは、前記列方向に隣接する2つの前記第三色のサブ画素を跨ぐ開口部を有し、前記開口部は、奇数列と偶数列とで1行分ずれていることを特徴とする。
本発明の一側面は、視感度最高色である第一色のサブ画素と第二色のサブ画素と視感度最低色である第三色のサブ画素とを内包する矩形状の画素が2次元に配列され、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素は、列方向に配列され、前記第三色のサブ画素は、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素に対して、行方向に配置された画素アレイにおいて、前記列方向に隣接する画素は、奇数列では奇数行と次の偶数行とで組を成し、偶数列では偶数行と次の奇数行とで組を成し、各々の前記組の2つの画素の2つの前記第三色のサブ画素は、発光領域の形状が当該2つの第三色のサブ画素を区切る中心線に対して線対称になっていることを特徴とする。
本発明によれば、Bのサブ画素の有機EL材料を、開口部がスロット形状のFMMを用いて堆積することにより、FMMの製造/取り扱いを容易にして表示デバイスの製造歩留まりを向上させることができる。さらに、Bのサブ画素の発光領域のRGの発光領域に対する相対位置は、奇数列と偶数列とで異なるため、水平方向のパターンを表示する場合にこれらのカラーエッジが常に平均化された状態でパターンと認識される。したがって、単純な白の水平ラインのパターンを表示する場合、偶数行と奇数行とで色が異なって見えることはない。また、隣り合う2つの画素を跨いでBのサブ画素の有機EL材料を堆積することにより、Bのサブ画素の発光領域を大きくして長寿命化を図ることができる。また、Bのサブ画素の発光領域の位置をGのサブ画素の発光領域側にずらすことにより、上下の画素に対してBの発光領域とGの発光領域との距離の差を小さくすることができるため、カラーエッジの発生を抑制して表示品質を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の画素(サブ画素6つ分)の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の画素(サブ画素1つ分)の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の画素(サブ画素6つ分)の発光領域及びコンタクト部に着目した平面図である。 本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の画素の主要回路構成図である。 本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の画素の波形図である。 本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の駆動TFTの出力特性図である。 本発明の一実施の形態に係る画素配列構造(第1の画素配列構造)を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る画素配列構造(第2の画素配列構造)を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る画素配列構造(第3の画素配列構造)を示す平面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第1工程)を説明する平面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第1工程)を説明する断面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第2工程)を説明する平面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第2工程)を説明する断面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第3工程)を説明する平面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第3工程)を説明する断面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第4工程)を説明する平面図である。 本発明の第1の実施例に係る有機EL表示装置の製造工程(第4工程)を説明する断面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクの製造方法を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクの製造方法を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクの製造方法を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクの構成(R開口部の構成)を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクの構成(G開口部の構成)を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクの構成(B開口部の構成)を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクを用いた有機EL材料の成膜方法を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスク本体と補強部材の位置関係を示す斜視図である。 本発明の第1の実施例に係るメタルマスクを用いた有機EL材料の成膜方法を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施例に係る有機EL表示装置の応用例を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係る有機EL表示装置の応用例を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係る有機EL表示装置の応用例を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係る有機EL表示装置の応用例を示す模式図である。 本発明の第3の実施例に係る有機EL表示装置の構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第3の実施例に係る有機EL表示装置の応用例を示す模式図である。 本発明の第3の実施例に係る有機EL表示装置の他の応用例を示す模式図である。 本発明の第3の実施例に係る有機EL表示装置の他の応用例を示す模式図である。 従来の有機EL表示装置の画素配列構造(RGB縦ストライプ方式)を模式的に示す平面図である。 従来の有機EL表示装置の画素配列構造(ペンタイル方式)を模式的に示す平面図である。 従来の有機EL表示装置の画素配列構造(Sストライプ方式)を模式的に示す平面図である。 従来のメタルマスクの構成(Bサブ画素用)を模式的に示す平面図である。 従来のメタルマスクの構成(R、Gサブ画素用)を模式的に示す平面図である。 従来の有機EL表示装置のSストライプ方式の画素配列構造(Bサブ画素をスリットFMMで製造した場合)を模式的に示す平面図である。 従来の有機EL表示装置のSストライプ方式の画素配列構造(個々のBサブ画素をスロットFMMで製造した場合)を模式的に示す平面図である。 従来の有機EL表示装置のSストライプ方式の画素配列構造(上下のBサブ画素を組にしてスロットFMMで製造した場合)を模式的に示す平面図である。
背景技術で示したように、FMMを用いて有機EL材料を塗り分ける場合、上記Sストライプ方式では、Bのサブ画素に対応するFMMの開口部は、図39に示すようにスリット形状(隣接画素で開口部が繋がった形状)とし、Rのサブ画素及びGのサブ画素に対応するFMMの開口部は、図40に示すようにスロット形状(画素毎に開口部が独立した形状)としている。このように、Bに対して開口部がスリット形状のFMMを用い、R及びGに対して開口部がスロット形状のFMMを用いて画素アレイを形成した場合、図41に示すように、単位画素(太い実線で囲んだ部分)を跨いでBの有機EL材料(細かいドットのハッチング部分)を堆積することができるため、各画素のBの発光領域(粗いドットのハッチング部分)を大きくすることができる。
しかしながら、Bの開口部をスリット形状とした場合、FMMは多数の細長い金属薄板をBのサブ画素の幅だけ離して並べた構造となるため、製造及び取り扱いが困難になる。また、金属薄板は一旦接触してしまうと、引き剥がした際に容易に変形してしまうため、表示デバイスの製造歩留まりが低下してしまう。特に、解像度を向上させるために画素サイズを小さくした場合、FMMの製造及び取り扱いがより困難になり、上記問題が顕著に現れる。
開口部をスリット形状とした場合に生じる問題を回避するために、図42に示すように、各々のBのサブ画素に対応するFMMの開口部をスロット形状にすることも可能であるが、FMMの強度を確保するために隣り合う開口部は所定の間隔を空ける必要があるため、寿命が最も短いBの有機EL材料を堆積する領域が狭くなり、表示装置の寿命が短くなってしまう。
この問題に対して、図43に示すように、列方向(図の上下方向)に隣り合う2つのBのサブ画素に対して1つの開口部を設け、2つのBのサブ画素を跨ぐように有機EL材料を堆積し、各々のBのサブ画素の発光領域を2つのBのサブ画素の中央に向かって広げることもできる。しかしながら、Bのサブ画素の発光領域を中央に向かって広げた場合、上側の画素と下側の画素とでBのサブ画素の発光領域の中心位置が変わり、その結果、Bのサブ画素の発光領域の中心と視感度が最も高いGの発光領域の中心との列方向の間隔が上下の画素で変化し(図のr1、r2参照)、視感度の分布が変化する。特に下側の画素では、Bのサブ画素の発光領域が上側にずれることによって、Gのサブ画素の発光領域との間隔が広くなり、視感度の分布の偏りが大きくなるため、表示する画像のエッジが下側の画素に重なった場合にカラーエッジが発生し、表示品質が低下する。
すなわち、FMMの製造及び取り扱いを容易にして表示デバイスの製造歩留まりを向上させるためには、Bのサブ画素についてもFMMの開口部をスロット状にすることが好ましいが、Bのサブ画素の開口部をスロット状にすると、寿命が最も短いBの発光領域が狭くなり、表示装置の寿命が短くなってしまう。また、Bの発光領域を広げるために、上下に隣接する2つのBのサブ画素に対して1つの開口部を設ける方法も考えられるが、この方法では上側の画素と下側の画素とでBのサブ画素の位置が変わり、カラーエッジが発生して表示装置の表示品質が低下する。従って、従来の方法では、Bのサブ画素のFMMの開口部をスロット形状にする場合において、表示装置の長寿命化と表示品質の向上とを同時に達成することができないという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、列方向に隣り合う2つのBのサブ画素を組にし、その組に対してスロット形状の開口部を1つ設け、更に、このスロット形状の開口部を奇数列と偶数列とで1行ずつずらして配置する(すなわち、スロット形状の開口部を斜交いに配置する)ことにより、奇数行の画素と偶数行の画素とで視感度の分布の偏りを平均化させてカラーエッジが認識されにくくなるようにする。また、奇数行と偶数行における、視感度の分布の偏りを小さくするために、Bのサブ画素の発光領域の位置をR及びGのサブ画素の発光領域の位置に対してずらす(2つのBのサブ画素の発光領域の中心位置を、組を成す2つの画素の中心位置に対して、列方向かつ画素内のRのサブ画素からGのサブ画素に向かう方向にずらす)ようにする。
以下、図面を参照して詳細に説明する。なお、電気光学素子とは、電気的作用により光の光学的状態を変化させる電子素子一般をいい、有機EL素子などの自発光素子の他に、液晶素子のように光の偏向状態を変化させることで階調表示する電子素子を含む。また、電気光学装置とは、電気光学素子を利用して表示を行う表示装置である。本発明では有機EL素子が好適であり、有機EL素子を用いることで電流駆動により自発光する電流駆動型発光素子を得ることができることから、以下では有機EL素子を前提にして説明する。
図1は、本発明の電気光学装置の一例としての有機EL表示装置を示している。この有機EL表示装置は、大別して、発光素子が形成されるTFT(Thin Film Transistor)基板100と、発光素子を封止する封止ガラス基板200と、TFT基板100と封止ガラス基板200とを接合する接合手段(ガラスフリットシール部)300などで構成される。また、TFT基板100の表示領域外側のカソード電極形成領域114aの周囲に、TFT基板100の走査線を駆動する走査ドライバ131、各画素の発光期間を制御するエミッション制御ドライバ132、静電気放電による破損を防ぐデータ線ESD(Electro-Static-Discharge)保護回路133、高転送レートのストリームを本来の低転送レートの複数のストリームに戻すデマルチプレクサ(1:n DeMUX134)、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を用いて実装される、データ線を駆動するデータドライバIC135などが配置され、FPC(Flexible Printed Circuit)136を介して外部の機器と接続される。なお、図1は、本実施形態の有機EL表示装置の一例であり、その形状や構成は適宜変更可能である。
図2は、TFT基板100上に形成される発光素子の上下に隣り合う2つの画素(6つのサブ画素)に着目した平面図であり、この2つの画素からなる組が列方向(図の上下方向)に繰り返し配置される。また、図示しない隣の列では、上記2つの画素からなる組が上下方向に1画素分ずれて繰り返し配置される。すなわち、奇数列では奇数行と次の偶数行とで組を成し、偶数列では偶数行と次の奇数行とで組を成すように、2つの画素からなる組が、斜めに交い違いに配置される。また、図3は、1つのサブ画素に着目した断面図である。なお、図3では、本実施形態のサブ画素の構造を分かりやすくするために、図2の平面図の中のTFT部108b(M2駆動TFT)と保持容量部109の領域を抜き出し、簡略化して記載している。
TFT基板100は、ガラス基板101上に下地絶縁膜102を介して形成された低温ポリシリコン(LTPS:Low-temperature poly silicon)等からなるポリシリコン層103と、ゲート絶縁膜104を介して形成された第1金属層105(ゲート電極105a及び保持容量電極105b)と、層間絶縁膜106に形成された開口を介してポリシリコン層103に接続される第2金属層107(データ線107a、電力供給線107b、ソース/ドレイン電極、第1コンタクト部107c)と、平坦化膜110を介して形成される発光素子116(アノード電極111、有機EL層113、カソード電極114及びキャップ層115)とで構成される。
上記発光素子116と封止ガラス基板200との間に乾燥空気が封入され、ガラスフリットシール部300により封止され、有機EL表示装置が形成される。この発光素子116はトップエミッション構造であり、発光素子116と封止ガラス基板200とは所定の間隔に設定されると共に、封止ガラス基板200の光出射面側にλ/4位相差板201と偏光板202とが形成され、外部から入射した光の反射が抑制されるようになっている。
図2において、一画素は、対向するデータ線107aと電力供給線107bとで挟まれた3つの領域で構成され、各々の領域に、スイッチTFT108a、駆動TFT108b及び保持容量部109が配置される。ここで、RGB縦ストライプ方式の画素配列構造の場合、アノード電極111が上記の3つの領域に分かれて形成され、各々の領域のスイッチTFT108a、駆動TFT108b及び保持容量部109を用いて、その領域に形成された発光素子116を駆動することになるが、本実施例では、RGB縦ストライプ方式と同様の構造で本実施形態の画素配列構造を実現するために、Rのサブ画素及びGのサブ画素のアノード電極111を2つの領域を跨ぐように形成する。
具体的には、視感度が最も低い色であるBのサブ画素に関しては、アノード電極111(図2の太い実線)は主にBのデータ線107a及びBの電力供給線107bに沿って縦長に形成され、発光素子116は各画素の右側のB発光領域119(図2の太い破線)で発光する。一方、Rのサブ画素に関しては、アノード電極111がRのデータ線107aからGの電力供給線107bに渡る領域の上半分に形成されるため、発光素子116は各画素の左上のR発光領域117で発光する。また、視感度が最も高い色であるGのサブ画素に関しては、アノード電極111がRのデータ線107aからGの電力供給線107bに渡る領域の下半分に形成されるため、発光素子116は各画素の左下のG発光領域118で発光する。なお、本明細書及び請求の範囲における視感度最高色及び視感度最低色とは、相対的な意味であり、1画素の中で含まれる複数のサブ画素同士間で比較する場合の「最高」/「最低」を指す。
すなわち、各色のサブ画素は、その色のデータ線107a及び電力供給線107bで囲まれる領域に形成されるスイッチTFT108a、駆動TFT108b及び保持容量部109を用いて駆動されるが、RとGのサブ画素のアノード電極111は、Rのデータ線107a及び電力供給線107bで囲まれる領域と、Gのデータ線107a及び電力供給線107bで囲まれる領域とを跨ぐように上下に分けて形成するため、アノード電極111と駆動TFT108bのソース/ドレイン電極とを繋ぐ第2コンタクト部111aは図のような配置となる。
また、スイッチTFT108aはデータ線107aからのクロストークを抑えるため、図のようなデュアルゲート構造とする。電圧を電流に変換する駆動TFT108bは製造プロセスのばらつきを最小限に抑えるため、図のような引き回し形状とすることで十分なチャネル長を確保している。またこの駆動TFTのゲート電極を延長して保持容量部109の電極としても使うことで、限られた面積で十分な保持容量を確保することができる。このような画素構造とすることにより、RGB各色の発光領域を大きくできるため、必要輝度を得るための各色の単位面積あたりの電流密度を下げ、発光素子の長寿命化が可能となる。
なお、図3では、発光素子116の各放射光が、封止ガラス基板200を介して外部に放射されるトップエミッション構造を示したが、ガラス基板101を介して外部に放射されるボトムエミッション構造とすることもできる。
ここで、本実施形態では、上下に隣接する2つのBのサブ画素に対してFMMの開口部を1つ設け、2つのBのサブ画素を跨ぐようにBの有機EL材料を堆積している。上側のBのサブ画素ではB発光領域119を下側に極力広げ、下側のBのサブ画素ではB発光領域119を上側に極力広げ、B発光領域119の形状を2つのBのサブ画素の中心線に対して線対称にすることで、B発光領域119の面積を大きくし、表示装置の長寿命化を図っている。
このように2つのBのサブ画素はBの有機EL材料が連続しており、この2つの画素からなる組が列方向(図の上下方向)に繰り返し配置されると共に、図示しない隣の列では、上記2つの画素からなる組が上下方向に1画素分ずれて繰り返し配置される。そのため、表示素子の材料を分析してBの有機EL材料の堆積領域を調べることにより、本実施形態の画素配列構造であるかを判別することができる。また、B発光領域119の形状を観察することによっても、本実施形態の画素配列構造であるかを判別することが可能である。
具体的には、図3に示すように、アノード電極111とM2駆動TFT(TFT部108b)のソース/ドレイン電極とを繋ぐ第2コンタクト部111aでは、アノード電極111は窪んだ形状(凹状)になるため、その上に均一に有機EL層113を形成することができない。そこで、アノード電極111上に形成する素子分離膜112は、第2コンタクト部111aに重ならない位置で除去して開口部を形成し、その開口部に有機EL層113とカソード電極114を形成して発光素子116として機能させている。そのため、発光素子116は、第2コンタクト部111a近傍を避けるように変形した形状になる。
図4は、図2のアノード電極111と発光領域117〜119と第2コンタクト部111a(矩形の中に×印を付加した部分)を抜き出した図である。R発光領域117は、第2コンタクト部111aとの距離を十分に確保することができるため、ほぼ矩形状に形成される。また、G発光領域118も、第2コンタクト部111aとの距離を十分に確保することができるため、ほぼ矩形状に形成される。これに対して、B発光領域119は、装置の寿命を延ばすために極力面積を大きくする必要があり、その結果、第2コンタクト部111aに近づく部分が生じるため、第2コンタクト部111aとの距離が近い部分に窪み119aが形成される。そして、この窪み119aは、第2コンタクト部111aのレイアウト上、上側のB発光領域119では上辺部に、下側のB発光領域119では下辺部に形成される。
このように、本実施形態の画素アレイでは、組を成す2つの画素の上下のB発光領域119には、2つのBのサブ画素の中心線に対して線対称位置に窪み119aが形成されるため、この画素アレイを組み込んだ表示装置を形成した後においても、B発光領域119の形状を拡大して観察することにより、本実施形態の画素構造であるかを確認することが可能になる。なお、この窪み119aはB発光領域119に対して十分に小さいため、表示品質に影響を与えることはない。
次に、各サブ画素の駆動方法について図5乃至図7を参照して説明する。図5はサブ画素の主要回路構成図であり、図6は波形図、図7は駆動TFTの出力特性図である。各サブ画素は、M1スイッチTFTと、M2駆動TFTと、C1保持容量と、発光素子(OLED)とを備えて構成されており、2トランジスタ方式により駆動制御される。M1スイッチTFTはpチャネル型FET(Field Effect Transistor)であり、そのゲート端子には走査線(Scan)が接続され、ドレイン端子にはデータ線(Vdata)が接続されている。M2駆動TFTはpチャネル型FETであり、そのゲート端子はM1スイッチTFTのソース端子に接続されている。また、M2駆動TFTのソース端子は電力供給線(VDD)に接続されており、ドレイン端子は発光素子(OLED)に接続されている。さらに、M2駆動TFTのゲート/ソース間にはC1保持容量が形成されている。
上記の構成において、走査線(Scan)に選択パルスを出力し、M1スイッチTFTを開状態にすると、データ線(Vdata)を介して供給されたデータ信号は電圧値としてC1保持容量に書き込まれる。C1保持容量に書き込まれた保持電圧は1フレーム期間を通じて保持され、当該保持電圧によって、M2駆動TFTのコンダクタンスがアナログ的に変化し、発光諧調に対応した順バイアス電流を発光素子(OLED)に供給する。
このように、発光素子(OLED)を定電流で駆動することにより、発光素子(OLED)の劣化によって抵抗が変化しても発光輝度を一定に保つことができる。そのため、本実施形態の有機EL表示装置の駆動方法として好適である。
次に、上記構造の有機EL表示装置の画素配列構造について、図8乃至図10を参照して説明する。なお、図8乃至図10に示すRGBのサブ画素は、発光素子として機能する発光領域(図3において有機EL層113がアノード電極111とカソード電極114に挟まれた部分)を示している。この発光領域は、素子分離膜112の開口部を示している。FMMを用いて有機EL材料を選択的に堆積させる場合には、この発光領域よりやや大きめの開口部を有するFMMをTFT基板にアライメントしてセットして選択的に有機EL材料を堆積させる。実際に電流が流れるのは素子分離膜112の開口部のみであるので、この部分が発光領域となる。FMMの開口部パターンが他の色の開口部に重なると(すなわち、有機EL材料を堆積させる領域が広がってしまうと)、他の発光色が混ざる不良(色ずれ)が生じる。また、開口部より内側に入ってしまうと(すなわち、有機EL材料を堆積させる領域が狭まってしまうと)、アノード電極111とカソード電極114とがショートしてしまう不良(上下ショート不良)が生じる危険性がある。従って、FMMの開口パターンは、概ね自色の発光領域の外側で他色の発光領域までのほぼ中間の境界線上に開口するように設計される。FMMのアライメント精度や変形量はフォトプロセスの精度に比べると悪いが、実際の発光領域はフォトプロセスによって開口される発光領域によって決定されるので、どのような形状であっても正確に面積を制御することができる。また、図8乃至図10における各画素の境界線(実線)は、TFT基板100の構成部材によって規定されるものではなく、サブ画素の組を繰り返し配置した場合における隣り合うサブ画素の組との関係で規定されるものであり、ここでは矩形としているが、矩形以外の形状でもよい。
図8に示すように、本実施形態の画素配列の基本構造は、図38に示すSストライプ方式の画素配列構造(Rのサブ画素とGのサブ画素とが列方向に配列され、Bのサブ画素がRのサブ画素及びGのサブ画素に対して行方向に配置される画素配列構造)において、奇数列に関しては奇数行と次の偶数行の2つの画素を1組とし、偶数列に関しては偶数行と次の奇数行の2つの画素を1組とし、各組の2つの画素のBのサブ画素の有機EL材料が連続し、各組の2つの画素のBのサブ画素の発光領域が2つの画素の中心線に対して線対称な構造である。なお、同じ組の2つのBのサブ画素は別々に駆動されるためにアノード電極111は分離しており、図4に示すように、アノード電極111とTFT部108(M2駆動TFT)のドレイン端子とを接続する第2コンタクト部111aは2つのBのサブ画素の中心線に対して線対称に配置され、第2コンタクト部111aが配置される部分近傍でB発光領域119に窪み119aが生じるため、各々のBのサブ画素の発光領域119は、厳密には、2つのBのサブ画素の中心線に対して窪み119aが線対称に形成された形状となるが、図8では、各サブ画素の発光領域を略矩形形状としている。
図8において、上述したように、有機EL材料の堆積領域はFMMの開口部によって規定され、発光領域は素子分離膜112の開口部によって規定されが、素子分離膜112の開口部は、アノード電極111とカソード電極114とのショート及び他の発光色が混ざる色ずれを防止するために、製造プロセスの精度で規定されるマージンを見込んで、有機EL材料の堆積領域よりも内側に形成される。また、同じBの有機EL材料の堆積領域において、2つのBの発光領域も、製造プロセスの精度で規定されるマージンを見込んで、所定の間隔を空けて形成される。従って、Bの有機EL材料の堆積領域内で2つのBの発光領域を最大にした場合(開口率を優先した場合)、Bの発光領域は図8のような形状になる。
図8の下図は、2×2の4画素を拡大した図である。4画素の内の右上の画素及び左下の画素は、Bの発光領域を最大にするためにBの発光領域が下側に広がり、その結果、その中心位置が下側(視感度が最も高いGの発光領域に近づく方向)に移動し、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔はr1となる。一方、左上の画素及び右下の画素は、Bの発光領域を最大にするためにBの発光領域が上側に広がり、その結果、その中心位置が上側(Gの発光領域から遠ざかる方向)に移動し、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔はr1よりも大きいr2となる。
ここで、図43に示す従来の画素配列構造では、図43の下図に示すように、上側の画素は共にBの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔はr1となり、下側の画素は共にBの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔はr1よりも大きいr2となるため、上記間隔が大きい下側の画素において視感度の分布の偏りが大きくなり、下側の画素が表示画像のエッジになる場合に色付きが顕著に現れ、表示品質を著しく悪化させていた。これに対して、本実施形態の画素配列構造では、上記間隔が大きい画素が連続せず、間隔が大きい画素と間隔が小さい画素とが交互に出現するため、視感度の分布の偏りを平均化することができ、その結果、色付きの発生を抑制して表示品質を向上させることができる。
上記図8の画素配列構造を採用することにより、従来構造に比べて色付きの発生を抑制することはできる。また、Bの発光領域のサイズや位置を調整することによって、色付きの発生を更に抑制することができる。
図9は、Bの発光領域のサイズを調整する場合の例である。例えば、図9に示すように、Bの有機EL材料の堆積領域は変えずに、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔が上下の画素で近づくように(すなわち、上下の画素の対称性を優先して)、各々のBの発光領域のサイズを小さくする。この場合、図9の下図に示すように、4画素の内の右上の画素及び左下の画素の、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔r1’と、左上の画素及び右下の画素の、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔r2’と、はほぼ等しくなる。従って、r1’とr2’との差(r2’−r1’)は図8のr1とr2との差(r2−r1)よりも小さくなり色付きの発生を更に抑制することができる。この構造の場合、Bの発光領域が小さくなって表示装置の寿命は短くなるため、どの程度対称性を優先する(Bの発光領域のサイズを小さくする)かは、色付きの程度を勘案して適宜設定することができる。
図10は、Bの発光領域の位置を調整する場合の例である。例えば、図10に示すように、Bの有機EL材料の堆積領域のサイズは変えずに、その位置を下側にずらす。具体的には、図10の下図に示すように、Bの有機EL材料の堆積領域の上端と上側の画素の境界との距離a1を、下端と下側の画素の境界との距離a2よりも大きくする。この場合、4画素の内の右上の画素及び左下の画素は、Bの発光領域の中心が下に移動し、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔r1”は図8のr1よりも小さくなる。また、左上の画素及び右下の画素も、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置の列方向の間隔r2”は図8のr2よりも小さくなる。従って、r1”とr2”は共に図8のr1とr2よりも小さくなるため、色付きの発生を更に抑制することができる。この構造の場合、Bの発光領域がずれることによって視感度の分布に偏りが生じるため、Bの発光領域の位置をどの程度ずらすかは、色付きの程度を勘案して適宜設定することができる。
なお、図8乃至図10では、上下の画素における、Bの発光領域の中心位置とGの発光領域の中央位置との間隔を比較したが、Bの発光領域の中心位置と画素の重心(RGBの発光領域の中心位置)との間隔を比較してもよい。また、図9ではBの発光領域のサイズを調整し、図10ではBの発光領域の位置を調整したが、r2とr1の差が小さくなる、若しくは、r2とr1とが共に小さくなるような画素配列構造であればよい。
次に、本発明の第1の実施例に係る表示デバイス及び電気光学装置について、図11乃至図27を参照して説明する。
前記した実施形態では、本発明の電気光学装置(有機EL表示装置)の画素配列構造に着目して説明したが、本実施例では、この画素配列構造の画素アレイを備えた有機EL表示装置の製造方法について説明する。なお、図11、13、15、17は図10の画素配列構造の内の一組の画素の平面図であり、図12、14、16、18は一つのサブ画素に着目したTFT部、保持容量部及び発光素子の断面図である。
まず、図11及び図12に示すように、ガラス等の透光性の基板(ガラス基板101)上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によって、例えばシリコン窒化膜等を堆積して下地絶縁膜102を形成する。次に、公知の低温ポリシリコンTFT製造技術を用いて、TFT部及び保持容量部を形成する。具体的には、CVD法等によってアモルファスシリコンを堆積し、ELA(Excimer Laser Annealing)により結晶化してポリシリコン層103を形成する。その際、電圧電流変換増幅器として用いるM2駆動TFTのチャネル長を十分長く確保して出力電流のばらつきを抑え、M1スイッチTFTのソースとデータ線107aとの接続、M1スイッチTFTのドレインとC1保持容量との接続、C1保持容量と電力供給線107bとの接続、M2駆動TFTのソースと電力供給線107bとの接続、M2駆動TFTのドレインと各サブ画素のアノード電極111との接続を可能にするために、図のようにポリシリコン層103を引き回している。また、行毎にY軸対称構造にするために、図の上側と下側とでM1スイッチTFT、M2駆動TFT、C1保持容量の形状を変更している。なお、図では、M1スイッチTFT、M2駆動TFT、C1保持容量の位置を明確にするために、画素の境界を一点鎖線で示し、アノード電極111を実線、R発光領域117、G発光領域118、B発光領域119を破線で示している。
次に、図13及び図14に示すように、ポリシリコン層103上にCVD法等によって、例えばシリコン酸化膜等を堆積してゲート絶縁膜104を形成し、更に、スパッタ法等により第1金属層105としてMo(モリブデン)やNb(ニオブ)、W(タングステン)との合金等を堆積してゲート電極105a及び保持容量電極105bを形成する。また、本実施例では、後述する第2金属層107で形成する電力供給線107b同士を接続するために、ゲート電極105aと同層に、ゲート電極105aの方向に延在する電力供給線105cを形成する。なお、第1金属層105は、例えばMo、W、Nb、MoW、MoNb、Al、Nd、Ti、Cu、Cu合金、Al合金、Ag、Ag合金などからなる群より選択される一つの物質で単一層を形成したり、配線抵抗を減少させるために低抵抗物質であるMo、Cu、AlまたはAgの2層構造またはそれ以上の多重膜構造からなる群より選択される一つの積層構造で形成したりしても良い。その際、各サブ画素における保持容量を大きくすると共に、各サブ画素のM1スイッチTFTのドレインと保持容量電極105bとの接続を容易にするために、図のような形状で第1金属層105を形成している。次に、ゲート電極形成前に高濃度不純物層(p+層103c)をドーピングしておいたポリシリコン層103に、ゲート電極105aをマスクとして追加不純物ドーピングを施して低濃度不純物層(p−層103b)を形成することにより、TFT部にLDD(Lightly Doped Drain)構造を形成する。
次に、図15及び図16に示すように、CVD法等によって、例えばシリコン酸化膜等を堆積して層間絶縁膜106を形成する。この層間絶縁膜106及びゲート絶縁膜104に異方性エッチングを行い、ポリシリコン層103に接続するためのコンタクトホール及び電力供給線105cに接続するためのコンタクトホールを開口する。次に、スパッタ法等によって、例えばTi/Al/Ti等のアルミ合金の第2金属層107を堆積し、パターニングを行ってソース/ドレイン電極、データ線107a、電力供給線107b、第1コンタクト部107c(黒塗りの矩形部分)を形成する。その際、電力供給線107bは直線状に形成すると共に、第1コンタクト部107cを介して所定の電力供給線105cに接続する。また、Bの電力供給線107bは、R及びGの電力供給線107bよりも幅を広くする。また、データ線107aは行毎にサブ画素の右側又は左側に配置されるように引き回した形状にする。これにより、データ線107aとM1スイッチTFTのソース、M1スイッチTFTのドレインと保持容量電極105b及びM2駆動TFTのゲート、M2駆動TFTのソースと電力供給線107bとが接続される。
次に、図17及び図18に示すように、感光性の有機材料を堆積し平坦化膜110を形成する。そして、露光条件を最適化してテーパー角を調整し、M2駆動TFTのドレインに接続するためのコンタクトホール(×印を付した太い実線の部分)を開口する。このコンタクトホールの開口は、2つのBのサブ画素の中心線に対して、線対称位置に形成される。この上にAg、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Crおよびこれらの化合物金属で反射膜を堆積し、その上に続けてITO、IZO、ZnO、In等の透明膜を堆積し、同時にパターニングして各サブ画素のアノード電極111を形成する。アノード電極111は第2コンタクト部111aでM2駆動TFTのドレインと接続される。なお、アノード電極111は、トップエミッション構造の場合は反射膜としても機能させるため反射膜が必要だが、ボトムエミッション構造の場合には反射膜を省き、ITO等の透明膜のみで形成する。次に、スピンコート法等によって、例えば感光性の有機樹脂膜を堆積して素子分離膜112を形成し、パターニングを行って、各サブ画素のアノード電極111を底部に露出させた素子分離層を形成する。この素子分離層により、各サブ画素の発光領域が分離される。
次に、素子分離膜112を形成したガラス基板101に対して有機EL材料を成膜する。図19乃至図21は、この有機EL材料の成膜に際して使用するメタルマスクの製造方法であり、有機ELパネルの端部近傍の領域を示している。また、図22乃至図24は、各色の有機EL材料を成膜するためのメタルマスクの一部を示す平面図であり、図25及び図26は、このメタルマスクを用いた有機EL材料の成膜方法を模式的に示す断面図、図27は、メタルマスク本体と補強部材の位置関係を示す斜視図である。
まず、メタルマスクの製造方法について説明する。このメタルマスクは、型抜きやエッチングにより、薄板状のメタルマスク部材のサブ画素に対応する部分に開口部を形成することによっても製造可能であるが、ここではメッキ法を用いて説明する。具体的には、図19に示すように、メタルマスク本体をメッキ成長させるための母材(電鋳用母材145)を用意する。この電鋳用母材145の材料は特に限定されないが、少なくとも電解メッキのための電流を流すことができる導電性を有し(無電解メッキの場合は不要)、かつ、凹凸を切削やエッチングなどの方法で形成可能な材料(例えば、ガラス材やアルマイト等)を用いることができる。
そして、ガイド部142を形成する部分(すなわち、有機ELパネルの画素領域の外側の部分)に突起142aを形成し、必要に応じて、メタルマスク部材141aの剥離を容易にするための黒鉛や導電性接着剤などを塗布したり被膜をメッキ成長させたりして下地を形成し、電鋳用母材145の全面にフォトレジストを塗布し、各画素内のサブ画素に対応する部分にフォトレジスト146が残るように露光、現像を行う。その際、メッキでは電鋳用母材145から成長したメタルマスク部材141aがフォトレジスト146を覆うように成長するため、フォトレジスト146を覆う量を考慮してフォトレジストパターンのサイズを決定すると共に、フォトレジスト146の厚みやメッキ成長の条件を設定する。
次に、フォトレジスト146を形成した電鋳用母材145を電解液に浸け、電解メッキの場合は所定の電流を流して、図20に示すように、電鋳用母材145上に所定の厚さのメタルマスク部材141aを成長させる。メタルマスク部材141aは、例えば、ニッケル、ニッケル合金、ニッケル・コバルト合金、インバールなどのニッケル・鉄合金などとすることができる。なお、メタルマスク部材141aのメッキ成長に際し、特開2005−206881号公報に示すように、フォトレジストの厚みまで第1の金属を形成し、その上に第2の金属を形成する手法などを用いることも可能である。
メッキ成長後、メタルマスク部材141aを成長させた電鋳用母材145を所定の剥離液(例えば、アセトンや塩化メチル等)に浸して、電鋳用母材145からフォトレジスト146と共にメタルマスク部材141aを分離して、図21に示すような、サブ画素に対応する開口部143とガイド部142とが形成されたメタルマスク本体141が完成する。図22は、Rのサブ画素に対応するR開口部143aを形成したメタルマスク本体141、図23は、Gのサブ画素に対応するG開口部143bを形成したメタルマスク本体141、図24は、Bのサブ画素に対応するB開口部143cを形成したメタルマスク本体141の一例である。本実施例では、Bのサブ画素は上下に隣り合う2つの画素を跨ぐように開口部を形成するため、B開口部143cは、R開口部143aやG開口部143bに比べてサイズが大きくなるが、B開口部143cは、奇数行と偶数行とで1行分ずれた斜交いになり、行方向(図の左右方向)に関して開口部のエッジが一直線にならないため、メタルマスクの変形を抑制することができる。
その後、図25乃至図27に示すように、メタルマスク本体141のガイド部142で規定される部分に所定の特性(強度、熱膨張率及び磁性)を有する補強部材144を位置合わせして配置し、TFT基板100の表面(上記バンク層が形成された成膜面)に補強部材144を配置したメタルマスク本体141を位置合わせして配置し、TFT基板100の裏面の補強部材144に対向する位置にマグネットなどの固定部材150を配置することによって、メタルマスク140をTFT基板100に固定する。そして、TFT基板100の表面を下にして蒸着装置の真空槽内のステージ160にセットし、るつぼ161を加熱して蒸着材162としての有機EL材料を蒸発させ、メタルマスク本体141の開口部143を介して、TFT基板100の各サブ画素に対応する位置に有機EL材料を蒸着させる。この補強部材を配置するのは、隣接する有機ELパネル作成領域の中間部である。ここには開口パターンを配置していないため、補強部材によって開口パターンが影響を受けることはない。このような構造を採用することによってメタルマスクの変形を抑制し、メタルマスクの取り付けに要する時間とコストを削減し、更に、メタルマスクの位置ズレや反りなどを簡単に修復できるようにする。
なお、上記では、メタルマスク本体141のTFT基板100と反対側の面が突出するようにガイド部142を形成したが、TFT基板100と反対側の面が窪むようにガイド用の凹部を形成し、補強部材144に設けた凸部と係合するようにしてもよい。また、上記では、補強部材144や固定部材150の断面を矩形形状としたが、断面形状は図の構成に限定されず、例えば、台形形状や半円形状などとすることもできる。また、メタルマスク本体141がTFT基板100の全面に接触しないように、有機ELパネル形成領域の外側の所定の部分に、TFT基板100側に突出する凸部を設け、この凸部のみでメタルマスク本体141がTFT基板100に接触するようにしてもよい。また、上記では、メタルマスク本体141の製造方法の一例として、メッキ法を用いて説明したが、エッチング法を用いてもよい。
図17及び図18に戻って、RGBの色毎に、有機EL材料を成膜して、アノード電極111上に、有機EL層113を形成する。その際、R及びBの有機EL材料は、左右に隣接する2つサブ画素に渡って堆積されるが、各々の色のアノード電極111は各サブ画素のM2スイッチTFTに接続されるため、画素を跨いで有機EL層113を形成しても問題はない。また、Bの有機EL材料も、上下に隣接する2つサブ画素に渡って堆積されるが、アノード電極111はサブ画素毎に分離しており、アノード電極111がない部分の有機EL材料は発光に寄与しないため、画素を跨いで有機EL層113を形成しても問題はない。この有機EL層113は、下層側から、例えば正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などによって構成される。また、有機EL層113は、電子輸送層/発光層/正孔輸送層、電子輸送層/発光層/正孔輸送層/正孔注入層、電子注入層/電子輸送層/発光層/正孔輸送層あるいは発光層単独のいずれの構造でもよく、電子ブロッキング層等を追加してもよい。発光層の材質はサブ画素の色毎に異なり、必要に応じて正孔注入層や正孔輸送層等の膜厚もサブ画素毎に個別に制御する。
この有機EL層113の上に仕事関数が小さな金属、すなわちLi、Ca、LiF/Ca、LiF/Al、Al、Mg及びこれらの化合物を蒸着してカソード電極114を形成する。カソード電極の膜厚は光取り出し効率を向上させ良好な視野角依存性を確保するため最適化される。カソード電極の抵抗が高く発光輝度の均一性が損なわれる場合には、その上にITO、IZO、ZnOまたはInなどの透明電極形成用の物質で補助電極層を追加する。さらに光取り出し効率向上のため、ガラスより屈折率の高い絶縁膜を堆積させキャップ層115を形成する。キャップ層は有機EL素子の保護層としての役割も果たす。
以上により、RGBの各サブ画素に対応する発光素子116が形成され、アノード電極111と有機EL層113とが接触した部分(素子分離膜112の開口部分)が各々、R発光領域117、G発光領域118、B発光領域119となる。
なお、発光素子116をボトムエミッション構造とする場合は、平坦化膜110の上層にカソード電極114(ITOなどの透明電極)を形成し、有機EL層113の上に、アノード電極111(反射電極)を形成すればよい。ボトムエミッション構造では光を上面に取り出す必要が無いため、Al等の金属膜を厚く形成することができ、カソード電極の抵抗値を大幅に減少させることができるため大型化に適しているが、TFT素子や配線部分は光が透過できないため、発光領域が極端に小さくなり高精細化には適していない。
次に、TFT基板100の外周にガラスフリットを塗設し、その上に封止ガラス基板200を載置し、ガラスフリット部をレーザー等を用いて加熱し、溶融させTFT基板100と封止ガラス基板200を密封する。その後、封止ガラス基板200の光出射側にλ/4位相差板201、偏光板202を形成し、有機EL表示装置が完成する。
なお、図11乃至図27は、本実施例での有機EL表示装置の製造方法の一例であり、実施形態で示した画素配列構造が実現可能であれば、その製造方法は特に限定されない。
次に、本発明の第2の実施例に係る電気光学装置及び電気機器について、図28乃至図31を参照して説明する。本実施例では、有機EL表示装置の応用例として、有機EL表示装置を表示手段として備えた各種電気機器について説明する。
図28乃至図31は、本発明の電気光学装置(有機EL表示装置)を適用可能な電気機器の例を示している。図28は、パーソナルコンピュータへの適用例、図29は、PDA(Personal Digital Assistants)や電子手帳、電子ブック、タブレット端末などの携帯端末機器への適用例、図30は、スマートフォンへの適用例、図31は携帯電話機への適用例である。これらの電気機器の表示部に、本発明の有機EL表示装置を利用することができる。なお、電気機器としては、表示装置を備えるものであれば特に限定はなく、例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ヘッドマウントディスプレイ、プロジェクタ、ファックス装置、携帯型TV、DSP(Demand Side Platform)装置などに適用することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る電気光学装置及び電気機器について、図32乃至図35を参照して説明する。前記した第2の実施例では、本発明の電気光学装置としての有機EL表示装置を平面状の表示部を備える電気機器に適用する場合について説明したが、有機EL表示装置を変形可能な構造にすることにより、曲面状の表示部を必要とする電気機器に適用することができる。
図32は、変形可能な有機EL表示装置の構造を示す断面図である。前記した第1の実施例と異なる点は、(1)TFT部108a、108b及び保持容量部109がフレキシブルな基板上に形成されること、(2)発光素子116上に封止ガラス基板200を配置しないことである。
まず、(1)に関して、ガラス基板101上に、剥離液で除去可能な有機樹脂等の剥離膜120を形成し、その上にポリイミドなどの可撓性を有するフレキシブル基板121を形成する。次に、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の無機薄膜122と有機樹脂等の有機膜123とを交互に積層する。そして、最上層の膜(ここでは無機薄膜124)の上に、第1の実施例で示した製造方法に従って、下地絶縁膜102、ポリシリコン層103、ゲート絶縁膜104、第1金属層105、層間絶縁膜106、第2金属層107、平坦化膜110を順次形成し、TFT部108a、108b及び保持容量部109を形成する。
また、(2)に関しては、平坦化膜110上にアノード電極111、素子分離膜112を形成し、素子分離膜112を除去したバンク層に有機EL層113、カソード電極114、キャップ層115を順次形成して発光素子116を形成する。その後、キャップ層115の上に、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の無機薄膜124と有機樹脂等の有機膜125とを交互に積層し、最上層の膜(ここでは有機膜125)の上にλ/4位相差板126と偏光板127を形成する。
その後、ガラス基板101上の剥離膜120を剥離液などで除去し、ガラス基板101を取り外す。この構造では、ガラス基板101や封止ガラス基板200がなく、有機EL表示装置全体が変形可能であるため、曲面状の表示部を必要とする様々な用途の電気機器、特に、ウェアラブルな電気機器に利用可能になる。
例えば、図33に示すような手首に装着するリストバンド型電気機器(例えば、スマートフォンと連動する端末、GPS(Global Positioning System)機能を備えた端末、脈拍や体温などの人体情報を測定する端末など)の表示部に本発明の有機EL表示装置を利用することができる。スマートフォンと連動する端末の場合は、端末に予め設けられた通信手段(例えば、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の規格に従って動作する近距離無線通信部)を用いて受信した画像データや映像データを有機EL表示装置に表示させることができる。また、GPS機能を備えた端末の場合は、GPS信号に基づいて特定した位置情報や移動距離情報、移動速度情報などを有機EL表示装置に表示させることができる。また、人体情報を測定する端末の場合は、測定した情報を有機EL表示装置に表示させることができる。
また、図34に示すような電子ペーパーに本発明の有機EL表示装置を利用することができる。例えば、電子ペーパーの端部に設けられた記憶部に記憶した画像データや映像データを有機EL表示装置に表示させたり、電子ペーパーの端部に設けられたインターフェイス手段(例えば、USB(Universal Serial Bus)などの有線通信部やイーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)、トークンリング等の規格に従って動作する無線通信部)を用いて受信した画像データや映像データを有機EL表示装置に表示させたりすることができる。
また、図35に示すような顔に装着するグラス型電子機器の表示部に本発明の有機EL表示装置を利用することができる。例えば、眼鏡やサングラス、ゴーグルのツル(テンプル)などに設けられた記憶部に記憶した画像データや映像データを有機EL表示装置に表示させたり、ツル(テンプル)などに設けられたインターフェイス手段(例えば、USBなどの有線通信部やBluetooth(登録商標)やNFC等の規格に従って動作する近距離無線通信部、LTE(Long Term Evolution)/3Gなどの移動体通信網を利用して通信を行う移動体通信部)を用いて受信した画像データや映像データを有機EL表示装置に表示させたりすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、電気光学装置の種類や構造、各構成物の材料、製造方法などは適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態及び実施例では、サブ画素をRGBの3色としたが、視感度が異なる任意の3色に対して本発明の画素配列構造を適用することができる。
また、本発明の電気光学装置は実施形態及び実施例で示した有機EL表示装置に限定されない。また、画素を構成する基板も実施形態及び実施例で示したTFT基板に限られない。また、画素を構成する基板は、アクティブ型の基板のみならず、パッシブ型の基板にも適用可能である。また、画素の制御する回路としてM1スイッチTFTとM2駆動TFTとC1保持容量とで構成される回路(いわゆる2T1C回路)を例示したが、3つ以上のトランジスタを備える回路(例えば3T1C回路)などとしてもよい。
本発明は、RとGを同じ列に並べて配置し、RとGの次の列かつRとGの行にBを配置したSストライプ方式の画素配列構造において、上下に隣り合う2つの画素からなる組を列方向に繰り返し配置し、隣の列は2つの画素からなる組を上下方向に1画素分ずらして繰り返し配置した画素配列構造の表示デバイス、当該表示デバイスを備える有機EL表示装置などの電気光学装置、及びその電気光学装置を表示装置として利用する電気機器、並びに当該画素配列構造を実現するためのFMM、並びに当該画素配列構造の画素アレイに利用可能である。
100 TFT基板
101 ガラス基板
102 下地絶縁膜
103 ポリシリコン層
103a i層
103b p−層
103c p+層
104 ゲート絶縁膜
105 第1金属層
105a ゲート電極
105b 保持容量電極
105c 電力供給線
106 層間絶縁膜
107 第2金属層
107a データ線
107b 電力供給線
107c 第1コンタクト部
108 TFT部
108a M1スイッチTFT
108b M2駆動TFT
109 保持容量部
110 平坦化膜
111 アノード電極
111a 第2コンタクト部
112 素子分離膜
113 有機EL層
114 カソード電極
114a カソード電極形成領域
115 キャップ層
116 発光素子
117 R発光領域
118 G発光領域
119 B発光領域
119a 窪み
120 剥離膜
121 フレキシブル基板
122 無機薄膜
123 有機膜
124 無機薄膜
125 有機膜
126 λ/4位相差板
127 偏光板
131 走査ドライバ
132 エミッション制御ドライバ
133 データ線ESD保護回路
134 1:n DeMUX
135 ドライバIC
136 FPC
140 メタルマスク
141 メタルマスク本体
141a メタルマスク部材
142 ガイド部
142a 突起
143 開口部
143a R開口部
143b G開口部
143c B開口部
144、144a 補強部材
145 電鋳用母材
146 フォトレジスト
150 固定部材
160 ステージ
161 るつぼ
162 蒸着材
170 フレーム
171 単位マスク
200 封止ガラス基板
201 λ/4位相差板
202 偏光板
210 多層膜封止基板
300 ガラスフリットシール部

Claims (13)

  1. 視感度最高色である第一色のサブ画素と第二色のサブ画素と視感度最低色である第三色のサブ画素とを内包する矩形状の画素が2次元に配列され、
    前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素は、列方向に配列され、
    前記第三色のサブ画素は、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素に対して、行方向に配置され、
    各々の色の前記サブ画素は、当該サブ画素を駆動するトランジスタと、前記トランジスタに接続されるアノード電極と、前記アノード電極上に形成される素子分離膜と、前記素子分離膜に設けた開口部を覆うように形成される発光材料と、前記発光材料上に形成されるカソード電極と、を含み、前記素子分離膜の開口部によって前記サブ画素の発光領域が規定される表示デバイスにおいて、
    前記列方向に隣接する画素は、奇数列では奇数行と次の偶数行とで組を成し、偶数列では偶数行と次の奇数行とで組を成し、
    各々の前記組の2つの画素の2つの前記第三色のサブ画素は、前記発光材料が連続して形成されると共に前記発光領域が分離しており、前記発光領域の形状が当該2つの第三色のサブ画素を区切る中心線に対して線対称になっている、
    ことを特徴とする表示デバイス。
  2. 前記2つの第三色のサブ画素の前記発光領域は、各々、前記トランジスタと前記アノード電極とを接続するためのコンタクト部近傍に窪みを有し、前記窪みは、前記2つの第三色のサブ画素の前記中心線に対して線対称に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示デバイス。
  3. 前記2つの第三色のサブ画素の中心位置は、前記組の2つの画素の中心位置に対して、前記列方向、かつ、前記画素内の前記第二色のサブ画素から前記第一色のサブ画素に向かう方向にずれている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示デバイス。
  4. 前記第一色はG(Green)、前記第二色はR(Red)、前記第三色はB(Blue)である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の表示デバイス。
  5. 前記発光材料は、有機EL材料であり、
    前記有機EL材料は、メタルマスクの開口部を介して堆積され、
    前記第一色及び前記第二色のサブ画素の前記有機EL材料は、画素毎に分離した前記メタルマスクの開口部を介して堆積され、
    前記第三色のサブ画素の前記有機EL材料は、前記2つの第三色のサブ画素を跨ぐ開口部を介して堆積される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示デバイス。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示デバイスを備える、ことを特徴とする電気光学機器。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一に記載の表示デバイスがフレキシブル基板上に形成された有機エレクトロルミネッセンス装置を表示装置として備える、ことを特徴とする電気機器。
  8. 基板上に画素アレイを形成する際に使用されるメタルマスクであって、
    前記画素アレイは、視感度最高色である第一色のサブ画素と第二色のサブ画素と視感度最低色である第三色のサブ画素とを内包する矩形状の画素が2次元に配列され、
    前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素は、列方向に配列され、
    前記第三色のサブ画素は、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素に対して、行方向に配置されており、
    前記第三色の発光材料を堆積するためのメタルマスクは、前記列方向に隣接する2つの前記第三色のサブ画素を跨ぐ開口部を有し、前記開口部は、奇数列と偶数列とで1行分ずれている、ことを特徴とするメタルマスク。
  9. 前記第一色はG(Green)、前記第二色はR(Red)、前記第三色はB(Blue)である、ことを特徴とする請求項8に記載のメタルマスク。
  10. 視感度最高色である第一色のサブ画素と第二色のサブ画素と視感度最低色である第三色のサブ画素とを内包する矩形状の画素が2次元に配列され、
    前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素は、列方向に配列され、
    前記第三色のサブ画素は、前記第一色のサブ画素及び前記第二色のサブ画素に対して、行方向に配置された画素アレイにおいて、
    前記列方向に隣接する画素は、奇数列では奇数行と次の偶数行とで組を成し、偶数列では偶数行と次の奇数行とで組を成し、
    各々の前記組の2つの画素の2つの前記第三色のサブ画素は、発光領域の形状が当該2つの第三色のサブ画素を区切る中心線に対して線対称になっている、
    ことを特徴とする画素アレイ。
  11. 前記2つの第三色のサブ画素は、各々、前記発光領域に窪みを有し、前記窪みは、前記2つの第三色のサブ画素の前記中心線に対して線対称に配置されている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画素アレイ。
  12. 前記2つの第三色のサブ画素の中心位置は、前記組の2つの画素の中心位置に対して、前記列方向、かつ、前記画素内の前記第二色のサブ画素から前記第一色のサブ画素に向かう方向にずれている、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の画素アレイ。
  13. 前記第一色はG(Green)、前記第二色はR(Red)、前記第三色はB(Blue)である、ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一に記載の画素アレイ。
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