JP2016098636A - ドア開閉装置及びそのドア開閉装置を備えた車両ドアモジュール - Google Patents
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Abstract
Description
ドア開閉装置は、インナーハンドルと、インナーハンドルの動作をケーブルを介してロック装置に伝達する伝達機構とを備える。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来のドア開閉装置に比べて軽量のドア開閉装置、及びそのドア開閉装置を備えた車両ドアモジュールを提供することにある。
締結部位と位置決めの手段とが互いに離れたところに配置されている構造では、締結部位と位置決めの手段との間の離間距離に応じた寸法誤差が生じるが、上記構成では、締結部位と位置決めの手段との間の離間距離がほぼ「0」であるため、当該寸法誤差が僅かになる。このため、ベースに対するハンドルベースの位置ずれを抑制することができる。
この構成では、ベースに窓ガラス昇降装置とドア開閉装置とが配置されているため、これら装置を個別にインナーパネルに取り付ける場合に比べて、インナーパネルへのこれら装置の取り付け作業が簡単になる。
スライドドア10は、乗降口3を閉鎖する全閉位置から、乗降口3を全開する全開位置までの範囲で、車両本体2に敷設されたドアレールに沿って移動する。スライドドア10は、全閉位置から車幅方向DXに移動可能に、かつ全閉位置から外側に移動した状態で前後方向DYに移動可能に、車両本体2に取り付けられている。
スライドドア10は、アウターパネル11と、インナーパネル12と、インナーパネル12に取り付けられるスライドドアモジュール30と、窓ガラス4とを備えている。インナーパネル12の内側(車内側)には内装パネルが取り付けられる。
第2ロック装置14は、車両本体2の乗降口3の後縁部に設けられたストライカ16b(図1参照)に係合する。
スライドドア10は、全閉位置に位置するとき、第1及び第2ロック装置13,14に拘束される。また、スライドドア10は、全開位置に位置するとき、第3ロック装置15に拘束される。スライドドア10は、第1及び第2ロック装置13,14または第3ロック装置15により拘束されることによりその移動が制限される。
スライドドアモジュール30は、樹脂製のベース31と、窓ガラス4を昇降させる窓ガラス昇降装置40と、第1〜第3ロック装置13〜15を操作するドア開閉装置60とを備える。窓ガラス昇降装置40及びドア開閉装置60は、ベース31に取り付けられている。
第2ケーブル42は、キャリア46に対して第1ケーブル41とは反対方向に延びるように張られる。第2ケーブル42の一端はキャリア46に、他端はドラム43に接続される。
伝達機構65は第1〜第6レバー81〜86と、所定のレバー同士を係合し及びレバー同士の係合を解除する第1〜第3係合ピン87〜89とを備える。第1〜第6レバー81〜86は、スライドドアモジュール30のベース31に固定される支軸80に回転可能に取り付けられている。これら第1〜第6レバー81〜86はばね等により第2回転方向R2(後述の第1回転方向R1と反対回転方向)に付勢されている。
第4レバー84は、第2係合ピン88を介して第3レバー83に連結され、かつ第1及び第2動力伝達ケーブル17,18を介して第1ロック装置13及び第2ロック装置14のそれぞれに接続されている。
すなわち、リリースアクチュエータ64により第6レバー86が回転するときは、これに連動して第5レバー85が回転する。
インナーハンドル61が第1方向D1に回転するとき、第1レバー81が第1回転方向R1に回転する。第1レバー81の回転により、第1レバー81の動力が第3動力伝達ケーブル19を介して第3ロック装置15に伝達されて、第3ロック装置15が動作し、第3ロック装置15が解除状態になる。すなわち、インナーハンドル61を第1方向D1に回転させることにより、全開位置で第3ロック装置15により拘束されているスライドドア10が移動可能になる。
ハンドル配置部31uは、ベース31の上縁前部及び前縁上部を含む。ベース31の上縁前部及び前縁上部は、その周辺部よりも車幅方向DX内側に突出する。ベース31の上縁前部と前縁上部とにより構成される空間Sには、インナーハンドル61の一部分(すなわちハンドルベース61aの背面部)が収容される。
ハンドルベース61aは、本体部611と、本体部611に設けられてハンドルレバー61bを回転可能に支持する一対の軸部612とを有する。本体部611には、ハンドルレバー61bのレバー本体部610aを収容する収容凹部613が設けられている。収容凹部613には、ハンドルレバー61bに取り付けられる前述の第1及び第2ポール66,67が挿通する貫通孔613a(図7(a)参照)が設けられている。また、軸部612は、収容凹部613の上側及び下側それぞれに設けられる。ハンドルベース61aは、収容凹部613の長手方向が車両1の上下方向DZに沿うように、ベース31に取り付けられる。
図8(a)に示されるように、第1固定部615には、第1係合部311が嵌る嵌合凹部620が設けられている。
第1固定部615の嵌合凹部620と第1係合部311との嵌合により、挿通孔619の軸と係合孔320の軸とが一致する。すなわち、嵌合凹部620は、ベース31に対してハンドルベース61aを位置決めする位置決め手段として機能する。
ベース31は、インナーパネル12の開口部12aにベース締結部材92により締結される。これら取付部33のうちの一つは、ベース31における上方前部に配置される。そして、この取付部33は、ハンドルベース61aの上部に配置された第1及び第2固定部615,616の間に配置される。
図9には、参考に係るスライドドアモジュール30のベース31に加わる力が示され、図10には、実施形態に係るスライドドアモジュール30のベース31に加わる力が示されている。なお、図9及び図10では、スライドドアモジュール30においてベース31に加わる力が矢印で示される。参考に係るスライドドアモジュール30では、ベース31の取付部33がハンドルベース61aの第1及び第2固定部615,616の間に配置されるのではなく、第1及び第2固定部615,616の並び方向の外側に配置される。
すなわち、第1及び第2固定部615,616の間に配置される取付部33は、好ましくは、第1及び第2固定部615,616の両者から等距離の位置に配置される。すなわち、取付部33は、第1及び第2固定部615,616の中間位置に配置される。そして、第1及び第2固定部615,616と取付部33とは一直線上に配置される。
(1)本実施形態では、ハンドルベース61aは、ハンドルレバー61bの回転軸C方向の一端側に配置される一対の固定部(第1及び第2固定部615,616)と、ハンドルレバー61bの回転軸C方向の他端側に配置される2個の固定部(第3及び第4固定部617,618)とを有する。そして、ハンドルベース61aは第1〜第4固定部615〜618を介してベース31に取り付けられる。ベース31の取付部33のうちの一つは、ハンドルベース61aの第1及び第2固定部615,616の間に配置される。
締結部位と位置決めの手段とが互いに離れたところに配置されている構造では、締結部位と位置決めの手段との間の離間距離に応じた寸法誤差が生じるが、上記構成では、締結部位と位置決めの手段との間の離間距離がほぼ「0」であるため、当該寸法誤差が僅かになる。このため、ベース31に対するハンドルベース61aの位置ずれを抑制することができる。
・上記実施形態において、嵌合凹部620は第1固定部615に設けられているが、この構成は変更され得る。例えば、嵌合凹部620は第1〜第4固定部615〜618のいずれかに設けられ得る。また、嵌合凹部620は、第1〜第4固定部615〜618に設けられるのではなく、第1〜第4係合部311〜314のいずれかに設けられ得る。この場合、固定部615〜618がこの嵌合凹部620に嵌るような円柱状に構成される。
Claims (6)
- 車両ドアのインナーパネルに取り付けられる樹脂製のベースと、前記ベースに取り付けられるハンドルベースと、前記ハンドルベースに回転可能に取り付けられるハンドルレバーと、前記ベースに設けられて少なくとも前記ハンドルレバーの操作により動作して動力伝達ケーブルを介して前記車両ドアのロック装置に動力を伝達する伝達機構とを備え、
前記ハンドルベースは、前記ハンドルレバーの回転軸方向の一端側に配置される一対の固定部と、前記ハンドルレバーの回転軸方向の他端側に配置される少なくとも1つの固定部とを有し、前記固定部を介して前記ベースに取り付けられ、
前記ベースは、前記ベースを前記インナーパネルに取り付けるための複数の取付部を有し、前記複数の取付部のうちの一つは、前記一対の固定部の間に配置される、ドア開閉装置。 - 前記一対の固定部は前記ハンドルレバーの回転軸に対して対称な位置に配置され、前記一対の固定部の間に配置される前記取付部は前記一対の固定部それぞれから等距離の位置に配置される
請求項1に記載のドア開閉装置。 - 前記固定部は、締結部材が挿通する挿通孔を有し、
前記ベースは、前記締結部材が係合する係合孔が設けられる係合部を有し、
前記固定部のいずれか一つ及び当該固定部に対応する係合部のうちの一方には、前記固定部及び前記係合部の他方が嵌る嵌合凹部が設けられている
請求項1または請求項2に記載のドア開閉装置。 - 前記嵌合凹部は、前記挿通孔の軸または前記係合孔の軸を中心軸とする規定半径の内周面を有し、
前記固定部及び前記係合部のうちの前記嵌合凹部に嵌合するものは、前記挿通孔の軸または前記係合孔の軸を中心軸とする規定半径の側周面を有し、
前記ベースに前記ハンドルベースが前記締結部材により締結される状態のとき、前記嵌合凹部の前記内周面と、前記固定部または前記係合部の前記側周面とが互いに接触する
請求項3に記載のドア開閉装置。 - 前記ハンドルレバーの回転軸方向の一端側の前記固定部または前記係合部には、前記嵌合凹部が設けられ、
前記ハンドルレバーの回転軸方向の他端側の前記固定部または前記係合部には、前記ハンドルベースの取り付けの際に生じる前記ハンドルベースの回転を止めるための回転止めが設けられている
請求項3または請求項4に記載のドア開閉装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のドア開閉装置と、窓ガラスを昇降させる窓ガラス昇降装置とを備え、前記ベースには、前記窓ガラス昇降装置と前記ドア開閉装置とが配置される、車両ドアモジュール。
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DE10152452A1 (de) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Kostal Leopold Gmbh & Co Kg | Einrichtung zum Abdecken eines Befestigungsmittels sowie Bedieneinrichtung zum Befestigen an einem Modul |
US20070001477A1 (en) * | 2005-06-30 | 2007-01-04 | Hi-Lex Corporation | Door module plate with handle |
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