JP2016098073A - エレベーター装置及びその検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベーターの乗りかご外の作業でも容易に複数の機器の出力信号の確認を行うことが可能であり、保守点検の検査作業の質的向上に貢献できるエレベーター装置を提供する。【解決手段】このエレベーター装置1は、昇降路内2a又は乗りかご4に設けられた複数の機器(地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8)の作動確認を行う検査機能を構築するため、乗りかご4の外部(天井)に周期の異なる鳴動音を発音可能な発音装置9を設け、昇降路内2aに設けられて乗りかご4の運転を制御する制御盤5内の制御装置5aによって、エレベーターの検査モード設定時に各機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに制御指令を示す制御信号を送出して発音装置9から鳴動音を周期が異なるように発音させて各機器を識別可能に対応させることにより、昇降路2内で保守点検作業者がその場で各機器の出力信号の確認を行って適確に検査を実施することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、昇降路内に設けられた機器の作動確認を行う検査機能を有するエレベーター装置及びその検査方法に関する。
従来、建物に設備されるエレベーターの昇降路の上部に機械室が設けられていないタイプの機械室レスエレベーター装置において、昇降路内に設けられて乗りかごの運転を制御する制御装置を含む複数の機器の作動確認を行う際、昇降路内で確認作業を行う必要があるが、乗りかごが高速稼働中状態であれば安全上、昇降路内での確認作業を行うことが不可となるため、こうした場合には機器の出力信号が制御装置に取り込まれるか(配線が繋がっているか)を確認する機器出力確認作業と、制御装置に信号が届いたことを模擬してエレベーター装置が問題なく管制運転するか否かを確認する機能確認作業との2つの項目を分割して検査を実施している。
例えば前者の機器出力確認作業を具体的に実施する場合には、保守点検作業者が乗場と昇降路内とに分かれ、昇降路内の作業者が疑似的に機器を作動させ、乗場の作業者が機器の出力信号を確認することで検査を行っているが、こうした手法では保守点検作業者が乗場と昇降路内とに分かれて作業をしなければならず、作業効率が悪くなってしまうという問題が解消されない。そこで、こうした問題を解消する技術が提案されており、係る周知技術として、保守点検作業の安全性及び作業性を向上させる「エレベーター管制運転装置及びその装置の保守点検方法」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2006−232488号公報
上述した特許文献1記載の技術は、昇降路内の機器の感知器からの検知信号が制御盤のエレベーター制御装置に入力された場合に乗りかご内で停止スイッチ及び保守スイッチが投入されているときに音声発生手段から音を発生させて機器の出力信号の確認を行う検査手法を提案している。
ところが、こうした検査手法では構成上、音声発生手段が乗りかご内に設けられるため、エレベーターの乗りかご外での検査作業を考慮したものでなく、音声発生手段から音を発生させても昇降路内にいる保守点検作業者が機器(感知器)の出力信号の確認を行うことが困難であるという問題がある他、感知器以外の複数の機器の出力信号の確認を行うことが困難であるという問題もある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、エレベーターの乗りかご外の検査作業で容易に複数の機器の出力信号の確認を行うことが可能であり、保守点検の検査作業の質的向上に貢献できるエレベーター装置及びその検査方法を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明のエレベーター装置は、建物に設備されるエレベーターの昇降路における各階床間を昇降する乗りかごを有すると共に、当該昇降路内又は当該乗りかごに設けられた複数の機器の作動確認を行う検査機能を有するエレベーター装置であって、複数の機器は、乗りかごの外部に設けられて鳴動音を発音可能な発音装置と、昇降路内に設けられて乗りかごの運転を制御する制御装置と、を含んでおり、制御装置は、エレベーターの検査モード設定時に複数の機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに発音装置から鳴動音を周期が異なるように発音させて当該複数の機器を識別可能に対応させることにより、当該複数の機器の出力信号の確認を行うことを特徴とする。
また、上記技術的課題を解決するため、本発明のエレベーター装置の検査方法は、建物に設備されるエレベーターの昇降路における各階床間を昇降する乗りかごを有すると共に、当該昇降路内又は当該乗りかごに設けられた複数の機器の作動確認を行う検査機能を有するエレベーター装置の検査方法であって、複数の機器のうちの昇降路内に設けられて乗りかごの運転を制御する制御装置によって、エレベーターの検査モード設定時に当該複数の機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに当該複数の機器のうちの当該乗りかごの外部に設けられた発音装置から鳴動音を周期が異なるように発音させて当該複数の機器を識別可能に対応させることにより、当該複数の機器の出力信号の確認を行うことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、エレベーターの乗りかご外の検査作業で容易に複数の機器の出力信号の確認を行うことが可能であり、保守点検の検査作業の質的向上に貢献できるようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係るエレベーター装置の要部の概略構成を示したブロック図である。 図1に示すエレベーター装置の昇降路内に備えられる地震感知器が出力する地震検知信号に係るタイミングチャートである。 図2に示す地震感知器からの地震検知信号、エレベーター装置の昇降路内に備えられるフロートスイッチからの冠水検知信号、並びに秤装置からの過荷重検知信号の出力時にエレベーター装置の昇降路内に備えられる制御装置による制御信号を受けて乗りかご上に設けられた発音装置から発音される周期が異なる鳴音パターンを示す図である。 図1に示すエレベーター装置における制御装置に係る各機器への検査モード設定時の動作処理を示したフローチャートである。
以下に、本発明のエレベーター装置及びその検査方法について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るエレベーター装置1の要部の概略構成を示したブロック図である。
図1を参照すれば、ここでのエレベーター装置1は、建物に設備されるエレベーターの昇降路2の上部に機械室が設けられていない機械室レスのタイプであり、昇降路内2aの上部に設置された図示されない駆動綱車と、この駆動綱車に巻き掛けられた主ロープ3と、主ロープ3の一端側に連結されて昇降路2における各階床間を昇降する乗りかご4と、主ロープ3の他端側に連結された図示されない釣合い錘(カウンタウェイト)と、昇降路床面10に設けられた緩衝器11と、昇降路内2a又は乗りかご4に設けられた複数の機器と、を備えている。
このうち、複数の機器は、昇降路内2aに設けられて駆動綱車の駆動源を制御することで乗りかご4を制御する制御装置5aを含む制御盤5と、昇降路内2aに設けられて地震の発生を検知すると地震検知信号を出力する地震感知器6と、昇降路床面10の緩衝器11近傍に設けられて昇降路内2aの冠水を検知すると冠水検知信号を出力するフロートスイッチ7と、乗りかご4の床下に設けられて乗りかご4の搭載荷重が基準値を超えたときに過荷重検知信号を出力する秤装置8と、乗りかご4の外部(ここでは天井)に設けられて制御装置5aによる制御指令により鳴動音を発音可能な発音装置9と、を備えて構成され、これらの地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8、発音装置9は、それぞれ通信ケーブル6a、7a、8a、9aを介して制御装置5aに接続されている。
また、地震感知器6は、昇降路床面10付近の昇降路内2aの壁に設けられており、地震の発生を検知すると、通信ケーブル6aを介して少なくとも第1の地震検知信号、第2の地震検知信号、及び第3の地震検知信号を制御装置5aへ出力する。フロートスイッチ7は、昇降路床面10に設置された緩衝器11に設けられるのが一般的であり、昇降路内2aの冠水を検知すると通信ケーブル7aを介して冠水検知信号を制御装置5aへ出力する。秤装置8は、乗りかご4の搭載荷重が基準値を超えると通信ケーブル8aを介して過荷重検知信号を制御装置5aへ出力する。発音装置9は、地震感知器6で地震の発生が検知されるか、フロートスイッチ7で昇降路内2aの冠水が検知されるか、或いは秤装置8で乗りかご4の搭載荷重が基準値を超えた状態が検知されたときに制御装置5aから通信ケーブル9aを介して制御指令を示す制御信号が伝送され、その制御信号に従って鳴動音を発音する。因みに、発音装置9は、エレベーター装置1の故障時や乗りかご4内に設置される図示されないインターホンのボタン押下時にブザー警報する機能等も兼ねている。
更に、制御装置5aは、エレベーターの検査モードが設定された検査モード設定時に複数の機器(ここでは地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8を示す)が出力した疑似的な検知信号を受信したときに制御指令を示す制御信号を送出して発音装置9から鳴動音を周期が異なるように発音させて各機器を識別可能に対応させることにより、各機器の出力信号の確認を行う検査機能を持つ。尚、制御装置5aは、通常動作モード時において、秤装置8から過荷重検知信号を受信したときに発音装置9から鳴動音を発音させるようにすることが好ましい。
図2は、実施例に係るエレベーター装置1の昇降路内2aに備えられる地震感知器6が出力する地震検知信号に係るタイミングチャートである。
図2を参照すれば、地震感知器6は、地震計を構成する3つのセンサーとして、伝播速度が速いP波(縦波)用特低センサー(Vセンサー)6b、伝播速度が遅いS波(横波)用低センサー(「低」として表記)6c及び高センサー(「高」として表記)6dと、検査時に使用するテストボタン6eと、を備えて構成される。テストボタン6eは、1回押下するとテストモード(検査モード)に切り替わり、更に1回押下して2回分の押下を行うとP波用特低センサー6bに係る第1の地震検知信号が10秒間出力され、更に1回押下して3回分の押下を行うとS波用低センサー6cに係る第2の地震検知信号が10秒間出力され、更に1回押下して4回分の押下を行うとS波用高センサー6dに係る第3の地震検知信号が10秒間出力され、更に1回押下して5回分の押下を行うとテストモードが解除されるようになっている。
また、地震感知器6は、地震計に3つのセンサーが備えられていることにより、検査モード設定時にどのセンサーが地震検知信号を出力しており、発音装置9からそれに対応してどの周期の鳴動音を発音させるかを明確にするため、制御装置5aによる制御信号の制御指令はP波用特低センサー6bに係る第1の地震検知信号に対して連続鳴動6f、S波用低センサー6cに係る第2の地震検知信号に対して鳴動間隔A6g、S波用高センサー6dに係る第3の地震検知信号に対して鳴動間隔B6hであるとし、それぞれ周期が異なる鳴動パターンとする。
図3は、上述した地震感知器6からの地震検知信号、エレベーター装置1の昇降路内2aに備えられるフロートスイッチ7からの冠水検知信号、並びに秤装置8からの過荷重検知信号の出力時(機器出力)にエレベーター装置1の昇降路内2aに備えられる制御装置5aによる制御信号を受けて乗りかご4上に設けられた発音装置9から発音される周期が異なる鳴音パターンを示す図である。
図3を参照すれば、発音装置9から発音される鳴音パターンは、地震感知器6の地震計からのP波用特低センサー(特低として表記)6bに係る第1の地震検知信号、S波用低センサー6c(低として表記)に係る第2の地震検知信号、及びS波用高センサー6d(高として表記)に係る第3の地震検知信号のそれぞれに応じて発音装置9から第1のパターン(連続鳴動6f)、第2のパターン(鳴動間隔A6g)、及び第3のパターン(鳴動間隔B6h)の鳴動音を発音させるものであり、具体的には第1のパターンの鳴動音として周期[f]12でオン・オフする鳴動音パターン、第2のパターンの鳴動音として周期[f/2]13でオン・オフする鳴動音パターン、第3のパターンの鳴動音として周期[f/6]14でオン・オフする鳴動音パターンをそれぞれ発音させる。このように、それぞれ異なる周期の鳴動音パターンとすれば、どのセンサーが地震検知信号を出力し、発音装置9からどのような周期の鳴動音を対応させて発音させているかを明確に把握することができる。因みに、フロートスイッチ7からの冠水検知信号や秤装置8からの過荷重検知信号に応じて発音する鳴動音パターンについては、地震感知器6と一緒に機器の出力信号を確認することがないため、周期[f]12でオン・オフする鳴動音パターンとなっている。但し、この鳴動音パターンについても、異なる周期に設定することが可能である。
図4は、上述したエレベーター装置1における制御装置5aに係る各機器への検査モード設定時の動作処理を示したフローチャートである。
図4を参照すれば、ここでの検査モード設定時の動作処理は、地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8のそれぞれを対象にして各機器の出力信号の確認を行うものであるが、エレベーターが検査モードを設定した状態では地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8のそれぞれから検知信号が疑似的に出力されるため、最初に設定判定工程として、エレベーターの検査モードが設定されているか否かの判定(ステップS1)を行う。この判定の結果、検査モードが設定されていなければ係る判定(ステップS1)の前に戻って設定判定工程を繰り返す(継続する)が、検査モードが設定されていれば検知信号判定工程へ移行する。
次に、検知信号判定工程では、地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8の何れか1つから疑似的な検知信号(機器出力信号)が制御装置5aに取り込まれたか否かの判定(ステップS2)を行う。この判定の結果、検知信号(機器出力信号)が取り込まれていなければ係る判定(ステップS2)の前に戻って検知信号判定工程を繰り返す(継続する)が、検知信号(機器出力信号)が取り込まれていれば信号出力判定工程へ移行する。
更に、信号出力判定工程では、制御装置5aから乗りかご4外部(天井)の発音装置9に信号(機器別に周期設定された鳴動音を発音させるための制御指令を示す制御信号)を出力(ステップS3)した後、鳴動音発生工程へ移行する。
加えて、鳴動音発生工程では、制御信号に従って乗りかご4外部(かご外部)の発音装置9から(機器別に周期設定された)鳴動音を発生(ステップS4)させた後、次の機器確認へ移行する。このようにして、地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8の全ての検査が終了するまで同様な動作処理が行われる。何れにしても、鳴動音発生工程で発音装置9からの機器別に周期設定された鳴動音を確認することにより、保守点検業者がエレベーターの乗りかご4外の検査作業として、例えば昇降路内2aで各機器が正常に作動していることをその場で確認することが可能となり、各機器の出力信号の確認を適確に行うことができる。
このように、実施例に係るエレベーター装置1は、昇降路内2a又は乗りかご4に設けられた複数の機器(地震感知器6、フロートスイッチ7、秤装置8)の作動確認を行う検査機能を構築するため、乗りかご4の外部(天井)に鳴動音を発音可能な発音装置9を設け、昇降路内2aに設けられて乗りかご4の運転を制御する制御盤5内の制御装置5aによって、エレベーターの検査モード設定時に各機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに制御指令を示す制御信号を送出して発音装置9から鳴動音を周期が異なるように発音させて各機器を識別可能に対応させることにより、昇降路2内で保守点検作業者がその場で各機器の出力信号の確認を行って適確に検査を実施することができるため、エレベーターの乗りかご4外の検査作業で容易に各機器の出力信号の確認を行うことが可能であり、保守点検の検査作業の質的向上に貢献できるようになる。
因みに、実施例に係るエレベーター装置1の技術的概要は、建物に設備されるエレベーターの昇降路2における各階床間を昇降する乗りかご4を有すると共に、昇降路内2a又は乗りかご4に設けられた複数の機器の作動確認を行う検査機能を有するエレベーター装置1の検査方法として換言することができる。この検査方法では、複数の機器のうちの昇降路内2aに設けられて乗りかご4の運転を制御する制御装置5aによって、エレベーターの検査モード設定時に各機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに制御指令を示す制御信号を送出して各機器のうちの乗りかご4の外部(天井)に設けられた発音装置9から鳴動音を周期が異なるように発音させて各機器を識別可能に対応させることにより、各機器の出力信号の確認を行う旨を特徴とする。
尚、実施例に係るエレベーター装置1では、1台の乗りかご4が昇降路2における各階床間を昇降する1系統の構成を例示したが、乗りかご4が並設されて群管理される複数系統の構成としても同等に適用することが可能である。但し、こうした場合、少なくとも地震感知器6を除く発音装置9や秤装置8、フロートスイッチ7は乗りかご4毎に設けられる構成となり、制御盤5内の制御装置5aも乗りかご4の総数と同じ数だけ設定される。このように、本発明のエレベーター装置1(及びその検査方法)は、細部構成や処理機能(処理内容)について種々変更することが可能であるため、実施例で開示した形態に限定されない。
1 エレベーター装置
2 昇降路
2a 昇降路内
3 主ロープ
4 乗りかご
5 制御盤
5a 制御装置
6 地震探知器
6a、7a、8a、9a 通信ケーブル
6b P波用特低センサー(Vセンサー)
6c S波用低センサー
6d S波用高センサー
6e テストスイッチ
6f 連続鳴動
6g 鳴動間隔A
6h 鳴動間隔B
7 フロートスイッチ
8 秤装置
9 発音装置
10 昇降路床面
11 緩衝器
12 周期[f]
13 周期[f/2]
14 周期[f/6]

Claims (6)

  1. 建物に設備されるエレベーターの昇降路における各階床間を昇降する乗りかごを有すると共に、当該昇降路内又は当該乗りかごに設けられた複数の機器の作動確認を行う検査機能を有するエレベーター装置であって、
    前記複数の機器は、前記乗りかごの外部に設けられて鳴動音を発音可能な発音装置と、前記昇降路内に設けられて前記乗りかごの運転を制御する制御装置と、を含んでおり、
    前記制御装置は、エレベーターの検査モード設定時に前記複数の機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに制御指令を示す制御信号を送出して前記発音装置から前記鳴動音を周期が異なるように発音させて当該複数の機器を識別可能に対応させることにより、当該複数の機器の出力信号の確認を行うことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項1記載のエレベーター装置において、
    前記複数の機器は、前記昇降路内に設けられて地震の発生を検知して少なくとも第1の地震検知信号、第2の地震検知信号、及び第3の地震検知信号を出力する地震感知器を含んでおり、
    前記制御装置は、前記検査モード設定時に前記地震感知器からの前記第1の地震検知信号、前記第2の地震検知信号、及び前記第3の地震検知信号のそれぞれに応じて前記発音装置から第1のパターン、第2のパターン、及び第3のパターンの鳴動音を発音させることを特徴とするエレベーター装置。
  3. 請求項2記載のエレベーター装置において、
    前記制御装置は、前記地震感知器からの前記第1の地震検知信号、前記第2の地震検知信号、及び前記第3の地震検知信号の何れかを受信した場合、次の地震検知信号を受信するまでの期間において、前記発音装置から対応するパターンの鳴動音を所定期間発音させることを特徴とするエレベーター装置。
  4. 請求項2又は3記載のエレベーター装置において、
    前記制御装置は、前記発音装置から前記第1のパターンの鳴動音として周期[f]でオン・オフする鳴動音パターン、前記第2のパターンの鳴動音として周期[f/2]でオン・オフする鳴動音パターン、前記第3のパターンの鳴動音として周期[f/6]でオン・オフする鳴動音パターンをそれぞれ発音させることを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載のエレベーター装置において、
    前記複数の機器は、前記乗りかごの床下に設けられて当該乗りかごの搭載荷重が基準値を超えたときに過荷重検知信号を出力する秤装置、及び前記昇降路内の冠水を検知すると冠水検知信号を出力するフロートスイッチを含んでおり、
    前記制御装置は、通常動作モード時に前記秤装置から前記過荷重検知信号を受信したときに前記発音装置から前記鳴動音を発音させることを特徴とするエレベーター装置。
  6. 建物に設備されるエレベーターの昇降路における各階床間を昇降する乗りかごを有すると共に、当該昇降路内又は当該乗りかごに設けられた複数の機器の作動確認を行う検査機能を有するエレベーター装置の検査方法であって、
    前記複数の機器のうちの前記昇降路内に設けられて前記乗りかごの運転を制御する制御装置によって、エレベーターの検査モード設定時に当該複数の機器が出力した疑似的な検知信号を受信したときに制御指令を示す制御信号を送出して当該複数の機器のうちの当該乗りかごの外部に設けられた発音装置から鳴動音を周期が異なるように発音させて当該複数の機器を識別可能に対応させることにより、当該複数の機器の出力信号の確認を行うことを特徴とするエレベーター装置の検査方法。
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