JP2008133105A - エレベータのロープ横揺れ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物のゆっくりした横揺れで生じるロープの横振動を推定して算出するエレベータのロープ横揺れ検出装置を得る。
【解決手段】ロープ横揺れ検出装置は、エレベータが最寄階に停止するまでに要する最大停止時間、昇降路内のロープが昇降路内機器と接触するまでの最小距離である最小許容振れ量及び建物の1次固有周期を用いて地震加速度の第1加速度レベルを演算する加速度レベル演算部4を有する第1のロープ横揺れ検出手段と、ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間及び建物の固有振動数を用いてロープの横揺れ量を推定して演算するロープの横振幅演算部8を有する第2のロープ横揺れ検出手段と、第1のロープ横揺れ検出手段と第2のロープ横揺れ検出手段とを選択可能な動作モード選択手段16とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、地震や強風で生じる建物のゆっくりした横揺れが引き起こす、エレベータロープの横振動を推定して算出するエレベータのロープ横揺れ検出装置に関するものである。
従来のエレベータにおいては、機械室に設けた加速度計に対して、建物の高さに応じて建物横振動の加速度レベルを設定し、設定値を超えると管制運転に移行する方式がとられている。この場合、長周期地震や強風によって、高層の建物が1次の固有振動数でゆっくり揺れ続ける場合に、エレベータ機械室での加速度レベルは小さく、加速度計が動作レベルに達しないものの、ロープが建物の横揺れと共振して大きな振幅となり、昇降路内の機器と接触して機器損傷などを引き起こす可能性がある。この問題を解決する従来技術として、波動エネルギ感知器とエレベータの号機制御装置とからなり、波動エネルギ感知器からは強風を検知したことを示す強風信号と、そのレベルを示す複数の信号が号機制御装置に対して出力され、号機制御装置はそれらの信号をもとに各強風レベルに応じて減速運転、中間階待機又は休止等の管制運転を行うエレベータの強風管制運転方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−319720号公報
従来のエレベータの強風管制運転方式では、建物のゆっくりした揺れを捉えることができるものの、波動エネルギ感知器の感知レベルの設定に根拠が乏しく、また、エレベータのロープがどれだけ揺れているかを判断することができないという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、建物のゆっくりした横揺れで生じるロープの横振動を推定して算出するエレベータのロープ横揺れ検出装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係るエレベータのロープ横揺れ検出装置においては、長周期地震や強風等による建物のゆっくりした揺れで生じるロープの横揺れ量を検出するエレベータのロープ横揺れ検出装置であって、ロープ横揺れ検出装置は、エレベータが最寄階に停止するまでに要する最大停止時間、昇降路内のロープが昇降路内機器と接触するまでの最小距離である最小許容振れ量及び建物の1次固有周期を用いて地震加速度の第1加速度レベルを演算する加速度レベル演算部を有する第1のロープ横揺れ検出手段と、ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間及び建物の固有振動数を用いてロープの横揺れ量を推定して演算するロープの横振幅演算部を有する第2のロープ横揺れ検出手段と、第1のロープ横揺れ検出手段と第2のロープ横揺れ検出手段とを選択可能な動作モード選択手段とを備えたものである。
また、ロープ横揺れ検出装置は、エレベータが最寄階に停止するまでに要する最大停止時間、昇降路内のロープが昇降路内機器と接触するまでの最小距離である最小許容振れ量及び建物の1次固有周期を用いて地震加速度の第1加速度レベルを演算する加速度レベル演算部を有する第1のロープ横揺れ検出手段と、ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間及び建物の固有振動数を用いてロープの横揺れ量を推定して演算するロープの横振幅演算部を有する第2のロープ横揺れ検出手段とを備え、第1のロープ横揺れ検出手段と第2のロープ横揺れ検出手段の結果についてAND条件をものである。
この発明によれば、ロープが建物振動と共振する場合に、ロープ振動が成長して昇降路内機器と接触するまでの時間を考慮しているため、ロープ揺れが小さい段階で管制運転に移行し、ロープの揺れ量が増大するのを抑えることができる。また、建物のゆっくりした横揺れで生じるロープの横振動を推定して算出するロープ横揺れ検出装置を更に備え、それから得られたロープの横振動を用いて、管制運転を行うようにしたので、建物の揺れに応じてロープの横揺れ量を推定しているため、ロープの横揺れが大きくなる前に管制運転に移行し、ロープの揺れ量を抑えることもできる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置を用いたエレベータの制御装置を示すブロック構成図、図2は一般のエレベータにおける建物変位とロープ横振幅との関係を示す説明図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第1の検出手段の基本原理である建物変位とロープ横振幅との関係を示す説明図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第1の検出手段を用いた管制運転動作を説明するためのフローチャート、図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの第1の検出手段による管制運転動作の一例を建物加速度とロープ横振幅との関係で示す説明図、図6はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段の基本原理である建物のゆっくりした横揺れで生じるロープの横揺れを示す説明図、図7はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段の基本原理である建物変位とロープ横振幅との関係を示す説明図、図8は建物振幅一定の場合における建物変位の包絡線とロープ横振幅の関係を示す説明図、図9は時間とともに変動する建物振幅における建物変位の包絡線とロープ横振幅の関係を示す説明図、図10はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段による管制運転のレベル値を算出する過程を示すブロック図、図11はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段を用いた管制運転例を説明するためのフローチャートである。
図1において、1はエレベータの制御装置で、CPU2及び記憶装置3から構成される。CPU2は、加速度レベル演算部4及び比較器5からなる第1のロープ横揺れ検出手段と、タイマ6、建物の平均振幅演算部7及びロープ横振幅演算部8からなる第2のロープ横揺れ検出手段と、管制運転パターン選択部9とから構成される。また、記憶装置3は、最小許容振れ量10、建物固有振動周期11及び最大停止時間12からなる第1のロープ横揺れ検出手段のための第1のパラメータと、かご位置13、建物固有振動数14及びロープ情報15からなる第2のロープ横揺れ検出手段のための第2のパラメータを記憶している。16は第1のロープ横揺れ検出手段の出力と第2のロープ横揺れ検出手段の出力を選択可能に切り換える動作モード選択スイッチ、17は建物のエレベータ機械室等に設置される加速度計で、建物加速度情報をCPU2の比較器5、タイマ6、建物の平均振幅演算部7にそれぞれ送る。一定レベルを超える建物加速度を検知すると、タイマ6が動作を開始し、建物揺れ持続時間を、建物の平均振幅演算部7と、ロープ横振幅演算部8に送る。
Figure 2008133105
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一方、建物に設置した加速度計17からの信号は(ステップS2)、建物の1次固有振動数付近のみを取り出すように、バンドパスフィルタをかけて(ステップS3)、エレベータの制御装置1に出力される。
そして、ステップS3で得られた建物の加速度信号を、第1の加速度レベルと比較する第1の比較器5aを設ける。仮に建物加速度が第1の加速度レベルを超えたとしても、建物振動が単発的な揺れで、すぐに振動が収まることがある。その場合、ロープの横揺れは図2のように増大することはない。そこで、第1の比較器5aでは、図5に示すように、建物加速度が複数回(回数Nで、Nは2以上である)、第1の加速度レベルを超えると、建物揺れが長時間に渡って持続すると考えて発報する。そのため、第1の比較器5aの内部には、カウンタが付加的に設けられている(ステップS4)。
一方、単発的な建物揺れであっても、その揺れがある程度大きくなると、ロープ揺れに対して影響を与え、ロープ揺れが大きくなる。そこで、第1の加速度を少なくとも2倍したものを第2の加速度レベルとし(ステップS5)、建物加速度と比較する第2の比較器5bを設ける。この場合、建物加速度が第2の加速度レベルを超えた瞬間に発報させるため、第2の比較器5bにはカウンタを設けない(ステップS6)。
第1の比較器5aと第2の比較器5bの出力をOR回路に渡し(ステップS7)、いずれかが発報している場合は、長周期振動の管制運転に移行し、エレベータを最寄階に停止させる(ステップS8、S9)。一方、どちらも発報していない場合は、通常運転を継続する(ステップS8、S10)。
図5の場合、1周期Tの間に、3回超えたら発報するとしており、監視時間tを周期TのN倍とすれば、t = T×Nの時間内に、少なくとも2N回以上、第1の加速度レベルを超えるとした場合、持続的に建物振動が発生していると考えることができる。
なお、監視時間tを長く取り過ぎると、ロープの揺れが成長してしまう可能性がある。そこで、tは、最寄階に停止するまでに要する最大の時間以下であることが望ましい。
なお、上記で設定する第1の加速度レベルと第2の加速度レベルは、従来の地震感知器で設定している低感知動作の加速度値よりも低い値である。そのため、低感知が動作する大きな地震の場合には、長周期振動の管制運転ではなく、通常の地震管制運転に移行する。この場合、通常の地震管制運転とは独立して、長周期振動の管制運転機能を動作させ続ける。そうすると、低感知動作の自動リセットや、高感知動作の手動リセット後にも、建物が揺れ続けているのを監視することができ、通常の地震感知器が発報していない状態で、ロープが建物揺れと共振して、ロープ振動が増大するのを防ぐことができる。
Figure 2008133105
さらに、第1の加速度レベルよりも低い第0の加速度レベルを設け、速度を落として運転を継続することも考えられる。具体的には、図5のαを第1の加速度レベルを設定する際の値よりも小さな値とし、例えば半分の値に設定する。この場合、ロープの引っかかりが生じない比較的小さなロープ揺れが発生しているものの、走行速度を落としているため、ロープ揺れによって走行中に不具合が発生した場合にも、速やかにエレベータを停止し、安全を確保することができる。
Figure 2008133105

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実施の形態1によれば、第1のロープ横揺れ検出手段の出力と、第2のロープ横揺れ検出手段の出力を、動作モード選択スイッチ16で互いに選択可能に構成することにより、2種類のロープ揺れ検出手段をソフトウエアで実現することができ、ハードウエア構成の共通化を図ることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、第1のロープ横揺れ検出手段の出力と、第2のロープ横揺れ検出手段の出力を、動作モード選択スイッチ16で互いに選択可能に構成したが、この実施の形態2においては、第1のロープ横揺れ検出手段の検出結果である第1の加速度レベルを用いて、第2のロープ横揺れ検出手段を導くようにしたものである。例えば、第1のロープ横揺れ検出手段の検出結果である第1の加速度レベルaを、第2のロープ横揺れ検出手段におけるレベル0の建物加速度の比較値a0として用いるものである。
これにより、建物加速度の比較値a0に設定根拠が与えられると共に、可変パラメータとして設定可能となる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、第1のロープ横揺れ検出手段の出力と、第2のロープ横揺れ検出手段の出力を、動作モード選択スイッチ16で互いに選択可能に構成したが、この実施の形態3においては、第1のロープ横揺れ検出手段の検出結果と、第2のロープ横揺れ検出手段の検出結果について、AND条件を取るようにしたものである。これにより、検出手段の冗長化により検出精度の信頼性を高めることができる。
実施の形態4.
記憶装置3に記憶する最小許容振れ量10、建物固有振動周期11及び最大停止時間12からなる第1のロープ横揺れ検出手段のための第1のパラメータと、かご位置13、建物固有振動数14及びロープ情報15からなる第2のロープ横揺れ検出手段のための第2のパラメータの設定を、パソコン上のアプリケーションから行えるようにしたものである。これにより、建物の工事物件に応じてロープ横揺れの検出レベルを自由に設定又は調整することができる。
Figure 2008133105
この実施の形態5によれば、エレベータのシステム評価試験とは独立して、容易に地震感知レベルすなわち加速度センサレベルでの動作確認試験を行うことができるので、大規模で高価な加震装置を不要とすることができる。
実施の形態6.
図13はこの発明の実施の形態6におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置を用いたエレベータの制御装置を示すブロック構成図であり、実施の形態5の変形例を示す。
この実施の形態6においては、セルフテスト回路30からのセルフテスト信号自身を加速度計17を介さず、セルフテストスイッチ31をセルフテスト回路30側に切り換えることにより、地震加速度の検出信号として制御装置1内部に模擬的に生成する場合の変形例である。なお、上記セルフテスト回路30はCPU2に内蔵されていても良い。
すなわち、実施の形態5におけるセルフテスト回路30の回路構成が加速度計17の動作確認を主体としているのに対し、この実施の形態6におけるセルフテスト回路30の回路構成は、第1及び第2のロープ横揺れ検出手段の動作確認を主体にしている。
この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置を用いたエレベータの制御装置を示すブロック構成図である。 一般のエレベータにおける建物変位とロープ横振幅との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第1の検出手段の基本原理である建物変位とロープ横振幅との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第1の検出手段を用いた管制運転動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの第1の検出手段による管制運転動作の一例を建物加速度とロープ横振幅との関係で示す説明図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段の基本原理である建物のゆっくりした横揺れで生じるロープの横揺れを示す説明図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段の基本原理である建物変位とロープ横振幅との関係を示す説明図である。 建物振幅一定の場合における建物変位の包絡線とロープ横振幅の関係を示す説明図である。 時間とともに変動する建物振幅における建物変位の包絡線とロープ横振幅の関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段による管制運転のレベル値を算出する過程を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置の第2の検出手段を用いた管制運転例を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態5におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置を用いたエレベータの制御装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータのロープ横揺れ検出装置を用いたエレベータの制御装置を示すブロック構成図である。
符号の説明
Figure 2008133105

Claims (6)

  1. 長周期地震や強風等による建物のゆっくりした揺れで生じるロープの横揺れ量を検出するエレベータのロープ横揺れ検出装置であって、
    前記ロープ横揺れ検出装置は、
    エレベータが最寄階に停止するまでに要する最大停止時間、昇降路内のロープが昇降路内機器と接触するまでの最小距離である最小許容振れ量及び建物の1次固有周期を用いて地震加速度の第1加速度レベルを演算する加速度レベル演算部を有する第1のロープ横揺れ検出手段と、
    ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間及び建物の固有振動数を用いてロープの横揺れ量を推定して演算するロープの横振幅演算部を有する第2のロープ横揺れ検出手段と、
    前記第1のロープ横揺れ検出手段と第2のロープ横揺れ検出手段とを選択可能な動作モード選択手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータのロープ横揺れ検出装置。
  2. 長周期地震や強風等による建物のゆっくりした揺れで生じるロープの横揺れ量を検出するエレベータのロープ横揺れ検出装置であって、
    前記ロープ横揺れ検出装置は、
    エレベータが最寄階に停止するまでに要する最大停止時間、昇降路内のロープが昇降路内機器と接触するまでの最小距離である最小許容振れ量及び建物の1次固有周期を用いて地震加速度の第1加速度レベルを演算する加速度レベル演算部を有する第1のロープ横揺れ検出手段と、
    ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間及び建物の固有振動数を用いてロープの横揺れ量を推定して演算するロープの横振幅演算部を有する第2のロープ横揺れ検出手段とを備え、
    前記第1のロープ横揺れ検出手段の結果である加速度レベルを用いて前記第2のロープ横揺れ検出手段を導くことを特徴とするエレベータのロープ横揺れ検出装置。
  3. 長周期地震や強風等による建物のゆっくりした揺れで生じるロープの横揺れ量を検出するエレベータのロープ横揺れ検出装置であって、
    前記ロープ横揺れ検出装置は、
    エレベータが最寄階に停止するまでに要する最大停止時間、昇降路内のロープが昇降路内機器と接触するまでの最小距離である最小許容振れ量及び建物の1次固有周期を用いて地震加速度の第1加速度レベルを演算する加速度レベル演算部を有する第1のロープ横揺れ検出手段と、
    ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間及び建物の固有振動数を用いてロープの横揺れ量を推定して演算するロープの横振幅演算部を有する第2のロープ横揺れ検出手段とを備え、
    前記第1のロープ横揺れ検出手段と第2のロープ横揺れ検出手段の結果についてAND条件を取ることを特徴とするエレベータのロープ横揺れ検出装置。
  4. 最大停止時間、最小許容振れ量、建物の1次固有周期、ロープに加わる建物からの強制変位量、揺れの持続時間、建物の固有振動数等のパラメータの設定をパソコン上のアプリケーションから行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータのロープ横揺れ検出装置。
  5. 地震加速度の検出信号を模擬的に発生させるセルフテスト回路と、前記セルフテスト回路からのセルフテスト信号を用いて、第1のロープ横揺れ検出手段と第2のロープ横揺れ検出手段の動作確認を行う自己診断手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータのロープ横揺れ検出装置。
  6. 自己診断手段は、管制運転のレベル値に達した時は黄色が点灯し、その後リレーが動作した時は緑色を点灯する2色発光LEDからなることを特徴とする請求項5記載のエレベータのロープ横揺れ検出装置。
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