JP2016097844A - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

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【課題】フード持ち上げ時間の短縮を図ることができる車両用ポップアップフード装置を得ることを目的とする。【解決手段】フード14の後端部16を支持しているヒンジアーム20と、車体に固定されているブラケット34と、ブラケット34の前端部40に車両上下方向に沿って回動可能に取り付けられているメインリンクアーム46と、ヒンジアーム20とメインリンクアーム46の前側部とを連結しているフロントリンクアーム70と、フロントリンクアーム70の車両前後方向後側に設けられていると共にヒンジアーム20とメインリンクアーム46の後側部とを連結しているリアリンクアーム72と、車両側面視でフロントリンクアーム70とリアリンクアーム72との間に設けられると共に、作動時にメインリンクアーム46を車両上側へ押し上げるアクチュエータ60と、を有する車両用ポップアップフード装置18。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ポップアップフード装置に関する。
下記特許文献1には、車両用ポップアップフード装置が開示されている。この車両用ポップアップフード装置は、フードに回動可能に連結された可動支持体と、ボディに固定された固定支持体と、可動支持体と固定支持体とを連結する前レバー、後レバー及びアクチュエータとによって構成されている。アクチュエータは、前端部が固定支持体に回動可能に取り付けられていると共に、後端部が可動支持体に摺動可能に取り付けられており、作動時には前端部と後端部とが離間する方向へ延伸する。これにより、アクチュエータを作動させると、アクチュエータの後端部が可動支持体を押すことで、可動支持体が前レバー及び後レバーと共にフードを持ち上げる。このとき、可動支持体と固定支持体とは、前レバーと後レバーとによって側面視で四角形となることができるようなリンク機構とされていることから、可動支持体に連結されたフードは略垂直方向に持ち上げられる。
特表2008−542123号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成によると、アクチュエータが作動した場合、可動支持体の後端部にフードを持ち上げる荷重が加わる。すなわち、可動支持体の後端部の一点に荷重が加わり、可動支持体に負荷が掛かる。また、アクチュエータの固定支持体への連結点は、前レバーの固定支持体への連結点よりも車両前後方向前側に設けられている。したがって、アクチュエータの長手方向の寸法を長くする必要があるため、アクチュエータの後端部には比較的大きなモーメントがかかる。このため、アクチュエータが作動すると、負荷が掛かることで可動支持体及びアクチュエータが車両幅方向に弾性変形する可能性がある。この場合、フードを持ち上げる力が可動支持体及びアクチュエータの弾性変形によって吸収されることでフードの持ち上げ時間の短縮が図れない可能性があり、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記問題を考慮し、フード持ち上げ時間の短縮を図ることができる車両用ポップアップフード装置を得ることを目的とする。
請求項1記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車両の前部に設けられたフードの車両上下方向下側において車幅方向に間隔をあけて左右一対に設けられると共に前記フードの後端部を支持しているヒンジアームと、前記ヒンジアームの車両上下方向下側に設けられると共に車体に固定されているブラケットと、車両前後方向を長手方向として配置され、前端部が前記ブラケットの前端部に車両上下方向に沿って回動可能に取り付けられているメインリンクアームと、前記ヒンジアームと前記メインリンクアームの前部側とを連結しているフロントリンクアームと、前記フロントリンクアームの車両前後方向後側に設けられていると共に前記ヒンジアームと前記メインリンクアームの後部側とを連結しているリアリンクアームと、車両側面視で前記フロントリンクアームと前記リアリンクアームとの間に設けられると共に、第一連結点によって前記ブラケットに取り付けられ、第二連結点によって前記メインリンクアームに取り付けられると共に側面視で前記フロントリンクアームにおける前記メインリンクアームへの連結点及び前記ヒンジアームへの連結点との間に位置しており、作動することによって前記メインリンクアームを車両上側へ押し上げるアクチュエータと、を有している。
請求項1記載の発明によれば、ヒンジアームとブラケットとは、メインリンクアームに取り付けられたフロントリンクアーム及びリアリンクアームで連結されている。メインリンクアームに取り付けられているアクチュエータが作動すると、メインリンクアームが車両上下方向上側に持ち上げられ、これに伴ってフロントリンクアーム及びリアリンクアームも車両上下方向上側へ持ち上げられる。したがって、フロントリンクアーム及びリアリンクアームと連結されたヒンジアームひいてはヒンジアームに支持されたフードの後端部は、車両上下方向上側へと持ち上げられる。つまり、ヒンジアームは複数点で支持されるため、フードを持ち上げる際の荷重はフロントリンクアームとリアリンクアームとに分散される。このため、荷重が一点に集中することがないので、フロントリンクアーム、リアリンクアーム及びメインリンクアームの車両幅方向への弾性変形を抑制することができる。
また、アクチュエータは、フロントリンクアームとリアリンクアームとの間に設けられていると共に、第一連結点によってブラケットに取り付けられ、第二連結点によってメインリンクアームに取り付けられると共に側面視でフロントリンクアームにおけるメインリンクアームへの連結点及びヒンジアームへの連結点との間に位置していることから、アクチュエータの一方の端部から他方の端部までの長さを短く設定することができる。このため、アクチュエータの他方の端部にかかるモーメントは小さくなる。したがって、アクチュエータに掛かる負荷を抑制することができるので、アクチュエータの車両幅方向への弾性変形を抑制することができる。これらによって、アクチュエータを作動させた際のフードを持ち上げる力は、メインリンクアーム等の弾性変形を誘発することなくフードの持ち上げに作用させることができる。
請求項1記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、フード持ち上げ時間の短縮を図ることができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る車両用ポップアップフード装置を側面から見た状態を示す側断面図である。 一実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の作動状態を側面から見た状態を示す側断面図である。 一実施形態に係る車両用ポップアップフード装置を車両前後方向後方から前方へ向かって見た状態を示す斜視図である。 (A)は対比例に係る車両用ポップアップフード装置の通常状態を側面からみた状態を示す側面図であり、(B)は(A)に対し作動状態を示す側面図である。
以下、図1、2を用いて、本発明に係る車両用ポップアップフード装置の一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印UPは車両上下方向上側、矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側をそれぞれ示す。
図1に示されるように、車両10の前部に設けられると共に車両前後方向後端側の裏面にリンフォースメント12が取り付けられたフード14における後端部16の車両上下方向下側には、車両用ポップアップフード装置18が設けられている。この車両用ポップアップフード装置18は、フード14の車両幅方向に間隔を開けて左右一対に設けられている。なお、左右それぞれに設けられた車両用ポップアップフード装置18は、左右対称構造であるので、以下においては一方の車両用ポップアップフード装置18についてのみ図示及び説明する。
車両用ポップアップフード装置18には、車両上下方向上側にヒンジアーム20が設けられている。このヒンジアーム20は、平面視で矩形状のフード締結壁部21と、このフード締結壁部21の車両幅方向外側の端部から車両上下方向下側へ向かって延設された側壁部24とで車両前後方向に直交する断面が略L字状に形成されたフード締結部22を有している(図3参照)。フード締結壁部21には、車両幅方向内側に板厚方向に貫通された締結孔26が車両前後方向に離間して2つ形成されている。したがって、締結孔26とフード14のリンフォースメント12に形成された図示しない締結孔に図示しない締結具を挿通させて締結することで、フード14の後端部16はヒンジアーム20へ締結されている。
フード締結部22の車両前後方向後側かつ車両幅方向外側には、車両前後方向に沿って延設されたアーム部28が形成されている。このアーム部28は、車両前後方向に沿って延設されたアーム上壁部30と、このアーム上壁部30の車両幅方向外側の端部から車両上下方向下側へ向かって延設されたアーム側壁部32とで車両前後方向に直交する断面が略L字状に形成されている。アーム上壁部30は、フード締結壁部21に対して車両上下方向下側に設けられていると共にフード締結壁部21と連続的に形成されている。また、アーム側壁部32は、側壁部24に対して車両幅方向外側に設けられていると共に側壁部24と連続的に形成されている。
車両用ポップアップフード装置18における車両上下方向下側には、ブラケット34が設けられている。ブラケット34は、側面視で略矩形状に形成されたブラケット側壁部36と、ブラケット側壁部36の車両上下方向下側の端部から車両幅方向外側に延設されたブラケット底壁部38とで車両前後方向に直交する断面が略L字状に形成されている。ブラケット側壁部36の前端部40は、車両前後方向前側に向かうにつれて車両上下方向上側へと傾斜されている。また、ブラケット側壁部36の車両前後方向略中央には、車両幅方向外側へ突出された円筒状のボス42が形成されている(図3参照)。ブラケット底壁部38の車両幅方向外側には、板厚方向に貫通された締結孔44が車両前後方向に離間して2つ形成されている。そして、図示しない締結具を締結孔44に挿通させて車両10の車体へ締結することでブラケット34は車体へ固定されている。
ブラケット側壁部36の車両幅方向内側には、メインリンクアーム46が設けられている。このメインリンクアーム46は、車両前後方向に沿って延設されたメインリンクアーム底部48と、このメインリンクアーム底部48の前端部から車両前後方向前側に向かうにつれて車両上下方向上側へと傾斜されたメインリンクアーム前部50と、メインリンクアーム底部48の後端部から車両前後方向後側に向かうにつれて車両上下方向上側へと傾斜されたメインリンクアーム後部52とで側面視で略U字状に形成されている。そして、メインリンクアーム前部50における前端部54は、車両幅方向を軸方向とした連結点(回転軸)P3によってブラケット側壁部36の前端部40に回動可能に取り付けられている。具体的には、図3に示されるように、メインリンクアーム前部50における前端部54とブラケット側壁部36の前端部40とに設けられた車両幅方向に沿った回転軸P3を中心にメインリンクアーム46が車両上下方向に沿って回動可能とされている。
メインリンクアーム後部52の後端部58とブラケット側壁部36とは、アクチュエータ60で連結されている。このアクチュエータ60は、有底円筒状に形成されたシリンダ部62と、棒状に形成されていると共にシリンダ部62に挿入されたロッド部64と、を有して構成されている。アクチュエータ60の作動時には、シリンダ部62内に設けられたガス発生剤が燃焼して、ロッド部64がシリンダ部62に対して軸方向一方側に移動することによってアクチュエータ60の長手方向の寸法が伸長するようにされている。なお、ロッド部64及びシリンダ部62には図示しないストッパ部が設けられており、これにより、アクチュエータ60が所定の寸法を超えて伸長しないようにされていると共に所定の寸法に伸長したアクチュエータ60が縮長しないようにされている。
アクチュエータ60の一方の端部としてのロッド部64の先端部65には、車両幅方向に沿って図示しない貫通孔が形成されており、この貫通孔とブラケット側壁部36のボス42の内部とにボルト66を挿通させて締結する。これにより、車両幅方向を軸方向とした第一連結点としての連結点(回転軸)P4によってロッド部64とブラケット34とが回動可能に連結されている。また、シリンダ部62の閉止端側には、車両幅方向を軸方向とした円筒状に形成されたアクチュエータ60の他方の端部としてのシリンダ締結部68が結合されている。このシリンダ締結部68と、メインリンクアーム後部52の後端部58に設けられた図示しない締結孔とにボルト66を挿通させて締結する。これにより、車両幅方向を軸方向とした第二連結点としての連結点(回転軸)P5によってシリンダ部62とメインリンクアーム46とが回動可能に連結されている。上述の構成により、アクチュエータ60がメインリンクアーム後部52の後端部58とブラケット側壁部36とを連結している。
メインリンクアーム46とヒンジアーム20とは、フロントリンクアーム70とリアリンクアーム72とで連結されている。フロントリンクアーム70は、側面視で車両上下方向上側に凸となる円弧状に形成されている。フロントリンクアーム70の車両前後方向前側のフロントアーム前端部71は、車両幅方向を軸方向とした連結点(回転軸)P1によってメインリンクアーム底部48の前端部(メインリンクアーム前部50の後端部)に回動可能に取り付けられている。なお、フロントリンクアーム70のメインリンクアーム46への取り付け位置(連結点P1)は、側面視でアクチュエータ60のブラケット34への取り付け位置(連結点P4)よりも車両前後方向前側に位置している。
また、フロントリンクアーム70の車両前後方向後側のフロントアーム後端部73は、車両幅方向を軸方向とした連結点(回転軸)P2によってヒンジアーム20のアーム側壁部32における車両前後方向前側に回動可能に取り付けられている。なお、フロントリンクアーム70のアーム側壁部32への取り付け位置(連結点P2)は、側面視でアクチュエータ60のメインリンクアーム46への取り付け位置(連結点P5)よりも車両前後方向後側に位置している。換言すると、アクチュエータ60は、フロントリンクアーム70におけるフロントアーム前端部71のメインリンクアーム底部48への連結点P1とフロントアーム後端部73のアーム側壁部32への連結点P2との間に位置されている。
リアリンクアーム72は、側面視で車両上下方向下側に凸となる円弧状に形成されている。リアリンクアーム72の車両前後方向前側のリアアーム前端部75(図1参照)は、車両幅方向を軸方向とした連結点(回転軸)P6によってメインリンクアーム底部48の後端部(メインリンクアーム後部52の前端部)に回動可能に取り付けられている。なお、リアリンクアーム72のメインリンクアーム46への取り付け位置(連結点P6)は、側面視でアクチュエータ60のブラケット34への取り付け位置(連結点P4)よりも車両前後方向後側に位置している。また、リアリンクアーム72の車両前後方向後側のリアアーム後端部77は、車両幅方向を軸方向とした連結点(回転軸)P7によってヒンジアーム20のアーム側壁部32における車両前後方向後側に回動可能に取り付けられている。つまり、リアリンクアーム72のヒンジアーム20への取り付け位置(連結点P7)は、フロントリンクアーム70のヒンジアーム20への取り付け位置(連結点P2)より車両前後方向後側に位置している。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
ここで、図4に示される対比例を用いながら、本実施形態の作用並びに効果を説明することにする。なお、本実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
図4(A)に示されるように、車両用ポップアップフード装置100は、フード102に回動可能に連結されたメインリンクアーム104と、ボディに固定されたブラケット106と、メインリンクアーム104とブラケット106とを連結するフロントリンクアーム108、リアリンクアーム110及びアクチュエータ112と、によって構成されている。アクチュエータ112は、有底円筒状に形成されたシリンダ部114と、棒状に形成されていると共にシリンダ部114に挿入されたロッド部116と、を有して構成されている。アクチュエータ112の作動時には、ロッド部116がシリンダ部114に対して軸方向一方側に移動することによってアクチュエータ112の長手方向の寸法が伸長するようにされている。
ロッド部116は、メインリンクアーム104の車両前後方向略中央部に設けられた摺動リング118内に係合されている。また、シリンダ部114の閉止端側には、シリンダ締結部120が結合されており、このシリンダ締結部120はブラケット106に図示しないボルトによって回動可能に締結されている。これにより、図4(B)に示されるように、アクチュエータ112を作動させると、アクチュエータ112のロッド部116における肩部122が摺動リング118を押すことで、メインリンクアーム104がフロントリンクアーム108及びリアリンクアーム110と共にフード102を持ち上げる。このとき、ブラケット106とメインリンクアーム104とは、フロントリンクアーム108とリアリンクアーム110とによって側面視で略四角形となることができるリンク機構とされていることから、メインリンクアーム104に連結されたフード102は略垂直方向に持ち上げられる。
しかしながら、対比例の構成によると、アクチュエータ112が作動した場合、メインリンクアーム104の後端部にフード102を持ち上げる荷重が加わる。すなわち、メインリンクアーム104の後端部の一点に荷重が加わり、メインリンクアーム104に負荷が掛かる。また、アクチュエータ112のブラケット106への連結点は、フロントリンクアーム108のブラケット106への連結点よりも車両前後方向前側に設けられている。したがって、アクチュエータ112の長手方向の寸法を長くする必要があるため、アクチュエータ112のロッド部116には比較的大きなモーメントがかかる。このため、アクチュエータ112が作動すると、負荷が掛かることでメインリンクアーム104及びアクチュエータ112が車両幅方向に弾性変形する可能性がある。この場合、フード102を持ち上げる力がメインリンクアーム104及びアクチュエータ112の弾性変形によって吸収されることでフード102の持ち上げ時間の短縮が図れない可能性がある。
これに対し、図1に示される本実施形態では、ヒンジアーム20とブラケット34とは、メインリンクアーム46に取り付けられたフロントリンクアーム70及びリアリンクアーム72で連結されている。メインリンクアーム46に取り付けられているアクチュエータ60が作動すると、図2に示されるように、メインリンクアーム46が車両上下方向上側に持ち上げられ、これに伴ってフロントリンクアーム70及びリアリンクアーム72も車両上下方向上側へ持ち上げられる。したがって、フロントリンクアーム70及びリアリンクアーム72と連結されたヒンジアーム20ひいてはヒンジアーム20に支持されたフード14の後端部16は、車両上下方向上側へと持ち上げられる。つまり、ヒンジアーム20は複数点で持ち上げられるため、フード14を持ち上げる際の荷重はフロントリンクアーム70とリアリンクアーム72とに分散される。このため、荷重が一点に集中することがないので、フロントリンクアーム70、リアリンクアーム72及びメインリンクアーム46の車両幅方向への弾性変形を抑制することができる。
また、アクチュエータ60は、フロントリンクアーム70とリアリンクアーム72との間に設けられていると共に、連結点P4によってロッド部64がブラケット34に取り付けられ、連結点P5によってメインリンクアーム46に取り付けられると共に側面視でフロントリンクアーム70におけるメインリンクアーム46への連結点P1及び前記ヒンジアームへの連結点P2との間に位置していることから、アクチュエータ60のロッド部64からシリンダ締結部68までの長さを短く設定することができる。このため、アクチュエータ60のシリンダ締結部68にかかるモーメントは小さくなる。したがって、アクチュエータ60に掛かる負荷を抑制することができるので、アクチュエータ60の車両幅方向への弾性変形を抑制することができる。これらによって、アクチュエータ60を作動させた際のフード14を持ち上げる力は、メインリンクアーム46等の弾性変形を誘発することなくフード14の持ち上げに作用させることができる。これにより、フード持ち上げ時間の短縮を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両
14 フード
16 フードの後端部
18 車両用ポップアップフード装置
20 ヒンジアーム
34 ブラケット
40 ブラケットの前端部
46 メインリンクアーム
54 メインリンクアームの前端部
58 メインリンクアームの後端部
60 アクチュエータ
64 ロッド部(一方の端部)
68 シリンダ締結部(他方の端部)
70 フロントリンクアーム
72 リアリンクアーム
P1 連結点
P2 連結点
P4 連結点(第一連結点)
P5 連結点(第二連結点)

Claims (1)

  1. 車両の前部に設けられたフードの車両上下方向下側において車幅方向に間隔をあけて左右一対に設けられると共に前記フードの後端部を支持しているヒンジアームと、
    前記ヒンジアームの車両上下方向下側に設けられると共に車体に固定されているブラケットと、
    車両前後方向を長手方向として配置され、前端部が前記ブラケットの前端部に車両上下方向に沿って回動可能に取り付けられているメインリンクアームと、
    前記ヒンジアームと前記メインリンクアームの前部側とを連結しているフロントリンクアームと、
    前記フロントリンクアームの車両前後方向後側に設けられていると共に前記ヒンジアームと前記メインリンクアームの後部側とを連結しているリアリンクアームと、
    車両側面視で前記フロントリンクアームと前記リアリンクアームとの間に設けられると共に、一方に端部が第一連結点によって前記ブラケットに取り付けられ、他方の端部が第二連結点によって前記メインリンクアームに取り付けられると共に側面視で前記フロントリンクアームにおける前記メインリンクアームへの連結点及び前記ヒンジアームへの連結点との間に位置しており、作動することによって前記メインリンクアームを車両上側へ押し上げるアクチュエータと、
    を有する車両用ポップアップフード装置。
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