JP2016097763A - 車両のドア開口部の下部閉塞構造 - Google Patents

車両のドア開口部の下部閉塞構造 Download PDF

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Takahiro Yogo
貴宏 與語
恒介 楠
Tsunesuke Kusunoki
恒介 楠
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Abstract

【課題】サイドシル10と車両用ドア14との間のシール性を確保しつつ耐久性の向上を図る。【解決手段】車両用ドア14の閉塞位置で、ドアガーニッシュ16の横板部1604により、付勢部20の付勢力に抗して蓋部材18は倒伏位置に保持される。蓋部材18の倒伏位置では、蓋部材18が、サイドシルガーニッシュ12とドアガーニッシュ16との間の隙間を閉塞する。車両用ドア14を開くと、蓋部材18はサイドシルガーニッシュ12に沿って延在する起立位置となり、付勢部20の付勢力により起立位置に保持される。車両用ドア14を閉じると、ドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bが蓋部材18にあたって蓋部材18を倒伏位置に向けて揺動させ、車両用ドア14の閉塞位置で蓋部材18は倒伏位置となる。【選択図】図1

Description

本発明は車両のドア開口部の下部閉塞構造に関する。
車両の車体側部に設けられたドア開口部は、フロントサイドドアあるいはリヤサイドドアなどの車両用ドアにより開閉される。
ドア開口部の下部にはサイドシルに取り付けられたサイドシルガーニッシュが設けられており、車両用ドアの下部とサイドシルガーニッシュとの間に隙間が生じると、泥や水が下方から隙間を介して車室内へ侵入してしまうため、車両用ドアの下部あるいはサイドシルガーニッシュの何れか一方に上記隙間を閉塞するウェザーストリップを設けて隙間を閉塞している(特許文献1参照)。
特許第5502016号公報
しかしながら、上記従来技術では、ウェザーストリップはゴム等の弾性材料により形成されており、ウェザーストリップが車両の下方に露出しているため、走行時の飛び石などがウェザーストリップにぶつかり、ウェザーストリップが損傷、劣化し、ウェザーストリップの耐久性を高めるにも限界があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、車両用ドアの下部とサイドシルガーニッシュとの間のシール性を確保しつつ耐久性に優れた車両のドア開口部の下部閉塞構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体のドア開口部の下部に設けられたサイドシルガーニッシュと、ドアアウタパネルとドアインナパネルとを含んで構成され前記ドア開口部を開放する開放位置と前記ドア開口部を閉塞する閉塞位置との間で移動する車両用ドアと、前記ドアアウタパネルの下部に取着され前記車両用ドアの前記閉塞位置で前記サイドシルガーニッシュを覆うドアガーニッシュとが設けられた車両であって、前記サイドシルガーニッシュに設けられ、前記車両用ドアが前記開放位置にある時に前記サイドシルガーニッシュに沿って起立する起立位置と、前記車両用ドアが前記閉塞位置にある時に車幅方向外側に倒れ前記サイドシルガーニッシュと前記ドアガーニッシュの先部との隙間を閉塞する倒伏位置との間で揺動可能な蓋部材と、前記蓋部材を前記起立位置に付勢する付勢部と、前記車両用ドアに設けられ前記車両用ドアの前記開放位置から前記閉塞位置への移動時に前記蓋部材に当接し前記蓋部材を前記起立位置から前記倒伏位置に倒伏させ前記倒伏位置に保持する倒伏部とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記蓋部材は、起立位置において、サイドシルガーニッシュを車体パネルに固定するクリップより上方側に延在されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記付勢部は、前記蓋部材と前記サイドシルガーニッシュとにわたって設けられたねじりばねで構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記付勢部は、自重により前記蓋部材を起立位置とする前記蓋部材の重心部で構成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記ドアガーニッシュは、ドアアウタパネルの下部に沿って上下に延在する縦板部と、前記縦板部の下端から車幅方向内側に延在する横板部とを有し、前記倒伏部は、前記横板部の先部で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、車両用ドアの閉塞位置において、倒伏位置となった蓋部材によりサイドシルガーニッシュとドアガーニッシュの先部との隙間が閉塞される。
したがって、車両の走行時に下方から隙間に向かって泥や水が跳ね上がっても、蓋部材により泥や水の車室内への侵入が阻止される。
また、蓋部材は、従来の弾性材料からなるウェザーストリップと異なり、硬質な材料で形成できるため、車両の走行時に飛び石などが蓋部材にぶつかっても蓋部材の損傷や劣化が抑制され、蓋部材の耐久性にも優れる。
また、車両用ドアの開放位置では、蓋部材はサイドシルガーニッシュに沿って延在するので、乗り降りの際に蓋部材が邪魔になることはない。
したがって、車両用ドアの下部とサイドシルガーニッシュとの間のシール性を確保しつつ耐久性に優れた車両のドア開口部の下部閉塞構造が得られる。
ドア開口部が車両用ドアで閉塞され、蓋部材が倒伏位置に位置した状態を示す断面図である。 ドア開口部が開放され、蓋部材が起立位置に位置した状態を示す断面図である。 倒伏位置に位置した蓋部材の斜視図である。 起立位置に位置した蓋部材の斜視図である。 蓋部材の変形例の説明図で、(A)は蓋部材の倒伏位置を、(B)は蓋部材の起立位置を示している。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2に示すように、車両の側部は、サイドシル10と、サイドシルガーニッシュ12と、車両用ドア14と、ドアガーニッシュ16と、蓋部材18と、付勢部20と、倒伏部22とを含んで構成されている。
サイドシル10は、車両の骨格部材であり、車両用ドア14であるフロントサイドドアあるいはリヤサイドドアで開閉されるドア開口部24の下縁を構成し、車両前後方向に沿って延在している。
本実施の形態では、サイドシル10は、互いに接合されるサイドシルアウタパネル1002およびサイドシルインナパネル1004と、サイドシルリンフォース1006と、ボデーパネル1008とを含んで構成されている。
サイドシルリンフォース1006は、サイドシルアウタパネル1002の車幅方向内側に重ね合わされて配置されている。
ボデーパネル1008は、車体側部を形成する外板であり、サイドシルアウタパネル1002の車幅方向外側に配置されている。
本実施の形態では、サイドシルインナパネル1004の上下両側のフランジ部と、サイドシルリンフォース1006の上下両側のフランジ部と、サイドシルアウタパネル1002の上下両側のフランジ部とが重ね合わされて接合されると共に、ボデーパネル1008の下側のフランジ部がサイドシルアウタパネル1002の下側のフランジ部に接合されることでサイドシル10が構成されている。
サイドシルガーニッシュ12は、意匠部品であり、車体のドア開口部24の下部に沿って車両前後方向に延在して設けられている。
サイドシルガーニッシュ12は、ボデーパネル1008の車幅方向外側に取り付けられている。
詳細に説明すると、サイドシルガーニッシュ12は、上部取り付け板部1202と、下部取り付け板部1204と、本体板部1206とを備えている。
上部取り付け板部1202は、ボデーパネル1008の本体部の中間部に重ね合わされて複数のクリップ26を介してボデーパネル1008に取着されている。
下部取り付け板部1204は、ボデーパネル1008の下部寄りの箇所に重ね合わされてクリップ28を介してボデーパネル1008に取着されている。
本体板部1206は、上部取り付け板部1202と下部取り付け板部1204とを接続する部分である。
本体板部1206は、上部取り付け板部1202に繋がり下方に向けられた横板部1210と、横板部1210の車幅方向の内側の端部から下方に屈曲された内側縦板部1212と、内側縦板部1212の下端から下部取り付け板部1204側に屈曲された外側縦板部1214とを備えている。
横板部1210の車両の前後方向に間隔をおいた複数箇所に、U字状の支持脚1220が立設されている。
車両用ドア14は、車幅方向外側に設けられたドアアウタパネル1402と、ドアアウタパネル1402の車幅方向内側に設けられドアアウタパネル1402に接合されるドアインナパネル1404とを含んで構成されている。
車両用ドア14は、ドア開口部24を閉塞する閉塞位置(図1)と、ドア開口部24を開放する開放位置(図2)との間で移動する。
ドアガーニッシュ16は、意匠部品であり、ドアアウタパネル1402の下部に取着され、ドアアウタパネル1402の下縁に沿って延在して設けられている。
ドアガーニッシュ16は、図1に示すように、車両用ドア14が閉塞位置にある時にサイドシルガーニッシュ12を覆うものである。
ドアガーニッシュ16は、縦板部1602と横板部1604とを有している。
縦板部1602は、ドアアウタパネル1402の下部に沿って上下に延在している。
本実施の形態ではドアガーニッシュ16は、ドアアウタパネル1402に対向する縦板部1602の前後方向に間隔をおいた箇所で、それぞれ取り付け片部30A、30B、クリップ32A、32Bを介してドアアウタパネル1402に取着されている。
横板部1604は、縦板部1602の下端から車幅方向内側に直線状に延在する横部1604Aと、横部1604Aの先端から下方に屈曲する屈曲部1604Bとを有している。
倒伏部22は、車両用ドア14に設けられ、車両用ドア14の開放位置から閉塞位置への移動時に蓋部材18に当接し蓋部材18を起立位置から倒伏位置に倒伏させ、倒伏位置に保持するものである。本実施の形態では、倒伏部22は、ドアガーニッシュ16の横板部1604で構成されている。
蓋部材18は、サイドシルガーニッシュ12に設けられ、図1に示す倒伏位置と、図2に示す起立位置との間で揺動する。
蓋部材18は、図3、図4に示すように、前後のドア開口部24毎に個別に設けられている。図3、図4において符号19はセンターピラーを示している。なお、蓋部材18は、センターピラーを跨いで単一の板材で形成されていてもよい。
蓋部材18は、車両用ドア14が閉塞された閉塞位置にある時に倒伏位置とされ、車両用ドア14が開放された開放位置にある時に起立位置とされる。
蓋部材18は、倒伏位置では、ドアガーニッシュ16の横板部1604に沿って車幅方向外側に倒れ、サイドシルガーニッシュ12とドアガーニッシュ16の先部との隙間を閉塞する。ここで、車両用ドア14の閉塞状態でサイドシルガーニッシュ12とドアガーニッシュ16の先部との間に生じる隙間は、サイドシルガーニッシュ12の内側縦板部1212とドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bとの間の隙間である。
一方、蓋部材18は、起立位置では、サイドシルガーニッシュ12の上部取り付け板部1202に沿って起立してサイドシルガーニッシュ12の上部取り付け板部1202の車幅方向外側を覆う。なお、蓋部材18は、起立した状態で、上部取り付け板部1202をボデーパネル1008に固定するクリップ26の位置より上方に延びる。つまり、蓋部材18は、起立位置でクリップ26を隠すように上部取り付け板部1202の車幅方向外側を覆う。
なお、本発明において「ドア開口部24を開放する車両用ドア14の開放位置」とは、人が乗り降りするために車両用ドア14を開放させる位置に加え、図2に示すように、車両用ドア14のドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bと、起立位置に位置する蓋部材18とが離れた位置を含む。
蓋部材18は、硬質な合成樹脂材料あるいは金属材料で強度、剛性を持たせて形成されている。
図1に示す倒伏位置において、蓋部材18は、車幅方向に沿った均一の幅をもって車両前後方向に延在している。
蓋部材18は、外側半部1802と、中間横部1804と、内側傾斜部1806と、屈曲部1808と、外側傾斜部1810とを有している。
外側半部1802は、図2に示す起立位置において、サイドシルガーニッシュ12の上部の形状に沿って延在する形状で形成され、図1に示す倒伏位置において、ドアガーニッシュ16の横板部1604の横部1604Aの上方に位置する。
中間横部1804は、図1に示す倒伏位置において、外側半部1802の車幅方向の内端から車幅方向内側にドアガーニッシュ16の横板部1604の横部1604Aの上面に沿って直線状に延在する。
内側傾斜部1806は、図1に示す倒伏位置において、ドアガーニッシュ16の横板部1604の屈曲部1604Bから車幅方向内側に離れた箇所に位置し、中間横部1804の車幅方向の内端から車幅方向の内側に至るにつれて下方に変位する傾斜で延在している。
外側傾斜部1810は、図1に示す倒伏位置において、内側傾斜部1806の下端から屈曲部1808を介して上方に延び、上方に至るにつれてサイドシルガーニッシュ12の内側縦板部1212に次第に近づく傾斜をもって延在している。
中間横部1804の内側傾斜部1806寄りの箇所で車両の前後方向に間隔をおいた複数箇所に、U字状の支持脚1820が立設されている。
蓋部材18は、複数の支持脚1820と、サイドシルガーニッシュ12の横板部1210の複数の支持脚1220との間に挿通された支軸1822により、図1に示す倒伏位置と、図2に示す起立位置との間で揺動可能に支持されている。
付勢部20は、蓋部材8を図2に示す起立位置に常時付勢するもので、支軸1822に巻装され一端が支持脚1820に係止され他端が支持脚1220に係止されたねじりばねで構成されている。
次に、蓋部材18の動きについて説明する。
図1に示すように、車両用ドア14が閉じられて閉塞位置にある状態では、支軸1822の中心の車幅方向の両側の下方で、蓋部材18の中間横部1804の下面にドアガーニッシュ16の横板部1604の横部1604Aが接触していることから、付勢部20の付勢力に抗して蓋部材18はがたつくことなく倒伏位置に保持されている。
蓋部材18の倒伏位置では、蓋部材18の中間横部1804の端部と、内側傾斜部1806と、屈曲部1808と、外側傾斜部1810とが、サイドシルガーニッシュ12の内側縦板部1212とドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bとの間の隙間に位置し、この隙間を閉塞している。
より詳細には、外側傾斜部1810の上端が内側縦板部1212に近接しあるいは接触しており、中間横部1804が横部1604Aに接触あるいは近接することで、サイドシルガーニッシュ12の内側縦板部1212とドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bとの間の隙間を閉塞している。
図1に示す閉塞位置から車両用ドア14を開くと、車両用ドア14の移動に伴い、ドアガーニッシュ16の横部1604Aの先端の屈曲部1604Bが支軸1822の中心の下方よりも車幅方向外側に移動すると、蓋部材18は付勢部20の付勢力により起立位置に向かって揺動し始める。
車両用ドア14の移動に伴い、ドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bが、蓋部材18の中間横部1804、内側傾斜部1806、屈曲部1808へと接触していき、ドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bが蓋部材18の屈曲部1808から離れると、蓋部材18は起立位置方向に揺動する。そして、蓋部材18の外側半部1802の先端がサイドシルガーニッシュ12の上部取り付け板部1202に当たって蓋部材18は起立位置となり、付勢部20の付勢力により蓋部材18は起立位置にがたつくことなく保持される。
起立位置において蓋部材18はサイドシルガーニッシュ12に沿って延在し、サイドシルガーニッシュ12の車幅方向外側を覆う。より詳細には、起立位置において、蓋部材18の外側半部1802と中間横部1804とが、サイドシルガーニッシュ12の上部取り付け板部1202の形状に沿ってクリップ26の位置より上方まで延在している。これにより、サイドシルガーニッシュ12のクリップ26が蓋部材18によって隠される。
一方、図2に示す開放位置から車両用ドア14を閉じると、車両用ドア14の移動に伴い、ドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bが蓋部材18の屈曲部1808に当たって蓋部材18を付勢部20の付勢力に抗して倒伏位置に向けて揺動させる。
車両用ドア14の移動に伴い、ドアガーニッシュ16の屈曲部1604Bが蓋部材18の屈曲部1808から内側傾斜部1806、中間横部1804へと接触していく。
そして、車両用ドア14の閉塞位置では、蓋部材18は、支軸1822の中心の車幅方向の両側の下方で、蓋部材18の中間横部1804の下面にドアガーニッシュ16の横板部1604の横部1604Aが接触した倒伏位置となり、倒伏位置に保持される。
本実施の形態によれば、車両用ドアが閉塞位置にある状態で、倒伏位置となった蓋部材18によりサイドシルガーニッシュ12と横板部1604の先部との間の隙間が閉塞される。
したがって、車両の走行時に下方から隙間に向かって泥や水が跳ね上がっても、蓋部材18により泥や水の車室内への侵入が阻止される。
また、蓋部材18は、従来の弾性材料からなるウェザーストリップと異なり、硬質な材料で形成できるため、車両の走行時に飛び石などが蓋部材18にぶつかっても蓋部材18の蓋部材18の損傷や劣化が抑制され、蓋部材18の耐久性にも優れる。
また、車両用ドア14が開放位置にある時には、蓋部材18は起立位置となり起立位置に保持される。そして、起立位置において蓋部材18はサイドシルガーニッシュ12に沿って延在するので、乗り降りの際に蓋部材18が邪魔になることはなく、乗り降りを円滑に行なえる。
したがって、本実施の形態によれば、車両用ドア14の下部とサイドシルガーニッシュ12との間のシール性を確保しつつ耐久性に優れた車両用ドア14の下部閉塞構造を提供する上で有利となる。
また、本実施の形態では、蓋部材18は起立位置において、クリップ26より上方に延在されるので、蓋部材18によってクリップ26を隠すことができ、見映えを向上する上で有利となる。
また、本実施の形態では、付勢部20を蓋部材18とサイドシルガーニッシュ12とにわたって設けられたねじりばねで構成したので、簡単な構成で蓋部材18を確実に起立位置に揺動させ保持させる上で有利となる。
また、本実施の形態では、蓋部材18を起立位置から倒伏位置に揺動させる倒伏部22を、ドアガーニッシュ16の横板部1604の先部で構成したので、部品点数を増やすことなく倒伏部22を簡単に構成する上で有利となる。
また、本実施の形態では、車両用ドアの閉塞位置において、蓋部材18は倒伏位置となり、サイドシルガーニッシュ12と横板部1604の先部との間の隙間を閉塞する内側傾斜部1806と、屈曲部1808と、外側傾斜部1810とを除いた蓋部材18の残りの部分が全て、ドアガーニッシュ16の横板部1604の上方に収納されるため、車両の外観性を損なうこともない。
次に図5(A)、(B)を参照して蓋部材18の変形例について説明する。
前記実施の形態では、蓋部材18を起立位置に付勢する付勢部20を、支軸1822に巻装されたねじりばねで構成した場合について説明したが、この変形例では、付勢部20を、蓋部材18Aの自重により蓋部材18Aを起立位置に付勢する蓋部材18Aの重心部Gで構成されている。
この場合には、図5(A)、(B)に示すように、蓋部材18Aの重心部Gの位置を、蓋部材18Aの適宜箇所に重り34を取着して決定してもよく、あるいは、蓋部材18Aの形状により決定するなど任意である。
このような変形例によっても、付勢部20を簡単に構成する上で有利となる。
なお、実施の形態、変形例では、付勢部20により蓋部材18、18Aを起立位置に保持するようにしたが、以下のようにしてもよい。
すなわち、蓋部材18、18Aの起立位置で蓋部材18、18Aの外側半部1802の先端と、この先端に対向するサイドシルガーニッシュ12の上部取り付け板部1202の箇所とに、それぞれ互いに吸着する永久磁石を設け、これら永久磁石どうしが吸着することで蓋部材18、18Aの起立位置を保持するようにしてもよい。この場合、一方に永久磁石、他方に鉄片を設けても良い。
また、サイドシルガーニッシュ12の内側縦板部1212と、蓋部材18、18Aの外側傾斜部1810の一方に、蓋部材18、18Aの倒伏位置で、内側縦板部1212と外側傾斜部1810との隙間を閉塞するウェザーストリップを設けても良い。
このようにすると、ドアガーニッシュ16と蓋部材18、18Aとの間のシール性をさらに高めることができ、また、従来のように下方に露出するウェザーストリップの面積も少なく、ウェザーストリップの耐久性も確保される。
なお、実施の形態において、仮に、車両の走行時に、蓋部材18、18Aの倒伏位置で、外側傾斜部1810の上端と内側縦板部1212との隙間から水が浸入したとしても、隙間の上方には斜め下向きのサイドシルガーニッシュ12の横板部1210が位置しているため、上方への移動が阻止される。仮にこのように侵入した水は、図2に示す車両用ドア14の開放位置で蓋部材18、18Aが起立位置になることから、車外に排出される。
また、本発明は車両用ドア14が揺動することでドア開口部24を開閉するものや、スライドすることでドア開口部24を開閉するものなど、車両用ドア14の移動方式は限定されない。
10 サイドシル
12 サイドシルガーニッシュ
14 車両用ドア
24 ドア開口部
16 ドアガーニッシュ
18,18A 蓋部材
1822 支軸
20 付勢部
22 倒伏部

Claims (5)

  1. 車体のドア開口部の下部に設けられたサイドシルガーニッシュと、
    ドアアウタパネルとドアインナパネルとを含んで構成され前記ドア開口部を開放する開放位置と前記ドア開口部を閉塞する閉塞位置との間で移動する車両用ドアと、
    前記ドアアウタパネルの下部に取着され前記車両用ドアの前記閉塞位置で前記サイドシルガーニッシュを覆うドアガーニッシュと、
    が設けられた車両であって、
    前記サイドシルガーニッシュに設けられ、前記車両用ドアが前記開放位置にある時に前記サイドシルガーニッシュに沿って起立する起立位置と、前記車両用ドアが前記閉塞位置にある時に車幅方向外側に倒れ前記サイドシルガーニッシュと前記ドアガーニッシュの先部との隙間を閉塞する倒伏位置との間で揺動可能な蓋部材と、
    前記蓋部材を前記起立位置に付勢する付勢部と、
    前記車両用ドアに設けられ前記車両用ドアの前記開放位置から前記閉塞位置への移動時に前記蓋部材に当接し前記蓋部材を前記起立位置から前記倒伏位置に倒伏させ前記倒伏位置に保持する倒伏部と、
    を備えることを特徴とする車両のドア開口部の下部閉塞構造。
  2. 前記蓋部材は、起立位置において、サイドシルガーニッシュを車体パネルに固定するクリップより上方側に延在される、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両のドア開口部の下部閉塞構造。
  3. 前記付勢部は、前記蓋部材と前記サイドシルガーニッシュとにわたって設けられたねじりばねで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のドア開口部の下部閉塞構造。
  4. 前記付勢部は、自重により前記蓋部材を起立位置とする前記蓋部材の重心部で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のドア開口部の下部閉塞構造。
  5. 前記ドアガーニッシュは、アウタパネルの下部に沿って上下に延在する縦板部と、前記縦板部の下端から車幅方向内側に延在する横板部とを有し、
    前記倒伏部は、前記横板部の先部で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の車両のドア開口部の下部閉塞構造。
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WO2018154216A1 (fr) * 2017-02-24 2018-08-30 Renault S.A.S Element de protection d'une porte et agencement d'un tel element sur un vehicule
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