JP2016095188A - 管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法 - Google Patents

管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016095188A
JP2016095188A JP2014230515A JP2014230515A JP2016095188A JP 2016095188 A JP2016095188 A JP 2016095188A JP 2014230515 A JP2014230515 A JP 2014230515A JP 2014230515 A JP2014230515 A JP 2014230515A JP 2016095188 A JP2016095188 A JP 2016095188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
outer peripheral
shape
measuring device
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014230515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6285847B2 (ja
Inventor
雅幹 本田
Masaki Honda
雅幹 本田
大樹 宮本
Daiki Miyamoto
大樹 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2014230515A priority Critical patent/JP6285847B2/ja
Publication of JP2016095188A publication Critical patent/JP2016095188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6285847B2 publication Critical patent/JP6285847B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を正確に測定するための管の全周形状測定システムを提供すること。
【解決手段】一方側から管12の外周面に探査波Waを照射することで、管12の一方側の外周形状を測定する一方側測定装置22Aと、一方側と管群12Gを挟んで対向する他方側から管12の外周面に探査波Waを照射することで、管12の他方側の外周形状を測定する他方側測定装置22Bであって、他方側測定装置22Bの測定範囲が、管12の他方側の外周形状の両端部において、一方側測定装置22Aの測定範囲と重複するように構成される他方側測定装置22Bと、管12の一方側の外周形状と、外周形状と同一断面上に位置する他方側の外周形状とから、管12の全周形状を算出する全周形状算出部40A、を含むコントローラ40と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を測定するための管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法に関する。
ボイラにおけるボイラチューブ等の高温、高圧力下に晒される鋼管は、クリープ損傷が原因で噴破することがある。このクリープ損傷を未然に防止するためには、クリープ変形(管の膨出)を把握することが有効であり、そのためには管の全周寸法を正確に測定する必要がある。しかしながら、ボイラエレメント等の管群は、隣接する管と管との間隔が狭く、隣接する管と管との間にノギスなどの測定器具を挿入することができずに管の全周寸法を測定出来ない場合が多い。
ボイラチューブの寸法を測定する手法として、ノギス以外にレーザ等の探査波を照射することで管の形状を測定する形状測定装置を用いることが考えられる。この種の形状測定装置の例として、特許文献1にかかる装置が、本出願人によって開示されている。
特許第5129727号公報
しかしながら、上述した特許文献1の形状測定装置は、ボイラ炉壁等のボイラチューブの片面の形状をレーザで測定することは出来るが、管の全周の形状(全周寸法)を測定することは出来ないものであった。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、このような従来技術の状況の基になされた発明であって、その目的とするところは、複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を正確に測定するための管の全周形状測定システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一つの実施形態にかかる管の全周形状測定システムは、
複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を測定するための、管の全周形状測定システムであって、
前記管群の配列方向と直交する方向側である一方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の一方側の外周形状を測定する一方側測定装置と、
前記管群の配列方向と直交する方向側であって前記一方側と前記管群を挟んで対向する他方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の他方側の外周形状を測定する他方側測定装置であって、前記他方側測定装置の測定範囲が、前記管の他方側の外周形状の両端部において、前記一方側測定装置の測定範囲と重複するように構成される他方側測定装置と、
前記一方側測定装置で測定された前記管の一方側の外周形状と、前記他方側測定装置で測定された前記管の他方側の外周形状であって、前記一方側の外周形状と同一断面上に位置する前記管の他方側の外周形状とから、前記管の全周形状を算出する全周形状算出部、を含むコントローラと、
を備える。
上記(1)に記載の管の全周形状測定システムは、管の一方側の外周形状を測定する一方側測定装置と、管の他方側の外周形状を測定する他方側測定装置と、一方側測定装置で測定された管の一方側の外周形状と、他方側測定装置で測定された管の他方側の外周形状とから、管の全周形状を算出する全周形状算出部、を含むコントローラと、を備えている。このため、複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群において、隣接する管の隙間が狭く、ノギスなどの測定器具を挿入することができない場合であっても、管の全周形状を正確に測定することが出来るようになっている。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の管の全周形状測定システムにおいて、上記全周形状算出部は、測定範囲が重複する領域において、管の一方側の外周形状と管の他方側の外周形状とが一致するように、管の一方側の外周形状と管の他方側の外周形状とを合成することで、管の全周形状を算出するように構成される。
上記(2)に記載の管の全周形状測定システムによれば、一方側測定装置の測定範囲と他方側測定装置の測定範囲とが重複する領域において、管の一方側の外周形状と管の他方側の外周形状とが一致するように、管の一方側の外周形状と管の他方側の外周形状とを合成することで、管の全周形状を正確に算出することが出来る。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の管の全周形状測定システムにおいて、上記一方側測定装置は、一方側測定装置で測定される管の一方側の外周形状に対応する管の長手方向における位置を検出可能な一方側エンコーダを有する。また、上記他方側測定装置は、他方側測定装置で測定される管の他方側の外周形状に対応する管の長手方向における位置を検出可能な他方側エンコーダを有する。そして、コントローラは、一方側エンコーダが検出する管の一方側の外周形状に対応する管の長手方向における位置と、他方側エンコーダが検出する管の他方側の外周形状に対応する管の長手方向における位置とを照合し、管の一方側の外周形状と同一断面上に位置する管の他方側の外周形状を認識するように構成される位置照合部をさらに含む。
上記(3)に記載の管の全周形状測定システムによれば、一方側エンコーダが検出する管の長手方向における位置と、他方側エンコーダが検出する管の長手方向における位置とを照合することで、管の一方側の外周形状と同一断面上に位置する管の他方側の外周形状を認識することが出来る。このため、一方側測定装置および他方側測定装置が互いに別々に管の一方側の外周形状および他方側の外周形状を夫々測定する場合であっても、測定後に管の一方側の外周形状に対応した位置における管の他方側の外周形状を認識することが出来るため、管の外周形状を正確に算出することが出来る。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(3)の何れかに記載の管の全周形状測定システムにおいて、
前記管群の一方側において前記管の長手方向に延在する、前記一方側測定装置を案内するための一方側ガイド部材と、
前記管群の他方側において前記管の長手方向に延在する、前記他方側測定装置を案内するための他方側ガイド部材と、
前記管群の一方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記一方側ガイド部材の一端側を支持するための一方側第1サポート部材と、
前記管群の一方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記一方側ガイド部材の他端側を支持するための一方側第2サポート部材と、
前記管群の他方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記他方側ガイド部材の一端側を支持するための他方側第1サポート部材と、
前記管群の他方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記他方側ガイド部材の他端側を支持するための他方側第2サポート部材と、をさらに備える。
上記(4)に記載の管の全周形状測定システムによれば、一方側ガイド部材および他方側ガイド部材によって、一方側測定装置および他方側測定装置の各々を管の長手方向に沿って移動させることが出来る。また、一方側第1サポート部材および一方側第2サポート部材によって一方側ガイド部材を支持する構成とすることで、管の長手方向と直交する方向における一方側ガイド部材の位置を変更可能に構成することが出来る。同様に、他方側第1サポート部材および他方側第2サポート部材によって他方側ガイド部材を支持する構成とすることで、管の長手方向と直交する方向における他方方側ガイド部材の位置を変更可能に構成することが出来る。
すなわち、上記実施形態によれば、一方側測定装置および他方側測定装置の各々を、管の長手方向および管の長手方向に直交する方向の夫々の方向に沿って移動可能に構成することが出来る。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載の管の全周形状測定システムにおいて、一方側第1サポート部材の少なくとも一端と他方側第1サポート部材の少なくとも一端とを連結するための第1連結部材と、一方側第2サポート部材の少なくとも一端と他方側第2サポート部材の少なくとも一端とを連結するための第2連結部材と、管の外周形状に沿った円弧状を有する固定バンド、及び固定バンドを管の外周面に当接させた状態で固定するための固定用ネジであって、一方側第1サポート部材、一方側第2サポート部材、他方側第1サポート部材、及び他方側第2サポート部材の夫々に形成されているネジ穴に螺合可能な固定用ネジ、を含む固定治具と、をさらに備える。
上記(5)に記載の管の全周形状測定システムによれば、上述した一方側ガイド部材、一方側第1サポート部材、一方側第2サポート部材、並びに他方側ガイド部材、他方側第1サポート部材、他方側第2サポート部材の各々を、第1連結部材、第2連結部材、及び固定治具によって、簡単に組み立てることが出来る。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(5)に記載の管の全周形状測定システムにおいて、上記一方側測定装置は、管の一方側の外周面に探査波を照射する複数の測定センサを含み、複数のセンサの各々は、管の一方側の外周面に対して互いに異なる角度で探査波を照射可能に構成される。また、上記他方側測定装置は、管の他方側の外周面に探査波を照射する複数の測定センサを含み、複数のセンサの各々は、管の他方側の外周面に対して互いに異なる角度で探査波を照射可能に構成されている。
上記(6)に記載の管の全周形状測定システムによれば、管の外周形状を測定する際に死角が出来難いため、隣接する管の隙間が管の外径に対して小さいような場合であっても、管の外周形状を正確に測定することが出来る。
(7)本発明の少なくとも一つの実施形態にかかる管の全周形状測定方法は、
複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を測定するための、管の全周形状測定方法であって、
前記管群の配列方向と直交する方向側である一方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の一方側の外周形状を測定する一方側測定ステップと、
前記管群の配列方向と直交する方向側であって前記一方側と前記管群を挟んで対向する他方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の他方側の外周形状を測定する他方側測定ステップであって、前記他方側測定ステップにおける測定範囲が、前記管の他方側の外周形状の両端部において、前記一方側測定ステップにおける測定範囲と重複する他方側測定ステップと、
前記一方側測定ステップで測定された前記管の一方側の外周形状と、前記一方側の外周形状と対応した位置における前記他方側測定ステップで測定された前記管の他方側の外周形状とから、前記管の全周形状を算出する全周形状算出ステップと、
を備える。
上記(7)に記載の管の全周形状測定方法は、管の一方側の外周形状を測定する一方側測定ステップと、管の他方側の外周形状を測定する他方側測定ステップと、一方側測定ステップで測定された管の一方側の外周形状と、一方側の外周形状と対応した位置における他方側測定ステップで測定された管の他方側の外周形状とから、管の全周形状を算出する全周形状算出ステップを備えている。このため、複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を正確に測定することが出来るようになっている。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を正確に測定するための管の全周形状測定システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムが適用されるボイラの概略構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムの全体構成を示した構成図である。 本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおける管の外周形状の測定方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおいて、管の一方側の外周形状と他方側の外周形状とを合成することで、管の全周形状を算出する過程を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおけるサポート部材の端部の連結構造を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおける測定装置の構成を示した構成図である。 本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおける測定装置の他実施形態を説明するための説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムが適用されるボイラの概略構成を示す概略図である。図1において、符号1はボイラ、符号2はバーナ、3は火炉、4は過熱器及び再熱器管群、6は蒸発管群を示す。
本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システム10は、例えば過熱器及び再熱器管群4や蒸発管群6などのような、複数の伝熱管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を測定するためのものである。
図2は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムの全体構成を示した構成図である。図2の(a)は、管の全周形状測定システム10によって管群12Gにおける管12の外周形状を測定している状態を示した斜視図、図2の(b)は、管の全周形状測定システム10によって管群12Gにおける管12の外周形状を測定している状態を示した上面図である。図3は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおける管の外周形状の測定方法を説明するための図である。図3の(a)は、管12の外周形状を測定している状態を示した拡大上面図、図3の(b)は、一方側測定装置22Aによって測定された管12の一方側の外周形状を示した図、図3の(c)は、他方側測定装置22Bによって測定された管12の他方側の外周形状を示した図である。
図2に示したように、管群12Gは、その配列方向(図2の(a)におけるY方向)に沿って複数の管12が隙間aを有して一列に配列している。隙間aの大きさは、約15mm以下、管12の外径Dに対して例えば15%〜150%程度であり、ノギスなどの測定器具が挿入し難い大きさとなっている。
また、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システム10は、管12の外周に探査波Wを照射することで、管12の外周形状を測定する一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bと、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bの各々で測定された管12の外周形状に関するデータが送信されるコントローラ40と、を備える。
図示した実施形態では、探査波Wはレーザ光であり、測定装置22は、レーザ光を利用することで対象物の形状を測定するレーザセンサである。しかしながら、本発明における測定装置22はレーザセンサに限定されず、超音波によって対象物の形状を測定する超音波センサや、対象物を複数の異なる方向により同時に撮影可能なステレオカメラなどであってもよいものである。
一定側測定装置22Aは、管群12Gの配列方向と直交する方向(図2の(a)におけるX方向)側である一方側から管12の外周面に探査波Waを照射することで、管12の一方側の外周形状12aを測定するように構成される。
同様に、他方側測定装置22Bは、管群12Gの配列方向と直交する方向側であって、一方側と管群12Gを挟んで対向する他方側から管12の外周面に探査波Wbを照射することで、管12の他方側の外周形状12bを測定するように構成される。
また、他方側測定装置22Bは、その測定範囲が、管12の他方側の外周形状の両端部において、上述した一方側測定装置22Aの測定範囲と点又は領域を持って重複するように構成される。図3に示した実施形態では、一方側測定装置22Aの測定範囲と、他方側測定装置22Bの測定範囲とは、各々の両端部における領域R1、R2において重複している。
すなわち、一方側測定装置22Aと、他方側測定装置22Bの少なくともいずれか一方の測定装置22は、管12の外周の半周以上(180度以上)の範囲を測定可能なように構成される。一方の測定装置22が、管12の外周の半周以上の範囲を測定可能にするための手段としては、幾つかの手段が考えられる。例えば、測定装置22が管12の円周方向(図2の(a)におけるY方向)に沿って移動可能に構成することや、後述するように、測定装置22が管12の外周面に探査波Wを照射する測定センサ22aを複数備えることなどが考えられる。
コントローラ40は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイスなどを有するマイクロコンピュータからなる。そして、図1に示すように、管12の全周形状を算出する全周形状算出部40Aを含む。全周形状算出部40Aは、一方側測定装置22Aで測定された管12の一方側の外周形状12aと、他方側測定装置22Bで測定された管12の他方側の外周形状12bであって、一方側の外周形状12aと同一断面上に位置する管12の他方側の外周形状12bとから、管12の全周形状を算出するように構成される。
ここで、全周形状算出部40Aが、一方側の外周形状12aと同一断面上に位置する他方側の外周形状12bを認識するための手段としては、幾つかの手段が考えられる。例えば、一方側測定装置22Aと他方側測定装置22Bとを管群12Gを挟んで同一高さ位置に配置し、両者を管12の長手方向に沿って同時に移動させることで、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとは常に同一断面上における管の外周形状を測定するように構成してもよい。また、後述するように、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bの各々が管12の長手方向における位置を検出可能なエンコーダを備えることなどが考えられる。
このように構成される本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システム10は、上述したように、管12の一方側の外周形状12aを測定する一方側測定装置22Aと、管12の他方側の外周形状を測定する他方側測定装置22Bと、一方側測定装置22Aで測定された管12の一方側の外周形状12aと、他方側測定装置22Bで測定された管12の他方側の外周形状12bとから、管12の全周形状を算出する全周形状算出部40A、を含むコントローラ40と、を備えている。このため、複数の管12が互いに隙間を有して配列されてなる管群12Gにおいて、隣接する管12、12の隙間が狭く、ノギスなどの測定器具を挿入することができ場合であっても、管12の全周形状を正確に測定することが出来るようになっている。
図4は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおいて、管の一方側の外周形状と他方側の外周形状とを合成することで、管の全周形状を算出する過程を説明するための図である。
幾つかの実施形態では、図4に示したように、上述した全周形状算出部40Aは、測定範囲が重複する領域R1、R2において、管12の一方側の外周形状12aと管12の他方側の外周形状12bとが一致するように、管12の一方側の外周形状12aと管12の他方側の外周形状12bとを合成することで、管12の全周形状を算出するように構成される。
図4の(a)は、一方側の外周形状12aにおける端点a1、a2と、他方側の外周形状12bにおける端点b1、b2を重ね合わせた状態を示している。一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとが点でのみ重複する場合は、一方側の外周形状12aにおける端点a1、a2と、他方側の外周形状12bにおける端点b1、b2とを重ね合わせることで、管12の全周形状を算出することが出来る。これに対して、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとが領域を持って重複する場合は、測定範囲が重複する領域R1、R2において、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとが一致するように、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bを合成する必要がある。
図4の(b)は、図4の(a)に対して、測定範囲が重複する領域R1、R2において、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとが一致するように、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bの相対位置を調整している状態を示している。一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとが一致しているか否かの判定は、例えば最小二乗法などによって両者の相対誤差が最も小さい相対位置を算出し、この位置を一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとが一致している位置を見なすことが出来る。また例えば、一方側の外周形状12aおよび他方側の外周形状12bを微分してその接線方向の傾きを夫々算出し、両者の傾きが一致している部分が測定範囲の重複している領域R1、R2であると見做して、一方側の外周形状12aと他方側の外周形状12bとを合成することが出来る。
このような実施形態によれば、一方側測定装置22Aの測定範囲と他方側測定装置22Bの測定範囲とが重複する領域R1、R2において、管12の一方側の外周形状12aと管12の他方側の外周形状12bとが一致するように、管12の一方側の外周形状12aと管12の他方側の外周形状12bとを合成することで、管12の全周形状を正確に算出することが出来る。
幾つかの実施形態では、図2に示したように、上述した一方側測定装置22Aは、一方側測定装置22Aで測定される管12の一方側の外周形状12aに対応する管12の長手方向(図2の(a)におけるZ方向)における位置を検出可能な一方側エンコーダ24Aを有する。また、上述した他方側測定装置22Bは、他方側測定装置22Bで測定される管12の他方側の外周形状12bに対応する管12の長手方向における位置を検出可能な他方側エンコーダ24Bを有する。そして、コントローラ40は、一方側エンコーダ24Aが検出する管12の一方側の外周形状12aに対応する管12の長手方向における位置と、他方側エンコーダ24Bが検出する管12の他方側の外周形状12bに対応する管12の長手方向における位置とを照合し、管12の一方側の外周形状12aと同一断面上に位置する管12の他方側の外周形状12bを認識するように構成される位置照合部40Bをさらに含む。
例えば、これら一方側エンコーダ24Aおよび他方側エンコーダ24Bの各々は、共通の基準高さからの管12の長手方向における離間距離を夫々検出可能に構成される。そして、検出した離間距離を測定装置22で測定される管12の外周形状に関するデータと関連づけて、コントローラ40に送信するように構成されている。
このような実施形態によれば、一方側エンコーダ24Aが検出する管12の長手方向における位置と、他方側エンコーダ24Bが検出する管12の長手方向における位置とを照合することで、管12の一方側の外周形状12aと同一断面上に位置する管12の他方側の外周形状12bを認識することが出来る。このため、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bが互いに別々に管12の一方側の外周形状12aおよび他方側の外周形状12bを夫々測定する場合であっても、測定後に管12の一方側の外周形状12aに対応した位置における管12の他方側の外周形状12bを認識することが出来るため、管12の外周形状を正確に算出することが出来る。
幾つかの実施形態では、上述した図2に示したように、管の全周形状測定システム10は、管群12Gの一方側において管12の長手方向に延在する、一方側測定装置22Aを案内するための一方側ガイド部材30Aと、管群12Gの他方側において管12の長手方向に延在する、他方側測定装置22Bを案内するための他方側ガイド部材30Bと、管群12Gの一方側において管12の長手方向と直交する方向に延在する、一方側ガイド部材30Aの一端側を支持するための一方側第1サポート部材32Aと、管群12Gの一方側において管12の長手方向と直交する方向に延在する、一方側ガイド部材30Aの他端側を支持するための一方側第2サポート部材34Aと、管群12Gの他方側において管12の長手方向と直交する方向に延在する、他方側ガイド部材30Bの一端側を支持するための他方側第1サポート部材32Bと、管群12Gの他方側において管12の長手方向と直交する方向に延在する、他方側ガイド部材30Bの他端側を支持するための他方側第2サポート部材34Bと、をさらに備える。
図示した実施形態では、管12は上下方向に延在しており、一方側ガイド部材30Aおよび他方側ガイド部材30Bも上下方向に延在している。また、一方側ガイド部材30Aおよび他方側ガイド部材30Bの一端側とは、図2の(a)における上側を指し、一方側ガイド部材30Aおよび他方側ガイド部材30Bの他端側とは、図2の(a)における下側を指している。すなわち、一端側第1サポート部材32Aおよび他端側第1サポート部材32Bの各々は、一端側第2サポート部材34Aおよび他端側第2サポート部材34Bの各々に対して、管12の延在方向の上側に位置するように配置されている。
幾つかの実施形態では、一方側ガイド部材30Aおよび他方側ガイド部材30Bには、不図示のガイドレールやガイド溝などが軸方向に沿って形成されている。また幾つかの実施形態では、測定装置22は、例えばモータなどの出力部、及びこの出力部によって駆動する駆動輪などの駆動部を有している。そして、一方側ガイド部材30Aおよび他方側ガイド部材30Bの軸方向に沿って自走可能に構成されている。
このような実施形態によれば、一方側ガイド部材30Aおよび他方側ガイド部材30Bによって、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bの各々を管12の長手方向に沿って移動させることが出来る。また、一方側第1サポート部材32Aおよび一方側第2サポート部材34Aによって一方側ガイド部材30Aを支持する構成とすることで、管12の長手方向と直交する方向における一方側ガイド部材30Aの位置を変更可能に構成することが出来る。同様に、他方側第1サポート部材32Bおよび他方側第2サポート部材34Bによって他方側ガイド部材30Bを支持する構成とすることで、管12の長手方向と直交する方向における他方方側ガイド部材30Bの位置を変更可能に構成することが出来る。
すなわち、上記実施形態によれば、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bの各々を、管の長手方向および管の長手方向に直交する方向の夫々の方向に沿って移動可能に構成することが出来る。
図5は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおけるサポート部材の端部の連結構造を示した図である。
幾つかの実施形態では、図5に示したように、一方側第1サポート部材32Aの少なくとも一端と他方側第1サポート部材32Bの少なくとも一端とを連結するための第1連結部材36と、一方側第2サポート部材34Aの少なくとも一端と他方側第2サポート部材34Bの少なくとも一端とを連結するための第2連結部材38と、管12の外周形状に沿った円弧状を有する固定バンド52、及び固定バンド52を管12の外周面に当接させた状態で固定するための固定用ネジ54であって、一方側第1サポート部材32A、一方側第2サポート部材34A、他方側第1サポート部材32B、及び他方側第2サポート部材34Bの夫々に形成されているネジ穴56に螺合可能な固定用ネジ54、を含む固定治具50と、をさらに備える。
ネジ穴56は、一方側第1サポート部材32A、一方側第2サポート部材34A、他方側第1サポート部材32B、及び他方側第2サポート部材34Bの各々において、固定バンド52の取り付け位置に対応する箇所に形成されている。そして、固定バンド52を管12の外周面に当接させた状態でネジ穴56に固定用ネジ54を螺合させることで、固定用ネジ54の先端が固定バンド52の外側面と当接し、これにより固定バンド52を管12の外周面に当接させた状態で固定するようになっている。幾つかの実施形態では、固定バンド52の形状は管12の外周面と同一の曲率半径を有する円弧形状に形成される。また幾つかの実施形態では、固定バンド52の周方向長さは、60度以上120度以下の範囲で形成される。
このような実施形態によれば、上述した一方側ガイド部材30A、一方側第1サポート部材32A、一方側第2サポート部材34A、並びに他方側ガイド部材30B、他方側第1サポート部材32B、他方側第2サポート部材34Bの各々を、第1連結部材36、第2連結部材38、及び固定治具50によって、簡単に組み立てることが出来る。
また、上記実施形態によれば、一方側第1サポート部材32Aと他方側第1サポート部材32B、および一方側第2サポート部材34Aと他方側第2サポート部材34Bの高さ位置(管12の長手方向位置)を一致させることが容易である。したがって、これら一方側第1サポート部材32Aおよび他方側第1サポート部材32B、又は一方側第2サポート部材34Aおよび他方側第2サポート部材34Bを基準として、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bの高さ位置を測定することが出来るため、一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22Bの高さ位置の測定を容易に行うことが出来る。
図6は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおける測定装置の構成を示した構成図である。図7は、本発明の一実施形態にかかる管の全周形状測定システムにおける測定装置の他実施形態を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、図6及び図7に示したように、測定装置22(一方側測定装置22Aおよび他方側測定装置22B)は、管12の外周面に探査波Wを照射する複数の測定センサ22aを含み、複数の測定センサ22aの各々は、管12の外周面に対して互いに異なる角度で探査波Wを照射可能に構成される。
図7の(a)に示したように、隙間aに対して比較的大きい外径D1を有する管12Aの外周形状を測定する場合には、例えば各々異なる角度で管12Aの外周面に対して探査波Wを照射可能に配置された4つの測定センサ22aを有する測定装置22が用いられる。また、図7の(b)に示したように、隙間aに対して比較的小さい外径D2を有する管12Bの外周形状を測定する場合には、例えば各々異なる角度で管12Aの外周面に対して探査波Wを照射可能に配置された2つの測定センサ22aを有する測定装置22が用いられる。
このような実施形態によれば、管12の外周形状を測定する際に死角が出来難いため、隣接する管12の隙間aが管12の外径Dに対して小さいような場合であっても、管12の外周形状を正確に測定することが出来る。
なお、図示した実施形態では、複数の測定センサ22aは、連結板22dを介して互いに接続されている。連結板22dの両端には、固定ネジ22eを介して、2つの測定センサ22aが夫々回動可能に連結されている。測定センサ22aは、その測定センサ22aの向きを変更することで、探査波Wの照射方向を調整することが出来るようになっている。
また、図示した実施形態では、測定装置22は、モータなどの出力部、及びこの出力部によって駆動する駆動輪などの駆動部からなる本体部22bと、本体部22bと連結板22dとを回動可能に吊支持する接続部22cを有している。そして、不図示の出力部によって駆動部が駆動することで、ガイド部材30の軸方向に沿って自走可能に構成されている。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではない。例えば上述した実施形態を組み合わせても良く、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
1 ボイラ
2 バーナ
3 火炉
4 過熱器及び再熱器管群
6 蒸発管群
10 全周形状測定システム
12 管(一方側、他方側の区別なし)
12A 管(一方側)
12B 管(他方側)
12G 管群
12a 一方側の外種形状
12b 他方側の外周形状
22 測定装置
22A 一定側測定装置
22B 他方側測定装置
22a 測定センサ
22b 本体部
22c 接続部
22d 連結板
22e 固定ネジ
24A 一方側エンコーダ
24B 他方側エンコーダ
30 ガイド部材
30A 一方側ガイド部材
30B 他方方側ガイド部材
32A 一方側第1サポート部材
32B 他方側第1サポート部材
34A 一方側第2サポート部材
34B 他方側第2サポート部材
36 第1連結部材
38 第2連結部材
40 コントローラ
40A 全周形状算出部
40B 位置照合部
50 固定治具
52 固定バンド
54 固定用ネジ
56 ネジ穴

Claims (7)

  1. 複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を測定するための、管の全周形状測定システムであって、
    前記管群の配列方向と直交する方向側である一方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の一方側の外周形状を測定する一方側測定装置と、
    前記管群の配列方向と直交する方向側であって前記一方側と前記管群を挟んで対向する他方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の他方側の外周形状を測定する他方側測定装置であって、前記他方側測定装置の測定範囲が、前記管の他方側の外周形状の両端部において、前記一方側測定装置の測定範囲と重複するように構成される他方側測定装置と、
    前記一方側測定装置で測定された前記管の一方側の外周形状と、前記他方側測定装置で測定された前記管の他方側の外周形状であって、前記一方側の外周形状と同一断面上に位置する前記管の他方側の外周形状とから、前記管の全周形状を算出する全周形状算出部、を含むコントローラと、
    を備える管の全周形状測定システム。
  2. 前記全周形状算出部は、前記測定範囲が重複する領域において、前記管の一方側の外周形状と前記管の他方側の外周形状とが一致するように、前記管の一方側の外周形状と前記管の他方側の外周形状とを合成することで、前記管の全周形状を算出するように構成される請求項1に記載の管の全周形状測定システム。
  3. 前記一方側測定装置は、前記一方側測定装置で測定される前記管の一方側の外周形状に対応する前記管の長手方向における位置を検出可能な一方側エンコーダを有し、
    前記他方側測定装置は、前記他方側測定装置で測定される前記管の他方側の外周形状に対応する前記管の長手方向における位置を検出可能な他方側エンコーダを有し、
    前記コントローラは、前記一方側エンコーダが検出する前記管の一方側の外周形状に対応する前記管の長手方向における位置と、前記他方側エンコーダが検出する前記管の他方側の外周形状に対応する前記管の長手方向における位置とを照合し、前記管の一方側の外周形状と同一断面上に位置する前記管の他方側の外周形状を認識するように構成される位置照合部をさらに含む請求項1又は2に記載の管の全周形状測定システム。
  4. 前記管群の一方側において前記管の長手方向に延在する、前記一方側測定装置を案内するための一方側ガイド部材と、
    前記管群の他方側において前記管の長手方向に延在する、前記他方側測定装置を案内するための他方側ガイド部材と、
    前記管群の一方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記一方側ガイド部材の一端側を支持するための一方側第1サポート部材と、
    前記管群の一方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記一方側ガイド部材の他端側を支持するための一方側第2サポート部材と、
    前記管群の他方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記他方側ガイド部材の一端側を支持するための他方側第1サポート部材と、
    前記管群の他方側において前記管の長手方向と直交する方向に延在する、前記他方側ガイド部材の他端側を支持するための他方側第2サポート部材と、をさらに備える請求項1から3の何れかに記載の管の全周形状測定システム。
  5. 前記一方側第1サポート部材の少なくとも一端と前記他方側第1サポート部材の少なくとも一端とを夫々連結するための第1連結部材と、
    前記一方側第2サポート部材の少なくとも一端と前記他方側第2サポート部材の少なくとも一端とを夫々連結するための第2連結部材と、
    前記管の外周形状に沿った円弧状を有する固定バンド、及び前記固定バンドを前記管の外周面に当接させた状態で固定するための固定用ネジであって、前記一方側第1サポート部材、前記一方側第2サポート部材、前記他方側第1サポート部材、及び前記他方側第2サポート部材の夫々に形成されているネジ穴に螺合可能な固定用ネジ、を含む固定治具と、をさらに備える請求項4に記載の管の全周形状測定システム。
  6. 前記一方側測定装置は、前記管の一方側の外周面に探査波を照射する複数の測定センサを含み、前記複数のセンサの各々は、前記管の一方側の外周面に対して互いに異なる角度で探査波を照射可能に構成され、
    前記他方側測定装置は、前記管の他方側の外周面に探査波を照射する複数の測定センサを含み、前記複数のセンサの各々は、前記管の他方側の外周面に対して互いに異なる角度で探査波を照射可能に構成されている請求項1から5の何れか一項に記載の管の全周形状測定システム。
  7. 複数の管が互いに隙間を有して配列されてなる管群における管の全周形状を測定するための、管の全周形状測定方法であって、
    前記管群の配列方向と直交する方向側である一方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の一方側の外周形状を測定する一方側測定ステップと、
    前記管群の配列方向と直交する方向側であって前記一方側と前記管群を挟んで対向する他方側から前記管の外周面に探査波を照射することで、前記管の他方側の外周形状を測定する他方側測定ステップであって、前記他方側測定ステップにおける測定範囲が、前記管の他方側の外周形状の両端部において、前記一方側測定ステップにおける測定範囲と重複する他方側測定ステップと、
    前記一方側測定ステップで測定された前記管の一方側の外周形状と、前記一方側の外周形状と対応した位置における前記他方側測定ステップで測定された前記管の他方側の外周形状とから、前記管の全周形状を算出する全周形状算出ステップと、
    を備える管の全周形状測定方法。


JP2014230515A 2014-11-13 2014-11-13 管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法 Expired - Fee Related JP6285847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230515A JP6285847B2 (ja) 2014-11-13 2014-11-13 管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230515A JP6285847B2 (ja) 2014-11-13 2014-11-13 管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016095188A true JP2016095188A (ja) 2016-05-26
JP6285847B2 JP6285847B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=56070928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014230515A Expired - Fee Related JP6285847B2 (ja) 2014-11-13 2014-11-13 管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6285847B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07260444A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Nippon Avionics Co Ltd 光切断法による対象物の三次元計測方法およびその装置
JP2012145441A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Daido Steel Co Ltd ワーク寸法測定装置
JP2013231723A (ja) * 2012-04-30 2013-11-14 Sms Meer Gmbh 管を3d検知する装置及び方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07260444A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Nippon Avionics Co Ltd 光切断法による対象物の三次元計測方法およびその装置
JP2012145441A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Daido Steel Co Ltd ワーク寸法測定装置
JP2013231723A (ja) * 2012-04-30 2013-11-14 Sms Meer Gmbh 管を3d検知する装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6285847B2 (ja) 2018-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190091811A1 (en) Method and apparatus for measuring a pipe weld joint
CN103453848B (zh) 用于测量机器元件的形状、位置和规格特征的设备和方法
ES2930273T3 (es) Formación en espiral
RU2392658C2 (ru) Система и способ двухмерного и трехмерного отображения для проверки печной трубы
JP2010101689A (ja) 円形孔の内径測定装置と測定方法
JP6285847B2 (ja) 管の全周形状測定システムおよび管の全周形状測定方法
JP2015087295A (ja) 形状検査装置及び形状検査方法
JP2011007587A (ja) 鋼管の寸法測定装置
JP5535095B2 (ja) ワーク寸法測定装置
JP6924953B2 (ja) 形状測定装置及び形状測定方法
JP2010048731A (ja) 断面形状の測定装置と測定方法
JP2010071778A (ja) 大径管の外径測定装置
JP2009236613A (ja) 配管の検査装置及びその検査方法
JP5791485B2 (ja) 配管挿入型超音波探傷装置
KR101662679B1 (ko) 절연 외피 내에서의 도전체의 중심 위치를 측정하기 위한 방법 및 디바이스
CN106017282A (zh) 一种检测与矫正能同步进行的油缸缸筒变形度矫正设备
JP6279572B2 (ja) 熱交換器伝熱管の円周断面の楕円化検出装置及びその方法
JP2012159209A (ja) 伝熱管の検査装置及び検査方法
JP6279935B2 (ja) 変位計測装置
ES2638900T3 (es) Sistema de cálculo de desalineación
JP2006234427A (ja) 平面度測定方法と装置
JP2010271047A (ja) 光学式やタッチプローブ型の測定機構部及び軸体支持機構部を有する軸体測定装置及び該装置による軸体の諸元及び精度の測定方法
JP2010286430A (ja) 校正装置及び真直形状測定装置
JP2007183145A (ja) 筒状内径測定方法および筒状内径測定装置
JP2014056018A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20170130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6285847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees