JP2016095132A - 二重管の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内管の外管への挿入を容易に行うことができ、且つ、外管と内管とを、容易に且つ確実に固定することが可能な二重管の製造方法を提供する。【解決手段】車両に搭載される冷凍サイクル1の内部熱交換器として用いられる二重管7を製造する工程として、外管12に、外管の内径よりも外径が小さい内管11を挿入する挿入工程と、前記挿入工程の後に行う工程であって、外管の全部または一部を内管の外周に当接するように変形して外管と内管とを固定する固定工程とを有するものとする。【選択図】図2

Description

この発明は、車両に搭載される冷凍サイクルの内部熱交換器として用いられる二重管を容易に製造するための方法に関する。
冷凍サイクルの冷凍効率を向上させるために、高圧側の媒体と低圧側の媒体とを熱交換させる内部熱交換器として、例えば特許文献1や特許文献2等に開示される二重管を用いることが公知となっている。
これらの特許文献1および特許文献2に開示される二重管は、外管とこの外管に挿入された内管とを備え、外管と内管との間を通流する第一の媒体と、内管を通流する第二の媒体との間で熱交換を行う構成となっている。
このように、二重管は、外管と内管との間に第一の媒体が通流する隙間を有するので、車両の振動が二重管に伝達されたときに、外管と内管とがそれぞれ振動して外管と内管とが接触し、異音の発生や、外管や内管が損傷するおそれがある。
そこで、特許文献1では、二重管を、直管部とこの直管部の両側に配された曲げ部とを有するように構成した。直管部では内管の外面(外周)と外管の内面(内周)とが接触しないか、内管の外面が外管の内面の一方にだけ接触する一方、曲げ部では内管の外面と外管の内面とが径方向の複数方向で接触する。このような二重管の構成とすることにより、外管と内管とが固定され、二重管に振動が伝達されたとしても、異音の発生や、内管や外管の破損を防止することができる、としている。
また、特許文献2に開示される二重管は、内管の直管部に螺旋状の凸凹部が設けられ、この凸凹部のうち凸部分が、直管部とされた外管の内面に当接した構成となっている。
特開2006−162241号公報 特開2013−113525号公報
しかしながら、特許文献1に開示される二重管の構成や製造方法では、二重管に振動が伝達されたときに、内管や外管の接触による異音の発生や、内管や外管の破損の防止を確実に行うことが難しい。
特許文献1の二重管の製造方法について概説する。螺旋状の溝部が形成された内管を外管に挿入する挿入工程を行い、次に、内管と外管とを同時に曲げる曲げ工程を行って曲げ部を形成し、形成した曲げ部の箇所のみで内管を外管と複数個所で接触させるようにしている。
このように曲げ部を構成することで、曲げ部では外管と内管とが固定されるものの、直管部のうち曲げ部の近傍では、外管と内管とが固定されていないだけでなく、外管の内面と内管の外面とが近接し、二重管に振動が伝達されると接触するおそれがある。また、一方の曲げ部と他方の曲げ部との間が長い(直管部の寸法が配管の延長方向に長い)場合には、二重管に振動が伝達されると、外管や内管がそれぞれ撓んで、外管の内面と内管の外面とが接触するおそれがある。そもそも、特許文献1のように必ず2か所の曲げ部を設けるとすると、二重管の設計自由度が著しく制限される。
この点、特許文献2に開示される二重管は、螺旋状の凸凹部が形成された内管の凸部が、直管とされた外管の内面に接触するように外管に挿入されているので、車両からの振動が伝達されたときに、直管部における異音の発生や、内管や外管の破損の防止が図られることが予見される。しかしながら、曲げ部においては外管と内管とが固定されておらず、外管や内管がそれぞれ撓んで、外管の内面と内管の外面とが接触するおそれがある。特に、曲げ部の曲げRが大きく設定されるほど、接触するおそれが高くなる。また、内管と外管とが固定される直管部について、そもそも、特許文献2では、螺旋状の凸凹部が予め形成された内管をどのように外管の内面に固定するのか、二重管の製造方法の固定工程が開示されていない。
そこで、本発明は、曲げ部の有無にかかわらず外管と内管とを固定でき、高い耐振性を備えた二重管を容易に製造できる二重管の製造方法を提供することを目的としている。
この発明に係る二重管の製造方法は、車両に搭載される冷凍サイクル(1)の内部熱交換器として用いられる二重管(7)の製造方法であって、外管(12)に、前記外管の内径よりも外径が小さい内管(11)を挿入する挿入工程と、前記挿入工程の後に行う工程であって、前記外管の内周を前記内管の外周に当接するように変形して前記外管と前記内管とを固定する固定工程と、を有することを特徴としている(請求項1)。なお、下記のように、内管と外管との間を通流する媒体を第一の媒体、内管を通流する媒体を第二の媒体としている。これらの媒体は、例えば冷媒等である。
これにより、外管に、この外管の内径よりも外径が小さい内管を挿入させる工程と、外管の内周を内管の外周に当接するように変形して外管と内管とを固定する固定工程とにより、外管と内管との固定を行うので、曲げ部の有無にかかわらず外管と内管とを容易に固定することができる。
請求項2に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記固定工程は、前記外管の外周を、加工型(40、140)により押圧する工程であることを特徴としている。これにより、外管と内管とを容易に固定し、安定した品質の製品を生産することができる。
請求項3に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記固定工程は、前記外管の外周を、該外管の延長方向に沿って縮小する工程であることを特徴としている。これにより、外管と内管との当接する箇所を二重管の延長方向に形成することができ、より安定的に固定することができる。
請求項4に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記固定工程は、前記外管の外周を、該外管の延長方向において所定の間隔で縮小する工程であることを特徴としている。これにより、小さい成形工具や成形装置を用いて外管と内管とを固定することができる。
請求項5に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記挿入工程と前記固定工程との間に行われる工程として、前記内管が挿入された前記外管を所定の角度に曲げる又は湾曲させる曲げ工程を有し、前記固定工程を、前記外管のうち前記曲げ工程により曲げられ又は湾曲させた部位に行うことを特徴としている。これにより、内管が挿入された外管が曲げ工程により曲げられ又は湾曲された後であっても、曲げられ又は湾曲された部位において、外管と内管とを容易に固定することができる。
請求項6に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記固定工程は、前記外管の一部が前記内管の外周よりも内側に達するまで、前記外管全部または一部を変形する工程であることを特徴としている。これにより、外管を変形して内管に当接するだけでなく、内管も一体的に変形することで、外管と内管との固定をより強固なものとすることができる。
請求項7に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記内管は螺旋状の溝部(S)を有し、前記内管の外周は、前記螺旋状の溝部の外周により規定されるものであることを特徴としている。これにより、外管と内管との間を通流する第一の媒体と、内管を通流する第二の媒体との熱の交換量を増大することができる。
請求項8に記載の発明に係る二重管の製造方法では、前記外管と前記内管とは、アルミニウム製であることを特徴としている。これにより、管の塑性変形を比較的容易に行うことができるので、二重管の製造に適している。
本発明によれば、外管に、この外管の内径よりも外径が小さい内管を挿入させる工程と、外管の全部または一部を内管の外周に当接するように変形して外管と内管とを固定する工程とにより、外管と内管との固定を行うので、曲げ部の有無に関わらず外管と内管とを容易に固定することができる。
二重管を内部熱交換器として備えた冷凍サイクルの概略図である。 実施例1における二重管の概略を示し、図2(a)は固定工程を説明する説明図、図2(b)は二重管の断面図である。 図3(a)は図2(b)のA−A断面図、図3(b)は図2(b)のB−B断面図である。 実施例1の変形例として、固定工程において、外管の内面の一部を内管の外周よりも内側に達するまで変形した後の二重管を示した断面図である。 実施例2における二重管の概略を示し、図5(a)は固定工程を説明する説明図、図5(b)は二重管の断面図である。 図6(a)は図5(b)のC−C断面図、図6(b)は図5(b)のD−D断面図である。 実施例2の固定工程を、二重管のうち曲げ工程により湾曲された部分に行う態様を示し、図7(a)は固定工程前の断面図、図7(b)は固定工程後の断面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の一態様を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書および図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。本発明の効果を奏する限り、種々の形態変更をしてもよい。
図1において、下記する二重管7を有する冷凍サイクル1の一例が示されている。この冷凍サイクル1は、車両に搭載されて、図示しない車両用空調装置の一部を構成するものである。
冷凍サイクル1は、冷媒を圧縮する圧縮機2と、この圧縮機2で圧縮された冷媒を冷却する放熱器3と、この放熱器3により冷却された冷媒を減圧して膨張する膨張装置4と、この膨張装置4により減圧された冷媒を蒸発する蒸発器5と、この蒸発器5から流出した冷媒を気相と液相とに分離して気相の冷媒を圧縮機2に送るアキュムレータ6と、このアキュムレータ6から圧縮機2へ流れる低圧冷媒と放熱器3から膨張装置4へ流れる高圧冷媒とを熱交換する二重管7とを有している。二重管7は、冷凍サイクル1が稼働されるとき、いわゆる内部熱交換器として利用される。
圧縮機2、放熱器3、二重管7の高圧冷媒が通流する管、膨張装置4、蒸発器5、アキュムレータ6、二重管7の低圧冷媒が通流する管、および圧縮機2は、配管8を介して適宜接続されている。なお、配管8のうち圧縮機2の冷媒吐出口から膨張装置4の冷媒流入口までの範囲が高圧側配管部8Aをなし、配管8のうち膨張装置4の冷媒流出口から圧縮機2の冷媒吸入口までの範囲が低圧側配管部8Bをなしている。
ところで、二重管7について、図2および図3においてこの発明の実施例1が示され、図4においてこの発明の実施例1における変形例が示され、図5および図6においてこの発明の実施例2が示されている。以下、実施例1、実施例1の変形例、実施例2について各々説明する。
<実施例1>
実施例1の二重管7は、図2および図3に示されるように、いずれもアルミニウム製の内管11と外管12とを有し、外管12に内管11が挿入されている。二重管7は、直管部7A(図2)と曲げ部7B(図7)とを有したものとしても良い。そして、実施例1の内管11は、図2および図3に示されるように、外周に螺旋状の溝部Sが形成されている。螺旋状とすることで、内管11と外管12との間の第一の流路51を流れる第一の媒体と、内管11の内部である第二の流路52を流れる第二の媒体との熱を交換するための表面積を大きくすることができる。
実施例1では、内管11は、延長方向の両側が低圧側配管部8Bと接続され、外管12は、延長方向の両側端近傍の外面に形成された孔12aを介して高圧側配管部8Aと接続されている。ここで、内管11が低圧側配管部8Bと接続し、外管12が高圧側配管部8Aと接続するのであれば、その接続の構造や方法は問わない。また、実施例1では、外管12の延長方向の両端が絞られて(直径を小さくされて)内管11に当接し、第一の流路51が閉塞されている。外管12の両側は、このように閉塞されていれば良く、その構造や方法も問わない。
これにより、二重管7の第一の流路51を高圧冷媒(第一の媒体)が通流し、第二の流路52を低圧冷媒(第二の媒体)が通流するので、高圧冷媒と低圧冷媒との間で熱の交換を行うことができる。
二重管7の内管11と外管12とは、下記の製造方法によって固定されている。
まず、挿入工程では、外管12に、この外管12の内径よりも小さな外径を有する内管11を挿入する。
次に、固定工程として、図2(a)に示される加工型40に、内管11が挿入された外管12を配置する。加工型40は、この実施例では下型40Dと上型40Uとからなり、二重管7の延長方向に沿って延びる形状となっている。外管12は、下型40Dに設けられた平面を有する加工溝41Dに配置される(矢印M1)。次いで、平面を有する加工溝41Uが設けられた上型40Uを外管12に向けて降ろし(矢印M2)、外管12を加工溝41Dと加工溝41Uとで圧縮しつつ挟む(押圧する)ことで、外管12の一部を径方向に縮小するように塑性変形させる。
図3(a)は図2(b)で示される二重管7のA−A断面を、図3(b)は図2(b)で示される二重管7のB−B断面を、それぞれ示す。固定工程によって外管12が変形されて、外管12の内面と内管11の外面とが、複数の当接部T1にて当接されている。このように、固定工程によって外管12を塑性変形し、内管11の外面と当接させることで、内管11と外管12とを固定できる。
なお、固定工程において、外管12を変形させるにあたり、下型40Dと上型40Uとを有する加工型40を用いて上下方向に圧縮する場合を例示したが、外管の内面と内管の外面とを当接させれば良いので、必ずしも上下方向で圧縮する方法に限定されないのはもちろんである。例えば、加工型40を、右型と左型とで構成し、外管12を左右方向から圧縮して変形させても良く、生産上の都合により圧縮方法は適宜選択されることが望ましい。
<実施例1の変形例>
図4は、実施例1の変形例を示した二重管7の断面図で、図2(b)のA−A断面に相当する図である。挿入工程を経て、固定工程で外管12が加工型40により塑性変形される場合に、固定工程にて変形させる外管12の変形量を大きくするように、下型40Dの加工溝41Dおよび上型40Uの加工溝41Uの形状を調整する。すると、図4の当接部T2に示されるように、外管12の内面は内管11の外面に当接されるだけでなく、内管11も塑性変形する。このように、外管12と内管11との接触面積を大きくすることで外管と内管との固定力を増強し、二重管7に振動が伝達されてもより確実に破損を防止することができる。
<実施例2>
実施例2の二重管7は、図4および図6に示されるように、いずれもアルミニウム製の内管11と外管12とを有する点、直管部7A(図5)と曲げ部7B(図7)とを有したものとしても良い点、内管11が低圧側配管部8Bと接続され、外管12が高圧側配管部8Aと接続された構成である点で、実施例1の二重管7と共通している。また、実施例2の二重管7の製造方法は、挿入工程と固定工程とを有する点でも、実施例1の二重管7の製造方法と共通している。
また、実施例2の二重管7の製造方法は、挿入工程と固定工程とを有する点で、実施例1の二重管7の製造方法と共通している。しかしながら、固定工程の内容について実施例1と異なっており、図4および図5を用いて以下に説明する。
まず、挿入工程では、外管12に、この外管12の内径よりも小さな外径を有する内管11を挿入する。
次に、固定工程として、図5(a)に示される加工型140に、内管11が挿入された外管12を配置する。加工型140は、この実施例では下型140Dと上型140Uとからなり、二重管7の延長方向の長さに対して極めて短いものとなっている。外管12は、加工したい部分が下型140Dに設けられた加工溝141Dと対応するように位置を調整されて、加工溝141Dに配置される(矢印M3)。次いで、加工溝141Uが設けられた上型140Uを外管12に向けて降ろし(矢印M4)外管12を加工溝141Dと加工溝141Uとで圧縮しつつ挟み込む(押圧する)ことで、外管12を径方向に縮小するように塑性変形させる。
ここで、実施例2の加工型140は二重管7の延長方向の長さに対して極めて短いものとなっているから、上型140Uを下方に押す力(M4)が、実施例1における上型40Uを下方に押す力(M2)より小さくても、外管12を変形することができる。このため、実施例2の固定工程によれば、加工型140を小さくできる点と、加工するために大きな力が不要な点とから、生産性を向上することができる。
図6(a)は図5(b)で示される二重管7のC−C断面を、図6(b)は図5(b)で示される二重管7のD−D断面を、それぞれ示す。固定工程によって外管12が部分的に変形されて、図6(a)で示される断面C−Cでは外管12の内面と内管11の外面とは当接していない一方、図6(b)で示される断面D−Dでは、複数の当接部T3にて当接されている。これにより、内管11と外管12とが固定される。
また、図5(b)で示すように、実施例2の固定工程を、直管部7Aに所定の間隔をあけた複数個所に実施することが好ましい。内管11と外管12とが当接される箇所を増やして、二重管7に振動が伝達されてもより確実に破損を防止することができる。
なお、この実施例2では、図6(a)および図6(b)に示すように外管12を断面円形に圧縮し塑性変形することだけでなく、図示しないが、断面楕円形等の非円形に圧縮し塑性変形してもよい。内管11が螺旋状の溝部Sを有さない場合でも、実施例2の固定工程により絞り加工された部分において、第一の流路51を確保することができる。
<曲げ部または湾曲部への実施例>
実施例1、実施例1の変形例および実施例2として、二重管7の直管部7Aを図示して、内管11と外管12とを固定する方法を説明してきたが、二重管7が曲げ部7Bを有しても、これまで説明した挿入工程と固定工程とを用いて、内管11と外管12とを固定することができる。二重管7の曲げ部7Bにおける内管11と外管12との固定方法を、延長方向における外管12の一部を変形する実施例2の態様を例にして以下に説明する。
まず、外管12に、この外管12の内径よりも小さな外径を有する内管11を挿入する挿入工程を行う。次に、図7(a)に示されるように、内管11が挿入された外管12を所定の角度に曲げる又は湾曲させる曲げ工程を行う。そして、図5(a)に示される加工型140を用いて、所望する位置において、外管12を内管11に当接するように塑性変形する。これにより、図7(b)に示されるように、内管11と外管12とが当接部T4により当接し、二重管7に振動が伝達されて破損を防止することができる。
なお、曲げ部または湾曲部への実施例においても、内管11が螺旋状の溝部Sを有する形態、あるいは、外管12の塑性変形後の形状を楕円形等の非円形とする形態を採用してもよいのはもちろんである。また、二重管7の延長方向に沿って延びる加工型を、曲げ部または湾曲部に対応するように構成し、実施例1と同様に二重管7を加工してもよい、外管と内管との当接する箇所を二重管の延長方向に形成することができ、より安定的に固定することができる。
また、固定工程のうち、実施例1と実施例2、実施例1と3、実施例2と3を、組み合わせて加工してもよい。二重管7に求められる耐振性、生産コスト等からの要請をふまえ、適宜選択されることが望ましい。
本発明に係る車両用空調装置は、工業的に製造することができ、また商取引の対象とすることができるから、経済的価値を有して産業上利用することが出来る発明である。
1 冷凍サイクル
7 二重管
7A 直管部
7B 曲げ部
8 配管
8A 高圧側配管部
8B 低圧側配管部
11 内管
12 外管
40 加工型
40D 下型
40U 上型
140 加工型
140D 下型
140U 上型
51 第一の流路
52 第二の流路
S 螺旋状の溝部
T1 当接部
T2 当接部
T3 当接部
T4 当接部

Claims (8)

  1. 車両に搭載される冷凍サイクル(1)の内部熱交換器として用いられる二重管(7)の製造方法であって、
    外管(12)に、前記外管の内径よりも外径が小さい内管(11)を挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程の後に行う工程であって、前記外管の内周を前記内管の外周に当接するように変形して前記外管と前記内管とを固定する固定工程と、
    を有することを特徴とする二重管の製造方法。
  2. 前記固定工程は、前記外管の外周を、加工型(40、140)により押圧する工程であることを特徴とする請求項1に記載の二重管の製造方法。
  3. 前記固定工程は、前記外管の外周を、該外管の延長方向に沿って縮小する工程であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の二重管の製造方法。
  4. 前記固定工程は、前記外管の外周を、該外管の延長方向において所定の間隔で縮小する工程であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の二重管の製造方法。
  5. 前記挿入工程と前記固定工程との間に行われる工程として、前記内管が挿入された前記外管を所定の角度に曲げる又は湾曲させる曲げ工程を有し、
    前記固定工程を、前記外管のうち前記曲げ工程により曲げられ又は湾曲させた部位に行うことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載の二重管の製造方法。
  6. 前記固定工程は、前記外管の一部が前記内管の外周よりも内側に達するまで、前記外管全部または一部を変形する工程であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の二重管の製造方法。
  7. 前記内管は螺旋状の溝部(S)を有し、
    前記内管の外周は、前記螺旋状の溝の外周により規定されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の二重管の製造方法。
  8. 前記外管と前記内管とは、アルミニウム製であることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の二重管の製造方法。
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