JP2016092735A - 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原稿載置台29にセットしたシートを搬送し、第2読取部31でシート上の加熱前画像を読み取る。次に、加熱装置20で加熱した後、読取部30で加熱後画像を読み取る。次に、読み取った加熱前画像と加熱後画像とに基づいて、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定し、判定結果を操作表示部50に表示するなどして、ユーザーに報知する。
【選択図】図3
Description
複写機では、本体の略中央部に画像形成部としてのプリンタ部110が配置され、そのプリンタ部110の上部には画像読取装置としての画像読取ユニット1が配置されている。画像読取ユニット1には、画像読取手段たるスキャナ101と原稿搬送手段としての自動原稿搬送装置(ADF)100とが設けられている。
図2は、本実施形態の画像読取ユニットの基本構成を示す概略構成図である。
図2に示すように、上記自動原稿搬送装置100には、原稿が複数枚重なって束となった原稿束Sが差し込んでセットされる原稿載置台29、原稿載置台29に原稿束Sがセットされたことを検知する原稿載置センサ2が設けられている。そして、この自動原稿搬送装置100は、セットされた原稿束Sを送り出すピックアップローラ3、ピックアップローラ3により送り出された原稿束Sを最上位から順次一枚ずつ分離して給紙するフィードローラ4と分離パッド5が設けられている。なお、本実施形態では、分離給紙手段としてフィードローラ4と分離パッド5を用いているが、分離パッドの5代わりにリバースローラ等を用いてもよい。ピックアップローラ3は、通常は原稿載置台29と所定間隔をあけて待機している。原稿載置台29に原稿束Sがセットされたことを原稿載置センサ2が検知し、且つ図1に示す操作表示部50で読取開始の指示がされた場合に、待機位置から下降して原稿束Sの最上位面に接触する位置に移動するよう制御される。
(片面モード)
原稿載置台29に載置された原稿束Sの片面のみの複写を行う片面モードが設定された場合について説明する。片面モードが設定された状態で操作表示部50に設けられたスタートキーが押下されたとき、原稿載置センサ2からの検知信号により原稿載置台29上に原稿束Sがセットされているか否かがチェックされる。なお、原稿束Sは、読み取りを行う画像面が原稿載置台29上で上向きとなるように積載されている。原稿載置センサ2により原稿セットが検知されると、モータが正回転し、ピックアップローラ3が下降し原稿束Sに押圧されるとともに図中時計方向に回転し原稿を送りだす。ピックアップローラ3により第1搬送路6に送りだされた原稿は、フィードローラ4と分離パッド5にて順次一枚ずつ分離される。次いで、原稿の先端が読取前センサ12に検知されると、読取部30において読取開始タイミングがとられ、原稿の先端にあわせて読取が開始される。また、読取前センサ12により原稿の後端が検知されると、読取部30において読取終了のタイミングがとられ、原稿の後端にあわせて読取が終了される。
原稿載置台29に載置された原稿束Sの両面の複写を行う両面モードが設定された場合について説明する。なお、原稿載置台29に載置された原稿束Sの上向きの面を表面といい、下向きの面を裏面という。両面モードが設定された状態で操作表示部50に設けられたスタートキーが押下されたとき、原稿載置センサ2からの検知信号により原稿載置台29上に原稿束Sがセットされているか否かがチェックされる。原稿載置センサ2により原稿セットが検知されると、モータが正回転し、ピックアップローラ3が下降し原稿束Sに押圧されるとともにピックアップローラ3が図中時計方向に回転し原稿を送りだす。ピックアップローラ3により第1搬送路6に送りだされた原稿は、フィードローラ4と分離パッド5にて順次一枚ずつ分離される。
図3は、本実施形態の特徴点を示す画像読取ユニット1の要部拡大構成図である。
図3に示すように、本実施形態の自動原稿搬送装置100は、オプションユニット40が取り付け可能となっている。オプションユニット40を取りつけて、外部ユニットから所定のプログラムがインストールされることにより、画像読取ユニット1は、次の機能を有することができる。すなわち、シートに加熱消色インクが使用されているか否かを判定する機能である。
図4に示すように、画像読取ユニット1は、不揮発性記憶手段たるメモリ60が設けられている。このメモリ60には、加熱前読取部としての第2読取部31が読み取った加熱前画像データが保存される加熱前画像情報保存部61と、加熱後読取部としてのスキャナ101の読取部30が読み取った加熱後画像が保存される加熱後画像情報保存部62とを有している。
ユーザーが、加熱消色インク使用判定を行うシートを原稿載置台29にセットし、操作表示部50を操作して、通常の画像読取モードから加熱消色インク使用判定モードに切り替える。そして、スターキーを押すと、制御部70は、上述した原稿搬送と同様にして、原稿載置台29上のシートを第1搬送路6へ搬送する。シートが第2読取部31を通過する際に、シート上の画像が、第2読取部31に読み取られ、加熱前画像データがメモリ60の加熱前画像情報保存部61に保存される(S1)。
図6(a)は、加熱消色インク判定開始前の表示の一例を示す図であり、図6(b)は、加熱消色インク判定後の表示の一例を示す図である。
例えば、ユーザーがシートを原稿載置台29にセットし、操作表示部50を操作して、加熱消色インク使用判定モードにすると、図6(a)に示すような画像が表示される。ユーザーが、操作表示部50に表示された読み取り開始ボタン50aに触れると、加熱消色インク判定動作が開始され、原稿載置台29にセットされたシートが搬送される。そして、上述したように、加熱前画像と、加熱後画像とが読み込まれ、上述した判定部71で加熱消色インクが使用されたか否かが判定される。上述した判定部71で判定が行われると、図6(b)に示すように、操作表示部50に判定結果が表示される。加熱消色インクが使用されていた場合は、「消色あり」と表示するとともに、読み込んだ加熱前画像と、加熱後画像が表示される。このように、操作表示部50に加熱前画像と加熱後画像とを表示することにより、加熱前画像と加熱後画像との差異を確認でき、シートのどこの部分に加熱消色インクが使用されていたかを、把握することができる。この図6(b)に示す例では、金額の記載に加熱消色インクが使用されていたことが確認できる。
図10は、画像範囲を指定できるようにした加熱消色インク使用判定の制御フロー図である。
図11に示すように、読み込んだ範囲指定する画像が表示されるとともに、指定範囲設定画面50dが表示される。読み込んだ範囲指定する画像上には、指定枠50fも表示されている。ユーザーは、指定範囲設定画面50dの『□』に数値を入力して、範囲指定を行う。指定範囲設定画面の『上』は、指定枠50fの上端の位置に対応し、指定範囲設定画面の『下』は、指定枠50fの下端の位置に対応する。また、指定範囲設定画面の『右』は、指定枠50fの右端の位置に対応し、指定範囲設定画面の『左』は、指定枠50fの左端の位置に対応する。例えば、指定範囲設定画面の『上』の『□』に表示されている『98』よりも大きな数値を入力すると、指定枠50fの上端の位置が上方へと移動し、指定枠50fの上下方向範囲が広がる。このように、範囲指定する画像と指定枠50fとを確認しながら、指定範囲設定画面『□』に数値を入力し、判定する画像範囲を指定する(S1)。判定する画像範囲の指定が終わったら、ユーザーは、指定終了ボタン50eをタッチする。制御部70は、指定終了ボタン50eが押されたら、範囲指定する画像と、指定範囲(入力された上下左右の値)とを関連づけて、不揮発性メモリに記憶する。これにより、次回、同じ書類について、加熱消色インクの使用判定を行う場合は、範囲設定の作業を省略できる。なお、図11では、画素数(ピクセル)で位置を指定しているが、用紙基準端部からの長さ(mm)で位置を指定するようにしてもよい。また、画素で設定するか、長さで設定するかを、ユーザーが選択できるようにしてもよい。
図13は、変形例1の画像読取ユニット1Aの要部拡大構成図である。
図13に示すように、変形例1の画像読取ユニット1Aは、第2読取部31と、シートを加熱する加熱装置20とを備えるオプションユニット40が、第2搬送路14に取り付けられる構成である。オプションユニット40を取り付けることにより、第2搬送路14が、加熱装置20、第2読取部31を順次通過する搬送路となる。
図14は、変形例2の画像読取ユニット1Bの要部拡大構成図である。
変形例2の画像読取ユニット1Bは、読取部31のみで、加熱前画像と加熱後画像とを読み込むようにしたものである。
この変形例2の画像読取ユニット1Bは、シートを加熱する加熱装置20のみを備えるオプションユニット40が、第1搬送路6のプルアウトローラ対10a、10bから読取前ローラ対11a、11bまでの間に設けられる。
セットされた加熱消色インク使用判定を行うシートPを読取部30へ向けて搬送する。このとき、加熱装置20は、OFFとなっている。よって、シートは、加熱されずに、読取部30へ搬送され、読取部30で加熱前画像が読み取られる。読取部30で読み取られた加熱前画像は、メモリ60の加熱前画像情報保存部61に保存される。読取前センサ12がシートの後端を検知し、読取終了のタイミングがとられ、読取終了すると、各搬送ローラ対を逆回転させて、シートをスイッチバック搬送する。すると、シートは、第2搬送路14から第1搬送路6へ逆搬送される。読取前センサ12が、逆搬送時におけるシートの後端を検知したら、搬送停止のタイミングがとられ、逆搬送時におけるシートの後端が、加熱装置20を抜けた所定のタイミングでシートの逆搬送が停止されるとともに、加熱装置20がONに切り替わる。加熱装置20がONとなり、シートを60℃以上加熱できるようになったら、シートを加熱装置20に向けて正規搬送する。そして、加熱装置20により、加熱消色インクが消色する温度に加熱された後、再度、読取部30へ搬送され、読取部30で加熱後画像が読み取られる。読取部30で読み取られた加熱後画像は、メモリ60の加熱後画像情報保存部62に保存される。
図16は、おもて面と裏面の両方について加熱消色インク使用判定を行う場合の制御ブロック図である。
図17は、変形例3の画像読取ユニット1Cの要部拡大構成図である。
この変形例3は、シートの裏面の画像を読み取る裏面画像読取手段たる裏面読取部を備えたものである。
シートのおもて面のみ加熱消色インク使用の判定を行う場合は、変形例2の画像読取ユニット1Bと同様にシートを搬送して、読取部30で加熱前画像と加熱後画像とを読み取る。具体的には、加熱装置をOFFにした状態で、シートを搬送し、読取部30で加熱前画像を読み取る。読取後、スイッチバック搬送して、シートを逆搬送する。逆搬送時におけるシートの後端が加熱装置20を抜けたら、加熱装置をONにする。そして、シートを正規搬送して、加熱装置20でシートを加熱消色インクが消える温度以上に加熱した後、読取部30で加熱後画像を読み取るのである。
シートのおもて面と裏面の両方について加熱消色インク使用の判定を行う場合は、加熱装置OFF状態で、上述と同様にシートを搬送して、読取部30でおもて面加熱前画像を読み取り、裏面読取部32で裏面加熱前画像を読み取る。読取部30で読み取られたおもて面加熱前画像は、メモリ60のおもて面加熱前画像情報保存部61aに保存される。裏面読取部32で読み取られた裏面加熱前画像は、メモリ60の裏面加熱前画像情報保存部61bに保存される。
図19は、変形例4の画像読取ユニット1Dの要部拡大構成図である。
この変形例4は、シートの通過が1回で済むワンパス搬送で、おもて面の加熱前後の画像と裏面の加熱前後の画像とを読み取れるようにしたものである。
図19に示すように、変形例4の画像読取ユニット1Dは、加熱装置20よりもシート搬送方向上流側に、シートおもて面の加熱前画像を読み取るおもて面加熱前読取部33と、シート裏面の加熱前画像を読み取る裏面加熱前読取部34が配置されている。また、読取部30よりもシート搬送方向下流側には、シート裏面の加熱後画像を読み取る裏面加熱後読取部35が配置されている。この変形例4では、読取部30は、シートおもて面の加熱後画像を読み取る。
この変形例においては、シートが搬送されると、裏面加熱前読取部34により裏面加熱前画像が読み取られ、おもて面加熱前読取部33によりおもて面加熱前画像が読み取られる。おもて面加熱前読取部33により読み込まれたおもて面加熱前画像は、メモリ60のおもて面加熱前画像情報保存部61aに保存され、裏面加熱前読取部34により読み込まれた裏面加熱前画像は、メモリ60の裏面加熱前画像情報保存部61bに保存される。
加熱装置20としては、図21に示すように一対のローラで構成し、シートPを搬送しながら加熱する熱ローラ方式を用いることができる。
図21に示す加熱装置20は、加熱ローラ101とこの加熱ローラとの間でニップを形成する加圧ローラ102と加熱手段としてのサーマルヒータ103とを有している。図21ではサーマルヒータの制御のための図示しない加熱制御手段を有しており、加熱ローラ101の表面温度を検知するサーミスタ104からの検知情報を元にサーマルヒータ103を制御している。本熱ローラ方式の利点としては用紙搬送の機能を有していることであり、装置の構成を簡易なものとすることが可能となる。
図22は、熱ベルト方式の加熱装置20の一例を示す図である。本方式では加圧ローラ202、張架ローラ201とベルト加熱ローラ204とに張架された加熱ベルト203を有している。ベルト加熱ローラ204内には、ベルト加熱ローラ204を加熱するサーマルヒータ205が設けられている。また、加熱ベルト203の温度を検知するサーミスタ206っを備えている。加熱ベルト203は、図中矢印A方向に回動することによりベルト加熱ローラの熱を加圧ローラ202と当接するニップに搬送されたシートPに伝達する。
本熱ベルト方式の利点はニップを長く確保し、高速に動作させてもシートへ熱を与えられる。また加熱ベルト及びベルト加熱ローラに熱容量の小さな部材を選択することにより、設定温度までの待ち時間を短縮することも可能となる。
図23の加熱装置20は、磁束発生手段としての誘導加熱部130、発熱部材としての加熱スリーブ122、加熱ローラ121、加圧ローラ123等で構成される。
加熱スリーブ122の弾性層122bは、シリコーンゴム等の弾性材料からなり、その厚さは150μmになっている。これにより、熱容量がそれ程大きくなく、加熱ムラのなく良好にシートを加熱することができる。
駆動モータによって、加圧ローラ123が図23の反時計方向に回転駆動されると、加熱スリーブ122も時計方向に回転する。このとき、加熱スリーブ122を保持する加熱ローラ121は、積極的に回転駆動されないことになる。そして、発熱部材及び加熱部材としての加熱スリーブ122は、誘導加熱部130との対向位置で、誘導加熱部130から発生される磁束によって加熱される。
こうして、加熱スリーブ122は、自身の基材122aの誘導加熱によって加熱される。
図24は熱ベルト方式での例である。
誘導加熱部305は内周部分がベルト加熱ローラに対向するように設置されている。誘導加熱部305は図示しない制御基盤より任意の周波数特性を持った電流を通電させることにより磁束を発生し、ベルト加熱ローラ及び加熱ベルトに渦電流を発生させている。また、この図24では、誘導加熱部305による過加熱を防止するため、出口にサーミスタ306設けている。また、ベルト加熱ローラ304が回転していることを確認するためのエンコーダ308も設置している。
図25に示す加熱装置は、加圧ローラ611、ニップ形成部材612、加熱ベルト613、金属パイプ614などを備えている。ヒータ615、補強ステー616などを備えている。加圧ローラ611は、金属の芯金とシリコーンゴムからなっており、ニップ形成部材612は、フッ素ゴムなどをPTFEシートなどで巻いたものである。加熱ベルト613は、SUSやNiの基材の表面にシリコーンゴムとPFAとからなる表層が形成されたものである。金属パイプ614は、SUSやNiの基材の加熱ベルト613と接する外周面にフッ素系の摺動塗装が施されたものである。
図26に示すように、この加熱装置20は、回転する無端状ベルトからなる加熱スリーブ621と、加熱スリーブ621の外周面と当接する加圧ローラ631とを備えている。また、加熱スリーブ621の内周側に配置され、加熱スリーブ621を介して加圧ローラと当接してニップ部を形成する当接部材626を備えている。さらに、加熱スリーブ621の内周側に加熱スリーブ621と当接または近接して配置され、加熱スリーブ621を直接または間接的に加熱する面状発熱体622も備えている。また、加熱スリーブ621の内周側に加熱スリーブ621との間に面状発熱体622を挟むように配置され、面状発熱体622を所定位置で支持する発熱体支持部材623を備える。なお、図26では、面状発熱体622が加熱スリーブ621の内周面と当接し、直接加熱する構成を示している。
この図27では、加熱ローラ401、加熱ローラ401とニップを形成する加圧ローラ402、サーマルヒータ403で構成しており、サーマルヒータ403を加熱ローラ401に対向して複数設置している。このサーマルヒータは独立に用紙加熱ローラを加熱可能である。この独立したサーマルヒータを使用することにより、先の図16を用いて説明したように、加熱消色インクの使用を判定する画像範囲のみ加熱することができ、消費電力を落とし、また画像情報の欠損リスクの低減が可能となる。図23では熱ローラ方式で説明しているが、熱ベルト方式であっても同様の構成は可能である。
図28は、シートを非接触で加熱する加熱装置の一例である。
図28の加熱装置は、シートに温風を当ててシートを加熱するものであり、送風部501と熱源502とを有している。送風部501で熱源502により熱された空気をシートPに当てることで、シートを加熱消色インクが消色する温度まで加熱する。本方式は上部から紙表面に対して熱を与える方式のため、常に同じ熱量を紙表面に与えることが可能である。また、画像に対して非接触で熱を与えるため、画像の欠損が起こらない。
この図29では、熱源502の輻射熱によりにシートPを加熱するものであり、熱源502と、熱源502を囲う反射板503とで構成されている。熱源502から発した熱が直接または、反射板に反射してシートPに当たることにより、シートPが加熱消色インクが消色する温度まで加熱する。この方式の利点としては、短時間でシートを加熱消色インクが消色する温度にまで昇温させることができる。また、画像に対して非接触で熱を与えるため、画像の欠損が起こらない。
(態様1)
シートを搬送する自動原稿搬送装置100などの搬送手段と、搬送手段により搬送されてきたシートの画像を読み取る読取部30などの画像読取手段と、画像読取手段で読み取った画像情報を外部機器に送信する送信手段とを備えた画像読取ユニット1などの画像読取装置において、シートの少なくとも一部を加熱する加熱装置20などの加熱手段と、前記画像読取手段で加熱前後の画像を読み取り、前記画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する判定部71などの判定手段とを備えた。
態様1によれば、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤を使用して形成された文字などの画像は、加熱手段で加熱することにより消色する。よって、画像読取手段で加熱前の画像と、加熱後の画像とを読み取って、加熱前後の画像を比較することにより、加熱消色記録剤が使用されたか否かを判定することができる。具体的に説明すると、加熱消色記録剤が使用されていない場合は、読み取った加熱前後の画像に違いはない。しかし、加熱消色記録剤が使用されている場合は、加熱消色記録剤により形成された画像は消えるため、読み取った加熱前後の画像に違いが生じる。よって、画像読取手段で加熱前の画像と、加熱後の画像とを読み取って、加熱前後の画像を比較して、加熱前後の画像が異なっているか否かを判定することにより、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することができる。これにより、文書について承認を行う前に、本装置を用いて、加熱消色記録剤が使用されたか否かの判定を行うことで、加熱消色記録剤を用いた文書について、承認してしまうのを防止することができ、文書の改ざんなどの不正を未然に防止することができる。
また、既存の画像読取装置に加熱手段を追加するだけで、読み取った画像データをプリンタなどの外部機器に送信する基本機能に、加熱記録剤の使用の有無の判定を行うという機能を追加することができ、安価に利便性のよい画像読取装置を提供することができる。
(態様1)において、
読取部30などの画像読取手段が読み取るシート面と反対側である裏面の画像を読み取る裏面読取部32などの裏面画像読取手段を備え、判定手段は、裏面画像読取手段で加熱前後のシート裏面の裏面画像を読み取り、前記裏面画像読取手段で読み取った加熱前後の裏面画像情報に基づいて、裏面に加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する。
これによれば、変形例3で説明したように、シートのおもて面と裏面の両方について加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することができる。
シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されてきたシートの画像を読み取る読取部30などの画像読取手段と、画像読取手段で読み取った画像情報をプリンタ部110など外部機器に送信する送信手段とを備えた画像読取ユニット1などの画像読取装置において、シートの画像を読み取る第2読取部31などの第2画像読取手段と、画像読取手段と前記第2画像読取手段との間に配置され、シートの少なくとも一部を加熱する加熱装置20などの加熱手段と、前記画像読取手段および前記第2画像読取手段のうちの加熱手段よりもシート搬送方向上流側に配置された一方の画像読取手段で加熱前の画像を読み取り、前記加熱手段よりもシート搬送方向下流側に配置された他方の画像読取手段で加熱後の画像を読み取り、各画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて、前記画像に加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する判定部71などの判定手段とを備えた。
これによれば、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤を使用して形成された文字などの画像は、加熱装置20などの加熱手段で加熱することにより消色する。よって、読取部30などの画像読取手段および第2読取部31などの第2画像読取手段のいずれか一方で加熱前の画像を読み取り、他方で加熱後の画像とを読み取って、加熱前後の画像を比較することにより、加熱消色記録剤が使用されたか否かを判定することができる。具体的に説明すると、加熱消色記録剤が使用されていない場合は、読み取った加熱前後の画像に違いはない。しかし、加熱消色記録剤が使用されている場合は、加熱消色記録剤により形成された画像は消えるため、読み取った加熱前後の画像に違いが生じる。よって、加熱前の画像と、加熱後の画像とを読み取って、加熱前後の画像を比較して、加熱前後の画像が異なっているか否かを判定することにより、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することができる。これにより、文書について承認を行う前に、本装置を用いて、加熱消色記録剤が使用されたか否かの判定を行うことで、加熱消色記録剤を用いた文書について、承認してしまうのを防止することができ、文書の改ざんなどの不正を未然に防止することができる。
また、シートの通過が1回で済むワンパス搬送で加熱前後の画像を読み取ることができる。これにより、ひとつの画像読取手段のみで、加熱前後の画像を読み取る場合に比べて、短い時間で、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することができる。
(態様3)において、加熱装置20などの加熱手段よりもシート搬送方向上流側に配置され、前記一方の画像読取手段が読み取るシート面と反対側である裏面の加熱前画像を読み取る裏面加熱前読取部34などの第3画像読取手段と、前記加熱手段よりもシート搬送方向下流側に配置され、前記裏面の加熱後画像を読み取る裏面加熱後読取部35などの第4画像読取手段とを備え、前記判定手段は、前記第3画像読取手段で読み取った加熱前画像情報と、前記第4画像読取手段で読み取った加熱後画像情報とに基づいて、裏面に加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する。
これによれば、変形例4で説明したように、シートの通過が1回で済むワンパス搬送でおもて面と裏面の加熱前後の画像を読み取ることができ、短い時間で、シートおもて面、裏面の両方について、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することができる。
(態様1乃至(態様4)いずれかにおいて、搬送手段は、判定部71などの判定手段により加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートと、加熱消色記録剤が使用されていないと判定されたシートとを区別して排出する。
これによれば、実施形態で説明したように、複数枚のシートを、連続して加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定した後、ユーザーが、排出先に排出された複数枚シートを、加熱消色記録剤が使用されたシートと、使用されていないシートとに仕分けする必要がない。これにより、利便性の高い装置を提供することができる。
(態様5)において、前記搬送手段は、前記判定手段により加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートの排出先と、加熱消色記録剤が使用されていないと判定されたシートの排出先とを互いに異ならせる。
これによれば、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートと、加熱消色記録剤が使用されていないと判定されたシートとを区別して排出することができる。
(態様1)乃至(態様6)において、前記判定手段が判定した判定結果をユーザーに報知するランプ42などの報知手段を備えた。
これによれば、実施形態で説明したように、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されたことを、ユーザーに気づかせることができる。
(態様7)において、前記報知手段は、前記判定手段による判定結果、および/または、加熱消色記録剤使用箇所を表示する操作表示部50などの表示手段を有する。
これによれば、図6を用いて説明したように、判定結果および/または加熱消色記録剤使用箇所をユーザーに知らせることができる。
(態様7)または(態様8)において、
前記報知手段は、前記判定手段が加熱消色記録剤が使用されていると判定したとき、音を発するスピーカ43など発音手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
これによれば、装置を確認することなく、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されたシートがあったことをユーザーに気づかせることができる。
(態様1)乃至(態様9)いずれかにおいて、前記画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報を表示する操作表示部50などの表示手段を備えた。
これによれば、図6を用いて説明したように、表示手段に表示された加熱前の画像と、加熱後の画像とから、加熱前後の画像の差異を確認することができる。これにより、画像のどこの部分に加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されたかをユーザーが表示手段に表示された加熱前後の画像から把握することができる。
(態様1)乃至(態様10)いずれかにおいて、判定部71などの前記判定手段は、加熱前後の画像情報に基づいて、加熱前と加熱後とで画素値が変化した画素数を把握し、前記画素値が変化した画素数が閾値以上のとき、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されていると判定する。
これによれば、実施形態で説明したように、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤は消色するため、加熱消色記録剤に対応する画素の画素値は、加熱前後で変化する。よって、画素値が変化した画素数が閾値以上であれば、加熱消色記録剤が使用されていると判定することができる。
(態様11)において、前記閾値をユーザーが設定する操作表示部50などの設定手段を備える。
これによれば、判定する書類に応じてユーザーが最適な閾値を設定することができ、精度の高い判定を行うことが可能となる。
(態様1)乃至(態様12)いずれかにおいて、判定部71などの判定手段は、加熱前後の画像情報それぞれについて、色分解し、各色毎に加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行う。
これによれば、いろんな色の加熱消色インクなどの加熱消色剤の使用について、精度よく判定することができる。
(態様1)乃至(態様13)いずれかにおいて、前記判定手段は、前記シートの所定の範囲ついて、加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行う。
これによれば、実施形態で説明したように、シート全体の画像について、判定する場合に比べて、演算負荷が少なくてすみ、すばやく加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行うことができる。
また、判定範囲を絞ることにより、加熱消色インクが使用されるおそれがある箇所が占める割合を大きくすることができる。その結果、加熱消色インクが使用されていた場合、加熱前後で変化する画素数の割合が大きくなり、加熱使用インクの検出の感度を高めることができる。これにより、精度のよい判定を行うことができる。
(態様14)において、前記判定手段が、加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行う範囲を、ユーザーが指定する操作表示部50などの判定範囲指定手段を備える。
これによれば、シートにおける加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されるおそれがある範囲をユーザーが指定することができ、多種多様な書類について、精度の高い判定を行うことができる。
(態様1)乃至(態様15)いずれかにおいて、判定部71などの判定手段により加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートの加熱前の画像情報を保存する加熱前画像情報保存部11などの画像情報保存手段を備えた。
これによれば、実施形態で説明したように、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤は、加熱装置20などの加熱手段の加熱で消えてしまう。しかし、加熱前画像情報保存部11などの画像情報保存手段に加熱前の画像情報を保存することにより、消えてしまった画像を確認することができる。また、画像情報保存手段に保存された加熱前の画像情報を用いて、プリンタ部110などの画像形成装置により加熱により消えた画像を、シートに再生することができる。
原稿の画像を読み取る画像読取装置を備え、該画像読取装置で読み取られた画像情報に基づき、画像を形成する画像形成装置において、上記画像読取装置として、(態様1)乃至(態様16)のいずれかの画像読取装置を用いる。
これによれば、加熱消色インクなどの加熱消色記録剤が使用されているかを判定する機能を備えることができ、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
17:排紙トレイ
20:加熱装置
29:原稿載置台
30:読取部
31:第2読取部
32:裏面読取部
33:おもて面加熱前読取部
34:裏面加熱前読取部
35:裏面加熱後読取部
42:ランプ
43:スピーカ
50:操作表示部
60:メモリ
61:加熱前画像情報保存部
61a:おもて面加熱前画像情報保存部
61b:裏面加熱前画像情報保存部
62:加熱後画像情報保存部
62a:おもて面加熱後画像情報保存部
62b:裏面加熱後画像情報保存部
70:制御部
71:判定部
71a:おもて面判定部
71b:裏面判定部
100:自動原稿搬送装置
101:スキャナ
110 プリンタ部
Claims (17)
- シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されてきたシートの画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った画像情報を外部機器に送信する送信手段とを備えた画像読取装置において、
シートの少なくとも一部を加熱する加熱手段と、
前記画像読取手段で加熱前後の画像を読み取り、前記画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置において、
前記画像読取手段が読み取るシート面と反対側である裏面の画像を読み取る裏面画像読取手段を備え、
前記判定手段は、前記裏面画像読取手段で加熱前後のシート裏面の裏面画像を読み取り、前記裏面画像読取手段で読み取った加熱前後の裏面画像情報に基づいて、前記裏面に加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することを特徴とする画像読取装置。 - シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されてきたシートの画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った画像情報を外部機器に送信する送信手段とを備えた画像読取装置において、
シートの画像を読み取る第2画像読取手段と、
前記画像読取手段と前記第2画像読取手段との間に配置され、シートの少なくとも一部を加熱する加熱手段と、
前記画像読取手段および前記第2画像読取手段のうちの加熱手段よりもシート搬送方向上流側に配置された一方の画像読取手段で加熱前の画像を読み取り、前記加熱手段よりもシート搬送方向下流側に配置された他方の画像読取手段で加熱後の画像を読み取り、各画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて、前記画像に加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項3に記載の画像読取装置において、
前記加熱手段よりもシート搬送方向上流側に配置され、一方の画像読取手段が読み取るシート面と反対側である裏面の加熱前画像を読み取る第3画像読取手段と、
前記前記加熱手段よりもシート搬送方向下流側に配置され、前記シートの裏面の加熱後画像を読み取る第4画像読取手段とを備え、
前記判定手段は、前記第3画像読取手段で読み取ったシート裏面の加熱前画像情報と、前記第4画像読取手段で読み取ったシート裏面の加熱後画像情報とに基づいて、シート裏面に加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至4いずれかに記載の画像読取装置において、
前記搬送手段は、前記判定手段により加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートと、加熱消色記録剤が使用されていないと判定されたシートとを区別して排出することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項5に記載の画像読取装置において、
前記搬送手段は、前記判定手段により加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートの排出先と、加熱消色記録剤が使用されていないと判定されたシートの排出先とを互いに異ならせることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至6いずれかに記載の画像読取装置において、
前記判定手段が判定した判定結果をユーザーに報知する報知手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項7に記載の画像読取装置において、
前記報知手段は、前記判定手段による判定結果、および/または、加熱消色記録剤使用箇所を表示する表示手段を有することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項7または8に記載の画像読取装置において、
前記報知手段は、前記判定手段が加熱消色記録剤が使用されていると判定したとき、音を発する発音手段を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至9いずれかに記載の画像読取装置において、
前記画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至10いずれかに記載の画像読取装置において、
前記判定手段は、加熱前後の画像情報に基づいて、加熱前と加熱後とで画素値が変化した画素数を把握し、前記画素値が変化した画素数が閾値以上のとき、加熱消色記録剤が使用されていると判定することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項11に記載の画像読取装置において、
前記閾値をユーザーが設定する設定手段を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至12いずれかに記載の画像読取装置において、
前記判定手段は、加熱前後の画像情報それぞれについて、色分解し、各色毎に加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行うことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至13いずれかに記載の画像読取装置において、
前記判定手段は、前記シートの所定の範囲ついて、加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行うことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項14に記載の画像読取装置において、
前記判定手段が、加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行う範囲を、ユーザーが指定する判定範囲指定手段を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至15いずれかに記載の画像読取装置において、
前記判定手段により加熱消色記録剤が使用されていると判定されたシートの加熱前の画像情報を保存する画像情報保存手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 原稿の画像を読み取る画像読取装置を備え、該画像読取装置で読み取られた画像情報に基づき、画像を形成する画像形成装置において、
上記画像読取装置として、請求項1乃至16のいずれかに記載の画像読取装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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