JP2004322397A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レターヘッド紙に対して片面印刷,両面印刷のいずれの設定であっても、その表裏面に対して適正な印刷が行われることを可能にする。
【解決手段】用紙収納トレイ19にレターヘッド紙の表面が上を向いてセットされており、かつ両面に印刷することが設定されると、レターヘッド紙を用紙反転搬送部3にて用紙面を逆転させ、その後、その用紙表面に画像形成部2において原稿第1ページの画像の印刷を行わせ、その後さらに、当該用紙を用紙反転搬送部3へ搬送し、再度、用紙面を逆転させた後、その用紙裏面に画像形成部2において原稿第2ページの画像を印刷させる。
【選択図】 図1
【解決手段】用紙収納トレイ19にレターヘッド紙の表面が上を向いてセットされており、かつ両面に印刷することが設定されると、レターヘッド紙を用紙反転搬送部3にて用紙面を逆転させ、その後、その用紙表面に画像形成部2において原稿第1ページの画像の印刷を行わせ、その後さらに、当該用紙を用紙反転搬送部3へ搬送し、再度、用紙面を逆転させた後、その用紙裏面に画像形成部2において原稿第2ページの画像を印刷させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機などに適用され、用紙の表裏面に対して画像形成(印刷)を可能にするための用紙反転搬送手段が備えられている画像形成装置に係り、特に社名あるいはロゴなどの諸事項が表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙における片面あるいは両面に画像形成を行う際の画像形成制御,給紙搬送制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、用紙の両面印刷を可能にする画像形成装置として、各種の機能を複数具備させ、利便性の向上を図るようにした構成のものが数多く提案され、実施されてきている(特許文献1,特許文献2参照)。
【0003】
ところで、社名,住所,電話番号、あるいはロゴなどの諸事項が、表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙に印刷(画像形成)を行う場合には、白紙状態の普通紙の場合と異なり、レターヘッド紙における諸事項が印刷されている表面に合わせて画像形成を行う必要がある。特にレターヘッド紙に両面印刷を行う場合には、用紙の表裏面の向きにも注意し、第1ページ目を表面に印刷する必要がある。
【0004】
本件出願人は特願2002−146028号として、前記のようなレターヘッド紙に対する印刷時の不具合を解消するための発明を出願しているが、レターヘッド紙の表裏面をも考慮した画像形成が行われる構成にはなっていない。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−11471号公報
【特許文献2】
特開2002−293483号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、電子写真形成システムからなる画像形成部により両面印刷を可能にする機構を具備したプリンタなどでは、用紙反転搬送機構により用紙の表裏面を反転して画像形成部に対して給紙する構成になっており、両面印刷を行うとき、表面を所謂フェースダウンで排紙するために、最初に用紙に原稿裏面を印刷し、次に原稿表面を印刷するようになっている。このため、
(1)レターヘッド紙に表裏がある場合には、片面印刷用の場合と両面印刷の場合で、用紙収納トレイに用紙の裏表を逆にセットしなくてはならない。
(2)片面印刷用と両面印刷用の用紙収納トレイを用意しなくてはならない。
(3)片面印刷用,両面印刷用の用紙収納トレイを自動的に選択することができず、用紙収納トレイを明示的に指定しなくてはならない。
(4)片面,両面混在原稿に対して対応できない。
などの問題があった。
【0007】
また、片面印刷,両面印刷に関らず、レターヘッド紙に印刷する場合には、
(5)レターヘッド紙の表面と裏面に向きがある場合でも、画像は指定された両面の綴じ方向によって回転され、レターヘッド紙にあらかじめ印刷されているロゴなどと向きが逆になってしまう場合があり、印刷してからでないと、その不具合の発生が分からない。
(6)前記(5)の不具合が分かったとしても、印刷を中止して作業をし直す以外に対処方法がない。
などの問題があった。
【0008】
そこで本発明は、前記従来の課題を解決し、レターヘッド紙に対して片面印刷,両面印刷のいずれの設定であっても、その表裏面に対して適正に印刷が行われるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、用紙が収納されている用紙収納トレイから用紙を給紙する用紙給紙手段と、用紙に対して画像形成処理を行う画像形成手段と、用紙の表裏面を反転して前記画像形成手段に搬送する用紙反転搬送手段とを備えた画像形成装置において、社名あるいはロゴなどが表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙に対して画像形成が行われる場合、レターヘッド紙が収納されている用紙収納トレイを検索し、かつ収納されているレターヘッド紙の表裏を検知し、この検知結果に基づいてレターヘッド紙の表面に前記画像形成手段により画像形成が行われるように、前記用紙給紙手段および/または前記用紙反転搬送手段を駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、レターヘッド紙の片面印刷に際し、既に用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表裏面の方向に応じて、用紙反転搬送手段を通して反転させるか否かを制御手段によって判断することにより、自動的にレターヘッド紙の表面に適正な印刷が行われることになり、ユーザがレターヘッド紙の表裏面を考えながら用紙収納トレイにセット収納する必要がなくなる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、制御手段により、レターヘッド紙における両面に画像形成を行う場合に、ページ番号の少ないページが用紙表面に画像形成されるように、用紙給紙手段および/または用紙反転搬送手段を駆動制御することを特徴とし、この構成によって、レターヘッド紙の両面印刷に際し、自動的に第1ページがレターヘッド紙の表面に印刷されることになり、印刷の頁順が自然になる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙に対して片面あるいは両面に画像形成するかの指定情報と、用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表裏面検知情報とに基づいて、用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙における表裏面の収納方向を変更することを勧告する報知手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、多量印刷の場合に、用紙反転搬送手段を経ずに印刷が行われるように、あらかじめレターヘッド紙の表裏面の方向を考慮してセットすることにより、印刷時間を短縮化することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙が収納される用紙収納トレイが1つに特定される場合、該用紙収納トレイにおけるレターヘッド紙の表裏面の収納方向を過去の使用情報に基づいて勧告する報知手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、過去の例から判断して、レターヘッド紙のいずれの面を上にしてセットした方が、入れ替えセット作業などが生じないかをユーザに勧告報知することで、煩雑な作業を少なくすることができ、作業性の向上を図ることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙の表面が上方を向いて収納されている用紙収納トレイと、レターヘッド紙の裏面が上方を向いて収納されている用紙収納トレイとが存在する場合、片面あるいは両面に画像形成するかの指定に応じて、用紙給紙手段により用紙収納トレイのいずれかを選択して給紙させることを特徴とし、この構成によって、2つの用紙収納トレイに、表面と裏面が上方に向いてそれぞれレターヘッド紙がセットされているため、迅速にレターヘッド紙の片面印刷あるいは両面印刷の指定に対応することができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きを、該レターヘッド紙の表面/裏面ごとに検知し、レターヘッド紙の向きと形成される画像の向きとが異なる場合に警告を行う警告手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、レターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きに、印刷される画像を整合させるようにユーザに対して警告が発せられる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、制御手段により、レターヘッド紙の向きと形成される画像の向きとが異なる場合、形成される画像の向きをレターヘッド紙の向きに合わせて回転して画像形成が行われるように前記画像形成手段を制御することを特徴とし、この構成によって、自動的にレターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きに、印刷される画像を整合させるようにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明の実施形態を説明するための両面印刷機能を備えた画像形成装置としての複写機兼プリンタ装置の構成図であり、1は原稿読取部、2は画像形成部、3は用紙反転給紙部、4は用紙給紙部である。
【0018】
原稿読取部1において、5は原稿自動搬送装置、6は原稿が移動あるいは載置されるコンタクトガラス、7は、原稿情報を光学的に読み取る光学系,読取センサなどからなる読取光学ユニット部である。
【0019】
画像形成部2において、8は感光体、9は、読取光学ユニット部7の読取センサあるいは後述するようにネットワークにて接続されるホストコンピュータから画像情報に係るデータを受けて、感光体8を露光するレーザ光を出射する光学系、10は露光されて形成された潜像をトナー現像するトナー現像器、11は感光体8に形成されたトナー顕像を用紙に転写する転写部であり、感光体8の周囲には図示しないが帯電器,クリーニング器などが配設されている。さらに、12は転写後の用紙に対して加熱,加圧して転写像を定着させる定着器、13は排紙ローラ、14は排紙トレイである。
【0020】
用紙反転給紙部3において、15は、定着器12から送り出される用紙を排紙トレイ14方向の搬送路、あるいは下段の用紙反転給紙部3方向の搬送路へと切り替える回動可能な切替爪、17は、複数のローラからなり、搬送されてきた用紙の表裏を逆転させるためスイッチバック動作を行うスイッチバック部、18は表裏反転した用紙を感光体8方向へ搬送する搬送部である。
【0021】
用紙給紙部4において、19は複数段(本例では3段を例示している)が設置されている用紙収納トレイ、20は各用紙収納トレイ19において用紙Sに対向設置される給紙コロ、21は、感光体8方向へ向かうように前記搬送部18に連結し、各用紙収納トレイ19から用紙Sを搬送する用紙搬送路であって、用紙搬送路21の各所に搬送ローラ22が設置されている。
【0022】
前記原稿読取部1、画像形成部2、用紙反転給紙部3、用紙給紙部4における基本動作は公知であるので詳しい説明は省略する。
【0023】
図2は本実施形態における制御系の要部の構成を示すブロック部であり、24と25はホストコンピュータ26から画像情報に係るデータなどを授受するためのネットワーク制御部とデータ入出力部、27はRAM,ROMなどのメモリ、28は、プリンタ装置の装置本体に設けられて、各種モード設定あるいは動作設定などを入力するための操作部、29は原稿読取部1を駆動制御する原稿読取制御部、30は画像形成部2を駆動制御する画像形成制御部、31は用紙反転給紙部3および用紙給紙部4を駆動制御する給紙制御部、32は前記各部をコントロールする制御部としてのCPU(中央演算処理ユニット)、33はデータバスである。
【0024】
次に、本実施形態におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作について、図2〜図7のフローチャートを参照して説明する。本実施形態はフェースダウンで排紙することを前提としている。
【0025】
図2,図3において、実施形態1では、データ入出力部25にてホストコンピュータ26からデータ受信すると、画像形成制御部30において画像データ展開などのデータ処理を行い(S1)、用紙サイズ,方向,紙種が決定されると(S2)、紙種がレターヘッド紙でなければ(S3のNO)、該当する用紙が収納されている用紙収納トレイ19の検索を行い(S4)、検索できなければ(S5のNO)、警告を発する(S6)。
【0026】
該当する用紙があり、両面印刷が設定されていれば(S7のYES)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3を駆動し、かつ画像形成制御部30にて用紙の表裏面に対して通常の両面印刷を行い(S8)、画像形成処理が終了した後、用紙を排紙トレイ14に排紙する(S9)。また、片面印刷が設定されていれば(S7のNO)、用紙を用紙反転搬送部3を通させずに画像形成制御部30にて用紙の表面に対して印刷(画像形成処理)を行う(S10)。
【0027】
紙種がレターヘッド紙の場合(S3のYES)、該当する用紙が収納されている用紙収納トレイ19の検索が行われ(S11)、検索できなければ(S12のNO)、警告を発する(S6)。レターヘッド紙を収納している用紙収納トレイ19があれば(S12のYES)、用紙収納トレイ19に収納されているレターヘッド紙の表裏面のいずれが上を向いてセットされているのかを、ユーザの設定(セット)情報あるいは適当な検知手段により検知する(S13)。
【0028】
ここで、レターヘッド紙の表面が下を向いてセットされており、両面印刷が設定されていれば(S14のYES)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3を駆動し、かつ画像形成制御部30にて用紙の表裏面に対して通常の両面印刷を行わせる(S8)。また、レターヘッド紙の表面が下を向いており、かつ片面印刷が設定されていれば(S14のNO)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3が駆動され、レターヘッド紙の表裏面を逆にした後(S15)、片面印刷を行わせる(S16)。
【0029】
また、レターヘッド紙の表面が上を向いてセットされており、片面印刷が設定されていれば(S17のNO)、用紙を用紙反転搬送部3を通させずに画像形成制御部30にて用紙の表面に対して画像形成処理(通常の片面印刷)を行う(S10)。しかし、レターヘッド紙の表面が上を向いてセットされており、かつ両面印刷が設定されていれば(S17のYES)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3を駆動して用紙面を逆転させ(S18)、画像形成制御部30にて画像形成処理を行わせ(S19)、その後さらに、当該用紙を用紙反転搬送部3へ搬送し、再度、用紙面を逆転させた後、画像形成制御部30にて画像形成処理を行わせて両面印刷を行う(S20)。
【0030】
このように、本実施形態においては、装置側でレターヘッド紙の表面が、上下いずれの向きにセットされているかを検知することによって、片面印刷の場合には、
・表面が上にセットされている場合 → そのまま印刷を行う。
・裏面が下にセットされている場合 → 一旦、用紙反転搬送部3を通してから印刷を行う。
ことにより、レターヘッド紙の表面に確実に印刷を行うことができる(第1パターン)。
【0031】
一方、両面印刷の場合には、
・表面が上にセットされている場合 → 一旦、用紙反転搬送部3を通してから通常の両面印刷を行う。
・裏面が下にセットされている場合 → 通常の両面印刷を行う。
ことにより、レターヘッド紙の表面に原稿表面を印刷することができる(第2パターン)。
【0032】
また、両面印刷,片面印刷混在の文書に関しても、片面印刷の場合は前記第1パターンの動作を、両面印刷の場合には前記第2パターンの動作を適用することにより、レターヘッド紙の表面に原稿第1面(表面)の印刷を行うことが可能である。
【0033】
前記のように印刷前に、一旦、用紙反転搬送部3を通すことにより、どちらの面が上でもレターヘッド紙と原稿面とを揃え、ページ番号の少ないページが用紙の表面に印刷することができるようになる。しかしながら、確実に用紙反転搬送部3を1回通す分だけ、印刷速度が低下するという新たな問題が発生する。このことは、印刷枚数が少ない場合であれば問題ないが、ある程度の枚数の印刷になる場合には、最終的なアウトプットが得られるまでの時間は、用紙の面を逆にセットし直した方が早い場合が想定される。
【0034】
そこで実施形態2では、設定により自動的に用紙反転搬送部3を通すようにするのではなく、用紙反転搬送部3を通さなくては用紙面と印刷面とを合わせることができない場合、図2に示す操作部28などに警告を表示し、用紙の面を逆にセットし直すことを促すようにしている。
【0035】
図4は実施形態2のレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作に係るフローチャートであり、図4において図3にて説明したステップと同様なステップについては同一ステップ符号を付して説明は省略する。
【0036】
図4において、実施形態2では、ステップ21において、ステップ(S5),(S12)において、該当する用紙が収納されている用紙収納トレイ19を検索することができなければ、指定された用紙をセットすることを促す警告を発する。また、ステップ22においては、ステップ(S14のNO,S17のYES)でレターヘッド紙に対する印刷において用紙面の向きと印刷する原稿面とが合わないと判断した場合に、レターヘッド紙の表面を逆にすることを促す警告を発する。
【0037】
この警告は、ユーザ設定により表示するか否かを決定してもよいし、印刷枚数が多いか少ないかの予測を行って表示することなどが考えられる。また、警告画面では、用紙の入れ替えを行わずに、そのまま、一旦、用紙反転搬送部3を通すようにする動作フローも選択できるようにすることが望ましい。
【0038】
前記実施形態2における用紙の入れ替え作業は時間を要し、生産性を低下させる作業であるため、可能であれば避けたい作業であるし、また用紙の入れ替えを行わず、実施形態1の動作のように用紙反転搬送部3を通すようにしても、できるだけ用紙反転搬送部3を通さないように用紙をセットすることが望ましい。
【0039】
そこで実施形態3では、レターヘッド紙に印刷する場合の、両面印刷,片面印刷の枚数を不揮発性のメモリに記録しておき、今までに両面印刷、片面印刷のどちらにおいて使用枚数が多かったかという情報に基づき、用紙のいずれの面を上にセットしておいた方が、用紙の入れ替え、あるいは性能低下が発生しない確率が高いかという情報をユーザに提供する。
【0040】
この情報はユーザが能動的に操作部28などにおけるパネル設定画面、あるいはWWWブラウザなどでの情報アクセス手段を用いて参照しても構わないし、用紙なしの警告画面などに同時に表示することなどが考えられる。
【0041】
図5は実施形態3におけるCPU32などの制御部を主体とするレターヘッド紙セット時の警告(アラート)制御に係るフローチャートであり、用紙がなくなったり、用紙枚数が少なくなったとき(S23)、その用紙がレターヘッド紙でない普通紙などであれば(S24のNO)、用紙なしの通常の警告表示を行う(S25)。しかし、レターヘッド紙であれば(S24のYES)、過去のレターヘッド紙に対する両面印刷および片面印刷における使用枚数に係る情報を読み出し(S26)、両面印刷での使用枚数が少ない場合(S27のNO)には、操作部28などにレターヘッド紙の表を上にしてセットすることを促す表示を行い(S28)、また両面印刷での使用枚数が多い場合(S27のYES)には、操作部28などにレターヘッド紙の表を下にしてセットすることを促す表示を行う(S29)。
【0042】
前記実施形態3のような用紙の入れ替え作業を回避する手段として、実施形態4として、同種類,同サイズのレターヘッド紙がセットされる給紙トレイを2つ用意して、一方の給紙トレイにはレターヘッド紙表面を上に、他方の給紙トレイにはレターヘッド紙表面を下にしてセットする方法を採用することができる。
【0043】
図6は実施形態4におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作に係るフローチャートであり、図6において図3にて説明したステップと同様なステップについては同一ステップ符号を付して説明は省略する。
【0044】
図6において、実施形態4では、ステップ3において、レターヘッド紙が選択使用されるとき、片面印刷が指定された場合(S30のNO)には、レターヘッド紙の表を上にしてセットされている用紙収納トレイ19を検索し(S31)、また両面印刷が指定された場合(S30のYES)には、レターヘッド紙の表を下にしてセットされている用紙収納トレイ19を検索して(S33)、該当用紙収納トレイ19が存在すれば、既述した片面印刷/両面印刷のフローにそれぞれ移行する。該当する用紙収納トレイ19がない場合(S32,S34,S12のNO)には、レターヘッド紙をセットすることを促す表示を操作部28などに行う(S35)。
【0045】
ところで、レターヘッド紙に印刷する場合、用紙の表裏面を合わせること以外に用紙の方向を合わせる必要があるという問題がある。
【0046】
すなわち、レターヘッド紙に印刷してある社名やロゴなどは用紙表面のみに印刷してあるとは限らない。そのため、レターヘッド紙の裏面において用紙の向きと印刷の向きとに不整合が生じる可能性がある。実施形態6では、このような不具合に対処できるようにしている。
【0047】
図7,図8は実施形態6におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作に係るフローチャートであり、図7において図3にて説明したステップと同様なステップについては同一ステップ符号を付して説明は省略する。
【0048】
図7,図8において、実施形態6では、用紙に対する表面のみならず裏面における印刷の向きを装置に対して設定し、レターヘッド紙が選択使用されるとき、その用紙のセットの仕方を検知し、表面が下向きにセットされ、両面印刷が設定されて用紙の裏面にも印刷するとき(S13,S14のYES)、画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S36,S38のYES)、そのまま両面印刷を行い(S39)、また、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合(S36のNO)には、画像形成制御部30により画像向きを用紙裏面の向きに合わせるように画像処理を行わせてから(S37)、両面印刷を行う(S39)。
【0049】
しかし、ステップS36〜S38においても、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合には、操作部28などに警告表示を行い(S40)、一旦印刷を中断してユーザからの指示を待つ(S41)。
【0050】
不整合が生じる場合とは、例えば用紙に印刷されている向きが左右綴じで正常に読める向きなのに対し、印刷の設定が上下綴じになっており、裏面が表面に対して180°回転されて印刷されようとした場合などである。
【0051】
ステップ(S41)において、ユーザからの指示設定に従い、印刷(ジョブ)を中止したり(S42)、あるいは不具合に係わらず、そのまま両面印刷を行ったり(S39)、あるいは前記と同様に画像向きを用紙裏面の向きに合わせるような回転処理、または回転させるための作業などを行って(S44)、両面印刷を行う(S39)。
【0052】
表面が下向きにセットされ、片面印刷が設定されているとき(S13,S14のNO)、画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S45のYES)、用紙反転搬送部3に給紙を行って用紙面を反転させた後(S47)、片面印刷を行う(S48)。しかし、画像の向きと印刷する向きが不整合の場合(S45のNO)には、既述したと同様に画像を用紙の向きに整合するように回転処理を行った後(S46)、片面印刷を行う(S48)。
【0053】
ステップS13において、表面が上向きにセットされ、両面印刷が設定されて用紙の裏面にも印刷するとき(S17のYES)、その画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S49,S51のYES)、既述したステップS18〜S20の両面印刷を実行する。また、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合(S49のNO)には、既述したように画像処理を行わせてから(S50)、ステップS18〜S20の両面印刷を実行する。
【0054】
しかし、ステップS49〜S51においても、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合には、操作部28などに警告表示を行い(S52)、一旦印刷を中断してユーザからの指示を待つ(S53)。
【0055】
ステップ(S52)において、ユーザからの指示設定に従い、印刷(ジョブ)を中止したり(S54)、あるいは不具合に係わらず、そのまま両面印刷を行ったり(S18〜S20)、あるいは前記と同様に画像向きを用紙裏面の向きに合わせるような処理または作業などを行って(S56)、ステップS18〜S20の両面印刷を実行する。
【0056】
表面が上向きにセットされ、片面印刷が設定されているとき(S13,S17のNO)、画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S57のYES)、そのまま片面印刷を行う(S58)。しかし、画像の向きと印刷する向きが不整合の場合(S57のNO)には、既述したと同様に画像を用紙の向きに整合するように回転処理を行った後(S58)、片面印刷を行う(S59)。
【0057】
なお、前記実施形態1〜6の構成は、要求される仕様などによって、適宜選択して組み合わせることで、より効果的なレターヘッド紙に対する両面印刷および/または片面印刷が可能になる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レターヘッド紙の片面印刷に際し、既に用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表面に適正な印刷が自動的に行われることになり、ユーザがレターヘッド紙の表裏面を考えながら用紙収納トレイにセット収納するなどの煩雑な作業が必要なくなり、使い勝手のよい画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための両面印刷機能を備えた画像形成装置
【図2】本実施形態における制御系の要部の構成を示すブロック部
【図3】実施形態1におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート
【図4】実施形態2のレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート
【図5】実施形態3におけるレターヘッド紙セット時の警告(アラート)制御に係るフローチャート
【図6】実施形態4におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート
【図7】実施形態6におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート(その1)
【図8】実施形態6におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート(その2)
【符号の説明】
1 原稿読取部
2 画像形成部
3 用紙反転給紙部
4 用紙給紙部
19 用紙収納トレイ
27 メモリ
28 操作部
30 画像形成制御部
31 給紙制御部
32 CPU(中央演算処理部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機などに適用され、用紙の表裏面に対して画像形成(印刷)を可能にするための用紙反転搬送手段が備えられている画像形成装置に係り、特に社名あるいはロゴなどの諸事項が表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙における片面あるいは両面に画像形成を行う際の画像形成制御,給紙搬送制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、用紙の両面印刷を可能にする画像形成装置として、各種の機能を複数具備させ、利便性の向上を図るようにした構成のものが数多く提案され、実施されてきている(特許文献1,特許文献2参照)。
【0003】
ところで、社名,住所,電話番号、あるいはロゴなどの諸事項が、表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙に印刷(画像形成)を行う場合には、白紙状態の普通紙の場合と異なり、レターヘッド紙における諸事項が印刷されている表面に合わせて画像形成を行う必要がある。特にレターヘッド紙に両面印刷を行う場合には、用紙の表裏面の向きにも注意し、第1ページ目を表面に印刷する必要がある。
【0004】
本件出願人は特願2002−146028号として、前記のようなレターヘッド紙に対する印刷時の不具合を解消するための発明を出願しているが、レターヘッド紙の表裏面をも考慮した画像形成が行われる構成にはなっていない。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−11471号公報
【特許文献2】
特開2002−293483号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、電子写真形成システムからなる画像形成部により両面印刷を可能にする機構を具備したプリンタなどでは、用紙反転搬送機構により用紙の表裏面を反転して画像形成部に対して給紙する構成になっており、両面印刷を行うとき、表面を所謂フェースダウンで排紙するために、最初に用紙に原稿裏面を印刷し、次に原稿表面を印刷するようになっている。このため、
(1)レターヘッド紙に表裏がある場合には、片面印刷用の場合と両面印刷の場合で、用紙収納トレイに用紙の裏表を逆にセットしなくてはならない。
(2)片面印刷用と両面印刷用の用紙収納トレイを用意しなくてはならない。
(3)片面印刷用,両面印刷用の用紙収納トレイを自動的に選択することができず、用紙収納トレイを明示的に指定しなくてはならない。
(4)片面,両面混在原稿に対して対応できない。
などの問題があった。
【0007】
また、片面印刷,両面印刷に関らず、レターヘッド紙に印刷する場合には、
(5)レターヘッド紙の表面と裏面に向きがある場合でも、画像は指定された両面の綴じ方向によって回転され、レターヘッド紙にあらかじめ印刷されているロゴなどと向きが逆になってしまう場合があり、印刷してからでないと、その不具合の発生が分からない。
(6)前記(5)の不具合が分かったとしても、印刷を中止して作業をし直す以外に対処方法がない。
などの問題があった。
【0008】
そこで本発明は、前記従来の課題を解決し、レターヘッド紙に対して片面印刷,両面印刷のいずれの設定であっても、その表裏面に対して適正に印刷が行われるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、用紙が収納されている用紙収納トレイから用紙を給紙する用紙給紙手段と、用紙に対して画像形成処理を行う画像形成手段と、用紙の表裏面を反転して前記画像形成手段に搬送する用紙反転搬送手段とを備えた画像形成装置において、社名あるいはロゴなどが表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙に対して画像形成が行われる場合、レターヘッド紙が収納されている用紙収納トレイを検索し、かつ収納されているレターヘッド紙の表裏を検知し、この検知結果に基づいてレターヘッド紙の表面に前記画像形成手段により画像形成が行われるように、前記用紙給紙手段および/または前記用紙反転搬送手段を駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、レターヘッド紙の片面印刷に際し、既に用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表裏面の方向に応じて、用紙反転搬送手段を通して反転させるか否かを制御手段によって判断することにより、自動的にレターヘッド紙の表面に適正な印刷が行われることになり、ユーザがレターヘッド紙の表裏面を考えながら用紙収納トレイにセット収納する必要がなくなる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、制御手段により、レターヘッド紙における両面に画像形成を行う場合に、ページ番号の少ないページが用紙表面に画像形成されるように、用紙給紙手段および/または用紙反転搬送手段を駆動制御することを特徴とし、この構成によって、レターヘッド紙の両面印刷に際し、自動的に第1ページがレターヘッド紙の表面に印刷されることになり、印刷の頁順が自然になる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙に対して片面あるいは両面に画像形成するかの指定情報と、用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表裏面検知情報とに基づいて、用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙における表裏面の収納方向を変更することを勧告する報知手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、多量印刷の場合に、用紙反転搬送手段を経ずに印刷が行われるように、あらかじめレターヘッド紙の表裏面の方向を考慮してセットすることにより、印刷時間を短縮化することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙が収納される用紙収納トレイが1つに特定される場合、該用紙収納トレイにおけるレターヘッド紙の表裏面の収納方向を過去の使用情報に基づいて勧告する報知手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、過去の例から判断して、レターヘッド紙のいずれの面を上にしてセットした方が、入れ替えセット作業などが生じないかをユーザに勧告報知することで、煩雑な作業を少なくすることができ、作業性の向上を図ることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙の表面が上方を向いて収納されている用紙収納トレイと、レターヘッド紙の裏面が上方を向いて収納されている用紙収納トレイとが存在する場合、片面あるいは両面に画像形成するかの指定に応じて、用紙給紙手段により用紙収納トレイのいずれかを選択して給紙させることを特徴とし、この構成によって、2つの用紙収納トレイに、表面と裏面が上方に向いてそれぞれレターヘッド紙がセットされているため、迅速にレターヘッド紙の片面印刷あるいは両面印刷の指定に対応することができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、レターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きを、該レターヘッド紙の表面/裏面ごとに検知し、レターヘッド紙の向きと形成される画像の向きとが異なる場合に警告を行う警告手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、レターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きに、印刷される画像を整合させるようにユーザに対して警告が発せられる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、制御手段により、レターヘッド紙の向きと形成される画像の向きとが異なる場合、形成される画像の向きをレターヘッド紙の向きに合わせて回転して画像形成が行われるように前記画像形成手段を制御することを特徴とし、この構成によって、自動的にレターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きに、印刷される画像を整合させるようにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明の実施形態を説明するための両面印刷機能を備えた画像形成装置としての複写機兼プリンタ装置の構成図であり、1は原稿読取部、2は画像形成部、3は用紙反転給紙部、4は用紙給紙部である。
【0018】
原稿読取部1において、5は原稿自動搬送装置、6は原稿が移動あるいは載置されるコンタクトガラス、7は、原稿情報を光学的に読み取る光学系,読取センサなどからなる読取光学ユニット部である。
【0019】
画像形成部2において、8は感光体、9は、読取光学ユニット部7の読取センサあるいは後述するようにネットワークにて接続されるホストコンピュータから画像情報に係るデータを受けて、感光体8を露光するレーザ光を出射する光学系、10は露光されて形成された潜像をトナー現像するトナー現像器、11は感光体8に形成されたトナー顕像を用紙に転写する転写部であり、感光体8の周囲には図示しないが帯電器,クリーニング器などが配設されている。さらに、12は転写後の用紙に対して加熱,加圧して転写像を定着させる定着器、13は排紙ローラ、14は排紙トレイである。
【0020】
用紙反転給紙部3において、15は、定着器12から送り出される用紙を排紙トレイ14方向の搬送路、あるいは下段の用紙反転給紙部3方向の搬送路へと切り替える回動可能な切替爪、17は、複数のローラからなり、搬送されてきた用紙の表裏を逆転させるためスイッチバック動作を行うスイッチバック部、18は表裏反転した用紙を感光体8方向へ搬送する搬送部である。
【0021】
用紙給紙部4において、19は複数段(本例では3段を例示している)が設置されている用紙収納トレイ、20は各用紙収納トレイ19において用紙Sに対向設置される給紙コロ、21は、感光体8方向へ向かうように前記搬送部18に連結し、各用紙収納トレイ19から用紙Sを搬送する用紙搬送路であって、用紙搬送路21の各所に搬送ローラ22が設置されている。
【0022】
前記原稿読取部1、画像形成部2、用紙反転給紙部3、用紙給紙部4における基本動作は公知であるので詳しい説明は省略する。
【0023】
図2は本実施形態における制御系の要部の構成を示すブロック部であり、24と25はホストコンピュータ26から画像情報に係るデータなどを授受するためのネットワーク制御部とデータ入出力部、27はRAM,ROMなどのメモリ、28は、プリンタ装置の装置本体に設けられて、各種モード設定あるいは動作設定などを入力するための操作部、29は原稿読取部1を駆動制御する原稿読取制御部、30は画像形成部2を駆動制御する画像形成制御部、31は用紙反転給紙部3および用紙給紙部4を駆動制御する給紙制御部、32は前記各部をコントロールする制御部としてのCPU(中央演算処理ユニット)、33はデータバスである。
【0024】
次に、本実施形態におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作について、図2〜図7のフローチャートを参照して説明する。本実施形態はフェースダウンで排紙することを前提としている。
【0025】
図2,図3において、実施形態1では、データ入出力部25にてホストコンピュータ26からデータ受信すると、画像形成制御部30において画像データ展開などのデータ処理を行い(S1)、用紙サイズ,方向,紙種が決定されると(S2)、紙種がレターヘッド紙でなければ(S3のNO)、該当する用紙が収納されている用紙収納トレイ19の検索を行い(S4)、検索できなければ(S5のNO)、警告を発する(S6)。
【0026】
該当する用紙があり、両面印刷が設定されていれば(S7のYES)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3を駆動し、かつ画像形成制御部30にて用紙の表裏面に対して通常の両面印刷を行い(S8)、画像形成処理が終了した後、用紙を排紙トレイ14に排紙する(S9)。また、片面印刷が設定されていれば(S7のNO)、用紙を用紙反転搬送部3を通させずに画像形成制御部30にて用紙の表面に対して印刷(画像形成処理)を行う(S10)。
【0027】
紙種がレターヘッド紙の場合(S3のYES)、該当する用紙が収納されている用紙収納トレイ19の検索が行われ(S11)、検索できなければ(S12のNO)、警告を発する(S6)。レターヘッド紙を収納している用紙収納トレイ19があれば(S12のYES)、用紙収納トレイ19に収納されているレターヘッド紙の表裏面のいずれが上を向いてセットされているのかを、ユーザの設定(セット)情報あるいは適当な検知手段により検知する(S13)。
【0028】
ここで、レターヘッド紙の表面が下を向いてセットされており、両面印刷が設定されていれば(S14のYES)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3を駆動し、かつ画像形成制御部30にて用紙の表裏面に対して通常の両面印刷を行わせる(S8)。また、レターヘッド紙の表面が下を向いており、かつ片面印刷が設定されていれば(S14のNO)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3が駆動され、レターヘッド紙の表裏面を逆にした後(S15)、片面印刷を行わせる(S16)。
【0029】
また、レターヘッド紙の表面が上を向いてセットされており、片面印刷が設定されていれば(S17のNO)、用紙を用紙反転搬送部3を通させずに画像形成制御部30にて用紙の表面に対して画像形成処理(通常の片面印刷)を行う(S10)。しかし、レターヘッド紙の表面が上を向いてセットされており、かつ両面印刷が設定されていれば(S17のYES)、給紙制御部31にて用紙反転搬送部3を駆動して用紙面を逆転させ(S18)、画像形成制御部30にて画像形成処理を行わせ(S19)、その後さらに、当該用紙を用紙反転搬送部3へ搬送し、再度、用紙面を逆転させた後、画像形成制御部30にて画像形成処理を行わせて両面印刷を行う(S20)。
【0030】
このように、本実施形態においては、装置側でレターヘッド紙の表面が、上下いずれの向きにセットされているかを検知することによって、片面印刷の場合には、
・表面が上にセットされている場合 → そのまま印刷を行う。
・裏面が下にセットされている場合 → 一旦、用紙反転搬送部3を通してから印刷を行う。
ことにより、レターヘッド紙の表面に確実に印刷を行うことができる(第1パターン)。
【0031】
一方、両面印刷の場合には、
・表面が上にセットされている場合 → 一旦、用紙反転搬送部3を通してから通常の両面印刷を行う。
・裏面が下にセットされている場合 → 通常の両面印刷を行う。
ことにより、レターヘッド紙の表面に原稿表面を印刷することができる(第2パターン)。
【0032】
また、両面印刷,片面印刷混在の文書に関しても、片面印刷の場合は前記第1パターンの動作を、両面印刷の場合には前記第2パターンの動作を適用することにより、レターヘッド紙の表面に原稿第1面(表面)の印刷を行うことが可能である。
【0033】
前記のように印刷前に、一旦、用紙反転搬送部3を通すことにより、どちらの面が上でもレターヘッド紙と原稿面とを揃え、ページ番号の少ないページが用紙の表面に印刷することができるようになる。しかしながら、確実に用紙反転搬送部3を1回通す分だけ、印刷速度が低下するという新たな問題が発生する。このことは、印刷枚数が少ない場合であれば問題ないが、ある程度の枚数の印刷になる場合には、最終的なアウトプットが得られるまでの時間は、用紙の面を逆にセットし直した方が早い場合が想定される。
【0034】
そこで実施形態2では、設定により自動的に用紙反転搬送部3を通すようにするのではなく、用紙反転搬送部3を通さなくては用紙面と印刷面とを合わせることができない場合、図2に示す操作部28などに警告を表示し、用紙の面を逆にセットし直すことを促すようにしている。
【0035】
図4は実施形態2のレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作に係るフローチャートであり、図4において図3にて説明したステップと同様なステップについては同一ステップ符号を付して説明は省略する。
【0036】
図4において、実施形態2では、ステップ21において、ステップ(S5),(S12)において、該当する用紙が収納されている用紙収納トレイ19を検索することができなければ、指定された用紙をセットすることを促す警告を発する。また、ステップ22においては、ステップ(S14のNO,S17のYES)でレターヘッド紙に対する印刷において用紙面の向きと印刷する原稿面とが合わないと判断した場合に、レターヘッド紙の表面を逆にすることを促す警告を発する。
【0037】
この警告は、ユーザ設定により表示するか否かを決定してもよいし、印刷枚数が多いか少ないかの予測を行って表示することなどが考えられる。また、警告画面では、用紙の入れ替えを行わずに、そのまま、一旦、用紙反転搬送部3を通すようにする動作フローも選択できるようにすることが望ましい。
【0038】
前記実施形態2における用紙の入れ替え作業は時間を要し、生産性を低下させる作業であるため、可能であれば避けたい作業であるし、また用紙の入れ替えを行わず、実施形態1の動作のように用紙反転搬送部3を通すようにしても、できるだけ用紙反転搬送部3を通さないように用紙をセットすることが望ましい。
【0039】
そこで実施形態3では、レターヘッド紙に印刷する場合の、両面印刷,片面印刷の枚数を不揮発性のメモリに記録しておき、今までに両面印刷、片面印刷のどちらにおいて使用枚数が多かったかという情報に基づき、用紙のいずれの面を上にセットしておいた方が、用紙の入れ替え、あるいは性能低下が発生しない確率が高いかという情報をユーザに提供する。
【0040】
この情報はユーザが能動的に操作部28などにおけるパネル設定画面、あるいはWWWブラウザなどでの情報アクセス手段を用いて参照しても構わないし、用紙なしの警告画面などに同時に表示することなどが考えられる。
【0041】
図5は実施形態3におけるCPU32などの制御部を主体とするレターヘッド紙セット時の警告(アラート)制御に係るフローチャートであり、用紙がなくなったり、用紙枚数が少なくなったとき(S23)、その用紙がレターヘッド紙でない普通紙などであれば(S24のNO)、用紙なしの通常の警告表示を行う(S25)。しかし、レターヘッド紙であれば(S24のYES)、過去のレターヘッド紙に対する両面印刷および片面印刷における使用枚数に係る情報を読み出し(S26)、両面印刷での使用枚数が少ない場合(S27のNO)には、操作部28などにレターヘッド紙の表を上にしてセットすることを促す表示を行い(S28)、また両面印刷での使用枚数が多い場合(S27のYES)には、操作部28などにレターヘッド紙の表を下にしてセットすることを促す表示を行う(S29)。
【0042】
前記実施形態3のような用紙の入れ替え作業を回避する手段として、実施形態4として、同種類,同サイズのレターヘッド紙がセットされる給紙トレイを2つ用意して、一方の給紙トレイにはレターヘッド紙表面を上に、他方の給紙トレイにはレターヘッド紙表面を下にしてセットする方法を採用することができる。
【0043】
図6は実施形態4におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作に係るフローチャートであり、図6において図3にて説明したステップと同様なステップについては同一ステップ符号を付して説明は省略する。
【0044】
図6において、実施形態4では、ステップ3において、レターヘッド紙が選択使用されるとき、片面印刷が指定された場合(S30のNO)には、レターヘッド紙の表を上にしてセットされている用紙収納トレイ19を検索し(S31)、また両面印刷が指定された場合(S30のYES)には、レターヘッド紙の表を下にしてセットされている用紙収納トレイ19を検索して(S33)、該当用紙収納トレイ19が存在すれば、既述した片面印刷/両面印刷のフローにそれぞれ移行する。該当する用紙収納トレイ19がない場合(S32,S34,S12のNO)には、レターヘッド紙をセットすることを促す表示を操作部28などに行う(S35)。
【0045】
ところで、レターヘッド紙に印刷する場合、用紙の表裏面を合わせること以外に用紙の方向を合わせる必要があるという問題がある。
【0046】
すなわち、レターヘッド紙に印刷してある社名やロゴなどは用紙表面のみに印刷してあるとは限らない。そのため、レターヘッド紙の裏面において用紙の向きと印刷の向きとに不整合が生じる可能性がある。実施形態6では、このような不具合に対処できるようにしている。
【0047】
図7,図8は実施形態6におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関するCPU32などの制御部を主体とする制御動作に係るフローチャートであり、図7において図3にて説明したステップと同様なステップについては同一ステップ符号を付して説明は省略する。
【0048】
図7,図8において、実施形態6では、用紙に対する表面のみならず裏面における印刷の向きを装置に対して設定し、レターヘッド紙が選択使用されるとき、その用紙のセットの仕方を検知し、表面が下向きにセットされ、両面印刷が設定されて用紙の裏面にも印刷するとき(S13,S14のYES)、画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S36,S38のYES)、そのまま両面印刷を行い(S39)、また、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合(S36のNO)には、画像形成制御部30により画像向きを用紙裏面の向きに合わせるように画像処理を行わせてから(S37)、両面印刷を行う(S39)。
【0049】
しかし、ステップS36〜S38においても、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合には、操作部28などに警告表示を行い(S40)、一旦印刷を中断してユーザからの指示を待つ(S41)。
【0050】
不整合が生じる場合とは、例えば用紙に印刷されている向きが左右綴じで正常に読める向きなのに対し、印刷の設定が上下綴じになっており、裏面が表面に対して180°回転されて印刷されようとした場合などである。
【0051】
ステップ(S41)において、ユーザからの指示設定に従い、印刷(ジョブ)を中止したり(S42)、あるいは不具合に係わらず、そのまま両面印刷を行ったり(S39)、あるいは前記と同様に画像向きを用紙裏面の向きに合わせるような回転処理、または回転させるための作業などを行って(S44)、両面印刷を行う(S39)。
【0052】
表面が下向きにセットされ、片面印刷が設定されているとき(S13,S14のNO)、画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S45のYES)、用紙反転搬送部3に給紙を行って用紙面を反転させた後(S47)、片面印刷を行う(S48)。しかし、画像の向きと印刷する向きが不整合の場合(S45のNO)には、既述したと同様に画像を用紙の向きに整合するように回転処理を行った後(S46)、片面印刷を行う(S48)。
【0053】
ステップS13において、表面が上向きにセットされ、両面印刷が設定されて用紙の裏面にも印刷するとき(S17のYES)、その画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S49,S51のYES)、既述したステップS18〜S20の両面印刷を実行する。また、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合(S49のNO)には、既述したように画像処理を行わせてから(S50)、ステップS18〜S20の両面印刷を実行する。
【0054】
しかし、ステップS49〜S51においても、画像の向きと印刷する向きに不整合が生じる場合には、操作部28などに警告表示を行い(S52)、一旦印刷を中断してユーザからの指示を待つ(S53)。
【0055】
ステップ(S52)において、ユーザからの指示設定に従い、印刷(ジョブ)を中止したり(S54)、あるいは不具合に係わらず、そのまま両面印刷を行ったり(S18〜S20)、あるいは前記と同様に画像向きを用紙裏面の向きに合わせるような処理または作業などを行って(S56)、ステップS18〜S20の両面印刷を実行する。
【0056】
表面が上向きにセットされ、片面印刷が設定されているとき(S13,S17のNO)、画像の向きと印刷する向きが整合されていれば(S57のYES)、そのまま片面印刷を行う(S58)。しかし、画像の向きと印刷する向きが不整合の場合(S57のNO)には、既述したと同様に画像を用紙の向きに整合するように回転処理を行った後(S58)、片面印刷を行う(S59)。
【0057】
なお、前記実施形態1〜6の構成は、要求される仕様などによって、適宜選択して組み合わせることで、より効果的なレターヘッド紙に対する両面印刷および/または片面印刷が可能になる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レターヘッド紙の片面印刷に際し、既に用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表面に適正な印刷が自動的に行われることになり、ユーザがレターヘッド紙の表裏面を考えながら用紙収納トレイにセット収納するなどの煩雑な作業が必要なくなり、使い勝手のよい画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための両面印刷機能を備えた画像形成装置
【図2】本実施形態における制御系の要部の構成を示すブロック部
【図3】実施形態1におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート
【図4】実施形態2のレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート
【図5】実施形態3におけるレターヘッド紙セット時の警告(アラート)制御に係るフローチャート
【図6】実施形態4におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート
【図7】実施形態6におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート(その1)
【図8】実施形態6におけるレターヘッド紙に対する片面印刷,両面印刷に関する制御動作に係るフローチャート(その2)
【符号の説明】
1 原稿読取部
2 画像形成部
3 用紙反転給紙部
4 用紙給紙部
19 用紙収納トレイ
27 メモリ
28 操作部
30 画像形成制御部
31 給紙制御部
32 CPU(中央演算処理部)
Claims (7)
- 用紙が収納されている用紙収納トレイから用紙を給紙する用紙給紙手段と、用紙に対して画像形成処理を行う画像形成手段と、用紙の表裏面を反転して前記画像形成手段に搬送する用紙反転搬送手段とを備えた画像形成装置において、
社名あるいはロゴなどの諸事項が表面にあらかじめ印刷されているレターヘッド紙に対して画像形成が行われる場合、レターヘッド紙が収納されている用紙収納トレイを検索し、かつ収納されているレターヘッド紙の表裏を検知し、この検知結果に基づいてレターヘッド紙の表面に前記画像形成手段により画像形成が行われるように、前記用紙給紙手段および前記用紙反転搬送手段を駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段により、レターヘッド紙における両面に画像形成を行う場合に、ページ番号の少ないページが用紙表面に画像形成されるように、前記用紙給紙手段および前記用紙反転搬送手段を駆動制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- レターヘッド紙に対して片面あるいは両面に画像形成するかの指定情報と、用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙の表裏面検知情報とに基づいて、用紙収納トレイに収納されているレターヘッド紙における表裏面の収納方向を変更することを勧告する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- レターヘッド紙が収納される用紙収納トレイが1つに特定される場合、該用紙収納トレイにおけるレターヘッド紙の表裏面の収納方向を過去の使用情報に基づいて勧告する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- レターヘッド紙の表面が上方を向いて収納されている用紙収納トレイと、レターヘッド紙の裏面が上方を向いて収納されている用紙収納トレイとが存在する場合、片面あるいは両面に画像形成するかの指定に応じて、用紙給紙手段により前記用紙収納トレイのいずれかを選択して給紙させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- レターヘッド紙に予め印刷されている画像や文字の向きを、該レターヘッド紙の表面/裏面ごとに検知し、レターヘッド紙の向きと形成される画像の向きとが異なる場合に警告を行う警告手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御手段により、レターヘッド紙の向きと形成される画像の向きとが異なる場合、形成される画像の向きをレターヘッド紙の向きに合わせて回転して画像形成が行われるように前記画像形成手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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