JP2016088800A - 炭化珪素単結晶の製造装置および炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造装置および炭化珪素単結晶の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】結晶品質を向上可能な炭化珪素単結晶の製造装置及び製造方法の提供。【解決手段】頂面側から底面側に向かう方向に沿って延在する第1部分1xと、底面側において第1部分1xと連続して設けられ、かつ周方向に沿って延在する第2部分2xと、第2部分2xと連続して設けられ、かつ底面側から頂面側に向かう方向に沿って延在する第3部分3xと、頂面側において第3部分3xと連続して設けられ、かつ周方向に沿って延在する第4部分4xとを含む抵抗ヒータ10を有しており、抵抗ヒータ10の平均温度が2000〜2400℃の間のある温度において、抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように構成された炭化珪素単結晶の製造装置。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、抵抗ヒータ10が前記の温度条件に維持され、かつチャンバ内の圧力が0.5〜2kPaに維持される炭化珪素単結晶の製造方法。【選択図】図4

Description

本発明は、炭化珪素単結晶の製造装置および炭化珪素単結晶の製造方法に関する。
近年、半導体装置の高耐圧化、低損失化などを可能とするため、半導体装置を構成する材料としての炭化珪素の採用が進められている。
特表2012−510951号公報(特許文献1)には、黒鉛製の坩堝を用いて昇華法により炭化珪素単結晶を製造する方法が記載されている。当該坩堝の上側および下側の各々には抵抗ヒータが設けられている。
特表2012−510951号公報
本発明の一態様の目的は、結晶品質を向上可能な炭化珪素単結晶の製造装置および炭化珪素単結晶の製造方法を提供することである。
本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造装置は、坩堝と、抵抗ヒータとを備えている。坩堝は、頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する。抵抗ヒータは、側面を取り囲むように構成されている。抵抗ヒータは、頂面から底面に向かう方向に沿って延在する第1部分と、底面側において第1部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第2部分と、第2部分と連続して設けられ、かつ底面から頂面に向かう方向に沿って延在する第3部分と、頂面側において第3部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第4部分とを含む。抵抗ヒータの平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように抵抗ヒータが構成されている。
本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造装置は、坩堝と、抵抗ヒータとを備えている。坩堝は、頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する。抵抗ヒータは、側面を取り囲むように構成されている。抵抗ヒータは、頂面から底面に向かう方向に沿って延在する第1部分と、底面側において第1部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第2部分と、第2部分と連続して設けられ、かつ底面から頂面に向かう方向に沿って延在する第3部分と、頂面側において第3部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第4部分とを含む。抵抗ヒータの平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように抵抗ヒータが構成されている。第1部分は、第3部分に対面する第1面と、第1面と反対の第2面とを有する。第3部分は、第1面と対面する第3面と、第3面と反対側の第4面とを有する。第2部分は、第1面と第3面との間に位置する第5面と、第5面と反対側の第6面とを有する。周方向における第2面と第4面との距離をaとし、周方向における第1面と第3面との距離をbとし、頂面から底面に向かう方向における第5面と第6面との最短距離をcとし、かつ側面に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面の曲率半径をrとしたときに、a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2である。抵抗ヒータは炭素により構成されており、炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下であり、かつ炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である。
本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造方法は以下の工程を備えている。頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータと、坩堝の内部に設けられた原料と、坩堝の内部において原料と対面して設けられた種結晶とが準備される。抵抗ヒータによって原料を昇華させることにより、種結晶上に炭化珪素単結晶が成長する。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下に維持される。
本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造方法は以下の工程を備えている。チャンバと、チャンバの内部に設けられ、かつ頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、チャンバの内部に設けられ、かつ側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータと、坩堝の内部に設けられた原料と、坩堝の内部において原料と対面して設けられた種結晶とが準備される。抵抗ヒータによって原料を昇華させることにより、種結晶上に炭化珪素単結晶が成長する。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、抵抗ヒータの平均温度は2000℃以上2400℃以下であり、かつ抵抗ヒータの最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持され、かつチャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される。
上記によれば、結晶品質を向上可能な炭化珪素単結晶の製造装置および炭化珪素単結晶の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置の構成を示す縦断面模式図である。 第2抵抗ヒータおよび電極の構成を示す平面模式図である。 第2抵抗ヒータの構成を示す斜視模式図である。 周方向に沿った第2抵抗ヒータの構成を示す側面模式図である。 熱解析シミュレーションに用いられる抵抗ヒータモデルのユニット形状を示す側面模式図である。 図1のVI−VI線に沿った矢視横断面模式図であり、第1抵抗ヒータおよび電極の構成を示す横断面模式図である。 図1のVII−VII線に沿った矢視横断面模式図であり、第3抵抗ヒータおよび電極の構成を示す横断面模式図である。 本発明の実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法を示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法の第1工程を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法の第2工程を示す縦断面模式図である。 坩堝の温度と時間との関係を示す図である。 チャンバ内の圧力と時間との関係を示す図である。 抵抗ヒータに供給する電力をフィードバック制御する方法を示す機能ブロック図である。
[本発明の実施形態の説明]
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。また、本明細書中の結晶学的記載においては、個別方位を[]、集合方位を<>、個別面を()、集合面を{}でそれぞれ示している。また、負の指数については、結晶学上、”−”(バー)を数字の上に付けることになっているが、本明細書中では、数字の前に負の符号を付けている。
昇華法により炭化珪素単結晶を成長させる場合、たとえば抵抗ヒータにより炭化珪素原料を昇華させて炭化珪素ガスを発生させ、当該炭化珪素ガスを種結晶上に再結晶させる。
(1)本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造装置は、坩堝と、抵抗ヒータとを備えている。坩堝は、頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する。抵抗ヒータは、側面を取り囲むように構成されている。抵抗ヒータは、頂面から底面に向かう方向に沿って延在する第1部分と、底面側において第1部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第2部分と、第2部分と連続して設けられ、かつ底面から頂面に向かう方向に沿って延在する第3部分と、頂面側において第3部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第4部分とを含む。抵抗ヒータの平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように抵抗ヒータが構成されている。これにより、炭化珪素単結晶の結晶品質を向上することができる。
(2)上記(1)に係る炭化珪素単結晶の製造装置において好ましくは、第1部分は、第3部分に対面する第1面と、第1面と反対の第2面とを有する。第3部分は、第1面と対面する第3面と、第3面と反対側の第4面とを有する。第2部分は、第1面と第3面との間に位置する第5面と、第5面と反対側の第6面とを有する。周方向における第2面と第4面との距離をaとし、周方向における第1面と第3面との距離をbとし、頂面から底面に向かう方向における第5面と第6面との最短距離をcとし、かつ側面に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面の曲率半径をrとしたときに、a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2である。これにより、局所的に抵抗ヒータの温度が上昇することを抑制することができる。
(3)上記(1)または(2)に係る炭化珪素単結晶の製造装置において好ましくは、抵抗ヒータは炭素により構成されており、炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下である。
(4)上記(1)または(2)に係る炭化珪素単結晶の製造装置において好ましくは、抵抗ヒータは炭素により構成されており、炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である。
(5)本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造装置は、坩堝と、抵抗ヒータとを備えている。坩堝は、頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する。抵抗ヒータは、側面を取り囲むように構成されている。抵抗ヒータは、頂面から底面に向かう方向に沿って延在する第1部分と、底面側において第1部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第2部分と、第2部分と連続して設けられ、かつ底面から頂面に向かう方向に沿って延在する第3部分と、頂面側において第3部分と連続して設けられ、かつ側面の周方向に沿って延在する第4部分とを含む。抵抗ヒータの平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように抵抗ヒータが構成されている。第1部分は、第3部分に対面する第1面と、第1面と反対の第2面とを有する。第3部分は、第1面と対面する第3面と、第3面と反対側の第4面とを有する。第2部分は、第1面と第3面との間に位置する第5面と、第5面と反対側の第6面とを有する。周方向における第2面と第4面との距離をaとし、周方向における第1面と第3面との距離をbとし、頂面から底面に向かう方向における第5面と第6面との最短距離をcとし、かつ側面に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面の曲率半径をrとしたときに、a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2である。抵抗ヒータは炭素により構成されており、炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下であり、かつ炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である。これにより、炭化珪素単結晶の結晶品質を向上することができる。
(6)本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造方法は以下の工程を備えている。頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータと、坩堝の内部に設けられた原料と、坩堝の内部において原料と対面して設けられた種結晶とが準備される。抵抗ヒータによって原料を昇華させることにより、種結晶上に炭化珪素単結晶が成長する。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下に維持される。これにより、炭化珪素単結晶の結晶品質を向上することができる。
(7)上記(6)に係る炭化珪素単結晶の製造方法において好ましくは、炭化珪素単結晶を成長させる工程において、抵抗ヒータの平均温度は2000℃以上2400℃以下に維持される。
(8)上記(6)または(7)に係る炭化珪素単結晶の製造方法において好ましくは、坩堝を収容するチャンバを準備する工程をさらに備える。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、チャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される。
(9)本発明の一態様に係る炭化珪素単結晶の製造方法は以下の工程を備えている。チャンバと、チャンバの内部に設けられ、かつ頂面と、頂面と反対側の底面と、頂面と底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、チャンバの内部に設けられ、かつ側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータと、坩堝の内部に設けられた原料と、坩堝の内部において原料と対面して設けられた種結晶とが準備される。抵抗ヒータによって原料を昇華させることにより、種結晶上に炭化珪素単結晶が成長する。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、抵抗ヒータの平均温度は2000℃以上2400℃以下であり、かつ抵抗ヒータの最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持され、かつチャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される。これにより、炭化珪素単結晶の結晶品質を向上することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100は、昇華法によって炭化珪素単結晶を製造するための装置であって、坩堝5と、第1抵抗ヒータ1と、第2抵抗ヒータ10と、第3抵抗ヒータ3と、チャンバ6と、下部放射温度計9aと、側部放射温度計9bと、上部放射温度計9cとを主に有している。第1抵抗ヒータ1、第2抵抗ヒータ2および第3抵抗ヒータ3の各々と、チャンバ6との間に断熱材が設けられていてもよい。坩堝5は、頂面5a1と、頂面5a1と反対側の底面5b2と、頂面5a1と底面5b2との間に位置する筒状の側面5b1とを有する。側面5b1は、たとえば円筒形状を有する。坩堝5は、種結晶11を保持可能に構成された台座5aと、炭化珪素原料12を収容可能に構成された収容部5bとを有する。台座5aは、種結晶11の裏面11aと接する種結晶保持面5a2と、種結晶保持面5a2と反対側の頂面5a1とを有する。台座5aが頂面5a1を構成する。収容部5bは、底面5b2を構成する。側面5b1は、台座5aと収容部5bとにより構成されている。坩堝5内において、炭化珪素原料12を昇華させ、種結晶11の表面11b上に再結晶させることにより、炭化珪素単結晶が種結晶11の表面11b上に成長する。つまり、炭化珪素単結晶は昇華法によって製造可能に構成されている。
第1抵抗ヒータ1、第2抵抗ヒータ10および第3抵抗ヒータ3の各々は、坩堝5の外部に設けられている。第1抵抗ヒータ1は、坩堝5の底面5b2に対面して設けられている。第1抵抗ヒータ1は、底面5b2から離間している。第1抵抗ヒータ1は、底面5b2と対面する上面1aと、上面1aと反対側の下面1bとを有する。第2抵抗ヒータ10は、側面5b1を取り囲むように構成されている。第2抵抗ヒータ10は、側面5b1から離間している。第2抵抗ヒータは、底面5b2から頂面5a1に向かう方向において、頂面5a1側に位置する第10面4x1と、底面5b2側に位置する第6面2x2と、側面5b1に対面する内周面10aと、内周面10aとは反対側の外周面10bとを含む。好ましくは、第2抵抗ヒータ10の第6面2x2は、頂面5a1から底面5b2に向かう方向において、底面5b2と頂面5a1との間に位置する。第3抵抗ヒータ3は、頂面5a1に対面して設けられている。第3抵抗ヒータ3は、頂面5a1から離間している。
下部放射温度計9aは、チャンバ6の外部において坩堝5の底面5b2に対面する位置に設けられており、窓6aを通して底面5b2の温度を測定可能に構成されている。下部放射温度計9aは、第1抵抗ヒータ1に対面する位置に設けられており、第1抵抗ヒータ1の温度を測定可能に構成されていてもよい。側部放射温度計9bは、チャンバ6の外部において側面5b1に対面する位置に設けられており、窓6bを通して側面5b1の温度を測定可能に構成されている。側部放射温度計9bは、第2抵抗ヒータ10に対面する位置に設けられており、第2抵抗ヒータ10の温度を測定可能に構成されていてもよい。上部放射温度計9cは、チャンバ6の外部において頂面5a1に対面する位置に設けられており、窓6cを通して頂面5a1の温度を測定可能に構成されている。上部放射温度計9cは、第3抵抗ヒータ3に対面する位置に設けられており、第3抵抗ヒータ3の温度を測定可能に構成されていてもよい。
放射温度計9a、9b、9cとして、たとえば株式会社チノー製のパイロメータ(型番:IR−CAH8TN6)が使用可能である。パイロメータの測定波長は、たとえば1.55μmおよび0.9μmである。パイロメータの放射率設定値は、たとえば0.9である。パイロメータの距離係数は、たとえば300である。パイロメータの測定径は、測定距離を距離係数で除することにより求められる。たとえば測定距離が900mmの場合、測定径は3mmである。
図2に示されるように、頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って見た場合、第2抵抗ヒータ10は、側面5b1を取り囲むように設けられ、リング形状を有している。第2抵抗ヒータ10の外周面10bに接して一組の電極7が設けられている。頂面5a1に対して垂直な方向に沿って見た場合、一組の電極7と、頂面5a1とは、一直線上に設けられていてもよい。一組の電極7には第2電源7aが接続されている。第2電源7aは、第2抵抗ヒータ10に電力を供給可能に構成されている。好ましくは、第2抵抗ヒータ10は、並列回路を構成する。
図1、図3および図4に示されるように、第2抵抗ヒータ10は、頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って延在する第1部分1xと、底面5b2側において第1部分1xと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第2部分2xと、第2部分2xと連続して設けられ、かつ底面5b2から頂面5a1に向かう方向に沿って延在する第3部分3xと、頂面5a1側において第3部分3xと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第4部分4xとを有する。第1部分1xと、第2部分2xと、第3部分3xと、第4部分4xとが、ヒータユニット10xを構成する。
同様に、第2抵抗ヒータ10は、頂面5a1側において第4部分4xと連続して設けられ、かつ頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って延在する第5部分1yと、底面5b2側において第5部分1yと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第6部分2yと、第6部分2yと連続して設けられ、かつ底面5b2から頂面5a1に向かう方向に沿って延在する第7部分3yと、頂面5a1側において第7部分3yと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第8部分4yとを有する。第5部分1yと、第6部分2yと、第7部分3yと、第8部分4yとが、ヒータユニット10yを構成する。第2抵抗ヒータ10は、複数のヒータユニット10x、10yが連続して設けられて環状に構成されている。
第2抵抗ヒータ10の第1部分1xは、第3部分3xに対面する第1面1x1と、第1面1x1と反対の第2面1x2とを有する。第3部分3xは、第1面1x1と対面する第3面3x1と、第3面3x1と反対側の第4面3x2とを有する。第2部分2xは、第1面1x1と第3面3x1との間に位置する第5面2x1と、第5面2x1と反対側の第6面2x2とを有する。第5面2x1は、第1面1x1と第3面3x1とを繋ぐように設けられている。周方向における第2面1x2と第4面3x2との距離をaとし、周方向における第1面1x1と第3面3x1との距離をbとし、頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第5面2x1と第6面2x2との最短距離をcとし、かつ側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面2x1の曲率半径をrとしたときに、a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2であることが好ましい。距離aは、たとえば50mm以上60mm以下である。距離bは、たとえば10mm以上15mm以下である。最短距離cは、たとえば15mm以上25mm以下である。曲率半径rは、たとえば5mm以上10mm以下である。
第2抵抗ヒータ10の第5部分1yは、第3部分3xに対面する第7面1y2と、第7面1y2と反対側の第8面1y1とを有する。第4部分4xは、第4面3x2と第7面1y2との間に位置する第9面4x2と、第9面4x2と反対側の第10面4x1とを有する。第9面4x2は、第4面3x2と第7面1y2とを繋ぐように設けられている。周方向における第2面1x2と第4面3x2との距離は、周方向における第3面3x1と第8面1y1との距離とほぼ同じである。周方向における第1面1x1と第3面3x1との距離は、周方向における第4面3x2と第7面1y2との距離とほぼ同じである。頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第5面2x1と第6面2x2との最短距離は、頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第9面4x2と第10面4x1との最短距離とほぼ同じである。側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面2x1の曲率半径は、側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合における第9面4x2の曲率半径とほぼ同じである。
第5面2x1および第9面4x2の各々は曲面である。側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合、第5面2x1および第9面4x2の各々はたとえば半円である。頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第5面2x1と第6面2x2との距離は、周方向における第1部分1xと第3部分3xとの中間位置付近において最小となる。同様に、頂面から底面に向かう方向における第9面4x2と第10面4x1との距離は、周方向における第3部分3xと第5部分1yとの中間位置付近において最小となる。
第2抵抗ヒータ10の平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、第2抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように第2抵抗ヒータ10が構成されている。つまり、ある時点において第2抵抗ヒータ10の平均温度が2000℃以上2400℃以下になっており、その時点における第2抵抗ヒータ10の温度分布における最高温度と最低温度との差が100℃以下となっている。好ましくは、第2抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差は、95℃以下であり、より好ましくは90℃以下であり、さらに好ましくは85℃以下である、さらに好ましくは80℃以下である。第2抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度は、たとえば熱解析シミュレーションにより求めることができる。熱解析シミュレーションに用いられる熱解析プログラムとして、たとえば株式会社IDAJ製のSTAR−CCM+(登録商標)を使用することができる。図5に示されるように、たとえばヒータユニット10xの形状モデルを作製し、当該モデルが複数のメッシュ領域Mに分割される。メッシュ領域Mのサイズは、たとえば0.5mmである。第2抵抗ヒータ10の最高温度は、当該モデルを構成する全てのメッシュ領域Mの中で最高の温度となる領域の温度として求められる。同様に、第2抵抗ヒータ10の最低温度は、当該モデルを構成する全てのメッシュ領域Mの中で最低の温度となる領域の温度として求められる。第2抵抗ヒータ10の平均温度は、当該モデルを構成する全てのメッシュ領域Mの平均の温度として求められる。
上記の熱解析プログラムを用いて複数のメッシュ領域Mの各々の温度が計算される。熱解析シミュレーションの結果、第2部分2xの第5面2x1を含む領域および第4部分4xの第9面4x2を含む領域における温度は、平均温度よりも高くなる傾向があることが分かった。そこで、第2部分2xの第5面2x1および第4部分4xの第9面4x2を曲面とすることにより、第2部分2xの第5面2x1および第4部分4xの第9面4x2の温度が高くなることを抑制することができる。好ましくは、第5面2x1および第9面4x2の各々の曲率半径rは、5mm以上20mm以下である。
好ましくは、第2抵抗ヒータ10は炭素により構成されている。炭素の密度は、たとえば1.6g/cm3以上2.0g/cm3以下であり、好ましくは1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下である。炭素の抵抗率は、たとえば、1100mΩ・cm以上1800mΩ・cm以下であり、好ましくは1200mΩ・cm以上1700mΩ・cm以下である。
図6に示されるように、頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って見た場合、第1抵抗ヒータ1は、旋回するにつれて中心から遠ざかる2つの曲線が当該中心で合流する形状を有する。好ましくは、第1抵抗ヒータ1は、フェルマーの螺旋形状を有する。第1抵抗ヒータ1の両端に一組の電極8が接続されている。一組の電極8には第1電源8aが接続されている。第1電源8aは、第1抵抗ヒータ1に電力を供給可能に構成されている。底面5b2に対して平行な方向に沿って見た場合、第1抵抗ヒータ1の幅W1は、坩堝5の内部の幅W2(図1参照)よりも大きく、好ましくは、底面5b2の幅よりも大きい。第1抵抗ヒータ1の幅W1は、電極8を含まないように計測される。
図7に示されるように、頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って見た場合、第3抵抗ヒータ3は、旋回するにつれて中心から遠ざかる2つの曲線が当該中心で合流する形状を有する。好ましくは、第3抵抗ヒータ3は、フェルマーの螺旋形状を有する。第3抵抗ヒータ3の両端に一組の電極14が接続されている。一組の電極14には第3電源14aが接続されている。第3電源14aは、第3抵抗ヒータ3に電力を供給可能に構成されている。頂面5a1に対して平行な方向に沿って見た場合、第3抵抗ヒータ3の幅は、頂面5a1の幅よりも小さい。第3抵抗ヒータ3の幅は、電極14を含まないように計測される。
なお、坩堝5、断熱材、第1抵抗ヒータ1、第2抵抗ヒータ10および第3抵抗ヒータ3の各々は、たとえば炭素により構成されており、好ましくは黒鉛により構成されている。炭素(黒鉛)には、製造上混入する不純物が含まれていてもよい。電極7、8、14の各々は、たとえば炭素(好ましくは黒鉛)により構成されていてもよいし、銅などの金属により構成されていてもよい。
次に、本発明の実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法について説明する。
まず、炭化珪素単結晶の製造装置を準備する工程(S10:図8)が実施される。たとえば上述した炭化珪素単結晶の製造装置100が準備される。これにより、チャンバ6と、チャンバ6の内部に設けられ、かつ頂面5a1と、頂面5a1と反対側の底面5b2と、頂面5a1と底面5b2との間に位置する筒状の側面5b1とを有する坩堝5と、チャンバ6の内部に設けられ、かつ側面5b1を取り囲むように構成された第2抵抗ヒータ10とが準備される(図1参照)。
次に、炭化珪素原料および種結晶を準備する工程(S20:図8)が実施される。具体的には、図9に示されるように、種結晶11および炭化珪素原料12が坩堝5の内部に配置される。炭化珪素原料12は、坩堝5の収容部5b内に設けられる。炭化珪素原料12は、たとえば多結晶炭化珪素の粉末である。種結晶11は、たとえば接着剤を用いて台座5aの種結晶保持面5a2に固定される。種結晶11は、たとえばポリタイプ4Hの六方晶炭化珪素の基板である。種結晶11は、台座5aの種結晶保持面5a2に固定される裏面11aと、裏面11aと反対側の表面11bとを有する。種結晶11の表面11bの直径は、たとえば100mm以上であり、好ましくは150mm以上である。種結晶11の表面11bは、たとえば{0001}面から8°以下程度オフした面である。種結晶11は、種結晶11の表面11bが、炭化珪素原料12の表面12aに対面するように配置される。以上のようにして、坩堝5の内部に設けられた炭化珪素原料12と、坩堝5の内部において炭化珪素原料12と対面して設けられた種結晶11とが準備される。
次に、炭化珪素単結晶を成長させる工程(S30:図8)が実施される。具体的には、第1抵抗ヒータ1、第2抵抗ヒータ10および第3抵抗ヒータ3を用いて坩堝5が加熱される。図11に示されるように、時間T0において温度A2であった坩堝5が時間T1において温度A1にまで加熱される。温度A2はたとえば室温である。温度A1はたとえば2000℃以上2400℃以下の温度である。底面5b2から頂面5a1に向かって温度が低くなるように、炭化珪素原料12および種結晶11の双方が加熱される。時間T1から時間T6まで、坩堝5が温度A1に維持される。図12に示されるように、時間T0から時間T2までチャンバ6内は、圧力P1に維持される。圧力P1は、たとえば大気圧である。チャンバ6内の雰囲気ガスは、たとえばアルゴンガス、ヘリウムガスまたは窒素ガスなどの不活性ガスである。
時間T2において、チャンバ6内の圧力が圧力P1から圧力P2にまで低減される。圧力P2は、たとえば0.5kPa以上2kPa以下である。時間T3から時間T4までチャンバ6内の圧力が圧力P2に維持される。時間T2から時間T3の間において、炭化珪素原料12が昇華し始める。昇華した炭化珪素は、種結晶11の表面11b上に再結晶する。時間T3から時間T4までチャンバ6内が圧力P2に維持される。時間T3から時間T4の間、炭化珪素原料12が昇華し続け、種結晶11の表面11b上に炭化珪素単結晶20(図10参照)が成長する。つまり、第1抵抗ヒータ1、第2抵抗ヒータ10および第3抵抗ヒータ3によって炭化珪素原料12を昇華させることにより、種結晶11の表面11b上に炭化珪素単結晶20が成長する。炭化珪素単結晶を成長させる工程において、第2抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持される。好ましくは、時間T2および時間T5の間、第2抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持され、より好ましくは、時間T3および時間T4の間、第2抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持される。好ましくは、第2抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差は、95℃以下に維持され、より好ましくは90℃以下に維持され、さらに好ましくは85℃以下に維持され、さらに好ましくは80℃以下に維持される。好ましくは、炭化珪素単結晶を成長させる工程において、第2抵抗ヒータ10の平均温度は2000℃以上2400℃以下であり、かつ第2抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持され、チャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される。なお、炭化珪素単結晶を成長させる工程において、第2抵抗ヒータ10の平均温度は2000℃以上2400℃以下の間のある温度であればよく、第2抵抗ヒータ10の温度は変動してもよい。
炭化珪素単結晶を成長させる工程において、炭化珪素原料12は、炭化珪素が昇華する温度に維持され、かつ種結晶11は、炭化珪素が再結晶する温度に維持される。具体的には、炭化珪素原料12および種結晶11の各々の温度は、たとえば以下のように制御される。下部放射温度計9aを用いて坩堝5の底面5b2の温度が測定される。図13に示すように、下部放射温度計9aによって測定された底面5b2の温度は、制御部に送られる。制御部において、底面5b2の温度が、所望の温度と比較される。底面5b2の温度が所望の温度よりも高い場合、たとえば第1電源8a(図6参照)に対して、第1抵抗ヒータ1に供給する電力を減らすように指令を出す。反対に、底面5b2の温度が所望の温度よりも低い場合、たとえば第1電源8a(図6参照)に対して、第1抵抗ヒータ1に供給する電力を増やすように指令を出す。つまり、第1電源8aは、制御部からの指令に基づいて、第1抵抗ヒータ1に対して電力を供給する。以上のように、下部放射温度計9aにより測定された底面5b2の温度に基づいて、第1抵抗ヒータ1に供給する電力が決定されることにより、底面5b2の温度が所望の温度に制御される。代替的に、下部放射温度計9aにより測定された第1抵抗ヒータ1の温度に基づいて、第1抵抗ヒータ1に供給する電力が決定されることにより、底面5b2の温度が所望の温度に制御されてもよい。さらに、第1抵抗ヒータ1および底面5b2の双方の温度に基づいて、第1抵抗ヒータ1に供給する電力が決定されることにより、底面5b2の温度が所望の温度に制御されてもよい。
同様に、側部放射温度計9bにより測定された側面5b1の温度に基づいて、第2抵抗ヒータ10に供給する電力が決定されることにより、側面5b1の温度が所望の温度に制御される。代替的に、側部放射温度計9bにより測定された第2抵抗ヒータ10の温度に基づいて、第2抵抗ヒータ10に供給する電力が決定されることにより、側面5b1の温度が所望の温度に制御されてもよい。さらに、第2抵抗ヒータ10および側面5b1の双方の温度に基づいて、第2抵抗ヒータ10に供給する電力が決定されることにより、側面5b1の温度が所望の温度に制御されてもよい。
同様に、上部放射温度計9cにより測定された頂面5a1の温度に基づいて、第3抵抗ヒータ3に供給する電力が決定されることにより、頂面5a1の温度が所望の温度に制御される。代替的に、上部放射温度計9cにより測定された第3抵抗ヒータ3の温度に基づいて、第3抵抗ヒータ3に供給する電力が決定されることにより、頂面5a1の温度が所望の温度に制御されてもよい。さらに、第3抵抗ヒータ3および頂面5a1の双方の温度に基づいて、第3抵抗ヒータ3に供給する電力が決定されることにより、頂面5a1の温度が所望の温度に制御されてもよい。
次に、時間T4から時間T5にかけて、チャンバ6内の圧力が圧力P2から圧力P1に上昇する(図12参照)。チャンバ6内の圧力が上昇することにより、炭化珪素原料12の昇華が抑制される。これにより、炭化珪素単結晶を成長させる工程が実質的に終了する。時間T6において坩堝5の加熱を停止し、坩堝5を冷却する。坩堝5の温度が室温付近になった後、坩堝5から炭化珪素単結晶20が取り出される。
次に、本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置および製造方法の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100は、坩堝5と、抵抗ヒータ10とを有している。坩堝5は、頂面5a1と、頂面5a1と反対側の底面5b2と、頂面5a1と底面5b2との間に位置する筒状の側面5b1とを有する。抵抗ヒータ10は、側面5b1を取り囲むように構成されている。抵抗ヒータ10は、頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って延在する第1部分1xと、底面5b2側において第1部分1xと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第2部分2xと、第2部分2xと連続して設けられ、かつ底面5b2から頂面5a1に向かう方向に沿って延在する第3部分3xと、頂面5a1側において第3部分3xと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第4部分4xとを含む。抵抗ヒータ10の平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように抵抗ヒータ10が構成されている。これにより、炭化珪素単結晶20の結晶品質を向上することができる。
また本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100によれば、第1部分1xは、第3部分3xに対面する第1面1x1と、第1面1x1と反対の第2面1x2とを有する。第3部分3xは、第1面1x1と対面する第3面3x1と、第3面3x1と反対側の第4面3x2とを有する。第2部分2xは、第1面1x1と第3面3x1との間に位置する第5面2x1と、第5面2x1と反対側の第6面2x2とを有する。周方向における第2面1x2と第4面3x2との距離をaとし、周方向における第1面1x1と第3面3x1との距離をbとし、頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第5面2x1と第6面2x2との最短距離をcとし、かつ側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面2x1の曲率半径をrとしたときに、a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2である。これにより、局所的に抵抗ヒータ10の温度が上昇することを抑制することができる。
さらに本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100によれば、抵抗ヒータ10は炭素により構成されており、炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下である。
さらに本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100によれば、抵抗ヒータ10は炭素により構成されており、炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である。
本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造装置100は、坩堝5と、抵抗ヒータ10とを有している。坩堝5は、頂面5a1と、頂面5a1と反対側の底面5b2と、頂面5a1と底面5b2との間に位置する筒状の側面5b1とを有する。抵抗ヒータ10は、側面5b1を取り囲むように構成されている。抵抗ヒータ10は、頂面5a1から底面5b2に向かう方向に沿って延在する第1部分1xと、底面5b2側において第1部分1xと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第2部分2xと、第2部分2xと連続して設けられ、かつ底面5b2から頂面5a1に向かう方向に沿って延在する第3部分3xと、頂面5a1側において第3部分3xと連続して設けられ、かつ側面5b1の周方向に沿って延在する第4部分4xとを含む。抵抗ヒータ10の平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように抵抗ヒータ10が構成されている。第1部分1xは、第3部分3xに対面する第1面1x1と、第1面1x1と反対の第2面1x2とを有する。第3部分3xは、第1面1x1と対面する第3面3x1と、第3面3x1と反対側の第4面3x2とを有する。第2部分2xは、第1面1x1と第3面3x1との間に位置する第5面2x1と、第5面2x1と反対側の第6面2x2とを有する。周方向における第2面1x2と第4面3x2との距離をaとし、周方向における第1面1x1と第3面3x1との距離をbとし、頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第5面2x1と第6面2x2との最短距離をcとし、かつ側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合における第5面2x1の曲率半径をrとしたときに、a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2である。抵抗ヒータ10は炭素により構成されており、炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下であり、かつ炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である。これにより、炭化珪素単結晶20の結晶品質を向上することができる。
本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法によれば、頂面5a1と、頂面5a1と反対側の底面5b2と、頂面5a1と底面5b2との間に位置する筒状の側面5b1とを有する坩堝5と、側面5b1を取り囲むように構成された抵抗ヒータ10と、坩堝5の内部に設けられた原料12と、坩堝5の内部において原料12と対面して設けられた種結晶11とが準備される。抵抗ヒータ10によって原料12を昇華させることにより、種結晶11上に炭化珪素単結晶20が成長する。炭化珪素単結晶20を成長させる工程において、抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差が100℃以下に維持される。これにより、炭化珪素単結晶20の結晶品質を向上することができる。
また本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法によれば、炭化珪素単結晶20を成長させる工程において、抵抗ヒータ10の平均温度は2000℃以上2400℃以下に維持される。
さらに本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法によれば、坩堝5を収容するチャンバ6を準備する工程をさらに有する。炭化珪素単結晶20を成長させる工程において、チャンバ6内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される。
さらに本実施の形態に係る炭化珪素単結晶の製造方法によれば、チャンバ6と、チャンバ6の内部に設けられ、かつ頂面5a1と、頂面5a1と反対側の底面5b2と、頂面5a1と底面5b2との間に位置する筒状の側面5b1とを有する坩堝5と、チャンバ6の内部に設けられ、かつ側面5b1を取り囲むように構成された抵抗ヒータ10と、坩堝5の内部に設けられた原料12と、坩堝5の内部において原料12と対面して設けられた種結晶11とが準備される。抵抗ヒータ10によって原料を昇華させることにより、種結晶11上に炭化珪素単結晶20が成長する。炭化珪素単結晶20を成長させる工程において、抵抗ヒータ10の平均温度は2000℃以上2400℃以下であり、かつ抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持され、かつチャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される。これにより、炭化珪素単結晶20の結晶品質を向上することができる。
まず、サンプル1〜サンプル6に係る抵抗ヒータ10を準備した。実施例に係る抵抗ヒータ10はサンプル1〜サンプル5であり、比較例に係る抵抗ヒータ10はサンプル6である。サンプル1〜サンプル6に係る抵抗ヒータ10は、第1部分1xと、第2部分2xと、第3部分3xと、第4部分4xとを含んでいる(図3および図4参照)。周方向における第1部分1xの第2面1x2と第3部分3xの第4面3x2との距離aと、周方向における第1部分1xの第1面1x1と第3部分3xの第3面3x1との距離bと、頂面5a1から底面5b2に向かう方向における第2部分2xの第5面2x1と第6面2x2との最短距離cと、かつ側面5b1に対して垂直な方向に沿って見た場合における第2部分2xの第5面2x1の曲率半径rとを、表1に記載のように設計した。具体的には、サンプル1に係る抵抗ヒータ10の距離aを50mmとし、距離bを15mmとし、最短距離cを20mmとし、曲率半径rを7.5mmとした。サンプル2に係る抵抗ヒータ10の距離aを60mmとし、距離bを15mmとし、最短距離cを20mmとし、曲率半径rを7.5mmとした。サンプル3に係る抵抗ヒータ10の距離aを50mmとし、距離bを10mmとし、最短距離cを15mmとし、曲率半径rを5mmとした。サンプル4に係る抵抗ヒータ10の距離aを50mmとし、距離bを15mmとし、最短距離cを25mmとし、曲率半径rを7.5mmとした。サンプル5に係る抵抗ヒータ10の距離aを50mmとし、距離bを15mmとし、最短距離cを20mmとし、曲率半径rを10mmとした。サンプル6に係る抵抗ヒータ10の距離aを40mmとし、距離bを15mmとし、最短距離cを10mmとし、曲率半径rを4mmとした。
次に、サンプル1〜サンプル6に係る抵抗ヒータ10の最高温度および最低温度を熱解析シミュレーションにより計算し、抵抗ヒータ10の最高温度と最低温度との差(温度差)を求めた。熱解析シミュレーションに用いられる熱解析プログラムとして、株式会社IDAJ製のSTAR−CCM+(登録商標)を使用した。抵抗ヒータ10の形状モデルのメッシュ領域M(図5参照)のサイズを0.5mmとした。抵抗ヒータ10を構成する炭素の密度を1.75g/cm2とした。抵抗ヒータ10の平均温度を2200℃とした。側面5b1に垂直な方向における抵抗ヒータ10の厚みを15mmとした。
次に、サンプル1〜サンプル6に係る抵抗ヒータ10を用いて炭化珪素単結晶20を製造し、炭化珪素単結晶20の結晶品質を評価した。炭化珪素単結晶の結晶品質の評価は、転位密度を測定することにより行われた。表1において、記号Aは、転位密度が5000cm-2未満であることを示し、記号Bは、転位密度が5000cm-2以上であることを示している。
Figure 2016088800
表1は、抵抗ヒータ10の形状パラメータ(距離a、距離b、最短距離cおよび曲率半径r)と、抵抗ヒータ10内の最高温度と最低温度との差(温度差)と、炭化珪素単結晶の結晶品質との関係を示している。
表1に示されるように、サンプル1〜5に係る抵抗ヒータ10の温度差は100℃以下であり、サンプル6に係る抵抗ヒータ10の温度差は120℃であった。またサンプル1〜5に係る抵抗ヒータ10を用いて製造された炭化珪素単結晶の結晶品質は良好であった。サンプル6に係る抵抗ヒータ10を用いて製造された炭化珪素単結晶の結晶品質は、サンプル1〜5に係る炭化珪素単結晶の製造装置100で製造した炭化珪素単結晶の結晶品質よりも劣っていた。以上の結果より、抵抗ヒータ10の温度差を100℃以下として炭化珪素単結晶を成長させることにより、炭化珪素単結晶の結晶品質を向上可能であることが確かめられた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第1抵抗ヒータ
1a 上面
1b 下面
1x 第1部分
1x1 第1面
1x2 第2面
1y 第5部分
1y2 第7面
1y1 第8面
2x 第2部分
2x2 第6面
2x1 第5面
2y 第6部分
3 第3抵抗ヒータ
3x1 第3面
3x2 第4面
3x 第3部分
3y 第7部分
4x2 第9面
4x 第4部分
4x1 第10面
4y 第8部分
5 坩堝
5a1 頂面
5a 台座
5a2 種結晶保持面
5b2 底面
5b1 側面
5b 収容部
6 チャンバ
6a,6b,6c 窓
7,8,14 電極
7a 第2電源
8a 第1電源
9a 下部放射温度計(放射温度計)
9b 側部放射温度計
9c 上部放射温度計
10 第2抵抗ヒータ(抵抗ヒータ)
10a 内周面
10b 外周面
10x,10y ヒータユニット
11 種結晶
11a 裏面
11b,12a 表面
12 原料(炭化珪素原料)
14a 第3電源
20 炭化珪素単結晶
100 製造装置
A1,A2 温度
M メッシュ領域
P1,P2 圧力
T0,T1,T2,T3,T4,T5,T6 時間
W1,W2 幅
a,b 距離
c 最短距離
r 曲率半径

Claims (9)

  1. 頂面と、前記頂面と反対側の底面と、前記頂面と前記底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、
    前記側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータとを備え、
    前記抵抗ヒータは、前記頂面から前記底面に向かう方向に沿って延在する第1部分と、前記底面側において前記第1部分と連続して設けられ、かつ前記側面の周方向に沿って延在する第2部分と、前記第2部分と連続して設けられ、かつ前記底面から前記頂面に向かう方向に沿って延在する第3部分と、前記頂面側において前記第3部分と連続して設けられ、かつ前記側面の前記周方向に沿って延在する第4部分とを含み、
    前記抵抗ヒータの平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、前記抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように前記抵抗ヒータが構成されている、炭化珪素単結晶の製造装置。
  2. 前記第1部分は、前記第3部分に対面する第1面と、前記第1面と反対の第2面とを有し、
    前記第3部分は、前記第1面と対面する第3面と、前記第3面と反対側の第4面とを有し、
    前記第2部分は、前記第1面と前記第3面との間に位置する第5面と、前記第5面と反対側の第6面とを有しており、
    前記周方向における前記第2面と前記第4面との距離をaとし、
    前記周方向における前記第1面と前記第3面との距離をbとし、
    前記頂面から前記底面に向かう方向における前記第5面と前記第6面との最短距離をcとし、かつ
    前記側面に対して垂直な方向に沿って見た場合における前記第5面の曲率半径をrとしたときに、
    a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2である、請求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  3. 前記抵抗ヒータは炭素により構成されており、
    前記炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  4. 前記抵抗ヒータは炭素により構成されており、
    前記炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  5. 頂面と、前記頂面と反対側の底面と、前記頂面と前記底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、
    前記側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータとを備え、
    前記抵抗ヒータは、前記頂面から前記底面に向かう方向に沿って延在する第1部分と、前記底面側において前記第1部分と連続して設けられ、かつ前記側面の周方向に沿って延在する第2部分と、前記第2部分と連続して設けられ、かつ前記底面から前記頂面に向かう方向に沿って延在する第3部分と、前記頂面側において前記第3部分と連続して設けられ、かつ前記側面の前記周方向に沿って延在する第4部分とを含み、
    前記抵抗ヒータの平均温度が2000℃以上2400℃以下の間のある温度において、前記抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下となるように前記抵抗ヒータが構成されており、
    前記第1部分は、前記第3部分に対面する第1面と、前記第1面と反対の第2面とを有し、
    前記第3部分は、前記第1面と対面する第3面と、前記第3面と反対側の第4面とを有し、
    前記第2部分は、前記第1面と前記第3面との間に位置する第5面と、前記第5面と反対側の第6面とを有しており、
    前記周方向における前記第2面と前記第4面との距離をaとし、
    前記周方向における前記第1面と前記第3面との距離をbとし、
    前記頂面から前記底面に向かう方向における前記第5面と前記第6面との最短距離をcとし、かつ
    前記側面に対して垂直な方向に沿って見た場合における前記第5面の曲率半径をrとしたときに、
    a≧3bであり、c≧bであり、かつr≧b/2であり、
    前記抵抗ヒータは炭素により構成されており、
    前記炭素の密度は、1.7g/cm3以上1.9g/cm3以下であり、かつ
    前記炭素の抵抗率は、1200mΩ・cm以上である、炭化珪素単結晶の製造装置。
  6. 頂面と、前記頂面と反対側の底面と、前記頂面と前記底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、
    前記側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータと、
    前記坩堝の内部に設けられた原料と、
    前記坩堝の内部において前記原料と対面して設けられた種結晶とを準備する工程と、
    前記抵抗ヒータによって前記原料を昇華させることにより、前記種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる工程とを備え、
    前記炭化珪素単結晶を成長させる工程において、前記抵抗ヒータの最高温度と最低温度との差が100℃以下に維持される、炭化珪素単結晶の製造方法。
  7. 前記炭化珪素単結晶を成長させる工程において、前記抵抗ヒータの平均温度は2000℃以上2400℃以下に維持される、請求項6に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  8. 前記坩堝を収容するチャンバを準備する工程をさらに備え、
    前記炭化珪素単結晶を成長させる工程において、前記チャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される、請求項6または請求項7に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  9. チャンバと、
    前記チャンバの内部に設けられ、かつ頂面と、前記頂面と反対側の底面と、前記頂面と前記底面との間に位置する筒状の側面とを有する坩堝と、
    前記チャンバの内部に設けられ、かつ前記側面を取り囲むように構成された抵抗ヒータと、
    前記坩堝の内部に設けられた原料と、
    前記坩堝の内部において前記原料と対面して設けられた種結晶とを準備する工程と、
    前記抵抗ヒータによって前記原料を昇華させることにより、前記種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる工程とを備え、
    前記炭化珪素単結晶を成長させる工程において、
    前記抵抗ヒータの平均温度は2000℃以上2400℃以下であり、かつ前記抵抗ヒータの最高温度および最低温度の差が100℃以下に維持され、かつ
    前記チャンバ内の圧力は0.5kPa以上2kPa以下に維持される、炭化珪素単結晶の製造方法。
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