JP2016088523A - ガスバリア性容器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記底部及び周壁の両方に、前記射出成形と同時に一体化されたラベルを有しており、
このラベルがガスバリア層を有して構成されており、このガスバリア層が、多価金属の
化合物とリン化合物とが反応して形成されたガスバリア性複合構造物を含む層であることを特徴とするガスバリア性容器である。
脂層2a、ガスバリア層2b、外面側樹脂層2dに加えて、その他の層を積層することも可能である。
ルコールの溶液である。
層としては、底部用ラベル2のガスバリア層や周壁用ラベル3のガスバリア層と同様に、多価金属の化合物とリン化合物とが反応して形成されたガスバリア性複合構造物を含む層を使用することが望ましい。熱水処理によってもガスバリア性が低下しないからである。そして、蓋材4がガスバリア層を備えていて、しかも、周壁用ラベル3フランジ13の下面まで延出している場合には、前述のように、フランジ13を挟んでガスバリア性の周壁用ラベル3とガスバリア性の蓋材4とが互いに対面することとなり、このフランジ13部分からの酸素透過を防止することができる。
ポリプロピレンフィルムを塗布基材2d(3d)として、この塗布基材2d(3d)の上に印刷インキ層2c(3c)を形成した後、この印刷インキ層2c(3c)を被覆して、酸化アルミニウム微粒子とリン化合物とを含有するコーティング液を塗布乾燥した。塗布量は0.4g/m2である。また、塗布方法はグラビアコーティングで、塗布版は150ライン/インチ、深さ55μmの斜線版である。次に、140℃のオーブンで約30秒間加熱して、塗布膜に含まれる酸化アルミニウム微粒子とリン化合物とを反応させて、ガスバリア性複合構造物を含むガスバリア層2b(3b)を形成した。そして、ポリプロピレンフィルムを内面側樹脂層2a(3a)として、前記ガスバリア層2b(3b)に接着した。こうして得られた積層体を図2(a)に示す円形に打ち抜いて底部用ラベル2とした。また、同じ積層体を図3に示す扇形に打ち抜いて周壁用ラベル3とした。
ム微粒子とリン化合物とを反応させて、ガスバリア性複合構造物を含むガスバリア層4aを形成した。そして、その反対面、すなわち、基材4bにシーラント層4dとしてポリプロピレン樹脂層を積層し、所定形状として蓋材4を作成した。この蓋材4は図4の積層構造を有するものである。
エチレン−ビニルアルコール共重合体をガスバリア層として、その表裏にポリプロピレン樹脂フィルムを接着した多層シートを真空成形して、容量180ccのカップ状の容器本体を製造した。
実施例及び比較例の内容物入り容器に、121℃、60分の条件でレトルト処理を施した。レトルト処理前の酸素透過度、レトルト処理の後50時間経過した時の酸素透過度、レトルト処理後100時間経過した時の酸素透過度を表1に示す。併せて、レトルト処理前の水蒸気透過度を表1に示す。
2:底部用ラベル 3:周壁用ラベル
2a,3a:内面側樹脂層 2b,3b:ガスバリア層 2c,3c:印刷インキ層2d,3d:外面側樹脂層
Claims (9)
- 樹脂の射出成形によって製造された容器本体と蓋材とを備えて構成される容器であって、前記容器本体が、底部と、この底部から立ち上がった周壁とを有する容器であって、
前記底部及び周壁の両方に、前記射出成形と同時に一体化されたラベルを有しており、
このラベルがガスバリア層を有して構成されており、このガスバリア層が、多価金属の化合物とリン化合物とが反応して形成されたガスバリア性複合構造物を含む層であることを特徴とするガスバリア性容器。 - 底部に一体化された前記ラベルが、底部の全面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のガスバリア性容器。
- 底部に一体化された前記ラベルが、底部から前記周壁の下部まで延出されており、この周壁の下部に一体化していることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスバリア性容器。
- 周壁に一体化された前記ラベルが、周壁の下端まで延びており、周壁の下部において、底部に一体化された前記ラベルと、周壁に一体化された前記ラベルとが、互いに対面していることを特徴とする請求項3に記載のガスバリア性容器。
- 底部に一体化された前記ラベルが、容器本体の内面側に位置しており、周壁に一体化された前記ラベルが容器本体の外面側に位置していることを特徴とする請求項4に記載のガスバリア性容器。
- 容器本体が前記周壁の上部開口部の周囲にフランジを備えており、前記蓋材がこのフランジに接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガスバリア性容器。
- 前記蓋材がガスバリア層を備えていることを特徴とする請求項6に記載のガスバリア性容器。
- 蓋材の前記ガスバリア層が多価金属の化合物とリン化合物とが反応して形成されたガスバリア性複合構造物を含む層であることを特徴とする請求項7に記載のガスバリア性容器。
- 周壁に一体化された前記ラベルが、前記フランジの下面まで延出しており、周壁に一体化された前記ラベルと、蓋材とが、フランジをはさんで互いに対面していることを特徴とする請求項8に記載のガスバリア性容器。
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2014
- 2014-10-30 JP JP2014221306A patent/JP2016088523A/ja active Pending
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