JP2002255168A - バリアカップ - Google Patents

バリアカップ

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JP2002255168A
JP2002255168A JP2001050648A JP2001050648A JP2002255168A JP 2002255168 A JP2002255168 A JP 2002255168A JP 2001050648 A JP2001050648 A JP 2001050648A JP 2001050648 A JP2001050648 A JP 2001050648A JP 2002255168 A JP2002255168 A JP 2002255168A
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JP
Japan
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label
container body
barrier
flange
slit
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JP2001050648A
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English (en)
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Tadasuke Kojima
忠祐 小嶋
Shinichiro Kobayashi
進一郎 小林
Osamu Tokinoya
修 時野谷
Masaru Suzuki
賢 鈴木
Masao Kobayashi
正男 小林
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Labeling Devices (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、容器本体の面が交差する部
位においてもラベルを配置することが出来、バリアー性
に優れたバリアカップを提供することである。 【解決手段】 本発明のバリアカップ101は、気体の
透過を妨げるバリアー層を備えている側部ラベル121
並びに底部ラベル122と、側部並びに底部にラベルを
配置するようにインモールドラベル成形され、フランジ
111を有している容器本体110と、バリアー層を備
えている蓋130とを具備している。側部ラベル121
は、自身の縁に沿ってスリットBが設けられている。側
部ラベル121は、スリットBが設けられている縁側に
おいて、容器本体110の形状に沿って折り曲げられ、
フランジの外表面に沿って配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体の透過を妨げ
るバリアー層を備えている側部ラベル並びに底部ラベル
を有している射出成形により成形されたバリアカップに
関している。
【0002】
【従来の技術】樹脂を射出成形した食品用樹脂容器は、
食品などの内容物の酸化などを防止するためにガスの透
過がない若しくは少ない、即ちバリアー性である、こと
が望まれている。このため現在、食品用樹脂容器は、バ
リアー性のバリアー層を備えているラベルをインモール
ドラベル成形により自身の側面及び底面に配置すること
で、前記バリアー性を有するように構成されている。上
記のようにして製造された食品用樹脂容器は、バリアカ
ップと呼ばれている。以下に、図5を用いて、この従来
のバリアカップ1001を説明する。
【0003】図5は、従来のバリアカップ1001を示
す断面図である。バリアカップ1001は、気体の透過
を妨げるバリアー層を備えているラベルと、前記ラベル
を自身の側部と底部とに配置し、有底の筒状に形成され
ている容器本体1010とを具備している。
【0004】前記ラベルは、インモールドラベル成形に
より前記容器本体1010の側部及び底部に配置されて
おり、側部に配置された前記ラベルを側部ラベル102
1、底部に配置された前記ラベルを底部ラベル1022
として図5中で指摘している。側部ラベル1021は、
容器本体1010の側部の幅Lsと略同一の幅を有した
帯状に形成されており、容器本体1010の側部の最外
表面全体を覆うように配置されている。このため、容器
本体1010の側部全体には、バリアー性が提供されて
いる。底部ラベル1022は、容器本体1010の円形
の底部の内表面の形状と一致するように形成されてお
り、容器本体1010の底部の内表面全体を覆うように
配置されている。このため、容器本体1010の底部全
体には、バリアー性が提供されている。
【0005】容器本体1010は、図5中において上部
に開口を有している。この開口は、蓋1030により密
閉される。蓋1030は、バリアー層を備えており、容
器本体の開口からのガスの透過を防ぐ。この開口の縁に
は、全体に渡ってフランジ1011が外方に向かって延
出している。蓋1030は、ヒートシール部1012に
おいて、フランジ1011の開口側表面と接着されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓋10
30が取り付けられた上記従来のバリアカップ1001
は、参照符号Xで指摘している蓋1030と側部ラベル
1021との間の部位、及び参照符号Yで指摘している
容器本体1010の底部と側部との交差している部位で
は、ガスの透過(図5中に矢印で模式的に示す)が防止
出来ていない。これは、部位Xは、容器本体1010の
側部とフランジ1011とが交差する部分であり、単に
帯状に形成されている側部ラベル1021では、部位X
での容器本体の形状に沿って配置することが出来ない。
このため、部位Xでは、バリアー性が低下してしまう。
【0007】また、部位Yは、容器本体1010の側部
と底部とが交差する部分であり、側面と底面とが交差し
ており、単に平板状に形成されている側部ラベル102
1では、部位Yでの容器本体の形状に沿って配置するこ
とが出来ない。このため、部位Yでは、バリアー性が低
下してしまう。
【0008】上記問題を鑑みて、本発明は、容器本体の
面が交差する部位においてもラベルを配置することが出
来、バリアー性に優れたバリアカップを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、上記
目的を達成するために、本発明のバリアカップは、下記
のごとく構成される。
【0010】本発明のバリアカップは、気体の透過を妨
げるバリアー層を備えているラベルと、自身の側部並び
に底部に上記ラベルを配置するようにインモールドラベ
ル成形された有底筒状でかつ開口部にフランジを有して
いる容器本体とを具備しているバリアカップにおいて、
前記ラベルの縁の少なくとも一部分には、スリットが設
けられており、前記ラベルは、上記スリットが設けられ
ている縁側において、容器本体の形状に沿って折り曲げ
られていることを特徴とする。
【0011】上記構成により、容器本体の異なる面が交
差する部位において、ラベルを折り曲げた場合において
も、ラベルの折り曲げられる部位にスリットが設けられ
ているため、ラベルのはがれや、バリアー性の低下の原
因となるラベルにしわが発生することを防止する。この
ため本発明のバリアカップは、容器本体の面が交差する
部位にラベルを配置することが出来、バリアー性に優れ
た構成になり得る。
【0012】また、前記フランジは、前記蓋との接着面
が平坦であり、前記蓋は、前記接着面からの剥離の際に
所望の剥離力で剥離し得るように接着力が調整された接
着層を有し、前記フランジの開口側表面全体に渡って配
置され得る。
【0013】上記構成により、前記蓋が、前記フランジ
の開口側表面全体に渡って覆い得るため、容器本体と蓋
との接着部位に隙間が出来ず、前記接着部位でのガスの
著しい透過を防止することが出来る。
【0014】また、上記各発明の前記容器本体の側部に
配置された前記ラベルは、前記容器本体の開口側に配置
される縁に前記スリットが設けられており、前記縁側に
おいて、前記フランジの延伸する方向に沿って配置され
るように折り曲げられ得る。
【0015】上記構成により、前記容器本体のフランジ
からのガスの透過を防止することが出来る。
【0016】また、上記各発明の前記底部に配置された
前記ラベルの縁には、複数のスリットが設けられ得る。
【0017】上記構成により、前記容器本体の底部(底
面)と側部(側面)との交差する位置からのガスの透過
を防止することが出来る。
【0018】また、上記各発明の前記スリットは、前記
縁の容器本体のコーナー部に位置される部分にのみ設け
られ得る。
【0019】上記構成により、前記ラベルは、折り曲げ
られた際にしわの原因となる部分にのみにスリットが形
成されるため、余分なスリットが形成されず、より効果
的にガスの透過を防止することが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0021】(第1の実施の形態)まず、第一の実施の
形態について図1(a)及び(b)を用いて説明する。
【0022】図1は、第1の実施の形態に従ったバリア
カップ101を示す横断面図である。バリアカップ10
1は、気体の透過を妨げるバリアー層を備えているラベ
ルと、前記ラベルを自身の側部並びに底部に配置し、有
底の筒状に形成されている容器本体110と、容器本体
110を密閉するための蓋130とを具備している。
【0023】容器本体110は、公知の樹脂の射出成形
により形成される。容器本体110は、図1(a)中に
おいて上部に開口を有している。この開口の縁には、全
体に渡ってフランジ111が外方に向かって延出してい
る。フランジ111の開口側表面には、蓋130が接着
される。容器本体110の底部は、円形形状を有してい
る。
【0024】蓋130は、多層構造のフィルム状に形成
されている。上記多層構造の蓋130は、一般的に商品
名などが印刷される印刷基材層、容器中への気体の透過
を防ぐためのバリアー層、及び容器本体110と接着す
るための接着層を有している。上記多層構造の蓋130
は、前記各層ごとに製造し接合するか、又は一部若しく
は全層を溶融押出することで形成され得る。
【0025】上記印刷基材層は、印刷可能な公知の材料
が使用されている。なお、前記印刷基材層は、蓋130
に印刷が必要ない場合は、省略し得る。
【0026】前記バリアー層は、酸素の透過を妨げる公
知の材料が使用されており、上記公知の材料とは、例え
ば、アルミ箔、金属若しくは金属酸化物を蒸着などでプ
ラスチックフィルムなどに積層した積層フィルム(例え
ば、酸化珪素蒸着プラスチックフィルム、酸化アルミ蒸
着プラスチックフィルム、及びアルミ蒸着プラスチック
フィルム等)、ポリアクリロニトリル系樹脂、EVOH
(エチレン酢酸ビニル供重合体けん化物)、PVDC
(ポリ塩化ビニルデン)フィルム、及びPVDCコート
二軸延伸プラスチックフィルム等である。
【0027】前記接着層は、容器本体を形成する樹脂と
接着し得、剥離の際に所望の剥離力で剥離し得るように
接着力が調整された公知の接着剤により構成され得る。
なお、この接着層は、容器本体110に所望の接着力で
接着されるならばどのように分布されていてもよく配置
において限定されることはないが、好ましくは容器本体
110と接着される部分(フランジの開口側表面と対面
する部分)にのみ配置される。
【0028】前記ラベルは、多層構造のフィルム状に形
成されている。上記多層構造のラベルは、一般的に商品
名などが印刷される印刷基材層、内容物の酸化を防ぐた
めのバリアー層、及び容器本体と接着するための接着層
を有している。上記多層構造のラベルは、前記各層ごと
に製造し接合させるか、又は一部若しくは全層を溶融押
出することで形成され得る。
【0029】上記印刷基材層は、印刷可能な公知の材料
で形成される。なお、前記印刷基材層は、蓋130に印
刷が必要ない場合は、省略し得る。
【0030】前記バリアー層は、酸素の透過を妨げるこ
とが可能な前述したような公知の材料で形成される。
【0031】前記接着層は、容器本体を形成する樹脂と
接着し得るものであれば特に限定されないが、射出樹脂
と同材質の樹脂や、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重
合体)を含有するポリエチレン等の接着性を有する樹
脂、又は前記2つの樹脂のどちらか一方を有している
(コーティング加工などがされた)プラスチックフィル
ムなどが好ましい。
【0032】前記ラベルの各層は、任意の厚さを有する
ように選定し得るが、印刷基材層、及び/又は接着層を
バリアー層に対して厚くなるように厚さを選定すると、
インモールドラベル成形により容器本体110に配置さ
れる際に、しわ等の発生を防止することが出来、より効
率的にインモールドラベル成形を行うことが出来る。
【0033】前記ラベルは、インモールドラベル成形に
より前記容器本体110の側部及び底部に配置されてお
り、側部に配置された前記ラベルを側部ラベル121、
底部に配置された前記ラベルを底部ラベル122として
図1(b)中で指摘している。
【0034】側部ラベル121は、図2中に示されるよ
うに、展開した際に扇形形状を有するように形成され、
容器本体110の側部の外周全体を覆い得るような大き
さを有している。このため、側部ラベル121は、容器
本体110の側部全体に渡って配置される。なお、図2
中に示すように側部ラベル121は、容器本体110に
配置された際の開口側に位置される縁を参照符号Aで指
摘され、底部側に位置される縁を参照符号Dで指摘され
ている。また、側部ラベル121は、容器本体110の
側部全体だけではなく、フランジ111の外表面も覆う
ように取り付けられる。従って側部ラベル121は、自
身の縁A側において、容器本体110の側部とフランジ
111との交差する部位Xで折り曲げられ、フランジ1
11の外表面に沿って延びるように配置される。言い換
えると、側部ラベル121は、容器本体110の外側面
からフランジ111の下面に沿って配置される。このた
め、側部ラベル121には、折り曲げられたことにより
生じるしわの発生を防止し得るように、縁Aに沿って複
数のスリットBが設けられている。
【0035】各スリットBは、側部ラベル121が展開
された際の扇形形状の中心から放射状に設けられてい
る。これらスリットBは、側部ラベル121が容器本体
110に配置された際に、容器本体110の側部である
斜部を越えて延びている部分(フランジの下面)に位置
する側部ラベル121の部分に設けられる。言い換える
と、図1(b)及び図2中に示されているように、側部
ラベル121が、容器本体110の側部を覆うのに必要
な容器本体110の斜部に、言い換えると前記扇形の半
径方向、に沿った長さLsを越える部分にスリットBが
設けられている。このため、スリットBは、図2中に示
されるように、前記半径方向に沿って縁Aから長さLh
を有している。
【0036】なお、スリットBは、側部ラベル121が
折り曲げられた部位において前記しわが生じることを防
ぎ得れば、配置及び形状において限定されることはない
が、好ましくは約5乃至20mm間隔で縁Aに沿って配
置され、前記Lhが2mm以上、より好ましくは約3m
mの長さを有するように構成される。
【0037】上述のようにして設けられたスリットBの
切断縁の端の部分(図2中においてB1で示している)
をつないだ線は、図2中の破線Cにより示されている。
側部ラベル121は、容器本体110に取り付けられる
際、破線Cが容器本体110の側部とフランジとの交差
する部位Xに位置するように配置される。上記のように
配置された側部ラベル121は、フランジ111の形状
に従うように、破線Cから折り曲げられる。
【0038】上記構成により、図1(b)中に示される
ように側部ラベル121は、縁A側において、フランジ
111の延伸する方向(フランジ111の下面)に沿っ
て配置されるように折り曲げられているため、フランジ
111部分からの酸素の透過を減少させ、かくして部位
X付近からの酸素の透過を減少させることが出来る。
【0039】底部ラベル122は、容器本体110の円
形の底部の内表面の形状と一致するように形成されてお
り、容器本体110の底部の内表面全体を覆うように配
置されている。このため、容器本体110の底部全体に
は、バリアー性が提供されている。
【0040】また、本実施の形態のフランジ111の開
口側表面は、平坦に形成されている。フランジ111の
開口側表面は、図1(b)中に示されるように容器本体
110の中心線に対して直交するように構成されてい
る。上記構成により、フランジ111の開口側表面が平
坦に形成されているため、蓋130は、上記開口側表面
全体に渡って接着され、容器本体と蓋との接着部位に空
隙が出来ず、前記接着部位でのガスの著しい透過を防止
することが出来る。
【0041】なお、本実施の形態においてフランジ11
1の開口側表面は、容器本体110の中心線に対して直
交するように構成されているが、前記中心線に対して任
意の角度を有することが出来る。即ち、フランジ111
の開口側表面は、容器本体110と蓋130との接着部
位に空隙が生じないように容器本体110と蓋130と
が接着され得るように開口側表面が平坦であることが好
ましいが、形状において限定されることはない。
【0042】上記のように構成されたバリアカップ10
1は、蓋130と容器本体110との空隙の生じない接
着と、フランジ111まで延びる側部ラベル121とに
より、部位Xでのガスの透過を防止(減少)することが
可能である。
【0043】なお、本実施の形態において、容器本体1
10は、円形の底部を有するように形成されているが、
三角形、四角形、他の多角形状、又は、楕円形状などの
形状を有していても良く、形状において限定されること
はない。
【0044】また、側部ラベル121及び底部ラベル1
22は、容器本体110の形状に合わせてどのような形
状に構成されてもよく、形状において限定されることは
ない。
【0045】また、前記スリットBは、側部ラベル12
1の縁に沿って均等な間隔を有するように配置されてい
るが、以下のように配置することが可能である。スリッ
トの配置の例として容器本体110が、図3(a)に示
されるようなコーナー部に曲線を有する矩形形状の底面
を有している場合について説明する。上記場合において
側部ラベル121’は、図3(b)中に示すような展開
図を有するように構成される。側部ラベル121’に
は、前述の側部ラベル121と同様に、容器本体110
の側部を覆うのに必要な容器本体110の斜部に沿った
長さLs’を越える部分にスリットB’が設けられてい
る。このため、スリットBは、図3(b)中に示される
ように、前記半径方向に沿って縁A’から長さLh’を
有している。しかし、側部ラベル121’には、底部の
コーナー部に対応した位置にのみスリットB’が配置さ
れている。これらスリットB’を有している側部ラベル
121’は、前述の側部ラベル121と同様に、スリッ
トBの切断縁の交差する部分(図3(b)中においてB
1’で示している)をつないだ破線C’から折り曲げら
れ、フランジ111の形状に従うように配置される。上
記構成により、側部ラベル121’には、余分なスリッ
トが形成されず、より効果的にガスの透過を防止するこ
とが出来る。上記スリットB’の配置は、他の形状を有
する底面においても適用し得る。
【0046】(第2の実施の形態)以下に図4(a)及
び(b)を参照して、本発明の第2の実施の形態に従っ
たバリアカップ101”を説明する。第2の実施の形態
に従ったバリアカップ101”は、第1の実施の形態の
バリアカップ101に対して底部ラベル122”の形状
が異なっている。なお、前述した本発明の第1の実施の
形態に従ったバリアカップ101と同じ構成部材は、こ
のバリアカップ101の同じ構成部材を指摘した参照符
号を使用して指摘し、詳細な説明は省略する。
【0047】第2の実施の形態に従ったバリアカップ1
01”は、底部ラベル122”は、インモールドラベル
成形により容器本体110に接着される際に、底部全体
だけではなく、容器本体110の内側面の一部を覆い得
るように、縁E側において、容器本体110の底部と側
部との交差する部位で折り曲げられ、前記内側面に沿っ
て延びるように配置される。このため、底部ラベル12
2”には、折り曲げられたことにより生じるしわの発生
を防止し得るように、縁Eに沿って複数のスリットB”
が設けられている。
【0048】図4(a)に示されるようにスリットB”
は、底部ラベル122”の縁に沿って所定の間隔で設け
られている。各スリットB”は、底部ラベル122”の
中心から放射状に設けられている。これらスリットB”
は、底部ラベル122”が容器本体110に配置された
際に、容器本体110の底部の内表面を越える部分に設
けられている。言い換えると、図4(a)中に示されて
いるように、底部ラベル122”の中心からの半径方向
に沿った長さLrを越える部分に設けられている。即
ち、スリットB”は、図2中に示されるように、前記半
径方向に沿って長さLh”を有している。
【0049】なお、スリットB”は、底部ラベル12
2”が折り曲げられた部位において前記しわが生じるこ
とを防ぎ得れば、配置及び形状において限定されること
はないが、好ましくは約5乃至20mm間隔で縁Eに沿
って配置され、前記Lh”が2mm以上、より好ましく
は約3mmの長さを有するように構成される。
【0050】上記構成により、本実施の形態に従ったバ
リアカップ101”は、容器本体110の底部と側部と
の交差する位置からのガスの透過を防止することが出
来、さらにバリアー性に優れ得る。
【0051】なお、底部ラベル122”は、容器本体1
10の底部の形状にあわせてどのような形状にも構成さ
れることが出来る。
【0052】また、スリットB”は、前述のスリット
B’と同様に、容器本体110のコーナー部に対応した
位置のみに配置することも可能である。
【0053】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。例
えば、本発明の側部ラベル121,121’は、容器本
体110の外表面に沿って配置されているが、内表面に
沿って配置することが可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明は、容器本体の面が交差する部位
においてもラベルを配置することが出来、バリアー性に
優れたバリアカップを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に従
ったバリアカップを示す斜視図である。図1(b)は、
図1(a)の横断面図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態に従った側部ラベル
を展開した際の上面図である。
【図3】図3(a)は、第1の実施の形態に従ったバリ
アカップの変形例を示す斜視図である。図3(b)は、
図3(a)中の側部ラベルを展開した際の上面図であ
る。
【図4】図4(a)は、第2の実施の形態に従ったバリ
アカップの底部ラベルを展開した際の上面図である。図
4(b)は、第2の実施の形態に従ったバリアカップを
示す横断面図である。
【図5】図5は、従来のバリアカップを示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
B、B’、B” スリット 101、101’、101” バリアカップ 110 容器本体 111 フランジ 121、121’ 側部ラベル 122、122”底部ラベル 130 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65C 3/04 B65C 3/08 3/08 B29K 105:20 B29K 105:20 B29L 9:00 B29L 9:00 22:00 22:00 B65D 1/00 B (72)発明者 時野谷 修 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 鈴木 賢 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 小林 正男 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA13 BB10 CA16 DA07 DA08 DC10 FA02 3E061 AA26 AB13 AB14 BB08 BB14 DA02 DB06 3E084 AA02 AA12 AA24 BA01 CA01 CC03 CC08 FA09 FD13 GA08 GB12 LB02 LD01 3E095 AA06 BA01 FA12 FA30 4F206 AD05 AD09 AG03 AG07 AG24 AH55 JA07 JB19 JF05 JL02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体の透過を妨げるバリアー層を備えて
    いるラベルと、自身の側部並びに底部に上記ラベルを配
    置するようにインモールドラベル成形された有底筒状で
    かつ開口部にフランジを有している容器本体とを具備し
    ているバリアカップにおいて、 前記ラベルの縁の少なくとも一部分には、スリットが設
    けられており、前記ラベルは、上記スリットが設けられ
    ている縁側において、容器本体の形状に沿って折り曲げ
    られていることを特徴とするバリアカップ。
  2. 【請求項2】 前記フランジは、前記蓋との接着面が平
    坦であり、前記蓋は、前記接着面からの剥離の際に所望
    の剥離力で剥離し得るように接着力が調整された接着層
    を有し、前記フランジの開口側表面全体に渡って配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のバリアカッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の側部に配置された前記ラ
    ベルは、前記容器本体の開口側に配置される縁に前記ス
    リットが設けられており、前記縁側において、前記フラ
    ンジの延伸する方向に沿って配置されるように折り曲げ
    られていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバ
    リアカップ。
  4. 【請求項4】 前記底部に配置された前記ラベルの縁に
    は、複数のスリットが設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバリアカップ。
  5. 【請求項5】 前記スリットは、前記縁の前記容器本体
    のコーナー部に位置される部分にのみ設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    バリアカップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006027705A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Km Planning Co Ltd 容器およびラベル
JP2016088523A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 凸版印刷株式会社 ガスバリア性容器

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