JP2016087286A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】はき易く着用感に優れるパンツ型吸収性物品を提供すること。
【解決手段】前側レッグ弾性部材34と後側レッグ弾性部材35とが縦方向Xにおいて互いに離間配置されて、離間領域1Dが形成されている。前側レッグ弾性部材34と後側レッグ弾性部材35とが縦方向Xにおいて互いに離間配置されて、離間領域1Dが形成されている。吸収性本体2は、平面視において少なくとも吸収体23の縦方向Xに沿う両側縁部23Sとレッグ弾性部材34,35とが重なる部分にて、外装体3を構成する内層シート32と接合されている。吸収体23は、相対的に曲げ剛性が高い高剛性領域23Hと、該高剛性領域23Hよりも曲げ剛性が低い低剛性領域23Lとを有し、該高剛性領域23Hは、横方向Yの中央部に位置し、且つ、離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続している。
【選択図】図2

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
従来、パンツ型使い捨ておむつとしては、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されている外装体とを備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ縦方向において着用時に着用者の腹側に位置する前身頃と背側に位置する後身頃とに二分され、該前身頃及び該後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているものが汎用されている。例えば特許文献1〜4には、斯かる構成のパンツ型使い捨ておむつにおいて、一対のレッグ開口部それぞれの開口縁部にレッグギャザー形成用のレッグ弾性部材が、平面視において縦方向内方に向かって凸の凸状をなすように配されているものが記載されている。特許文献1〜4記載のパンツ型使い捨ておむつにおいては、前身頃に配されるレッグ弾性部材と後身頃に配されるレッグ弾性部材とが縦方向において互いに離間配置されている。また特許文献2及び4には、吸収性本体を構成する吸収体として、高剛性領域及び低剛性領域を縦方向に有するものを用いることが記載さている。
特開2004−65524号公報 特表2008−534230号公報 特開2013−13524号公報 特開2013−153846号公報
パンツ型吸収性物品を装着する際には、通常、一対のレッグ開口部に着用者の両足を挿入した状態で該吸収性物品を着用者の股間部側に引き上げる。特許文献1〜4に記載の如き従来のパンツ型吸収性物品は、このような装着操作において、主に吸収性本体の背側しか引き上がらず、吸収性本体全体が均等に引き上がらないため、着用感が悪いという問題があった。また従来のパンツ型吸収性物品は、装着操作中に吸収性本体(吸収体)が縦方向に収縮して変形するため、装着し難いという問題もあった。
従って本発明は、はき易く着用感に優れるパンツ型吸収性物品に関する。
本発明は、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外装体とを備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
前記外装体は、前身頃及び後身頃それぞれの胴回り部において横方向に伸縮性を有し、 前記外装体は、一対の前記レッグ開口部それぞれの開口縁部にレッグギャザーを形成するレッグ弾性部材として、前身頃に伸長状態で配された前側レッグ弾性部材と、後身頃に伸長状態で配された後側レッグ弾性部材とを備え、
前記前側レッグ弾性部材は、前身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部それぞれから前記レッグ開口部の開口縁部に沿って縦方向内方且つ横方向内方に延びて前記吸収体の縦方向に沿う側縁に達しており、
前記後側レッグ弾性部材は、後身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部それぞれから前記レッグ開口部の開口縁部に沿って縦方向内方且つ横方向内方に延びて前記吸収体の縦方向に沿う側縁に達しており、
前記前側レッグ弾性部材と前記後側レッグ弾性部材とが縦方向において互いに離間配置されて、離間領域が形成されており、
前記吸収性本体は、平面視において少なくとも前記吸収体の縦方向に沿う両側縁部と前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材とが重なる部分にて、前記外装体と接合されており、
前記吸収体は、相対的に曲げ剛性が高い高剛性領域と、該高剛性領域よりも曲げ剛性が低い低剛性領域とを有し、該高剛性領域は、横方向の中央部に位置し、且つ、前記離間領域の縦方向の全長に亘って連続しているパンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、はき易く着用感に優れるパンツ型吸収性物品が提供される。
図1は、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側(内面側)を模式的に示す展開平面図である。 図3は、図1に示すおむつの展開且つ伸長状態における非肌対向面側(外面側)を模式的に示す展開平面図である。 図4は、図2及び図3のI−I線断面を模式的に示す縦断面図である。 図5は、図1に示すおむつを分解して模式的に示す分解斜視図である。 図6は、図1に示すおむつの外装体を構成する伸縮性の外層シートの一部(腹側外層シート)の一例を模式的に示す一部破断斜視図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1〜図5には、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1が記載されている。おむつ1は、着用者の前後方向に相当する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有し、吸収性本体2と、該吸収性本体2の非肌対向面側に配されて該吸収性本体2を固定している外装体3とを備え、前身頃F及び後身頃Rそれぞれにおける該外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部FS,RSどうしが接合されて、一対のサイドシール部S,S、並びに着用者の胴が通されるウエスト開口部WH、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
図2及び図3に示すように、前身頃Fは、おむつ1を縦方向Xに二分する縦中心線Lxを基準として、着用時に着用者の身体の前側(腹側)を覆う部分であり、後身頃Rは、着用者の身体の後側(背側)を覆う部分である。また本明細書において、肌対向面は、おむつ1及びその構成部材(例えば吸収性本体2)における、着用状態において着用者の肌側に向けられる面(着用者の肌に近い側)であり、非肌対向面は、おむつ1及びその構成部材における、着用状態において着用者の肌側とは反対側に向けられる面(相対的に肌対向面よりも肌から遠い側)である。
おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部1A、背側に配される背側部1C、及びそれらの間に位置して着用者股間部に配される股下部1Bを有している。おむつ1の縦方向Xは、前身頃Fと後身頃Rとの間を延びる方向、即ち、腹側部1Aと背側部1Cとの間を股下部1Bを介して延びる方向であり、吸収性本体2の長手方向に一致する。腹側部1Aは前身頃Fの一部であり、背側部1Cは後身頃Rの一部であり、股下部1Bは前身頃Fと後身頃Rとに跨って存している。腹側部1A及び背側部1Cは、何れも縦方向Xにおいてサイドシール部Sと同位置にある部分であり、おむつ1の着用時に着用者の胴回りに配される胴回り部である。股下部1Bは、外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部にレッグ開口部LH,LH形成用の凹欠部(レッグ縁部LS,LS)が形成されている領域である。股下部1Bは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部(縦中心線Lx上)又はその近傍に位置している。
吸収性本体2は、図2及び図3に輪郭線で示したように平面視矩形形状を有しており、その長手方向を展開且つ伸長状態におけるおむつ1の縦方向Xに一致させて、外装体3の横方向Yの中央部に配置され、接着剤により外装体3に接合されている。外装体3は、図2及び図3に示す如きおむつ1の展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形作っており、外装体3の周縁は、その状態のおむつ1の輪郭線を形成している。おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
吸収性本体2は、図4に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性の裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23(230,231)を有しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。吸収体23は、おむつ1(外装体3)の横方向Yの中央部に位置している。表面シート21及び裏面シート22としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート22としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。吸収体23としては、例えば、吸水性ポリマー粒子及びパルプ繊維等の繊維材料の少なくとも1種を含む吸収性コアを用いることができ、該吸収性コアは、その表面が紙、不織布等のコアラップシートで被覆されていても良い。
吸収性本体2の肌対向面における縦方向Yに沿う左右両側部には、図2及び図5に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性のシート材から構成された側方カフス24,24が設けられている。各側方カフス24の自由端部の近傍には糸状の側方カフス弾性部材(図示せず)が1本以上伸長状態で配されている。各側方カフス24は、伸長状態で配された側方カフス弾性部材がおむつ1の着用状態において収縮することによって少なくとも股下部1Bで起立し、液の側方への流出を阻止する。
外装体3は、図2及び図3に示すように、前身頃Fの胴回り部である腹側部1A、及び後身頃Rの胴回り部である背側部1C、腹側部1Aと背側部1Cとに挟まれた股下部1Bに亘って配されており、その縦方向Xに沿う両側縁が股下部1Bにおいて内向きの円弧状に湾曲して一対のレッグ縁部LS,LSを形成しており、図2及び図3に示す如き平面視において、縦方向Xの中央域が横方向Yの内方に向けて括れた砂時計状の形状を有している。股下部1Bには、外装体3において横方向Yの長さが最も短い部位である最幅狭部3Nが存している。外装体3は、前身頃F(腹側部1A)における縦方向Xに沿う両側縁部FS,FSと後身頃R(背側部1C)における縦方向Xに沿う両側縁部RS,RSとが、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されており、その接合によって、図1に示すように、おむつ1に一対のサイドシール部S,Sが形成され、さらにウエスト開口部WH及び一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
外装体3は、図4及び図5に示すように、外層シート31と内層シート32との積層体を含んで構成されている。おむつ1の着用状態において、外層シート31は着用者の身体から遠い側に位置して、おむつ1の非肌対向面(外面)を形成し、内層シート32は、着用者の身体に近い側に位置して、おむつ1の肌対向面(内面)を形成する。外層シート31と内層シート32との間は、所定の部位において接着剤によって接合されている。
本実施形態においては、図4及び図5に示すように、内層シート32は1枚の連続したシートから構成されているのに対し、外層シート31は複数枚のシートが組み合わされて構成されており、腹側部1Aを構成する腹側外層シート31Aと、背側部1Cを構成する背側外層シート31Cと、両シート31A,31C間に位置して股下部1Bを構成する股下外層シート31Bとを含んで構成されている。外層シート31を構成する各シート31A,31B,31Cは、それらの縦方向Xの端部どうしが重ね合わされ、その重ね合わせ部分において接着剤、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合され一体化されている。シート31A,31Cとシート31Bとの重ね合わせ部分においては、それぞれ、縦方向Xの中央に位置するシート31Bが吸収性本体2から相対的に近い側に位置し、シート31Bの縦方向Xの両端部の非肌対向面はシート31A,31Cで被覆されている。
図2、図4及び図5に示すように、腹側外層シート31Aは、内層シート32の腹側部1A側の縦方向Xの端部から外方に延出する腹側延出部31AEを有し、また、背側外層シート31Cは、内層シート32の背側部1C側の縦方向Xの端部から外方に延出する背側延出部31CEを有しており、両延出部31AE,31CEは、それぞれ、内層シート32上に配置固定された吸収性本体2の縦方向Xの両端部を覆うように、内層シート32側に折り返され、接着剤によって、両延出部31AE,31CEと対向するおむつ1の他の構成部材(内層シート32、吸収性本体2、立体ギャザー5)に固定されている。
本実施形態においては、外層シート31を構成する腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは横方向Yに伸縮性を有しているのに対し、外層シート31の残りの部分(股下外層シート31B)及び内層シート32は伸縮性を有しておらず非伸縮性である。即ち、前身頃Fの胴回り部である腹側部1A、及び後身頃Rの胴回り部である背側部1Cは、何れも横方向Yに伸縮性を有し、腹側部1Aと背側部1Cとに挟まれた股下部1Bにおいては横方向Yに伸縮性を有していない。
腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは、少なくとも横方向Yに伸縮性を有している。図6には、伸縮性の腹側外層シート31Aの一例が示されている。図6に示す腹側外層シート31Aは、非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層の一面に糸状の弾性フィラメントが接合した構成を有するもので、該繊維層としての2枚の繊維シート41,42と、両シート41,42間に介在配置された該弾性フィラメントとしての弾性部材43とを含んで構成されている。斯かる構成を有する伸縮性の背側外層シート31Aは、例えば、特開2009−61743号公報に記載の方法に従って製造することができる。伸縮性の背側外層シート31Cも図6に示す伸縮性の腹側外層シート31Aと同様に構成することができる。
腹側外層シート31Aを構成する2枚のシート41,42は、何れも伸長可能なものである。シート41,42は、弾性部材43の延びる方向(横方向Y)と同方向に伸長可能になっている。伸長可能とは、(イ)シート41,42の構成繊維自体が伸長する場合と、(ロ)構成繊維自体は伸長しなくても、交点において結合していた繊維どうしが離れたり、繊維どうしの結合等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、シート41,42全体として伸長する場合とを包含する。
腹側外層シート31Aを構成する弾性部材43は、弾性樹脂が溶融又は軟化した状態で延伸されて形成された弾性フィラメントである。複数の弾性部材43は、それぞれ、シート31Aの全長(外装体3の横方向Yの全長)に亘って実質的に連続している。複数の弾性部材43は、互いに交差せずに一方向(横方向X)に延びるように配列している。弾性部材43は、実質的に非伸長状態で2枚のシート41,42に接合されている。シート31Aにおける弾性部材43のシート41,42との接合は、シート41,42を構成する繊維(非弾性繊維)が弾性部材43中に埋没した状態で該弾性部材43に融着することによりなされたものであり、ホットメルト型接着剤等の接着剤を用いてなされたものではない。従って、シート41,42(非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層)とこれに接合されている弾性部材43との間には接着剤が存在しない。
腹側外層シート31Aは、弾性部材43の延びる方向(横方向Y)と同方向に伸縮可能になっている。シート31Aの伸縮性は、弾性部材43の弾性に起因して発現する。シート31Aを弾性部材43の延びる方向と同方向に引き伸ばすと、弾性部材43及びシート41,42が伸長する。そしてシート31Aの引き伸ばしを解除すると、弾性部材43が収縮し、その収縮に連れてシート41,42が引き伸ばし前の状態に復帰する。また、シート31Aにおいては、弾性部材43と直交した状態で結合している他の弾性部材は存在していないので、シート31Aを、弾性部材43の延びる方向(横方向Y)と同方向に引き伸ばしたときには、該シート31Aが横方向Yに縮む、いわゆる幅縮みをほとんど起こさずに伸長する。
腹側外層シート31Aを構成する2枚のシート41,42は、それぞれ、短繊維の不織布であり得る。不織布としては、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。シート41とシート42とは、同種のものでも良く、あるいは異種のものでも良い。ここで言う、「同種のシート」とは、シートの製造プロセス、シートの構成繊維の種類、構成繊維の繊維径や長さ、シートの厚みや坪量等がすべて同じであるシートどうしを意味する。これらのうちの少なくとも一つが異なる場合には、「異種のシート」である。
腹側外層シート31Aを構成する弾性部材43(弾性フィラメント)は、例えば熱可塑性エラストマーやゴム等を原料とするものである。特に熱可塑性エラストマーを原料として用いると、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた弾性フィラメントは熱融着させやすいので、シート31Aに好適である。熱可塑性エラストマーとしては、例えば、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン)、SEBS(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー(エチレン系のα−オレフィンエラストマー、エチレン・ブテン・オクテン等を共重合したプロピレン系エラストマー)、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。
このように、腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cは伸縮性を有しているのに対し、股下外層シート31B及び内層シート32は伸縮性を有しておらず非伸縮性である。非伸縮性のシート31B,32は、縦方向X又は横方向Yにおいて伸縮性を有しないことが好ましく、両方向X,Yの何れにも伸縮性を有しないことが好ましい。外装体3において、一部(腹側部1A及び背側部1C)のみが伸縮性を有する外層シート31と全体が非伸縮性の内層シート32とは、外層シート31の伸縮性を有する部分(腹側外層シート31A及び背側外層シート31C)の伸長状態下に、相対向する面で接合されており、そのため、外装体3全体としては、腹側外層シート31A及び背側外層シート31Cが配されている腹側部A及び背側部C(胴回り部)は、少なくとも両シート31A,31Cの伸長可能方向(横方向Y)に伸縮性を有し、他の部分(股下部B)は伸縮性を有してない。
シートが、ある方向に実質的に伸縮性を有しないとは、該シートに対して当該ある方向に引っ張る力を加えても、該シートが、殆ど伸びないことを意味する。例えば、長さ15×幅5cmのサンプルに対して、該サンプルをテンシロン等の材料引っ張り試験機で長手方向に引っ張って、該サンプルが破断するときの破断伸度が10%以下である場合、そのサンプルは、長手方向に実質的に伸縮性を有しない。尚、破断伸度とは(破断時の該サンプル長さ−該サンプルの元の長さ)/(該サンプルの元の長さ)×100で算出することができる。
非伸縮性の股下外層シート31B及び内層シート32としては、それぞれ、各種製法による不織布が好ましく用いられ、例えば、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ニードルパンチ不織布等である。非伸縮性のシート31B,32として用いる不織布の構成繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリアミド等からなる繊維等が挙げられる。非伸縮性のシート31B,32として用いる不織布を構成する繊維は、短繊維でも長繊維でも良く、親水性でも撥水性でも良い。また、芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維、分割繊維、異形断面繊維、捲縮繊維、熱収縮繊維等を用いることもできる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
外装体3は、ウエスト開口部WHの開口縁部にウエストギャザーを形成するウエスト弾性部材33を備えている。即ち、腹側部A及び背側部Cそれぞれにおけるウエスト開口部WHの開口縁部には、1本又は複数本(本実施形態では複数本)のウエストギャザー形成用のウエスト弾性部材33が横方向Yの全長に亘って伸長状態で配されており、これによってウエスト開口部WHには、その全周に亘って実質的に連続した環状のウエストギャザーが形成されている。ウエスト弾性部材33は、糸状又は帯状であり、図4に示すように、外装体3を構成する外層シート31と内層シート32との間に接着剤により挟持固定されている。
また外装体3は、一対のレッグ開口部LH,LHそれぞれの開口縁部にレッグギャザーを形成するレッグ弾性部材として、前身頃Fに伸長状態で配された1本又は複数本(本実施形態では複数本)の前側レッグ弾性部材34と、後身頃Rに伸長状態で配された1本又は複数本(本実施形態では複数本)の後側レッグ弾性部材35とを備えている。レッグ弾性部材34,35は、何れも糸状又は帯状であり、図4に示すように、外装体3を構成する外層シート31と内層シート32との間に接着剤により挟持固定されている。
前側レッグ弾性部材34は、図2及び図3に示すように、前身頃Fにおける腹側部1A(胴回り部)を構成する外装体3の両側縁部FS,FS(サイドシール部S)それぞれからレッグ開口部LHの開口縁部であるレッグ縁部LSに沿って縦方向Xの内方且つ横方向Yの内方に延びて吸収性本体2を構成する吸収体23の縦方向Xに沿う側縁23Sに達し、さらに該側縁23Sよりも横方向Yの内方に延びており、該弾性部材34の側縁部FS側とは反対側の端部は、吸収性本体2(吸収体23)の配置領域に位置している。前身頃Fにおける外装体3の両側縁部FS,FSのうちの一方を起点とする前側レッグ弾性部材34と、他方を起点とする前側レッグ弾性部材34とは繋がっておらず、これら一対の前側レッグ弾性部材34,34は、横方向Yにおいて互いに離間配置されて前側不連続部341を形成している。前側不連続部341は、外装体3(おむつ1)の横方向Yの中央部に位置している。前側不連続部341においては、弾性部材による弾性伸縮性は発現しない。一側縁部FSを起点とする前側レッグ弾性部材34と他側縁部FSを起点とする前側レッグ弾性部材34とは、おむつ1を横方向Yに二分する横中心線(図示せず)を基準として左右対称に配されている。
後側レッグ弾性部材35は、図2及び図3に示すように、後身頃Rにおける背側部1C(胴回り部)を構成する外装体3の両側縁部RS,RS(サイドシール部S)それぞれからレッグ開口部LHの開口縁部であるレッグ縁部LSに沿って縦方向Xの内方且つ横方向Yの内方に延びて吸収性本体2を構成する吸収体23の縦方向Xに沿う側縁23Sに達し、さらに該側縁23Sよりも横方向Yの内方に延びており、該弾性部材35の側縁部RS側とは反対側の端部は、吸収性本体2(吸収体23)の配置領域に位置している。後身頃Rにおける外装体3の両側縁部RS,RSのうちの一方を起点とする後側レッグ弾性部材35と、他方を起点とする後側レッグ弾性部材35とは繋がっておらず、これら一対の後側レッグ弾性部材35,35は、横方向Yにおいて互いに離間配置されて後側不連続部351を形成している。後側不連続部351は、外装体3(おむつ1)の横方向Yの中央部に位置している。後側不連続部351においては、弾性部材による弾性伸縮性は発現しない。一側縁部RSを起点とする後側レッグ弾性部材35と他側縁部RSを起点とする後側レッグ弾性部材35とは、おむつ1を横方向Yに二分する横中心線(図示せず)を基準として左右対称に配されている。
前側レッグ弾性部材34及び後側レッグ弾性部材35は、それぞれ図2及び図3に示す如き平面視において、長さ方向の一端部が、腹側部1A又は背側部1Cにて横方向Yに沿って配され、長さ方向の他端部が、股下部1Bにて該一端部とは反対側を向いて横方向Yに沿って配され、これら両端部に挟まれた中間部が、縦方向X及び横方向Yの両方向に交差する方向に配されており、該中間部に変曲点を有している。ここでいう「変曲点」は、曲率の異なる2種類の曲線の変わり目を意味し、この変わり目で引いた接線に対し、曲線の一方と他方とが異なる側にあるもののみならず、同じ側にあるものも含まれる。
また図2及び図3に示すように、前側レッグ弾性部材34と後側レッグ弾性部材35とは縦方向Xにおいて互いに離間配置されており、それによって離間領域1Dが形成されている。本実施形態のように、レッグ弾性部材34,35が複数本ある場合、それら複数本のうちで縦方向Xの最内方に位置するレッグ弾性部材34,35に挟まれた領域が離間領域1Dである。離間領域1Dは股下部1Bに位置し、前記排泄部対向部を有している。外装体3は、離間領域1Dに、該外装体3の他の部位よりも横方向Yの長さが短い(幅が狭い)最幅狭部3Nを有している。
吸収性本体2は、図2及び図3に示す如き平面視において少なくとも吸収体23の縦方向Xに沿う両側縁部23S,23Sと前側レッグ弾性部材34及び後側レッグ弾性部材35とが重なる部分(吸収体側縁部−レッグ弾性部材交差部)にて、外装体3(内層シート32)と接合されている。このように、吸収性本体2と外装体3とが少なくとも吸収体側縁部−レッグ弾性部材交差部で互いに接合されていることにより、おむつ1を装着する際において、レッグ弾性部材34,35、特にレッグ弾性部材34,35における該交差部と前記変曲点との間に位置する部分が収縮している状態では、吸収性本体2がレッグ弾性部材34,35によって縦方向Xに引っ張られた状態で支持されるので、吸収性本体2(吸収体23)が縦方向に収縮し難く、股下部1Bの保形性が向上する。
本実施形態においては、吸収性本体2と内層シート32とが、吸収体側縁部−レッグ弾性部材交差部を含み且つ吸収性本体2の周縁又はその近傍(該周縁から50mm以内)に対応する部位にて互いに接合されており、吸収性本体2と内層シート32(外装体3)とは、該部位以外では互いに接合されていない。
図2〜図4に示すように、吸収体23は、相対的に曲げ剛性が高い高剛性領域23Hと、該高剛性領域23よりも曲げ剛性が低い低剛性領域23Lとを有し、高剛性領域23Hは横方向Yの中央部に位置している。吸収体23は、横方向Yの両端部に一対の低剛性領域23L,23Lを有し、該一対の低剛性領域23L,23Lに挟まれた横方向Yの中央部に高剛性領域23Hを有している。この高剛性領域23Hの配置位置は、吸収体23の横方向Yの中央部であるだけでなく、縦方向Xの中央部でもあり、吸収体23は縦方向Xの両端部にも一対の低剛性領域23L,23Lを有している。即ち、吸収体23の高剛性領域23Hは周囲を低剛性領域23Lに囲まれている。高剛性領域23Hは股下部1Bの縦方向中央部に位置し、縦方向両端部に位置する一対の低剛性領域23L,23Lの一方は、腹側部1Aと股下部1Bとの境界を跨ぎ、他方は、背側部1Cと股下部1Bとの境界を跨いでいる。高剛性領域23Hが存する吸収体23の縦方向中央部は、吸収体23の他の部位よりも横方向Yの長さが短い最幅狭部である。高剛性領域23Hは、平面視矩形形状をなし、その縦方向Xに沿う両側縁23HS,23HSは、該高剛性領域23Hが位置する部分における吸収体23の縦方向Xに沿う両側縁23S,23Sよりも横方向Yの内方に位置している。
本発明における「曲げ剛性」は、日本工業規格「JIS L―1096(一般織物試験方法)」に準じ、ハンドルオ・メーターにより測定することができ、その測定値が大きいほど曲げ剛性が高く曲げにくいと判断される。ハンドルオ・メーターによる曲げ剛性の測定方法は、具体的には次のようにして行うことができる。先ず、吸収体における測定対象部位から、25mm×25mmの正方形状を切り出して測定サンプルとする。次に、幅10mm溝を刻んだ支持台上に、測定サンプルを、前記溝と、該測定サンプルのおむつ横方向に対応する方向が直交するように配置する。そして、測定サンプルの中央を厚み2mmのブレードで押し、該測定サンプルが8mm押し込まれる時の抵抗値(g)をロードセルにて測定する。測定は異なる測定サンプルで3回行い、その平均値を測定値とする。25mm×25mmの測定サンプルが切り出せない場合は、それより小さい測定サンプルでも良いが、その場合、高剛性領域及び低剛性領域から得た同一寸法の測定サンプルを用い、前記支持台の溝の幅を5mmにして測定した結果どうしを比較する。
本実施形態においては、吸収体23の高剛性領域23Hは相対的に吸収体材料(吸水性ポリマー粒子、繊維材料等)の坪量が高く、低剛性領域23Lは該高剛性領域23Hよりも吸収体材料の坪量が低い。より具体的には、図4に示すように、吸収体23は、上層吸収体230と、該上層吸収体230の非肌対向面側に配される下層吸収体231とからなる積層体(二層構造)を含んで構成されているところ、該積層体が存している部分が相対的に高坪量である高剛性領域23H、該積層体(上層吸収体230)が存していない部分が相対的に低坪量である低剛性領域23Lである。上層吸収体230は、平面視矩形形状をなし、下層吸収体231よりも縦方向Xの長さが短く、且つ下層吸収体231において横方向Yの長さが最も短い最幅狭部の該長さよりも横方向Yの長さが短い。下層吸収体231は、上層吸収体230よりも平面視における寸法が大きく、吸収体23の外形を形作っており、縦方向Xの中央部が括れた平面視砂時計状(ダンベル状)をなしている。上層吸収体230は、下層吸収体231の肌対向面の中央に配されている。上層吸収体230及び下層吸収体231としては、それぞれ、吸収体材料を含む吸収性コアを用いることができ、該吸収性コアは、その表面が紙、不織布等のコアラップシートで被覆されていても良い。また、上層吸収体230と下層吸収体231とは接着剤によって互いに接合されていても良い。
本実施形態のおむつ1の主たる特徴の1つとして、図2及び図3に示すように、おむつ1の横方向Yの中央に配されている吸収体23の高剛性領域23H、即ち、上層吸収体230と下層吸収体231との積層体が、離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続している点が挙げられる。本実施形態においては、高剛性領域23Hは離間領域1Dの縦方向Xの両端それぞれから縦方向Xの外方に延出しており、高剛性領域23Hは離間領域1Dよりも縦方向Xの長さが長い。斯かる構成により、離間領域1Dにおける吸収性本体2(吸収体23)の縦方向Xにおける収縮が抑制されて離間領域1D(股下部1B)の保形性が向上し、おむつ1の装着操作において吸収性本体2(吸収体23)の全体が着用者の股間部側に十分に引き上げられるようになり、おむつ1を装着するのに十分な股間幅が確保されるため、レッグ開口部LHに足を通しやすく、おむつ1のはき易さ及び着用感が向上する。特に本実施形態においては、前述したように、吸収性本体2と外装体3とが少なくとも吸収体側縁部−レッグ弾性部材交差部で互いに接合されていることと相俟って、離間領域1Dの保形性が一層向上しており、おむつ1のはき易さ及び着用感が一層向上する。斯かる効果をより一層確実に奏させる観点から、横方向Yの中央部に位置する高剛性領域23Hの横方向長さは、横方向Yの両端部に位置する低剛性領域23L,23Lそれぞれの横方向長さよりも長いことが好ましい。
本実施形態においては、図2及び図3に示すように、前側レッグ弾性部材34及び後側レッグ弾性部材35が、それぞれ、平面視において高剛性領域23Hの縦方向Xに沿う側縁23HSと交差している。つまり、前側レッグ弾性部材34及び後側レッグ弾性部材35は、それぞれ、吸収体23の側縁23Sよりも横方向Yの内方に延出し、高剛性領域23Hの側縁23HSに達しており、さらに横方向Yの内方に延びている。即ち、高剛性領域23Hは、一対の前側レッグ弾性部材34,34の横方向Yにおける不連続部分である前側不連続部341と重なる位置に存在(平面視において重複)し、また、一対の後側レッグ弾性部材35,35の横方向Yにおける不連続部分である後側不連続部351と重なる位置に存在(平面視において重複)する。斯かる構成により、離間領域1D(股下部1B)の保形性がより一層向上するので、前述した、高剛性領域23Hが離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続していることによる作用効果がより一層確実に奏されるようになる。
また本実施形態においては、図2及び図3に示すように、高剛性領域23Hは、前側レッグ弾性部材34及び後側レッグ弾性部材35それぞれとの交差部340,350間にのみ存しており、交差部340,350よりも縦方向Xの外方には存していない。高剛性領域23Hが交差部340,350よりも縦方向Xの外方に存していると、腹側部1A及び背側部1C(胴回り部)の収縮性が低下し、おむつ1の装着操作において吸収性本体2(吸収体23)を着用者の股間側に引き上げる力が低下するおそれがあるところ、高剛性領域23Hが交差部340,350間にのみ存していることでこうした懸念が払拭され、前述した、高剛性領域23Hが離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続していることによる作用効果がより一層確実に奏されるようになる。
また本実施形態においては、図2及び図3に示すように、前側レッグ弾性部材34及び後側レッグ弾性部材35が、それぞれ、外装体3における高剛性領域23Hに対応する領域(平面視において高剛性領域23Hと重なる領域)において、横方向Yに沿って配されており、両レッグ弾性部材34,35によって吸収性本体2(吸収体23)が縦方向Xに収縮しないようになされている。斯かる構成により、前述した、高剛性領域23Hが離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続していることによる作用効果がより一層確実に奏されるようになる。
離間領域1Dの縦方向Xの長さ1DLxは、前側レッグ弾性部材34が配されている領域の縦方向長さ34Lx及び後側レッグ弾性部材35が配されている領域の縦方向Xの長さ35Lxよりも長く、且つ該長さ34Lxよりも該長さ35Lxの方が長いことが好ましい。このように、離間領域1D及びレッグ弾性部材34,35の配置領域の縦方向長さに関して、離間領域1Dの長さ1DLx>レッグ弾性部材34,35の長さ34Lx,35Lxで且つ後側レッグ弾性部材35の長さ35Lx>前側レッグ弾性部材34の長さ34Lxという関係が満たされることにより、レッグ弾性部材34,35によって支持され、おむつ1の装着操作において着用者の股間部側に引き上げられる吸収性本体2(吸収体23)の長さが十分に確保されると共に、その引き上げる力も十分に確保され、それによって、前述した、高剛性領域23Hが離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続していることと相俟って、離間領域1Dの保形性がより一層向上し得る。
離間領域1Dの縦方向Xの長さ1DLxと前側レッグ弾性部材34の縦方向長さ34Lxとの比(長さ1DLx/長さ34Lx)は、好ましくは1.0より大きく、さらに好ましくは1.15以上、そして、好ましくは15以下、さらに好ましくは12.5以下、より具体的には、好ましくは1.0超15以下、さらに好ましくは1.15以上12.5以下である。
離間領域1Dの縦方向Xの長さ1DLxと後側レッグ弾性部材35の縦方向長さ35Lxとの比(長さ1DLx/長さ35Lx)は、好ましくは1.0より大きく、さらに好ましくは1.25以上、そして、好ましくは6.0以下、さらに好ましくは5.0以下、より具体的には、好ましくは1.0超6.0以下、さらに好ましくは1.25以上5.0以下である。
前側レッグ弾性部材34の縦方向長さ34Lxと後側レッグ弾性部材35の縦方向長さ35Lxとの比(長さ34Lx/長さ35Lx)は、好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.25以上、そして、好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.75以下、より具体的には、好ましくは0.1以上0.85以下、さらに好ましくは0.25以上0.75以下である。
離間領域1Dの縦方向Xの長さ1DLxは、好ましくは150mm以上、さらに好ましくは170mm以上、そして、好ましくは300mm以下、さらに好ましくは250mm以下、より具体的には、好ましくは150mm以上300mm以下、さらに好ましくは170mm以上250mm以下である。
前側レッグ弾性部材34の縦方向長さ34Lxは、好ましくは20mm以上、さらに好ましくは50mm以上、そして、好ましくは150mm以下、さらに好ましくは130mm以下、より具体的には、好ましくは20mm以上150mm以下、さらに好ましくは50mm以上130mm以下である。
後側レッグ弾性部材35の縦方向長さ35Lxは、好ましくは50mm以上、さらに好ましくは80mm以上、そして、好ましくは200mm以下、さらに好ましくは180mm以下、より具体的には、好ましくは50mm以上200mm以下、さらに好ましくは80mm以上180mm以下である。
また、図2及び図3に示すように、吸収体23は、その縦方向Xの中央部(離間領域1Dに位置する部分)に、該吸収体23の他の部位よりも横方向Yの長さが短い最幅狭部を有しているところ、本実施形態においては、その吸収体23の最幅狭部と外装体3の幅狭部3Nとが縦方向Xにおいて同位置にある。斯かる構成により、レッグ開口部LHへの足通しの良さが向上し、それによっておむつ1のはき易さが向上するので、前述した、高剛性領域23Hが離間領域1Dの縦方向Xの全長に亘って連続していることによる作用効果がより一層確実に奏されるようになる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態においては、外層シート31は複数枚のシートが組み合わされて構成されていたが、内層シート32と同様に1枚の連続したシートから構成されていても良い。
また、外装体3は、腹側部に位置する外装体腹側領域及び背側部に位置する外装体背側領域とに分割されており、吸収性本体2は、前記外装体腹側領域及び前記外装体背側領域に架け渡して固定されていても良い。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外装体とを備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
前記外装体は、前身頃及び後身頃それぞれの胴回り部において横方向に伸縮性を有し、
前記外装体は、一対の前記レッグ開口部それぞれの開口縁部にレッグギャザーを形成するレッグ弾性部材として、前身頃に伸長状態で配された前側レッグ弾性部材と、後身頃に伸長状態で配された後側レッグ弾性部材とを備え、
前記前側レッグ弾性部材は、前身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部それぞれから前記レッグ開口部の開口縁部に沿って縦方向内方且つ横方向内方に延びて前記吸収体の縦方向に沿う側縁に達しており、
前記後側レッグ弾性部材は、後身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部それぞれから前記レッグ開口部の開口縁部に沿って縦方向内方且つ横方向内方に延びて前記吸収体の縦方向に沿う側縁に達しており、
前記前側レッグ弾性部材と前記後側レッグ弾性部材とが縦方向において互いに離間配置されて、離間領域が形成されており、
前記吸収性本体は、平面視において少なくとも前記吸収体の縦方向に沿う両側縁部と前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材とが重なる部分にて、前記外装体と接合されており、
前記吸収体は、相対的に曲げ剛性が高い高剛性領域と、該高剛性領域よりも曲げ剛性が低い低剛性領域とを有し、該高剛性領域は、横方向の中央部に位置し、且つ、前記離間領域の縦方向の全長に亘って連続しているパンツ型吸収性物品。
<2>
前記離間領域の縦方向長さは、前記前側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さ及び前記後側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さよりも長く、且つ
前記前側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さよりも前記後側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さの方が長い前記<1>に記載のパンツ型吸収性物品。
<3>
前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材は、それぞれ、平面視において前記高剛性領域の縦方向に沿う側縁と交差している前記<1>又は<2>に記載のパンツ型吸収性物品。
<4>
前記高剛性領域は、前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材それぞれとの交差部間にのみ存している前記<3>に記載のパンツ型吸収性物品。
<5>
前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材は、それぞれ、前記外装体における前記高剛性領域に対応する領域において、横方向に沿って配されている前記<1>〜<4>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<6>
前記外装体は、前身頃の前記胴回り部である腹側部、及び後身頃の前記胴回り部である背側部、前記腹側部と前記背側部とに挟まれた股下部に亘って配されており、前記股下部においては横方向に伸縮性を有しておらず、
前記外装体は、前記離間領域に、該外装体の他の部位よりも横方向長さが短い最幅狭部を有している前記<1>〜<5>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<7>
前記吸収体は、その縦方向中央部に、該吸収体の他の部位よりも横方向長さが短い最幅狭部を有し、該吸収体の最幅狭部と前記外装体の幅狭部とが縦方向において同位置にある前記<6>に記載のパンツ型吸収性物品。
<8>
前記高剛性領域は相対的に吸収体材料の坪量が高く、前記低剛性領域は該高剛性領域よりも吸収体材料の坪量が低い前記<1>〜<7>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<9>
前身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部のうちの一方を起点とする前記前側レッグ弾性部材と、他方を起点とする前記前側レッグ弾性部材とは、横方向において互いに離間配置されて前側不連続部を形成しており、該前側不連続部は該外装体の横方向中央部に位置しており、
後身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部のうちの一方を起点とする前記後側レッグ弾性部材と、他方を起点とする前記後側レッグ弾性部材とは、横方向において互いに離間配置されて後側不連続部を形成しており、該後側不連続部は該外装体の横方向中央部に位置している前記<1>〜<8>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<10>
前記高剛性領域は、前記前側不連続部及び前記後側不連続部と重なる位置に存在する前記<9>に記載のパンツ型吸収性物品。
<11>
前記吸収体は、縦方向両端部に一対の前記低剛性領域を有している前記<1>〜<10>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<12>
前記高剛性領域は周囲を前記低剛性領域に囲まれている前記<1>〜<11>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<13>
前記高剛性領域の横方向長さは、該高剛性領域の横方向の両側に位置する低剛性領域それぞれの横方向長さよりも長い前記<1>〜<12>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<14>
前記高剛性領域は、上層吸収体と、該上層吸収体の非肌対向面側に配される下層吸収体とからなる積層体で構成される前記<1>〜<13>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<15>
前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを含んで構成されている前記<1>〜<14>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<16>
前記離間領域の縦方向長さと前記前側レッグ弾性部材の縦方向長さとの比である前者/後者は、好ましくは1.0より大きく、さらに好ましくは1.15以上、そして、好ましくは15以下、さらに好ましくは12.5以下、より具体的には、好ましくは1.0超15以下、さらに好ましくは1.15以上12.5以下である前記<1>〜<15>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<17>
前記離間領域の縦方向長さと前記後側レッグ弾性部材の縦方向長さとの比である前者/後者は、好ましくは1.0より大きく、さらに好ましくは1.25以上、そして、好ましくは6.0以下、さらに好ましくは5.0以下、より具体的には、好ましくは1.0超6.0以下、さらに好ましくは1.25以上5.0以下である前記<1>〜<16>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<18>
前記前側レッグ弾性部材の縦方向長さと前記後側レッグ弾性部材の縦方向長さとの比である前者/後者は、好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.25以上、そして、好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.75以下、より具体的には、好ましくは0.1以上0.85以下、さらに好ましくは0.25以上0.75以下である前記<1>〜<17>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<19>
前記離間領域の縦方向長さは、好ましくは150mm以上、さらに好ましくは170mm以上、そして、好ましくは300mm以下、さらに好ましくは250mm以下、より具体的には、好ましくは150mm以上300mm以下、さらに好ましくは170mm以上250mm以下である前記<1>〜<17>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<20>
前記前側レッグ弾性部材の縦方向長さは、好ましくは20mm以上、さらに好ましくは50mm以上、そして、好ましくは150mm以下、さらに好ましくは130mm以下、より具体的には、好ましくは20mm以上150mm以下、さらに好ましくは50mm以上130mm以下である前記<1>〜<19>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<21>
前記後側レッグ弾性部材の縦方向長さは、好ましくは50mm以上、さらに好ましくは80mm以上、そして、好ましくは200mm以下、さらに好ましくは180mm以下、より具体的には、好ましくは50mm以上200mm以下、さらに好ましくは80mm以上180mm以下である前記<1>〜<20>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<22>
前記外装体は、着用者の身体から相対的に遠い側に位置する外層シートと、着用者の身体に相対的に近い側に位置する内層シートとを含んで構成され、両シート間に前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材が介在されており、前記吸収性本体は、該内層シートと接合されている前記<1>〜<21>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<23>
前記外層シートは、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部を構成する腹側外層シートと、背側に配される背側部を構成する背側外層シートと、これら両シート間に位置して着用者股間部に配される股下部を構成する股下外層シートとを含んで構成されている前記<22>に記載のパンツ型吸収性物品。
<24>
前記腹側外層シート及び前記背側外層シートは横方向に伸縮性を有している前記<22>又は<23>に記載のパンツ型吸収性物品。
<25>
前記股下外層シート及び前記内層シートは伸縮性を有しておらず非伸縮性である前記<22>〜<24>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<26>
前記腹側外層シート及び前記背側外層シートは、非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層の一面に糸状の弾性フィラメントが接合した構成を有する前記<22>〜<25>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<27>
前記吸収性本体と前記内層シートとは、該吸収性本体の周縁、又はその近傍である該周縁から50mm以内に対応する部位にて、接着剤によって互いに接合されている前記<22>〜<26>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
<28>
前記吸収性本体は、肌対向面を形成する表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート、及び両シート間に介在配置された液保持性の前記吸収体を有している前記<1>〜<27>の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
23S 吸収体の縦方向に沿う側縁
230 上層吸収体
231 下層吸収体
23H 高剛性領域
23HS 高剛性領域の縦方向に沿う側縁
23U 低剛性領域
24 側方カフス(立体ギャザー)
3 外装体
3N 外装体の最幅狭部
31 外層シート
31A 腹側外層シート
31B 股下外層シート
31C 背側外層シート
32 内層シート
33 ウエスト弾性部材
34 前側レッグ弾性部材
340 前側レッグ弾性部材と高剛性領域との交差部
341 前側不連続部
35 後側レッグ弾性部材
350 後側レッグ弾性部材と高剛性領域との交差部
351 後側不連続部
F 前身頃
R 後身頃
1A 腹側部(前身頃の胴回り部)
1B 股下部
1C 背側部(後身頃の胴回り部)
1D 離間領域
X 縦方向
Y 横方向

Claims (8)

  1. 着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外装体とを備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
    前記外装体は、前身頃及び後身頃それぞれの胴回り部において横方向に伸縮性を有し、
    前記外装体は、一対の前記レッグ開口部それぞれの開口縁部にレッグギャザーを形成するレッグ弾性部材として、前身頃に伸長状態で配された前側レッグ弾性部材と、後身頃に伸長状態で配された後側レッグ弾性部材とを備え、
    前記前側レッグ弾性部材は、前身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部それぞれから前記レッグ開口部の開口縁部に沿って縦方向内方且つ横方向内方に延びて前記吸収体の縦方向に沿う側縁に達しており、
    前記後側レッグ弾性部材は、後身頃における前記胴回り部を構成する前記外装体の両側縁部それぞれから前記レッグ開口部の開口縁部に沿って縦方向内方且つ横方向内方に延びて前記吸収体の縦方向に沿う側縁に達しており、
    前記前側レッグ弾性部材と前記後側レッグ弾性部材とが縦方向において互いに離間配置されて、離間領域が形成されており、
    前記吸収性本体は、平面視において少なくとも前記吸収体の縦方向に沿う両側縁部と前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材とが重なる部分にて、前記外装体と接合されており、
    前記吸収体は、相対的に曲げ剛性が高い高剛性領域と、該高剛性領域よりも曲げ剛性が低い低剛性領域とを有し、該高剛性領域は、横方向の中央部に位置し、且つ、前記離間領域の縦方向の全長に亘って連続しているパンツ型吸収性物品。
  2. 前記離間領域の縦方向長さは、前記前側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さ及び前記後側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さよりも長く、且つ
    前記前側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さよりも前記後側レッグ弾性部材が配されている領域の縦方向長さの方が長い請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材は、それぞれ、平面視において前記高剛性領域の縦方向に沿う側縁と交差している請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記高剛性領域は、前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材それぞれとの交差部間にのみ存している請求項3に記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記前側レッグ弾性部材及び前記後側レッグ弾性部材は、それぞれ、前記外装体における前記高剛性領域に対応する領域において、横方向に沿って配されている請求項1〜4の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 前記外装体は、前身頃の前記胴回り部である腹側部、及び後身頃の前記胴回り部である背側部、前記腹側部と前記背側部とに挟まれた股下部に亘って配されており、前記股下部においては横方向に伸縮性を有しておらず、
    前記外装体は、前記離間領域に、該外装体の他の部位よりも横方向長さが短い最幅狭部を有している請求項1〜5の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  7. 前記吸収体は、その縦方向中央部に、該吸収体の他の部位よりも横方向長さが短い最幅狭部を有し、該吸収体の最幅狭部と前記外装体の幅狭部とが縦方向において同位置にある請求項6に記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 前記高剛性領域は相対的に吸収体材料の坪量が高く、前記低剛性領域は該高剛性領域よりも吸収体材料の坪量が低い請求項1〜7の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
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