JP2016086556A - ギアードモータおよび指針式表示装置 - Google Patents

ギアードモータおよび指針式表示装置 Download PDF

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哲夫 保科
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Abstract

【課題】最終歯車の摺動抵抗の増大を抑制しつつ、最終歯車の振動を抑制することのできるギアードモータ、および当該ギアードモータを備えた指針式表示装置を提供すること。【解決手段】ギアードモータ100において、第1ケース部材21および第2ケース部材22は、出力部10と一体に回転可能な第2歯車42(最終歯車)を回転可能に支持する第1ラジアル軸受91および第2ラジアル軸受92を備えている。また、第2歯車42は、第1ケース部材21に当接して第2歯車42を出力側L1に付勢するバネ部46を備えた第1スラスト支持部93を備え、第2ケース部材22は、軸線L周りの一部で第2歯車42に出力側L1で当接する第2スラスト支持部94を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、歯車列の最終歯車がケースによって回転可能に支持されたギアードモータおよび指針式表示装置に関するものである。
指針式表示装置等においては、ケースの内部にモータおよび歯車列を備えたギアードモータが用いられており、ギアードモータの出力部に指針が固定されている。かかるギアードモータの歯車列において、出力部と一体に回転可能な最終歯車は、ケースによって回転可能に支持されている(特許文献1参照)。
実開昭54−101274号公報 特開2004−251656号公報
ギアードモータにおいて、外部等から伝わってきた振動によって最終歯車が振動すると、指針が振動するため、好ましくない。従って、最終歯車は、軸線方向の両側でラジアル軸受によって支持されていることが好ましい。また、最終歯車の振動を抑制するという観点からすれば、最終歯車がケースに対してバネ部を介してスラスト方向で支持されていることが好ましいが、特許文献1、2には、かかるスラスト支持部については記載されていない。また、最終歯車がバネ部によって軸線方向の一方側に付勢されている場合、軸線方向の一方側で最終歯車を支持するスラスト支持部において摺動抵抗が増大してしまうが、摺動抵抗の増大を抑制するための構成も特許文献1、2には記載されていない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、最終歯車の摺動抵抗の増大を抑制しつつ、最終歯車の振動を抑制することのできるギアードモータ、および当該ギアードモータを備えた指針式表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るギアードモータは、第1ケース部材と、該第1ケース部材の一方側に重ねて配置された第2ケース部材と、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に配置されたモータ部と、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に配置され、前記モータ部の回転を出力部に伝達する歯車列と、を有し、前記第1ケース部材は、前記歯車列において前記出力部と一体に回転可能な最終歯車を回転可能に支持する第1ラジアル軸受を有し、前記第2ケース部材は、前記最終歯車を回転可能に支持する第2ラジアル軸受を有し、前記最終歯車および前記第1ケース部材のうちの一方は、他方に当接して前記最終歯車を軸線方向の一方側に付勢するバネ部を備えた第1スラスト支持部を有し、前記最終歯車および前記第2ケース部材の一方は、前記最終歯車の軸線周りの一部で他方に軸線方向で当接する第2スラスト支持部を有していることを特徴とする。
本発明において、最終歯車に対しては、第1ラジアル軸受、第2ラジアル軸受、バネ部を備えた第1スラスト支持部、および第2スラスト支持部が形成されているため、外部等から伝わってきた振動によって最終歯車が振動することを抑制することができる。ここで、最終歯車は、第1スラスト支持部のバネ部によって軸線方向の一方側に付勢されている
ため、第2スラスト支持部では、接触圧が大きいが、第2スラスト支持部では、最終歯車と第2ケース部材とが軸線周りの一部で当接している。このため、第2スラスト支持部での摺動抵抗が小さい。
本発明において、前記第2スラスト支持部は、前記軸線周りにおいて180°以下の角度ピッチで複数形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第2スラスト支持部で最終歯車を確実に支持することができる。
本発明において、前記第2スラスト支持部は、前記軸線周りに円弧状に延在する面になっていることが好ましい。かかる構成によれば、第2スラスト支持部で最終歯車を確実に支持することができる。
本発明において、前記第2スラスト支持部は、前記第2ケース部材の側に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第2スラスト支持部で最終歯車を確実に支持することができる。
本発明において、前記第2ラジアル軸受は、前記第2ケース部材から前記第1ケース部材に向けて突出していることが好ましい。かかる構成によれば、第2ラジアル軸受は、軸線方向の長い寸法で最終歯車を支持できるので、最終歯車を安定した姿勢で支持することができる。
本発明において、前記第2ラジアル軸受において前記第2ケース部材の側に突出している部分は、少なくとも前記第1ケース部材側の端部が前記軸線周りに複数に分割されていることが好ましい。かかる構成によれば、第2ラジアル軸受での摺動抵抗を低減することができる。
本発明において、前記第2ラジアル軸受において前記第2ケース部材側を向く端面によって前記第2スラスト支持部が構成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第2ラジアル軸受を利用して第2スラスト支持部を構成することができる。
本発明において、前記第1スラスト支持部は、前記最終歯車において外周面に外歯が形成された円板部に形成された板状のバネ部からなることが好ましい。かかる構成によれば、別体のバネを用いずにバネ部を構成することができる。
本発明を適用したギアードモータは指針式表示装置に用いることができ、かかる指針式表示装置は、前記出力部に固定された指針を有している。
本発明において、前記最終歯車、前記出力部、および前記指針は透光性部材からなり、前記第2ケース部材側には、前記最終歯車の前記第1ケース部材側の端部に照明光を入射させる光源部が配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、指針の位置にかかわらず、指針および指針の周辺を照らすことができるので、表示を視認しやすい。
本発明において、前記最終歯車の前記第1ケース部材側の端面は、凸曲面からなることが好ましい。かかる構成によれば、最終歯車に入射した照明光が最終歯車から漏れることを抑制することができる。
本発明において、最終歯車に対しては、第1ラジアル軸受、第2ラジアル軸受、バネ部を備えた第1スラスト支持部、および第2スラスト支持部が形成されているため、外部等から伝わってきた振動によって最終歯車が振動することを抑制することができる。ここで
、最終歯車は、第1スラスト支持部のバネ部によって軸線方向の一方側に付勢されているため、第2スラスト支持部では、接触圧が大きいが、第2スラスト支持部では、最終歯車と第2ケース部材とが軸線周りの一部で当接している。このため、第2スラスト支持部での摺動抵抗が小さい。
本発明を適用したギアードモータの説明図である。 本発明を適用したギアードモータを、出力部および支軸を通る位置で切断したときの断面図である。 本発明を適用したギアードモータにおいて第2ケース部材を第1ケース部材から離間させた状態の分解斜視図である。 本発明を適用したギアードモータにおいて第2歯車等を第1ケース部材から離間させた状態の分解斜視図である。 本発明を適用したギアードモータに用いた第2歯車の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したギアードモータ装置および指針式表示装置を説明する。なお、以下の説明では、出力部10の軸線Lが延在している方向のうち、出力部10が突出している一方側を出力側L1とし、出力部10が突出している側とは反対側(他方側)を反出力側L2としてある。また、モータ部1におけるロータ5の軸線を回転中心軸線L0としてある。また、便宜上、回転中心軸線L0の一方側についても出力側L1とし、回転中心軸線L0の他方側についても反出力側L2として説明する。
(指針式表示装置の全体構成)
図1は、本発明を適用したギアードモータ100の説明図であり、図1(a)、(b)は、ギアードモータ100を出力側L1からみた斜視図、およびギアードモータ100を反出力側L2からみた斜視図である。図2は、本発明を適用したギアードモータ100を、出力部10および支軸410を通る位置で切断したときの断面図である。図3は、本発明を適用したギアードモータ100において第2ケース部材22を第1ケース部材21から離間させた状態の分解斜視図であり、図3(a)、(b)は、上記状態を出力側L1からみた分解斜視図、および上記状態を反出力側L2からみた分解斜視図である。図4は、本発明を適用したギアードモータ100において第2歯車42等を第1ケース部材21から離間させた状態の分解斜視図であり、図4(a)、(b)は、上記状態を出力側L1からみた分解斜視図、および上記状態を反出力側L2からみた分解斜視図である。なお、図2に示す断面において、ギアードモータ100を、出力部10および支軸410を通る位置で切断したときには、第2ラジアル軸受92および第2スラスト支持部94を構成する凸部227および端面228が表れないが、凸部227および端面228を一点鎖線で示してある。
図1〜図4に示すギアードモータ100は、ケース2から軸線L方向の出力側L1に、軸状の出力部10が突出した構造を有している。本形態のギアードモータ100は指針式表示装置200に用いられており、出力部10には指針11が連結されている。
ケース2は、軸線L方向からみたときに略円形の第1ケース部材21と、軸線L方向からみたときに略円形の第2ケース部材22とを有しており、第2ケース部材22は、出力側L1から第1ケース部材21に重なっている。第1ケース部材21は、端板部210と、端板部210の外縁から出力側L1に突出した筒状の胴部211とを有しており、胴部211の外周面には周方向の複数個所に係合凸部219が形成されている。第2ケース部材22は、端板部220と、端板部220の外縁から反出力側L2に突出した筒状の胴部221とを有しており、胴部221の周方向の複数個所にはフック229が形成されてい
る。従って、フック229と係合凸部219とを係合させて第1ケース部材21と第2ケース部材22とを結合させれば、ケース2を構成することができる。なお、第1ケース部材21では、端板部210から反出力側L2に向けて、ギアードモータ100の固定等に用いられる筒部215aや軸部215b等が突出している。
(モータ部1の構成)
ギアードモータ100は、ケース2の内部にモータ部1を有している。モータ部1は、ロータ5と、ロータ5の周りに配置されたステータ6とを有している。ロータ5は回転軸51を有しており、回転軸51の反出力側L2の端部は、第1ケース部材21の端板部210に形成された軸穴213aに回転可能に支持され、回転軸51の出力側L1の端部は、第2ケース部材22の端板部220に形成された軸穴223aに回転可能に支持されている。
ロータ5は、回転軸51の回転中心軸線L0方向の出力側L1の端部に設けられたピニオン58と、円筒状のマグネット50とを有しており、マグネット50の外周面では、S極とN極とが交互に等角度間隔に形成されている。本形態において、マグネット50と樹脂製のピニオン58とはインサート成形により一体化されている。ステータ6は、マグネット50の外周面に隙間を隔てて対向する複数の突極を備えたステータコア60を有しており、複数の突極のうち、2つの突極(主極)にはコイルボビン7を介してコイル8が周回している。ステータコア60は板状であり、所定の形状に打ち抜いた磁性板を複数枚、積層することにより構成されている。ステータコア60には、後述する第1歯車41の支軸410が貫通する穴68が形成されている。コイルボビン7には、コイル8の端部が絡げて接続された複数本の端子ピン70が保持されており、端子ピン70の端部は、第1ケース部材21の端板部210に形成された穴213cを介して反出力側L2に突出している。
ギアードモータ100は、ロータ5の回転を減速して出力部10に伝達する歯車列4を有しており、歯車列4は、第1歯車41と第2歯車42とを有している。第1歯車41は、ロータ5のピニオン58に噛合する大径歯車411と、小径歯車412とを有している。第2歯車42は、小径歯車412に噛合する外歯431が外周面に形成された円板部43を有している。第1歯車41は支軸410に回転可能に支持されている。支軸410の反出力側L2の端部は、第1ケース部材21の端板部210に形成された軸穴213bに保持され、支軸410の出力側L1の端部は、第2ケース部材22の端板部220に形成された軸穴223bに保持されている。
(第2歯車42の構成)
図5は、本発明を適用したギアードモータ100に用いた第2歯車42の説明図であり、図5(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、第2歯車42の側面図、第2歯車42を出力側L1の斜め方向からみた斜視図、第2歯車42を反出力側L2の斜め方向からみた斜視図、第2歯車42を出力側L1からみた平面図、および第2歯車42を反出力側L2からみた底面図である。
第2歯車42は、出力部10に回転を伝達して出力部10と一体に回転する最終歯車であり、図3、図4および図5を参照して以下に説明する構成を有している。
図3、図4および図5において、第2歯車42は、円板部43の中央から反出力側L2に延在する第1軸部44と、円板部43の中央から出力側L1に延在する第2軸部45とを有しており、第2軸部45の出力側L1の端部によって出力部10が構成されている。第1軸部44は、出力側L1に位置する大径部441と、大径部441より小の径をもって大径部441から反出力側L2に突出した小径部442とを有している。本形態におい
て、小径部442の反出力側L2の端面443は凸曲面になっている。また、第2歯車42は、円板部43の中央(第2軸部45の根元部分)に、出力側L1に向けて段状に突出した円環状の受け部49を有している。
円板部43には、円板部43を軸線L方向で貫通する溝47が形成されている。溝47は、軸線L周りの一方側に延在した後、U字状に折れ曲がって周方向の他方側に延在している。その結果、円板部43において溝47によって囲まれた部分は、周方向の一方端が円板部43に接続する板状のバネ部46になっている。また、バネ部46の先端側には、反出力側L2に向けて突出した小さな凸部461が形成されている。バネ部46は、周方向において等角度間隔の2個所に同一の向きに延在するように形成されており、2つのバネ部46の角度ピッチは180°である。
円板部43には、2つのバネ部46によって周方向で挟まれた位置に反出力側L2に突出した凸部48が形成されてり、凸部48は、後述するリブ214に周方向で当接することによって、第2歯車42の可動範囲を制限するストッパを構成している。
(第2歯車42に対する支持構造)
第1ケース部材21の端板部210には、第2歯車42の第1軸部44の小径部442の外径と同一径の内径を有する円形の貫通穴216が軸線Lと同軸状に形成されている。また、端板部210の出力側L1の面には、貫通穴216と同軸状に貫通穴216の内径より大きな内径の円筒部217と、円筒部217から延在する板状のリブ214とが形成されている。リブ214は、円筒部217の周りにおいて等角度間隔な4個所に形成されており、4個所のリブ214のうち、3個所のリブ214は、胴部211と繋がっている。円筒部217の内径は、第2歯車42の第1軸部44の大径部441の外径より大であり、円筒部217の内面は、第2歯車42の第1軸部44の大径部441と接触していない。
端板部210には、貫通穴216に対して反出力側L2で連通する矩形の穴218aが形成されており、端板部210の反出力側L2の面には、穴218aを囲むように円筒部218bが形成されている。
第2ケース部材22において端板部220には、出力側L1に向けて突出した円筒部226が軸線Lと同軸状に形成されており、円筒部226の内径は、第2歯車42の第2軸部45の外径よりわずかに大きい。端板部220の反出力側L2には、反出力側L2に向けて同一寸法で突出した2枚の板状の凸部227が形成されている。本形態において、2枚の凸部227は、反出力側L2からみたとき、軸線Lを中心とする円弧状に形成されている。すなわち、2枚の凸部227は、反出力側L2に突出した円筒部を周方向で分割した構造になっている。このため、2枚の凸部227の反出力側L2の端面228は、軸線Lを中心とする円弧状に延在している。2枚の凸部227は、軸線Lを中心とする等角度間隔の位置に形成されており、2枚の凸部227の角度ピッチは180°である。2枚の凸部227は、周方向で離間しているが、その離間距離は、凸部227の1枚当たりの延在寸法(周長)より狭い。ここで、2枚の凸部227の内周面に内接する仮想円は、円筒部226に対して同心状であり、仮想円の直径は、円筒部226と同様、第2歯車42の第2軸部45の外径と同一径である。
このように構成した第1ケース部材21および第2ケース部材22を利用して、本形態では、以下に説明する支持部が構成されている。まず、第1ケース部材21に形成された貫通穴216は、第2歯車42の第1軸部44の小径部442に嵌って第2歯車42の外周面を軸線L周りに回転可能に支持する第1ラジアル軸受91を構成している。また、第2ケース部材22に形成された円筒部226および凸部227は、第2歯車42の第2軸
部45の外周面を軸線L周りに回転可能に支持する第2ラジアル軸受92を構成している。
第2歯車42の円板部43に形成されたバネ部46は、バネ部46に形成された凸部461が第1ケース部材21の円筒部217の出力側L1の端面に当接している。従って、バネ部46は、第2歯車42を軸線L方向の一方側(出力側L1)に付勢した状態で第2歯車42を軸線L方向の反出力側L2から支持する第1スラスト支持部93を構成している。
第2ケース部材22に形成された2つの凸部227の反出力側L2の端面228は、第2歯車42に円環状に形成された受け部49に軸線L方向の出力側L1から当接して、第2歯車42を軸線L方向の出力側L1から支持する第2スラスト支持部94を構成している。
(光源部の構成)
本形態において、第2歯車42、出力部10および指針11は透光性の樹脂材料からなる。そこで、本形態では、第1ケース部材21の端板部210に形成された穴218aおよび円筒部218bの内側にLED(発光ダイオード)等の光源部13(図4参照)を配置し、光源部から出射された照明光を第2歯車42の第1軸部44の端面443から入射させる。その結果、光源部13から出射された照明光は、第2歯車42、出力部10および指針11を通って、指針11から出射される。従って、指針11がいずれの位置にあっても、常に指針11自身、およびその周辺を照らすことができるので、指針11による表示を視認しやすい。また、第2歯車42の第1軸部44の端面443は凸曲面になっているため、端面443から入射した光を収束光として第1軸部44に入射させることができる。このため、照明光が第2歯車42や出力部10から漏れにくい。
ここで、指針11を出力部10に固定する際、出力部10および指針11に対して45°傾いた反射面120を備えた透光性のキャップ等の連結部材12を用いれば、出力部10の内部を進行してきた光を反射面120で反射し、指針11に効率よく導くことができる。
(動作)
このように構成したギアードモータ100および指針式表示装置200において、端子ピン70を介してコイル8に給電すると、ロータ5が回転し、かかる回転は、歯車列4を介して出力部10に伝達される。従って、出力部10に連結された指針11が回転する。その際、コイル8に所定の駆動パルス数を入力することにより、指針11の角度位置が切り換わり、指針11を時計周りに目標位置まで回転させた後、停止させることができる。また、逆回転用の駆動パルスを供給すれば、指針を反時計周りに別の目標位置まで回転させることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のギアードモータ100において、第2歯車42(最終歯車)に対しては、第1ラジアル軸受91、第2ラジアル軸受92、バネ部46を備えた第1スラスト支持部93、および第2スラスト支持部94が形成されているため、外部等から伝わってきた振動によって第2歯車42および出力部10が振動することを抑制することができる。それ故、指針式表示装置200に用いるのに適している。
ここで、第2歯車42は、第1スラスト支持部93のバネ部46によって軸線L方向の一方側(出力側L1)に付勢されているため、第2歯車42および出力部10の振動をより効果的に抑制することができる。また、第2歯車42を出力側L1に付勢すると、第2
スラスト支持部94では、接触圧が大きくなるが、第2スラスト支持部94では、第2歯車42と第2ケース部材22とが軸線L周りの一部で当接している。このため、第2スラスト支持部94での摺動抵抗が小さい。
本形態において、第2スラスト支持部94は、軸線L周りにおいて180°の角度ピッチで形成された2つの凸部227の端面228からなる。また、第2スラスト支持部94(端面228)は、軸線L周りに円弧状に延在している。また、第2スラスト支持部94(端面228)は、第2ケース部材22の側に設けられている。このため、第2スラスト支持部94で第2歯車42を確実に支持することができる。
また、第2ラジアル軸受92は、第2ケース部材22から第1ケース部材21に向けて突出し凸部227でも第2歯車42を支持している。このため、第2ラジアル軸受92は、軸線L方向の長い寸法で第2歯車42を支持する状態にあるので、第2歯車42を安定した姿勢で支持することができる。また、第2ラジアル軸受92において、凸部227は全体が周方向で分割されているため、第2ラジアル軸受92での摺動抵抗を低減することができる。また、第2ケース部材22から第1ケース部材21に向けて突出し凸部227(第2ラジアル軸受92)の端面228を利用して第2スラスト支持部94を構成しているため、構成の簡素化を図ることができる。
また、第1スラスト支持部93では、第2歯車42の円板部に形成された板状のバネ部46を利用しているため、別体のバネを用いずにバネ部を構成することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、ギアードモータ100を指針式表示装置200に適用した例を挙げたが、指針式表示装置用のギアードモータ100以外に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、第1スラスト支持部93のバネ部46を第2歯車42側に設けたが、第1ケース部材21側にバネ部を設けてもよい。
上記実施の形態では、第2スラスト支持部94を第2ケース部材22側に設けたが、第2歯車42側に第2スラスト支持部94を設けてもよい。
上記実施の形態では、歯車列4が2つの歯車(第1歯車41および第2歯車42)を有していたが、歯車列4が3つ以上の歯車を有する場合に本発明を適用してもよく、いずれの場合も、出力部10と一体に回転する最終歯車に、図1〜図5を参照して説明した構造を適用すればよい。
上記実施の形態では、第2スラスト支持部94が軸線L周りにおいて180°の角度ピッチで2個所に形成されていたが、第2スラスト支持部94が1つ、あるいは3つ以上形成されていてもよく、第2スラスト支持部94が3つ以上形成されている場合、第2スラスト支持部94は、軸線L周りにおいて180°以下の角度ピッチで形成されることになる。同様に、上記実施の形態では、バネ部46が軸線L周りにおいて180°の角度ピッチで2個所に形成されていたが、バネ部46が1つ、あるいは3つ以上形成されていてもよく、バネ部46が3つ以上形成されている場合、バネ部46は、軸線L周りにおいて180°以下の角度ピッチで形成されることになる。
1・・モータ部、2・・ケース、4・・歯車列、5・・ロータ、6・・ステータ、7・・コイルボビン、8・・コイル、10・・出力部、11・・指針、12・・連結部材、13・・光源部、21・・第1ケース部材、22・・第2ケース部材、41・・第1歯車、4
2・・第2歯車(最終歯車)、43・・円板部、44・・第1軸部、45・・第2軸部、46・・バネ部、49・・受け部、91・・第1ラジアル軸受、92・・第2ラジアル軸受、93・・第1スラスト支持部、94・・第2スラスト支持部、100・・ギアードモータ、120・・反射面、200・・指針式表示装置、210・・端板部、211・・胴部、216・・貫通穴、220・・端板部、221・・胴部、227・・凸部、228・・端面、443・・第1軸部の端面、461・・凸部、L・・出力部の軸線、L1・・出力側(軸線方向の一方側)、L2・・反出力側(軸線方向の一方側)

Claims (11)

  1. 第1ケース部材と、
    該第1ケース部材の一方側に重ねて配置された第2ケース部材と、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に配置されたモータ部と、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に配置され、前記モータ部の回転を出力部に伝達する歯車列と、
    を有し、
    前記第1ケース部材は、前記歯車列において前記出力部と一体に回転可能な最終歯車を回転可能に支持する第1ラジアル軸受を有し、
    前記第2ケース部材は、前記最終歯車を回転可能に支持する第2ラジアル軸受を有し、
    前記最終歯車および前記第1ケース部材のうちの一方は、他方に当接して前記最終歯車を軸線方向の一方側に付勢するバネ部を備えた第1スラスト支持部を備え、
    前記最終歯車および前記第2ケース部材の一方は、前記最終歯車の軸線周りの一部で他方に軸線方向で当接する第2スラスト支持部を備えていることを特徴とするギアードモータ。
  2. 前記第2スラスト支持部は、前記軸線周りにおいて180°以下の角度ピッチで複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載のギアードモータ。
  3. 前記第2スラスト支持部は、前記軸線周りに円弧状に延在する面になっていることを特徴とする請求項2に記載のギアードモータ。
  4. 前記第2スラスト支持部は、前記第2ケース部材の側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のギアードモータ。
  5. 前記第2ラジアル軸受は、前記第2ケース部材から前記第1ケース部材に向けて突出していることを特徴とする請求項4に記載のギアードモータ。
  6. 前記第2ラジアル軸受において前記第1ケース部材の側に突出している部分は、少なくとも前記第1ケース部材側の端部が前記軸線周りに複数に分割されていることを特徴とする請求項5に記載のギアードモータ。
  7. 前記第2ラジアル軸受において前記第2ケース部材側を向く端面によって前記第2スラスト支持部が構成されていることを特徴とする請求項6に記載のギアードモータ。
  8. 前記第1スラスト支持部は、前記最終歯車において外周面に外歯が形成された円板部に形成された板状のバネ部からなることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のギアードモータ。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載のギアードモータを備えた指針式表示装置であって、
    前記出力部に固定された指針を有していることを特徴とするギアードモータ。
  10. 前記最終歯車、前記出力部、および前記指針は透光性部材からなり、
    前記第1ケース部材側には、前記最終歯車の前記第1ケース部材側の端部に照明光を入射させる光源部が配置されていることを特徴とする請求項9に記載のギアードモータ。
  11. 前記最終歯車の前記第1ケース部材側の端面は、凸曲面からなることを特徴とする請求項10に記載のギアードモータ。
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