JP2016086276A - 端末装置、端末間通信方法、および端末装置用プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間における情報共有機能を提供する。ここでいう端末装置10とは、音声や文字により装置間で相互に通信が可能な通信装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンである。この端末装置10は、音声情報と、画像情報とを同一の回線で送受信可能な、高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。
また、この情報共有機能において、情報送信側の端末装置10は、情報の共有が禁止されている情報の送信を制御する。これにより、端末装置10は、送信されることが好ましくない情報についての情報の共有を抑制する。情報の共有が禁止されている情報としては、著作権により保護されている情報、有料サービスにより提供された情報等の情報の作成者、配信者により情報の送信または保存が禁止されている情報が挙げられる。
図1は、本実施形態の端末装置10の構成の一例を示す模式図である。端末装置10は、表示部100と、操作検出部110と、撮像部120と、音再生部130と、収音部140と、通信部150と、制御部160とを備えている。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要について図2を参照して説明する。
図2は、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。端末間通信システム1が提供する情報共有機能には、一例として、表示中の画像を共有する機能、手書き画像を共有する機能がある。
表示中の画像を共有する機能による表示画像の一例を、図2(A)に示す。手書き画像を共有する機能による表示画像の一例を、図2(B)に示す。
端末装置10は、情報共有対象の情報を発信する側の端末装置10と、情報共有対象の情報を受信する側の端末装置10とに区別される。以下の説明において、複数の端末装置10のうち、情報共有対象の情報を発信する側の端末装置10を、情報発信側の端末装置10又は端末装置10−Sとも記載する。また、情報共有対象の情報を受信する側の端末装置10を、情報受信側の端末装置10、又は端末装置10−Rとも記載する。
なお、情報共有を要求する側の端末装置10と、情報共有が要求される側の端末装置10とのうち、いずれが情報共有対象の情報を発信し、いずれがこの情報を受信するのかは、各情報共有機能間の機能の違いや、端末装置10の動作状態などに依存する。すなわち、この端末間通信システム1においては、情報共有を要求する側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合と、情報共有が要求される側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合とがある。
次に、図2を参照して、各情報共有機能の概要について説明する。端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、まず、表示中の画像の共有(表示画面共有機能)について説明する。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、手書き画像の共有(手書き共有機能)について、図2(B)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、手書き図形の画像を共有する手書き共有機能を提供する。ここで、手書き図形の画像とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作することにより、表示部100に表示されたドラッグ操作の軌跡の画像である。すなわち、手書き共有機能とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作して表示部100に表示された手書きの図形の画像P3を、他の端末装置10の表示部100に画像P4として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。
なお、端末装置10の表示部100は、写真アルバムアプリケーションが表示する写真(例えば、図2(B)の画像P5)と、手書きツールアプリケーションが表示する手書き図形の画像(例えば、図2(B)の画像P3)とを重ねて表示することができる。すなわち、端末装置10の表示部100は、複数の画像を積層させて表示することができる。この場合、表示部100は、アプリケーションごとに設定されているレイヤによって、画像を表示する。このレイヤとは、積層されて表示される画像の論理的な階層である。
例えば、表示部100は、下位のレイヤである第1のレイヤに画像P5を、第1のレイヤよりも上位のレイヤである第2のレイヤに画像P3を、それぞれ表示する。ここで、上位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、手前側(ユーザに近い側)に画像を表示するレイヤである。また、下位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、奥側(ユーザから遠い側)に画像を表示するレイヤである。これらのレイヤに表示される画像には、不透明度を例えば0%から100%の間で設定することができる。上位のレイヤに表示される画像の不透明度が100%の場合には、上位の画像が不透明になり、下位のレイヤの画像が隠されるため、下位のレイヤの画像は表示されない。また、上位のレイヤに表示される画像の不透明度が0%の場合には、上位の画像が透明になり、下位のレイヤの画像が隠されずに透過して表示される。
ここで、別の一例として、第2レイヤよりも上位の第3レイヤに、メニュー制御ソフトウエアが共有メニューボタン画像を表示している場合について説明する。この場合、操作検出部110は、最も上位のレイヤ、すなわち第3レイヤに対する操作を検出する。操作検出部110は、共有メニューボタン画像が表示されている位置に対する操作(例えば、タップ操作)を、タッチパネルによって検出する。操作検出部110は、検出した操作(例えば、タップ操作)を、最も上位のレイヤに画像を表示しているメニュー制御ソフトウエアに出力する。メニュー制御ソフトウエアは、操作検出部110が出力した操作に基づいて、このタップ操作の位置に対応する機能を選択して、選択した機能を提供する。
つまり、操作検出部110は、表示部100に表示される画像の複数のレイヤのうち、最上位のレイヤに対する操作を検出する。したがって、図2(B)に示す例において、手書き図形の画像P3が、写真の画像P5よりも下位側のレイヤに表示される場合には、ユーザが表示部100のタッチパネルを操作しても、この操作に応じた手書き図形の画像は描画されない。
なお、手書き共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みと、上述した表示画像共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みとは、次の点で相違する。すなわち、表示画像共有機能においては、端末間通信システム1は、表示部100に表示されている画像をキャプチャしたデータを、端末装置10間において共有することにより、画像を共有する。一方、手書き共有機能においては、端末間通信システム1は、画像をキャプチャしたデータではなく、画像を描画するためのデータを共有することにより、画像を共有する。具体的には、手書き共有機能においては、情報発信側の端末装置10−Sは、端末装置10−Sの操作検出部110が検出した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータ(すなわち、画像を描画するためのデータ)を、情報受信側の端末装置10−Rに対して送信する。情報受信側の端末装置10−Rは、受信した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータに基づいて、端末装置10−Rの表示部100に画像を表示する。
次に、ユーザが情報共有機能を起動する操作の概要について、図3を参照して説明する。
図3は、本実施形態の端末間通信システム1が提供する情報共有機能の選択操作の一例を示す模式図である。
ここでは、ユーザA(Aさん)と、ユーザB(Bさん)とが、それぞれ端末装置10を使用して表示画面共有を利用する場合を一例にして説明する。また、この一例の説明において、ユーザAが利用する端末装置10が、要求側かつ情報発信側の端末装置10、すなわち端末装置10−1Sである。また、この一例の説明において、端末装置10−2が、被要求側かつ情報受信側の端末装置10、すなわち端末装置10−2Rである。また、端末装置10によっては表示画面共有機能に対応していない端末装置10もあり得る。この一例の説明においては、各端末装置10が、表示画面共有機能に対応している場合について説明する。
次に、上述した情報共有機能を提供する端末間通信システム1の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態の端末間通信システム1の構成の一例を示す概要図である。端末間通信システム1は、複数の端末装置10(この一例では、端末装置10−1S及び端末装置10−2R)の他に、次の装置を備える。すなわち、端末間通信システム1は、シグナリングサーバ20と、認証サーバ30と、プッシュサーバ40と、中継サーバ50とを備えている。
このうち、端末情報受信部は、端末情報を端末装置10から受信する。この端末情報には、端末装置10を識別する端末識別情報と、端末装置10において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とが含まれている。
適合性判定部は、端末装置10−1において動作する第1アプリケーションと、端末装置10−2において動作する第2アプリケーションとの適合性を、端末情報に基づいて判定する。
判定結果送信部は、端末装置10−1において動作する第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、適合性判定部による判定結果を端末装置10−1に送信する。
セション構築部は、第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、通信開始の要求を送信した第1アプリケーションと、第2アプリケーションとの間の情報通信セションを、端末情報に基づいて構築する。
次に、図6及び図7を参照して、端末間通信システム1の動作手順について説明する。初めに、図6を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。次に、図7を参照して、端末間通信システム1によるセション構築の動作手順について説明する。なお、図4に示すステップSの番号は、図6及び図7のステップSの番号に対応する。
図6を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。ここでは、端末装置10−1、及び端末装置10−2が順にレジストレーションを行う場合について説明する。
端末装置10−1は、情報共有機能対応のアプリケーションが端末装置10−1において起動された場合に、プッシュサーバ40に対して、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDの発行の要求を送信する(ステップS10)。
プッシュサーバ40は、プッシュIDの発行の要求を受信すると、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDを、端末装置10−1に送信する(ステップS20)。端末装置10−1は、プッシュサーバ40からプッシュIDを取得する(ステップS30)。
次に、図7を参照して、端末装置10のセション構築の動作手順について説明する。
図7は、本実施形態のセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、端末装置10−1と端末装置10−2との間に情報通信セションを構築する場合について説明する。ここでは、端末装置10−1が情報共有の要求側であり、端末装置10−2が情報共有の被要求側である場合について説明する。さらに、この端末装置10の情報通信セション構築の動作は、端末装置10−1と端末装置10−2との間に既に音声通話セションが構築されており、端末装置10−1と端末装置10−2との間で音声データを通信している最中に開始される。
シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求を受け付ける(ステップS110)。この情報共有の要求には、被要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
なお、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、プッシュIDの判定を行うこともできる。具体的には、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号に対応するレジストレーション情報に、プッシュIDが登録されているか否かを判定する。
なお、上述したステップS100と、ステップS140との処理タイミングの前後関係は問わない。例えば、ステップS100が先で、ステップS140が後でもよく、これらステップS100と、ステップS140とが同時に行われてもよい。
次に、情報発信側の端末装置10により情報を送信する処理について説明する。
この情報発信側の端末装置10は、通信部150により音声データを他の端末装置10との間で通信して他の端末装置10との間の通話音声を音再生部130(音声出力部)に出力させている最中において、情報を送信する。このとき、情報発信側の端末装置10における制御部160は、表示部100に出力されている情報の他の端末装置10への送信が禁止されているか否かを判定し、情報の送信が禁止されていると判定した場合に、情報の送信を制御する。
また、送信禁止情報は、電子メールデータを保存している電子メールフォルダごとに付加されてもよい。電子メールフォルダごとの送信禁止情報は、電子メールアプリケーションにおける電子メールフォルダの設定機能により、情報共有機能アプリケーションによる送信の禁止が設定される。電子メールフォルダに格納された電子メールデータは、電子メールフォルダに設定された送信禁止情報と同じ送信禁止情報が設定される。
さらに、送信禁止情報は、SNS(social networking service)により生成された情報について付加されてもよい。SNSにより生成された情報に付加される送信禁止情報は、SNSにおける設定モードにおいて設定される。また、SNSにより生成された情報のうち、SNSに参加するユーザ毎に送信禁止情報を付加してもよい。
また、送信禁止情報は、情報を格納するファイルに付加された情報であってもよい。さらに、送信禁止情報は、情報に埋め込み、または情報に付加されていなくてもよく、例えば、表示部100に情報表示させているソフトウエアが有料サービスに係るアプリケーションであることを示す情報あってもよい。
承諾可否画像LPには、例えば「画像(切り換え後の画像)を共有しますか?」というメッセージ画像と、情報の送信を承諾または拒否にするタップ操作を受け付けるための画像とが含まれる。情報発信側の端末装置10は、承諾可否画像に対するタップ操作を受け付ける。情報発信側の端末装置10は、情報の共有を承諾するタップ操作を受け付けたことに応じて、情報の送信タイミングが到来したと判定する。情報発信側の端末装置10は、情報の共有を拒否するタップ操作を受け付けた場合、情報の送信タイミングが到来したと判定しない。
また、情報発信側の端末装置10は、ウェブページにおけるリンク先に対応した位置に対するタップ操作が検出されたことに応じて承諾可否画像を表示させてもよい。情報発信側の端末装置10は、承諾可否画像に対するタップ操作に基づいて、情報の送信タイミングが到来したと判定する。
さらに、情報発信側の端末装置10は、動画像または静止画像を表示させる操作、新たな文書ドキュメントを表示させる操作、受信メールまたは送信メールを表示させる操作または着信通知やメール受信があったことを知らせるポップアップ表示が検出されたことに応じて承諾可否画像を表示させてもよい。情報発信側の端末装置10は、承諾可否画像に対するタップ操作に基づいて、動画像、静止画像、文書ドキュメント、受信メールまたは送信メールの送信タイミングが到来したと判定する。
さらに、情報発信側の端末装置10は、アプリケーションが起動されることに応じて承諾可否画像を表示させてもよい。情報発信側の端末装置10は、承諾可否画像に対するタップ操作に基づいて、情報の送信タイミングが到来したと判定する。
なお、情報共有中において承諾可否画像を情報発信側の端末装置10に表示させる場合、情報発信側の端末装置10は、承諾可否画像を送信対象から除外する。すなわち、情報発信側の端末装置10は、承諾可否画像以外の表示部100に表示されている画像を送信対象にする。
また、情報発信側の端末装置10は、送信禁止処理として、送信が禁止されている情報を他の情報に置き換えてもよい。
さらに、情報発信側の端末装置10は、送信禁止処理として、表示部100に表示されている情報の輝度、色等の視覚効果に関するパラメータを変化させてもよい。視覚効果に関するパラメータを変化させることには、情報受信側の端末装置10における表示部100に情報を表示させても情報の内容が知覚できないほど情報を加工することが含まれる。例えば、情報発信側の端末装置10は、表示部100に表示されている情報の解像度、または輝度等を低下させて、通信部150に送信させる。
また、情報発信側の端末装置10は、表示部100に表示されている情報に代えて置き換えられる画像を、ユーザにより選択可能にしてもよい。例えば、情報共有機能アプリケーションの設定モードにおいて、黒画像、絵柄画像またはメッセージ画像のうち、ユーザが選択した画像を記憶しておく。情報発信側の端末装置10は、表示部100に表示されている情報を置き換える場合に、予め選択された画像を読み出して、当該画像に置き換えた情報を情報受信側の端末装置10へ送信させる。
情報発信側の端末装置10は、複数の情報のうち何れかの情報の送信禁止情報に基づいて複数の情報の送信を停止してもよい。情報発信側の端末装置10は、何れかの情報に対応した送信禁止情報が存在する場合、複数の情報の全ての送信を停止する。これにより、例えば、情報発信側の端末装置10は、全ての情報を画像P26(図11(A))を黒画像に置き換え、情報受信側の端末装置10の表示部100に表示させる画像P27を黒画像に変更させる(図11(B))。
この場合、情報発信側の端末装置10は、文書情報P26aをそのまま送信させ、画像情報P26bに対して送信禁止処理を実施する。例えば、情報発信側の端末装置10は、画像情報P26bを黒画像に変換させることにより、図12(B)に示すように、閲覧可能な文書情報P26aと送信が禁止された画像情報P27bとを含む画像P27を情報受信側の端末装置10の表示部100に表示させる。
図13は、情報発信側の端末装置10の画面および情報受信側の端末装置10の画面の一例を示す模式図である。
図13(A)に示す情報発信側の端末装置10の表示部100に表示させている画像情報P26bの送信が禁止されている場合には、情報発信側の端末装置10は、画像情報P26b中に「送信禁止」なる文字画像を表示させる。一方、情報発信側の端末装置10は、情報受信側の端末装置10に送信させた文章情報P26aに対しては文字画像を表示させない。これにより、情報発信側の端末装置10は、情報発信側の端末装置10のユーザに文書情報P26aが情報受信側の端末装置10に送信されたことを提示でき、画像情報P26bの送信が禁止されていることを提示できる。
アプリケーションの種類は、電話(音声通信)アプリケーション、アドレス帳アプリケーション、動画再生アプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、地図アプリケーション、写真アルバムアプリケーション、電子メールアプリケーション、文書アプリケーション、テキストチャットアプリケーション等が挙げられる。また、アプリケーションの種類は、有料サービスに係るものか否かが挙げられる。
送信禁止情報は、アプリケーションの名称および種類に対応して当該アプリケーションの設定情報として情報発信側の端末装置10に記憶される。
情報発信側の端末装置10は、情報を送信する際に、表示部100に情報を出力させているアプリケーションの属性情報を判定し、アプリケーションの属性情報に対応した送信禁止情報が存在するかを判定する。情報発信側の端末装置10は、アプリケーションの属性情報に対応した送信禁止情報がある場合に、当該アプリ−ションにより生成された情報の送信が禁止されていると判定する。
情報発信側の端末装置10は、情報共有機能アプリケーションの設定モードにおいて、アプリケーションの属性情報に対応して送信禁止処理が設定される。アプリケーションの属性情報に対応した送信禁止情報は、情報発信側の端末装置10内の図示しないメモリに記憶される。
情報発信側の端末装置10は、アプリケーションの属性情報を判定して送信禁止情報を参照し、判定したアプリケーションの属性情報に対応して情報の送信停止、他の情報への置き換え、または視覚効果に関するパラメータの変化を行う。
制御部160は、未送信の画面P26に表示されている情報の送信が禁止されている場合、ランチャー画像LPとしての承諾可否画像における情報を要求するか否かを受け付ける画像に対するタップ操作がされて当該タップ操作に応じた信号が供給されても、当該信号をキャンセルする。
図15に示す承諾可否画像には、複数のアプリケーションの名称および当該アプリケーションから表示部100に出力させる情報の共有の可否を示すラジオボタンと、情報の送信を承諾または拒否にするタップ操作を受け付けるための画像とが含まれる。情報発信側の端末装置10は、各アプリケーションに対応したラジオボタンに対するタップ操作を受け付け、さらに、情報の送信を承諾または拒否にするタップ操作を受け付けるための画像に対するタップ操作を受け付ける。
情報発信側の端末装置10は、アプリケーションAにより生成された情報の送信が禁止されているので、アプリケーションAに対応したラジオボタンに対するタップ操作がされても、当該操作の受け付けをキャンセルする。
以上のように、情報発信側の端末装置10は、情報の送信が禁止されていることを情報発信側の端末装置10のユーザに通知すると共に、喩えタップ操作されても当該操作の受け付けをキャンセルすることができる。なお、情報の共有を承諾するアプリケーションを選択させる手法は、各アプリケーションに対応したラジオボタンへの選択操作に限らず、他の手法であってもよく、例えばプルダウンメニューで承諾または拒否が選択可能であってもよい。
情報発信側の端末装置10は、表示部100に表示されている情報の送信が拒否であると判定した場合、当該情報に代えて、情報の送信が禁止されていることを通知する情報を通信部150に送信させる。情報の送信が禁止されていることを通知する情報は、情報受信側の端末装置10により受信される。これにより、情報受信側の端末装置10は、情報発信側の端末装置10から情報の送信が禁止されていることを自装置のユーザに通知できる。
また、情報発信側の端末装置10は、表示部100に表示されている情報が著作権により保護された情報である場合には、著作者情報や著作権の保有者情報を取得先情報として取得してもよい。さらに、情報発信側の端末装置10は、表示部100に表示されている情報がまたは有料サービスに係る情報である場合には、有料サービス名や有料サービスの提供者情報を取得先情報として取得してもよい。
図17は、本実施形態の端末装置において、情報受信側の端末装置10により取得先情報を表示させた画面の一例を示す図である。情報受信側の端末装置10は、通信部150により取得先情報を受信したことに応じて、ランチャー画像として取得先情報P27cを表示部100の下部に表示させる。図17の例において、取得先情報P27cは、画像P27のURLである。
また、情報受信側の端末装置10は、取得先情報P27cに対応した位置に対するタップ操作を受け付けたことに応じて、取得先情報P27cに基づいて情報を取得してもよい。情報受信側の端末装置10は、取得先情報P27cがURLである場合、当該URLに格納された情報を取得するよう通信を行ってもよい。また、情報受信側の端末装置10は、取得先情報P27cを検索キーとして検索サイトにアクセスしてもよい。
さらに、情報発信側の端末装置10によれば、送信が禁止されている情報を情報受信側の端末装置10により取得させることができ、情報が共有されることによる著作権者や有料サービスの提供者の不具合を抑制することができると共に、著作権者や有料サービスの提供者から直接情報を取得させることができ、著作権者や有料サービス提供者にとって利益を与えることができる。
なお、これまで端末装置10が、携帯電話やスマートフォンなどである場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、端末装置10は、タブレットなどの装置であってもよい。ここで、携帯電話やスマートフォンは、耳あて通話用スピーカ131を備えており、耳あて通話が可能である。一方、タブレットは、耳あて通話用スピーカ131を備えていない。すなわち、端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を備えない装置であってもよい。端末装置10がタブレットである場合には、スピーカモードによって通話が行われてもよい。
なお、これまでの説明において、端末間通信システム1は、音声通話中において情報共有機能を提供するとして説明したが、これに限られない。端末間通信システム1は、テキストによる通信中において、情報共有機能を提供してもよい。例えば、端末間通信システム1は、テキストチャットアプリケーションが提供するチャット中に、情報共有機能を提供してもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (10)
- 情報を表示する表示部と、
操作を受け付ける操作部と、
情報を送受信する通信部と、
前記通信部により受信された音声データに基づいて音声を出力させる音声出力部と、
前記通信部により音声データを他の端末装置との間で通信して前記他の端末装置との間の通話音声を前記音声出力部に出力させている最中において、前記表示部に出力されている情報の前記他の端末装置への送信が禁止されているか否かを判定し、前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報の送信を制御する制御部と、
を有する端末装置。 - 前記制御部は、前記表示部に画像を出力させている画像データに埋め込まれた情報に基づいて、前記情報の送信が禁止されているか否かを判定する、
請求項1に記載の端末装置。 - 前記制御部は、前記表示部に情報を出力させているアプリケーションの属性情報に基づいて、情報の送信が禁止されているか否かを判定する、
請求項1に記載の端末装置。 - 前記制御部は、前記表示部に表示されている複数の情報のそれぞれについて情報の送信が禁止されているか否かを判定し、送信が禁止されている前記情報を他の画像に置き換えて前記通信部に送信させる、
請求項1から3のうち何れか1項に記載の端末装置。 - 前記制御部は、前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報の送信が禁止されていることを通知する情報を表示させる、
請求項1から4のうち何れか1項に記載の端末装置。 - 前記制御部は、前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報を送信させる操作の受付を停止させる、
請求項1から5のうち何れか1項に記載の端末装置。 - 前記制御部は、前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報の送信が禁止されていることを通知する情報を前記通信部に送信させる、
請求項1から6のうち何れか1項に記載の端末装置。 - 前記制御部は、前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報の取得先情報を通知する情報を前記通信部に送信させる、
請求項1から7のうち何れか1項に記載の端末装置。 - 第1の端末装置と第2の端末装置との間で音声データを通信して、前記第1の端末装置の音声出力部および前記第2の端末装置の音声出力部により通話音声を出力させている最中に、
前記第1の端末装置および前記第2の端末装置のうち情報を出力する端末装置が、
自装置の表示部に出力させている情報の他の端末装置への送信が禁止されているか否かを判定し、
前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報の送信を制御する、
端末間通信方法。 - 情報を表示する表示部と、操作を受け付ける操作部と、情報を送受信する通信部と、前記通信部により受信された音声データに基づいて音声を出力させる音声出力部と、を有する端末装置が備えるコンピュータに、
前記通信部により音声データを他の端末装置との間で通信して前記他の端末装置との間の通話音声を前記音声出力部に出力させている最中において、
自装置の表示部に出力させている情報の他の端末装置への送信が禁止されているか否かを判定するステップと、
前記情報の送信が禁止されていると判定した場合に、前記情報の送信を制御するステップと、
を実行させるための端末装置用プログラム。
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