JP2018117394A - 端末間通信システム、サーバ装置、および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末装置間で情報を共有する際の操作性を高めることができる端末間通信システムを提供する。【解決手段】第1端末装置は、第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、撮像している画像を共有する機能を起動させる操作が行われた場合に、サーバ装置に第2端末装置の識別情報を含む第2端末装置との画像共有要求を送信し、サーバ装置は、画像共有要求に応じて、第1端末装置の識別情報と第2端末装置の識別情報とに基づいて、第1端末装置と第2端末装置との間で画像共有セションを構築できると判定した場合に、第2端末装置へ画像共有要求を送信し、画像共有要求に対する承諾応答を受信した場合に画像共有セションを構築し、第2端末装置は、画像共有要求に基づいて画像共有の要求を承諾するかを選択させる承諾画像を表示部に表示し、画像共有要求を承諾する操作が操作部で行われたことに応じて、サーバ装置に承諾応答を送信する。【選択図】図8
Description
本発明の実施形態は、端末間通信システム、サーバ装置、および方法に関する。
従来、音声データ及び画像データを携帯用端末装置間において相互に送受信することにより、これらの携帯用端末装置を利用する通話者の間で同じ画像をリアルタイムに相互に加工することが可能なデータ通信システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
上述したようなデータ通信システムにおいては、携帯用端末装置間で通話等のリアルタイムデータの通信中に、携帯用端末装置間で画像等の情報を双方の表示画面に表示させたい場合がある。この場合、従来の携帯用端末装置の操作性が十分でない場合があった。
本発明は、端末装置間で情報を共有する際の操作性を高めることができる端末間通信システム、サーバ装置、および方法を提供することを目的とする。
(1)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る端末間通信システムは、第1端末装置と、第2端末装置と、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の画像共有セションを構築するサーバ装置と備える端末間通信システムであって、前記第1端末装置は、前記第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、撮像部が撮像している画像を共有する機能を起動させる操作が行われた場合に、前記サーバ装置に前記第2端末装置の識別情報を含む前記第2端末装置との画像共有要求を送信し、前記サーバ装置は、前記第1端末装置から受信した前記画像共有要求に応じて、前記第1端末装置の識別情報と前記第2端末装置の識別情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で画像共有セションを構築できるか否かを判定し、セションを構築できると判定した場合に、前記第2端末装置へ前記画像共有要求を送信し、前記第2端末装置から前記画像共有要求に対する承諾応答を受信したことに応じて画像共有セションを構築し、前記第2端末装置は、前記サーバ装置から受信した前記画像共有要求に基づいて画像共有の要求を承諾するかを選択させる承諾画像を表示部に表示し、前記画像共有要求を承諾する操作が操作部において行われたことに応じて、前記サーバ装置に前記承諾応答を送信する。
(2)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の端末間通信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とに、画像共有アプリケーションがインストールされている場合に、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で、画像共有が可能であると判定する、構成が用いられてもよい。
(3)本発明の一態様は、上記した(1)又は(3)に記載の端末間通信システムにおいて、前記第1端末装置又は前記第2端末装置に、通話終了の操作が受け付けられた場合に、前記通話終了の操作を受け付けた前記第1端末装置又は前記第2端末装置は、前記画像共有セションを終了させる、構成が用いられてもよい。
(4)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の端末間通信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とが、所定の通信サービスを利用している場合に、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で、画像共有が可能であると判定する、構成が用いられてもよい。
(5)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の端末間通信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、前記第1端末装置に前記第2端末装置との間で画像共有が可能であることを通知する、構成が用いられてもよい。
(6)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の端末間通信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記第2端末装置に前記画像共有要求を送信する場合に、要求元の端末装置の識別情報を送信し、前記第2端末装置は、前記要求元の端末装置の識別情報が前記第1端末装置の識別情報と一致しない場合に、前記画像共有要求に対する不承諾応答を送信する、構成が用いられてもよい。
(7)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の端末間通信システムにおいて、前記第2端末装置の識別情報は、電話番号であり、前記サーバ装置は、前記第2端末装置の前記電話番号に対応するIPアドレスを用いて、前記第2端末装置に前記画像共有要求を送信する、構成が用いられてもよい。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るサーバ装置は、第1端末装置と第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、前記第1端末装置から受信した前記第2端末装置の識別情報を含む前記第2端末装置との画像共有要求に応じて、前記第1端末装置の識別情報と前記第2端末装置の識別情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で画像共有セションを構築できるか否かを判定し、セションを構築できると判定した場合に、前記第2端末装置へ前記画像共有要求を送信し、前記第2端末装置から前記画像共有要求に対する承諾応答を受信したことに応じて画像共有セションを構築する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る方法は、サーバ装置が実行する方法であって、第1端末装置と第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、前記第1端末装置から受信した前記第2端末装置の識別情報を含む前記第2端末装置との画像共有要求に応じて、前記第1端末装置の識別情報と前記第2端末装置の識別情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で画像共有セションを構築できるか否かを判定するステップと、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間でセションを構築できると判定した場合に、前記第2端末装置へ前記画像共有要求を送信するステップと、前記第2端末装置から前記画像共有要求に対する承諾応答を受信したことに応じて画像共有セションを構築するステップと、を有する。
本発明によれば、端末装置間で情報を共有する際の操作性を高めることができる。
[実施形態]
以下、図を参照して本実施形態による端末間通信システム1の実施形態について説明する。
本実施形態の端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間における情報共有機能を提供する。ここでいう端末装置10とは、音声や文字により装置間で相互に通信が可能な通信装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンである。この端末装置10は、音声情報と、画像情報とを同一の回線で送受信可能な、高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。
以下、図を参照して本実施形態による端末間通信システム1の実施形態について説明する。
本実施形態の端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間における情報共有機能を提供する。ここでいう端末装置10とは、音声や文字により装置間で相互に通信が可能な通信装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンである。この端末装置10は、音声情報と、画像情報とを同一の回線で送受信可能な、高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。
この情報共有機能とは、複数の端末装置10の間において、画像情報又は音声情報を共有する機能である。より具体的には、ある端末装置10は、他の端末装置10に対して、画像情報又は音声情報を送信する。これにより、端末間通信システム1は、送信側の端末装置10に表示されている画像、又は再生されている音声を、受信側の端末装置10に表示又は再生させる。また、端末間通信システム1は、ある端末装置10から他の端末装置10に対する一方向の情報共有機能のみならず、端末装置10間の双方向の情報共有機能を提供する。
この端末間通信システム1には、複数の端末装置10が含まれる。以下の説明において、複数の端末装置10のそれぞれを区別する場合には、例えば、端末装置10−1、端末装置10−2と記載する。また、以下の説明において、これら複数の端末装置10のそれぞれを区別しない場合には、単に端末装置10と記載する。この端末装置10の構成について図1を参照して説明する。
[端末装置の構成]
図1は、本実施形態の端末装置10の構成の一例を示す模式図である。端末装置10は、表示部100と、操作検出部110と、撮像部120と、音再生部130と、収音部140と、振動部145と、通信部150と、制御部160とを備えている。
図1は、本実施形態の端末装置10の構成の一例を示す模式図である。端末装置10は、表示部100と、操作検出部110と、撮像部120と、音再生部130と、収音部140と、振動部145と、通信部150と、制御部160とを備えている。
表示部100は、液晶ディスプレイを備えており、文字や写真などの画像を表示する。この表示部100が表示する画像には、着信を待ち受けている場合に表示される待ち受け画像、端末装置において動作するアプリケーションが提供するアプリ画像、端末装置が提供する各種の機能をユーザが選択するためのメニュー画像などが含まれる。
このアプリ画像には、電話(音声通信)アプリケーションが提供するダイヤラ画像、氏名や電話番号、メールアドレスを管理するアドレス帳アプリケーションが提供するアドレス帳の画像が含まれる。また、このアプリ画像には、動画再生アプリケーションが提供する動画像、ウェブブラウザアプリケーションが提供するウェブ画像、地図アプリケーションが提供する地図画像、写真アルバムアプリケーションが提供する写真の画像が含まれる。また、このアプリ画像には、電子メールアプリケーションが提供するメール文面の画像や、テキストチャットアプリケーションが提供するチャットの画像など、種々の画像が含まれる。
また、表示部100が表示するメニュー画像のうち、情報共有機能を選択するためのメニュー画像を、特に情報共有メニュー画像という。また、この情報共有メニュー画像を、共有メニューボール画像、又は共有メニューボタン画像ともいう。ここで、メニューには、情報共有メニューの他に、種々のメニューが含まれる。例えば、メニューには、音声認識メニューが含まれる。この音声認識メニューとは、音声認識機能を選択するメニューである。この音声認識機能とは、端末装置10が音声を認識して、この認識した音声に対応するキーワードを抽出する機能である。端末装置10は、抽出されたキーワードを検索エンジン等に出力することによって、キーワードに関連するウェブページを表示する。また、端末装置10は、抽出されたキーワードを検索エンジン等に出力することによって得られた、店舗の情報などの検索結果を表示する。なお、ここに示したメニューは一例であってこれに限られない。メニューによって選択される機能には、音声通話中に利用できる機能であれば、あらゆる機能が含まれる。また、以下の説明において、この共有メニューボール画像を、単に「共有ボール」ともいい、共有メニューボタン画像を、単に「共有ボタン」ともいう。この共有メニューボタンの一例を図2に示す。
図2は、端末装置10の表示部100に表示される共有メニューボタンの一例を示す模式図である。この一例において、共有メニューボタンの画像PMBは、表示部100の任意の位置に、アプリ画像PAPと重ねるようにして表示される。
図1に戻り、操作検出部110は、表示部100を覆う透明なタッチパネルセンサを備えており、ユーザの操作を検出する。ユーザの操作には、様々な種類がある。操作の種類の一例には、タップ操作と、ドラッグ操作と、ピンチ操作とがある。タップ操作とは、ユーザが、タッチパネルのある位置に指を触れた後、すぐに指を離す操作である。ドラッグ操作とは、ユーザが、タッチパネルに触れた指を、タッチパネルに触れた状態のままある方向に移動させる操作である。ピンチ操作とは、ユーザが、タッチパネルに触れた2本の指の間隔を変化させる操作である。また、タップ操作には、1回だけ触れるシングルタップ操作と、シングルタップ操作をすばやく2回繰り返すダブルタップ操作とが含まれる。また、ドラッグ操作には、移動速度がドラッグ操作に比べて速いスワイプ操作と、さらに速いフリック操作とが含まれる。また、ピンチ操作には、タッチパネルに触れた2本の指の間隔を広げるピンチアウト操作と、タッチパネルに触れた2本の指の間隔を狭めるピンチイン操作とが含まれる。
なお、ここでは、ユーザが、指によってタッチパネルセンサに触れることにより操作する場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、ユーザは、指に代えて、操作用の指示棒などを用いて操作してもよい。すなわち、操作検出部110は、指や、指以外の物体(例えば、指示棒)による操作を、ユーザの操作として検出する。
撮像部120は、静止画及び動画を撮像可能なカメラを備えている。このカメラは、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary metal oxide semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子とレンズなどの光学部材とを備えており、端末装置10の周囲の像を撮像する。この撮像部120は、端末装置10の表面側(表示部100の表示面側)にレンズを備えるインカメラ121と、端末装置10の裏面側にレンズを備えるアウトカメラ122とを備えている。インカメラ121は、端末装置10を操作するユーザを撮像する場合に用いられる。アウトカメラ122は、端末装置10の周囲の風景などを撮像する場合に用いられる。
音再生部130は、スピーカを備えており、入力される音情報に基づく音を再生する。この音再生部130は、耳あて通話用スピーカ(第1スピーカ)131と、スピーカモード(拡声通話モード)用スピーカ(第2スピーカ)132とを備えている。耳あて通話用スピーカ131は、端末装置10をユーザの耳に当てて通話する場合に用いられる。スピーカモード用スピーカ132は、端末装置10を耳から話した状態で音を再生する場合に用いられる。端末装置10をユーザの耳に当てて通話する場合を、耳あてモード、又は通常通話モードとも称する。また、端末装置10を耳から話した状態で音を再生する場合を、拡声通話モード、ハンズフリーモード、スピーカフォンモード、又はスピーカモードとも称する。
なお、端末装置10は、耳あてモードと、スピーカモードとを切り替えるための近接センサ133を備えていてもよい。この近接センサ133は、何らかの物体(例えば、ユーザの耳)が端末装置10に近接しているか否かを検出する。この近接センサ133を備える場合において、物体が端末装置10に近接していることを近接センサ133が検出した場合には、端末装置10は、耳あてモードに切換える。また、物体が端末装置10に近接していないことを近接センサ133が検出した場合には、端末装置10は、スピーカモードに切換える。
収音部140は、マイクを備えており、端末装置10の周囲の音を収音して、収音した音を音情報に変換する。この端末装置10の周囲の音には、端末装置10の周囲の雑音、ユーザが通話のために発音している音、及び音再生部130のスピーカが発音している音が含まれる。すなわち、収音部140は、端末装置10の周囲の雑音や、通話中のユーザの声、端末装置10のスピーカが発している音など、種々の音を収音する。
振動部145は、振動用モータと、振動用モータの回転軸に取り付けられた錘とを有する。振動部145は、振動用モータに電圧が印加されることにより回転軸を回転させる。これにより、振動部145は、錘を回転軸の回転によって振動させ、当該振動を自装置の筐体に伝達する。
通信部150は、通信制御用IC(Integrated Circuit)を備え、他の装置との通信を行う。端末装置10は、この通信部150による通信動作によって、他の装置と通信を行う。以下の説明において、通信部150の構成及び動作の説明は省略する。
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)を備え、端末装置10が備える各部を制御する。端末装置10は、この制御部160による各部の制御によって、表示部100への表示、操作検出部110による操作の検出、振動部145の振動、通信部150による他の装置との通信等の動作を行う。以下の説明において、制御部160の構成及び動作の説明は省略する。
[情報共有機能の概要]
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要について図3を参照して説明する。
図3は、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。端末間通信システム1が提供する情報共有機能には、一例として、表示中の画像を共有する機能、手書き画像を共有する機能、位置情報を共有する機能、及び、カメラが撮像した画像を共有する機能がある。
表示中の画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(A)に示す。手書き画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(B)に示す。位置情報を共有する機能による表示画像の一例を、図3(C)に示す。カメラが撮像した画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(D)に示す。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要について図3を参照して説明する。
図3は、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。端末間通信システム1が提供する情報共有機能には、一例として、表示中の画像を共有する機能、手書き画像を共有する機能、位置情報を共有する機能、及び、カメラが撮像した画像を共有する機能がある。
表示中の画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(A)に示す。手書き画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(B)に示す。位置情報を共有する機能による表示画像の一例を、図3(C)に示す。カメラが撮像した画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(D)に示す。
これらの情報共有機能は、端末装置10上で動作する情報共有機能アプリケーションによって提供される。以下の説明において、この情報共有機能アプリケーションを、情報共有アプリケーションAP1とも記載する。情報共有アプリケーションAP1は、端末装置10内の基本ソフトウエア、及び他のアプリケーションと連携して動作することにより、情報共有機能を提供する。
ここで、情報共有アプリケーションAP1が連携する端末装置10内の基本ソフトウエアには、端末装置10が他の装置と通信を行うための通信ソフトウエアが含まれる。また、情報共有アプリケーションAP1が連携する端末装置10内の他のアプリケーションには、基本アドレス帳アプリケーションAP2と、画像共有用アドレス帳アプリケーションAP3とが含まれる。
基本アドレス帳アプリケーションAP2とは、通信相手のサムネイル画像、氏名、電話番号、メールアドレスなどを記憶するアプリケーションである。すなわち、基本アドレス帳アプリケーションAP2は、端末装置10が、情報共有機能に対応しているか否かにかかわらず、端末装置10の基本機能として備えるアプリケーションである。ここで、端末装置10が情報共有機能に対応している場合とは、端末装置10が情報共有機能を提供するアプリケーションをインストールしている場合をいう。また、端末装置10が情報共有機能に対応していない場合とは、端末装置10が情報共有機能を提供するアプリケーションをインストールしていない場合をいう。
また、画像共有用アドレス帳アプリケーションAP3とは、画像共有のために使用される操作ボタンなどを表示するアプリケーションである。この画像共有用アドレス帳アプリケーションAP3は、端末装置10を操作するユーザが情報共有機能を利用しやすくするため、種々の操作画像を表示する。この画像共有用アドレス帳アプリケーションAP3は、情報共有機能を提供するアプリケーションである。
ここで、情報共有機能を説明するにあたり、本実施形態の説明中における端末装置10の表記の方法について説明する。端末装置10の動作状態には、次の2つの区別がある。
第1の区別は、情報共有を要求する側の端末装置10と、情報共有を要求される側の端末装置10との区別である。以下の説明において、複数の端末装置10のうち、情報共有を要求する側の端末装置10を、要求側の端末装置10とも記載し、情報共有を要求される側の端末装置10を、被要求側の端末装置10とも記載する。要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10に対して、情報共有の要求を行う。被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から情報共有の要求があった場合に、その要求を承諾することにより、要求側の端末装置10との情報共有を開始する。なお、以下の説明において、複数の端末装置10のうち、要求側の端末装置10を、端末装置10−1とも記載し、被要求側の端末装置10を、端末装置10−2とも記載する。
第2の区別は、情報共有対象の情報を発信する側の端末装置10と、情報共有対象の情報を受信する側の端末装置10との区別である。以下の説明において、複数の端末装置10のうち、情報共有対象の情報を発信する側の端末装置10を、情報発信側の端末装置10又は端末装置10−Sとも記載する。また、情報共有対象の情報を受信する側の端末装置10を、情報受信側の端末装置10、又は端末装置10−Rとも記載する。
なお、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのうち、いずれが情報共有対象の情報を発信し、いずれがこの情報を受信するのかは、各情報共有機能間の機能の違いや、端末装置10の動作状態などに依存する。すなわち、この端末間通信システム1においては、要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合と、被要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合とがある。
なお、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのうち、いずれが情報共有対象の情報を発信し、いずれがこの情報を受信するのかは、各情報共有機能間の機能の違いや、端末装置10の動作状態などに依存する。すなわち、この端末間通信システム1においては、要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合と、被要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合とがある。
また、以下の説明において、上述した第1の区別及び第2の区別を組み合わせて、端末装置10について説明する場合がある。この場合、要求側かつ情報発信側の端末装置10を、端末装置10−1Sとも記載する。要求側かつ情報受信側の端末装置10を、端末装置10−1Rとも記載する。被要求側かつ情報発信側の端末装置10を、端末装置10−2Sとも記載する。被要求側かつ情報受信側の端末装置10を、端末装置10−2Rとも記載する。
[情報共有機能1:表示中の画像の共有(表示画面共有機能)]
次に、図3を参照して、各情報共有機能の概要について説明する。端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、まず、表示中の画像の共有(表示画面共有機能)について説明する。
次に、図3を参照して、各情報共有機能の概要について説明する。端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、まず、表示中の画像の共有(表示画面共有機能)について説明する。
端末間通信システム1は、表示画面共有機能を提供する。この表示画面共有機能とは、端末装置10の表示部100に表示されている画像P1を、他の端末装置10の表示部100に画像P2として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。この表示画面共有機能により端末装置10に表示される画面の一例を図3(A)に示す。ここでいう表示部100に表示されている画像には、上述した待ち受け画像、アプリ画像、及び、メニュー画像が含まれる。
ある端末装置10−1において、この表示画面共有機能が選択されると、端末間通信システム1は、この端末装置10−1の表示部100に表示されている画像P1を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100に画像P2として表示させる。
この表示画面共有機能の具体例について説明する。例えば、端末装置10−1において、写真アルバムアプリケーションが起動されており、この写真アルバムアプリケーションが写真の画像(図3(A)に示す画像P1)を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10−1の表示部100に表示されている写真の画像P1を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100に画像P2として表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、同一の写真の画像P1が表示されることにより、写真の画像P1が共有される。
次に、表示画面共有機能の他の具体例について説明する。例えば、端末装置10−1において、動画アプリケーションが起動されており、この動画アプリケーションが音声付の動画像を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10−1の表示部100に表示されている動画像を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100に表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、同一の動画像が表示されることにより、動画像が共有される。また、画像の共有と同時に端末間通信システム1は、端末装置10−1の音再生部130から再生されている音を、共有先である他の端末装置10−2の音再生部130から再生させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの音再生部130から、同一の音が再生されることにより、動画像に付されている音声が共有される。このようにして、2台の端末装置10間において、音声付の動画像が共有される。すなわち、端末間通信システム1によれば、画像情報と音情報とのいずれの情報も共有が可能である。
[情報共有機能2:手書き画像の共有(手書き共有機能)]
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、手書き画像の共有(手書き共有機能)について、図3(B)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、手書き図形の画像を共有する手書き共有機能を提供する。ここで、手書き図形の画像とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作することにより、表示部100に表示されたドラッグ操作の軌跡の画像である。すなわち、手書き共有機能とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作して表示部100に表示された手書きの図形の画像P3を、他の端末装置10の表示部100に画像P4として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、手書き画像の共有(手書き共有機能)について、図3(B)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、手書き図形の画像を共有する手書き共有機能を提供する。ここで、手書き図形の画像とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作することにより、表示部100に表示されたドラッグ操作の軌跡の画像である。すなわち、手書き共有機能とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作して表示部100に表示された手書きの図形の画像P3を、他の端末装置10の表示部100に画像P4として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。
この手書き共有機能の具体例について説明する。例えば、端末装置10−1において、手書きツールアプリケーションが起動されており、この手書きツールアプリケーションが手書き図形の画像(図3(B)に示す画像P3)を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10−1の表示部100に表示されている手書き図形の画像P3を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100に画像P4として表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、同一の手書き図形の画像が表示されることにより、手書き図形の画像が共有される。
[画像のレイヤ表示]
なお、端末装置10の表示部100は、写真アルバムアプリケーションが表示する写真(例えば、図3(B)の画像P5)と、手書きツールアプリケーションが表示する手書き図形の画像(例えば、図3(B)の画像P3)とを重ねて表示することができる。すなわち、端末装置10の表示部100は、複数の画像を積層させて表示することができる。この場合、表示部100は、アプリケーションごとに設定されているレイヤによって、画像を表示する。このレイヤとは、積層されて表示される画像の論理的な階層である。
例えば、表示部100は、下位のレイヤである第1のレイヤに画像P5を、第1のレイヤよりも上位のレイヤである第2のレイヤに画像P3を、それぞれ表示する。ここで、上位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、手前側(ユーザに近い側)に画像を表示するレイヤである。また、下位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、奥側(ユーザから遠い側)に画像を表示するレイヤである。これらのレイヤに表示される画像には、不透明度を例えば0%から100%の間で設定することができる。上位のレイヤに表示される画像の不透明度が100%の場合には、上位の画像が不透明になり、下位のレイヤの画像が隠されるため、下位のレイヤの画像は表示されない。また、上位のレイヤに表示される画像の不透明度が0%の場合には、上位の画像が透明になり、下位のレイヤの画像が隠されずに透過して表示される。
なお、あるレイヤ内に複数の領域がある場合には、この不透明度は、これらの領域毎に設定することができる。例えば、手書きツールアプリケーションが画像を表示するレイヤに、手書き図形の画像が表示される領域と、何も表示されない領域とがある場合に、これらの領域の不透明度を、領域毎に設定することができる。
なお、端末装置10の表示部100は、写真アルバムアプリケーションが表示する写真(例えば、図3(B)の画像P5)と、手書きツールアプリケーションが表示する手書き図形の画像(例えば、図3(B)の画像P3)とを重ねて表示することができる。すなわち、端末装置10の表示部100は、複数の画像を積層させて表示することができる。この場合、表示部100は、アプリケーションごとに設定されているレイヤによって、画像を表示する。このレイヤとは、積層されて表示される画像の論理的な階層である。
例えば、表示部100は、下位のレイヤである第1のレイヤに画像P5を、第1のレイヤよりも上位のレイヤである第2のレイヤに画像P3を、それぞれ表示する。ここで、上位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、手前側(ユーザに近い側)に画像を表示するレイヤである。また、下位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、奥側(ユーザから遠い側)に画像を表示するレイヤである。これらのレイヤに表示される画像には、不透明度を例えば0%から100%の間で設定することができる。上位のレイヤに表示される画像の不透明度が100%の場合には、上位の画像が不透明になり、下位のレイヤの画像が隠されるため、下位のレイヤの画像は表示されない。また、上位のレイヤに表示される画像の不透明度が0%の場合には、上位の画像が透明になり、下位のレイヤの画像が隠されずに透過して表示される。
なお、あるレイヤ内に複数の領域がある場合には、この不透明度は、これらの領域毎に設定することができる。例えば、手書きツールアプリケーションが画像を表示するレイヤに、手書き図形の画像が表示される領域と、何も表示されない領域とがある場合に、これらの領域の不透明度を、領域毎に設定することができる。
また、操作検出部110は、最も上位のレイヤに対する操作を検出する。この一例では、手書きツールアプリケーションが、手書き図形の画像P3を、最も上位の第2レイヤに表示している場合について説明する。この場合には、操作検出部110は、タッチパネルによって検出した操作(例えば、ドラッグ操作)を、最も上位のレイヤに画像を表示している手書きツールアプリケーションに出力する。手書きツールアプリケーションは、操作検出部110が出力したドラッグ操作に基づいて、このドラッグ操作の軌跡を示す画像を、手書き図形の画像として、表示部100に表示する。
ここで、別の一例として、第2レイヤよりも上位の第3レイヤに、メニュー制御ソフトウエアが共有メニューボタン画像を表示している場合について説明する。この場合、操作検出部110は、最も上位のレイヤ、すなわち第3レイヤに対する操作を検出する。操作検出部110は、共有メニューボタン画像が表示されている位置に対する操作(例えば、タップ操作)を、タッチパネルによって検出する。操作検出部110は、検出した操作(例えば、タップ操作)を、最も上位のレイヤに画像を表示しているメニュー制御ソフトウエアに出力する。メニュー制御ソフトウエアは、操作検出部110が出力した操作に基づいて、このタップ操作の位置に対応する機能を選択して、選択した機能を提供する。
つまり、操作検出部110は、表示部100に表示される画像の複数のレイヤのうち、最上位のレイヤに対する操作を検出する。したがって、図3(B)に示す例において、手書き図形の画像P3が、写真の画像P5よりも下位側のレイヤに表示される場合には、ユーザが表示部100のタッチパネルを操作しても、この操作に応じた手書き図形の画像は描画されない。
ここで、別の一例として、第2レイヤよりも上位の第3レイヤに、メニュー制御ソフトウエアが共有メニューボタン画像を表示している場合について説明する。この場合、操作検出部110は、最も上位のレイヤ、すなわち第3レイヤに対する操作を検出する。操作検出部110は、共有メニューボタン画像が表示されている位置に対する操作(例えば、タップ操作)を、タッチパネルによって検出する。操作検出部110は、検出した操作(例えば、タップ操作)を、最も上位のレイヤに画像を表示しているメニュー制御ソフトウエアに出力する。メニュー制御ソフトウエアは、操作検出部110が出力した操作に基づいて、このタップ操作の位置に対応する機能を選択して、選択した機能を提供する。
つまり、操作検出部110は、表示部100に表示される画像の複数のレイヤのうち、最上位のレイヤに対する操作を検出する。したがって、図3(B)に示す例において、手書き図形の画像P3が、写真の画像P5よりも下位側のレイヤに表示される場合には、ユーザが表示部100のタッチパネルを操作しても、この操作に応じた手書き図形の画像は描画されない。
なお、手書き共有機能において、端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間で手書き図形の画像を双方向に共有することも可能である。具体的には、端末間通信システム1は、端末装置10−1の表示部100に表示されている手書き図形の画像P3を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100に画像P4として表示させる。この場合において、端末間通信システム1は、端末装置10−2の表示部100に表示されている手書き図形の画像P6を、共有先である他の端末装置10−1の表示部100に画像P7表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、手書き図形の画像が表示されることにより、手書き図形の画像が双方向に共有される。
なお、手書き共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みと、上述した表示画像共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みとは、次の点で相違する。すなわち、表示画像共有機能においては、端末間通信システム1は、表示部100に表示されている画像をキャプチャしたデータを、端末装置10間において共有することにより、画像を共有する。一方、手書き共有機能においては、端末間通信システム1は、画像をキャプチャしたデータではなく、画像を描画するためのデータを共有することにより、画像を共有する。具体的には、手書き共有機能においては、情報発信側の端末装置10−Sは、端末装置10−Sの操作検出部110が検出した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータ(すなわち、画像を描画するためのデータ)を、情報受信側の端末装置10−Rに対して送信する。情報受信側の端末装置10−Rは、受信した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータに基づいて、端末装置10−Rの表示部100に画像を表示する。
なお、手書き共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みと、上述した表示画像共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みとは、次の点で相違する。すなわち、表示画像共有機能においては、端末間通信システム1は、表示部100に表示されている画像をキャプチャしたデータを、端末装置10間において共有することにより、画像を共有する。一方、手書き共有機能においては、端末間通信システム1は、画像をキャプチャしたデータではなく、画像を描画するためのデータを共有することにより、画像を共有する。具体的には、手書き共有機能においては、情報発信側の端末装置10−Sは、端末装置10−Sの操作検出部110が検出した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータ(すなわち、画像を描画するためのデータ)を、情報受信側の端末装置10−Rに対して送信する。情報受信側の端末装置10−Rは、受信した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータに基づいて、端末装置10−Rの表示部100に画像を表示する。
[情報共有機能3:位置情報の共有(位置情報共有機能)]
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、位置情報の共有(位置情報共有機能)について、図3(C)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間において、位置情報を共有する位置情報共有機能を提供する。ここで、位置情報とは、端末装置10の現在位置や、ユーザが指定した位置などの、ある位置を示す情報である。以下においては、一例として、この位置情報が端末装置10の現在位置を示す情報である場合について説明する。
位置情報には、端末装置10の現在位置を示す情報が含まれている。この現在位置を示す情報には、例えば、経度、緯度、標高、端末装置10の方向・方角が含まれる。なお、端末装置10の現在位置が、例えば、建物の中である場合には、この位置情報には、建物の名称、現在位置の階数(フロア名)、建物内の部屋の名称などが含まれていてもよい。また、端末装置10の現在位置が、例えば、劇場や映画館、スポーツの試合会場の中である場合には、この位置情報には、座席の位置、座席の記号番号、座席の種類(例えば、指定席や自由席)などが含まれていてもよい。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、位置情報の共有(位置情報共有機能)について、図3(C)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間において、位置情報を共有する位置情報共有機能を提供する。ここで、位置情報とは、端末装置10の現在位置や、ユーザが指定した位置などの、ある位置を示す情報である。以下においては、一例として、この位置情報が端末装置10の現在位置を示す情報である場合について説明する。
位置情報には、端末装置10の現在位置を示す情報が含まれている。この現在位置を示す情報には、例えば、経度、緯度、標高、端末装置10の方向・方角が含まれる。なお、端末装置10の現在位置が、例えば、建物の中である場合には、この位置情報には、建物の名称、現在位置の階数(フロア名)、建物内の部屋の名称などが含まれていてもよい。また、端末装置10の現在位置が、例えば、劇場や映画館、スポーツの試合会場の中である場合には、この位置情報には、座席の位置、座席の記号番号、座席の種類(例えば、指定席や自由席)などが含まれていてもよい。
この位置情報共有機能の具体例について説明する。例えば、端末装置10−1において、地図アプリケーションが起動されており、この地図アプリケーションが端末装置10−1の現在位置の周囲の地図画像(図3(C)に示す地図画像P9)を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10−1の表示部100に表示されている地図画像P9を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100に地図画像P10として表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、同一の地図画像が表示されることにより、地図画像が共有される。
ここで、端末装置10−1は、地図画像P9とともに端末装置10−1の現在位置を示す位置情報を、端末装置10−2に表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、地図画像とともに端末装置10−1の現在位置を示す位置情報が表示されることにより、地図画像と、端末装置10−1の現在位置とが共有される。
なお、位置情報共有機能において、端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間で位置情報を双方向に共有することも可能である。具体的には、端末間通信システム1は、端末装置10−2の表示部100に、地図画像P9とともに端末装置10−1の現在位置を示す位置情報が表示されている場合に、端末装置10−2の現在位置を示す位置情報を端末装置10−1の表示部100に地図画像P10とともに表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、地図画像とともに端末装置10−1の現在位置を示す位置情報と、端末装置10−2の現在位置を示す位置情報とが表示される。これにより、複数の端末装置10の現在位置が双方向に共有される。
[情報共有機能4:カメラ画像の共有(カメラ画像共有機能)]
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、カメラ画像の共有(カメラ画像共有機能)について図3(D)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間において、カメラ画像を共有するカメラ画像共有機能を提供する。ここで、カメラ画像とは、端末装置10の撮像部120が撮像する画像である。このカメラ画像には、端末装置10の周囲の風景の画像や、端末装置10を操作するユーザの画像が含まれる。また、カメラ画像には、端末装置10の撮像部120が、現在撮像しているリアルタイム画像が含まれる。すなわち、カメラ画像には、端末装置10の周囲の現在の風景を示すリアルタイム画像や、端末装置10を操作するユーザの現在の様子を示すリアルタイム画像が含まれる。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、カメラ画像の共有(カメラ画像共有機能)について図3(D)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間において、カメラ画像を共有するカメラ画像共有機能を提供する。ここで、カメラ画像とは、端末装置10の撮像部120が撮像する画像である。このカメラ画像には、端末装置10の周囲の風景の画像や、端末装置10を操作するユーザの画像が含まれる。また、カメラ画像には、端末装置10の撮像部120が、現在撮像しているリアルタイム画像が含まれる。すなわち、カメラ画像には、端末装置10の周囲の現在の風景を示すリアルタイム画像や、端末装置10を操作するユーザの現在の様子を示すリアルタイム画像が含まれる。
このカメラ画像共有機能の具体例について説明する。例えば、端末装置10−1において、カメラアプリケーションが起動されており、このカメラアプリケーションが端末装置10−1の周囲の現在の風景を示すリアルタイム画像(図3(D)に示すリアルタイム画像P11)を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10−1の表示部100に表示されているリアルタイム画像P11を、共有先である他の端末装置10−2の表示部100にリアルタイム画像P12として表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、同一のリアルタイム画像が表示されることにより、リアルタイム画像が共有される。
[情報共有機能の選択操作の概要]
次に、ユーザが情報共有機能を起動する操作の概要について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態の端末間通信システム1が提供する情報共有機能の選択操作の一例を示す模式図である。
ここでは、ユーザA(Aさん)と、ユーザB(Bさん)とが、それぞれ端末装置10を使用して表示画面共有を利用する場合を一例にして説明する。また、この一例の説明において、ユーザAが利用する端末装置10が、要求側かつ情報発信側の端末装置10、すなわち端末装置10−1Sである。また、この一例の説明において、端末装置10−2が、被要求側かつ情報受信側の端末装置10、すなわち端末装置10−2Rである。また、端末装置10によっては表示画面共有機能に対応していない端末装置10もあり得る。この一例の説明においては、各端末装置10が、表示画面共有機能に対応している場合について説明する。
次に、ユーザが情報共有機能を起動する操作の概要について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態の端末間通信システム1が提供する情報共有機能の選択操作の一例を示す模式図である。
ここでは、ユーザA(Aさん)と、ユーザB(Bさん)とが、それぞれ端末装置10を使用して表示画面共有を利用する場合を一例にして説明する。また、この一例の説明において、ユーザAが利用する端末装置10が、要求側かつ情報発信側の端末装置10、すなわち端末装置10−1Sである。また、この一例の説明において、端末装置10−2が、被要求側かつ情報受信側の端末装置10、すなわち端末装置10−2Rである。また、端末装置10によっては表示画面共有機能に対応していない端末装置10もあり得る。この一例の説明においては、各端末装置10が、表示画面共有機能に対応している場合について説明する。
ユーザAと、ユーザBとは、図4(A)から図4(E)に示す操作を順に行うことにより、表示画面共有機能を利用する。このユーザAと、ユーザBとは、LTE通信網を経由した音声通話セションを利用して音声通話を行っている。このユーザAと、ユーザBとが、LTE通信網を経由した音声通話を行っている場合の、各端末装置10に表示される画像の一例を、図4(A)に示す。
このとき、ユーザAの端末装置10−1Sの表示部100、及びユーザBの表示部100には、いずれも共有メニューボタンの画像PMBが表示されている。この共有メニューボタンの画像PMBの表示は、通信の相手側の端末装置10が、上述した情報共有機能のうち、いずれかの情報共有機能に対応していることを示す。この一例では、共有メニューボタンの画像PMBの表示は、端末装置10−1Sと、端末装置10−2Rとが、いずれも表示画面共有機能に対応していることを示す。
ユーザAは、端末装置10−1Sの表示部100に表示されている共有メニューボタンの画像PMBをタップ操作する。このタップ操作を端末装置10−1Sの操作検出部110が検出すると、ランチャー画像P20が表示される(図4(B)を参照)。このランチャー画像P20とは、上述したメニュー画像の一例である。この一例においては、ランチャー画像P20は、表示画面共有機能、手書き共有機能、位置情報共有機能、及びカメラ共有機能のアイコン画像を示す。このアイコン画像が表示されている表示部100上の位置を、ユーザがタップ操作することにより、アイコン画像に対応づけられた機能が起動する。ここでは、ユーザAが、ランチャー画像P20に表示される各情報共有機能のうち、表示画面共有機能のアイコン画像P21をタップ操作する場合について説明する。
このタップ操作を端末装置10−1Sの操作検出部110が検出すると、表示画面共有機能の機能説明画像P22が表示される(図4(C)を参照)。また、このタップ操作を端末装置10−1Sの操作検出部110が検出すると、共有先の端末装置10−2Rの表示部100に画面共有開始の承諾画像P23が表示される。この承諾画像P23とは、情報共有の被要求側の端末装置10に表示される画像であり、要求側の端末装置10による情報共有の要求を承諾するか否かを示す操作を、ユーザに促す画像である。この一例においては、承諾画像P23とは、ユーザAからの画面共有の要求を承諾するか否かを示すタップ操作をユーザBに対して促す画像である。
次に、ユーザBは、承諾画像P23の承諾ボタンの画像P24をタップ操作する。このタップ操作を端末装置10−2Rの操作検出部110が検出すると、端末装置10−2R及び端末装置10−1Sの各表示部100に、接続中を示す画像P25が表示される(図4(D)を参照)。このとき、端末装置10−1Sと端末装置10−2Rとの間において、表示画面共有のための端末間通信のセションが構築される。
次に、端末装置10−1Sと端末装置10−2Rとの間において、表示画面共有のための端末間通信のセションが確立すると、端末装置10−1Sの表示部100に表示されている画像P26が、端末装置10−2Rの表示部100に画像P27として表示される(図4(E)を参照)。すなわち、端末装置10−1Sと端末装置10−2Rとの間において、表示画面共有が開始される。
なお、端末装置10−1Sまたは端末装置10−2Rの何れか一方により通話終了の操作が受け付けられた場合、通話終了の操作を受け付けた端末装置10は、音声通話セションを終了させると共に、表示画面共有のための端末間通信のセションも終了させる。このとき、端末装置10は、音声通話セションを構築したLTE通信網におけるサーバ装置にセションの終了要求を送信すると共に、シグナリングサーバ20にセションの終了要求を送信する。
なお、端末装置10−1Sまたは端末装置10−2Rの何れか一方により通話終了の操作が受け付けられた場合、通話終了の操作を受け付けた端末装置10は、音声通話セションを終了させると共に、表示画面共有のための端末間通信のセションも終了させる。このとき、端末装置10は、音声通話セションを構築したLTE通信網におけるサーバ装置にセションの終了要求を送信すると共に、シグナリングサーバ20にセションの終了要求を送信する。
[端末間通信システムの構成]
次に、上述した情報共有機能を提供する端末間通信システム1の構成について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態の端末間通信システム1の構成の一例を示す概要図である。端末間通信システム1は、複数の端末装置10(この一例では、端末装置10−1S及び端末装置10−2R)の他に、次の装置を備える。すなわち、端末間通信システム1は、RMS(Rights Management Server)サーバ20と、IPDB(Internet Protocol Database)サーバ30と、プッシュサーバ40と、中継サーバ50とを備えている。
次に、上述した情報共有機能を提供する端末間通信システム1の構成について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態の端末間通信システム1の構成の一例を示す概要図である。端末間通信システム1は、複数の端末装置10(この一例では、端末装置10−1S及び端末装置10−2R)の他に、次の装置を備える。すなわち、端末間通信システム1は、RMS(Rights Management Server)サーバ20と、IPDB(Internet Protocol Database)サーバ30と、プッシュサーバ40と、中継サーバ50とを備えている。
シグナリングサーバ20は、端末装置10の間において行われる情報共有通信のセションを管理する。具体的には、シグナリングサーバ20は、複数の端末装置10、認証サーバ30、及びプッシュサーバ40との間において通信が可能である。シグナリングサーバ20は、端末装置10が情報共有機能に対応している場合、その端末装置10の情報のレジストレーション(初期登録)を行う。また、シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求があった場合に、共有先の端末装置10との間の通信のセションを構築するためのシグナリング処理を行う。また、シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求があった場合に、共有の要求先の端末装置10が情報共有機能に対応しているか否かの返答を、要求側の端末装置10に対して行う。
また、シグナリングサーバ20は、セションの構築開始時に端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。端末装置10が正規の装置であるか否かは、様々な手段によって判定することができる。この一例においては、シグナリングサーバ20は、端末装置10から送信される電話番号及びIPアドレスに基づいて、端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。より具体的には、シグナリングサーバ20は、端末装置10から送信される電話番号及びIPアドレスと、この端末装置10に予め割り当てられている電話番号及びIPアドレスとが一致するか否かに基づいて、端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。以下の説明において、シグナリングサーバ20が行う、端末装置10が正規の装置であるか否かの判定を、セキュア判定とも記載する。
また、シグナリングサーバ20は、レジストレーション情報を記憶する。シグナリングサーバ20は、このレジストレーション情報を利用して、セションの構築、及びセキュア判定を行う。このシグナリングサーバ20が記憶するレジストレーション情報について、図6を参照して説明する。
図6は、本実施形態のシグナリングサーバ20が記憶するレジストレーション情報の一例を示す表である。シグナリングサーバ20は、レジストレーション情報として、端末装置10の電話番号と、端末モデル名と、プッシュIDと、アプリケーションバージョンとを記憶する。ここで、プッシュIDとは、端末装置10上で動作する情報共有機能対応のアプリケーションについて、このアプリケーションを識別する識別情報である。
図5に戻り、シグナリングサーバ20は、セションが確立された後には、所定の頻度で端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。シグナリングサーバ20は、端末装置10が正規の装置であると判定した場合に限り、セションを構築し、又は確立されたセションを維持する。具体的には、シグナリングサーバ20は、端末装置10が正規の装置であると判定した場合には、端末装置10に対してトークンを発行する。このトークンとは、高速通信回線を経由して端末装置10どうしが通信を行うための許可情報である。このトークンには、発行の時点からの有効期限が設定されている。端末装置10は、この有効なトークンが発行されている場合に、他の端末装置10との画面情報共有を行うことができる。また、端末装置1は、トークンが発行されていない場合、及び発行されているトークンの有効期限が途過している場合には、他の端末装置10との画面情報共有を行うことができない。このようにして、シグナリングサーバ20は、端末装置10の間のセションを管理する。
認証サーバ30は、端末装置10の電話番号と、インターネットプロトコルアドレス(IPアドレス)とを関連付けて記憶している。認証サーバ30は、シグナリングサーバ20から、電話番号に対応するIPアドレスの要求があった場合に、端末装置10の電話番号に対応するIPアドレスを、シグナリングサーバ20に返答する。
なお、ある端末装置10についての電話番号とIPアドレスとの組み合わせが、認証サーバ30に記憶されている電話番号とIPアドレスとの組み合わせと一致しない場合には、この端末装置10が正規の装置でない可能性がある。シグナリングサーバ20は、ある端末装置10から電話番号及びIPアドレスを取得し、認証サーバに記憶されている電話番号及びIPアドレスと比較して、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが一致するか否かを判定する。この比較の結果、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが一致すると判定した場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10に対してトークンを発行する。また、この比較の結果、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが一致しないと判定した場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10に対してトークンを発行しない。
プッシュサーバ40は、複数のプッシュIDを記憶する。このプッシュサーバ40に記憶されるプッシュIDと、端末装置10上で動作するアプリケーションとは、シグナリングサーバ20によって対応付けられている。具体的には、端末装置10において、ダウンロードされた新たなアプリケーションが初めて起動されると、この端末装置10は、プッシュサーバ40に対してプッシュIDの発行を要求する。プッシュサーバ40は、この要求に基づいて端末装置10の新たなアプリケーションに対するプッシュIDを発行して、発行したプッシュIDを端末装置10に送信する。端末装置10は、この新たなアプリケーションと、発行されたプッシュIDとを関連付けた情報を、シグナリングサーバ20に対してレジストレーション情報として送信する。シグナリングサーバ20は、端末装置10から送信されたレジストレーション情報を記憶する。これにより、プッシュサーバ40に記憶されるプッシュIDと、端末装置10上で動作するアプリケーションとが、シグナリングサーバ20によって対応付けられる。
また、プッシュサーバ40は、端末装置10においてアプリケーションがバージョンアップされると、このバージョンアップに伴って新たなプッシュIDを発行する。つまり、プッシュサーバ40は、端末装置10において動作するアプリケーションの、アプリケーションバージョンの更新に伴い、更新される。
また、プッシュサーバ40は、被要求側の端末装置10に対してシグナリングサーバ20がセション構築開始の要求を行う際に、要求側の端末装置10の電話番号をプッシュ技術により被要求側の端末装置10に対して送信する。このプッシュ技術とは、端末装置10に対する通信リクエストを、サーバ装置側(この例の場合には、シグナリングサーバ20、及びプッシュサーバ40側)からIPアドレスを用いてプッシュ配信する技術である。なお、以下の説明において、プッシュ技術によって情報を送信することを、単に、情報をプッシュするとも記載する。
中継サーバ50は、複数の端末装置10の間の情報共有通信においてピア・トゥー・ピア接続ができない場合に、複数の端末装置10の間の情報共有通信を行う中継サーバである。ピア・トゥー・ピア接続は、P2P接続とも称する。複数の端末装置10の間の情報共有通信のP2Pセションが、所定の時間を超えても確立できない場合に、中継サーバ50を介したセションが構築される。
[端末間通信システムの動作手順]
次に、図7、図8および図9を参照して、端末間通信システム1の動作手順について説明する。初めに、図7を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。次に、図8および図9を参照して、端末間通信システム1によるセション構築の動作手順について説明する。なお、図5に示すステップSの番号は、図7、図8および図9のステップSの番号に対応する。
次に、図7、図8および図9を参照して、端末間通信システム1の動作手順について説明する。初めに、図7を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。次に、図8および図9を参照して、端末間通信システム1によるセション構築の動作手順について説明する。なお、図5に示すステップSの番号は、図7、図8および図9のステップSの番号に対応する。
[端末間通信システムの動作手順1:初期設定]
図7を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。ここでは、端末装置10−1、及び端末装置10−2が順にレジストレーションを行う場合について説明する。
図7を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。ここでは、端末装置10−1、及び端末装置10−2が順にレジストレーションを行う場合について説明する。
図7は、本実施形態のレジストレーションの動作手順の一例を示す流れ図である。
端末装置10−1は、情報共有機能対応のアプリケーションが端末装置10−1において起動された場合に、プッシュサーバ40に対して、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDの発行の要求を送信する(ステップS10)。
プッシュサーバ40は、プッシュIDの発行の要求を受信すると、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDを、端末装置10−1に送信する(ステップS20)。端末装置10−1は、プッシュサーバ40からプッシュIDを取得する(ステップS30)。
端末装置10−1は、情報共有機能対応のアプリケーションが端末装置10−1において起動された場合に、プッシュサーバ40に対して、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDの発行の要求を送信する(ステップS10)。
プッシュサーバ40は、プッシュIDの発行の要求を受信すると、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDを、端末装置10−1に送信する(ステップS20)。端末装置10−1は、プッシュサーバ40からプッシュIDを取得する(ステップS30)。
次に、端末装置10は、レジストレーション情報を、シグナリングサーバ20に対して送信する(ステップS40)。ここで、レジストレーション情報には、ステップS10において取得したプッシュIDと、このプッシュIDに対応するアプリケーションのアプリケーションバージョン情報と、自装置の電話番号と、自装置の端末モデル名称とが含まれる。
シグナリングサーバ20は、ステップS20において送信されたレジストレーション情報を記憶して(ステップS50)、端末装置10−1についての、レジストレーションの処理を終了する。
次に、シグナリングサーバ20は、認証サーバ30に対して、電話番号を送信する(ステップS60)。この電話番号とは、ステップS20において送信されたレジストレーション情報に含まれる電話番号である。
認証サーバ30は、ステップS60において送信された電話番号を受信し、この電話番号が予め登録されている電話番号であるか否かを判定して、この判定結果をシグナリングサーバ20に送信する(ステップS70)。ここで、認証サーバ30に予め登録されている電話番号とは、端末装置10が正規の端末装置10であることを示す情報である。すなわち、認証サーバ30は、端末装置10から送信されたレジストレーション情報に含まれる電話番号が、正規の端末装置10の電話番号であるか否かを判定する。また、ここでいう正規の端末装置10とは、予め登録された正規の利用者に利用されている端末装置10である。すなわち、シグナリングサーバ20は、レジストレーション情報を送信した端末装置10が、予め登録された正規の利用者本人が利用する端末装置10であるか否かを判定する。つまり、シグナリングサーバ20は、ステップS60及びステップS70において、端末装置10の利用者の本人認証を行う。
また、端末装置10−2は、図7に示すステップS10−2からステップS50−2によって、レジストレーションを行う。ここで、ステップS10−2からステップS50−2は、上述したステップS10からステップS50に対応する。このステップS10−2からステップS50−2についての説明は省略する。
[端末間通信システムの動作2:セション構築]
次に、図8および図9を参照して、端末装置10のセション構築の動作手順について説明する。
図8は、本実施形態のセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、端末装置10−1と端末装置10−2との間にセションを構築する場合について説明する。図9は、本実施形態のセション構築の動作手順における共有承諾処理を示す流れ図である。ここでは、端末装置10−1が情報共有の要求側であり、端末装置10−2が情報共有の被要求側である場合について説明する。
次に、図8および図9を参照して、端末装置10のセション構築の動作手順について説明する。
図8は、本実施形態のセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、端末装置10−1と端末装置10−2との間にセションを構築する場合について説明する。図9は、本実施形態のセション構築の動作手順における共有承諾処理を示す流れ図である。ここでは、端末装置10−1が情報共有の要求側であり、端末装置10−2が情報共有の被要求側である場合について説明する。
要求側の端末装置10−1は、情報共有の要求をシグナリングサーバ20に対して送信する(ステップS100)。
シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求を受け付ける(ステップS110)。この情報共有の要求には、被要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求を受け付ける(ステップS110)。この情報共有の要求には、被要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号と、予め記憶しているレジストレーション情報とを比較して、受信した電話番号が利用可能であるか否かを判定する(ステップS120)。
なお、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、プッシュIDの判定を行うこともできる。具体的には、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号に対応するレジストレーション情報に、プッシュIDが登録されているか否かを判定する。
なお、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、プッシュIDの判定を行うこともできる。具体的には、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号に対応するレジストレーション情報に、プッシュIDが登録されているか否かを判定する。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受信した電話番号が利用可能であると判定した場合(ステップS120;YES)には、要求側の端末装置10に対して、情報共有機能が利用可能である旨を通知する(ステップS130)。一方、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受信した電話番号が利用可能でないと判定した場合(ステップS120;NO)には、要求側の端末装置10に対して、情報共有機能が利用不可能である旨を通知して、処理を終了する。
なお、上述において、シグナリングサーバ20は、シグナリングサーバ20に対して情報共有の要求があった後にセションを構築する過程において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知するとして説明したが、これに限られない。一例として、シグナリングサーバ20は、情報共有の要求がなされる前において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知してもよい。この場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10間の音声通話開始時、又は音声通話中に、音声通話のバックグラウンド処理によって、情報共有の要求がなされる前において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
なお、上述において、シグナリングサーバ20は、シグナリングサーバ20に対して情報共有の要求があった後にセションを構築する過程において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知するとして説明したが、これに限られない。一例として、シグナリングサーバ20は、情報共有の要求がなされる前において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知してもよい。この場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10間の音声通話開始時、又は音声通話中に、音声通話のバックグラウンド処理によって、情報共有の要求がなされる前において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
また、他の変形例として、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、次に例示する条件によって情報共有機能が利用可能である旨を通知してもよい。一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのいずれもに、情報共有アプリケーションがインストールされている場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。また、一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションのアプリケーションバージョンと、被要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションのアプリケーションバージョンとが同一である場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。また、一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションと、被要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションとが互換性を有する場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
また、他の一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とが、いずれも高速データ通信回線(例えば、VoLTE)による通信に対応する端末装置である場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
次に、要求側の端末装置10は、情報共有機能が利用可能である旨の通知を受信すると、シグナリングサーバ20にセション構築の要求を送信する(ステップS140)。このセション構築の要求には、送信要求側の端末装置10の電話番号及びIPアドレスと、被要求側の端末装置10の電話番号とが含まれる。
なお、上述したステップS100と、ステップS140との処理タイミングの前後関係は問わない。例えば、ステップS100が先で、ステップS140が後でもよく、これらステップS100と、ステップS140とが同時に行われてもよい。
なお、上述したステップS100と、ステップS140との処理タイミングの前後関係は問わない。例えば、ステップS100が先で、ステップS140が後でもよく、これらステップS100と、ステップS140とが同時に行われてもよい。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS130において送信されたセション構築の要求を受信すると、プッシュサーバ40に対して、セション構築情報を送信する(ステップS150)。このセション構築情報には、要求側の端末装置10の電話番号と、プッシュIDとが含まれている。このとき、シグナリングサーバ20は、被要求側の端末装置10の電話番号を検索キーにしてレジストレーション情報を検索することにより、プッシュIDを取得する。このプッシュIDは、被要求側の端末装置10において動作する情報共有アプリケーションに対応している。
プッシュサーバ40は、ステップS150において送信されたセション構築情報を受信すると、このセション構築情報に含まれるプッシュIDに基づいて、被要求側の端末装置10に対して、情報共有アプリケーションの起動要求をプッシュする(ステップS160)。このときプッシュサーバ40がプッシュする情報には、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。プッシュサーバ40がプッシュする情報は、要求側の端末装置10が情報共有の要求を送信(ステップS100)したことに起因する情報であり、要求側の端末装置10から送信された情報共有の要求に相当する。
被要求側の端末装置10は、ステップS160のプッシュが行われると、共有承諾処理(ステップS300)に移行する。この共有承諾処理において、被要求側の端末装置10は、図9に示すように、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致するか否かを判定する(ステップS170)。被要求側の端末装置10は、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致すると判定した場合(ステップS170;YES)には、処理をステップS180に進める。一方、被要求側の端末装置10は、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致しないと判定した場合(ステップS170;NO)には、情報共有の承諾をしない旨を、シグナリングサーバ20を介して要求側の端末装置10に送信して、処理を終了する。
次に、被要求側の端末装置10は、情報共有の承認画像P23を表示し、ユーザの承諾操作を待つ(ステップS180)。被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾する操作を行った場合(ステップS180;YES)には、シグナリングサーバ20に対してセション構築承諾情報を送信する(ステップS190)。このセション構築承諾情報には、被要求側の端末装置10の電話番号、IPアドレス及びポート番号が含まれている。
被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾する操作を行った場合(ステップS180;YES)には、耳あてモードからスピーカモード(拡声通話モード)に切り替える。すなわち、被要求側の端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を停止させ、スピーカモード用スピーカ132を起動させる。このとき、被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から送信された音声データの出力先を耳あて通話用スピーカ131からスピーカモード用スピーカ132に切り替える。これにより、被要求側の端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131に代えてスピーカモード用スピーカ132ら音声を出力させる。また、被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾する操作を行った場合(ステップS180;YES)に、情報共有セションが終了されるまで近接センサ133による物体の検出を停止させてもよい。これにより、被要求側の端末装置10は、情報共有セションが構築されている期間における近接センサ133の誤検出を回避でき、スピーカモードから耳あてモードに切り換えられることを回避できる。
なお、被要求側の端末装置10は、承認画像P23を表示させた後、操作検出部110により操作を受け付けない時間が所定期間を超えると、自動的に耳あてモードからスピーカモードに切り換えて、スピーカモード用スピーカ132から音声を出力させてもよい。これにより、例えば、ユーザが耳あて通話用スピーカ131から耳を離して承諾画像を目視させている期間において耳あてモードが継続され、耳あてモードにおける会話が途切れることを抑制できる。また、ステップS172にて情報共有を通知してもユーザが気づかない場合であっても、スピーカモードに切り換えられたことによって表示部100における承認画像P23を見ることを促すことができる。
また、自動的に耳あてモードからスピーカモードに切り換える動作は、情報共有アプリケーションにおける設定変更処理により変更可能とすることが望ましい。自動的に耳あてモードからスピーカモードへの切り換え動作を禁止する設定がされた情報共有アプリケーションは、要求側の端末装置10から送信された情報共有要求を受信した場合、当該要求側の端末装置10に情報共有ができない設定情報を送信する。要求側の端末装置10は、情報共有ができない設定情報を受信すると、表示部100に「スピーカモードへの切り換え動作が禁止されているため情報共有ができません」というメッセージを表示させる。これにより、被要求側の端末装置10は、情報共有要求を受信したことに応じて自動的に耳あてモードからスピーカモードに切り換えられることを回避できる。一方、要求側の端末装置10は、情報共有要求を送信したにもかかわらず情報共有要求が承諾されない原因をユーザに通知し、会話により情報共有を開始させることを促すことができる。
また、自動的に耳あてモードからスピーカモードに切り換える動作は、情報共有アプリケーションにおける設定変更処理により変更可能とすることが望ましい。自動的に耳あてモードからスピーカモードへの切り換え動作を禁止する設定がされた情報共有アプリケーションは、要求側の端末装置10から送信された情報共有要求を受信した場合、当該要求側の端末装置10に情報共有ができない設定情報を送信する。要求側の端末装置10は、情報共有ができない設定情報を受信すると、表示部100に「スピーカモードへの切り換え動作が禁止されているため情報共有ができません」というメッセージを表示させる。これにより、被要求側の端末装置10は、情報共有要求を受信したことに応じて自動的に耳あてモードからスピーカモードに切り換えられることを回避できる。一方、要求側の端末装置10は、情報共有要求を送信したにもかかわらず情報共有要求が承諾されない原因をユーザに通知し、会話により情報共有を開始させることを促すことができる。
以上説明した被要求側の端末装置10は、情報共有の承認画像P23を表示し、ユーザが承諾する操作を行うだけで要求側の端末装置10との間で情報共有を行うと共にスピーカモードに切り替えることができ、要求側の端末装置10との間で情報を共有する際の操作性を高めることができる。すなわち、耳あてモードで通話している最中に、情報共有の要求を承諾した操作は、ユーザが耳あて通話用スピーカ131から耳を離して表示部100に共有される情報を表示するトリガになる。したがって、被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾する操作を行うことに応じて、自動的にスピーカモード用スピーカ132から音声を拡声させることができる。この結果、被要求側の端末装置10は、ユーザが音声を出力するスピーカを、耳あて通話用スピーカ131からスピーカモード用スピーカ132に切り替える操作をさせる必要が無く、操作性を向上させることができる。
一方、被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾しない操作を行った場合(ステップS180;NO)には、情報共有の承諾をしない旨を、シグナリングサーバ20を介して要求側の端末装置10に送信して、処理を終了する。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS190において送信されたセション構築承諾情報を受信すると、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10との間においてセションを構築して(図8、ステップS200)、セション構築の処理を終了する。具体的には、ステップS200において、シグナリングサーバ20は、ステップS190において送信された被要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を、要求側の端末装置10に送信する。次に、要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を、シグナリングサーバ20に送信する。シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を受信すると、受信したIPアドレス及びポート番号を被要求側の端末装置10に送信する。これにより、要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を取得する。また、被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を取得する。すなわち、複数の端末装置10は、互いに、情報共有相手の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を取得する。
セション構築の処理が終了すると、端末装置10−1及び端末装置10−2は、相互に情報共有を行う(ステップS210)。
なお、要求側の端末装置10および被要求側の端末装置10−2は、近接センサ133による物体の検出結果に基づいてスピーカモードから耳あてモードに切り換えた場合、情報共有セションを終了させると共に、情報共有の終了させることを通知する情報を相手の端末装置10に送信してもよい。このとき、端末装置10は、シグナリングサーバ20に情報共有セションの終了要求を送信させる。また、情報共有の終了させることを通知する情報を受信した端末装置10は、情報共有が終了されたことを表示部100に表示させて、ユーザに通知させる。
また、被要求側の端末装置10は、承諾画像P23を表示させると共に、承諾の操作を受け付ける前に承諾情報をシグナリングサーバ20に送信させてもよい。これにより、端末装置10は、シグナリングサーバ20により情報共有セションを構築させる。その後、被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から送信された情報を受信する。このように、端末間通信システム1は、被要求側の端末装置10に承諾画像P23を表示させた後に、バックグラウンドで情報共有を開始でき、承諾する操作を受け付けた後の短期間で共有された情報を表示させることができる。なお、被要求側の端末装置10は、承諾画像P23に対して情報共有要求を拒否する操作を受け付けた場合には、情報共有セションを終了する要求をシグナリングサーバ20に送信して、シグナリングサーバ20に情報共有セションを切断させる。
また、被要求側の端末装置10は、承諾画像P23を表示させると共に、承諾の操作を受け付ける前に承諾情報をシグナリングサーバ20に送信させてもよい。これにより、端末装置10は、シグナリングサーバ20により情報共有セションを構築させる。その後、被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から送信された情報を受信する。このように、端末間通信システム1は、被要求側の端末装置10に承諾画像P23を表示させた後に、バックグラウンドで情報共有を開始でき、承諾する操作を受け付けた後の短期間で共有された情報を表示させることができる。なお、被要求側の端末装置10は、承諾画像P23に対して情報共有要求を拒否する操作を受け付けた場合には、情報共有セションを終了する要求をシグナリングサーバ20に送信して、シグナリングサーバ20に情報共有セションを切断させる。
[端末間通信システムの動作2:セション構築の変形例1]
次に、図10を参照して、上述した端末間通信システムの動作におけるセション構築の変形例1について説明する。図10は、本実施形態のセション構築における共有承諾処理の動作手順の他の一例を示す流れ図である。
次に、図10を参照して、上述した端末間通信システムの動作におけるセション構築の変形例1について説明する。図10は、本実施形態のセション構築における共有承諾処理の動作手順の他の一例を示す流れ図である。
セション構築の変形例2において、被要求側の端末装置10は、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致すると判定した場合(ステップS170;YES)には、情報共有の要求をユーザに通知する。このとき、被要求側の端末装置10は、制御部160により振動部145を振動させ、または制御部160により耳あて通話用スピーカ131から音を出力させる。被要求側の端末装置10は、振動を発生させることにより、自装置の筐体が振動していることをユーザの耳や頬等に伝達する。また、被要求側の端末装置10は、音声データとして所定の通知音を耳あて通話用スピーカ131に供給して、通話中の音声データと共に通知音をユーザに聞かせる。
その後、被要求側の端末装置10は、情報共有の承認画像P23を表示し、ユーザの承諾操作を待つ(ステップS180)。なお、情報共有の承認画像P23は、情報共有の要求を通知すると同時、或いは情報共有の要求を通知した後にユーザが耳あて通話用スピーカ131から耳を離して承認画像P23を目視するまでの所定時間内に表示される。なお、被要求側の端末装置10は、現在通話中の相手の電話番号と一致すると判定した後、情報共有の通知前に承認画像P23を表示させてもよい。
以上説明した被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から送信された情報共有の要求を受信したことに応じて当該要求をユーザに通知するので、ユーザに表示部100の承認画像P23を見ることを促すことができる。これにより、被要求側の端末装置10によれば、通話の中で要求側の端末装置10のユーザが情報共有の要求を送信したことを被要求側の端末装置10のユーザに口頭で伝えたが、セション構築のタイムラグ等により未だ承認画像P23が表示されていない状態で表示部100を確認させてしまうことを抑制することができ、被要求側の端末装置10のユーザに与える煩わしさを抑制することができる。また、被要求側の端末装置10によれば、情報共有要求の通知が存在することを予めユーザに認識させることができるので、情報共有の通知が有った後に表示部100を見れば承認画像P23が表示されているという安心感を与えることができ、さらに操作性を向上させることができる。
[端末間通信システムの動作2:セション構築の変形例2]
次に、図10を参照して、上述した端末間通信システムの動作におけるセション構築の変形例2について説明する。図10は、本実施形態のセション構築の動作手順の他の一例を示す流れ図である。
次に、図10を参照して、上述した端末間通信システムの動作におけるセション構築の変形例2について説明する。図10は、本実施形態のセション構築の動作手順の他の一例を示す流れ図である。
セション構築の変形例2において、被要求側の端末装置10は、情報共有の通知(ステップS172)をした後、ユーザの耳が自装置から離れるまで待機する(ステップS174)。被要求側の端末装置10は、情報共有の通知をする前には近接センサ133の物体検出結果が「物体有り」であり、情報共有の通知をした後に、近接センサ133の物体検出結果が「物体無し」に変更され、「物体無し」の検出結果が所定時間以上継続した場合に、ユーザの耳が自装置から離れたと判定して、その後、被要求側の端末装置10は、情報共有の承認画像P23を表示し、ユーザの承諾操作を待つ(ステップS180)。
なお、情報共有の承認画像P23は、ユーザの耳が自装置から離れたと判定すると同時、或いはユーザが耳あて通話用スピーカ131から耳を離して承諾画像P23を目視するまでの所定時間内に表示される。なお、被要求側の端末装置10は、現在通話中の相手の電話番号と一致すると判定した後、ユーザの耳が自装置から離れたと判定する前に情報共有の承認画像P23を表示させてもよい。
以上説明した被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から送信された情報共有の要求を受信したことに応じて当該要求をユーザに通知し、当該通知後に情報共有の承認画像P23を表示させることができる。これにより、被要求側の端末装置10によれば、情報共有の通知した後、実際にユーザが情報共有の承認画像P23を見る行動を起こした場合に情報共有の承認画像P23を表示させることができ、ユーザの行動をトリガとして表示を制御でき、操作性を向上させることができる。また、被要求側の端末装置10によれば、ユーザが情報共有の承認画像P23を見ようとしない場合に承認画像P23を表示させることを抑制することができ、情報共有を望まない場面に表示内容を切り替えることによって生ずるユーザの煩わしさを抑制できる。
[端末間通信システムの動作2:セション構築の変形例3]
次に、図11を参照して、上述した端末間通信システムの動作におけるセション構築の変形例3について説明する。図11は、本実施形態のセション構築の動作手順の他の一例を示す流れ図である。
次に、図11を参照して、上述した端末間通信システムの動作におけるセション構築の変形例3について説明する。図11は、本実施形態のセション構築の動作手順の他の一例を示す流れ図である。
セション構築の変形例3において、被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾する操作を行った場合(ステップS180;YES)、所定期間後に耳あてモードからスピーカモードに切り替え、この所定期間に、音量調整画像を表示させ、スピーカモードにおける音量調整を行う(ステップS190)。すなわち、被要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10のユーザに、音量調整を促す。
具体的には、被要求側の端末装置10は、ユーザが承諾する操作を受け付けると、音量調整画像P30を表示させる。図12は、被要求側の端末装置10において表示される音量調整画像P30を示す図である。音量調整用画像P30は、図12(a)に示すように、被要求側の端末装置10が情報共有要求を受信したことに応じて起動される被要求側のランチャー画像である承諾画像P23に含まれる。音量調整画像P30には、音量調整用スライダP31が含まれる。音量調整用スライダP31は、音量:低から音量:高との間で、ドラッグ操作によってスライドされる。音量:低側の端部は、スピーカモードにおける最小音量またはミュートに相当する位置である。一方、音量:高側の端部は、スピーカモードにおける最大音量に相当する位置である。なお、音量調整画像P30には、スピーカモードにおける音量を調整することを促すメッセージが含まれていてもよい。このメッセージは、「○○秒後自動的にスピーカ通話に切り替えます。音量調整をしてください。」である。
被要求側の端末装置10は、承諾操作から所定期間が経過するまで待つ(ステップS196)。被要求側の端末装置10は、認証操作から所定期間が経過すると(ステップS196;YES)、耳あて通話用スピーカ131に代えてスピーカモード用スピーカ132からら音声を出力させる。このとき、被要求側の端末装置10は、情報共有を承諾する操作から所定期間が経過した時における音量調整用スライダP31の位置を判定し、スピーカモードにおける音量を決定する。なお、被要求側の端末装置10は、スピーカモード用スピーカ132から出力される音声の音量を、低い音量から徐々に、決定されたスピーカモードにおける音量まで増加させることが望ましい。これにより、被要求側の端末装置10は、自動的にスピーカモードに切り換えても、突如として大音量の音声が出力されることを抑制できる。
また、被要求側の端末装置10は、図12(a)の承諾画像P23を所定時間に亘って表示させ、承諾画像P23に対する操作を受け付けない期間が所定期間を経過したら、図12(b)に示すように、承諾画像P23として共有メニューボタンの画像PMBを含む画像を表示させてもよい。被要求側の端末装置10は、共有メニューボタンの画像PMBに対する操作を受け付けた場合、要求側の端末装置10と同様に、ランチャー画像P20を表示させることができ、情報共有アプリケーションを起動させることができる。
また、被要求側の端末装置10は、図12(a)の承諾画像P23を所定時間に亘って表示させ、承諾画像P23に対する操作を受け付けない期間が所定期間を経過したら、図12(b)に示すように、承諾画像P23として共有メニューボタンの画像PMBを含む画像を表示させてもよい。被要求側の端末装置10は、共有メニューボタンの画像PMBに対する操作を受け付けた場合、要求側の端末装置10と同様に、ランチャー画像P20を表示させることができ、情報共有アプリケーションを起動させることができる。
さらに、被要求側の端末装置10は、情報共有される情報の種類に基づいてランチャー画像としての承諾画像P23を変更してもよい。図13は、被要求側の端末装置10に表示させるランチャー画像としての承諾画像P23の他の例を示す図である。
被要求側の端末装置10は、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれるかを判定する。このとき、被要求側の端末装置10は、情報共有要求が要求側の端末装置10の画面またはカメラ画像を情報共有する要求である場合、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれると判定する。被要求側の端末装置10は、情報共有要求が位置情報または手書き画像を情報共有する要求である場合、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれないと判定する。
被要求側の端末装置10は、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれるかを判定する。このとき、被要求側の端末装置10は、情報共有要求が要求側の端末装置10の画面またはカメラ画像を情報共有する要求である場合、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれると判定する。被要求側の端末装置10は、情報共有要求が位置情報または手書き画像を情報共有する要求である場合、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれないと判定する。
被要求側の端末装置10は、情報共有される情報に音声データが含まれる場合、音量調整画像P30に音声通話セションにより通信される音声の音量を調整させる画像P31b、および情報共有セションにより通信される音声の音量を調整させる画像P31aを含ませて表示させる(図13(a))。これら画像P31aおよび画像P31bは、上述した音量調整用スライダと同様であってもよい。被要求側の端末装置10は、音量調整画像P30に対して受け付けた操作に基づいて音声通話セションにより通信される音声の音量および情報共有セションにより通信される音声の音量を調整する。一方、被要求側の端末装置10は、情報共有セションにより共有される情報に音声データが含まれない場合、音量調整画像P30に音声通話セションにより通信される音声の音量を調整させる画像P31bを含ませて表示させる(図13(b))。そして、被要求側の端末装置10は、音量調整画像P30に対して受け付けた操作に基づいて音声通話セションにより通信される音声の音量を調整する。
これにより、被要求側の端末装置10は、出力させる音声が通話音声および情報共有あれる音声の双方である場合には、双方の音声の音量を調整でき、通話および情報共有の操作性をさらに向上させることができる。また、被要求側の端末装置10は、共有される情報に音声が含まれない場合には、情報共有セションにより通信される音声の音量を調整させる画像P31aさせず、音声通話セションにより通信される音声の音量を調整させる画像P31のみを表示させるので、さらに操作性を向上させることができる。
さらに、被要求側の端末装置10は、認証操作から所定期間が経過すると、音量調整用画像P30から情報共有される画像P27に表示画像を切り替えさせる。図14は、本実施形態の端末間通信システムにおいて、被要求側の端末装置10において表示させる画像を示す図である。被要求側の端末装置10は、画像P27に、スピーカモードで音声を出力させていることを表すスピーカアイコンP40を重畳表示させる。これにより、被要求側の端末装置10は、現在スピーカモードであり、スピーカモード用スピーカ132から音声を出力させていることを提示する。
また、端末間通信システム1は、被要求側の端末装置10がスピーカモードで音声を出力させていることをスピーカアイコンP40として要求側の端末装置10に表示させてもよい。さらに、端末間通信システム1は、要求側の端末装置10がスピーカモードで音声を出力させていることをスピーカアイコンP40として被要求側の端末装置10に表示させてもよい。
このために、端末間通信システム1は、要求側の端末装置10から被要求側の端末装置10に、要求側の端末装置10が耳あてモードであるかスピーカモードであるかを示すステータス情報を送信させる。また、端末間通信システム1は、被要求側の端末装置10から要求側の端末装置10に、被要求側の端末装置10が耳あてモードであるかスピーカモードであるかを示すステータス情報を送信させる。これにより、要求側の端末装置10と被要求側の端末装置10とは、相互にステータス情報を交換し、通話中の相手のステータス情報をスピーカアイコンP40として自装置に表示させる。
被要求側の端末装置10および要求側の端末装置10は、自装置がスピーカモードであることを表すスピーカアイコンP40と、通話中の相手がスピーカモードであることを表すスピーカアイコンとを、相互に区別されたアイコンとして表示させる。これにより、端末間通信システム1は、通話相手の端末装置10がスピーカモードで通話しながら情報共有をしているか否かをユーザに知らせることができるので、情報共有要求が承諾しやすくなり、情報共有アプリケーションの利用を促すことができる。
以上説明した被要求側の端末装置10は、承諾操作を受け付けてから所定期間が経過する間に音量調整画像P30を表示させるので、スピーカモードに切り替わる前にスピーカモードにおける音量を調整できる。したがって、被要求側の端末装置10によれば、自動的にスピーカモードに切り替えても、ユーザが意図しない音量で音声通話を継続させることを抑制でき、操作性をさらに向上させることができる。
また、被要求側の端末装置10によれば、スピーカモードに切り替えた場合において、自装置のスピーカモード用スピーカ132が動作中であることを示すスピーカアイコンP40を表示させるので、自装置がスピーカモードに切り替えられたことを目視で認識させることができる。これにより、被要求側の端末装置10によれば、自動的にスピーカモードに切り替えても、ユーザに認識させることができ、例えばスピーカモードにおける音量調整や、スピーカモードの停止の操作を促すことができ、さらに操作性を向上させることができる。
さらに、被要求側の端末装置10によれば、通話中の相手のスピーカモード用スピーカ132が動作中であるスピーカアイコンを自装置に表示させることができ、通話中の相手のスピーカモード用スピーカ132から音声が出力されることを認識できる。これにより、被要求側の端末装置10によれば、通話中の相手のスピーカモード用スピーカ132から意図しない通話が出力されることを抑制することができる。
[変形例:タブレット型端末]
なお、これまで端末装置10が、携帯電話やスマートフォンなどである場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、端末装置10は、タブレットなどの装置であってもよい。ここで、携帯電話やスマートフォンは、耳あて通話用スピーカ131を備えており、耳あて通話が可能である。一方、タブレットは、耳あて通話用スピーカ131を備えていない。すなわち、端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を備えない装置であってもよい。端末装置10がタブレットである場合には、スピーカモードによって通話が行われてもよい。
なお、これまで端末装置10が、携帯電話やスマートフォンなどである場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、端末装置10は、タブレットなどの装置であってもよい。ここで、携帯電話やスマートフォンは、耳あて通話用スピーカ131を備えており、耳あて通話が可能である。一方、タブレットは、耳あて通話用スピーカ131を備えていない。すなわち、端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を備えない装置であってもよい。端末装置10がタブレットである場合には、スピーカモードによって通話が行われてもよい。
[変形例:テキスト通信中の情報共有]
なお、これまでの説明において、端末間通信システム1は、音声通話中において情報共有機能を提供するとして説明したが、これに限られない。端末間通信システム1は、テキストによる通信中において、情報共有機能を提供してもよい。例えば、端末間通信システム1は、テキストチャットアプリケーションが提供するチャット中に、情報共有機能を提供してもよい。
なお、これまでの説明において、端末間通信システム1は、音声通話中において情報共有機能を提供するとして説明したが、これに限られない。端末間通信システム1は、テキストによる通信中において、情報共有機能を提供してもよい。例えば、端末間通信システム1は、テキストチャットアプリケーションが提供するチャット中に、情報共有機能を提供してもよい。
以上、本発明の実施形態及びその変形を説明したが、これらの実施形態及びその変形は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態及びその変形は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。 さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…端末間通信システム、10…端末装置、20…シグナリングサーバ、30…認証サーバ、40…プッシュサーバ、50…中継サーバ
Claims (9)
- 第1端末装置と、第2端末装置と、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の画像共有セションを構築するサーバ装置と備える端末間通信システムであって、
前記第1端末装置は、前記第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、撮像部が撮像している画像を共有する機能を起動させる操作が行われた場合に、前記サーバ装置に前記第2端末装置の識別情報を含む前記第2端末装置との画像共有要求を送信し、
前記サーバ装置は、前記第1端末装置から受信した前記画像共有要求に応じて、前記第1端末装置の識別情報と前記第2端末装置の識別情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で画像共有セションを構築できるか否かを判定し、セションを構築できると判定した場合に、前記第2端末装置へ前記画像共有要求を送信し、前記第2端末装置から前記画像共有要求に対する承諾応答を受信したことに応じて画像共有セションを構築し、
前記第2端末装置は、前記サーバ装置から受信した前記画像共有要求に基づいて画像共有の要求を承諾するかを選択させる承諾画像を表示部に表示し、前記画像共有要求を承諾する操作が操作部において行われたことに応じて、前記サーバ装置に前記承諾応答を送信する、端末間通信システム。 - 前記サーバ装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とに、画像共有アプリケーションがインストールされている場合に、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で、画像共有が可能であると判定する、請求項1に記載の端末間通信システム。
- 前記第1端末装置又は前記第2端末装置に、通話終了の操作が受け付けられた場合に、前記通話終了の操作を受け付けた前記第1端末装置又は前記第2端末装置は、前記画像共有セションを終了させる、請求項1又は請求項2に記載の端末間通信システム。
- 前記サーバ装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とが、所定の通信サービスを利用している場合に、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で、画像共有が可能であると判定する、請求項1に記載の端末間通信システム。
- 前記サーバ装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、前記第1端末装置に前記第2端末装置との間で画像共有が可能であることを通知する、請求項1に記載の端末間通信システム。
- 前記サーバ装置は、前記第2端末装置に前記画像共有要求を送信する場合に、要求元の端末装置の識別情報を送信し、
前記第2端末装置は、前記要求元の端末装置の識別情報が前記第1端末装置の識別情報と一致しない場合に、前記画像共有要求に対する不承諾応答を送信する、請求項1に記載の端末間通信システム。 - 前記第2端末装置の識別情報は、電話番号であり、
前記サーバ装置は、前記第2端末装置の前記電話番号に対応するIPアドレスを用いて、前記第2端末装置に前記画像共有要求を送信する、請求項1に記載の端末間通信システム。 - 第1端末装置と第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、前記第1端末装置から受信した前記第2端末装置の識別情報を含む前記第2端末装置との画像共有要求に応じて、前記第1端末装置の識別情報と前記第2端末装置の識別情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で画像共有セションを構築できるか否かを判定し、セションを構築できると判定した場合に、前記第2端末装置へ前記画像共有要求を送信し、前記第2端末装置から前記画像共有要求に対する承諾応答を受信したことに応じて画像共有セションを構築する、サーバ装置。
- サーバ装置が実行する方法であって、
第1端末装置と第2端末装置との間で通信セションが確立されている間に、前記第1端末装置から受信した前記第2端末装置の識別情報を含む前記第2端末装置との画像共有要求に応じて、前記第1端末装置の識別情報と前記第2端末装置の識別情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で画像共有セションを構築できるか否かを判定するステップと、
前記第1端末装置と前記第2端末装置との間でセションを構築できると判定した場合に、前記第2端末装置へ前記画像共有要求を送信するステップと、
前記第2端末装置から前記画像共有要求に対する承諾応答を受信したことに応じて画像共有セションを構築するステップと、を有する、方法。
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