JP2016072875A - 位置表示システム及び位置表示方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図を参照して本実施形態による位置表示システム1の実施形態について説明する。
本実施形態の位置表示システム1は、複数の端末装置10の間における位置情報共有機能を含む情報共有機能を提供する。ここでいう端末装置10とは、音声や文字により装置間で相互に通信が可能な通信装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンである。この端末装置10は、音声情報と、位置情報と、画像情報とを同一の回線で送受信可能な、高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。
ここで、位置情報共有画像とは、位置情報を共有する2つの端末装置10の位置を示す2つのアイコンを、地図画像に重ねた画像である。換言すると、位置情報共有画像とは、相互に通信を行っている複数の端末装置10の位置を、地図により示す画像である。
また、端末装置10は、この位置情報共有機能を音声通信と同時に提供する。具体的には、位置表示システム1において、通話中の2つの端末装置10は、それぞれ、自装置の位置を示すアイコンと、通話相手の位置を示すアイコンとを、地図画像に重ねた位置情報共有画像を自装置の表示部100に表示する。これにより、位置表示システム1は、位置情報の共有を向上させることができる。
位置情報には、端末装置10の現在位置を示す情報が含まれている。この現在位置を示す情報には、例えば、経度、緯度、標高、端末装置10の方向・方角が含まれる。なお、端末装置10の現在位置が、例えば、建物の中である場合には、この位置情報には、建物の名称、現在位置の階数(フロア名)、建物内の部屋の名称などが含まれていてもよい。また、端末装置10の現在位置が、例えば、劇場や映画館、スポーツの試合会場の中である場合には、この位置情報には、座席の位置、座席の記号番号、座席の種類(例えば、指定席や自由席)などが含まれていてもよい。
図1は、本実施形態の端末装置10の構成の一例を示す模式図である。端末装置10は、表示部100と、操作検出部110と、音再生部130と、収音部140と、通信部150と、制御部160とを備えている。
次に、位置表示システム1が提供する情報共有機能の概要について図3を参照して説明する。
図3は、位置表示システム1が提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。位置表示システム1が提供する情報共有機能には、一例として、表示中の画像を共有する機能、手書き画像を共有する機能、及び位置情報を共有する機能がある。
表示中の画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(A)に示す。手書き画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(B)に示す。位置情報を共有する機能による表示画像の一例を、図3(C)に示す。
なお、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのうち、いずれが情報共有対象の情報を発信し、いずれがこの情報を受信するのかは、各情報共有機能間の機能の違いや、端末装置10の動作状態などに依存する。すなわち、この位置表示システム1においては、要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合と、被要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合とがある。
次に、図3を参照して、各情報共有機能の概要について説明する。位置表示システム1が提供する情報共有機能のうち、まず、表示中の画像の共有(表示画面共有機能)について説明する。
次に、位置表示システム1が提供する情報共有機能のうち、手書き画像の共有(手書き共有機能)について、図3(B)を参照して説明する。
位置表示システム1は、手書き図形の画像を共有する手書き共有機能を提供する。ここで、手書き図形の画像とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作することにより、表示部100に表示されたドラッグ操作の軌跡の画像である。すなわち、手書き共有機能とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作して表示部100に表示された手書きの図形の画像P3を、他の端末装置10の表示部100に画像P4として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。
なお、端末装置10の表示部100は、写真アルバムアプリケーションが表示する写真(例えば、図3(B)の画像P5)と、手書きツールアプリケーションが表示する手書き図形の画像(例えば、図3(B)の画像P3)とを重ねて表示することができる。すなわち、端末装置10の表示部100は、複数の画像を積層させて表示することができる。この場合、表示部100は、アプリケーションごとに設定されているレイヤによって、画像を表示する。このレイヤとは、積層されて表示される画像の論理的な階層である。例えば、表示部100は、下位のレイヤである第1のレイヤに画像P5を、第1のレイヤよりも上位のレイヤである第2のレイヤに画像P3を、それぞれ表示する。ここで、上位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、手前側(ユーザに近い側)に画像を表示するレイヤである。また、下位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、奥側(ユーザから遠い側)に画像を表示するレイヤである。これらのレイヤに表示される画像には、不透明度を例えば0%から100%の間で設定することができる。上位のレイヤに表示される画像の不透明度が100%の場合には、上位の画像が不透明になり、下位のレイヤの画像が隠されるため、下位のレイヤの画像は表示されない。また、上位のレイヤに表示される画像の不透明度が0%の場合には、上位の画像が透明になり、下位のレイヤの画像が隠されずに透過して表示される。
なお、あるレイヤ内に複数の領域がある場合には、この不透明度は、これらの領域毎に設定することができる。例えば、手描きツールアプリケーションが画像を表示するレイヤに、手描き図形の画像が表示される領域と、何も表示されない領域とがある場合に、これらの領域の不透明度を、領域毎に設定することができる。
ここで、別の一例として、第2のレイヤよりも上位の第3のレイヤに、メニュー制御ソフトウエアがメニュー画像を表示している場合について説明する。この場合、操作検出部110は、最も上位のレイヤ、すなわち第3のレイヤに対する操作を検出する。操作検出部110は、共有メニューボタン画像が表示されている位置に対する操作(例えば、タップ操作)を、タッチパネルによって検出する。操作検出部110は、検出した操作(例えば、タップ操作)を、最も上位のレイヤに画像を表示しているメニュー制御ソフトウエアに出力する。メニュー制御ソフトウエアは、操作検出部110が出力した操作に基づいて、このタップ操作の位置に対応する機能を選択して、選択した機能を提供する。
つまり、操作検出部110は、表示部100に表示される画像の複数のレイヤのうち、最上位のレイヤに対する操作を検出する。従って、図3(B)に示す例において、手書き図形の画像P3が、写真の画像P5よりも下位側のレイヤに表示される場合には、ユーザが表示部100のタッチパネルを操作しても、この操作に応じた手書き図形の画像は描画されない。
なお、手描き共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みと、上述した表示画像共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みとは、次の点で相違する。すなわち、表示画像共有機能においては、端末間通信システム1は、表示部100に表示されている画像をキャプチャしたデータを、端末装置10間において共有することにより、画像を共有する。一方、手描き共有機能においては、端末間通信システム1は、画像をキャプチャしたデータではなく、画像を描画するためのデータを共有することにより、画像を共有する。具体的には、手描き共有機能においては、情報発信側の端末装置10−Sは、端末装置10−Sの操作検出部110が検出した手描き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータ(すなわち、画像を描画するためのデータ)を、情報受信側の端末装置10−Rに対して送信する。情報受信側の端末装置10−Rは、受信した手描き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータに基づいて、端末装置10−Rの表示部100に画像を表示する。
次に、位置表示システム1が提供する情報共有機能のうち、位置情報の共有(位置情報共有機能)について、図3(C)を参照して説明する。
位置表示システム1は、複数の端末装置10の間において、位置情報を共有する位置情報共有機能を提供する。
次に、ユーザが情報共有機能を起動する操作の概要について、図4〜図6を参照して説明する。まず、図4を参照して、位置表示システム1が提供する情報共有機能である表示画像共有機能、手書き共有機能、及び位置情報共有機能において、共通する選択操作の概要について説明する。その後、図5及び図6を参照して、位置情報共有機能に特有の選択操作の概要について説明する。
図4は、本実施形態の位置表示システム1が提供する情報共有機能の選択操作の一例を示す模式図である。
ここでは、ユーザA(Aさん)と、ユーザB(Bさん)とが、それぞれ端末装置10を使用して位置情報共有を利用する場合を一例にして説明する。また、この一例の説明において、ユーザAが利用する端末装置10が、要求側の端末装置10、すなわち端末装置10−1である。また、この一例の説明において、端末装置10−2が、被要求側の端末装置10、すなわち端末装置10−2である。また、端末装置10によっては位置情報共有機能に対応していない端末装置10もあり得る。この一例の説明においては、各端末装置10が、位置情報共有機能に対応している場合について説明する。
図5及び図6は、それぞれ、本実施形態の位置表示システム1が提供する位置情報共有機能の選択操作の一例を示す模式図である。
図5は、位置情報共有機能の要求側の端末装置10−1の選択操作の一例を示す。これに対して、図6は、位置情報共有機能の被要求側の端末装置10−2の選択操作の一例を示す。
図5(A)は、図4(B)に対応するため、説明を省略する。図5(B)〜(D)は、端末装置10−1と端末装置10−2との間でセッションが構築された後の端末装置10−1の表示の例を示す。また、図5(D)は、位置情報共有が行われた場合の表示の例を示す。
本実施形態において、端末装置10は、2つの方法により自装置の位置の取得することができる。そして、位置情報の共有において、位置情報の発信側の端末装置10−Sは、位置情報の受信側の端末装置10−Rに送信する自装置の位置情報の取得方法を、2つの方法のいずれかに設定することができる。ここで、位置情報の取得方法について説明する。
第2の位置取得方法の具体的な処理について説明する。まず、端末装置10は、自装置の表示部100に地図画像を表示する。そして、端末装置10は、ユーザによる地図画像のタップ操作を受け付ける。操作検出部110が地図画像へのタップ操作を検出すると、制御部160は、タップ操作が行われた画面の位置に対応する地図の位置を取得する。以下では、第2の位置取得方法において、端末装置10は、後述する位置情報取得画像P320の地図画像へのタップ操作に応じて、位置を取得する場合について説明する。また、以下では、第2の位置取得方法より取得された位置情報は、ユーザにより新たに位置が指定されるまで、通信相手に繰り返し送信される場合について説明する。
「キャンセル」を示す画像P322へのタップ操作を操作検出部110が検出すると、端末装置10−1は、位置取得方法選択画像P310を表示して、自装置の位置情報の取得方法の選択を、ユーザAに再度促す(図5(B)を参照)。
「OK」を示す画像P323へのタップ操作を操作検出部110が検出すると、端末装置10−1は、位置情報共有画像P330を表示する(図5(D)を参照)。
図6(A)は、図4(B)に対応するため、説明を省略する。図6(B)は、図4(C)に対応する。図6(C)、(D)は、図5(C)、(D)に対応する。
図6(C)に示されるように、端末装置10−2は、画面共有開始の承諾画像であり、かつ、位置取得方法選択画像である画像P410を表示する。つまり、画像P410は、要求側の端末装置10−1による情報共有の要求を承諾するか否かを示す操作を、ユーザに促す画像であり、かつ、位置情報の共有相手に送信する自装置の位置情報の取得方法の選択を、ユーザに促す画像である。
「承諾(固定位置を自分で設定)」を示す画像P412へのタップ操作を操作検出部110が検出すると、端末装置10−2は、位置情報取得画像P420を表示する(図6(C)を参照)。
「承諾(位置をGPSで自動設定)」を示す画像P413へのタップ操作を操作検出部110が検出すると、端末装置10−2は、位置情報共有画像P430を表示する(図6(D)を参照)。
次に、上述した情報共有機能を提供する位置表示システム1の構成について、図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態の位置表示システム1の構成の一例を示す概要図である。位置表示システム1は、複数の端末装置10(この一例では、端末装置10−1及び端末装置10−2)の他に、次の装置を備える。すなわち、位置表示システム1は、RMS(Rights Management Server)サーバ20と、認証サーバ30と、プッシュサーバ40と、リレーサーバ50と、地図サーバ70とを備えている。
このうち、端末情報受信部は、端末情報を端末装置10から受信する。この端末情報には、端末装置10を識別する端末識別情報と、端末装置10において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とが含まれている。
適合性判定部は、端末装置10−1において動作する第1アプリケーションと、端末装置10−2において動作する第2アプリケーションとの適合性を、端末情報に基づいて判定する。
判定結果送信部は、端末装置10−1において動作する第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、適合性判定部による判定結果を端末装置10−1に送信する。
セション構築部は、第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、通信開始の要求を送信した第1アプリケーションと、第2アプリケーションとの間のセションを、端末情報に基づいて構築する。
記憶部710は、地図画像を示す地図情報を記憶する。
サーバ側通信部750は、通信制御用IC(Integrated Circuit)を備え、他の装置との通信を行う。以下の説明において、サーバ側通信部の構成及び動作の説明は省略する。
制御部760は、CPU(Central Processing Unit)を備え、地図サーバ70が備える各部を制御する。地図サーバ70は、この制御部760による各部の制御によって、通信部750による他の装置との通信、記憶部710からの地図情報の抽出、位置情報共有画像の生成等の動作を行う。以下の説明において、制御部760の構成及び動作の説明は省略する。
次に、図9〜図11を参照して、位置表示システム1による位置情報共有方法の概要について説明する。なお、図9〜図11に示される各ステップは、それぞれ、図12、図13に示される各ステップに対応する。
本実施形態に係る位置表示システム1は、第1の位置情報共有方法から第4の位置情報共有方法までの4つの方法により位置情報共有機能を提供可能である。これら4つの位置情報共有方法は、2つの端末装置10−1、10−2間で、音声通信が行われ、セションが構築されている点が共通している。
第1の位置情報共有方法とは、互いに通信する端末装置10−1と、端末装置10−2とが、それぞれ、地図サーバ70によって合成された位置情報共有画像を表示する方法である。
第1の位置情報共有方法における処理の概要を説明する。まず、端末装置10−1は、自端末装置10−1の位置情報と、通信相手の端末装置10−2の位置情報とを取得する。次に、端末装置10−1は、位置情報共有画像を示す位置情報共有画像情報の送信を、地図サーバ70に要求する。この位置情報共有画像情報の送信要求には、自端末装置10−1の位置情報と、通信相手の端末装置10−2の位置情報とが含まれる。地図サーバ70は、端末装置10−1から2つの位置情報を受信すると、受信した2つの位置情報と、自装置が記憶する地図情報とに基づいて、位置情報共有画像を示す位置情報共有画像情報を生成する。次に、地図サーバ70は、生成した位置情報共有画像情報を端末装置10−1に送信する。次に、端末装置10−1は、地図サーバ70から受信した位置情報共有画像情報に基づいて、位置情報共有画像を表示する。また、端末装置10−2は、端末装置10−1と同様の処理を実行する。これにより、端末装置10−1と、端末装置10−2とは、それぞれ、自装置と通信相手の端末装置10との位置を示す位置情報共有画像を表示する。
第2の位置情報共有方法とは、地図サーバ70によって合成された位置情報共有画像を、2台の端末装置10において共有する方法である。この方法では、2台の端末装置10のうち、いずれか1台のみが、地図サーバ70と通信する点が、第1の位置情報共有方法と異なる。
第2の位置情報共有方法における処理の概要を説明する。ここでは、端末装置10−1が位置情報共有画像を生成する場合について説明する。まず、端末装置10−1が、第1の位置情報共有方法と同様に、地図サーバ70から位置情報共有画像情報を受信する。換言すると、端末装置10−2は、地図サーバ70から位置情報共有画像情報を受信しない。次に、端末装置10−1は、通信相手の端末装置10に対して、自装置が地図サーバ70から受信した位置情報共有画像情報を送信する。そして、端末装置10−1は、地図サーバ70から受信した位置情報共有画像情報に基づいて、位置情報共有画像を表示する。また、端末装置10−2は、通信相手の端末装置10−1から受信した位置情報教諭画像情報に基づいて、位置情報共有画像を表示する。
第3の位置情報共有方法とは、互いに通信する端末装置10−1と、端末装置10−2とが、それぞれ、自装置により合成した位置情報共有画像を表示する方法である。第1の位置情報共有方法では、各端末装置10が地図サーバ70から位置情報共有画像を取得したのに対し、第2の位置情報共有方法では、各端末装置10が地図サーバ70から地図画像を取得する点が異なる。
第3の位置情報共有方法における処理の概要を説明する。まず、端末装置10−1は、自端末装置10−1の位置情報と、通信相手の端末装置10−2の位置情報とを取得する。次に、端末装置10−1は、自端末装置10−1の位置情報と、通信相手の端末装置10−2の位置情報とに対応する地図を示す地図情報を地図サーバ70に要求する。次に、地図サーバ70は、端末装置10−1から受信した地図情報の要求に応じて、地図情報を抽出する。次に、地図サーバ70は、抽出した地図情報を端末装置10−1に送信する。次に、端末装置10−1は、地図サーバ70から受信した地図情報と、自端末装置10−1の位置情報と、通信相手の端末装置10−2の位置情報とに基づいて、位置情報共有画像を示す位置情報共有画像情報を生成する。そして、端末装置10−1は、生成した位置情報共有画像情報に基づいて、位置情報共有画像を表示する。また、端末装置10−2は、端末装置10−1と同様の処理を実行する。これにより、端末装置10−1と、端末装置10−2とは、それぞれ、自装置と通信相手の端末装置10との位置を示す位置情報共有画像を表示することができる。
第4の位置情報共有方法における処理の概要を説明する。まず、端末装置10−1が、第3の位置情報共有方法と同様に、位置情報共有画像情報を生成する。換言すると、この場合、端末装置10−2は、位置情報共有画像情報を生成しない。次に、端末装置10−1は、通信相手の端末装置10に対して、自装置が生成した位置情報共有画像情報を送信する。そして、端末装置10−1は、自装置が生成した位置情報共有画像情報に基づいて、位置情報共有画像を表示する。また、端末装置10−2は、通信相手の端末装置10−1から受信した位置情報教諭画像情報に基づいて、位置情報共有画像を表示する。
次に、図12を参照して、第1の位置情報共有方法における位置表示システム1の動作について説明する。
図12は、本実施形態の第1の位置情報共有方法における位置表示システム1の動作手順の一例を示す流れ図である。
ここでは、図7を参照して説明した処理により、端末装置10−1と端末装置10−2との間で、予めセションが構築されている場合について説明する。
まず、端末装置10−1は、自端末装置10−1の位置を示す位置情報を、第1の位置取得方法又は第2の位置取得方法により取得する(ステップS100−1)。また、端末装置10−2は、自端末装置10−2の位置を示す位置情報を、第1の位置取得方法又は第2の位置取得方法により取得する(ステップS100−2)。
次に、第2の位置情報共有方法における位置表示システム1の動作について説明する。
第2の位置情報共有方法において、位置表示システム1は、ステップS100〜S210の処理を実行する。次に、端末装置10−1は、ステップS200において、地図サーバ70から取得した位置情報共有画像情報を、端末装置10−2に送信する(ステップS220、不図示)。端末装置10−2は、端末装置10−1から位置情報共有画像情報を受け付けると(ステップS230、不図示)、受け付けた位置情報共有画像情報に基づいて位置情報共有画像を表示する(ステップS240、不図示)。
次に、図13を参照して、第3の位置情報共有方法における位置表示システム1の動作について説明する。
図13は、本実施形態の第3の位置情報共有方法における位置表示システム1の動作手順の一例を示す流れ図である。
ここでは、図7を参照して説明した処理により、端末装置10−1と端末装置10−2との間で、予めセションが構築されている場合について説明する。また、図13に示されるステップS100〜S140の処理は、図12に示される処理と同一であるため、説明を省略する。
次に、第4の位置情報共有方法における位置表示システム1の動作について説明する。
第4の位置情報共有方法において、位置表示システム1は、第3の位置情報共有方法におけるステップS100〜S211の処理を実行する。次に、端末装置10−1は、ステップS201において、生成した位置情報共有画像情報を、端末装置10−2に送信する(ステップS221、不図示)。端末装置10−2は、端末装置10−1から位置情報共有画像情報を受け付けると(ステップS231、不図示)、受け付けた位置情報共有画像情報に基づいて位置情報共有画像を表示する(ステップS241、不図示)。
この強制的な位置情報の共有について説明する。まず、親端末は、子端末に対して位置情報の送信タイミングを指定する。そして、親端末は、子端末の位置情報を取得し、子端末の位置を表示する。また、親端末は、自装置の位置情報を子端末に送信する。子端末は、親端末から位置情報を取得し、親端末の位置を表示する。
なお、上述の親端末と子端末との間での位置情報の共有において、親端末と子端末との間で、予めセションが構築されていなくてもよい。この場合、まず、親端末から子端末に、又は、子端末から親端末に電話を掛け、通話状態にする。そして、親端末のユーザによる操作に基づいて、親端末と子端末とはセションを構築し、強制的な位置情報の共有を開始する。
なお、端末装置10は、画像を共有する対象のアプリケーションを、予め記憶していてもよい。この場合、ユーザは、端末装置10に対して、情報共有機能を有するアプリケーションのうち、画像を共有するアプリケーションと、画像を共有しないアプリケーションとを、予め選択する操作をする。端末装置10は、この選択する操作に基づいて、画像を共有する対象のアプリケーションを記憶する。また、端末装置10は、情報共有機能が起動される際に、予め記憶している情報に基づき、画像を共有する対象のアプリケーションか否かを判定する。
なお、これまで端末装置10が、携帯電話やスマートフォンなどである場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、端末装置10は、タブレットなどの装置であってもよい。ここで、携帯電話やスマートフォンは、耳あて通話用スピーカ131を備えており、耳あて通話が可能である。一方、タブレットは、耳あて通話用スピーカ131を備えていない。すなわち、端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を備えない装置であってもよい。端末装置10がタブレットである場合には、スピーカモードによって通話が行われてもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (7)
- 互いに音声通信を行う第1端末装置と第2端末装置との2つの端末装置と、サーバと、を備える位置表示システムであって、
前記サーバは、
前記第1端末装置の位置を示す第1位置情報と、前記第2端末装置の位置を示す第2位置情報とを前記第1端末装置から受信するサーバ側受信部と、
前記サーバ側受信部が受信した前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、前記第1端末装置の位置を示す第1アイコンと前記第2端末装置の位置を示す第2アイコンとを地図画像に重ねた画像を示す表示画像情報を生成する生成部と、
前記生成部が生成した表示画像情報を前記第1端末装置に送信するサーバ側送信部と、
を備え、
前記第1端末装置は、
自装置の位置を示す第1位置情報を取得する第1位置取得部と、
自装置と音声通信中の前記第2端末装置から、前記第2位置情報を取得する第2位置取得部と、
前記第1位置取得部が取得する第1位置情報と、前記第2位置取得部が取得する第2位置情報とを前記サーバに送信し、送信した前記第1位置情報と前記第2位置情報とに応じて前記サーバから送信された前記表示画像情報を取得する表示画像取得部と、
前記表示画像取得部が取得する表示画像情報に基づいて画像を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする位置表示システム。 - 前記第1端末装置は、
前記端末装置の電話番号と、当該端末装置とセションを構築するためのセション構築識別情報とを対応付けて記憶する記憶部から、前記第2端末装置の電話番号に対応するセション構築識別情報を取得するセション構築識別情報取得部と、
前記セション構築識別情報取得部が取得する前記セション構築識別情報に基づいて、前記第2端末装置との間のセションを構築するセション構築部と、
を備え、
前記第2位置取得部は、前記セション構築部が構築する前記セションを介して前記第2位置情報を取得する
請求項1に記載の位置表示システム。 - 前記端末装置は、
自装置の位置を指定する操作を受け付ける操作受付部、
を備え、
前記第1位置取得部は、前記操作受付部が受け付けた操作に基づいて前記第1位置情報を取得する
請求項1又は請求項2に記載の位置表示システム。 - 前記操作受付部は、前記表示画像取得部による前記第1位置情報と前記第2位置情報との送信の頻度を示す操作を受け付け、
前記表示画像取得部は、前記操作受付部が受け付けた前記第1位置情報と前記第2位置情報との送信の頻度を示す操作に基づいて、前記第1位置取得部が取得する第1位置情報と、前記第2位置取得部が取得する第2位置情報とを前記サーバに送信する
請求項3に記載の位置表示システム。 - 前記生成部は、前記サーバ側受信部が受信する前記第1位置取得部が取得する第1位置情報と、前記第2位置取得部が取得する第2位置情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の距離に応じた縮尺の地図画像に、前記第1アイコンと前記第2アイコンとを重ねた画像を示す前記表示画像情報を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の位置表示システム。 - 前記生成部は、前記サーバ側受信部が受信する前記第1位置取得部が取得する第1位置情報と、前記第2位置取得部が取得する第2位置情報とに基づいて、前記第1端末装置と前記第2端末装置との中間地点を中心位置とした地図画像に、前記第1アイコンと前記第2アイコンとを重ねた画像を示す前記表示画像情報を生成する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の位置表示システム。 - 互いに音声通信を行う第1端末装置と第2端末装置との2つの端末装置と、サーバと、を備える位置表示システムにおける位置表示方法であって、
前記第1端末装置が、自装置の位置を示す第1位置情報を取得する第1位置取得ステップと、
前記第1端末装置が、自装置と音声通信中の前記第2端末装置から、前記第2端末装置の位置を示す第2位置情報を取得する第2位置取得ステップと、
前記第1端末装置が、前記第1位置取得ステップにおいて取得した第1位置情報と、前記第2位置取得ステップにおいて取得した第2位置情報とを前記サーバに送信する位置送信ステップと、
前記サーバが、前記第1位置情報と、前記第2端末装置の位置を示す前記第2位置情報とを前記第1端末装置から受信する位置受信ステップと、
前記サーバが、前記位置受信ステップにおいて受信した前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、前記第1端末装置の位置を示す第1アイコンと前記第2端末装置の位置を示す第2アイコンとを地図画像に重ねた画像を示す表示画像情報を生成する生成ステップと、
前記サーバが、前記生成ステップにおいて生成した表示画像情報を前記第1端末装置に送信する表示画像送信ステップと、
前記第1端末装置が、前記サーバから送信された前記表示画像情報を取得する表示画像取得ステップと、
前記第1端末装置が、前記表示画像取得ステップにおいて取得した表示画像情報に基づいて画像を表示する表示ステップと、
を含むことを特徴とする位置表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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