JP2016085600A - 自動取引装置および自動取引方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルディスプレイを用いて取引金額を指定するときに、所望の取引金額を容易に指定可能にすることを目的とする。【解決手段】自動取引装置は、金融取引のためのタッチパネルディスプレイと、タッチされた点の数に基づいて万円単位の値を指定する第1の領域と、タッチされた点の数に基づいて千円単位の値を指定する第2の領域と、を前記タッチパネルディスプレイに表示する表示制御部と、前記第1の領域でタッチされた点の数と前記第2の領域でタッチされた点の数とに基づいて、取引金額を決定する取引金額決定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動取引装置および自動取引方法に関する。
金融取引を行う装置として、ATM(Automatic Teller Machine)等の自動取引装置がある。近年の自動取引装置は、タッチパネルディスプレイを備え、利用者は、タッチパネルディスプレイを使用して所望の金融取引を行う。
利用者は、タッチパネルディスプレイに表示されているテンキー(「0」から「9」までのキー)を用いて、取引金額の指定を行う。タッチパネルディスプレイには、各種のキー(例えば、訂正キーや確認キー等)が表示されている。利用者は、タッチパネルディスプレイに表示されている各種のキーを使用して、金融取引を行う。
金融取引を行う金額を指定するためのテンキーは、10個のキーを有している。また、1つのキーのサイズはそれほど大きくない。且つ、各キーは隣接して配置されている。このため、弱視者や視覚障がい者にとって、テンキーの操作を行うことが容易ではない。また、健常者であっても、キーの押し間違いが起こることがある。
例えば、視覚障がい者の団体および金融庁は、金融機関に対して、金融機関における視覚障がい者に配慮した取り組みを要請している。従って、視覚障がい者が容易にATMの操作を行うことができるようにすることは重要である。
金融取引を行う際に、テンキーを用いずに金融取引の金額指定を行う技術が例えば特許文献1に提案されている。特許文献1の技術では、取引頻度から取引額を予め定めて表示した定額キーを表示して、キー入力操作に基づいて、取引額が指定される。
特開平7−234903号公報
特許文献1の技術では、取引頻度に基づく定額キーが予め表示されており、利用者は、表示されている定額キーを使用して、金融取引を行う必要がある。従って、表示されている定額キーでは、所望の金額の指定を行うことができない場合がある。
そこで、本発明は、1つの側面では、タッチパネルディスプレイを用いて取引金額を指定するときに、所望の取引金額を容易に指定可能にすることを目的とする。
1つの態様では、自動取引装置は、金融取引のためのタッチパネルディスプレイと、タッチされた点の数に基づいて万円単位の値を指定する第1の領域と、タッチされた点の数に基づいて千円単位の値を指定する第2の領域と、を前記タッチパネルディスプレイに表示する表示制御部と、前記第1の領域でタッチされた点の数と前記第2の領域でタッチされた点の数とに基づいて、取引金額を決定する取引金額決定部と、を備える。
また、別の態様では、自動取引方法は、タッチパネルディスプレイを用いて金融取引を行う自動取引方法であって、タッチされた点の数に基づいて万円単位の値を指定する第1の領域と、タッチされた点の数に基づいて千円単位の値を指定する第2の領域と、を前記タッチパネルディスプレイに表示し、前記第1の領域でタッチされた点の数と前記第2の領域でタッチされた点の数とに基づいて、取引金額を決定する、処理をコンピュータが実行する。
1つの側面によれば、タッチパネルディスプレイを用いて取引金額を指定するときに、所望の取引金額を容易に指定可能にすることができる。
自動取引装置の全体構成の一例を示す図である。 自動取引装置を含む自動取引システムの一例を示す図である。 第1の画面の一例を示す図である。 第2の画面の一例を示す図(その1)である。 第1の画面に対して、第1の領域および第2の領域を重ね合わせた状態を示す図である。 第2の画面の一例を示す図(その2)である。 第2の画面の一例を示す図(その3)である。 第2の画面の一例を示す図(その4)である。 第2の画面の一例を示す図(その5)である。 第1の暗証番号入力画面の一例を示す図である。 第2の暗証番号入力画面の一例を示す図である。 取引種別選択画面の一例を示す図である。 磁気ストライプのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その3)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その4)である。 自動取引装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<自動取引装置の全体構成の一例>
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。図1は、自動取引装置1の全体構成の一例を示している。自動取引装置1は、図1の例には限定されない。自動取引装置1は、金融取引を行う装置として、例えば銀行や店舗等に設置されている。
自動取引装置1は、通帳挿入部2とカード挿入部3と硬貨投入出口4と紙幣投入出口5とタッチパネルディスプレイ6とを備えている。通帳挿入部2は、通帳を挿入するための挿入口である。
カード挿入部3は、キャッシュカードやクレジットカード等のカード媒体を挿入および返却するための部位である。以下、実施形態では、カード媒体を単にカードと称し、当該カードはキャッシュカードであるものとして説明する。
硬貨投入出口4は、硬貨の投入および取り出しを行うための部位である。紙幣投入出口5は、紙幣の投入および取り出しを行うための部位である。タッチパネルディスプレイ6は、自動取引装置1を用いて取引を行う者(以下、利用者と称する)が、金融取引のための所定の操作を行うための装置である。
タッチパネルディスプレイ6は、表示機能および入力機能を有する。タッチパネルディスプレイ6には所定の情報が表示され、利用者は、表示された情報に基づいて、タッチパネルディスプレイ6をタッチ(押下)することで、金融取引の操作を行う。
<自動取引装置を含む自動取引システムの一例>
図2は、自動取引装置1を含む自動取引システム10の一例を示している。自動取引システム10では、複数の自動取引装置1とホストコンピュータ12とがネットワーク11を介して接続されている。各自動取引装置1は、ネットワーク11を介して、ホストコンピュータ12と通信することができる。なお、自動取引システム10の構成は、図2の例には限定されない。
上述したように、自動取引装置1にはタッチパネルディスプレイ6が備えられる。自動取引装置1は、自動機制御部21と検出部22と表示制御部23と第1の演算部24と第2の演算部25と取引金額決定部26と暗証番号認識部27と通信部28とを備える。自動取引装置1の構成は、図2の例には限定されない。
自動機制御部21は、自動取引装置1の全体の制御を行う。検出部22は、タッチパネルディスプレイ6にタッチされた点を検出する。例えば、タッチパネルディスプレイ6は、XY座標系で表すことができ、検出部22は、タッチされた座標を検出する。
表示制御部23は、タッチパネルディスプレイ6に表示される画面の表示制御を行う。表示制御部23は、タッチパネルディスプレイ6に表示される画面に、XY座標系において所定の範囲を持つ第1の領域と第2の領域とを表示する場合がある。第1の領域は、万円単位の値を指定する領域である。第2の領域は、千円単位の値を指定する領域である。
第1の演算部24は、万円単位の値を演算する。検出部22は、第1の領域のうちタッチされた点の数を検出する。利用者は、タッチパネルディスプレイ6に表示されている第1の領域に複数回タッチすることが可能である。この場合、第1の演算部24は、第1の領域にタッチされた点の総数を積算する。
第2の演算部25は、千円単位の値を演算する。検出部22は、第2の領域のうちタッチされた点の数を検出する。利用者は、タッチパネルディスプレイ6に表示されている第2の領域に複数回タッチすることが可能である。この場合、第2の演算部25は、第2の領域にタッチされた点の総数を積算する。
取引金額決定部26は、第1の演算部24が演算した万円単位の値と第2の演算部25が演算した千円単位の値とに基づいて、取引金額を決定する。
暗証番号認識部27は、入力された暗証番号を認識する。通信部28は、ネットワーク11を介して、ホストコンピュータ12と通信する。ホストコンピュータ12は、例えば、口座元帳を記憶している。口座元帳は、例えば、利用者の口座を識別する口座情報(店番号、科目、口座番号)に対応付けて暗証番号や口座残高等の情報を記憶する。
<第1の画面の例>
次に、第1の画面の例について、図3を参照して説明する。第1の画面30は、タッチパネルディスプレイ6に表示される。第1の画面30は、「0」から「9」までのテンキー(数字キー)を含むテンキー領域31を有している。また、第1の画面30は、万円単位を指定する万円単位キー32および千円単位を指定する千円単位キー33を有している。
また、第1の画面30は、円キー34を有している。円キー34は、テンキー領域31のテンキー、万円単位キー32および千円単位キー33を使用して指定された金額を金額表示欄35に表示する。金額表示欄35が表示する金額は、取引金額である。
第1の画面30は、訂正キー36および確認キー37を有している。訂正キー36は、入力された取引金額に訂正がある場合に、入力された金額をクリアするために用いられる。訂正キー36がタッチされると、金額表示欄35に表示されていた取引金額は表示されなくなる。確認キー37は、金額表示欄35に表示されている金額で取引金額を確定するために使用されるキーである。
第1の画面30は、簡易入力キー38を有している。簡易入力キー38は、第1の画面30から、次に説明する第2の画面40に遷移するためのキーである。図3は、簡易入力キー38がタッチされたときの例を示している(簡易入力キー38に網掛けを施している)。
<第2の画面の一例>
図4を参照して、第2の画面40の一例について説明する。第2の画面40は、簡易的に金融取引を行うための画面である。第2の画面40は、第1の領域41を有している。図4では、第1の領域41は「万円領域」と示している。第1の領域41は、タッチされた点の数で万円単位の値を指定するための領域である。
図4の例では、操作ガイドとして、表示制御部23は、第1の領域41に「万円領域」および「指でタッチ」という情報を表示している。第2の領域42は、タッチされた点の数で千円単位の値を指定するための領域である。表示制御部23は、第2の領域42に第1の領域41と同様の操作ガイドを表示する。
取引金額表示欄43は、利用者が第1の領域41および第2の領域42を使用して指定した金額を表示する。訂正キー44は、金額の訂正を行うためのキーである。訂正キー44がタッチされたことを検出部22が検出すると、入力された取引金額はクリアされる。
また、訂正キー44がタッチされると、取引金額表示欄43に表示されていた金額は表示されなくなる。確認キー45は、取引金額表示欄43に表示されている金額で取引金額を確定するために使用されるキーである。
図4の例ではテンキーが表示されていない。第2の画面40では、テンキーを使用することなく、取引金額を指定することができる。従って、表示制御部23は、第1の領域41および第2の領域42に対して、第2の画面40のうち広範な領域を割り当てることができる。
図5の例は、第1の画面30に対して、第1の領域41および第2の領域42を重ね合わせた状態を示す図である。表示制御部23は、第1の画面30を表示するときのテンキー領域31に第2の画面40を表示するときの第1の領域41と第2の領域42との一方または両方を割り当てる。図5において、第1の領域41および第2の領域42に相当する領域を破線で示す。
テンキー領域31のうち、第1の領域41に割り当てられた領域を領域R1とする。テンキー領域31のうち、第2の領域42に割り当てられた領域を領域R2とする。なお、図5において、領域R1およびR2にはハッチングが施されている。
表示制御部23は、第2の画面40を表示するときに、第1の画面30が表示されていたテンキー領域31に割り当てられていた部分を第1の領域41と第2の領域42とのうち一方または両方に割り当てる。
図5の例の場合、領域R1およびR2を第1の領域41と第2の領域42とに割り当てることができる。これにより、第2の画面40のうち、第1の領域41と第2の領域42とに広範な領域を割り当てることができる。
<金額指定の一例>
図6は、取引金額として、「5万5千円」を指定する例を示している。なお、図6において、「左側」とあるのは、利用者から見て、第2の画面40の左側であり、「右側」とあるのは、利用者から見て、第2の画面40の右側である。
なお、以下において、利用者がタッチパネルディスプレイ6をタッチした箇所を検出部22が検出する。検出部22が検出した箇所を「点」と称する。「点」は、利用者の指でタッチパネルディスプレイ6をタッチしたものであるため、実施形態の「点」は所定の範囲を有する。
利用者は、左手の5本の指を使用して、第1の領域41をタッチする。図6の例では、点L1乃至点L5がタッチされている。例えば、点L1は左手の小指、点L2は左手の薬指、点L3は左手の中指、点L4は左手の人差し指、点L5は左手の親指であってもよい。点L1乃至L5のそれぞれは、相互に離間しているものとする。
利用者は、右手の5本の指を使用して、第2の領域42をタッチする。図6の例では、点R1乃至点R5がタッチされている。例えば、点R1は右手の親指、点R2は右手の人差し指、点R3は右手の中指、点R4は右手の薬指、点R5は右手の小指であってもよい。点R1乃至R5のそれぞれは、相互に離間しているものとする。
検出部22は、第1の領域41でタッチされた点の数を検出する。図6の場合、検出部22は、第1の領域41で5つの点がタッチされたことを検出する。また、検出部22は、第2の領域42で5つの点がタッチされたことを検出する。
第1の演算部24は、検出部22が第1の領域41において検出された点の数に基づいて、積算を行う。図6の例の場合、検出部22は5つの点を検出しているため、第1の演算部24は、積算結果を「5」とする。なお、第1の演算部24の初期値はゼロである。
第2の演算部25は、検出部22が第2の領域42において検出された点の数に基づいて、積算を行う。図6の例の場合、検出部22は5つの点を検出しているため、第2の演算部25は、積算結果を「5」とする。なお、第2の演算部25の初期値はゼロである。
取引金額決定部26は、万円単位の値を決定する第1の演算部24の演算結果が「5」であり、千円単位の値を決定する第2の演算部25の演算結果が「5」であるため、取引の合計金額が「5万5千円」であると決定する。
表示制御部23は、取引金額表示欄43に取引金額である「55,000円」を表示する。なお、表示制御部23は、取引金額表示欄43に取引金額を任意の態様で表示してもよい。例えば、表示制御部23は、取引金額を漢数字で表示してもよい。
利用者は、取引金額を修正する場合には、訂正キー44をタッチする。検出部22が訂正キー44のタッチを検出すると、入力された金額はクリアされ、取引金額表示欄43に表示されていた金額は表示されなくなる。一方、利用者が確認キー45をタッチすると、検出部22が確認キー45のタッチを検出する。これにより、取引金額が確定する。
次に、取引金額として、「9万8千円」を指定する例について、図6乃至図8を参照して説明する。利用者が左手を用いて、1回に第1の領域41をタッチできる最大の数は「5」である。同様に、利用者が右手を用いて、1回に第2の領域42をタッチできる最大の数は「5」である。
よって、「5万5千円」を超過した金融取引を行う場合には、利用者は、左右の手を一時的にタッチパネルディスプレイ6から離す。図7の例において、検出部22は、第1の領域41および第2の領域42の何れにもタッチがされていることを検出しない。なお、このとき、利用者は、訂正キー44および確認キー45の何れもタッチしていないものとする。
次に、図8の例に示すように、利用者は、第1の領域41に4本の指でタッチする。また、利用者は、第2の領域42に3本の指でタッチする。検出部22は、第1の領域41から4つの点を検出し、第2の領域から3つの点を検出する。
第1の演算部24は、図6のときに検出部22が検出した「5」に「4」を積算し、積算結果を「9」とする。第2の演算部25は、図6のときに検出部22が検出した「5」に「3」を積算し、積算結果を「8」とする。
これにより、取引金額決定部26は、積算した結果、取引金額が「9万8千円」であると決定する。表示制御部23は、取引金額表示欄43に取引金額である「98,000円」を表示する。利用者は、取引金額表示欄43に表示されている取引金額を修正する場合には、訂正キー44をタッチする。
検出部22は、訂正キー44のタッチを検出したときには、入力された取引金額をクリアする。そして、表示制御部23は、取引金額表示欄43に表示されている取引金額を表示しないように制御する。
従って、第2の画面40のうち、広範な領域である第1の領域41および第2の領域42を用いて、利用者は簡単に且つ所望の取引金額を指定することができる。つまり、利用者は、取引金額に応じて、左右の指をタッチパネルディスプレイ6にタッチ操作をするだけで、所望の取引金額を簡単に指定することができる。
また、取引金額が「5万5千円」を超過した取引を行うときには、利用者は、タッチパネルディスプレイ6から全ての指を離間して、再び第1の領域41、第2の領域42にタッチする。これにより、「5万5千円」を超過した金額であっても、所望の取引金額を簡単に指定することができる。
第1の領域41および第2の領域42は、第2の画面40の広範な領域を占める。特に、もともとはテンキーが表示されていたテンキー領域31を第1の領域41、第2の領域42に割り当てることで、第1の領域41、第2の領域42は広範な領域となる。
このため、弱視者や視覚障がい者が金融取引を行うときには、広範な領域である第1の領域41と第2の領域42とを使用して、所望の金額の金融取引を直感的に簡単に行うことができる。これにより、弱視者や視覚障がい者、更には高齢者等に対しても使い勝手の良いユーザフレンドリーな操作感を提供することができる。
実施形態の自動取引装置1は、第1の領域41および第2の領域42をタッチパネルディスプレイ6に表示することで、所望の金額を簡単に指定することができる。例えば、「12万円」の金融取引を行うときには、利用者は、第1の領域41に対して、1回目に5本に指をタッチし、離間する。
次に、利用者は、2回目に第1の領域41に対して5本の指をタッチし、離間する。最後に、利用者は、第1の領域41に対して2本の指をタッチし、確認キー45をタッチする。第1の演算部24は、第1の領域41に利用者の指がタッチされるごとに、検出部22が検出した点の数を積算する。
検出部22が検出した点の数は、1回目が「5」、2回目が「5」、3回目が「2」である。よって、第1の演算部24は検出部22が検出した点の数を積算して「12」を得る。確認キー45がタッチされると、取引金額が「12万円」であると確定される。
次に、利用者が「8万円」の取引を行う例について説明する。「8万円」の取引を行う場合、利用者は、第1の領域41に対して5本の指をタッチした後に、タッチパネルディスプレイ6から指を離した後に、3本の指をタッチする。そして、利用者は、確認キー45をタッチする。
これにより、検出部22が検出する値は「5」および「3」であるため、第1の演算部24は積算した値「8」を得る。これにより、取引金額決定部26は、取引金額が「8万円」であると決定する。
一方、図9の例のように、左右の手を使用して、「8万円」の取引金額を指定することができる。図9の例では、利用者は、第1の領域41に対して、左手の5本の指でタッチしている。また、利用者は、第1の領域41に対して、右手の3本の指(例えば、人差し指R2、中指R3、薬指R4)でタッチしている。
そして、利用者は、確認キー45をタッチする。検出部22は、第1の領域41から8つの点を検出している。従って、第1の演算部24は万円単位の値「8」を得る。そして、取引金額決定部26は、取引金額が「8万円」であると決定する。
以上のように、取引金額が「10万円」未満であり、且つ千円単位が指定されない場合、左右の手の指を使用して、取引金額を指定することができる。この場合、利用者は、タッチパネルディスプレイ6を複数回タッチしなくてもよい。
<暗証番号入力画面の一例>
図10は、自動取引装置1を用いて、金融取引を行うときに、暗証番号を入力する第1の暗証番号入力画面50の一例を示している。第1の暗証番号入力画面50は、タッチパネルディスプレイ6に表示される画面である。第1の暗証番号入力画面50は、「0」から「9」までのテンキーを含むテンキー領域51を有している。
利用者は、テンキーをタッチして、暗証番号を入力する。例えば、暗証番号が4桁の場合、利用者は、4桁の暗証番号を順次タッチする。暗証番号認識部27は、入力された暗証番号を認識する。入力した暗証番号に訂正がある場合には、利用者は、訂正キー52をタッチする。
図11は、暗証番号を入力する第2の暗証番号入力画面60の一例を示している。第2の暗証番号入力画面60もタッチパネルディスプレイ6に表示される画面である。第2の暗証番号入力画面60は、テンキー領域61を有している。なお、このテンキー領域61は省略してもよい。
第2の暗証番号入力画面60は、暗証キータッチ領域62と加算キー63とを有している。暗証キータッチ領域62は、暗証番号を入力するための領域である。検出部22は、暗証キータッチ領域62にタッチされた指の点の数を検出する。
利用者は、左手または右手の何れかの手の指を使って、暗証キータッチ領域62をタッチする。従って、検出部22が検出する点の数は最大で「5」である。暗証キータッチ領域62では、「1」から「5」までの番号を指定できる。
一方、「6」から「9」および「0」の番号を指定するときには、利用者は、加算キー63をタッチする。例えば、左手で暗証キータッチ領域62をタッチしている場合には、右手で加算キー63をタッチする。
図11の例に示すように、加算キー63は暗証キータッチ領域62で指定された番号に「+5」をするキーである。例えば、検出部22が、暗証キータッチ領域62でタッチされた点の数を「2」とし、且つ加算キー63もタッチされていることを認識している場合には、暗証番号認識部27は、「7」という番号を認識する。
暗証キータッチ領域62に5本の指がタッチされ、且つ加算キー63がタッチされたことも認識した場合、暗証番号認識部27は「0」という番号を認識する。以上により、暗証番号の「0」から「9」までを全て指定することができる。なお、入力した暗証番号に訂正がある場合は、利用者は、訂正キー64をタッチする。
従って、テンキー領域61を使用することなく、利用者は、暗証キータッチ領域62および加算キー63を用いて、暗証番号を入力することができる。このため、弱視者や視覚障がい者、更には、高齢者等は、簡単に暗証番号を入力することができ、使い勝手の良いユーザフレンドリーな操作感を提供することができる。
<その他の画面例>
図12は、取引種別選択画面70の一例を示している。取引種別選択画面70は、初期的にタッチパネルディスプレイ6に表示される画面である。図12の例では、取引種別選択画面70は、支払キー71と預入キー72と残高照会キー73と通帳記帳キー74と振込キー75と振替キー76とを有している。
利用者は、所望の取引種別のキーをタッチする。実施形態では、支払キー71がタッチされるものとする。ただし、タッチされるキーは支払キー71には限定されない。なお、取引種別選択画面70は、図12以外の取引種別のキーを有していてもよい。
<磁気ストライプのフォーマットの一例>
次に、図13を参照して、磁気ストライプのフォーマットの一例について説明する。自動取引装置1で金融取引を行うときに、カードが使用される。カードは磁気ストライプ(MS:Magnetic Stripe)データを有している。以下、磁気ストライプデータをMSデータと称する。
一例として、MSデータのフォーマットは、図13(A)で示すように、口座情報フィールドと予備フィールドとコードとを有する。なお、コードは、図13(A)では「CD」と示している。
口座情報フィールドは、口座番号等の口座情報を記憶する。予備フィールドは、他の情報を記憶する。実施形態では、予備フィールドにコード(CD)を設定し、簡易フラグが「0」であるか、「1」であるかを記憶する。
図14(B)は、コードとフラグ値とフラグ有効/無効とを示している。フラグ値が「0」の場合、フラグが無効であることを示し、「1」の場合、フラグが有効であることを示す。上記のコードは、カードに記憶された情報の一例である。
実施形態では、フラグが無効の場合には、通常操作画面を使用するようにカードに設定がされる。通常操作画面は、テンキーを使用して金額を指定する第1の画面30およびテンキーを使用して暗証番号を入力する第1の暗証番号入力画面50を含む。通常操作画面は、主に弱視者や視覚障がい者でない利用者が操作する画面である。
簡易操作画面は、第1の領域41および第2の領域42を使用して金額を指定する第2の画面40および暗証キータッチ領域62および加算キー63を使用して暗証番号を入力する第2の暗証番号入力画面60を含む。簡易操作画面は、主に弱視者や視覚障がい者が操作する画面である。
<実施形態の処理の流れを示すフローチャートの一例>
次に、図14乃至図17のフローチャートを参照して、実施形態の処理の一例について説明する。表示制御部23は、初期的に、図12の例で示した取引種別選択画面70をタッチパネルディスプレイ6に表示する(ステップS1)。実施形態では、図12で一例として示した支払キー71がタッチされたものとする。従って、自動取引装置1は、支払処理を行う。
自動機制御部21は、取引種別選択画面70の取引種別のキーのうち何れかのキーがタッチされたか否かを判定する(ステップS2)。何れのキーもタッチされなければ(ステップS2でNO)、タッチパネルディスプレイ6には、取引種別選択画面70が表示され続ける。
一方、何れかの取引キーがタッチされた場合(ステップS2でYES)、自動機制御部21は、タッチされた取引種別のキーを判定する(ステップS3)。タッチされた取引キーが支払キー71でない場合(ステップS3でNO)、自動取引装置1は、他の取引種別の処理を行う(ステップS4)。そして、処理は、「1」からステップS1に戻る。
一方、タッチされた取引種別のキーが支払キー71である場合、(ステップS3でYES)、自動機制御部21は、カード挿入部3にカードが挿入されたか否かを判定する(ステップS5)。
カードが挿入されていなければ(ステップS5でNO)、自動機制御部21は、所定時間が経過したかを判定し、所定時間を経過した場合、取引を終了して、ステップS1に戻ってもよい。
一方、カードが挿入された場合(ステップS5でYES)、自動機制御部21は、挿入されたカードのMSデータの簡易フラグが有効であるか否かを判定する(ステップS6)。実施形態では、自動機制御部21は、簡易フラグが「1」のときに有効であると判断し、「0」のときに無効であると判断する。
簡易フラグが「0」の場合(ステップS6でNO)、表示制御部23は、第1の暗証番号入力画面50を表示する(ステップS7)。つまり、利用者は、通常操作により金融取引を行う。この場合、利用者は、テンキーを用いて暗証番号を入力する。
一方、簡易フラグが「1」の場合(ステップS6でYES)、表示制御部23は、第2の暗証番号入力画面60を表示する(ステップS8)。つまり、利用者が簡易に暗証番号を入力できる簡易操作が選択される。利用者は、暗証キータッチ領域62と加算キー63とを用いて、暗証番号を入力する。
検出部22は、第1の暗証番号入力画面50または第2の暗証番号入力画面60により暗証番号が入力されたか否かを判定する(ステップS9)。暗証番号が入力されない場合(ステップS9でNO)、自動機制御部21は、所定時間が経過したかを判定し、所定時間を経過した場合、挿入されていたカードをカード挿入部3から返却して、カードが抜き取られた場合、取引を終了して、ステップS1に戻ってもよい。
第1の暗証番号入力画面50または第2の暗証番号入力画面60により暗証番号が入力された場合(ステップS9でYES)、表示制御部23は、再び簡易フラグが有効であるか否かを判定する(ステップS10)。
簡易フラグが有効の場合(ステップS10でYES)、処理は2番に進む。一方、簡易フラグが無効の場合(ステップS10でNO)、処理は3番に進む。2番は、簡易操作の処理であり、3番は通常操作の処理である。2番および3番以降の処理について、図15および図16のフローチャートを参照して、説明する。
最初に、簡易フラグが有効の場合(2番の処理)について説明する。図15の例に示すように、2番以降の処理は、簡易操作の処理になる。表示制御部23は、タッチパネルディスプレイ6に図4で一例として示した第2の画面40を表示する(ステップS11)。
検出部22は、タッチパネルディスプレイ6に表示されている第2の画面40のうち、第1の領域41がタッチされたか否かを判定する(ステップS12)。例えば、第2の画面40のうち、第1の領域41にXY座標系のうち所定の範囲が割り当てられている場合、検出部22は、該範囲に対してタッチされたか否かを判定する。
第1の領域41がタッチされたと検出部22が判定した場合(ステップS12でYES)、検出部22は、タッチされた点の数を検出する(ステップS13)。第1の演算部24は、検出部22が検出した点の数を積算する(ステップS14)。
第1の演算部24の初期値はゼロである。利用者は、タッチパネルディスプレイ6に複数回タッチすることがある。1回目にタッチされたときには、第1の演算部24は、検出部22が検出した点の数をゼロに加算する。第1の演算部24が積算した値は、万円単位の値を示す。ただし、ステップS14の時点では、万円単位の値は確定しない。
ステップS12において、検出部22が第1の領域41にタッチがされていないと判定した場合(ステップS12でNO)、ステップS13およびS14の処理は行われない。この場合、万円単位の値は指定されない。
検出部22は、タッチパネルディスプレイ6に表示されている第2の画面40のうち、第2の領域42がタッチされたか否かを判定する(ステップS15)。例えば、第2の画面40のうち、第2の領域42にXY座標系のうち所定の範囲が割り当てられている場合、検出部22は、該範囲に対してタッチされたか否かを判定する。
第2の領域42がタッチされたと検出部22が判定した場合(ステップS15でYES)、検出部22は、タッチされた点の数を検出する(ステップS16)。第2の演算部25は、検出部22が検出した点の数を積算する(ステップS17)。
第2の演算部25の初期値はゼロである。利用者は、タッチパネルディスプレイ6に複数回タッチすることがある。1回目にタッチされたときには、第2の演算部25は、検出部22が検出した点の数をゼロに加算する。第2の演算部25が積算した値は、千円単位の値を示す。ただし、ステップS17の時点では、千円単位の値は確定しない。
ステップS15において、検出部22が第2の領域42にタッチがされていないと判定した場合(ステップS15でNO)、ステップS16およびS17の処理は行われない。この場合、千円単位の値は指定されない。
利用者は、タッチしていていた指を全てタッチパネルディスプレイ6から離間して、再びタッチパネルディスプレイ6をタッチすることができる。検出部22は、第1の領域41および第2の領域42に対して一時的にタッチされていないことを検出し、且つ再び第1の領域41と第2の領域42とのうち一方または両方にタッチがされたことを検出したか否かを判定する(ステップS18)。
つまり、検出部22は、2回目以降のタッチを行ったか否かを判定する。検出部22が再度のタッチを検出した場合(ステップS18でYES)、処理はステップS12に戻る。利用者が、第1の領域41に対して再びタッチした場合には、検出部22が検出した点の数を第1の演算部24が積算する。
また、利用者が第2の領域42に対して再びタッチした場合には、検出部22が検出した点の数を第2の演算部25が積算する。第1の演算部24が積算した値は、万円単位の値を示す。第2の演算部25が積算した値は、千円単位の値を示す。
検出部22は、図4の訂正キー44がタッチされたか否かを判定する(ステップS19)。訂正キー44がタッチされたことを検出部22が検出した場合(ステップS19でYES)、第1の演算部24および第2の演算部25が演算した値、つまり入力された金額はクリアされる(ステップS20)。その後、処理は、ステップS12に戻る。
検出部22は、訂正キー44がタッチされていない場合(ステップS19でNO)、図4の例に示す確認キー45がタッチされたか否かを判定する(ステップS219)。確認キー45がタッチされない場合(ステップS21でNO)、処理はステップS12に戻る。つまり、確認キー45がタッチされなければ、取引金額は確定しない。
確認キー45がタッチされたことを検出部22が検出したときに(ステップS19でYES)、取引金額が確定する。確定した取引金額は、取引金額決定部26が決定した取引金額である。取引金額決定部26は、第1の演算部24が積算した値に基づいて、万円単位の値を決定し、第2の演算部25が演算した値に基づいて、千円単位の値を決定する。
次に、図16の3番以降の処理について説明する。3番以降の処理は、テンキーを使用して取引金額を指定する処理になる。つまり、通常操作の処理になる。まず、表示制御部23は、図3の例の第1の画面30をタッチパネルディスプレイ6に表示する(ステップS22)。
検出部22は、図3の簡易入力キー38がタッチされたか否かを判定する(ステップS23)。簡易入力キー35がタッチされたと検出部22が判定した場合(ステップS23でYES)、処理は、図15の5番に進む。つまり、表示制御部23は、表示されている第1の画面30から第2の画面40に遷移させる。
検出部22は、テンキー領域31のテンキー、万円単位キー32および千円単位キー33を用いて取引金額が指定されたか否かを判定する(ステップS24)。取引金額が指定されていなければ(ステップS24でNO)、次の処理には進まない。
取引金額が指定された場合(ステップS24でYES)、検出部22は、訂正キー36がタッチされたか否かを判定する(ステップS25)。訂正キー36がタッチされたと判定された場合(ステップS25でYES)、テンキーを用いて入力された金額はクリアされる(ステップS26)。
訂正キー36がタッチされていない場合(ステップS26でNO)、確認キー37がタッチされたか否かを判定する(ステップS23)。確認キー37がタッチされていなければ(ステップS23でNO)、取引金額は確定しない。この場合、次の処理には進まない。
一方、確認キー37がタッチされたと検出部22が判定した場合(ステップS23でYES)、処理は4番に進む。つまり、処理が4番に進むのは、第2の画面40を使用した簡易操作により取引金額が確定された場合、または第1の画面30を使用した通常操作により取引金額が確定された場合の何れかになる。
4番以降の処理について、図17を参照して説明する。自動機制御部21は、支払取引電文を生成する(ステップS28)。支払取引電文は、ホストコンピュータ12に対して支払取引の実行を要求する電文である。通信部28は、ネットワーク11を介して、支払取引電文をホストコンピュータ12に送信する(ステップS29)。
ホストコンピュータ12は、支払取引電文に基づいて、口座元帳等を参照して、所定の処理を行う。そして、ホストコンピュータ12は、応答電文を自動取引装置1に送信する。自動機制御部21は、通信部28が応答電文を受信したか否かを判定する(ステップS30)。
通信部28が応答電文を受信していない場合(ステップS30でNO)、次の処理には進まない。通信部28が応答電文を受信した場合(ステップS30でYES)、自動機制御部21は、支払いを行う現金の計数処理を行う(ステップS31)。
そして、自動機制御部21は、計数処理された現金を硬貨投入出口4と紙幣投入出口5から返却する処理を行う(ステップS32)。自動機制御部21は、現金が硬貨投入出口4と紙幣投入出口5から抜き取られているか否かを判定する(ステップS33)。
現金が抜き取られていない場合(ステップS33でNO)、処理は終了しない。この場合、自動機制御部21は、現金を抜き取るように利用者に了知させるための警告音を発生するように、例えばスピーカ等を制御してもよい。
現金が抜き取られた場合(ステップS33でYES)、自動機制御部21は、挿入されていたカードをカード挿入部3から返却する処理を行う(ステップS34)。自動機制御部21は、カードがカード挿入部3から抜き取られているか否かを判定する(ステップS35)。
カードが抜き取られていない場合(ステップS35でNO)、処理は終了しない。この場合、自動機制御部21は、カードを抜き取るように利用者に了知させるための警告音を発生するように、例えばスピーカ等を制御してもよい。カードが抜き取られた場合(ステップS35でYES)、処理は終了する。
<自動取引装置のハードウェア構成の一例>
次に、図18を参照して、自動取引装置1のハードウェア構成の一例を説明する。図19の例に示すように、バス100に対して、プロセッサ111とRAM(Random Access Memory)112とROM(Read Only Memory)113と補助記憶装置114と媒体接続部115と通信インタフェース116と入出力インタフェース117とが接続されている。
プロセッサ111はCPU(Central Processing Unit)のような任意の処理回路である。プロセッサ111はRAM112に展開されたプログラムを実行する。実行されるプログラムとしては、実施形態の処理を行うプログラムを適用することができる。ROM113はRAM112に展開されるプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。
補助記憶装置114は、種々の情報を記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等を補助記憶装置114に適用することができる。媒体接続部115は、可搬型記録媒体118と接続可能に設けられている。入出力インタフェース117は、タッチパネルディスプレイ6等とデータの入出力を行うインタフェースである。
可搬型記録媒体118としては、可搬型のメモリや光学式ディスク(例えば、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等)を適用することができる。この可搬型記録媒体118に実施形態の処理を行うプログラムが記録されていてもよい。通信インタフェース116は、外部との通信を行うときのインタフェースである。
図2で示した自動機制御部21〜暗証番号認識部27の各部の機能は、プロセッサ111により実現されてもよい。通信部28は通信インタフェース116により実現されてもよい。
RAM112、ROM113および補助記憶装置114は、何れもコンピュータ読み取り可能な有形の記憶媒体の一例である。これらの有形な記憶媒体は、信号搬送波のような一時的な媒体ではない。
<その他>
図4の第2の画面40において、テンキーを表示してもよい。この場合、第2の画面40には、第1の領域41および第2の領域42だけでなく、テンキーも表示される。従って、第2の画面40で、通常操作と簡易操作との両方を行うことができる。
ただし、第2の画面40にテンキーを表示すると、第1の領域41および第2の領域42が狭くなる。ただし、弱視者や視覚障がい者、更には高齢者等にユーザフレンドリーな操作感を提供するという観点では、第1の領域41および第2の領域42が狭くなることは好ましくない。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
1 自動取引装置
3 カード挿入部
6 タッチパネルディスプレイ
10 自動取引システム
12 ホストコンピュータ
21 自動機制御部
22 検出部
23 表示制御部
24 第1の演算部
25 第2の演算部
26 取引金額決定部
27 暗証番号認識部
28 通信部
30 第1の画面
31 テンキー領域
40 第2の画面
41 第1の領域
42 第2の領域
37、45、 確認キー
111 プロセッサ
112 RAM
113 ROM

Claims (6)

  1. 金融取引のためのタッチパネルディスプレイと、
    タッチされた点の数に基づいて万円単位の値を指定する第1の領域と、タッチされた点の数に基づいて千円単位の値を指定する第2の領域と、を前記タッチパネルディスプレイに表示する表示制御部と、
    前記第1の領域でタッチされた点の数と前記第2の領域でタッチされた点の数とに基づいて、取引金額を決定する取引金額決定部と、
    を備える自動取引装置。
  2. 前記第1の領域に対してタッチされていない状態から再びタッチがされたとき、前記第1の領域でタッチされた点の数を積算する第1の演算部と、
    前記第2の領域に対してタッチされていない状態から再びタッチがされたとき、前記第2の領域でタッチされた点の数を積算する第2の演算部と、
    を備え、
    前記取引金額決定部は、前記第1の演算部と前記第2の演算部との演算結果に基づいて、前記取引金額を決定する、
    請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記表示制御部は、テンキーにより前記取引金額を指定する第1の画面と、前記第1の領域および前記第2の領域を有する第2の画面とのうち、前記第2の画面を前記タッチパネルディスプレイに表示するときに、前記第1の画面で表示されていた前記テンキーの領域を前記第2の画面の前記第1の領域と前記第2の領域とのうち一方または両方に割り当てて表示する。
    請求項1または2記載の自動取引装置。
  4. 前記表示制御部は、前記金融取引に使用されるカードに記憶された情報に基づいて、前記タッチパネルディスプレイに前記第1の画面と前記第2の画面とのうち何れかを表示する、
    請求項3記載の自動取引装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第1の画面から前記第2の画面に遷移するキーを表示する、
    請求項3記載の自動取引装置。
  6. タッチパネルディスプレイを用いて金融取引を行う自動取引方法であって、
    タッチされた点の数に基づいて万円単位の値を指定する第1の領域と、タッチされた点の数に基づいて千円単位の値を指定する第2の領域と、を前記タッチパネルディスプレイに表示し、
    前記第1の領域でタッチされた点の数と前記第2の領域でタッチされた点の数とに基づいて、取引金額を決定する、
    処理をコンピュータが実行する自動取引方法。
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