JP2016085504A - 印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】制限ユーザであっても、印刷対象のプリンタに障害が発生した場合に速やかに代替プリンタを利用できるようにする。【解決手段】複数のプリンタとプリントサーバとクライアント装置とが通信ネットワークで接続される印刷システムにおいて、前記プリントサーバには、複数のプリンタドライバがインストールされ、プリンタドライバをPoint and Printでインストールするためのプリントキューが登録可能であり、前記クライアント装置には、所定のプリンタに対応するプリンタドライバがインストールされ、前記プリントサーバは、各々のプリンタの障害の発生を検知するプリンタ状態検知部と、前記所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記複数のプリンタの中から選択される代替プリンタを前記クライアント装置が利用できるように、前記代替プリンタに対応するプリントキューの設定を変更するプリントキュー制御部と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラムに関し、特に、Point and Print環境で印刷を行う印刷システム及びプリンタドライバのPoint and Print環境でのインストールを管理するプリンタドライバ管理プログラムに関する。
企業においてIT(Information Technology)のセキュリティに関する意識が高まっており、そのような企業では、クライアント装置を操作するエンドユーザのアカウントには管理者権限を与えずに制限ユーザとすることが多い。制限ユーザは、クライアント装置にプリンタドライバを自由にインストールすることは許可されておらず、プリントサーバで共有設定されたプリントキューを利用してPoint and Printでプリンタドライバをインストールすることのみ許可されることがある。
上記Point and Printとは、Windows(登録商標)のユーザがディスクなどのインストールメディアを用意しなくても、リモートプリンタへの接続を作成できる機能であり、必要なすべてのファイルおよび構成情報は、プリントサーバからクライアント装置に自動的にダウンロードされるものである。
上記プリンタドライバを用いてプリンタに印刷指示を行う際、印刷を実行するプリンタが故障等により使用できない場合は、代替プリンタのプリンタドライバをインストールする必要があり、プリンタドライバのインストールに関して、様々な提案がなされている。例えば、下記特許文献1には、複数のプリンタと1または複数のクライアント装置とプリンタサーバとが通信ネットワークを介して接続され、前記クライアント装置から送信された印刷データを前記プリンタサーバが受信して印刷処理を実施する印刷システムにおいて、前記プリンタサーバは、任意のクライアント装置から所定のプリンタに対して印刷要求があったとき、当該プリンタが使用できない状態である場合には前記クライアント装置に対して使用不可状態を通知する手段と、代替可能な他のプリンタの一覧リストを前記クライアント装置に送信する手段と、前記クライアント装置が前記一覧リストから選択した代替プリンタの情報を受信する手段と、受信した代替プリンタのドライバを前記クライアント装置に送信する手段とを備え、前記クライアント装置は、前記一覧リストから選択するとき、選択したプリンタのドライバの使用条件を選択可能に設けられている構成が開示されている。
また、下記特許文献2には、少なくとも1以上のクライアント及び少なくとも1以上の印刷装置と、ネットワークを介して接続されるプリントサーバであって、前記ネットワーク上に接続された前記少なくとも1以上の印刷装置に関する属性情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に属性情報が記憶された前記印刷装置が前記ネットワーク上において有効であるか又は無効であるかを判定する判定手段と、前記少なくとも1以上のクライアントのうち、前記判定手段により無効と判定された第1の印刷装置用の第1のプリンタドライバを有する第1のクライアントを検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段により、前記第1のクライアントが検出された場合に、前記第1の印刷装置と代替可能な第2の印刷装置を、前記記憶手段に記憶された属性情報に基づき検索する第2の検索手段と、前記第2の検索手段により前記第2の印刷装置が検出された場合に、該第2の印刷装置用の第2のプリンタドライバを前記第1のクライアントに提供する提供手段とを備える構成が開示されている。
上述したように、プリンタに障害等が発生して印刷できなくなった場合、特許文献1、2では、クライアント装置に代替プリンタ(第2の印刷装置)のプリンタドライバをローカルインストールすることによって印刷を実行できるようにしている。
しかしながら、Point and Print環境では、クライアント装置を使うユーザが制限ユーザの場合、制限ユーザは、プリントサーバの操作を行ったり、クライアント装置に代替プリンタのプリンタドライバをローカルインストールしたりするなどの、代替プリンタを使用するための設定変更を行う権限がない。そのため、プリントサーバを管理するIT管理者がプリンタの障害に気付き、クライアント装置で代替プリンタを利用できるように設定を変更するまで、制限ユーザは印刷を実行することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、Point and Printによるプリンタドライバのインストールしか許可されていない制限ユーザであっても、印刷対象のプリンタに障害が発生した場合に、速やかに代替プリンタを利用することができる印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、複数のプリンタとプリントサーバとクライアント装置とが通信ネットワークで接続される印刷システムにおいて、前記プリントサーバには、複数のプリンタドライバがインストールされており、各々のプリンタドライバをWindows(登録商標)のPoint and Printによって前記通信ネットワーク上の装置にインストールするために使用されるプリントキューが登録可能であり、前記クライアント装置には、前記複数のプリンタの内の所定のプリンタに対応するプリンタドライバがインストールされており、前記プリントサーバは、各々のプリンタの装置情報に基づいて障害の発生を検知するプリンタ状態検知部と、前記クライアント装置から印刷が指示されている前記所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記複数のプリンタの中から選択される代替プリンタを前記クライアント装置が利用できるように、前記代替プリンタに対応するプリントキューの設定を変更するプリントキュー制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、通信ネットワークを介して複数のプリンタとクライアント装置とに接続されるプリントサーバで動作するプリンタドライバ管理プログラムであって、前記プリントサーバには、複数のプリンタドライバがインストールされており、各々のプリンタドライバをWindows(登録商標)のPoint and Printによって前記通信ネットワーク上の装置にインストールするために使用されるプリントキューが登録可能であり、前記プリントサーバに、各々のプリンタの装置情報に基づいて障害の発生を検知するプリンタ状態検知処理、前記クライアント装置にインストールされたプリンタドライバを用いて印刷が指示されている所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記複数のプリンタの中から選択される代替プリンタを前記クライアント装置が利用できるように、前記代替プリンタに対応するプリントキューの設定を変更するプリントキュー制御処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラムによれば、Point and Printによるプリンタドライバのインストールしか許可されていない制限ユーザであっても、印刷対象のプリンタに障害が発生した場合に、速やかに代替プリンタを利用することができる。
その理由は、プリントサーバ(プリンタドライバ管理プログラム)は、あるユーザがPoint and Printでインストールしたプリンタドライバを用いて印刷を指示しているプリンタに障害等が発生して印刷が実行できない状態になった場合に、一時的に代替プリンタのプリンタドライバをPoint and Printでインストールできるように、プリンタドライバをインストールするためのプリントキューの設定を変更するからである。
背景技術で示したように、セキュリティの管理が厳しい企業ではクライアント装置を操作するユーザの権限を制限している場合が多く、制限ユーザは、クライアント装置にプリンタドライバを自由にローカルインストールすることができない。そのため、Point and Print環境においてプリンタに障害が発生して印刷できなくなった場合、制限ユーザは代替プリンタ用のプリンタドライバをインストールすることができず、プリントサーバを管理する管理者がプリンタの障害に気付いて設定を変更するまで印刷することができない。
そこで、本発明の一実施の形態では、あるユーザがPoint and Printでインストールしたプリンタドライバを利用して印刷している時に、出力対象のプリンタが故障等により使用不可になった場合に、他のプリンタ(代替プリンタ)の使用制限を一時的に解除して、代替プリンタから印刷ができるようにする。
具体的には、代替プリンタのプリントキューが共有設定されている場合は、プリントキューにそのユーザに対するアクセス権を設定したり、代替プリンタのプリントキューが共有設定されていない場合は、そのプリントキューを共有設定すると共にそのユーザに対するアクセス権を設定したり、代替プリンタのプリントキューが登録されていない場合は、そのプリントキューを登録して共有設定すると共にそのユーザに対するアクセス権を設定したりする。また、そのユーザに対してアクセス権が設定されている別のプリンタのプリントキューが既にある場合は、アクセス権が設定されている別のプリンタの使用を促すようにする。
これにより、Point and Printによるプリンタドライバのインストールしか許可されていない制限ユーザであっても、プリンタの障害が発生した際に代替プリンタを速やかに利用することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラムについて、図1乃至図11を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの全体構成を示す図である。図2乃至図4は、印刷システムに含まれる各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。また、図5は、本実施例のプリントサーバのソフトウェア構成を示すブロック図であり、図6は、本実施例のプリントサーバが管理する使用制限解除情報の一例を示すテーブルである。また、図7は、プリントサーバにおけるプリンタドライバ及びプリントキューの状態を示す図、図8は、クライアント装置におけるプリンタドライバの状態を示す図であり、図9乃至図11は、プリントサーバの動作を示すフローチャート図である。
なお、本明細書で使用するプリントキューとは、コンピュータ装置に存在する抽象的なコンポーネントである。プリントキューは、1つのプリンタに対してプリンタドライバやポート(通信経路)を結びつける。また、そのプリンタに対する包括的な設定やユーザ固有の設定を保持する。プリントキューが保持するデータ要素の具体例としては、一意に識別できるプリントキューの名前、使用するプリンタドライバの情報、使用するプリンタプロセッサーの情報、使用するポートの情報、印刷中や待ち行列にある印刷ジョブのリスト、プリントキューへのアクセスを制御するセキュリティ記述、グローバルなDEVMODE設定、ユーザ毎のDEVMODE設定、プリントキューのデフォルトデータタイプの名前などである。
また、プリンタドライバとは、プリンタと通信するためにコンピュータ装置で使用するソフトウェアである。プリンタドライバは、アプリケーションからデータを受け取ってプリンタが読み取れるコマンドに変換する機能を備えている。
そして、プリントサーバでプリンタドライバのプリントキューを登録して共有設定し、クライアント装置でそのプリントキューを実行することにより、クライアント装置にプリンタドライバがインストールされると共に、プリンタドライバを呼び出すためのアイコンが画面上に登録される。
図1は、本実施例の印刷システムの全体構成を示している。本実施例の印刷システムは、印刷ジョブに従って印刷処理を実行する1又は複数のMFP(Multi Function Peripheral)などのプリンタ20と、印刷ジョブを送信する1又は複数のコンピュータ装置(クライアント装置30と呼ぶ。)と、印刷ジョブを管理するコンピュータ装置(プリントサーバ10と呼ぶ。)などで構成され、これらは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークで接続されている。
クライアント装置30及びプリントサーバ10は、Windows(登録商標)などのOS(Operating System)により制御されている。また、本実施例のプリンタドライバは、まずプリントサーバ10内部に格納され、その後、通信ネットワークで接続されたクライアント装置30に、Windows(登録商標)OSのPoint and Print機能を用いてインストールされる。プリンタ20では、各々のクライアント装置30からプリンタドライバによって出力された印刷ジョブを、プリントサーバ10を経由して受信し、印刷ジョブの内容に従って印刷処理を行う。なお、図1では、通信ネットワークに4つのプリンタ20が接続されている構成を示しているが、プリンタ20は複数であればよい。また、プリンタ20が複数のグループに分類されている場合は、グループ内で本実施例の制御(代替プリンタのプリンタドライバをインストールするための使用制限解除)を行ってもよい。以下、各装置のハードウェア構成について説明する。
[プリントサーバ]
プリントサーバ10は、図2に示すように、制御部11と記憶部12と通信I/F部13と表示部14と操作部15などで構成される。
プリントサーバ10は、図2に示すように、制御部11と記憶部12と通信I/F部13と表示部14と操作部15などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU11aは、プリントサーバ10の動作を制御するためのプログラム、OS、プリンタドライバ、プリンタドライバのインストールを管理するプリンタドライバ管理プログラムなどをROM11bや記憶部12から読み出し、RAM11cに展開して実行する。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、後述する使用制限解除情報を記述したテーブル、自装置の処理機能に関する情報などを格納する。
通信I/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっている機器との接続を確立し、データの送受信を実行する。具体的には、クライアント装置30にプリントキューのデータやプリンタドライバをインストールするためのデータを送信したり、クライアント装置30から印刷ジョブを受信したり、プリンタ20から装置情報を受信したり、プリンタ20に印刷ジョブを送信したりする。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、管理者がプリントキューの設定を管理するための画面などを表示する。操作部15は、キーボードやマウス、表示部14上に形成されたタッチセンサなどで構成され、プリントキューの設定を管理するための各種操作を可能にする。
[プリンタ]
プリンタ20は、図3に示すように、制御部21と記憶部22と通信I/F部23と表示部24と操作部25と描画処理部26と印刷部27などで構成される。
プリンタ20は、図3に示すように、制御部21と記憶部22と通信I/F部23と表示部24と操作部25と描画処理部26と印刷部27などで構成される。
制御部21は、CPU21aと、ROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU21aは、プリンタ20の動作を制御するためのプログラムなどをROM21bや記憶部22から読み出し、RAM21cに展開して実行する。
記憶部22は、HDDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、印刷ジョブ、印刷ジョブから生成した画像データ、フォントデータ、自装置の処理機能に関する情報などを格納する。
通信I/F部23は、NICやモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっているプリントサーバ10から印刷ジョブを受信したり、プリントサーバ10やクライアント装置30にプリンタ20の装置情報を送信したりする。
表示部24は、LCDなどで構成され、印刷に関する各種画面を表示する。操作部25は、ハードキーや表示部24上に形成されたタッチセンサなどで構成され、印刷に関する各種操作を可能にする。
描画処理部26は、プリントサーバ10から受信した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる各ページのデータをラスタライズして画像データを生成する。
印刷部27は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成のために必要な要素、すなわち、帯電装置、感光体ドラム、露光装置、転写ローラ、転写ベルト、定着装置などで構成され、描画処理部26が生成した画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から印刷データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を一次転写ローラ、二次転写ベルトを介して用紙に転写し、定着装置で定着させる処理を行う。
[クライアント装置]
クライアント装置30は、図4に示すように、制御部31と記憶部32と通信I/F部33と表示部34と操作部35などで構成される。
クライアント装置30は、図4に示すように、制御部31と記憶部32と通信I/F部33と表示部34と操作部35などで構成される。
制御部31は、CPU31aと、ROM31bやRAM31cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU31aは、クライアント装置30の動作を制御するためのプログラム、OS、文書を作成するアプリケーション、Point and PrintでインストールされたプリンタドライバなどをROM31bや記憶部32から読み出し、RAM31cに展開して実行する。
記憶部32は、HDDなどで構成され、CPU31aが各部を制御するためのプログラム、文書データ、自装置の処理機能に関する情報などを格納する。
通信I/F部33は、NICやモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっているプリントサーバ10からプリントキューのデータやプリンタドライバをPoint and Printでインストールするためのデータを受信したり、プリントサーバ10に印刷ジョブを送信したりする。
表示部34は、LCDなどで構成され、文書を作成するための画面、プリンタドライバの印刷設定画面などを表示する。操作部35は、キーボードやマウス、表示部34上に形成されたタッチセンサなどで構成され、文書の作成や印刷指示に関する各種操作を可能にする。
なお、図2乃至図4は、本実施例の印刷システムを構成する装置の基本構成であり、適宜変更可能である。例えば、図2では、プリントサーバ10に表示部14及び操作部15を設けているが、クライアント装置30に管理者権限でログインしたユーザがクライアント装置30を用いてプリントキューの設定を管理可能であれば、プリントサーバ10の表示部14及び操作部15は省略可能である。また、図4では、印刷機能を備えたプリンタ20を例示したが、プリンタ20は、スキャン機能やFAX機能、後処理機能などを備える構成としてもよい。
次に、プリントサーバ10の制御部11上で動作するソフトウェアについて説明する。図5に示すように、プリントサーバ10で動作するソフトウェアは、プリンタドライバの機能とプリンタドライバ管理プログラムの機能とを兼ね備え、全体制御部とUI(User Interface)部とレンダリング部と通信制御部とプリンタ状態検知部と使用制限解除情報管理部とプリントキュー制御部とクライアント通知部などで構成される。なお、図5では、本発明の理解を容易にするために、主にプリンタドライバとして機能する部分と主にプリンタドライバ管理プログラムとして機能する部分とを便宜的に分けている。
全体制御部は、プリンタドライバ及びプリンタドライバ管理プログラムの各モジュールの制御とモジュール間のデータの受け渡しを行う。
UI部は、ユーザがプリンタドライバの操作を行うための画面を生成し、表示部14に表示させる。この画面には、印刷設定や装置オプション設定等を行うためのUIが含まれる。
レンダリング部は、クライアント装置30のプリンタドライバから受け取った、PostScriptやPCL(Printer Control Language)に代表されるPDL(Page Description Language)で記述された印刷ジョブに対して、UI部で設定された印刷設定に従ってレンダリングを行い、プリンタ20が判別可能な形式に変換する。なお、このレンダリングはプリントサーバ10にインストールされたプリンタドライバを用いて行ってもよいし、Point and Printでクライアント装置30にインストールされたプリンタドライバを用いて行ってもよい。
通信制御部は、通信I/F部13を制御して、プリンタ20に印刷ジョブを送信したり、MIB(Management Information Base)情報からプリンタ20の装置情報を取得したりする。
プリンタ状態検知部は、通信制御部が取得したプリンタ20の装置情報、若しくは、MIB情報から直接取得したプリンタ20の装置情報に基づいてプリンタ20の状態を判断し、障害発生及び復旧を検知する。なお、障害とは、装置故障、トナー切れ、用紙切れなどである。
使用制限解除情報管理部は、障害が発生したプリンタに代わって印刷を実行するプリンタ(代替プリンタと呼ぶ。)の使用制限の一時的な解除及び解除の取り消しのために必要な情報(使用制限解除情報と呼ぶ。)を管理する。この使用制限解除情報には、通信ネットワークに接続された各プリンタに対する、プリントキューの有無、共有設定の有無、アクセス権を設定したユーザ/グループ、プリンタで障害が発生した時の対応方法、一時使用期限などが含まれる。図6は、使用制限解除情報を記述したテーブルの一例であり、管理者はプリンタドライバのUIにより、これらの情報を登録することができる。ここでは、プリンタAを通常利用するプリンタとし、プリンタA〜プリンタCに対してプリントキューが登録されている。また、プリンタA及びプリンタB用に作成したプリントキューは共有設定(通信ネットワークで接続される装置が利用できるようにする設定)が行われている。また、プリンタA用のプリントキューではユーザ1が利用できるようにアクセス権が設定され、プリンタB用のプリントキューではユーザ2が利用できるようにアクセス権が設定されている。
なお、アクセス権を設定する対象は、印刷指示を行ったユーザのみ、印刷指示を行ったユーザが所属するグループ全体、全てのユーザなどである。また、図6では図示していないが、一時使用期限は、制限を解除してからの経過時間、障害復旧後の経過時間、ユーザ毎のジョブ数、ユーザ毎の印刷枚数などに基づいて規定することができる。
プリントキュー制御部は、ユーザがクライアント装置30から印刷指示を行ったプリンタ20に障害が発生した場合に、使用制限解除情報に従ってプリントキューの制御を行い、代替プリンタの使用制限解除や解除の取り消しを行う。このプリントキュー制御部は、アクセス権制御部、共有設定部、キュー追加削除部を含む。例えば、印刷指示を行ったユーザに対してアクセス権が設定された別のプリントキューがある場合は、プリントキューの設定は変更せず、クライアント通知部により、別のプリントキューが利用できることをユーザに通知する。また、共有設定されたプリントキューはあるが、印刷指示を行ったユーザに対してアクセス権が設定されていない場合は(例えば、図6のプリンタB)、アクセス権設定部はそのユーザに対してアクセス権を設定する。また、プリントキューは登録されているが、そのプリントキューが共有設定されていない場合は(例えば、図6のプリンタC)、共有設定部はそのプリントキューを共有設定し、アクセス権設定部はそのユーザに対してアクセス権を設定する。また、プリントキューが登録されていない場合は(例えば、図6のプリンタD)、キュー追加削除部はプリントキューを追加し、共有設定部はプリントキューを共有設定し、アクセス権設定部はそのユーザに対してアクセス権を設定する。また、一時使用期限に到達した場合や印刷指示を行ったプリンタ20の障害が復旧した場合に、アクセス権制御部は、クライアント装置30が代替プリンタを利用できないように、プリントキューの設定を元に戻す。
上記代替プリンタはネットワーク上のプリンタのIP(Internet Protocol)アドレスやホスト名を利用して指定することができる。また、障害発生時にネットワーク上のプリンタを検索し、利用可能な状態のプリンタを全て一時使用の対象とすることもできるし、プリンタが複数のグループに分類されている場合は、障害が発生したプリンタが属するグループに含まれる他の全てのプリンタを一時使用の対象とすることもできる。
クライアント通知部は、使用制限の一時解除を実施する前や一時解除の取り消し前に、クライアント装置30側で動作するプリンタドライバにメッセージを通知し、そのプリンタドライバのUI部に表示させる。例えば、ユーザがクライアント装置30から印刷指示を行ったプリンタ20に障害が発生した場合に、そのプリンタ20が利用できない旨を通知したり、プリントキュー制御部がプリントキューの設定を変更した場合に、代替プリンタが利用可能な旨を通知したり、プリントキュー制御部がプリントキューの設定を変更した後、一時使用期限に到達した場合に、代替プリンタの一時使用期限に到達した旨を通知したり、印刷指示を行ったプリンタ20の障害が復旧した場合に、そのプリンタ20が復旧した旨を通知したりする。
なお、図5では、プリンタドライバとプリンタドライバ管理プログラムとが一体となった構成のソフトウェアを記載したが、1つのプリンタドライバに対してのみプリンタドライバ管理プログラムを一体的に構成し、そのプリンタドライバ管理プログラムが他のプリンタドライバを管理する構成としてもよいし、プリンタドライバ管理プログラムをプリンタドライバとは別のプログラムとして構成し、複数のプリンタドライバを1つのプリンタドライバ管理プログラムが管理する構成としてもよい。後者の場合は、プリンタドライバ管理プログラムは、制御部11を、プリンタ状態検知部と使用制限解除情報管理部とプリントキュー制御部とクライアント通知部(少なくとも、プリンタ状態検知部とプリントキュー制御部)として機能させることになる。
図7は、プリントサーバ10におけるプリントキュー及びプリンタドライバの状態を示している。本実施例では、プリントサーバ10には、プリンタA〜プリンタD用の4つのプリンタドライバがインストールされている。また、プリンタA〜プリンタCの3つのプリンタドライバに対してプリントキューが登録されている。そして、この状態が図6のテーブルに反映されている。図8は、クライアント装置30におけるプリンタドライバの状態を示している。本実施例では、図8(a)に示すように、プリンタA用のプリンタドライバがPoint and Printによりインストールされている。
次に、プリントキューを用いて、Point and Printでクライアント装置30に代替プリンタのプリンタドライバをインストールする場合のプリントサーバ10の動作について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶したプリンタドライバ及びプリンタドライバ管理プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図9乃至図11のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明では、ドライバ管理プログラムはプリンタドライバとは別のプログラムとして構成され、当該ドライバ管理プログラムが複数のプリンタドライバを管理するものとする。また、プリンタAが通常使用するプリンタとして設定されているものとする。
図9に示すように、プリントサーバ10側のプリンタA用のプリンタドライバは、クライアント装置30から印刷実行の指示があるまで(印刷ジョブを受信するまで)待機する(S101)。
クライアント装置30から印刷実行の指示を受けたら(印刷ジョブを受信したら)、プリンタA用のプリンタドライバ(通信制御部)は、通信ネットワーク上にあるプリンタ20(ここではプリンタA)の装置情報を取得する(S102)。
次に、プリンタドライバ管理プログラム(プリンタ状態検知部)は、通信制御部が取得したプリンタAの装置情報に基づいて、プリンタAが印刷可能であるか否かを判断する(S103)。プリンタAが印刷可能であると判断した場合は、プリンタA用のプリンタドライバ(レンダリング部)は、クライアント装置30から受信した印刷ジョブをレンダリングし、レンダリング後の印刷ジョブをプリンタAに送信して印刷を実行する(S104)。
一方、障害が発生している等によってプリンタAが印刷不可と判断した場合は、プリンタドライバ管理プログラム(クライアント通知部)は、クライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバに、印刷できない旨を通知するように指令を出す(S105)。指令を受け取ったクライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバ(UI部)は、表示部34の画面上に「印刷を実行しようとしたプリンタは障害が発生しており印刷できません」等のメッセージを表示する。
その後、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、使用制限解除情報管理部で管理している使用制限解除情報を参照して、代替プリンタを決定し、その代替プリンタに対応するプリントキューの使用制限解除処理(S106)と、使用制限解除取り消し処理(S107)を実行する。
図10は、図9のS106の代替プリントキューの使用制限解除処理の詳細を示している。プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、図6のテーブルを参照して、代替プリンタの候補として予め管理者が指定したプリンタ20に対して、下記の処理を行う。
まず、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、通常利用するプリンタ20(ここではプリンタA)の他に、クライアント装置30から印刷を指示したユーザがアクセスを許可された(アクセス権が設定された)プリントキューがプリントサーバ10に登録されているか否かを判断する(S201)。
アクセス権が設定されている他のプリントキューが登録されている場合は、プリンタドライバ管理プログラム(クライアント通知部)は、クライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバに、他のプリンタが利用可能な旨を通知するように指令を出す(S202)。指令を受けとったクライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバ(UI部)は、表示部24の画面上に他のプリンタが利用可能な旨を表示する。
S201で、アクセス権が設定されている他のプリントキューが登録されていない場合は、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、プリントサーバ10上に共有設定されたプリントキューがあるか否かを判断する(S203)。
共有設定されたプリントキューがある場合(例えば、図6のプリンタB)、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部のアクセス権設定部)は、予め管理者がプリントサーバ10で指定したユーザ/グループ(ここではユーザ1)に対してプリントキューにアクセス権を付与し(S204)、プリンタドライバ管理プログラム(クライアント通知部)は、クライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバに、代替プリンタ(プリンタB)のプリンタドライバをPoint and Printでインストールするように通知する(S205)。通知を受け取ったクライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバ(UI部)は、その旨を表示部24の画面上に表示する。
一方、S203で、共有設定されたプリントキューが無い場合は、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、プリントサーバ10上に共有設定されていない他のプリントキューがあるかどうかを判断する(S206)。
共有設定されていない他のプリントキューがある場合(例えば、図6のプリンタC)、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部の共有設定部)は、そのプリントキューを共有設定し(S207)、その後、S204でプリントキュー制御部のアクセス権設定部はアクセス権を設定し、S205でクライアント通知部はクライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバに代替プリンタをPoint and Printでインストールするように通知する。
一方、S206で、共有設定されていない他のプリントキューが無い場合は、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部のキュー追加削除部)は、プリントキューを登録していないプリンタ(例えば、図6のプリンタD)に対応するプリントキューを追加し(S208)、S207でプリントキュー制御部の共有設定部はそのプリントキューを共有設定し、S204でプリントキュー制御部のアクセス権設定部はアクセス権を設定し、S205でクライアント通知部はクライアント装置30側のプリンタA用のプリンタドライバに代替プリンタをPoint and Printでインストールするように通知する。なお、通信ネットワークに接続されたプリンタ20の内、プリンタドライバがインストールされていないプリンタ20がある場合は、そのプリンタ20用のプリンタドライバをインストールした後にプリントキューを追加すればよい。
その後、クライアント装置30を操作するユーザは、プリンタA用のプリンタドライバの通知に従って代替プリンタのプリントキューをダブルクリックするなどして、代替プリンタのプリンタドライバをPoint and Printでクライアント装置30にインストールして利用する。代替プリンタとしてプリンタBが選択された場合、クライアント装置30におけるプリンタドライバの状態は図8(b)のようになる。
図11は、図9のS107の代替プリントキューの使用制限解除取り消し処理の詳細を示している。
まず、プリントサーバ10上のプリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、予め設定した一時使用期限に到達したかどうかを判断する(S301)。一時使用期限に到達したと判断した場合は、プリンタドライバ管理プログラム(クライアント通知部)は、クライアント装置30側のプリンタAのプリンタドライバに、一時使用期限に到達した旨を通知するように指令を出す(S302)。指令を受け取ったクライアント装置30側のプリンタAのプリンタドライバ(UI部)は、一時使用期限に到達した旨を表示部24の画面上に表示する。
なお、ここでは、一時使用期限に到達したかどうかを判断しているが、この判断に代えて、若しくはこの判断に加えて、プリンタドライバ管理プログラム(プリンタ状態検知部)はプリンタAの状態を監視し、障害が復旧したことを検知した場合は、プリンタドライバ管理プログラム(クライアント通知部)は、クライアント装置30側のプリンタAのプリンタドライバに、プリンタAの障害が復旧した旨を通知するように指令を出すこともできる。
次に、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、一時使用制限解除処理として、プリンタA用のプリンタドライバに対応するプリントキュー以外の他のプリントキューの設定を変更したかどうかを判断する(S303)。他のプリントキューの設定を変更していないと判断した場合は、処理を終了する。
一方、他のプリントキューの設定を変更したと判断した場合は、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、変更内容を元に戻す処理を実施する。具体的には、まず、変更内容がアクセス許可の設定のみであるかどうかを判断する(S304)。変更内容がアクセス許可の設定のみである場合は、プリントキュー制御部のアクセス権設定部は、代替プリンタのプリントキューのアクセス権の設定を元に戻す(S305)。
変更内容がアクセス許可の設定のみでない場合は、プリンタドライバ管理プログラム(プリントキュー制御部)は、変更内容が代替プリントキューの共有設定であるかどうかを判断する(S306)。変更内容が共有設定である場合は、プリントキュー制御部の共有設定部は、代替プリンタのプリントキューの共有を取りやめる(S307)。変更内容が代替プリントキューの共有設定でない場合(つまり、代替プリンタのプリントキューの追加の場合)は、プリントキュー制御部のキュー追加削除部は、代替プリンタのプリントキューを削除する(S308)。
その後、クライアント装置30を操作するユーザは、代替プリンタの利用をやめて、元々利用していたプリンタAのプリントキューを利用する。
このように、本実施例によれば、Point and Printでインストールしたプリンタドライバを利用して印刷を指示したプリンタが故障等により使用不可になった場合に、共有設定されている代替プリンタのプリントキューに対してアクセス権を設定したり、代替プリンタのプリントキューを共有設定すると共にアクセス権を設定したり、代替プリンタのプリントキューを登録して共有設定すると共にアクセス権を設定したりして、代替プリンタのプリンタドライバをPoint and Printでインストールできるようにすることにより、制限ユーザであっても代替プリンタを速やかに利用することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、プリンタドライバとプリンタドライバ管理プログラムとが一体となった構成のソフトウェアを例示したが、プリンタドライバ管理プログラムは単体で提供される構成としてもよいし、1又は複数のプリンタドライバを含むソフトウェアとして提供される構成としてもよい。
また、上記実施例では、通信ネットワークに接続されている全てのプリンタ20を代替プリンタの候補としたが、プリンタ20が複数のグループに分類されている場合は、印刷不能となったプリンタが属するグループ内の他のプリンタ20を代替プリンタの候補としてもよい。
本発明は、Point and Print環境で印刷を行う印刷システム及び当該印刷システムを構成するプリントサーバで動作するプリンタドライバ管理プログラム並びに当該プリンタドライバ管理プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 プリントサーバ
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 通信I/F部
14 表示部
15 操作部
20 プリンタ
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 通信I/F部
24 表示部
25 操作部
26 描画処理部
27 印刷部
30 クライアント装置
31 制御部
31a CPU
31b ROM
31c RAM
32 記憶部
33 通信I/F部
34 表示部
35 操作部
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 通信I/F部
14 表示部
15 操作部
20 プリンタ
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 通信I/F部
24 表示部
25 操作部
26 描画処理部
27 印刷部
30 クライアント装置
31 制御部
31a CPU
31b ROM
31c RAM
32 記憶部
33 通信I/F部
34 表示部
35 操作部
Claims (17)
- 複数のプリンタとプリントサーバとクライアント装置とが通信ネットワークで接続される印刷システムにおいて、
前記プリントサーバには、複数のプリンタドライバがインストールされており、各々のプリンタドライバをWindows(登録商標)のPoint and Printによって前記通信ネットワーク上の装置にインストールするために使用されるプリントキューが登録可能であり、
前記クライアント装置には、前記複数のプリンタの内の所定のプリンタに対応するプリンタドライバがインストールされており、
前記プリントサーバは、
各々のプリンタの装置情報に基づいて障害の発生を検知するプリンタ状態検知部と、
前記クライアント装置から印刷が指示されている前記所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記複数のプリンタの中から選択される代替プリンタを前記クライアント装置が利用できるように、前記代替プリンタに対応するプリントキューの設定を変更するプリントキュー制御部と、を備える、
ことを特徴とする印刷システム。 - 前記プリントキューは、前記プリントサーバが、自装置にプリンタドライバをインストールすることによって登録可能になり、共有設定を行うことによって前記通信ネットワーク上の装置で認識可能になり、更に、アクセス権を設定することによって特定の装置で利用可能になるものであり、
前記プリントキュー制御部は、共有設定済みのプリントキューに対して前記クライアント装置を使用するユーザにアクセス権を設定するか、登録済みのプリントキューに対して共有設定を行うと共に前記ユーザにアクセス権を設定するか、未登録のプリントキューに対して登録及び共有設定を行うと共に前記ユーザに対するアクセス権を設定するか、のいずれかの処理を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記プリントサーバは、更に、
前記所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記所定のプリンタが利用できない旨を前記クライアント装置に通知するクライアント通知部を備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。 - 前記クライアント通知部は、前記プリントキューの設定が変更された場合に、前記代替プリンタが利用できる旨を前記クライアント装置に通知する、
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。 - 前記クライアント通知部は、前記プリントキューの設定が変更された後、予め設定した一時使用期限に到達した場合に、前記代替プリンタの一時使用期限に到達した旨を前記クライアント装置に通知する、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の印刷システム。 - 前記クライアント通知部は、前記所定のプリンタの障害が復旧した場合に、前記所定のプリンタが復旧した旨を前記クライアント装置に通知する、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の印刷システム。 - 前記プリントキュー制御部は、前記所定の条件に合致した場合、又は、前記所定のプリンタの障害が復旧した場合に、前記クライアント装置が前記代替プリンタを利用できないように、設定を変更したプリントキューの設定を元に戻す、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷システム。 - 前記複数のプリンタが複数のグループに分類されている場合に、
前記プリントキュー制御部は、前記所定のプリンタが属するグループの中から前記代替プリンタを決定する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の印刷システム。 - 通信ネットワークを介して複数のプリンタとクライアント装置とに接続されるプリントサーバで動作するプリンタドライバ管理プログラムであって、
前記プリントサーバには、複数のプリンタドライバがインストールされており、各々のプリンタドライバをWindows(登録商標)のPoint and Printによって前記通信ネットワーク上の装置にインストールするために使用されるプリントキューが登録可能であり、
前記プリントサーバに、
各々のプリンタの装置情報に基づいて障害の発生を検知するプリンタ状態検知処理、
前記クライアント装置にインストールされたプリンタドライバを用いて印刷が指示されている所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記複数のプリンタの中から選択される代替プリンタを前記クライアント装置が利用できるように、前記代替プリンタに対応するプリントキューの設定を変更するプリントキュー制御処理、を実行させる、
ことを特徴とするプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記プリントキューは、前記プリントサーバが、自装置にプリンタドライバをインストールすることによって登録可能になり、共有設定を行うことによって前記通信ネットワーク上の装置で認識可能になり、更に、アクセス権を設定することによって特定の装置で利用可能になるものであり、
前記プリントキュー制御処理では、共有設定済みのプリントキューに対して前記クライアント装置を使用するユーザにアクセス権を設定するか、登録済みのプリントキューに対して共有設定を行うと共に前記ユーザにアクセス権を設定するか、未登録のプリントキューに対して登録及び共有設定を行うと共に前記ユーザに対するアクセス権を設定するか、のいずれかの処理を行う、
ことを特徴とする請求項9に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記プリントサーバに、更に、
前記所定のプリンタに障害が発生した場合に、前記所定のプリンタが利用できない旨を前記クライアント装置に通知するクライアント通知処理を実行させる、
ことを特徴とする請求項9又は10に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記クライアント通知処理では、前記プリントキューの設定が変更された場合に、前記代替プリンタが利用できる旨を前記クライアント装置に通知する、
ことを特徴とする請求項11に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記クライアント通知処理では、前記プリントキューの設定が変更された後、予め設定した一時使用期限に到達した場合に、前記代替プリンタの一時使用期限に到達した旨を前記クライアント装置に通知する、
ことを特徴とする請求項11又は12に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記クライアント通知処理では、前記所定のプリンタの障害が復旧した場合に、前記所定のプリンタが復旧した旨を前記クライアント装置に通知する、
ことを特徴とする請求項11又は12に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記プリントキュー制御処理では、前記所定の条件に合致した場合、又は、前記所定のプリンタの障害が復旧した場合に、前記クライアント装置が前記代替プリンタを利用できないように、設定を変更したプリントキューの設定を元に戻す、
ことを特徴とする請求項13又は14に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記複数のプリンタが複数のグループに分類されている場合に、
前記プリントキュー制御処理では、前記所定のプリンタが属するグループの中から前記代替プリンタを決定する、
ことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか一に記載のプリンタドライバ管理プログラム。 - 前記プリンタドライバ管理プログラムは、前記複数のプリンタドライバの内の少なくとも1つのプリンタドライバを含むソフトウェアとして提供される、
ことを特徴とする請求項9乃至16のいずれか一に記載のプリンタドライバ管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014216000A JP2016085504A (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014216000A JP2016085504A (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016085504A true JP2016085504A (ja) | 2016-05-19 |
Family
ID=55972980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014216000A Pending JP2016085504A (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 印刷システム及びプリンタドライバ管理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016085504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10970023B2 (en) | 2017-08-08 | 2021-04-06 | Konica Minolta, Inc. | Printing system for directly transmitting a print job to printer when a server is unavailable and printer driver program |
-
2014
- 2014-10-23 JP JP2014216000A patent/JP2016085504A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10970023B2 (en) | 2017-08-08 | 2021-04-06 | Konica Minolta, Inc. | Printing system for directly transmitting a print job to printer when a server is unavailable and printer driver program |
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