JP2005339383A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 利用者ごとに印刷枚数を制限する機能を備えながらコストを低減し、管理者への負荷を低く抑えることができると共に常に制限枚数の範囲内での印刷が可能になる印刷システムを提供する。
【解決手段】 利用者の印刷指示により、印刷データをプリントサーバー2へ送信し((1)〜(3))、(4)で利用者の印刷制限枚数情報を(3)のデータに付加し、(5)でプリンタに印刷制限枚数情報付きのデータを送信する。プリンタでは(6)として印刷データを解析し、記憶装置に蓄積し、(7)として印刷条件と(6)で得られたページ数より、当該ジョブの消費枚数を計算し、(8)で制限枚数を超えない場合は印刷し、超える場合はキャンセルする。そして、(9)で当該ジョブの印刷終了ステータスと消費枚数を通知し、(10)で当該利用者の制限枚数から、消費枚数を減算する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークを用いた印刷システムに関し、特に、利用者ごとに印刷枚数を制限する機能を備えながらコストを低減し、管理者への負荷を低く抑えることができると共に常に制限枚数の範囲内での印刷が可能になる印刷システムに関する。
プリンタなどを用いた印刷システムでは、利用者ごとに印刷枚数に制限を設けたいとする要望もある。印刷枚数の制限の設定は例えば大学学内の印刷システムなどにおいては重要な課題である。学内のプリンタによる印刷を無制限に許可してしまうと、学生による印刷のほとんどが学習目的でなく私用で利用されてしまうこともあるため、特に要望が大きいのである。これへの対応が従来より試みられているが、設定が面倒で管理者の負荷が増大するだけでなく、高コストで導入しにくいなどといった問題があった。
一方、利用者ごとの印刷制限枚数を管理する機能を持つプリントサーバーを設け、これにすべての利用者の制限枚数を一元管理させるようにした技術の提案もある(例えば、特許文献1参照。)。これにおいては、特にプリンタが複数存在する場合には、プリンタ側で管理を行う場合に比べて、利用者追加時の設定が楽になる、各プリンタ間で制限枚数情報のやり取りをするためのネットワーク負荷が低減されるなどの利点がある。
特開2003−067174公報
しかしながら、特許文献1に示したような技術では、プリントサーバー側の処理にて制限枚数をオーバーした利用者からの印刷要求を却下することのみであって、まだ制限枚数に余裕があれば、印刷要求のあったジョブの消費枚数が制限枚数を超えていても、プリンタに送信されて印刷されてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、利用者ごとに印刷枚数を制限する機能を備えながらコストを低減し、管理者への負荷を低く抑えることができると共に常に制限枚数の範囲内での印刷が可能になる印刷システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワーク上で共有されるプリンタを含む印刷システムであって、クライアント装置からの印刷ジョブを、プリントサーバーを介してプリンタに送信する形態を取り、前記プリントサーバーは、印刷面が両面か片面かに関わらず使用される用紙枚数を単位とし、利用者ごとの印刷制限枚数を管理する印刷制限枚数管理手段と、前記クライアント装置からの印刷ジョブに当該利用者の印刷制限枚数情報を付加してプリンタに送信する印刷制限枚数情報送信手段と、を備え、前記プリンタは、当該印刷ジョブの終了ステータスを通知する終了ステータス通知手段と、前記プリントサーバーの印刷制限枚数管理手段と同様に用紙枚数を単位として、当該ジョブの印刷による消費枚数をカウントして前記プリントサーバーに通知する消費枚数通知手段を備え、前記印刷制限枚数情報が付加された印刷ジョブを受け取った前記プリンタは、装着された外部記憶装置に前記印刷ジョブを解析して作成された全ページのビットマップを蓄積した後、前記印刷ジョブにより指定された印刷条件と、前記ビットマップの蓄積により得られたページ数の2条件から計算した、最終的に得られる印刷結果の総消費枚数が、前記印刷制限枚数を超えない場合は当該ジョブの印刷、前記印刷制限枚数を超える場合は当該ジョブのキャンセルを行い、前記プリントサーバーは、前記終了ステータス通知手段により得られた当該ジョブの終了ステータスが正常終了であった場合は、前記消費枚数通知手段により得られた当該ジョブの消費枚数を、当該ジョブを印刷した利用者の印刷制限枚数から減算して前記クライアント装置に当該ジョブの印刷が正常に終了したことを通知し、前記終了ステータス通知手段により得られた当該ジョブの終了ステータスが制限枚数エラーであった場合は、前記クライアント装置に制限枚数エラーを通知するとともに、当該利用者の印刷制限枚数がゼロである場合は、以降の当該利用者のジョブをプリントサーバーからプリンタに送信せずに制限枚数エラーを前記クライアント装置に通知することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、前記印刷ジョブがソート印刷で、指定部数だけ印刷を行うと当該利用者の印刷制限枚数を超えてしまう場合は、前記印刷制限枚数を超えない範囲まで部数を削減して印刷する印刷システムを主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、ミスコピー時などで生じた裏面白紙の用紙を当該印刷ジョブが使用した場合には、両面印刷を行った場合と同様に消費枚数を半分とする印刷システムを主要な特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、当該ジョブの全ページのビットマップが、前記外部記憶装置に入り切らない場合は、当該ジョブをキャンセルするとともに、エラーの発生および当該ジョブのキャンセルを利用者に通知する印刷システムを主要な特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、当該ジョブの印刷条件が、1部のみ印刷を行いながら残りの部をプリンタ内の記憶装置に蓄積しておき、後から利用者の指示で蓄積された前記残りの部を印刷させることが可能な試し印刷であった場合は、試し印刷を解除して1部のソート印刷として扱い、印刷を行うとともに、試し印刷の解除を利用者に通知する印刷システムを主要な特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、当該ジョブの印刷条件が、印刷を行わずにパスワードとともに当該ジョブをプリンタ内の記憶装置に蓄積しておき、後から利用者が正しいパスワードとともに印刷を指示した時に、前記蓄積されたジョブを印刷する機密印刷であった場合は、当該ジョブをキャンセルするとともに、機密印刷の指定による当該ジョブのキャンセルを利用者に通知する印刷システムを主要な特徴とする。
また、請求項7に記載の発明では、前記プリンタに、受信したデータが前記プリントサーバーを介して、正しく前記印刷制限枚数情報を付加されたデータであるかを判断する判断手段を設けることにより、不正な印刷ジョブを受信した場合はジョブリセットを行う印刷システムを主要な特徴とする。
本発明の印刷システムによれば、ネットワーク上で共有されるプリンタを含み、クライアント装置からの印刷ジョブを、プリントサーバーを介してプリンタに送信する形態を取り、クライアント装置からの印刷ジョブに、当該利用者の印刷制限枚数情報をプリントサーバーが付加してプリンタに送信し、プリンタ側に消費枚数をカウントさせてそれをプリントサーバーに通知させ、これにより得られた消費枚数により、プリントサーバー側が印刷制限枚数の管理を行っているので、利用者ごとに印刷枚数を制限する機能を備えながらコストを低減し、管理者への負荷を低く抑えることができると共に常に制限枚数の範囲内での印刷が可能になる。
また、プリンタが計算する消費枚数、およびプリントサーバーで管理される利用者ごとの印刷制限枚数の単位が、印刷面が両面か片面かに関わらず、使用される用紙枚数であるので、両面印刷の場合は片面印刷の場合に比べて消費枚数が半分になり、限られた制限枚数をより有効に使用できることから、枚数を単位としたことによる省資源という問題の解決も可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1に本発明を実施するための最良の形態である印刷システムの構成を示す。この印刷システムは、利用者が文書の印刷指示を行い、プリンタドライバの動作により印刷すべき文書のプリンタ言語を生成する役割を持つクライアント装置1と、複数のクライアント装置1から送信されてきた印刷データそれぞれに、各利用者の印刷制限枚数情報を付加して後述するプリンタ3に送信するとともに、プリンタ3より消費枚数を得て、利用者ごとの印刷制限枚数を管理するプリントサーバー2と、プリントサーバー2より送信された印刷制限枚数情報付きの印刷データを解析して当該ジョブの消費枚数を計算し、制限枚数を超えない場合に限って印刷を行うプリンタ3と、クライアント装置1とプリントサーバー2とプリンタ3が接続されている、相互に通信が可能な通信回線4とで構成される。なお、プリンタ3は、印刷ジョブの終了ステータスを通知する手段と、プリントサーバー2の印刷制限枚数管理機能と同様に用紙枚数を単位として、ジョブの印刷による消費枚数をカウントしてプリントサーバー2に通知する機能を持つ。
図1の例では、クライアント装置1とプリントサーバー2は共にMicrosoft社のWindows(登録商標)系のOSを搭載したPC(Personal Computer)を用いており、クライアント装置1はプリンタが解析可能なプリンタ言語を生成できるプリンタドライバを搭載し、プリントサーバー2は印刷制限枚数管理用のソフトウェアを搭載している。ただし、これらはPC以外でも適応可能であり、例えばUNIX(登録商標)のワークステーション等でも可能であるし、クライアント装置側で動作していることを想定しているプリンタドライバも、アプリケーション自身がプリンタ言語を生成するようなシステムであっても適応可能である。
プリンタ3は、図1においては、レーザープリンタやインクジェットプリンタ等を用いている。この印刷システムは、プリンタの印刷枚数制限管理に関するシステムであるから、印刷機能のみを備えたものを用いたが、印刷機能に加えてコピーやファクシミリの機能も有する複合機を適応することも可能である。通信回線4は、図1においては、Ethernet(登録商標)によるLAN(Local Area Network)環境を用いている。ただし、これもクライアント装置1、プリントサーバー2、プリンタ3の3つが相互に通信可能な形で接続されていれば、特に形態は問わないので、有線・無線に関わらず様々な形態が可能であり、電話回線なども適用可能である。
ここで、このように構成された印刷システムにおける実施例について説明する。
実施例1における印刷システムは、ネットワーク上で共有されるプリンタを含み、クライアント装置1からの印刷ジョブを、プリントサーバー2を介してプリンタ3に送信する形態を取っている。プリントサーバー2は、利用者ごとの印刷制限枚数を管理する機能を持ち、クライアント装置1からの印刷ジョブに当該利用者の印刷制限枚数情報を付加してプリンタ3に送信する。
印刷制限枚数情報の付加の方法に関して例をあげると、特定のプリンタ言語にこれらの情報を通知するためのところで、コマンドを追加・拡張する方法、PJL(Printer Job Language)と呼ばれる、当該ジョブのジョブとしての印刷条件を指定する言語による方法などがある。次に、この印刷制限枚数情報が付加された印刷ジョブを受け取ったプリンタ3は、ジョブの解析を行い、装着されたHDD等の記憶装置に、解析の結果得られた印刷すべき全ページのビットマップを蓄積する。
ここで、全ページのビットマップをまず蓄積するという、通常の印刷(通常は、必要とするビットマップが作成され次第印刷を行う)と異なる方法を採るのは、後述する「当該ジョブのページ数」をカウントするためである。そして、その後、当該印刷ジョブの印刷条件と、ビットマップの蓄積により得られた当該ジョブのページ数の2条件より、最終的に得られる印刷結果の、用紙の総消費枚数を計算する。
ここで、プリンタが計算する消費枚数、およびプリントサーバーで管理される利用者ごとの印刷制限枚数の単位は、印刷面が両面か片面かに関わらず、使用される用紙枚数である。例をあげると、ページ数が5ページで、両面印刷、3部のソート印刷という条件のジョブであれば、用紙の総消費枚数は、1部目の消費枚数が3枚であるから、3倍の9枚ということになる。このような計算により得られた総消費枚数が、当該ジョブに付加されていた印刷制限枚数情報による制限枚数を超えない場合に限って印刷を行い、制限枚数を上回る場合は当該ジョブをキャンセルする。
そして、プリンタは、当該印刷ジョブの終了ステータスと、当該ジョブの消費枚数を通知する機能により、プリントサーバーに対して当該ジョブに関する情報の通知を行う。この情報の通知を受けたプリントサーバーは、当該ジョブの終了ステータスが正常終了であった場合には、当該ジョブの消費枚数を、当該ジョブを印刷指示した利用者の印刷制限枚数から減算して、クライアント装置にジョブの正常終了を通知する。また、当該ジョブの終了ステータスが制限枚数エラーであった場合には、クライアント装置に制限枚数エラーの発生を通知する(ただし、この場合は当該ジョブを印刷指示した利用者の印刷制限枚数はそのままである)。
上記のようにして、印刷の度に当該利用者の印刷制限枚数の減算が行われてゆき、最終的に利用者の印刷制限枚数が0である場合は、以降の当該利用者のジョブはプリントサーバーからプリンタに送信せずに、制限枚数エラーの発生をクライアント装置に通知するだけで、当該ジョブはキャンセルされる。以上が、本発明の基本構成である。
基本動作としては図2に示すように、(1)で利用者が印刷を指示し、(2)でプリンタドライバがプリンタ言語を生成し、(3)で印刷データをプリントサーバー2へ送信する。そして、(4)で当該ジョブの利用者の印刷制限枚数情報を(3)のデータに付加し、(5)でプリンタに印刷制限枚数情報付きのデータを送信する。プリンタでは(6)として印刷データを解析し、全ページビットマップに展開して記憶装置に蓄積する。
また、(7)として印刷条件と(6)で得られたページ数より、当該ジョブの消費枚数を計算し、(8)で制限枚数を超えない場合は印刷し、超える場合はキャンセルする。そして、(9)で当該ジョブの印刷終了ステータスと消費枚数を通知し、(10)で当該利用者の制限枚数から、消費枚数を減算する。
このように、利用者ごとの印刷制限枚数を管理するプリントサーバー2を設け、これにすべての利用者の制限枚数を一元管理させたことにより、プリンタ3が複数存在する場合には特に、プリンタ3側で管理を行う場合に比べて、利用者追加時の設定が楽になる、各プリンタ間で制限枚数情報のやり取りをするためのネットワーク負荷の低減、などの利点がある。
したがって、印刷枚数制限を行う印刷システムにおいて、コストを低減し、管理者への負荷を低く抑えることができると共に常に制限枚数の範囲内での印刷が可能になる。さらに、プリンタ3がカウントする消費枚数、およびプリントサーバー2の印刷制限枚数の単位として、印刷面が片面か両面かに関わらず、用紙枚数としたことにより、両面印刷の場合は、片面印刷の場合に比べて消費枚数が半分になり、限られた制限枚数をより有効に使用できることから、両面印刷を奨励する省資源の要望に容易にこたえることができる。
実施例2における印刷システムは、印刷ジョブの印刷条件がソート印刷で、指定部数だけ印刷を行うと当該利用者の印刷制限枚数を超えてしまう場合は、印刷制限枚数を超えない範囲まで部数を削減して印刷することを特徴としている。例えば、プリントサーバーより付加された印刷制限枚数が35枚だったとする。この時、このジョブの印刷条件が、ページ数が10ページ、片面印刷、5部のソート印刷だったとすると、総消費枚数は30枚となり、制限枚数をオーバーしてしまう。そこで、制限枚数をオーバーしない範囲、つまり3部まで部数を削減して、印刷を行う。
これにより、ソート印刷による制限枚数オーバーが発生する際、当該ジョブがキャンセルされて1部も印刷結果が得られないのではなく、制限枚数をオーバーしない最大限の部数を得ることが可能となるため、キャンセルされてしまった後、部数を利用者の手で削減して再度印刷指示を行う手間を省き、実施例1の効果に加えて、利用者の利便性向上を図ることも可能となる。
実施例3における印刷システムは、当該印刷ジョブが裏紙(ミスコピー時の裏面白紙の用紙などが該当)を使用した場合には、両面印刷を行った場合と同様に消費枚数を半分とすることを特徴としている。これにより、両面印刷の奨励による効果に加えて、裏紙使用によっても同様の効果を得ることが可能となり、より省資源の効果をあげることが可能となる。
実施例4における印刷システムは、当該ジョブの全ページのビットマップが、外部記憶装置に入り切らない場合は、当該ジョブをキャンセルするとともに、エラーの発生および当該ジョブのキャンセルを利用者に通知することを特徴としている。これは、実施例1の構成でも述べたように、全ページの蓄積を行わなければ、当該ジョブのページ数を認識不可能であるためである。
例えば、制限枚数が35枚で、15ページ、片面印刷、3部のソート印刷の時、10ページまでしか蓄積不可能であったとする。通常であれば、1から10ページまでを3部印刷した後、記憶装置に蓄積したビットマップを破棄して、残りの11から15ページを蓄積して3部印刷することになるだろうが、10ページを蓄積した段階では、残りが何ページであるか分からないため、もし1から10ページを3部印刷してしまうと、上記条件の下では11から15ページが制限枚数のために1部しか印刷できないことになってしまう。ソート印刷においては、部として完成されていることが重要であるので、これでは1部しか正しい印刷を得られないことになり、利用者の利便性を損ねてしまう。そのため、全ページ蓄積後の印刷が必要であることから、本例では当該ジョブをキャンセルしているのである。
このように、実施例4の印刷システムでは、当該ジョブの全ページのビットマップが、外部記憶装置に入り切らない場合は、当該ジョブをキャンセルするとともに、エラーの発生および当該ジョブのキャンセルを利用者に通知することを特徴としているので、部として完成されていない、利用者が望まない印刷結果が得られてしまうことを防ぎ、利用者の利便性を低下を防止することが可能となる。
実施例5における印刷システムは、試し印刷が指示された場合は、試し印刷を解除して、1部のみのソートとして扱い、上述のような方式で印刷を行うことを特徴としている。ここで、試し印刷とは、1部のみ印刷を行うと同時に、全ページのビットマップをプリンタ内の記憶装置に蓄積しておき、後から利用者の指示で蓄積された残りの部を印刷させることが可能な印刷方法である。試し印刷は、蓄積されているビットマップを、後から利用者が任意のタイミングで印刷を行う方式であるとともに、印刷する部数の変更も可能になっていることが多い。
そのため、蓄積した残りの部に関してもプリントサーバー側で印刷制限枚数管理を行おうとすると、プリントサーバー−プリンタ間で制限枚数に関する情報の同期を取るなどの複雑な処理が必要になり、ネットワーク上のトラフィックを増大させるばかりでなく、残りの部の印刷タイミングが完全に利用者の自由となるため、本発明のシステムでは最重要資源である記憶装置の一定の領域を、印刷までの間このために取られてしまうことになり、効率の低下とともに、利用者の利便性を損ねてしまう原因になりかねない。しかし、残りの部数は印刷できなくとも、試し印刷を指示した利用者は、本印刷前の試しとしての1部を印刷したいため、この印刷方法を指示したのであるから、試し印刷は解除しても、1部は印刷を行うことで、本印刷方式を指示した利用者の利便性を最大限損ねないようにすることが可能となるとともに、上記の問題の解決を図ることが可能となる。
実施例6における印刷システムは、機密印刷が指示された場合は、当該ジョブをキャンセルすることを特徴としている。ここで、機密印刷とは、印刷を行わずにパスワードとともに当該ジョブをプリンタ内の記憶装置に蓄積しておき、後から利用者が正しいパスワードとともに印刷を指示した時に、蓄積されたジョブを印刷させることが可能な印刷方法である。機密印刷も、実施例5の試し印刷と同様に、蓄積したジョブを後から任意のタイミングで印刷させることが可能な印刷方式であるため、実施例5の構成で述べた問題点が、機密印刷にもそのまま当てはまる。
すなわち、機密印刷に関してもプリントサーバー側で印刷制限枚数管理を行おうとすると、任意のタイミングで印刷させることにより、プリントサーバー−プリンタ間で制限枚数に関する情報の同期を取るなどの複雑な処理が必要になり、ネットワーク上のトラフィックを増大させるばかりでなく、最重要資源である記憶装置の一定の領域を、印刷までの間このために取られてしまうことになり、効率の低下とともに、利用者の利便性を損ねてしまう原因になりかねない。上記問題を解決するため、本発明においては機密印刷が指示された場合は当該ジョブをキャンセルするようにしている。
このように、実施例6の印刷システムにおいては、機密印刷が指示された場合は、当該ジョブをキャンセルすることを特徴としているので、実施例5の試し印刷と同様に、機密印刷も蓄積したジョブを後から任意のタイミングで印刷させることが可能な印刷方式であるため、機密印刷も制限枚数管理を行おうとした場合に発生する危険のある、プリントサーバー−プリンタ間で制限枚数に関する情報の同期を取るなどの複雑な処理が必要になって、ネットワーク上のトラフィックを増大させてしまう問題や、本発明のシステムは最重要資源である記憶装置の一定の領域を、印刷までの間このために取られてしまうことによる効率の低下・利用者の利便性の低下という問題の解決を図ることが可能となる。
実施例7における印刷システムは、受信したデータが前記プリントサーバーを介して、正しく印刷制限枚数情報を付加されたデータであるかを判断する手段をプリンタ側に設けることにより、不正な印刷ジョブを印刷できないようにすることを特徴としている。図2で示したような印刷システムにおいては、クライアント装置からプリンタに直接印刷ジョブを送りつけられるようなケースも考えられ、これを許可してしまっては利用者ごとの制限枚数を管理することが不可能になってしまう。そこで、正しくプリントサーバーを経由してきたデータであるかを、データを検証することにより判断して、不正であれば印刷せずにキャンセルしてしまうのである。
正しいデータであるかを検証する手段としては、例えば、特にセキュリティの度合いが高い必要がないような場合には制限枚数情報が付加されているか否かで良いし、高いセキュリティが求められるような場合には制限枚数情報を暗号化して送信する方法等があげられる。実施例7の印刷システムでは、制限枚数管理の抜け穴となる方法が用いられる危険性を排除し、本システムをより堅牢なシステムにすることが可能となる。
発明を実施するための最良の形態を示す印刷システムの概略図である。 印刷システムの基本動作を示す説明図である。
符号の説明
1 クライアント装置
2 プリントサーバー
3 プリンタ

Claims (7)

  1. ネットワーク上で共有されるプリンタを含む印刷システムであって、クライアント装置からの印刷ジョブを、プリントサーバーを介してプリンタに送信する形態を取り、前記プリントサーバーは、印刷面が両面か片面かに関わらず使用される用紙枚数を単位とし、利用者ごとの印刷制限枚数を管理する印刷制限枚数管理手段と、前記クライアント装置からの印刷ジョブに当該利用者の印刷制限枚数情報を付加してプリンタに送信する印刷制限枚数情報送信手段と、を備え、
    前記プリンタは、当該印刷ジョブの終了ステータスを通知する終了ステータス通知手段と、前記プリントサーバーの印刷制限枚数管理手段と同様に用紙枚数を単位として、当該ジョブの印刷による消費枚数をカウントして前記プリントサーバーに通知する消費枚数通知手段を備え、
    前記印刷制限枚数情報が付加された印刷ジョブを受け取った前記プリンタは、装着された外部記憶装置に前記印刷ジョブを解析して作成された全ページのビットマップを蓄積した後、前記印刷ジョブにより指定された印刷条件と、前記ビットマップの蓄積により得られたページ数の2条件から計算した、最終的に得られる印刷結果の総消費枚数が、前記印刷制限枚数を超えない場合は当該ジョブの印刷、前記印刷制限枚数を超える場合は当該ジョブのキャンセルを行い、前記プリントサーバーは、前記終了ステータス通知手段により得られた当該ジョブの終了ステータスが正常終了であった場合は、前記消費枚数通知手段により得られた当該ジョブの消費枚数を、当該ジョブを印刷した利用者の印刷制限枚数から減算して前記クライアント装置に当該ジョブの印刷が正常に終了したことを通知し、前記終了ステータス通知手段により得られた当該ジョブの終了ステータスが制限枚数エラーであった場合は、前記クライアント装置に制限枚数エラーを通知するとともに、当該利用者の印刷制限枚数がゼロである場合は、以降の当該利用者のジョブをプリントサーバーからプリンタに送信せずに制限枚数エラーを前記クライアント装置に通知することを特徴とする印刷システム。
  2. 請求項1に記載の印刷システムにおいて、
    前記印刷ジョブがソート印刷で、指定部数だけ印刷を行うと当該利用者の印刷制限枚数を超えてしまう場合は、前記印刷制限枚数を超えない範囲まで部数を削減して印刷することを特徴とする印刷システム。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷システムにおいて、
    ミスコピー時などで生じた裏面白紙の用紙を当該印刷ジョブが使用した場合には、両面印刷を行った場合と同様に消費枚数を半分とすることを特徴とする印刷システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の印刷システムにおいて、
    当該ジョブの全ページのビットマップが、前記外部記憶装置に入り切らない場合は、当該ジョブをキャンセルするとともに、エラーの発生および当該ジョブのキャンセルを利用者に通知することを特徴とする印刷システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の印刷システムにおいて、
    当該ジョブの印刷条件が、1部のみ印刷を行いながら残りの部をプリンタ内の記憶装置に蓄積しておき、後から利用者の指示で蓄積された前記残りの部を印刷させることが可能な試し印刷であった場合は、試し印刷を解除して1部のソート印刷として扱い、印刷を行うとともに、試し印刷の解除を利用者に通知することを特徴とする印刷システム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の印刷システムにおいて、
    当該ジョブの印刷条件が、印刷を行わずにパスワードとともに当該ジョブをプリンタ内の記憶装置に蓄積しておき、後から利用者が正しいパスワードとともに印刷を指示した時に、前記蓄積されたジョブを印刷する機密印刷であった場合は、当該ジョブをキャンセルするとともに、前記機密印刷の指定による当該ジョブのキャンセルを利用者に通知することを特徴とする印刷システム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の印刷システムにおいて、
    前記プリンタに、受信したデータが前記プリントサーバーを介して、正しく前記印刷制限枚数情報を付加されたデータであるかを判断する判断手段を設けることにより、不正な印刷ジョブを受信した場合はジョブリセットを行うことを特徴とする印刷システム。
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