JP2013182367A - プリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力先及び/又は印刷設定が異なる複数のプリントキューを容易に作成することができるプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法の提供。
【解決手段】印刷装置に印刷データを送信するプリンタドライバを備える装置で動作するプリントキュー作成プログラムであって、前記装置を、少なくとも、1又は複数の印刷装置の識別情報が予め記載されたプリンタリストを読み込む読み込み部、前記プリンタリストに記載された前記識別情報に基づいて前記1又は複数の印刷装置と交信し、当該1又は複数の印刷装置の装置情報を取得する取得部、少なくとも、前記1又は複数の装置情報に基づいて、プリントキューの名称を生成する生成部、前記1又は複数の印刷装置の識別情報と前記プリンタドライバの情報と生成した前記名称とを利用して、複数のプリントキューを作成するプリントキュー作成部、として機能させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法に関し、特に、複数のプリントキューを一括して作成するプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法に関する。
クライアント装置とプリンタとがネットワークで接続されたシステムにおいて、クライアント装置からプリンタに印刷を指示する場合、そのプリンタに対応するプリンタドライバをクライアント装置にインストールし、プリンタドライバの印刷設定画面で印刷設定を行っていた。しかしながら、この方法では、それぞれのクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのインストールメディアを用意しなければならず、不便である。
このような背景から、ネットワークに接続された所定のコンピュータ装置をプリントサーバとし、プリントサーバにインストールしたプリンタドライバを利用するプリンタアイコン(以下、プリントキューと呼ぶ。)を作成し、そのプリントキューをネットワーク上で共有する方法が用いられている。この方法では、クライアント装置は、インストールメディアを用意しなくても、共有されたプリントキューをコピーするだけでプリンタドライバをインストールすることができるため、プリンタを利用するための準備を簡便にすることができる。
このようなプリンタドライバのインストールに関する技術として、例えば、下記特許文献1には、複数のデバイスに接続される情報処理装置において、デバイスドライバの選択を受け付けるドライバ選択手段と、前記選択されたデバイスドライバを複数のデバイスにインストールするために必要な設定情報の入力を受け付ける設定情報入力手段と、前記入力された設定情報が適用されたデバイスドライバをインストールするデバイスの選択を受け付けるデバイス選択手段と、前記選択されたデバイスに前記デバイスドライバをインストールするために必要なインストール情報の作成方法を選択させる作成方法選択手段と、前記選択された作成方法に従って、前記選択されたデバイスに前記デバイスドライバをインストールするための実行ファイルを作成する実行ファイル作成手段とを備える技術が開示されている。
特開2010−092158号公報
エンタープライズ環境では、ネットワーク上に膨大な数のプリンタが設置され、それらをエンドユーザが利用することになるため、印刷処理を効率的に管理するために、ネットワーク上に前述したプリントサーバを構築して、一元的にプリンタドライバを管理することが一般的に行われている。
また、ネットワーク上に複数機種のプリンタが接続されている場合、プリントサーバは機種毎のプリンタドライバ(機種固有プリンタドライバと呼ぶ。)を管理しなければならず、管理が煩雑になることから、近年、複数機種のプリンタに対応した共通プリンタドライバ(ユニバーサルプリンタドライバ(UPD:Universal Printer Driver)と呼ぶ。)も実用化されている。このユニバーサルプリンタドライバでは、印刷毎に出力先プリンタを選択することが可能であるが、よく使うプリンタが決まっている場合も、毎回、プリンタを選択するのは煩雑である。そこで、トラディショナルモードという動作モードを設け、出力先プリンタを選択する画面からプリンタフォルダ上にプリントキューを作成し、そのプリントキューをネットワーク上で共有することで、あたかも従来のプリンタドライバのように使用できるようにしている。
しかしながら、ネットワーク上に複数機種のプリンタが接続されている環境において、複数の機種固有プリンタドライバを利用する場合でも、ユニバーサルプリンタドライバを利用する場合でも、各々のプリンタに対応するプリントキューを追加するためには、プリントキューを一つ一つ手動で作成しなければならず、管理者の手間がかかってしまう。
また、出力先のプリンタが一つの場合でも、複数の場合でも、そのプリンタの印刷設定を変更するためには、いちいちプリンタドライバの印刷設定画面を開いて印刷設定を変更しなければならないため、管理者の手間がかかってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、出力先及び/又は印刷設定が異なる複数のプリントキューを容易に作成することができるプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、印刷装置に印刷データを送信するプリンタドライバを備える装置で動作するプリントキュー作成プログラムであって、前記装置を、少なくとも、1又は複数の印刷装置の識別情報が予め記載されたプリンタリストを読み込む読み込み部、前記プリンタリストに記載された前記識別情報に基づいて前記1又は複数の印刷装置と交信し、当該1又は複数の印刷装置の装置情報を取得する取得部、少なくとも、前記1又は複数の印刷装置の装置情報に基づいて、プリントキューの名称を生成する生成部、前記1又は複数の印刷装置の識別情報と前記プリンタドライバの情報と生成した前記名称とを利用して、複数のプリントキューを作成するプリントキュー作成部、として機能させるものである。
また、本発明は、印刷装置と、前記印刷装置に印刷データを送信するプリンタドライバを備える装置と、がネットワーク接続された印刷システムにおけるプリントキュー作成方法であって、前記装置は、少なくとも、1又は複数の印刷装置の識別情報が予め記載されたプリンタリストを読み込む第1ステップと、前記プリンタリストに記載された前記識別情報に基づいて前記1又は複数の印刷装置と交信し、当該1又は複数の印刷装置の装置情報を取得する第2ステップと、少なくとも、前記1又は複数の印刷装置の装置情報に基づいて、プリントキューの名称を生成する第3ステップと、前記1又は複数の印刷装置の識別情報と前記プリンタドライバの情報と生成した前記名称とを利用して、複数のプリントキューを作成する第4ステップと、を実行するものである。
本発明のプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法によれば、出力先及び/又は印刷設定が異なる複数のプリントキューを容易に作成することができる。
その理由は、プリンタコントローラやクライアント装置で動作するプリントキュー作成プログラムは、予め記憶された、少なくともプリンタの識別情報が記載されたプリンタリストを読み込み、プリンタの識別情報を用いてそのプリンタから装置情報を取得し、少なくとも、プリンタから取得した装置情報を用いてプリントキューの名称を生成し、少なくとも、プリンタの識別情報と生成した名称とを用いて複数のプリントキューを一括して作成する処理を行うからである。また、プリントキューを作成する際に、プリンタリストに記載された印刷設定情報を用いてプリントキューの印刷設定を変更したり、固定化したりする処理を行うからである。
このように、少なくともプリンタの識別情報が記載されたプリンタリストを読み込み、このプリンタリストに基づいて、出力先及び/又は印刷設定が異なる複数のプリントキューを作成することによって、管理者の手間を省くことができる。
本発明の第1の実施例に係る印刷システムの全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る通信ネットワーク上の装置の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るプリンタの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るプリントキュー作成プログラムのモジュール構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るプリントキュー作成プログラムの処理を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係るプリンタリストの一例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る印刷システムの全体構成を示す図である。 本発明の第2の実施例に係るプリンタリストの一例を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る印刷システムの全体構成を示す図である。 本発明の第3の実施例に係るプリントキュー作成プログラムのモジュール構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係るユニバーサルプリンタドライバの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係るプリンタリストの一例を示す図である。
背景技術で示したように、ネットワーク上に膨大な数のプリンタが設置されている環境において、印刷処理を効率的に管理するために、ネットワークに接続された所定のコンピュータ装置をプリントサーバとし、プリントサーバにインストールされたプリンタドライバを利用するプリントキューを作成し、そのプリントキューをネットワーク上で共有する方法が用いられている。
また、複数機種のプリンタに対応した共通プリンタドライバ(ユニバーサルプリンタドライバ)も提供されており、出力先プリンタを選択する画面からプリンタフォルダ上にプリントキューを作成することで、従来のプリンタドライバと同様に、プリンタ毎にプリントキューを共有することもできる。
このように、プリントサーバを利用したり、ユニバーサルプリンタドライバを利用したりすることによって、プリンタドライバのインストール作業を簡略化することができるが、プリントキューは管理者が手動で追加しなければならないため、管理者の手間がかかるという問題が発生する。
具体的には、ネットワーク上に複数機種のプリンタが接続されている環境において、複数の機種固有プリンタドライバを利用する場合でも、ユニバーサルプリンタドライバを利用する場合でも、各々のプリンタに対応するプリントキューを追加するためには、プリントキューを一つ一つ手動で作成しなければならない。また、出力先のプリンタが一つの場合でも、複数の場合でも、そのプリンタの印刷設定を変更するためには、いちいちプリンタドライバの印刷設定画面を開いて印刷設定を変更しなければならない。
そこで、本発明の一実施の形態では、機種固有プリンタドライバを利用する場合でも、ユニバーサルプリンタドライバを利用する場合でも、出力先及び/又は印刷設定が異なる複数のプリントキューを簡単に作成できるようにするために、プリンタの識別情報や印刷設定情報を記載したプリンタリストを用意しておく。そして、ネットワーク上のプリントサーバやクライアント装置で動作するプリントキュー作成プログラムは、プリンタリストを読み込み、プリンタの識別情報を用いてプリンタの装置情報を取得し、少なくとも取得した装置情報に基づいてプリントキューの名称を生成し、少なくともプリンタの識別情報と生成した名称とに基づいて、出力先及び/又は印刷設定が異なる複数のプリントキューを一括して作成する。
これにより、通常の機種固有プリンタドライバを利用する場合は、1台のプリンタに対して印刷設定を変更した複数のプリントキューを一括して作成することが可能となる。また、同一機種のプリンタが複数台ある場合には、出力先のプリンタを変更した複数のプリントキューを一括して作成することができる。さらに、ユニバーサルプリンタドライバを利用する場合は、1台のプリンタに対して印刷設定を変更した複数のプリントキューや、出力先のプリンタを変更した複数のプリントキュー、出力先のプリンタと印刷設定の双方を変更した複数のプリントキューを一括して作成することができる。そのため、管理者は、1つずつプリントキューを手作業で作成する必要がなくなり、プリンタ導入時の利便性を向上させることができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係るプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの全体構成を示す図であり、図2は、本実施例のクライアント装置の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施例のプリンタの主要構成を示すブロック図であり、図4は、本実施例のプリントキュー作成プログラムのモジュール構成を示すブロック図である。また、図5は、本実施例のプリントキュー作成プログラムの処理を示すフローチャート図であり、図6は、本実施例のプリンタリストの一例を示す図である。
なお、本明細書で使用するプリントキューとは、コンピュータ装置に存在する抽象的なコンポーネントである。プリントキューは、1つのプリンタに対してプリンタドライバやポート(通信経路)を結びつける。また、そのプリンタに対する包括的な設定やユーザ固有の設定を保持する。プリントキューが保持するデータ要素の具体例としては、一意に識別できるプリントキューの名前、使用するプリンタドライバの情報、使用するプリンタプロセッサーの情報、使用するポートの情報、印刷中や待ち行列にある印刷ジョブのリスト、プリントキューへのアクセスを制御するセキュリティ記述、グローバルなDEVMODE設定、ユーザ毎のDEVMODE設定、プリントキューのデフォルトデータタイプの名前などである。
また、プリンタドライバとは、プリンタと通信するためにコンピュータ装置で使用するソフトウェアのことである。プリンタドライバは、アプリケーションからデータを受け取ってプリンタが読み取れるコマンドに変換する機能を備えている。
図1は、本実施例の印刷システム10の全体構成を示している。本実施例の印刷システム10は、印刷ジョブに従って印刷処理を実行する、単一機種の1又は複数の印刷装置やMFP(Multi Function Peripheral)など(プリンタ20と呼ぶ。)と、印刷ジョブを送信する、1又は複数のコンピュータ装置(クライアント装置30と呼ぶ。)と、印刷ジョブを管理するコンピュータ装置(プリントサーバ40と呼ぶ。)などで構成され、これらは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークで接続されている。
クライアント装置30及びプリントサーバ40は、Windows(登録商標)などのOS(Operating System)により制御されている。また、本実施例の印刷出力用ソフトウェア(プリンタドライバ)は、まずプリントサーバ40内部に格納され、その後、通信ネットワークで接続されたクライアント装置30に、Windows(登録商標)OSのPoint & Print機能を用いてインストールされる。なお、本実施例では、印刷システム10にプリントサーバ40を設けているが、プリンタドライバがインストールされたいずれかのクライアント装置30でプリントキューを生成し、通信ネットワーク上で共有する構成としてもよく、その場合は、プリントサーバ40を省略することができる。
プリンタ20では、各々のクライアント装置30からプリンタドライバによって出力された印刷ジョブを、通信ネットワーク経由で受信し、印刷ジョブの内容にしたがって印刷処理を行う。図1のプリンタ20は同じ機種であり、192.168.1.1、192.168.1.2、192.168.1.3、…といったIP(Internet Protocol)アドレスが割り振られている。
図2は、通信ネットワーク上の装置(プリンタ20、クライアント装置30及びプリントサーバ40)の基本的なハードウェア構成を示している。これらの装置は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置、補助記憶装置、入力装置、出力装置などで構成される。
CPUは、装置全体の動作の制御及び演算処理を行う中央処理装置である。主記憶装置は、CPUで処理を行う際に必要となる情報を一時的に記憶する働きを持つメモリとも呼ばれる装置である。この主記憶装置の補助的な役割を担う記憶装置として、ハードディスクに代表される補助記憶装置が存在する。この補助記憶装置は、通常長時間情報を保存することが可能な仕組みを持っており、OSやアプリケーション、プリンタドライバ、プリントキュー作成プログラムなどはこの補助記憶装置に格納されている。
入力装置は、キーボードやマウス、タッチパネルなど、外部から命令や情報を伝えるための装置である。また、出力装置は、ディスプレイや印刷エンジンなど、CPUによる処理結果の情報を外部へ出力するための装置である。
図3は、プリンタ20の主要構成を示している。本実施例のプリンタ20は、ネットワーク通信部21、制御部22、印刷ジョブ記憶部23、印刷部24などで構成される。
ネットワーク通信部21は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、印刷ジョブを受信する。また、通信対象のクライアント装置30に対してプリンタ20の情報を提供する。具体的な手法として、RFC(Request For Comment)1213で規定されているネットワーク管理手法(SNMP MIB-II)のパブリックエリアやプライベートエリアの使用が存在する。
制御部22は、CPUとメモリなどで構成され、印刷部24への印刷ジョブの提供を制御する。プリンタ20の状態や印刷ジョブ数を管理し、状態に変化があった場合、ネットワーク通信部21へ通知する。印刷部24が印刷処理中でなければ印刷ジョブを送信し、印刷処理中であれば印刷ジョブ記憶部23へ印刷ジョブを保存する。保存された印刷ジョブは、印刷部24での印刷処理が完了したら、印刷ジョブ記憶部23から呼び出し、印刷部24へ送り、印刷処理を実行させる。
印刷ジョブ記憶部23は、メモリやハードディスクなどで構成され、制御部22からの指令により、印刷ジョブの記憶、呼び出し、消去を行う。
印刷部24は、印刷ジョブに基づく印刷処理を行う。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから紙媒体に2次転写し、更に定着装置で紙媒体にトナー像を定着させる処理を行う。
図4は、機種固有プリンタドライバを利用するプリントキュー作成プログラムのモジュール構成(すなわち、プリントキュー作成プログラムが動作することによって実現されるプリントサーバ40又はクライアント装置30の主要構成)を示している。本実施例のプリントキュー作成プログラムは、プリンタリスト読み込み部41、プリンタ情報取得部42、プリンタ情報データベース43、プリントキュー名生成部44、機種固有プリンタドライバ45、プリントキュー作成部46、印刷設定管理部47、制御部48などのモジュールで構成される。
プリンタリスト読み込み部41は、指定されたプリンタリストファイルを読み込む。プリンタリストには、少なくとも、プリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)が記載されていればよい。
プリンタ情報取得部42は、プリンタリストに記載されたプリンタ20の識別情報をもとに、通信ネットワークを通じてプリンタ20と双方向通信を行い、プリンタ20を特定する情報(モデル名など)やユーザによって設定することができるプリンタ20本体のデバイス名、プリンタ20に備える機能を特定する情報など(これらを総称して、装置情報と呼ぶ。)を取得する。
プリンタ情報データベース43は、プリンタ20の装置情報とそのプリンタ20に対応したプリンタドライバの情報とを保持する。
プリントキュー名生成部44は、追加するプリントキューの出力先のプリンタ20の名称(ユーザ定義のデバイス名がある場合はデバイス名、ない場合はモデル名など)に、必要に応じて、プリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)を付加して、一意のプリントキュー名を生成する。
機種固有プリンタドライバ45は、通信ネットワーク上に設置したプリンタ20の機種固有のプリンタドライバである。なお、ここでは、通信ネットワークに接続された複数のプリンタ20は同一機種であるため、機種固有プリンタドライバは1つでよい。
プリントキュー作成部46は、プリンタリストに記載されたプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)、機種固有プリンタドライバの情報、およびプリントキュー名生成部44で生成したプリントキュー名を利用して、プリントキューの作成をOSに指令するモジュールである。すなわち、上記情報で特定されるプリンタ20と機種固有プリンタドライバとを対応付けるプリントキューを作成し、そのプリントキューに生成したプリントキュー名を付与する処理を行う。
印刷設定管理部47は、作成したプリントキューの印刷設定の初期値の変更、および印刷設定の固定といった機能を持つ。
制御部48は、上記の各モジュールの制御を司り、モジュール間の制御やデータの受け渡しを行う。
以下、プリントキュー作成プログラムによって実行される処理(プリントキュー作成プログラムによって動作するプリントサーバ40(又はクライアント装置30)の処理)について、図5のフローチャート図を参照して説明する。
まず、プリントキュー作成プログラムを起動し、ユーザが使用するプリンタリストを指定すると、プリンタリスト読み込み部41は、指定されたプリンタリストのファイルを読み込む(S101)。本実施例では、図6に示すようなプリンタリストを読み込む。なお、図6のプリンタリストは、1行ごとに1つのプリントキューの情報を記載する形式であるが、他の形式であっても良い。このプリンタリストには、通信ネットワーク上のプリンタ20を特定するための情報(プリンタ20の識別情報)が少なくとも一つは記載されている必要があり、一つも記載がない場合は、エラーを返して処理を終了する。
プリンタリストに情報が記載されている場合は、プリンタ情報取得部42は、プリンタリストに記載されている識別情報に基づき、双方向通信でプリンタ20の装置情報を取得する(S102)。取得する装置情報は、プリンタ20のモデル名、ユーザが設定したプリンタ20のデバイス名などである。
続いて、プリンタリストに記載されている各レコードについて、1つずつ処理を行っていく。まずは最初のレコードを処理する(S103)。
制御部48は、取得したプリンタ20の装置情報をプリンタ情報データベース43に照会し、装置に予めインストールされている機種固有プリンタドライバ45が、そのプリンタ20に適したプリンタドライバであるかを確認する(S104)。そのプリンタ20に適したプリンタドライバでない場合は、エラーを返して処理を終了する。”
次に、プリントキュー名生成部44は、プリントキュー名を生成する(S105)。プリントキュー名は、取得したプリンタ20のデバイス名と、必要に応じてプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)と、を組み合わせて生成する。また、プリンタ20にデバイス名が設定されていない場合は、デバイス名の代わりにプリンタ20のモデル名などを利用して、例えば、bizhub C652(192.168.1.1)といったプリントキュー名を生成してもよい。なお、このプリントキュー名は、ユーザがどのプリンタ20に印刷を指示するプリントキューであるかを認識できる名称であればよい。
次に、プリントキュー作成部46は、プリントキューを作成する(S106)。プリントキューの作成の際に使用する情報は、プリンタリストに記載されたプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)、機種固有プリンタドライバ45の情報、および生成したプリントキュー名などであり、上述したように、プリンタ20と機種固有プリンタドライバ45とを対応付けるプリントキューを作成し、そのプリントキューに生成したプリントキュー名を付与する。
次に、印刷設定管理部47は、作成したプリントキューの印刷設定を管理する(S107)。なお、本実施例では、プリンタリストに印刷設定に関する情報(後述する印刷設定情報)が記載されていないため、このステップでは何も処理をしない。
次に、制御部48は、プリンタリストに次のレコードが記載されているか確認し(S108)、次のレコードがあれば、次のレコードに処理を移動し(S109)、ステップS104に戻って同様の処理を繰り返し、最後のレコードであれば処理を終了する。
このように、本実施例のプリントキュー作成プログラムは、予め作成されたプリンタリストを読み込み、プリンタリストに記載されている複数のプリンタ20の識別情報を用いて複数のプリンタ20から装置情報を取得し、装置内の機種固有プリンタドライバ45がそのプリンタ20に適したプリンタドライバであれば、少なくとも複数のプリンタ20から取得した装置情報を用いてプリントキュー名を生成し、複数のプリンタ20の識別情報と機種固有プリンタドライバ45の情報とプリントキュー名とに基づいて、出力先が異なる複数のプリントキューを作成する処理を行うため、同一機種のプリンタ20が複数台設置されている環境においても、複数のプリンタ20に対する複数のプリントキューを容易に作成することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係るプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施例の印刷システムの全体構成を示す図であり、図8は、本実施例のプリンタリストの一例を示す図である。
前記した第1の実施例では、通信ネットワーク上の複数のプリンタ20に対して、印刷設定を変えずに複数のプリントキューを作成する場合について記載したが、本実施例では、通信ネットワーク上の単一のプリンタ20に対して、印刷設定の異なる複数のプリントキューを作成する場合について説明する。なお、本実施例で記述していない点は、前記した第1の実施例と同様である。
図7は、本実施例の印刷システム10の全体構成を示している。本実施例の印刷システム10では、通信ネットワーク上に一台のプリンタ20のみが接続されている。なお、通信ネットワーク上の装置の基本的なハードウェア構成、プリンタ20の主要構成、プリントキュー作成プログラムのモジュール構成は第1の実施例と同様であるため、説明は省略する。
以下、本実施例のプリントキュー作成プログラムによって実行される処理(プリントキュー作成プログラムによって動作するプリントサーバ40(又はクライアント装置30)の処理)について説明するが、基本的な処理は第1の実施例と同様であるため、本実施例においても、図5のフローチャート図を参照して説明する。
まず、プリントキュー作成プログラムを起動し、ユーザが使用するプリンタリストを指定すると、プリンタリスト読み込み部41は、指定されたプリンタリストのファイルを読み込む(S101)。ここで、第1の実施例では、プリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)が記載されたプリンタリストを読み込んだが、本実施例では、図8に示すようなプリンタリストを読み込む。
このプリンタリストは、CSV(Comma Separated Values)形式であり、1行ごとに1つのプリントキューの情報が記載されている。具体的には、各行の先頭に、追加するプリントキューの出力先(ポート情報)が記載され、カンマ区切りで、印刷設定に関する情報(印刷設定情報)が記載される。この印刷設定情報としては、対象とする印刷機能の設定値が記載され、その設定値を初期値(「default」と表記)とするか固定値(「lock」と表記)とするのかが記載される。例えば、”192.168.2.1, 2in1, default”と記載された場合は、2in1を初期値とし、”192.168.2.1, grayscale, lock”と記載された場合は、カラー設定をグレースケールに固定する。なお、プリンタリストは、CSV形式に限らず、他の形式であっても良い。
プリンタリストに情報が記載されている場合は、プリンタ情報取得部42は、プリンタリストに記載されている識別情報に基づき、双方向通信でプリンタ20の装置情報を取得する(S102)。取得する装置情報は、第1の実施例と同様に、プリンタ20のモデル名、ユーザが設定したプリンタ20のデバイス名などである。
続いて、プリンタリストに記載されている各レコードについて、1つずつ処理を行っていく。まずは最初のレコードを処理する(S103)。
制御部48は、取得したプリンタ20の装置情報をプリンタ情報データベース43に照会し、装置に予めインストールされている機種固有プリンタドライバ45が、そのプリンタ20に適したプリンタドライバであるかを確認する(S104)。そのプリンタ20に適したプリンタドライバではない場合は、エラーを返して処理を終了する。
次に、プリントキュー名生成部44は、プリントキュー名を生成する(S105)。本実施例では、プリントキュー名は、取得したプリンタ20の装置情報(デバイス名やモデル名)と必要に応じてプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)と印刷設定情報とを組み合わせて生成する。例えば、プリンタリストに”192.168.2.1, 2in1, default”と記載されている場合は、プリントキュー名を”bizhub C652 (192.168.2.1) 2in1”とし、プリンタリストに”192.168.2.1, grayscale, lock”と記載されている場合は、プリントキュー名を”bizhub C652 (192.168.2.1) grayscale only”などとする。なお、このプリントキュー名は、ユーザがどのプリンタ20に対してどのような印刷を指示するプリントキューであるかを認識できる名称であればよい。
次に、プリントキュー作成部46は、プリントキューを作成する(S106)。プリントキューの作成の際に使用する情報は、プリンタリストに記載されたプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)、機種固有プリンタドライバ45の情報、および生成したプリントキュー名などであり、第1の実施例と同様に、プリンタ20と機種固有プリンタドライバ45とを対応付けるプリントキューを作成し、そのプリントキューに生成したプリントキュー名を付与する。
次に、印刷設定管理部47は、プリンタリストに記載されている印刷設定情報の内容に応じて、プリントキューにおける機種固有プリンタドライバ45の印刷設定の初期値を変更したり、印刷設定を固定したりする(S107)。具体的な設定例としては、両面印刷を初期値とすることや、モノクロ印刷に固定することなどが考えられる。その際、印刷設定管理部47は、プリンタ20の装置情報(プリンタ20に備える機能を特定する情報)に基づいて、プリンタリストに記載されている印刷設定情報の内容がそのプリンタ20に適用可能であるかを判断し、そのプリンタ20に備えていない機能を使用する印刷設定に変更する場合など、不適切な場合には印刷設定の変更を行わず、不適切でない場合のみ印刷設定の変更を行う。従って、本実施例では、作成するプリントキューは、印刷設定を変更しないもの、初期値をそれぞれ両面印刷と2in1にするもの、モノクロ印刷に固定するものなどがある。
次に、制御部48は、プリンタリストに次のレコードが記載されているか確認し(S108)、次のレコードがあれば、次のレコードに処理を移動し(S109)、ステップS104に戻って同様の処理を繰り返し、最後のレコードであれば処理を終了する。
このように、本実施例のプリントキュー作成プログラムは、予め作成されたプリンタリストを読み込み、プリンタリストに記載されているプリンタ20の識別情報を用いてプリンタ20から装置情報を取得し、装置内の機種固有プリンタドライバ45がそのプリンタ20に適したプリンタドライバであれば、少なくともプリンタ20から取得した装置情報と印刷設定情報とを用いてプリントキュー名を生成し、プリンタ20の識別情報と機種固有プリンタドライバ45の情報とプリントキュー名とに基づいて、複数のプリントキューを作成する処理を行い、更に、作成したプリントキューの印刷設定を変更したり、固定したりする処理を行うため、1つのプリンタ20に対して、印刷設定の全く異なる複数のプリントキューを容易に作成することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係るプリントキュー作成プログラム及びプリントキュー作成方法について、図9乃至図12を参照して説明する。図9は、本実施例の印刷システムの全体構成を示す図であり、図10は、本実施例のプリントキュー作成プログラムのモジュール構成を示すブロック図である。また、図11は、本実施例のユニバーサルプリンタドライバの構成を示すブロック図であり、図12は、本実施例のプリンタリストの一例を示す図である。
前記した第1及び第2の実施例では、機種固有プリンタドライバを使用する場合について記載したが、本実施例では、プリンタドライバとしてユニバーサルプリンタドライバを組み合わせた場合について説明する。なお、本実施例で記述していない点は、前記した第1の実施例と同様である。
図9は、このようなユニバーサルプリンタドライバを使用する場合の印刷システム10の全体構成を示している。本実施例の印刷システム10は、通信ネットワーク上に、機種の異なる3台のプリンタ20(プリンタA〜C)が接続されている。なお、通信ネットワーク上の装置の基本的なハードウェア構成、プリンタ20の主要構成は第1の実施例と同様であるため、説明は省略する。
図10は、ユニバーサルプリンタドライバを利用するプリントキュー作成プログラムのモジュール構成(すなわち、プリントキュー作成プログラムが動作することによって実現されるプリントサーバ40又はクライアント装置30の主要構成)を示している。本実施例のプリントキュー作成プログラムは、プリンタリスト読み込み部41、プリンタ情報取得部42、プリンタ情報データベース43、プリントキュー名生成部44、ユニバーサルプリンタドライバ50、プリントキュー作成部46、印刷設定管理部47、制御部48などのモジュールで構成される。すなわち、第1の実施例の図4における機種固有プリンタドライバ45をユニバーサルプリンタドライバ50に変更したモジュール構成となり、プリンタ情報データベース43には、ユニバーサルプリンタドライバ50が対応しているプリンタ20の装置情報を保持する。
図11は、ユニバーサルプリンタドライバ50の構成を示すブロック図である。ユニバーサルプリンタドライバ50は、機能の異なる複数のプリンタ20に対して一つのプリンタドライバで対応することができるものであり、通信ネットワークを介してプリンタと通信し、出力可能なプリンタ20の検出を行い、その中からユーザが所望するプリンタ20を選択して、ユーザの指示に従い印刷設定を行い、印刷ジョブの出力および印刷実行の指令などを行う。このユニバーサルプリンタドライバ50は、共通機能部51、機種別機能部52、プリンタ切り替え部53、デバイス情報データベース54などで構成される。
共通機能部51は、全てのプリンタ20に対して共通で使用する機能、及びユニバーサルプリンタドライバ50全体の制御を司る機能を有する。具体的には、例えば印刷出力のための描画処理、印刷設定画面の制御、機種別機能部52およびプリンタ切り替え部53間のやりとりの制御など、プリンタドライバの核となる処理を行う。
機種別機能部(チャイルドドライバ)52a〜52cは、プリンタ20の個別の機能に応じて機種別に用意されたプログラム(それぞれの機能を実行するためのファイル群)である。例えば、機種AのプリンタであるプリンタAには機種別機能部A、機種BのプリンタであるプリンタBには機種別機能部B、機種CのプリンタであるプリンタCには機種別機能部Cといったように、プリンタの機種ごとに独立したモジュールが対応している。なお、同じ機種(例えば機種A)のプリンタが複数ある場合は、それらに対応した機種別機能部Aが一つ存在すればよい。ただし、同じ機種のプリンタであっても、搭載している機能が異なる場合(例えば、オプションのフィニッシャー機能を備えているプリンタと、備えていないプリンタが混在している場合)は、同一機種用の機種別機能部であっても、オプション機能の違いによりそれぞれ機種別機能部を別々に用意してもよい。この機種別機能部52は、それぞれの機種ごとに、プリンタとしてどのような機能を持ち、どのような配置で画面に表示するか、あるいは画面上にどのような文字列を表示するかといった情報を保持している。そして、選択されたプリンタ20の機種別機能部52の持つ情報に従って印刷設定画面が表示される。
プリンタ切り替え部53は、通信ネットワーク上の複数のプリンタ20から印刷出力を行うプリンタ20を選択し、選択されたプリンタ20に適した機種別機能部52を共通機能部51経由で呼び出すためのモジュールである。プリンタ20を選択する方法としては、通信ネットワークを経由して取得したプリンタ情報の一覧よりプリンタ20を選択する方法、プリンタ20のIPアドレスおよび機種を直接指定して選択する方法、過去に使用したプリンタ20を履歴情報から選んで選択する方法などが挙げられる。
デバイス情報データベース54は、プリンタ20の装置情報とそのプリンタ20に対応した機種別機能部52の情報とを保持する。
以下、本実施例のプリントキュー作成プログラムによって実行される処理(プリントキュー作成プログラムによって動作するプリントサーバ40(又はクライアント装置30)の処理)について説明するが、本実施例は、プリンタドライバとしてユニバーサルプリンタドライバ50を使用することを特徴とするものであり、ユニバーサルプリンタドライバ50が機種別機能部52を特定することを除けば、その基本的な処理は第1の実施例と同様であるため、本実施例においても、図5のフローチャート図を参照して説明する。
まず、プリントキュー作成プログラムを起動し、ユーザが使用するプリンタリストを指定すると、プリンタリスト読み込み部41は、指定されたプリンタリストのファイルを読み込む(S101)。本実施例では、図12に示すようなプリンタリストを読み込む。このプリンタリストには、プリントキューの情報が一つまたは複数記載されている必要があり、一つも記載されていない場合はエラーを返して処理を終了する。
プリンタリストに情報が記載されている場合は、印刷装置情報取得部42は、プリンタリストに記載されている識別情報に基づき、双方向通信でプリンタ20の装置情報を取得する(S102)。取得する装置情報は、第1の実施例と同様に、プリンタ20のモデル名、ユーザが設定したプリンタ20のデバイス名などである。
続いて、プリンタリストに記載されている各レコードについて、1つずつ処理を行っていく。まずは最初のレコードを処理する(S103)。
制御部48は、取得したプリンタ20の装置情報をプリンタ情報データベース43に照会し、ユニバーサルプリンタドライバ50がそのプリンタ20に対応しているかを確認する(S104)。
次に、プリントキュー名生成部44は、プリントキュー名を生成する(S105)。プリントキュー名は、第1の実施例と同様に、取得したプリンタ20の装置情報(デバイス名やモデル名)と必要に応じてプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)とを組み合わせて生成する。なお、このプリントキュー名は、ユーザがどのプリンタ20に印刷を指示するプリントキューであるかを認識できる名称であればよい。
次に、プリントキュー作成部46は、プリントキューを作成する(S106)。プリントキューの作成の際に使用する情報は、プリンタリストに記載されたプリンタ20の識別情報(IPアドレス、ポート名、ホスト名など)、ユニバーサルプリンタドライバ50の情報、および生成したプリントキュー名などである。ユニバーサルプリンタドライバ50内部の動作としては、デバイス情報データベース54を参照してそのプリンタ20に対応する機種別機能部52を特定する。すなわち、プリンタ20とユニバーサルプリンタドライバ50の機種別機能部52とを対応付けるプリントキューを作成し、そのプリントキューに生成したプリントキュー名を付与する。
次に、印刷設定管理部47は、追加したプリントキューの印刷設定を管理する(S107)。なお、本実施例では、プリンタリストに印刷設定情報が記載されていないため、このステップでは何も処理をしないが、第2の実施例のように、プリンタリストに印刷設定情報が記載されている場合は、印刷設定情報の内容に応じて、プリントキューにおけるユニバーサルプリンタドライバ50の印刷設定の初期値を変更したり、印刷設定を固定したりする。
次に、制御部48は、プリンタリストに次のレコードが記載されているか確認し(S108)、次のレコードがあれば、次のレコードに処理を移動し(S109)、ステップS104に戻って同様の処理を繰り返し、最後のレコードであれば処理を終了する。
このように、本実施例のプリントキュー作成プログラムは、予め作成されたプリンタリストを読み込み、プリンタリストに記載されている複数のプリンタ20の識別情報を用いて複数のプリンタ20から装置情報を取得し、少なくとも複数のプリンタ20から取得した装置情報を用いてプリントキュー名を生成し、複数のプリンタ20の識別情報とユニバーサルプリンタドライバ50の機種別機能部52の情報とプリントキュー名とに基づいて、出力先又は印刷設定又はその双方が異なる複数のプリントキューを作成する処理を行うため、機種の異なるプリンタ20が設置された環境であっても、ユニバーサルプリンタドライバ50を利用してプリントキューを一括して作成することができ、ユーザが一つずつプリントキューを作成する場合に比べて作業の手間を減らすことが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、第1及び第3の実施例では、プリンタリストに複数台のプリンタ20の識別情報が記載されている場合について説明し、第2の実施例では、プリンタリストに1台のプリンタ20の識別情報と印刷設定情報とが記載されている場合について説明したが、プリンタリストに複数台のプリンタ20の識別情報と印刷設定情報とが記載されている場合に対しても、本発明を同様に適用することができる。
本発明は、共有されたプリントキューを利用してプリンタ20に印刷を指示する装置に利用可能である。
10 印刷システム
20 印刷装置
21 ネットワーク通信部
22 制御部
23 印刷ジョブ記憶部
24 印刷部
30 クライアント装置
40 プリントサーバ
41 プリンタリスト読み取り部
42 プリンタ情報取得部
43 プリンタ情報データベース
44 プリントキュー名生成部
45 機器固有プリンタドライバ
46 プリントキュー作成部
47 印刷設定管理部
48 制御部
50 ユニバーサルプリンタドライバ
51 共通機能部
52 機種別機能部
53 プリンタ切り替え部
54 デバイス情報データベース

Claims (14)

  1. 印刷装置に印刷データを送信するプリンタドライバを備える装置で動作するプリントキュー作成プログラムであって、
    前記装置を、
    少なくとも、1又は複数の印刷装置の識別情報が予め記載されたプリンタリストを読み込む読み込み部、
    前記プリンタリストに記載された前記識別情報に基づいて前記1又は複数の印刷装置と交信し、当該1又は複数の印刷装置の装置情報を取得する取得部、
    少なくとも、前記1又は複数の印刷装置の装置情報に基づいて、プリントキューの名称を生成する生成部、
    前記1又は複数の印刷装置の識別情報と前記プリンタドライバの情報と生成した前記名称とを利用して、複数のプリントキューを作成するプリントキュー作成部、として機能させる、
    ことを特徴とするプリントキュー作成プログラム。
  2. 前記プリンタリストに、印刷設定情報が記載されており、
    前記生成部は、前記1又は複数の装置情報と前記印刷設定情報とに基づいて、プリントキューの名称を生成し、
    前記装置を、更に、
    前記印刷設定情報に基づいて、作成した前記複数のプリントキューの印刷設定を変更する印刷設定管理部、として機能させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリントキュー作成プログラム。
  3. 前記印刷設定管理部は、前記装置情報に基づいて、前記印刷設定の変更の適否を判断し、不適切でない場合は、前記印刷設定を変更する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリントキュー作成プログラム。
  4. 前記不適切な場合とは、前記印刷装置にない機能を使用する印刷設定に変更する場合である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のプリントキュー作成プログラム。
  5. 前記プリンタドライバは、印刷装置の機種に応じたプリンタドライバである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のプリントキュー作成プログラム。
  6. 前記プリンタドライバは、複数機種の印刷装置に対応可能なユニバーサルプリンタドライバである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のプリントキュー作成プログラム。
  7. 前記印刷装置の識別情報は、IPアドレス、ポート名、又は、ホスト名である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のプリントキュー作成プログラム。
  8. 印刷装置と、前記印刷装置に印刷データを送信するプリンタドライバを備える装置と、がネットワーク接続された印刷システムにおけるプリントキュー作成方法であって、
    前記装置は、
    少なくとも、1又は複数の印刷装置の識別情報が予め記載されたプリンタリストを読み込む第1ステップと、
    前記プリンタリストに記載された前記識別情報に基づいて前記1又は複数の印刷装置と交信し、当該1又は複数の印刷装置の装置情報を取得する第2ステップと、
    少なくとも、前記1又は複数の印刷装置の装置情報に基づいて、プリントキューの名称を生成する第3ステップと、
    前記1又は複数の印刷装置の識別情報と前記プリンタドライバの情報と生成した前記名称とを利用して、複数のプリントキューを作成する第4ステップと、を実行する、
    ことを特徴とするプリントキュー作成方法。
  9. 前記プリンタリストに、印刷設定情報が記載されており、
    前記第3ステップでは、前記1又は複数の装置情報と前記印刷設定情報とに基づいて、プリントキューの名称を生成し、
    更に、
    前記印刷設定情報に基づいて、作成した前記複数のプリントキューの印刷設定を変更する第5ステップを実行する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のプリントキュー生成方法。
  10. 前記第5ステップでは、前記装置情報に基づいて、前記印刷設定の変更の適否を判断し、不適切でない場合は、前記印刷設定を変更する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプリントキュー作成方法。
  11. 前記不適切な場合とは、前記印刷装置にない機能を使用する印刷設定に変更する場合である、
    ことを特徴とする請求項10に記載のプリントキュー作成方法。
  12. 前記プリンタドライバは、印刷装置の機種に応じたプリンタドライバである、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一に記載のプリントキュー作成方法。
  13. 前記プリンタドライバは、複数機種の印刷装置に対応可能なユニバーサルプリンタドライバである、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一に記載のプリントキュー作成方法。
  14. 前記印刷装置の識別情報は、IPアドレス、ポート名、又は、ホスト名である、
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一に記載のプリントキュー作成方法。
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