JP2016084508A - 金属膜成膜方法 - Google Patents

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寿弘 鈴木
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泰彦 赤松
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Abstract

【課題】樹脂基材の表面全体に亘って密着性良く金属膜を成膜できる量産性に優れた金属膜成膜方法を提供する。
【解決手段】金属製のターゲット2が配置された真空処理室B内に樹脂基材Wを配置し、真空処理室内にスパッタガスを導入し、ターゲットに所定電圧を印加して真空処理室内にプラズマを形成し、ターゲットをスパッタリングすることにより樹脂基材の少なくとも一方の表面に金属膜Mf1,Mf2を成膜する本発明の金属膜成膜方法は、前記電圧がパルス電圧であり、このパルス電圧の周波数が1kHz未満で、パルス幅が1μs〜1msの範囲である。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂基材の少なくとも一方の表面に金属膜を成膜する金属膜成膜方法に関する。
近年、電子デバイスの高機能化及び高集積化に伴い、ビルドアップ基板等の多層基板が用いられるようになっている。この種の多層基板の製造方法は、例えば特許文献1で知られている。このものは、樹脂基材の少なくとも一方の表面に金属箔を貼り付け、金属箔の表面にプリプレグを積層し、積層したプリプレグの表面に金属膜をスパッタリング(以下「スパッタ」という)法により成膜する工程を含む。
このような多層基板としてその信頼性を高めるには、プリプレグといった樹脂基材とその表面に形成される金属膜との密着性を強固にする必要がある。一般に、スパッタ法により金属膜を成膜する場合、樹脂基材表面に成膜しようとする金属膜の組成に対応した金属製ターゲットを用い、このターゲットに負の電位を持つ直流電圧を印加する所謂DCスパッタ法が用いられる。この場合、金属膜と樹脂基材との密着性を強固にするには、加熱や、プラズマ生成装置、リニアイオンソースなどの手法により(エッチング効果の高いリニアイオンソースが好ましい。)樹脂基板の表面に付着した不純物を除去し、高いエネルギーを持ってスパッタ粒子(金属イオン)を樹脂基材に打ち込む必要があり、それにはターゲットへの印加電圧を高めることが必要となる。
然しながら、所定膜厚の金属膜が得られるまで継続してターゲットに高電圧を印加すると、ターゲットがスパッタ粒子の衝撃を受けて高温となり、融解したり、割れたりして良好に成膜できないという問題が生じる。なお、上記従来例のものでは、スパッタ法による金属膜の成膜に先立ち、樹脂基材の表面を、エポキシエマルジョン溶液を塗布して凹凸形状にしているが、これでは、スパッタ法による成膜時、主として凸部へのスパッタ粒子のアンカー効果で、基材面内に比較的密着性の強い部分と比較的弱い部分とが生じてしまう。その上、製造工程が増加して量産性の低下を招来する。
特開2013−115423号公報
本発明は、以上の点に鑑み、樹脂基材の表面全体に亘って密着性良く金属膜を成膜できる量産性に優れた金属膜成膜方法を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、金属製のターゲットが配置された真空処理室内に樹脂基材を配置し、真空処理室内にスパッタガスを導入し、ターゲットに所定電圧を印加して真空処理室内にプラズマを形成し、ターゲットをスパッタリングすることにより樹脂基材の少なくとも一方の表面に金属膜を成膜する本発明の金属膜成膜方法は、前記電圧がパルス電圧であり、このパルス電圧の周波数が1kHz未満で、パルス幅が1μs〜1msの範囲であることを特徴とする。
本発明によれば、ターゲットに印加する電圧をパルス電圧とし、間欠的にターゲットに電圧を印加するようにしたため、印加電圧を高くしても、ターゲットの温度上昇が抑制される。そして、高電圧を印加してターゲットをスパッタすることで、スパッタ粒子のエネルギーが高められ、樹脂基材の表面にスパッタ粒子が打ち込まれ、打ち込まれたスパッタ粒子と樹脂とのミキシングにより樹脂基材の表面全体に亘って強固な密着性を持つ金属膜が成膜できる。この場合、上記従来例のような樹脂基材に対する前処理は不要であるため、量産性が良い。
本発明において、前記樹脂基材は、合成樹脂で構成されてもよい。この場合、樹脂基材には、基材全体が合成樹脂で構成されるものだけでなく、基材表面が合成樹脂で構成されるものも含まれる。
本発明において、前記パルス電圧を1000V〜2000Vの範囲に設定することができる。このように高電圧を印加しても、上記のようにターゲットの温度上昇は抑制される。
金属膜の成膜に用いる成膜装置を示す図。 図1に示す処理室Bを拡大して示す模式図。 (a)〜(c)は、本発明の金属膜の成膜方法を説明する図。 (a)及び(b)は、本発明の効果を確認する実験結果を示すグラフ。
以下、図面を参照して、樹脂基材をコア材の両面に夫々ビルドアップ材が積層されたものとし、この樹脂基材の表面にTi膜を成膜する場合を例に、本発明の実施形態の金属膜の成膜方法について説明する。
図1及び図2を参照して、金属膜の成膜に用いる成膜装置Mについて説明する。図1に示すように、成膜装置Mは、中央の搬送室Tを備え、この搬送室Tに樹脂基材Wを搬送する搬送ロボットRが配置されている。搬送ロボットRは、所謂フロッグレッグ式やスカラー式の公知のものであるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、搬送ロボットRは、樹脂基材Wを上下反転させることが可能な公知の機構(図示省略)を有しており、樹脂基材Wを反転させて成膜することで、樹脂基材Wの上下両面に金属膜を夫々成膜できるようになっている。搬送室Tには図外の真空排気手段が接続され、搬送室T内を所定の真空度に保持できるようになっている。搬送室Tは、平面視四角形状に形成され、その周囲には、ロードロック室Lと各真空処理室(以下「処理室」という)A〜CとがゲートバルブGVを介在させて装着されている。処理室Aでは、樹脂基材W表面に付着した不純物が除去され、処理室Bでは、不純物除去後の樹脂基材Wの表面にTi膜が成膜される。尚、本実施形態では、Ti膜が下地層(バリア層)としての役割を果たしており、処理室Cにて、Ti膜の表面にCu膜が成膜される。
図3を更に参照して、上記処理室Bを具体的に説明する。上記成膜装置はM、処理室Bを画成する真空チャンバ1を備え、この真空チャンバ1の天井部にはカソードユニットCが取付けられている。以下においては、図3中、真空チャンバ1の天井部側を向く方向を「上」とし、その底部側を向く方向を「下」として説明する。カソードユニットCは、ターゲット2と、このターゲット2の上方に配置された磁石ユニット3とから構成されている。ターゲット2は、樹脂基材W表面に成膜しようとするTi膜の組成に対応したTi製で、樹脂基材Wの輪郭に応じて、公知の方法で平面視円形または矩形に形成されたものである。ターゲット2の上面(スパッタ面2aとは背向する面)には、スパッタリングによる成膜中、ターゲット2を冷却するバッキングプレート21が装着され、そのスパッタ面2aを下側にして絶縁体Iを介して真空チャンバ1に取り付けられている。ターゲット2にはまた、パルス電源Eからの出力が接続され、成膜時、ターゲット2に時間幅1μs〜1ms、周波数1kHz未満のパルス電圧が投入されるようにしている。ターゲット2の上方に配置される磁石ユニット3は、ターゲット2のスパッタ面2aの下方空間に磁場を発生させ、スパッタ時にスパッタ面2aの下方で電離した電子等を捕捉してターゲット2から飛散したスパッタ粒子を効率よくイオン化する公知の構造を有するものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
真空チャンバ1の底部には、ターゲット2のスパッタ面2aに対向させてステージ4が配置され、樹脂基材Wがその成膜面を上側にして位置決め保持されるようにしている。真空チャンバ1の側壁には、アルゴン等の希ガスを導入するガス管5が接続され、このガス管5にはマスフローコントローラ51が介設され、図示省略のガス源に連通している。これにより、流量制御されたアルゴンガスが、後述の真空排気手段Pにより一定の排気速度で真空引きされている処理室B内に導入でき、成膜中、処理室Bの圧力が略一定に保持されるようにしている。真空チャンバ1の底部には、ターボ分子ポンプやロータリーポンプなどからなる真空排気手段Pに通じる排気管6が接続されている。
尚、処理室Cは、Cu製のターゲット2と、ターゲット2に負の電位を持つ直流電圧を印加する直流電源とを備える点を除き、処理室Bと同様の構成部品を備えている。即ち、処理室Cでは、DCスパッタ法により、Cu膜が成膜される。
上記成膜装置Mは、特に図示しないが、マイクロコンピュータやシーケンサ等を備えた公知の制御手段を有し、制御手段により上記搬送ロボットRの作動、パルス電源Eの稼働、マスフローコントローラ51の稼働や真空排気手段Pの稼働等を統括管理するようになっている。以下、図3を参照して、上記成膜装置Mを用い、樹脂基材Wの表面にTi膜を成膜する場合を例に、本発明の実施形態の金属膜の成膜方法を説明する。
ここで、樹脂基材Wは、図3(a)に示すように、樹脂またはガラスで構成される基板Sの両面にCu、Al等の金属あるいはそれらの合金で構成される金属層Ml1,Ml2を夫々接着してコア材CMを得て、このコア材CMの表面、すなわち、金属層Ml1,Ml2の表面に、図3(b)に示すように、樹脂製のビルドアップ材Bm1,Bm2を夫々積層することで得ることができる。尚、ビルドアップ材Bm1,Bm2としては、ガラスクロスや炭素繊維のような繊維状補強材に樹脂を含浸させて得られるプリプレグや、樹脂中にシリカを含有させたABF、GSZPE等を用いることができる。
このような樹脂基材Wをロードロック室Lに収容し、ロードロック室Lを真空引きする。ここで、その後、搬送ロボットRにより樹脂基材Wを処理室Aのステージ4にセットした後、真空排気手段Pを作動させて処理室A内を所定の真空度まで真空引きする。処理室Aが所定圧力に達すると、アルゴンガスを導入し、処理室A内に配置された図示省略の電極に電力を投入して処理室Aにプラズマ雰囲気を形成する。これにより、樹脂基材Wの表面(ビルドアップ材の表面)がエッチングされ、当該表面に付着した不純物が除去される。このとき、エッチング時間は、SiOのエッチング量で換算したときに10〜500Å(例えば、20Å)となるように設定することができる。
上記不純物が除去された樹脂基材Wを搬送ロボットRにより処理室Bのステージ4にセットし、処理室B内を真空引きした後、所定流量のアルゴンガスを導入し、パルス電源Eからターゲット2に時間幅1μs〜1ms、周波数1kHz未満のパルス電圧を印加してプラズマを形成し、ターゲット2をスパッタすることにより、樹脂基材Wの一方の表面(ビルドアップ材Bm1の表面)にTi膜Mf1を10〜200nm(例えば、70nm)の厚みで成膜する。このとき、処理室B内の圧力は、放電を維持できる範囲内で設定できる。同様の方法で、樹脂基材Wの他方の表面(ビルドアップ材Bm2の表面)にもTi膜Mf2を成膜する。
上記Ti膜Mf1,Mf2が成膜された樹脂基材Wを搬送ロボットRにより処理室Cのステージにセットし、DCスパッタ法により、Ti膜Mf1の表面にCu膜を100〜500nm(例えば、300nm)の厚みで成膜する。同様に、DCスパッタ法により、Ti膜Mf2の表面にもCu膜を成膜する。Cu膜が成膜された樹脂基材Wは搬送ロボットRによりロードロック室Lに戻され、ロードロック室Lを大気圧までベントした後に取り出される。
以上説明したように、本実施形態では、Ti膜Mf1,Mf2の成膜中、ターゲット2に間欠的に電圧が印加されるようにしたため、ターゲット2への印加電圧を高くしても(例えば、1000V〜2000V)、ターゲット2の温度上昇が抑制される。そして、高電圧を印加してターゲット2をスパッタすることで、スパッタ粒子のエネルギーが高められ、樹脂基材Wの表面にスパッタ粒子が打ち込まれる。これにより、樹脂基材Wへの衝突エネルギーが増加し、打ち込まれたスパッタ粒子と樹脂とのミキシングにより樹脂基材Wの表面全体に亘って強固な密着性を持つTi膜Mf1,Mf2が成膜できる。この場合、上記従来例のような樹脂基材表面に対する前処理工程より極めて高い密着性が得られるため、量産性が良い。
次に、上記効果を確認するために、上記成膜装置Mを用いて次の実験を行った。本実験では、樹脂基材Wとしてガラス基板の表面にシリカ含有樹脂を積層したものを用い、この樹脂基材Wを処理室Aに搬送し、処理室A内にアルゴンガスを30sccm導入し、電極に13.56MHzの高周波電力を500W投入してプラズマを生成し、樹脂基材W表面の不純物を除去した。不純物の除去時間は、SiOのエッチング量で換算したときに20Åとなるように設定した。不純物除去済みの樹脂基材Wを処理室Bに搬送し、処理室B内にアルゴンガスを導入すると共に、ターゲット2に時間幅20μsec、周波数0.4kHzのパルス電圧を1700V印加してプラズマを生成し、樹脂基材W表面にTi膜を70nmの厚みで成膜し、Ti膜成膜後の樹脂基材Wを処理室Cに搬送し、DCスパッタ法によりTi膜表面にCu膜を300nmの厚みで成膜した。Cu膜成膜済みの樹脂基材Wを大気中、150℃で30秒間アニールした後、電解メッキによりCu層を20μmの厚みで成膜して得たものを発明品1とした。ターゲット2に印加するパルス電圧を2000Vとした点以外は、上記発明品1と同様の方法で作製したものを発明品2とした。また、SiOのエッチング量で換算した不純物の除去時間をパラメータとして、ターゲット2にパルス電圧ではなく直流電圧400Vを印加、即ち、DCスパッタ法によりTi膜を成膜した点以外は、上記発明品1と同様の方法で作製したものを従来品1とした。これらの発明品1,2及び従来品につき、JPCA−UB01に準拠したピール試験を行った結果を図4(a)に示す。これによれば、同じSiOのエッチング量における発明品1のピール強度は、従来品1の2倍よりも高い630gf/cmであり、発明品2のピール強度は更に高い860gf/cmであり、夫々強固な密着性を示すことが確認された。また、500gf/cmを規格値とした場合、発明品1及び2の規格値を満たすエッチング量は従来品の1/10以下であり、前処理に要する工程を大幅に軽減可能であることが確認された。ピール試験によりTi膜が剥離した樹脂基材の表面状態を電子顕微鏡にて観察したところ、発明品1,2では樹脂基材表面に全体的にTi膜が付着しており、樹脂基材の表面全体に亘って強固な密着性を持つ金属膜が成膜されていることが判った。それに対して、従来品では樹脂基材表面に縞状にTi膜が付着しており、基材面内に密着性の強い部分と弱い部分が生じることが判った。
図4(b)に、従来のDCスパッタ法によりTi膜を成膜して作製した従来品と、本発明のパルススパッタ法によりTi膜を成膜して作製した発明品について、Ti膜成膜時の印加電圧に対するピール強度の依存性を示す。不純物の除去時間は、SiOのエッチング量で換算したときに20Åとなるように設定し、それ以外は上記実験と同様とした。同じ印加電圧1000Vで比較した場合、従来品(DCスパッタ)よりも発明品(パルススパッタ)の方が強い密着性が得られることが判った。これは、高電圧をパルス状に印加することにより、瞬間的に数百Aもの大電流が流れる。これにより、通常のDCスパッタよりもプラズマ密度が高くなり、スパッタ粒子のイオン化が促進され、基板への衝突エネルギーが増加し、アンカー効果が強まることによるものと考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。上記実施形態においては、クラスターツール型の成膜装置Mを用いてTi膜を成膜しているが、所謂インライン型やインターバック型の成膜装置を用いることができ、この場合、一の処理室内で樹脂基材を移送しながら、不純物の除去、Ti膜の成膜、Cu膜の成膜を順次行うことができる。
また、樹脂基材は上記実施形態に記載のものに限定されず、基材全体または基材表面が合成樹脂で構成される樹脂基材に対して本発明を適用することができ、この場合、合成樹脂は熱硬化樹脂が好ましく、エポキシ樹脂がより好ましい。
また、上記実施形態では、Cu膜のバリア層としての役割を果たすTi膜を成膜する場合に本発明を適用したが、Ti膜を成膜せず樹脂基材に直接Cu膜を成膜する場合にも本発明を適用することができる。
さらに、上記実施形態では、1層のTi膜を成膜する場合を例に説明したが、2層のTi膜を成膜する場合にも本発明を適用することができる。即ち、基材表面に密着層としてのTi膜をパルススパッタ法により成膜し、その後、DCスパッタ法によりTi膜を成膜した後に、Cu膜をDCスパッタ法により成膜してもよい。この場合、密着層の厚みは、1nm〜50nmの範囲で設定することができる。
2…ターゲット、B…真空処理室、W…樹脂基材、Mf1,Mf2…金属膜(Ti膜)。

Claims (3)

  1. 金属製のターゲットが配置された真空処理室内に樹脂基材を配置し、真空処理室内にスパッタガスを導入し、ターゲットに所定電圧を印加して真空処理室内にプラズマを形成し、ターゲットをスパッタリングすることにより樹脂基材の少なくとも一方の表面に金属膜を成膜する金属膜成膜方法において、
    前記電圧はパルス電圧であり、このパルス電圧の周波数が1kHz未満で、パルス幅が1μs〜1msの範囲であることを特徴とする金属膜成膜方法。
  2. 前記樹脂基材は、合成樹脂で構成されることを特徴とする請求項1記載の金属膜形成方法。
  3. 前記パルス電圧が1000V〜2000Vの範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の金属膜形成方法。
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