JP2016084148A - 容器フィルム引き出し装置とこれを備えた錠剤包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器フィルム引き出し装置の構造を工夫することにより装置全長を短くすることにある。【解決手段】容器フィルム引き出し装置30は容器フィルム1aに錠剤1dを充填するためのポケット1bを熱形成し、ポケット1bの形成後、ポケット形成機構14から容器フィルム1aを間欠的に引き出す装置である。回動アーム31は容器フィルム1aの移送開始位置S1から間欠送り終点位置S2まで所定の角度で往復移動する。チャック送り部32は回動アーム31に設けられ、回動アーム31の移送開始位置S1で容器フィルム1aをチャックし、間欠送り終点位置S2で容器フィルム1aを開放する。円弧状のフィルム支持プレート33は、チャック送り部32にて挟持され、回動アーム31の移送開始位置S1から間欠送り終点位置S2に至る容器フィルム1aの円弧に曲げられた部分を支持する。フィルムホールド部34は、チャック送り部32が容器フィルム1aを開放して移送開始位置S1への復動作の間、容器フィルム1aをチャックする。【選択図】図1

Description

本発明は、PTPシート包装装置(錠剤包装装置)、特に、ポケットが形成された容器フィルムの耳を挟んでポケット形成機構から間欠送りで引き出す容器フィルム引き出し装置とこれを備えた包装装置に関する。
PTP(プレススルーパッケージ)シートは、熱可塑性樹脂フィルムで形成された複数のポケットを備えるシート状容器で、各ポケットには錠剤が収容され、これらのポケットの開口部をアルミ箔のシート状蓋材で閉塞したものである。このようなPTPシートは、錠剤包装装置(ブリスタ包装装置)によって製造される。
錠剤包装装置100は、図6及び7に示すように一般的に、装置本体110に取り付けられたフィルムロール(図示せず)から引き出された長尺状の容器フィルム1aに錠剤収納用のポケット1bを熱形成するポケット形成機構140、ポケット1bが形成された容器フィルム1aをポケット形成機構140から間欠送りで容器フィルム1aを引き出す容器フィルム引き出し装置170、該ポケットに錠剤を充填する錠剤充填機構160、アルミニウム箔製のカバーフィルム(図示せず)を容器フィルム1aに貼着してポケット1bを閉塞する貼着機構(図示せず)、容器フィルム1aに浅いスリットを成形するスリット成形機構(図示せず)、容器フィルム1aをPTPシート単位に打ち抜く打抜機構(図示せず)を備えている。
上記図6に示す容器フィルム引き出し装置170には、ポケット1bが形成された容器フィルム1aをポケット形成機構140から間欠送りで水平方向に引き出すリニヤ式(特許文献1)や、上記図7に示すポケット1bに合致した凹穴が形成された引き出しローラ171を用意し、容器フィルム1aのポケット1bを該引き出しローラ171の穴に挿入して該引き出しローラ171を間欠回転させ、ポケット形成機構140からポケット1bが形成された容器フィルム1aを一定長さだけ引き出すローラ式(特許文献2,3)のようなものがある。
錠剤包装装置100は、上記のように長尺の容器フィルム1aを装置本体110内全体に亘って引き回し、錠剤充填とカバーフィルムの貼着、スリット成形及びPTPシート単位での打ち抜きなどが行われるため、装置全長が長大になりやすい。
特開2007−008478号公報 特開2002−087413号公報 特開2009−276102号公報
特許文献1に記載されたリニヤ式容器フィルム引き出し装置170Aは、容器フィルム1aを水平に引き出すため、その分だけ装置長さが長くなりやすい。これに対して、特許文献2、3に記載されたローラ式容器フィルム引き出し装置170Bは、容器フィルム1aを引き出しローラ171で間欠的に所定角度だけ回り込ませて引き出すため、引き出し長さがローラ径で足り、特許文献1に比べて装置長さを短く出来る。しかしながら、前述のようにポケット1bを引き出しローラ171の穴に嵌め込んで間欠送りをするため、ポケット1bの形状が変わったりピッチがずれると当然引き出しローラ171も取り換える必要があり、メンテナンスに時間が掛る。
加えて、近年、抗がん剤などの高い薬理活性をもつ製品(高薬理活性医薬品)や糖衣錠など表面コーティングがなされて充填作業中その表面が削れにくいものだけでなく、口の中で直ぐ崩れて飲みやすくする、従って接触により表面が削れて粉が出やすい非糖衣錠のようなものもPTPパッケージングする場面が増加している。特に、前述の高薬理活性医薬品の場合、製造する量が少ないこともあり、多品種少量生産への指向が強くなっており、1台の包装装置で多品種を扱うようになっている。このような場合、クロスコンタミネーション(前ロットの錠剤粉塵が後ロットの錠剤に付着すること)を避けるため錠剤粉塵が発生する錠剤充填機構の水洗も要求されるようになっており、図示していないが、装置本体内の精密機器への悪影響を避けるために錠剤充填機構を特別な構造にしなければならず、これも装置長さを長くする原因となっている。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、容器フィルム引き出し装置の構造を工夫することにより、どのようなタイプのPTPパッケージにも対応でき、しかも装置全長を短く出来る錠剤包装装置を提供することにある。
請求項1は、容器フィルム1aに錠剤1dを充填するためのポケット1bを熱形成し、ポケット1bの形成後、ポケット形成機構14から容器フィルム1aを間欠的に引き出す錠剤包装装置10の容器フィルム引き出し装置30であって、
前記容器フィルム引き出し装置30は、容器フィルム1aの移送開始位置S1から間欠送り終点位置S2まで所定の角度で往復移動する回動アーム31と、
回動アーム31に設けられ、回動アーム31の移送開始位置S1で容器フィルム1aをチャックし、間欠送り終点位置S2で容器フィルム1aを開放するチャック送り部32と、
チャック送り部32にて挟持され、回動アーム31の移送開始位置S1から間欠送り終点位置S2に至る容器フィルム1aの円弧に曲げられた部分を支持する円弧状のフィルム支持プレート33と、
チャック送り部32が容器フィルム1aを開放して移送開始位置S1への復動作の間、容器フィルム1aをチャックするフィルムホールド部34とで構成されていることを特徴とする。
請求項2は請求項1に記載の容器フィルム引き出し装置30おいて、回動アーム31は左右一対で、左右の回動アーム31の間隔を容器フィルム幅Wに合わせて調整する幅調整装置39が回動アーム31に設けられていることを特徴とする。
請求項3は容器フィルム1aを錠剤包装装置10に関し、
装置本体11内にて、フィルムロール2から引き出された長尺状の包装用の容器フィルム1aに錠剤1dを充填するためのポケット1bを熱形成し、ポケット1bの形成後、ポケット形成機構14と、
前記ポケット形成機構14から容器フィルム1aを間欠的に引き出す請求項1又は2に記載の容器フィルム引き出し装置30と、
引き出された容器フィルム1aのポケット1bに錠剤1dを充填する錠剤充填機構17と、
ポケット1bに錠剤1dが充填された容器フィルム1aの開口側表面にカバーフィルム3aを順次貼着してポケット1bを閉塞する貼着機構19と、
シールされた容器フィルム5をPTPシート単位に打ち抜いてPTPシート1を製造する打ち抜き機構26とで構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、回動アーム31によって容器フィルム1aを回動アーム31の移送開始位置S1でチャックし、所定角度で円弧状にポケット成形装置16から引き出すので、リニヤ式に比べて水平方向の引き出し長さが短くなる。また、請求項2のようにすれば、容器フィルム1aの幅Wに回動アーム31を自在に変更できる。
本発明にかかる錠剤包装装置を示す概略構成正面図である。 図4のZ−Z矢視断面図である。 図4のX−X断面図である。 図2の左側面図である。 図2のY−Y断面図である。 従来のリニヤ型の容器フィルム引き出し装置部分の概略図である。 従来のローラ型の容器フィルム引き出し装置部分の概略図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に従って説明する。錠剤包装装置10には、図1に示すように、装置本体11は箱状のもので、装置本体11の内部中央全体に亘って装置取付側板11aが設けられ、装置取付側板11aの背面側には主として各種装置の駆動部が設置され、表面側には各種装置の作動部が設置されている。
前記作動部として、装置本体11の最上流側(図中、右下の位置)では、ロール保持部13が設置されており、帯状の容器フィルム1aがロール状にリール(図示せず)に巻回され、フィルムロール2に装着されたリールから一定のテンションの下に間欠的に引き出し可能に保持されている
装置本体11の図中下段左側には、容器フィルム1aの搬送経路に沿ってロール保持部13の下流にポケット形成機構14を構成する加熱装置15とポケット成形装置16とが順に並設されている。加熱装置15は間欠搬送されている容器フィルム1aの上下にポケット成形部位を選択的に加熱する熱盤15a・15bが配置されており、ヒータ(図示せず)が内蔵されている。さらに機構部として、この熱盤15a・15bを上下に移動させて容器フィルム1aを挟持・離間させるカム機構(図示せず)、カム機構を作動させるボールねじ機構(図示せず)、ボールねじ機構を回転させるサーボモータ15c・15d、ボールねじ機構の正・逆回転に合わせて往復するカム部材(図示せず)をガイドするリニアガイド機構(図示せず)、これらを支持する軸受(図示せず)などの精密部品が組み込まれている。
加熱装置15に続くポケット成形装置16は、ポケット1bの形が凹製された雌金型16bと、これに対応する雄金型16a、雌・雄金型16a・16bを挟持・離間させるカム機構(図示せず)、前記同様カム機構を作動させるボールねじ機構(図示せず)とサーボモータ16c・16d、リニアガイド機構(図示せず)、これらを支持する軸受(図示せず)など精密部品が組み込まれている。
ポケット形成機構14の下流側には、アーム揺動型の容器フィルム引き出し装置30が設置されており、ポケット成形済みの部分をポケット形成機構14から間欠的に引き出すようになっている。容器フィルム引き出し装置30に付いては後で詳述する。そして、次工程の錠剤充填機構17の連続送りとのバッファを取るために前記間欠送りに対応して一定のテンションを与えつつ上下移動するダンサーロール16eが容器フィルム引き出し装置30の下流に設けられている。
このダンサーロール16eを超えると容器フィルム1aは、固定ローラ16fにて垂直方向から水平方向に方向転換され、固定ローラ16fに並べて設けられたブレーキローラ17fにて容器フィルム1aにテンションを掛けつつ反転方向に方向転換され、錠剤充填機構17の下方に配置されたレール部17g上に送り込まれる。レール部17gの上面には容器フィルム1aの送り方向に凹溝(図示せず)がポケット1bに合わせて形成されており、ポケット1bはこの凹溝内を通過して行く。この間、錠剤充填機構17からポケット1bに錠剤1dが順次供給される。
そして、錠剤充填機構17からポケット1bに錠剤1dが順次供給されると、その下流にて容器フィルム1aのポケット1bに確実に錠剤1dが収納されているかどうか或いは錠剤1dの欠け、ひび等の外観異常の有無、異物混入の有無などが貼着機構19の直前に設置された錠剤充填状況確認装置18にて画像処理手段により確認される。これに続いてリール(図示せず)に巻設されたアルミ箔ロール3から引き出したアルミニウム箔製のカバーフィルム3aを容器フィルム1aに貼着(熱圧着)してポケット1bを閉塞する貼着機構19が設けられている。この貼着機構19は搬送されている容器フィルム1aのポケット1bが嵌まり込みつつ送られるボトムシールローラ20と、ヒータ(図示せず)が内蔵され、ボトムシールローラ20に回転しつつ押圧してカバーフィルム3aを容器フィルム1aに熱圧着するシールローラ21とで構成されている。アルミ箔ロール支持部4は、装置本体11の図中右上に設置され、アルミ箔ロール3を一定の張力の下に引きだし可能に保持している。
貼着機構19の下流にはカバーフィルム3aが貼着された容器フィルム1aのポケット1b間に浅いスリットを成形するスリット成形機構24、続いてカバーフィルム3aが貼着された容器フィルム1aをPTPシート単位に打ち抜く打抜き機構26が設置されている。なお、前記貼着機構19の下流には、ポケット1b側から錠剤1d等の異常を検出するための外観検査装置23が設けられており、外観検査によって不良品判定された場合、図示しない不良シート排出機構に不良品信号が送られ、その不良品判定となったPTPシート1x或いは錠剤充填状況確認装置18で不良品判定となったPTPシート1xは、不良シート排出機構によって別途排出され、図示しない不良品ホッパ27に移送されるようになっている。良品PTPシート1はそのままコンベア28によって機外に運び出され、良品ホッパ29に収納されるか、一定数量積み上げられてバンドで結束されて運び出される。
上記アーム揺動型の容器フィルム引き出し装置30に付いて詳述する。(図2〜5参照)。容器フィルム引き出し装置30自体は、装置本体11の装置取付側板11aに設置されている。該装置取付側板11aには容器フィルム引き出し装置30のフィーダ側板30aが設置され、フィーダ側板30aの下辺に底板30bが設けられている。底板30bの突出端にはフィーダ側板30aに平行に縦板30cが立設され、更にフィーダ側板30aと縦板30cの中間に主固定板30dが底板30b上に固定して立設されている。そして主固定板30dの両側には互いに近接離間する移動プレート30e・30fが主固定板30dに平行に配置されている。
装置取付側板11aに固定されているフィーダ側板30aには、軸受35が設けられ、該軸受35にサーボモータ(図示せず)が接続されている回転軸36がベアリングを介して挿入されている。そして、主固定板30dには回転軸36と同軸で主軸36aがベアリングを介して回転自在に保持されている。主軸36aの両端には主アーム31aと副アーム31bが設けられており、主アーム31aと副アーム31bの上端にはレール取付プレート31cが固定されている。そして、主アーム31aの下端には連結プレート31dが取り付けられ、レール取付プレート31cと連結プレート31dのフィーダ側板30a側の端部は回転軸36に設けた作動プレート36bを上下にそれぞれ接続され、回転軸36及びこれに同軸の主軸36aと共に垂直状態から水平状態迄、主アーム31aと副アーム31bとが起倒往復回動(即ち、揺動)するようになっている。これら主アーム31a、副アーム31b、レール取付プレート31c、連結プレート31d及び作動プレート36bが回動アーム31を構成する。
レール取付プレート31c上には上レール37が回転軸36の軸方向(レール取付プレート31cの長手方向)に平行に固定されており、上レール37の両端に左右一対の上リニアガイド37a・37bを介して左右一対のスライドアーム32a・32bが設置されている。左右一対のスライドアーム32a・32bには左右一対のチャックシリンダ32c・32dが取り付けられており、チャックシリンダ32c・32dの上向きに設けられたピストン軸の上端にチャック部材32e・32fが取り付けられている。本実施例のチャックシリンダ32c・32dは単動型で、バネ32g・32hによりチャック部材32e・32fは常時上方に付勢されている。(勿論、複動型にし、シリンダ室の両側に吸排気することも可能である。)
スライドアーム32a・32bには互いに対称形に形成されている逆L形のチャック受け32i・32jが立設されており、チャック受け32i・32jの受け部32k・32lが容器フィルム1aの挿入スペースを設けてチャック部材32e・32fの直上に設けられている。また、上レール37の両端部分には前述のように上リニアガイド37a・37bが上レール37に沿って近接離間するように上レール37に跨設されており、この上リニアガイド37a・37bにスライドアーム32a・32bが取り付けられている。さらにスライドアーム32a・32bの外側端部下面にカムフォロア32m・32nが設置されており、後述する移動プレート30e・30fに形成されたガイド溝30g・30hにスライド自在に嵌まり込んでいる。以上からチャック送り部32は、左右一対に設けられたスライドアーム32a・32b、チャック受け32i・32j及びチャック部材32e・32fが取り付けられたチャックシリンダ32c・32dとで構成される。
前述のように主固定板30dの両側にて移動プレート30e・30fは左右一対設けられており、底板30bに設けられた左右一対の下レール38イ・38ロに跨設された下リニアガイド38a・38bに移動プレート30e・30fの下端がそれぞれ取り付けられている。なお、下レール38イ・38ロは同一直線上に設置され、回転軸36の軸方向に平行にセットされている。そして移動プレート30e・30fの左上角部が主軸36aと同心の円弧状に形成されており、この円弧状角部端面に主軸36aと同心の円弧状にて移送開始位置S1から、間欠送り終点位置S2及びこれらの位置S1・S2を越えた位置までガイド溝30g・30hが凹設されており、前述のカムフォロア32m・32nがガイド溝30g・30hの内側面に転動可能に嵌め込まれている。
フィルムホールド部34は、前述のチャック受け32i・32j及びチャック部材32e・32fが取り付けられたチャックシリンダ32c・32dと同様のもので、間欠送り終点位置S2或いは間欠送り終点位置S2を越えた位置、即ち、ホールド位置S3に設置されている。フィルムホールド部34のホールドチャック受け部34i・34jは、移動プレート30e・30fの垂直の前端面に固定して設けられ、ホールドチャック受け部34i・34jに対向してホールドチャック部材34e・34fが取り付けられたホールドシリンダ34c・34dが移動プレート30e・30fの内側面に取り付けられている。ホールドチャック受け部34i・34jとホールドチャック部材34e・34fとの間には前述同様容器フィルム1aの耳部分が入り込む隙間が設けられている。
円弧状のフィルム支持プレート33は、図3に示すように、左右一対で円弧状に形成された円弧状脇プレート33a・33b、円弧状脇プレート33a・33b間に回転可能に支持された複数の支持ローラ33cとで構成され、大きく抉られた主固定板30dの上部左角の空間部30kの上部側部に設けた上取付切欠部30d1と、主固定板30dの下部側部に設けた下取付切欠部30d2とに円弧状脇プレート33a・33bを繋ぐ上端部33d及び下端部33eが固定されている。換言すれば、上端部33d及び下端部33eの両端に円弧状脇プレート33a・33bの上下端部が橋の欄干のように固定され、円弧状脇プレート33a・33b間に軸が所定間隔で架設され、この軸に円筒状の支持ローラ33cが回転可能に取り付けられている。
また、主固定板30dの上面には引き出されてきた容器フィルム1aがその上を滑り、フィルム支持プレート33に引き継ぐ水平ガイドプレート40aが設置されており、左縦側面にはフィルム支持プレート33から引き出された容器フィルム1aを引き継ぐ縦ガイドプレート40bが垂直方向に設置されている。両ガイドプレート40a・40bの上面は支持ローラ33cの外周面に一致している。なお、円弧状脇プレート33a・33bの外周面は支持ローラ33cより若干内側で、搬送されている容器フィルム1aが円弧状脇プレート33a・33bの外周面に接触しないようになっている。なお、縦ガイドプレート40bの下端に隣接し且つその外周面が縦ガイドプレート40bに一致する送り出しローラ45が主固定板30dに回転可能に取り付けられている。
底板30bの先端に立設された縦板30cには容器フィルム1aの幅調整装置39が設置されている。幅調整装置39の左右ネジ棒39aは主固定板30dに設けられた貫通孔30sを通ってフィーダ側板30aと縦板30cとの間に架設され、往復回転可能に支持されている。そして、該左右ネジ棒39aの左・右ネジ部39e・39fは、移動プレート30e・30fに設けられた左・右ナット部材30e1・30f1に螺装されている。なお、左・右ネジ部39e・39fは、ネジの刻設方向が互いに逆で、一方が右ネジ、他方が左ネジである。左右ネジ棒39aには手動回転用のノブ39bが装着されている。
次に、本発明の作用について説明する。前述のように容器フィルム1aがポケット形成機構14に1ピッチ(熱盤15a・15bや金型16a・16bの長さ分)だけ間欠的に送られてくると、加熱装置15では熱盤15a・15bが作動して容器フィルム1aを挟持し、ポケット形成位置を選択的に加熱する。その下流にて隣接するポケット成形装置16では、前工程で選択的に加熱されているポケット形成位置を金型16a・16bにてポケット1bを形成する。ポケット1bの形成と、ポケット形成位置の選択的加熱が終了すると、熱盤15a・15b及び金型16a・16bが開き、容器フィルム1aをフリーにする。
ここで、チャック送り部32のチャックシリンダ32c・32dが作動して(加圧空気が抜けて)チャック部材32e・32fがバネ32g・32hのバネ力により上昇し、直上で待機している受け部32k・32lとで容器フィルム1aの両端の耳部をバネ力にて挟む。チャック部材32e・32fの挟持上面には凹凸が形成されており、容器フィルム1aに対する喰い付きに優れる。喰い付き位置は移送開始位置S1に一致する。この位置は第1センサ41aで検出されている。
次に、容器フィルム引き出し装置30のサーボモータが作動すると、回転軸36が回転し、回動アーム31が間欠送り終点位置S2方向に回転する。(この回転制御はサーボモータで行われているので、回転速度や回転角度は自由に設定できる。その場合、間欠送り位置S2はサーボモータの回転角度に合わせて位置変更される。)回動アーム31には主軸36aが回転軸36と同軸で設けられているので、同時に主軸36aも同じ角度だけ回転する。これによりチャック送り部32で耳部が挟持された容器フィルム1aはチャック送り部32の回動によりポケット形成機構14から引き出される。この間、容器フィルム1aのチャック送り部32間の中間部分はフィルム支持プレート33の支持ローラ33cにてその下面が円弧状にて支持されている。
回動アーム31が円弧運動を行い、間欠送り終点位置S2に至ると第2センサ41bがこれを検出してチャック送り部32のチャックシリンダ32c・32dを解除し、容器フィルム1aの耳部から離脱する。これと殆ど同時にフィルムホールド部34が作動してそのホールドチャック部材34e・34fがその側方で待機しているホールドチャック受け部34i・34jで容器フィルム1aの耳部を挟持し、容器フィルム1aをホールド位置S3に一時固定する。
一方、チャック送り部32の解除により容器フィルム1aからフリーとなった回動アーム31は間欠送り終点位置S2から移送開始位置S1に戻り、第1センサ41aで戻ったことが確認されると再度容器フィルム1aの耳部をチャックする。そしてこれと殆ど同時にフィルムホールド部34が解除してホールドチャック部材34e・34fがホールドチャック受け部34i・34jから離間して容器フィルム1aの耳部をフリーにする。その後、熱盤15a・15bによる加熱と金型16a・16bによるポケット成形が終了すると(或いは、その前に終了していると)、再度、回動アーム31が回動して前述のように耳部を挟持して1ピッチだけ容器フィルム1aを引き出す。この間、容器フィルム1aは前述のように錠剤充填機構17で錠剤1dが供給され、最終的に打抜き機構26で1単位のPTPシート1に打ち抜かれ、良品のみが単位枚数だけ積層されてバンド掛けされ送り出されて行く。
1つの品種の包装が終了し、次の品種に切り替える時、パッケージ仕様が変更されて容器フィルム1aの幅Wが変更されると幅調整装置39によって幅調整が行われる。以下、これについて説明する。PTPシート1は、錠剤1dに合わせて幅広から幅狭の容器フィルム1aが使用される。また、PTPシート1におけるポケット1bの位置も品種によって大きさや位置が変わり、チャックできる耳部の幅も変わる。それ故、チャック送り部32の幅をこれに合わせて変更する必要がある。図5は、容器フィルム1aが最も広い場合で、狭い容器フィルム1aに変更するときは、容器フィルム幅調整装置39のノブ39bを手動で回し、移動プレート30e・30fを内側に移動させる。勿論、サーボモータによる自動送りも可能である。
この点を詳述する。幅調整装置39のノブ39bを手動で回すと、ノブ39bに接続されている左右ネジ棒39aが回転し、左右ネジ棒39aの左・右ネジ部39e・39fに噛合しているナット部30e1・30f1により、移動プレート30e・30fが近接方向(反対方向にまわすと、離間方向)に移動する。移動プレート30e・30fは下リニアガイド38a・38bに装着されているので、下レール38イ・38ロに沿って移動する。
移動プレート30e・30fのガイド溝30g・30hにはカムフォロア38m・38nが転動可能に嵌め込まれているので、カムフォロア38m・38nは移動プレート30e・30fの近接あるいは離間方向に追従して移動する。そして、カムフォロア38m・38nはスライドアーム32a・32bに取り付けられているため、スライドアーム32a・32bはカムフォロア38m・38nの近接あるいは離間方向に追従して移動する。スライドアーム32a・32bに上リニアガイド37a・37bが取り付けられているため、この移動は上リニアガイド37a・37bにより上レール37に沿って移動することになる。そして、チャック受け32i・32j及びチャックチャックシリンダ32c・32dもスライドアーム32a・32bに取り付けられているため、これらもスライドアーム32a・32bに合わせて近接あるいは離間方向に追従して移動する。チャック送り部32間の間隔が容器フィルム1aに合致したところでノブ39bの回転を止めるとその位置で移動プレート30e・30fが停止し、新たに設置された容器フィルム1aの間欠的チャック送りが可能となる。この操作の完了により錠剤充填包装作業が再開される。
1…PTPシート、1a…容器フィルム、1b…ポケット、1d…錠剤、1x…不良PTPシート2…フィルムロール、3…アルミ箔ロール、3a…カバーフィルム、4…アルミ箔ロール支持部、5:シールされた容器フィルム、10…錠剤包装装置、11…装置本体、11a…装置取付側板、13…ロール保持部、14…ポケット形成機構、15…加熱装置、15a・15b…熱盤、15c・15d…サーボモータ、16…ポケット成形装置、16a・16b…雌・雄金型、16c・16d…サーボモータ、16e…ダンサーロール、16f…固定ローラ、17…錠剤充填機構、17f…ブレーキローラ、17g…レール部、18…錠剤充填状況確認装置、19…貼着機構、20…ボトムシールローラ、21…シールローラ、23…外観検査装置、24…スリット成形機構、26…打抜き機構、27…不良品ホッパ、28…コンベア、29…良品ホッパ、30…アーム揺動型の容器フィルム引き出し装置、30a…フィーダ側板、30b…底板、30c…縦板、30d…主固定板、30d1…上取付切欠部、30d2……下取付切欠部、30e・30f…移動プレート、30e1・30f1…ナット部、30g・30h…ガイド溝、30k…空間部、30s…貫通孔、31…回動アーム、31a…主アーム、31b…副アーム、31c…レール取付プレート、31d…連結プレート、32…チャック送り部、32a・32b…スライドアーム、32c・32d…チャックシリンダ、32e・32f…チャック部材、32g・32h…バネ、32i・32j…チャック受け、32k・32l…受け部、32m・32n…カムフォロア、33…フィルム支持プレート、33a・33b…円弧状脇プレート、33c…支持ローラ、33d…上端部、33e…下端部、34…フィルムホールド部、34c・34d…ホールドシリンダ、34e・34f…ホールドチャック部材、34g・34h…バネ、34i・34j…ホールドチャック受け部、35…軸受、36…回転軸、36a…主軸、36b…作動プレート、37…上レール、37a・37b…上リニアガイド、38イ・38ロ…下レール、38a・38b…下リニアガイド、39…幅調整装置、39a…左右ネジ棒、39b…ノブ、39e・39f…左・右ネジ部、40a…水平ガイドプレート、40b…縦ガイドプレート、41a…第1センサ、41b…第2センサ、S1…移送開始位置、S2…間欠送り終点位置、S3…ホールド位置、W:容器フィルム幅。

Claims (3)

  1. 容器フィルムに錠剤を充填するためのポケットを熱形成し、ポケットの形成後、ポケット形成機構から容器フィルムを間欠的に引き出す錠剤包装装置の容器フィルム引き出し装置であって、
    前記容器フィルム引き出し装置は、容器フィルムの移送開始位置から間欠送り終点位置まで所定の角度で往復移動する回動アームと、
    回動アームに設けられ、回動アームの移送開始位置で容器フィルムをチャックし、間欠送り終点位置で容器フィルムを開放するチャック送り部と、
    チャック送り部にて挟持され、回動アームの移送開始位置から間欠送り終点位置に至る容器フィルムの円弧に曲げられた部分を支持する円弧状のフィルム支持プレートと、
    チャック送り部が容器フィルムを開放して移送開始位置への復動作の間、容器フィルムをチャックするフィルムホールド部とで構成されていることを特徴とする錠剤包装装置の容器フィルム引き出し装置。
  2. 請求項1に記載の容器フィルム引き出し装置おいて、回動アームは左右一対で、左右の回動アームの間隔を容器フィルム幅に合わせて調整する幅調整装置が回動アームに設けられていることを特徴とする錠剤包装装置の容器フィルム引き出し装置。
  3. 装置本体内にて、フィルムロールから引き出された長尺状の包装用の容器フィルムに錠剤を充填するためのポケットを熱形成し、ポケットの形成後、ポケット形成機構と、
    前記ポケット形成機構から容器フィルムを間欠的に引き出す請求項1又は2に記載の容器フィルム引き出し装置と、
    引き出された容器フィルムのポケットに錠剤を充填する錠剤充填機構と、
    ポケットに錠剤が充填された容器フィルムの開口側表面にカバーフィルムを順次貼着してポケットを閉塞する貼着機構と、
    シールされた容器フィルムをPTPシート単位に打ち抜いてPTPシートを製造する打ち抜き機構とで構成されたことを特徴とする錠剤包装装置。
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