JP2011213375A - 製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法 - Google Patents

製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製品ロールに対して、保護紙を高精度に周回包装することができ、しかも、ロール紙に紙粉等の異物を付けない製品ロール胴巻き包装装置を提供する。
【解決手段】コンベア20上の製品ロール14を挙上・移載する移載ユニット32と、供給された保護紙36の周回及び接着テープ40による端末止めの機能を持つ胴巻きユニット30と、原反ロール34から保護紙36を切り出して胴巻きユニット30に供給する保護紙供給ユニット38と、切り出した保護紙36の端部に接着テープ40を供給するテープ供給ユニット42とを具備し、移載ユニット32は、製品ロール14のサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した製品ロール14の基準端面を、基準線を含む垂直平面に一致させる位置補正機構72を有し、保護紙供給ユニット38は、保護紙36の基準エッジを、製品ロール14のサイズ又は原反ロール34のサイズに対応した基準線に一致させるエッジ補正機構52を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、製品ロールの表面に保護紙を周回包装する製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法に関する。
従来、ロール紙(製品ロール)の包装紙(保護紙)による胴巻き包装を自動的に行えるようにしたロール紙胴巻き包装装置が知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1記載の包装装置は、ロール紙を回転駆動して、連続用紙の先端部を展開した状態でロール紙の回転駆動を静止させ、ロール紙が静止した状態で、展開した連続用紙の先端部から内奥部へ至る隙間内に包装紙(所定長さを有する)の先端部を挿し挟み、包装紙の後端部に対して、接着テープを貼着する、というものである。
特開2008−87791号公報
しかしながら、特許文献1記載の包装装置は、ロール紙と包装紙の幅方向の位置決めがなく、包装紙を幅方向に精度よく包装できないという問題がある。また、包装紙の先端部を、展開した連続用紙の先端部から内奥部へ至る隙間内に挿し挟む際に、包装紙を送りガイドにて案内して行うようにしているため、紙粉の発生でロール紙を汚染するという問題もある。
ここで、特許文献1記載の包装方法の問題点について引用文献1の図1を参照しながら具体的に説明する。なお、参照符号を括弧書きにて示す。
先ず、特許文献1方法で保護紙(包装紙)を幅方向に精度よく巻こうとしたとき、少なくとも2つの問題があることがわかる。
第1の問題は、包装紙(31)が、ロール紙(11)の領域(B)の最奥まで達する際に、幅方向の位置決めが送りガイド(32)でしかなされない点にある。包装紙(31)は例えばクラフト紙であるため、幅方向にカールすると実質的な幅が狭くなり、送りガイド(32)とのクリアランスは容易に大きくなってしまう。この結果、包装紙(31)先端部の挿入位置が、ときに1mm程度ばらつくことがある。
第2の問題は、包装紙(31)が挿入されてカッター(34)により切断された後に、駆動装置(23)が回転を再開して包装紙(31)の後端部(接着テープ(41)が貼られている)が送りローラ(33)を通過した後は、包装紙(31)の後端部の巻きつけ精度がロール紙(11)の円筒度や包装紙(31)の挿入角度によって左右される点にある。ロール紙(11)は連続用紙(12)を多層に巻回したものであるから、その形状は円錐形や糸巻形であっても不思議ではない。このような場合、仮に先端部を精度よく挿入できたとしても、後端部を巻き終わる際には大きな誤差が累積する。また、挿入角度が0.1°曲がるだけでも、後端部の誤差が大きくなるのは自明である。
この他、巻きつけ精度を上げようと送りガイド(32)とのクリアランスを小さくすると、それだけ紙粉が多く発生し、保護されるべきロール紙(11)に付着しやすくなるという問題も同時に発生する。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、以下の事項を実現することができる製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法を提供することを目的とする。
(1) 製品ロール(ロール紙)に保護紙(包装紙)を幅方向に高精度で巻きつけ、保護紙の幅がほぼ製品ロールの幅と同じであっても製品ロールの紙面が露出したり、保護紙が製品ロールの端面から大きくはみ出たりすることがなく、製品ロールの表面品質を維持することができ、しかも保護紙の角折れ等を生じない包装を自動で実現することができる。
(2) 紙の包装では、エッジの擦れ等で紙粉が発生し、製品ロールを汚染する懸念がある。このリスクを抑制するため擦れる部分を極力少なくした。
(3) 大量生産の製品ロールの包装には高効率の自動機が必要である。しかし1装置、1包装(巻き)ユニットでは、能力アップに複数の装置を必要とし、コスト、占有面積が大きくなる。このため1装置でありながら複数の包装ユニットを持たせ、少ない占有面積で高能率の生産を可能にした。
[1] 第1の本発明に係る製品ロール胴巻き包装装置は、巻芯に記録用紙を巻回してなる製品ロールの表面に保護紙を周回させて端部をテープ止めする製品ロール胴巻き包装装置であって、周回前の前記製品ロールを待機させるバッファーコンベアと、前記バッファーコンベア上の製品ロールを挙上・移載する移載ユニットと、供給された前記保護紙の周回及び接着テープによる端末止めの機能を持つ胴巻きユニットと、原反ロールから前記保護紙を切り出して前記胴巻きユニットに供給する保護紙供給ユニットと、切り出した前記保護紙の端部に前記接着テープを供給するテープ供給ユニットとを具備し、前記移載ユニットは、前記製品ロールのサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した前記製品ロールの基準端面を、前記基準線を含む垂直平面に一致させる位置補正機構を有し、前記保護紙供給ユニットは、前記保護紙の基準エッジを、前記位置補正機構にて設定された前記基準線に一致させるエッジ補正機構を有することを特徴とする。
[2] 第1の本発明において、前記保護紙の先端部の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第1動作と、前記保護紙の先端部以外の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第2動作を少なくとも行う一対の第1チャックと、前記一対の第1チャックの前記第1動作に伴って、前記保護紙の先端を機械的に把持し、前記一対の第1チャックの前記第2動作に伴って、前記保護紙のパスラインから退避する一対の第2チャックとを有することを特徴とする。
[3] 第1の本発明において、前記保護紙の先端部の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第1動作と、前記保護紙の先端部以外の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第2動作と、前記保護紙の終端部の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第3動作を少なくとも行う一対の第1チャックと、前記一対の第1チャックの前記第1動作に伴って、前記保護紙の先端を機械的に把持し、前記一対の第1チャックの前記第2動作に伴って、前記保護紙のパスラインから退避する一対の第2チャックとを有することを特徴とする。
[4] 第1の本発明において、前記一対の第1チャックは、前記第1動作と前記第2動作との間において、前記保護紙に対する掴み替えを行って、前記保護紙を前記胴巻きユニットに供給することを特徴とする。
[5] 第1の本発明において、前記一対のチャックが、前記第1動作から前記第2動作まで、又は前記第1動作から前記第3動作までによって前記保護紙を機械的に把持して前記胴巻きユニットに供給するストロークの合計は、前記製品ロールの直径の6.3倍以上であることを特徴とする。
[6] 第1の本発明において、前記原反ロールから任意の長さの前記保護紙を繰り出す保護紙供給ローラを有し、前記一対の第1チャックは、前記保護紙の供給方向に付勢され、前記一対の第1チャックのストロークが前記保護紙供給ローラのストロークより長いことを特徴とする。
[7] 第1の本発明において、前記胴巻きユニットは、前記製品ロールを回転及び停止するドライブ機構と、前記製品ロールを回転可能に、且つ、両側から把持するラッピングアームとを有し、前記ドライブ機構は、前記製品ロールの下部に接触して、前記製品ロールを回転する一組の駆動ローラを有し、少なくとも前記製品ロールの展開部が前記保護紙のパスラインを向いたとき前記製品ロールの回転を停止する動作を行うことを特徴とする。
[8] 第1の本発明において、前記胴巻きユニットは、前記製品ロールを回転及び停止するドライブ機構と、前記製品ロールを回転可能に、且つ、両側から把持するラッピングアームとを有し、前記ドライブ機構は、対向する一対のメカチャック構造であって、基準側のチャックの端面が前記基準線と同一平面上にあり、反基準側のチャックが前記製品ロールの巻芯長さのばらつきに対応できる構造を有し、少なくとも前記製品ロールの展開部が前記保護紙のパスラインを向いたとき前記製品ロールの回転を停止する動作を行うことを特徴とする。
[9] 第1の本発明において、前記製品ロールのサイズチェンジの際に、少なくとも前記位置補正機構で設定される前記基準線の位置及び前記保護紙の基準エッジが、前回の製品ロールのサイズと今回の製品ロールのサイズとの差分の1/2刻みで設定されることを特徴とする。
[10] 第1の本発明において、前記製品ロールと前記保護紙の幅がほぼ等しいことを特徴とする。
[11] 第2の本発明に係る製品ロール胴巻き包装装置は、巻芯に記録用紙を巻回してなる製品ロールの表面に保護紙を周回させて端部をテープ止めする製品ロール胴巻き包装装置であって、周回前の複数の前記製品ロールを待機させるバッファーコンベアと、前記バッファーコンベアによる複数の前記製品ロールの搬送方向に沿って配列され、それぞれ対応する製品ロールに前記保護紙を周回包装する複数の包装ユニットと、複数の前記包装ユニットを間に挟んで、前記バッファーコンベアと対向して配置された排出コンベアとを有し、前記排出コンベアは、前記バッファーコンベアによる複数の前記製品ロールの搬送方向に沿って前記製品ロールを排出搬送し、前記包装ユニットは、対応する前記製品ロールを挙上・移載する移載ユニットと、供給された前記保護紙の周回及び接着テープによる端末止めの機能を持つ胴巻きユニットと、原反ロールから前記保護紙を切り出して前記胴巻きユニットに供給する保護紙供給ユニットと、切り出した前記保護紙の端部に前記接着テープを供給するテープ供給ユニットとを具備し、前記移載ユニットは、前記製品ロールのサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した前記製品ロールの基準端面を、前記基準線を含む垂直平面に一致させる位置補正機構を有し、前記保護紙供給ユニットは、前記保護紙の基準エッジを、前記位置補正機構にて設定された前記基準線に一致させるエッジ補正機構を有することを特徴とする。
[12] 第3の本発明に係る製品ロール胴巻き包装方法は、巻芯に記録用紙を巻回してなる製品ロールの表面に保護紙を周回させて端部をテープ止めする製品ロール胴巻き包装方法であって、周回前の前記製品ロールを待機させるステップと、前記製品ロールを挙上して、供給された前記保護紙の周回及び接着テープによる端末止めの機能を持つ胴巻きユニットに移載する移載ステップと、原反ロールから前記保護紙を切り出して前記胴巻きユニットに供給する保護紙供給ステップと、切り出した前記保護紙の端部に前記接着テープを供給するステップとを有し、前記移載ステップは、前記製品ロールのサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した前記製品ロールの基準端面を、前記基準線を含む垂直平面に一致させるステップを有し、前記保護紙供給ステップは、前記保護紙の基準エッジを、前記位置補正機構にて設定された前記基準線に一致させるステップを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法によれば、以下に示す効果を奏する。
(1) 製品ロール(ロール紙)に保護紙(包装紙)を幅方向に高精度で巻きつけることができ、保護紙の幅がほぼ製品ロールの幅と同じであっても製品ロールの紙面が露出したり、保護紙が製品ロールの端面から大きくはみ出たりすることがない。
(2) 製品ロールの表面品質を維持することができる。特に、インクジェットプリンタ用の記録紙や感光材料等の印画品質が問われる製品ロールでは、抜けのない保護(製品ロールの表面が露出することのない保護)が必要である。また、保護紙の角折れ等を生じない見た目も美しい包装を実現することができる。
(3) 保護紙のエッジの擦れによる紙粉や上記角折れによる紙くず発生等が少なく、製品ロールを汚染することが少ない。
(4) 大量生産の製品ロールの包装には高効率の自動機が必要である。しかし1装置、1包装(巻き)ユニットでは、能力アップに複数の装置を必要とし、その結果、コスト、占有面積が大きくなる。本発明では、1装置でありながら複数の包装ユニットを持つことから、少ない占有面積で高能率の生産が可能になる。
本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置の概略構成を示す平面図である。 本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置を示す構成図である。 移載ユニットを一部省略して示す斜視図である。 移載ロボットで製品ロールを挙上した状態を示す側面図である。 位置補正機構を示す構成図である。 胴巻きユニットを示す構成図である。 保護紙供給機構を示す構成図である。 エッジ補正機構を示す構成図である。 保護紙搬送機構の構成を示す正面図である。 保護紙搬送機構の構成を示す縦断面図である。 保護紙固定機構の構成を示す正面図である。 保護紙固定機構の構成を示す縦断面図である。 本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置の動作を示すフローチャート(その1)である。 本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置の動作を示すフローチャート(その2)である。 図15A〜図15Dは本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置を示す動作説明図(その1)である。 図16A〜図16Dは本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置を示す動作説明図(その2)である。
以下、本発明に係る製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法の実施の形態例を図1〜図12を参照しながら説明する。
本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置10は、図1に示すように、1装置で複数(図1の例では6つ)の包装ユニット12を備えた構成を有する。
具体的には、上流側に設置され、周回前の製品ロール14が待機する一連のバッファーコンベア16と、下流側に設置され、保護紙が包装された製品ロール14’を排出する1つの排出コンベア18と、バッファーコンベア16と排出コンベア18間にそれぞれ並列して設置された6つの包装ユニット12(第1包装ユニット12a〜第6包装ユニット12f)とを有する。
バッファーコンベア16は、各包装ユニット12に対応して設置されたコンベア20(第1コンベア20a〜第6コンベア20f)と、各コンベア20の搬送速度を制御するコンベア制御部22(第1コンベア制御部22a〜第6コンベア制御部22f)とを有する。第1コンベア22a〜第6コンベア22fは、各搬送方向が一致するように縦列形態で配置されている。図1において、各機構とコンベア制御部22間の電気配線の図示を省略する。
製品ロール14は、巻芯にロール紙が巻回された構成を有する。製品ロール14としては、幅(巻芯の軸方向の長さ)が例えば10インチ、8インチ、6インチ、5インチ、4インチの製品ロール14があり、ロール紙としては、例えばインクジェットプリンタ用の記録紙が挙げられる。図1では、例えば第1コンベア20aに幅が8インチの製品ロール14が搬送され、第2コンベア20b〜第5コンベア20eにそれぞれ幅が6インチの製品ロール14が搬送され、第6コンベア20fに幅が4インチの製品ロール14が搬送された例を示す。
各包装ユニット12は、図2に示すように、バッファーコンベア16上の製品ロール14を挙上し、位置補正を行って後述する胴巻きユニット30に移載する移載ユニット32と、原反ロール34から保護紙36を切り出して胴巻きユニット30に供給する保護紙供給ユニット38と、切り出した保護紙36の端部に接着テープ40を供給するテープ供給ユニット42と、保護紙36の周回及び接着テープ40による端末止めの機能を持つ前記胴巻きユニット30とを有する。
保護紙供給ユニット38は、保護紙供給機構50と、エッジ補正機構52と、保護紙搬送機構54と、保護紙固定機構56とを具備する。
保護紙供給機構50は、原反ロール34から繰り出された保護紙36をパスライン58(保護紙36のパスライン)に導く一対の保護紙供給ローラ60と、繰り出した保護紙36を所定長さで切断する一対のカッター62とを有する。エッジ補正機構52は、保護紙36の基準エッジを基準線La(図1参照)に一致させるように制御する。保護紙搬送機構54は、保護紙36の両側部を機械的に把持すると共に、基準線Laと平行に任意の速度で任意の位置に前進・後退が可能な一対の第1チャック64を有する。保護紙固定機構56は、保護紙36の先端端部を機械的に把持すると共に、保護紙36のパスライン58から退避が可能な一対の第2チャック66を有する。
ここで、各ユニットの具体的構成について図2〜図12を参照しながら説明する。
移載ユニット32は、図2に示すように、製品ロール14を挙上して胴巻きユニット30まで運搬して該胴巻きユニット30に載置する移載機構70と、該移載機構70による運搬過程において、製品ロール14の位置を補正する位置補正機構72とを有する。
移載機構70は、図3に示すように、枠体で構成された移載ロボット74を有する。移載ロボット74は、下部に設置された一対のローラ76(図4参照)と、一対のローラ76を互いに近づく方向及び互いに遠ざかる方向に移動させる二対のアーム78(一方のローラ76aを移動させる第1の一対のアーム78aと他方のローラ76bを移動させる第2の一対のアーム78bを意味する)と、二対のアーム78を回転自在に支持する一対の梁部材80と、一対の梁部材80を所定間隔に支持する支持部材82とを有する。製品ロール14の下部に一対のローラ76を進入させて、一対のローラ76を互いに近づく方向に移動させたとき、図4に示すように、製品ロール14の下部のうち、製品ロール14の中心を通る鉛直方向(重力方向)に対してそれぞれ角度が30°(中心角が60°)の位置にそれぞれローラ76a及び76bが配置されるようになっている。
また、移載機構70は、さらに、一対の梁部材80を上下方向に移動させる上下移動機構84(シリンダ等)と、第1の一対のアーム78aを回転移動させる第1回転機構86(シリンダ等)と、第2の一対のアーム78bを回転移動させる第2回転機構88(シリンダ等)と、移載ロボット74の搬送(コンベア20と胴巻きユニット30間の搬送)を案内する一対の案内レール90と、移載ロボットを一対の案内レール90に沿って搬送する搬送機構92(モータ、車輪等)と、各機構を制御する移載制御部94とを有する。図3において、各機構と移載制御部間の電気配線の図示を省略する。
位置補正機構72は、図3及び図5に示すように、設定された基準線La(図3参照)の位置において上下方向に移動する基準板100と、基準板100に向けて製品ロール14を押し付ける押付板102と、基準板100を左右方向に移動させて、設定された基準線Laに位置させる位置決め機構104(シリンダ等)と、設定された基準線Laに位置された基準板100を上下方向に移動させる第1上下移動機構106a(シリンダ等)と、基準板100の左右方向への移動を案内する第1左右ガイド部108aと、基準板100の上下方向への移動を案内する第1上下ガイド部110aと、押付板102を左右方向に移動させる左右移動機構112(シリンダ等)と、押付板102を上下方向に移動させる第2上下移動機構106b(シリンダ等)と、押付板102の左右方向への移動を案内する第2左右ガイド部108bと、押付板102の上下方向への移動を案内する第2上下ガイド部110bと、各機構を制御する補正制御部114とを有する。また、基準板100の上方に製品ロール14の複数のサイズに合わせて複数の位置センサ116が設置され、これら位置センサ116の検知信号は補正制御部114に供給されるようになっている。図5において、最も左に設置された位置センサ116が10インチの製品ロール14に対応し、順次右に向かって、8インチ、6インチ、5インチ、4インチの製品ロール14にそれぞれ対応した位置センサ116となっている。今回、包装すべき製品ロール14のサイズ情報が補正制御部114に入力されると、複数の位置センサ116のうち、サイズ情報に応じた位置センサ116が決定される。8インチであれば、左から2番目の位置センサ116が決定され、6インチであれば右から3番目の位置センサ116が決定される。なお、基準板100は、初期位置(図5の位置よりも左寄りの位置)に位置している。また、図5において、各機構やセンサと補正制御部114間の電気配線の図示を省略する。
次に、胴巻きユニット30は、図6に示すように、製品ロール14を任意の速度で回転並びに任意の角度位置での停止が可能なドライブ機構120と、製品ロール14を両側から包み込む第1ラッピングアーム122a及び第2ラッピングアーム122bと、これらドライブ機構120、第1ラッピングアーム122a、第2ラッピングアーム122b等を制御する胴巻き制御部124とを有する。なお、図6において、各機構やセンサと胴巻き制御部124間の電気配線の図示を省略する。
ドライブ機構120は、例えば下流側に設置された第1駆動部126aと、上流側に設置された第2駆動部126bとを有する。第1駆動部126aは、製品ロール14の下部に接触する第1駆動ローラ128aと、第1モータ130aと、第1モータ130aの回転力を第1駆動ローラ128aに伝達する第1駆動力伝達部132aとを有する。第2駆動部126bは、製品ロール14の下部に接触する第2駆動ローラ128bと、第2モータ130bと、第2モータ130bの回転力を第2駆動ローラ128bに伝達する第2駆動力伝達部132bとを有する。第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bは、製品ロール14の下部のうち、製品ロール14の中心を通る鉛直方向に対してそれぞれ角度が30°(中心角が60°)の位置に接触するようになっている。
第1ラッピングアーム122aは、製品ロール14の上部に接触する第1従動ローラ134aと、第1回転機構136aと、第2回転機構136bとを有する。第1回転機構136aは、第1従動ローラ134aを、第1回転軸138aを中心に例えば5〜10°程度の範囲で回転させる第1シリンダ140a及び第1アーム142aを有する。第2回転機構136bは、第1ラッピングアーム122aを、第2回転軸138bを中心に例えば100〜120°程度の範囲で回転させる第2シリンダ140b及び第2アーム142bを有する。第2回転軸138bは、第1ラッピングアーム122aを、製品ロール14から最も離間した位置に回転させたとき、該第1ラッピングアーム122aが、排出ガイド板144(包装済みの製品ロール14’を排出コンベア18へ導く)よりも下方に位置するようにその配置位置が調整されており、本実施の形態では、第1駆動ローラ128aに近接する位置に設置されている。
第2ラッピングアーム122bは、製品ロール14の上部に接触する第2従動ローラ134bと、第3回転機構136cとを有する。第3回転機構136cは、第2従動ローラ134bを、第3回転軸138cを中心に30〜50°程度(本実施の形態では45°)の範囲と、80〜100°程度(本実施の形態では90°)の範囲の2段階に回転させる第3シリンダ140c及び第3アーム142cを有する。第3回転軸138cは、本実施の形態では、第2駆動ローラ128bに近接する位置に設置されている。
また、胴巻きユニット30は、その他、製品ロール14の展開部14a(製品ロール14を構成するロール紙のうち、露出する先端を含み、ロール紙から離間した部分)を検知する展開部検知センサ146と、搬送されてきた保護紙36の先端を検知する先端検知センサ148と、展開部14aに対し、展開部14aがさらに展開する方向にエアを噴射する噴射ノズル150と、製品ロール14の受けと排出を行う受入/排出機構152とを有する。
受入/排出機構152は、製品ロール14の軸方向に沿って延びる回転軸154を中心に開閉するVステージ156と、Vステージ156を上下方向に移動するVステージ移動機構158(送りねじ機構等)と、Vステージ156の一方の片部156a(下流側の片部)を回転するVステージ回転機構(図示せず)とを有する。Vステージ156の初期状態は、一方の片部156aと鉛直線とのなす角及び他方の片部156bと鉛直線とのなす角が共に70°程度であり、この状態で製品ロール14を受け入れる。製品ロール14’の排出段階では、一方の片部156aのみが回転して、一方の片部156aと他方の片部156bとのなす角が例えば180°となる。これにより、製品ロール14’は排出ガイド板144に向かって転がり、排出コンベア18(図1参照)に向かって搬送されることとなる。
次に、保護紙供給機構50は、図7に示すように、上述したように、保護紙36の原反ロール34と、原反ロール34から任意の長さの保護紙36を繰り出す一対の保護紙供給ローラ60(上側供給ローラ60a及び下側供給ローラ60b)と、上側供給ローラ60aを回転駆動するローラ回転駆動機構160(モータ等)と、繰り出した保護紙36を所定長さで切断する一対のカッター62(上側カッター62a及び下側カッター62b)と、上側供給ローラ60aを上下方向に移動するローラ上下移動機構162と、互いに対向する面が平坦面とされた一対の押付部164(上側押付部164a及び下側押付部164b)と、上側押付部164aを上下方向に移動する押付移動機構166と、一対のカッター62を互いに接近する方向と互いに離間する方向に移動するカッター移動機構168(具体的には、上側カッター62aを上下方向に移動する上側カッター移動機構168a(シリンダ等)と、下側カッター62bを上下方向に移動する下側カッター移動機構168b(シリンダ等))と、保護紙供給機構50の筐体の前部(胴巻きユニット30に対向する部位)に設置され、保護紙36の先端を検出する先端検出センサ170と、これら各機構を制御する保護紙供給制御部172とを有する。一対の保護紙供給ローラ60は、保護紙供給制御部172によって、一対の第1チャック64(図2参照)の往復動に同期して回転駆動して保護紙36を繰り出す。なお、図7において、各機構やセンサと保護紙供給制御部172間の電気配線の図示を省略する。
エッジ補正機構52は、図8に示すように、基台180上に一対のLM(Linear Motion)ガイド182を介して設置されたテーブル184と、テーブル184上に設置された保護紙36の原反ロール34と、テーブル184上に設置され、原反ロール34に保護紙36を繰り出す方向とは逆方向のテンションをかけるためのテンション発生機構186(パウダーブレーキ、伝達機構等)と、テーブル184を一対のLMガイド182のガイド方向に移動するテーブル移動機構188(モータ+ボールねじ等)と、原反ロール34から一対の保護紙供給ローラ60までの保護紙36の搬送経路に設置され、保護紙36の基準エッジ(原反ロール34から一対の保護紙供給ローラ60に向かう方向で見たとき、左側のエッジ)を検知するエッジ検出センサ190(図7参照)と、該エッジ検出センサ190を、設定された基準線Laに合わせて移動するセンサ移動機構191(シリンダ等)と、エッジ補正制御部192とを有する。なお、図8において、各機構やセンサとエッジ補正制御部192間の電気配線の図示を省略する。
一対のLMガイド182は、ガイド方向が原反ロール34の軸方向と同じとされている。エッジ補正制御部192は、エッジ補正に使用される情報テーブルを有する。この情報テーブルには、製品ロール14のサイズ毎の基準線(位置補正機構72にて設定される基準線La)に対応したエッジ検出センサ190の移動量の情報が記憶されている。そして、エッジ補正制御部192は、設定された製品ロール14のサイズ情報に基づいて情報テーブルから対応する移動量の情報を読み出し、読み出した移動量の情報に基づいてセンサ移動機構191を駆動する。センサ移動機構191は、エッジ補正制御部192による駆動によって、エッジ検出センサ190が前記移動量だけ移動する。そして、エッジ補正制御部192は、エッジ検出センサ190からの検出値に基づいてテーブル移動機構188を駆動して、保護紙36の基準エッジを、設定された基準線Laに一致させるように制御する。
保護紙搬送機構54は、図9に示すように、包装ユニット12の側壁に沿って設置された一対のLMガイド200と、これら一対のLMガイド200間に設置された支持板202と、支持板202を一対のLMガイド200に沿って保護紙供給機構50の位置から胴巻きユニット30の位置にかけて往復移動させる往復移動機構204(送りねじ機構等)と、支持板202に摺動自在に取り付けられた一対の垂直板206(基準側垂直板206a及び反基準側垂直板206b)と、一対の垂直板206の互いに対向する面に取り付けられた一対の第1チャック64(基準側第1チャック64a及び反基準側第1チャック64b)とを有する。一対の第1チャック64は少なくとも、保護紙36の先端部の両側面を機械的に把持して保護紙36を胴巻きユニット30に向けて搬送する第1動作と、保護紙36の先端部以外の両側面を機械的に把持して保護紙36を胴巻きユニット30まで搬送する第2動作とを行う。すなわち、一対の第1チャック64は、第1動作と第2動作との間に、保護紙36に対する掴み替えを行って、保護紙36を胴巻きユニット30に供給する。この場合、一対の第1チャック64が第1動作と第2動作、または第1動作から第3動作によって保護紙36を胴巻きユニット30に供給するストロークの合計は、製品ロール14の直径の6.3倍以上である。
また、保護紙搬送機構54は、一対の第1チャック64を開閉させる一対の第1開閉機構208(具体的には、基準側第1チャック64aを開閉させる第1基準側開閉機構208a(上側シリンダ、上側ガイド、下側シリンダ、下側ガイド)と、反基準側第1チャック64bを開閉させる第1反基準側開閉機構208b(上側シリンダ、上側ガイド、下側シリンダ、下側ガイド))と、基準側垂直板206aを反基準側垂直板206bに対して接近する方向及び離間する方向に摺動させる基準側摺動機構210a(送りねじ機構及びガイド)と、反基準側垂直板206bを基準側垂直板206aに対して接近する方向及び離間する方向に摺動させる反基準側摺動機構210b(送りねじ機構及びガイド)とを有する。
また、保護紙搬送機構54は、保護紙36の真空吸着を行う一対の吸着パッド212(基準側吸着パッド212a及び反基準側吸着パッド212b)と、図10に示すように、一対の吸着パッド212を上下方向に移動させるパッド移動機構214(具体的には、基準側吸着パッド212aを上下方向に移動させる基準側パッド移動機構214a(シリンダ及びガイド等)と、反基準側吸着パッド212bを上下方向に移動させる反基準側パッド移動機構214b(シリンダ及びガイド等))と、一対の第1チャック64を胴巻きユニット30側に付勢する一対の付勢手段216(具体的には、基準側第1チャック64aを胴巻きユニット30側に付勢する基準側付勢手段216a(引張りコイルばね等)と、反基準側第1チャック64bを胴巻きユニット30側に付勢する反基準側付勢手段216b(引張りコイルばね等))と、これら各機構を制御する保護紙搬送制御部218とを有する。なお、一対の第1チャック64と一対の吸着パッド212との位置関係については後述する。
また、この保護紙搬送機構54は、図9に示すように、支持板202に製品ロール14の複数のサイズに合わせて複数の一対の位置センサ220が設置され、これら一対の位置センサ220の検知信号は保護紙搬送制御部218に供給されるようになっている。特に、基準側摺動機構210a側の複数の位置センサ220の位置は、上述した位置補正機構72に設置された複数の位置センサ116と対応した位置に設置されている。なお、反基準側摺動機構210b側の複数の位置センサ220の位置は、基準側摺動機構210a側の複数の位置センサ220と対称の位置(支持板202の長さ方向中心を線対称とする位置)に設置されている。そして、製品ロール14のサイズ情報が保護紙搬送制御部218に入力されると、複数の一対の位置センサ220のうち、サイズ情報に応じた一対の位置センサ220が決定される。そして、保護紙搬送制御部218は、基準側摺動機構210a及び反基準側摺動機構210bを駆動して基準側垂直板206a及び反基準側垂直板206bを互いに離間する方向又は互いに接近する方向に移動させ、決定された一対の位置センサ220からの検知信号が入力された時点で、基準側摺動機構210a及び反基準側摺動機構210bの駆動を停止する。これによって、一対の第1チャック64が製品ロール14のサイズに応じた位置となる。すなわち、基準側第1チャック64aは、位置補正機構72にて設定された基準線Laよりも僅かに内方の位置となり、反基準側第1チャック64bはその対称の位置となる。
また、保護紙搬送制御部218は、一対の第1チャック64が先端位置、中間位置、後端位置を経由するように、往復移動機構204を駆動して支持板202を往復移動させる。ここで、後端位置は、保護紙供給機構50の前部近傍の位置を示し、先端位置は、胴巻きユニット30にセットされた製品ロール14近傍の位置を示し、中間位置は、保護紙固定機構56(図2参照)が設置された位置を示す。なお、図9及び図10において、各機構やセンサと保護紙搬送制御部218間の電気配線の図示を省略する。
保護紙固定機構56は、図11に示すように、基台180上に設置された上面開口の箱体230と、箱体230の一対の側壁232内に対向して設置された一対のLMガイド234と、一対のLMガイド234間に設置されたテーブル236と、テーブル236上に上下移動可能に設けられた一対の第2チャック66(基準側第2チャック66a及び反基準側第2チャック66b)と、一対の第2チャック66を開閉させる一対の第2開閉機構238(具体的には、基準側第2チャック66aを開閉させる第2基準側開閉機構238a(上側シリンダ及下側シリンダ等)と、反基準側第2チャック66bを開閉させる第2反基準側開閉機構238b(上側シリンダ及び下側シリンダ等))と、テーブル236を一対のLMガイド234に沿って移動させるテーブル移動機構240(シリンダ等)と、保護紙36の先端を検知する先端検知センサ242(図12参照)と、これら各機構を制御する保護紙固定制御部244とを有する。一対のLMガイド234のガイド方向は保護紙36の搬送方向と同じである。なお、図11及び図12において、各機構やセンサと保護紙固定制御部244間の電気配線の図示を省略する。
第2開閉機構238は、テーブル移動機構240と共に、一対の第2チャック66で保護紙36を把持する機能のほか、一対の第2チャック66を保護紙36のパスライン58(図2参照)から退避させる機能も有する。例えば保護紙36を把持する際には、第2開閉機構238によって、予め一対の第2チャック66を開いた状態で保護紙36のパスライン58上に位置させ、さらに、テーブル移動機構240によって、テーブル236をカッター62寄りに移動させ、保護紙36の先端が到来した時点で、第2開閉機構238によって、一対の第2チャック66を閉じて、保護紙36の先端の前部(胴巻きユニット30と対向する部分)を把持する。保護紙36のパスライン58から退避させる際には、テーブル移動機構240によって、テーブル236を胴巻きユニット30寄りに移動させ、第2開閉機構238によって、一対の第2チャック66を閉じた状態で一対の第2チャック66を下方に移動して、保護紙36のパスライン58から退避させる。
さらに、一対の第2チャック66間の距離(横方向の距離)は、上述した保護紙搬送機構54における一対の第1チャック64間の距離(横方向の距離)、特に、最もサイズが小さい原反ロール34を使用する場合に設定される一対の第1チャック64間の距離よりも短い距離でなくてはならない。一方、一対の第2チャック66にも、図示しない摺動機構(一対の第1チャック64に対する基準側摺動機構210a、反基準側摺動機構210bと類似のもの)を設けることで、保護紙36が広幅の場合でも安定した固定が可能になる。
ここで、上述した保護紙搬送機構54における一対の第1チャック64と一対の吸着パッド212との位置関係について説明する。
一対の吸着パッド212は、初期状態では、一対の第1チャック64の進行方向であって、且つ、胴巻きユニット30寄りの位置で、且つ、一対の第1チャック64よりも上方の位置にある(上昇端)。そして、一対の第1チャック64にて保護紙36の中間部の側部が把持されると、一対の吸着パッド212は、パッド移動機構214(図10参照)の駆動によって、一旦、一対の第1チャック64よりも5mm程度下方の位置(下降端)まで移動し、この段階で、真空吸着動作を開始する。その後、一対の第1チャック64と同じ高さ(一対の第1チャック64で把持された保護紙36の高さ)まで上昇する。これにより、保護紙36の先端部は、下方に垂れることなく、平坦な状態を維持されることとなる。この時点での一対の第1チャック64による保護紙36の把持点と一対の吸着パッド212による吸着点との最短距離は、後端位置と中間位置間の距離とほぼ同じである。すなわち、保護紙固定機構56における一対の第2チャック66が保護紙36の先端の前部(胴巻きユニット30と対向する部分)を把持している状態で、且つ、一対の第1チャック64が後端位置にあって保護紙36の中間部の側部を把持している状態のとき、一対の吸着パッド212の吸着点が保護紙36の先端部の側部に位置する距離に設定されている。上述の位置関係を有することから、一対の第1チャック64にて保護紙36の先端部の側部を把持する場合は、一対の吸着パッド212は保護紙36の前方に位置するため、吸着動作は行われない。
テープ供給ユニット42は、図2に示すように、長尺の接着テープが巻回されたテープ原反ロール250を有する。このテープ原反ロール250を公知の方法で一定長ずつ送り出し、カッター252で切ることで、一定長の接着テープ40が得られるようになっている。従って、テープ供給ユニット42は、テープ原反ロール250から一定長の接着テープ40を送り出す機構と、一定長の接着テープ40を保護紙36のパスライン58まで搬送するテープ搬送機構と、これら各機構を制御するテープ供給制御部254とを有する。また、接着テープ40の端部を公知の方法で180°折り返すことで、使用時に保護紙36を剥がし易くすることもできる。
次に、本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置10の動作を、一対の第1チャック64が第1動作から第3動作まで行う場合を例に、図13及び図14のフローチャート並びに図15A〜図15D及び図16A〜図16Dの動作説明図を参照しながら説明する。
先ず、図13のステップS1において、バッファーコンベア16は、投入された例えば6つの製品ロール14を順番に第1コンベア20a〜第6コンベア20fの位置に搬送する。すなわち、初期段階では、第1コンベア制御部22a〜第6コンベア制御部22fは、対応するコンベア20を等速で駆動し、製品ロール14を次々と前方の(番号が若い)コンベアまで搬送する。その後の停止段階では、第1コンベア制御部22a〜第6コンベア制御部22fは個別動作を行い、製品ロール14のサイズに応じた停止位置、すなわち製品ロール14の幅方向中央がコンベア20の中心位置になるよう、適切なタイミングで減速・停止する。
これ以降、各包装ユニット12において、それぞれ個別の動作が行われるが、各移載ユニット32による製品ロール14の搬送から、製品ロール14への保護紙36の周回包装、接着テープ止め、排出コンベア18への排出にわたってほぼ同じタイミングで行われる。
従って、以下の説明では、1つの包装ユニット12での動作を主体に説明する。
ステップS2において、移載ユニット32は、移載ロボット74を使って、コンベア20上の製品ロール14を位置補正機構72の位置まで搬送する。すなわち、移載制御部94は、対応するコンベア20の中心位置に製品ロール14が位置した時点で、対応するコンベア制御部22からの出力信号、あるいは図示しない位置センサからの検知信号の入力に基づいて、搬送機構92を駆動して移載ロボット74をコンベア20の位置まで搬送し、その後、第1回転機構86及び第2回転機構88を駆動して製品ロール14を持ち上げ、その後、搬送機構92を駆動して、後述する位置補正機構72の位置まで製品ロール14を搬送する。
そして、移載ロボット74によって製品ロール14が位置補正機構72の位置に搬送されると、ステップS3において、位置補正機構72は、移載ロボット74にて保持されている製品ロール14の位置を補正する。すなわち、補正制御部114は、第1上下移動機構106aを駆動して基準板100を上方に移動させ、製品ロール14の一方の端面(図3及び図5では左端面)に対向するように基準板100を位置させる。その後、補正制御部114は、位置決め機構104を駆動して、基準板100を横方向(図3及び図5において右方向)に移動し、決定された位置センサ116からの検知信号が入力された時点で、位置決め機構104の駆動を停止する。これによって、基準板100が製品ロール14のサイズに応じた基準線Laの位置に配置されることになる。
その後、補正制御部114は、第2上下移動機構106bを駆動して、押付板102を上方向に移動させ、製品ロール14の他方の端面(図3及び図5では右端面)に対向するように押付板102を位置させる。その後、補正制御部114は、左右移動機構112を駆動して、押付板102を横方向(図3及び図5において左方向:製品ロール14に接触する方向)に移動し、製品ロール14を基準板100の方向に押し付ける。この押し付けによって、製品ロール14の一方の端面(基準端面)が基準線Laを含む垂直平面と一致することとなる。すなわち、製品ロール14は幅方向に基準線Laを含む垂直平面を基準に位置決めされる(ばらつきで0.2mm)。なお、前述の実施例では、位置補正機構72をコンベア20と胴巻きユニット30の中間に設けたが、例えばコンベア20の上方に設けることもできる。これにより、位置補正に要する時間を短縮できたり、装置全体を小型化できたりする効果がある。
ステップS4において、移載ロボット74は、位置補正された製品ロール14を胴巻きユニット30に搬送する。
ステップS5において、胴巻き制御部124は、移載ロボット74にて搬送される製品ロール14を受け入れる。このとき、胴巻き制御部124は、製品ロール14を受け入れる際には、Vステージ移動機構158を駆動してVステージ156を上方に移動すると共に、第1ラッピングアーム122aの第2回転機構136b及び第2ラッピングアーム122bの第3回転機構136cを駆動して、第1ラッピングアーム122aと第2ラッピングアーム122bとを互いに展開した位置(第1従動ローラ134aと第2従動ローラ134bとを互いに離間した位置)に移動させる。Vステージ156は初期状態のままである。その後、移載ロボット74によって製品ロール14がVステージ156に載置されることで、製品ロール14が胴巻きユニット30に受け入れられることになる。
その後、ステップS6において、移載ロボット74を初期位置(例えば位置補正機構72の位置)へ戻す。すなわち、移載ロボット74は移載制御部94によって二対のアーム78が互いに離間する方向に移動し、これにより、一対のローラ76が製品ロール14から離間し、製品ロール14はVステージ156のみによって支持されることとなる。移載ロボット74は、その後、移載制御部94によって上方向に移動した後、位置補正機構72の位置に戻り、次の製品ロール14の到来を待つ。
一方、ステップS7において、胴巻き制御部124は、Vステージ移動機構158を駆動して、Vステージ156を下方に移動する。これによって、製品ロール14は、ドライブ機構120の一組の駆動ローラ128(第1駆動ローラ128aと第2駆動ローラ128b)上に載置される。
その後、ステップS8において、胴巻き制御部124は、第1ラッピングアーム122aの第2回転機構136b及び第2ラッピングアーム122bの第3回転機構136cを駆動して、第1ラッピングアーム122aと第2ラッピングアーム122bとを互いに近づく方向に移動して第1従動ローラ134aと第2従動ローラ134bとを製品ロール14の上部に接触させる。
ステップS9において、胴巻き制御部124は、製品ロール14を一旦回転し、展開部14aの検知に基づいて製品ロール14の回転を停止する。すなわち、先ず、第1ラッピングアーム122aの第1回転機構136aを駆動して第1従動ローラ134aを製品ロール14から離間させる。胴巻き制御部124は、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを回転駆動して、製品ロール14を一方向(図6の例では、時計回り)に回転させる。上記回転に伴って製品ロール14の展開部14aが展開部検知センサ146にて検知された時点で、すなわち、製品ロール14の展開部14aが保護紙36のパスライン58を向いた時点で、胴巻き制御部124は、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを回転停止して、胴巻きユニット30上で製品ロール14を静止させる。なお、移載ロボット74にて搬送される製品ロール14の角度位置が十分安定している場合は、展開部検知センサ146を使用せずに回転停止させてもよい。
ステップS10において、保護紙搬送制御部218は、図15Aに示すように、往復移動機構204を駆動して、一対の第1チャック64をカッター62寄りに搬送する。すなわち、一対の第1チャック64で保護紙36の先端部の側部を把持できる位置まで搬送する。
ステップS11において、保護紙搬送制御部218は、第1開閉機構208を駆動して、一対の第1チャック64で保護紙36の先端部の側部を把持する。保護紙36の先端部は、前回の包装動作における保護紙36への切断処理によって、あるいは初期設定によって、保護紙供給機構50の前部から繰り出されているため、一対の第1チャック64で把持することができる。
なお、初期設定は以下のように行われる。例えば保護紙供給制御部172は、ローラ回転駆動機構160を駆動して保護紙供給ローラ60を回転駆動することによって、原反ロール34から任意の長さの保護紙36が繰り出される。保護紙36が繰り出されることによって、保護紙36の端部が先端検出センサ170にて検出された時点で、保護紙供給制御部172は、保護紙搬送機構54の保護紙搬送制御部218に検出信号を出力する。それと同時に、保護紙供給制御部172は、ローラ回転駆動機構160の駆動を停止すると共に、押付移動機構166を駆動して、保護紙36を一対の押付部164で挟むことで、保護紙36の繰り出しを一時的に停止する。
この段階で、保護紙供給制御部172は、押付移動機構166を駆動して、一対の押付部164を開き、保護紙36に対する押圧を解除する。このとき、一対の第1チャック64に設けられた一対の付勢手段216によって、保護紙36が僅かに(例えば5mm程度)胴巻きユニット30側に引っ張られる。つまり、保護紙供給ローラ60を1回転して繰り出された保護紙36の長さ(ストロークSta)と、一対の第1チャック64が保護紙供給ローラ60の回転に同期して保護紙36を引き出す長さ(ストロークStb)とを比較したとき、ストロークStbは、一対の第1チャック64が一対の付勢手段216にて胴巻きユニット30寄りに変位した分だけ、ストロークStaよりも長くなる。これにより、保護紙36に弛みや反り等は生じず、保護紙36は平坦に張られた状態を保つ。
そして、ステップS12において、保護紙搬送制御部218は、図15Bに示すように、往復移動機構204を駆動して、一対の第1チャック64(保護紙36の先端部の側部を把持している)を中間位置に搬送する。具体的には、先ず、保護紙固定機構56の一対の第2チャック66は、一対の第2開閉機構238によって、開いた状態で、保護紙36のパスライン58上に位置されている。このとき、原反ロール34から保護紙36が繰り出されるが、エッジ補正機構52によって、保護紙36の基準エッジが、設定された基準線Laに一致するように制御されることから、保護紙36は幅方向のばらつきレンジが0.2mmの高精度で繰り出され搬送されることとなる。そして、保護紙36の先端が、保護紙固定機構56における先端検知センサ242にて検知された時点で、その検出信号が保護紙搬送制御部218に入力され、保護紙搬送制御部218は、該検知信号の入力に基づいて一対の第1チャック64による保護紙36の搬送を停止する。なお、図15Bでは、一対の第2チャック66の図示を省略してある。
その後、ステップS13において、保護紙固定制御部244は、第2開閉機構238を駆動して、一対の第2チャック66を閉じ、保護紙36の先端部の前部(胴巻きユニット30に対向する部分)を、一対の第2チャック66で把持する。
ステップS14において、保護紙搬送制御部218は、第1開閉機構208を駆動して、一対の第1チャック64を開き、一対の第1チャック64による保護紙36の把持を解除し、往復移動機構204を駆動して、図15Cに示すように、一対の第1チャック64(保護紙36の把持を解除している)を再びカッター62寄りに戻す。以上が一対の第1チャック64の「第1動作」に相当する。
ステップS15において、保護紙搬送制御部218は、第1開閉機構208を駆動して、一対の第1チャック64で保護紙36の中間部の側部を把持する。さらに、一対のパッド移動機構214を駆動して吸着パッド212を介して保護紙36の先端部の側部を吸着する(図15C参照)。
図14のステップS16において、保護紙固定制御部244は、図15Dに示すように、一対の第2チャック66を保護紙36のパスライン58から退避させる。すなわち、テーブル移動機構240及び第2開閉機構238を駆動して、テーブル236を胴巻きユニット30寄りに移動すると共に、一対の第2チャック66を下方に移動する。
ステップS17において、保護紙搬送制御部218は、図15Dに示すように、往復移動機構204を駆動して、一対の第1チャック64を胴巻きユニット30に向けて搬送する。すなわち、保護紙36の先端部がパスライン58の先端位置に到達するまで、保護紙36(一対の第1チャック64にて把持された状態)を搬送する。この場合も、原反ロール34から保護紙36が繰り出されるが、エッジ補正機構52によって、保護紙36の基準エッジが、設定された基準線Laに一致するように制御されることから、保護紙36は幅方向のばらつきレンジが0.2mmの高精度で繰り出され搬送されることとなる。このとき、一対の吸着パッド212によっても保護紙36の先端部の側部が吸着されているため、保護紙36の先端部が下方に垂れることなく、平坦な状態で搬送されることとなる。
また、ステップS18において、胴巻き制御部124は、図15Dに示すように、製品ロール14の展開部14aをさらに開く方向に操作する。具体的には、第2ラッピングアーム122bの第3回転機構136cを駆動して、第2ラッピングアーム122bを45°ほど回転すると共に、噴射ノズル150を駆動して展開部14aが開く方向(第2ラッピングアーム122bの方向)にエアを吹き付ける。これによって、展開部14aがさらに展開し、保護紙36の端部が展開部14aとロール紙間に進入し易い状態となる。
ステップS19において、以下の操作が行われて、図16Aに示すように、第1ラッピングアーム122aの第1従動ローラ134aと第2ラッピングアーム122bの第2従動ローラ134bを製品ロール14に接触させる。すなわち、保護紙36がさらに胴巻きユニット30に向かって搬送され、保護紙36の先端が、胴巻きユニット30の先端検知センサ148にて検知された時点で、その検出信号が保護紙搬送制御部218及び胴巻き制御部124に入力される。保護紙搬送制御部218は、該検知信号の入力に基づいて一対の第1チャック64による保護紙36の搬送を停止し、さらに、吸着パッド212による吸着動作を停止し、パッド移動機構214を駆動して吸着パッド212を上昇端まで移動する。このとき、製品ロール14の展開部14aに干渉する場合は、吸着パッド212を平行又は回転移動させて逃がすこともできる。
胴巻き制御部124は、検知信号の入力に基づいて第1ラッピングアーム122aの第1回転機構136a及び第2ラッピングアーム122bの第3回転機構136cを駆動して、第1従動ローラ134aと第2従動ローラ134bを製品ロール14に接触させる。このとき、保護紙36の先端部が製品ロール14の展開部14aとロール紙によって挟まれた形となる。特に、保護紙36の先端から50〜100mmの位置を、第2従動ローラ134bによって展開部14aとロール紙にて挟持させた状態になることから、保護紙36の先端がずれるということがない。なお、図示しない噴射ノズルから展開部14aの表面に向かってエアを吹き付けて、展開部14aが容易に製品ロール14側に倒れるようにしてもよい。
ステップS20において、保護紙搬送制御部218は、第1開閉機構208を駆動して、一対の第1チャック64を開き、一対の第1チャック64による保護紙36の把持を解除し、往復移動機構204を駆動して、図16Bに示すように、一対の第1チャック64(保護紙36の把持を解除している状態)を再びカッター62寄りに戻す。この場合は、保護紙36の切断後に後端部となる部分の側部を把持できる位置まで戻す。
ステップS21において、胴巻き制御部124は、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを回転駆動して、製品ロール14を回転させる。この回転で、保護紙36が製品ロール14に周回されることとなる。製品ロール14が1/4回転あるいは1/2回転した時点で、胴巻き制御部124は、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを停止する。以上が一対の第1チャック64の「第2動作」に相当する。
ステップS22において、保護紙搬送制御部218は、第1開閉機構208を駆動して、一対の第1チャック64で保護紙36の側部(切断後に後端部となる部分の側部)を把持する。さらに、保護紙供給制御部172は、押付移動機構166を駆動して、保護紙36を一対の押付部164で挟み、さらに、カッター移動機構168を駆動して、一対のカッター62で保護紙36を切断する。このとき、一対の第1チャック64で保護紙36の後端部の側部を把持しているため、保護紙36の後端部が下方に垂れることがない。
ステップS23において、胴巻き制御部124は、図16Cに示すように、再び第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを回転駆動して、製品ロール14を回転させると共に、保護紙搬送制御部218は、往復移動機構204を駆動して、一対の第1チャック64で保護紙36に一定のテンションを付加しながら、一対の第1チャック64を胴巻きユニット30に向けて移動する。そして、保護紙36の後端が接着テープ40を貼付する位置に来た時点で、一旦、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bの回転駆動と一対の第1チャック64の移動を停止する。
ステップS24において、テープ供給ユニット42は、テープ原反ロール250から一定長の接着テープ40を送り出し、さらに、接着テープ40を保護紙36のパスライン58まで搬送して、保護紙36の後端部における中央部分に接着テープ40の一部を貼り付ける。
ステップS25において、図16Dに示すように、胴巻き制御部124は、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを回転駆動して、製品ロール14を回転させると共に、保護紙搬送制御部218は、往復移動機構204を駆動して、一対の第1チャック64で保護紙36に一定のテンションを付加しながら、一対の第1チャック64を胴巻きユニット30に向けて移動する。このとき、製品ロール14の回転に伴って、保護紙36が製品ロール14に周回されていく。そして、一対の第1チャック64の把持点が製品ロール14に差し掛かる前に、保護紙搬送制御部218は、第1開閉機構208を駆動して、一対の第1チャック64による把持を解除する。以上が一対の第1チャック64の「第3動作」に相当する。
その後、保護紙36の後端が製品ロール14に到達すると共に、接着テープ40が直下に巻かれた保護紙36に接着されることとなる。この段階で、製品ロール14への保護紙36の周回包装が完了する。
ステップS26において、胴巻き制御部124は、第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128bを回転停止して、胴巻きユニット30上で製品ロール14を静止させた後、保護紙36が周回包装された製品ロール14を排出する。このとき、胴巻き制御部124は、Vステージ移動機構158を駆動してVステージ156を上方に移動すると共に、第1ラッピングアーム122aの第2回転機構136b及び第2ラッピングアーム122bの第3回転機構136cを駆動して、第1ラッピングアーム122aと第2ラッピングアーム122bとを互いに展開した位置(第1従動ローラ134aと第2従動ローラ134bとを互いに離間した位置)に移動させる。Vステージ156は、初期状態から、一方の片部156aのみが回転して、一方の片部156aと他方の片部156bとのなす角が例えば180°となる。これにより、Vステージ156にて製品ロール14を持ち上げた際に、製品ロール14’(保護紙36が周回包装済み)は排出ガイド板144に向かって転がり、排出コンベア18に向かって搬送されることとなる。この段階で、各包装ユニット12での包装動作が終了し、搬送された各包装ユニット12からの複数の製品ロール14’が排出コンベア18に搬送される。この際、製品ロール14’の搬送姿勢を安定させ、後述の画像検査をしやすくする目的で、図示しない公知の90°反転機構を用いて、製品ロール14’の一方の端面(基準端面)を下側に姿勢変換した後に、排出コンベア18上を順番に後工程へと搬送することができる。その途中で、例えば画像検査によって、巻状態が確認される。この画像検査において、不良品(巻精度が悪く製品ロール14’のロール紙が保護紙36で被覆されていない等)が見つかれば、その後のNG排出部を介して自動排出される。
このように、本実施形態に係る製品ロール胴巻き包装装置10においては、位置補正機構72を有することから、移載ユニット32にて搬送中の製品ロール14の一方の端面(基準端面)を基準線Laを含む垂直平面と一致させることができ、保護紙36の一方のエッジ(基準エッジ)を基準線Laを含む垂直平面と一致させることで、製品ロール14の搬送精度、保護紙36の搬送精度、製品ロール14に対する保護紙36の幅方向の精度を高めることができ、高品質な保護紙36の周回包装を実現させることができる。
すなわち、エッジ補正機構52にて、保護紙36の基準エッジを位置補正機構72にて設定された基準線Laに合うように制御しているため、保護紙36は、該保護紙36の基準エッジが製品ロール14の一方の端面(基準端面)にほぼ一致した状態で製品ロール14に周回されることになる。従って、保護紙36を周回包装した製品ロール14’を排出コンベア18に搬送する際に、図1に示すように、製品ロール14’の基準端面が排出コンベア18に接触した状態とされる場合、保護紙36が角折れ等によって破れるということもなく、また、製品ロール14’のロール紙の表面が保護紙36から露出することもない。なお、保護紙36の幅が、製品ロール14の幅の+1mm程度であれば、製品ロール14’の基準端面とは反対の端面から保護紙36がはみ出る量(幅)が1mm程度で済み、外観を損なうこともない。しかも、本実施の形態では、上述したようにエッジ補正機構52にて0.2mmのばらつきで搬送しているため、保護紙36のはみ出し量のばらつきを0.2mm以下に抑えることができる。
さらに、製品ロール14は、移載ユニット32で挙上された状態のまま位置補正されるため、コンベア20のベルト面によって擦られ、傷がつく心配がない。
また、一対の第1チャック64が、第1動作から第3動作によって、保護紙36に対する掴み替えを行って、保護紙36を胴巻きユニット30に供給するようにしたので、保護紙36の先端を製品ロール14の展開部14aの根元部分まで挿入することが可能となり、製品ロール14を回転した際に、先端がずれるということがない。
しかも、一対のチャック64が保護紙36の先端部を把持・搬送する第1動作、中間部の第2動作、後端部の第3動作、以上3回のストロークの合計が製品ロールの周長さの2倍以上、すなわち製品ロール14の直径の6.3倍以上に設定した。これは、保護紙36の先端部をカッター62近傍から製品ロール14近傍まで把持・搬送するだけでなく、保護紙36の後端部も同様に把持・搬送することを意味する。このように、保護紙36を同じ一対のチャック64でストロークの全てにわたって把持・搬送するので、平行搬送の精度を高めることができる。
以上、ステップS1からステップS26の説明においては、簡単のため、全て時間的に直列な動作として説明したが、実際には並列動作が可能な複数のステップが含まれることはもちろんである。例えばステップS21の回転動作は、ステップS20の第1チャック搬送動作と並行させることが可能であり、サイクルタイムの短縮を図ることができる。
続いて、サイズチェンジを行う場合について説明する。サイズチェンジは、製品ロール14のサイズを切り換えることを示す。例えば、前回の周回包装は8インチの製品ロール14を対象としていたが、今回は6インチの製品ロール14を投入しようとする場合等にサイズチェンジが行われる。このサイズチェンジでは、先ず、位置補正機構72において、今回投入される製品ロール14のサイズに対応した位置センサ116が決定されて、該サイズに対応した基準線Laが設定され、今回投入される製品ロール14の基準端面を、今回設定する該基準線Laに一致させることとなる。このとき、基準線Laは、前回は8インチの製品ロール14を対象としていたため、今回の6インチの製品ロール14に合わせて、(8インチ−6インチ)/2だけ移動させればよい。すなわち、基準線Laは基準線Laは製品ロール14のサイズの差分の1/2刻みで動くこととなる。これは他のサイズへの変更においても同様である。
同様に、基準線Laがサイズの変更に伴って移動することで、エッジ検出センサ190並びに一対の第1チャック64も、製品ロール14のサイズの差分の1/2刻みで動くこととなる。これは、サイズチェンジに当たって、製品ロール14の基準端面を決定付ける基準線Laを、エッジ検出センサ190の移動量、一対の第1チャック64の移動量と等しく動かすことと等価でもある。
上述のような操作が行われることで、前回、8インチの製品ロール14に対して保護紙36を周回包装した後に、今回、6インチの製品ロール14が投入されても、基準線La、エッジ検出センサ190及び一対の第1チャック64が、それぞれサイズの差分の1/2刻みで動くことで、簡単に6インチの製品ロール14に対する保護紙36の周回包装への準備が行われることになる。
ところで、大量に生産された製品ロール14に保護紙36を周回包装する胴巻き包装装置においては、高効率の自動機が必要である。従来、1つの胴巻き包装装置につき、1つの包装ユニットを備えていたため、能力アップには複数の胴巻き包装装置が必要になり、コスト、占有面積が大きくなるという問題があった。本実施形態では、1つの胴巻き包装装置10でありながら、複数の包装ユニット12を有することから、少ない占有面積で高能率の生産が可能になる。
また、本実施形態では、図1に示すように、左端の1つの包装ユニット12(第1包装ユニット12a)には8インチの製品ロール14が投入され、右端の1つの包装ユニット12(第6包装ユニット12f)には4インチの製品ロール14が投入され、残りの4つの包装ユニット12(第2包装ユニット12b〜第5包装ユニット12e)にはそれぞれ6インチの製品ロール14が投入されるようになっている。ここで、6インチの製品ロール14が汎用性があって大量に消費され、他のサイズ(10インチ、8インチ、5インチ、4インチ)の製品ロール14がそれぞれ一定の用途にだけ使用される場合、6インチの製品ロール14を他のサイズの製品ロール14よりも大量に供給する必要がある。この場合に、上述したように、両端の包装ユニット12を他のサイズ用に使用することで、残りの4つの包装ユニット12を6インチ専用に使用することができ、頻繁にサイズチェンジを行うことなく効率的に生産することができる。しかも、両端の包装ユニット12を他のサイズ用に決めておくことで、その後の管理も容易になり、サイズ毎の仕分けや保管が容易になる。
なお、本発明に係る製品ロール胴巻き包装装置及び製品ロール胴巻き包装方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
上述の例では、ドライブ機構120として、一組の駆動ローラ(第1駆動ローラ128a及び第2駆動ローラ128b)を有する構造としたが、その他、対向する一対のメカチャック構造であって、基準側のチャックの端面が基準線Laと同一平面上にあり、反基準側のチャックが製品ロール14の巻芯長さのばらつきに対応できる構造であってもよい。
同様に、保護紙搬送機構54として、サイズチェンジに係わる基準側摺動機構210a及び反基準側摺動機構210bを省略した手動式の構造であってもよい。これによりサイズチェンジ時間が多少長くなるものの、設備を小型、且つ、安価に製作できる。移載ユニット32、保護紙固定機構56等についても同様である。
10…製品ロール胴巻き包装装置 12…包装ユニット
14、14’…製品ロール 16…バッファーコンベア
18…排出コンベア 20…コンベア
22…コンベア制御部 30…胴巻きユニット
32…移載ユニット 34…原反ロール
36…保護紙 38…保護紙供給ユニット
40…接着テープ 42…テープ供給ユニット
50…保護紙供給機構 52…エッジ補正機構
54…保護紙搬送機構 56…保護紙固定機構
60…保護紙供給ローラ 62…カッター
64…第1チャック 66…第2チャック
72…位置補正機構 74…移載ロボット
94…移載制御部 100…基準板
114…補正制御部 120…ドライブ機構
122a…第1ラッピングアーム 122b…第2ラッピングアーム
124…胴巻き制御部
128a…第1駆動ローラ 128b…第2駆動ローラ
134a…第1従動ローラ 134b…第2従動ローラ
136a〜136c…第1回転機構〜第3回転機構
172…保護紙供給制御部 190…エッジ検出センサ
192…エッジ補正制御部 212…吸着パッド
216…付勢手段 218…保護紙搬送制御部
244…保護紙固定制御部

Claims (12)

  1. 巻芯に記録用紙を巻回してなる製品ロールの表面に保護紙を周回させて端部をテープ止めする製品ロール胴巻き包装装置であって、
    周回前の前記製品ロールを待機させるバッファーコンベアと、
    前記バッファーコンベア上の製品ロールを挙上・移載する移載ユニットと、
    供給された前記保護紙の周回及び接着テープによる端末止めの機能を持つ胴巻きユニットと、
    原反ロールから前記保護紙を切り出して前記胴巻きユニットに供給する保護紙供給ユニットと、
    切り出した前記保護紙の端部に前記接着テープを供給するテープ供給ユニットとを具備し、
    前記移載ユニットは、前記製品ロールのサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した前記製品ロールの基準端面を、前記基準線を含む垂直平面に一致させる位置補正機構を有し、
    前記保護紙供給ユニットは、前記保護紙の基準エッジを、前記位置補正機構にて設定された前記基準線に一致させるエッジ補正機構を有することを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  2. 請求項1記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記保護紙の先端部の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第1動作と、前記保護紙の先端部以外の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第2動作を少なくとも行う一対の第1チャックと、
    前記一対の第1チャックの前記第1動作に伴って、前記保護紙の先端を機械的に把持し、前記一対の第1チャックの前記第2動作に伴って、前記保護紙のパスラインから退避する一対の第2チャックとを有することを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  3. 請求項1記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記保護紙の先端部の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第1動作と、前記保護紙の先端部以外の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第2動作と、前記保護紙の終端部の両側面を機械的に把持して前記保護紙を搬送する第3動作を少なくとも行う一対の第1チャックと、
    前記一対の第1チャックの前記第1動作に伴って、前記保護紙の先端を機械的に把持し、前記一対の第1チャックの前記第2動作に伴って、前記保護紙のパスラインから退避する一対の第2チャックとを有することを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  4. 請求項2又は3記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記一対の第1チャックは、前記第1動作と前記第2動作との間において、前記保護紙に対する掴み替えを行って、前記保護紙を前記胴巻きユニットに供給することを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  5. 請求項4記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記一対のチャックが、前記第1動作から前記第2動作まで、又は前記第1動作から前記第3動作までによって前記保護紙を機械的に把持して前記胴巻きユニットに供給するストロークの合計は、前記製品ロールの直径の6.3倍以上であることを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記原反ロールから任意の長さの前記保護紙を繰り出す保護紙供給ローラを有し、
    前記一対の第1チャックは、前記保護紙の供給方向に付勢され、
    前記一対の第1チャックのストロークが前記保護紙供給ローラのストロークより長いことを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記胴巻きユニットは、
    前記製品ロールを回転及び停止するドライブ機構と、
    前記製品ロールを回転可能に、且つ、両側から把持するラッピングアームとを有し、
    前記ドライブ機構は、前記製品ロールの下部に接触して、前記製品ロールを回転する一組の駆動ローラを有し、少なくとも前記製品ロールの展開部が前記保護紙のパスラインを向いたとき前記製品ロールの回転を停止する動作を行うことを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記胴巻きユニットは、
    前記製品ロールを回転及び停止するドライブ機構と、
    前記製品ロールを回転可能に、且つ、両側から把持するラッピングアームとを有し、
    前記ドライブ機構は、
    対向する一対のメカチャック構造であって、
    基準側のチャックの端面が前記基準線と同一平面上にあり、
    反基準側のチャックが前記製品ロールの巻芯長さのばらつきに対応できる構造を有し、少なくとも前記製品ロールの展開部が前記保護紙のパスラインを向いたとき前記製品ロールの回転を停止する動作を行うことを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記製品ロールのサイズチェンジの際に、
    少なくとも前記位置補正機構で設定される前記基準線の位置及び前記保護紙の基準エッジが、前回の製品ロールのサイズと今回の製品ロールのサイズとの差分の1/2刻みで設定されることを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の製品ロール胴巻き包装装置において、
    前記製品ロールと前記保護紙の幅がほぼ等しいことを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  11. 巻芯に記録用紙を巻回してなる製品ロールの表面に保護紙を周回させて端部をテープ止めする製品ロール胴巻き包装装置であって、
    周回前の複数の前記製品ロールを待機させるバッファーコンベアと、
    前記バッファーコンベアによる複数の前記製品ロールの搬送方向に沿って配列され、それぞれ対応する製品ロールに前記保護紙を周回包装する複数の包装ユニットと、
    複数の前記包装ユニットを間に挟んで、前記バッファーコンベアと対向して配置された排出コンベアとを有し、
    前記排出コンベアは、前記バッファーコンベアによる複数の前記製品ロールの搬送方向に沿って前記製品ロールを排出搬送し、
    前記包装ユニットは、
    対応する前記製品ロールを挙上・移載する移載ユニットと、
    供給された前記保護紙の周回及び接着テープによる端末止めの機能を持つ胴巻きユニットと、
    原反ロールから前記保護紙を切り出して前記胴巻きユニットに供給する保護紙供給ユニットと、
    切り出した前記保護紙の端部に前記接着テープを供給するテープ供給ユニットとを具備し、
    前記移載ユニットは、前記製品ロールのサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した前記製品ロールの基準端面を、前記基準線を含む垂直平面に一致させる位置補正機構を有し、
    前記保護紙供給ユニットは、前記保護紙の基準エッジを、前記位置補正機構にて設定された前記基準線に一致させるエッジ補正機構を有することを特徴とする製品ロール胴巻き包装装置。
  12. 巻芯に記録用紙を巻回してなる製品ロールの表面に保護紙を周回させて端部をテープ止めする製品ロール胴巻き包装方法であって、
    周回前の前記製品ロールを待機させるステップと、
    前記製品ロールを挙上して、供給された前記保護紙の周回及び接着テープによる端末止めの機能を持つ胴巻きユニットに移載する移載ステップと、
    原反ロールから前記保護紙を切り出して前記胴巻きユニットに供給する保護紙供給ステップと、
    切り出した前記保護紙の端部に前記接着テープを供給するステップとを有し、
    前記移載ステップは、前記製品ロールのサイズに対応した基準線を設定し、且つ、挙上した前記製品ロールの基準端面を、前記基準線を含む垂直平面に一致させるステップを有し、
    前記保護紙供給ステップは、前記保護紙の基準エッジを、前記位置補正機構にて設定された前記基準線に一致させるステップを有することを特徴とする製品ロール胴巻き包装方法。
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