JP3902070B2 - スパウト付き袋状容器の製造方法及びスパウト付き袋状容器の製造装置並びにスパウト供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種液体や粉体等が充填されるスパウト付き袋状容器の製造方法及びスパウト付き袋状容器の製造装置並びにスパウト供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の容器としては例えば図15に示すように、合成樹脂フィルム等の可撓性シートから上端開口の袋状に形成された容器本体1と、その容器本体1の上端部2に固着されたスパウト3とからなるものがある。尚、図面中にクロスハッチングが施されている部分はシール部分である。
【0003】
前記容器は、図16に示す製造装置により製造されている。かかる製造装置は、前記スパウト3を順次搬送して供給するスパウト供給部210と、上端が開口した袋状の容器本体1を順次供給する本体供給部211と、前記スパウト供給部210から供給されるスパウト3と本体供給部211から供給される容器本体1とからスパウト付き袋状容器Aを形成する容器形成部212と、該容器形成部212で形成されたスパウト付き容器Aを順次排出する排出部213とを備えたものである。
【0004】
そして、容器形成部212において袋状の容器本体1を保持すると共に、回転運動するスパウト供給部210の供給用クランプ手段216により搬送されるスパウト3を、容器成形用クランプ手段215で受け取り、該スパウト3を前記容器本体1に挿入し、容器本体1の上縁部2とスパウト3とをシール装置217でシールしてスパウト3を容器本体1の一端部に固着させた後に、排出部213に設けられた回転運動する複数の排出用クランプ手段219によりスパウト付き容器Aを受け取り、排出した後に図示省略の検査手段で容器Aの外観等の良不良を検査している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記製造装置を使用するスパウト付き袋状容器を製造する場合、スパウト供給部210の搬送レーンは単列であるため、スパウト3の供給能力に限界があった。また、スパウト3はスパウト供給部210から容器形成部212に受け渡されるのであるが、供給用クランプ手段216は、シール装置217に干渉しないように、容器成形用クランプ手段215に受け渡す必要がある。このため、両方のクランプ手段215,216を単純な回転運動によるタイミング合わせを行い、互いのクランプ手段の開閉動作のみで、スパウト3の受渡しを行っている。
【0006】
上記のように、スパウト供給部210の搬送レーンが単体であったり、両方のクランプ手段を単純な回転運動によるタイミング合わせにより、スパウト3の受渡しを行っていたため、高速化に限界があった。
【0007】
しかも、スパウト付き容器Aの検査は、排出後別途設けられた固定ガイドに案内されたスパウト3に形成された上下一対の鍔部4a,4bを、チェーンに取り付けたアタッチメントで摺動させながら、容器本体に印刷された印字や、スパウト3と容器本体1の位置ずれ等の所定の検査を行っている。このため、搬送中のスパウト付き容器Aにビビリ等が発生し、検査に悪影響を及ぼしていた。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、スパウトの供給及びスパウトの受渡しを迅速且つ確実に行って、生産性の向上を図ると共に、製造されたスパウト付き容器の検査を確実に行えるスパウト付き袋状容器の製造方法及びスパウト付き袋状容器の製造装置並びにスパウト供給装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本発明に係るスパウト付き袋状容器の製造方法は、本体保持装置で袋状の容器本体を保持すると共に、回転運動するスパウト供給ロータリー装置に設けられた供給用クランプ手段により搬送されるスパウトを、スパウト供給ロータリー装置と同期して回転運動する容器形成ロータリー装置に設けられた容器成形用クランプ手段で受け取り、該スパウトを前記容器本体に挿入し、容器本体とスパウトとをシール装置でシールしてスパウトを容器本体の一端部に固着させるスパウト付き袋状容器の製造方法において、スパウト供給ロータリー装置の周方向に間隔をおいて一対配置されたスパウト供給部からスパウトをスパウト供給ロータリー装置に供給し、各供給用クランプ手段は、スパウト供給ロータリー装置の径方向外側に移動した受渡姿勢とスパウト供給ロータリー装置の回転中心側に移動した退避姿勢とに姿勢変更可能に構成され、該供給用クランプ手段として、第1スパウト供給部からスパウトを受け取る第1供給用クランプ手段と第2スパウト供給部からスパウトを受け取る第2供給用クランプ手段とをスパウト供給ロータリー装置の周方向に交互に配置し、第1供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取り且つ第2スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第2スパウト供給部との干渉を避け、第2供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第1スパウト供給部との干渉を避け且つ第2スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取り、シール装置は、容器成形用クランプ手段の両側に位置して容器形成ロータリー装置の径方向外側に突出し、スパウトを保持した供給用クランプ手段は、退避姿勢でシール装置に接近してシール装置間に入り且つシール装置間に入ると受渡姿勢となってスパウトを容器成形用クランプ手段に受渡し、その後、供給用クランプ手段は、再び退避姿勢となってシール装置から離間することにある。
【0010】
そして、複数のスパウト供給部からそれぞれスパウトを供給することから、多数のスパウトを容器成形用クランプ手段側に迅速に供給できることとなり、スパウトと容器本体を一体に形成する処理能力の向上を図れる。しかも、各容器成形用クランプ手段は、所定のスパウト供給部からスパウトを受け取ると共に、他のスパウト供給部との干渉を避けるべく、退避姿勢に姿勢変更することから、スパウト供給部を複数配置しても、スパウトの受け取りに支障となることはない。また、スパウトを保持する供給用クランプ手段は、シール装置等の構成部品との干渉を避けるべく、退避姿勢となった後に、受渡姿勢に姿勢変更してスパウトをシール装置等の構成部品間に位置する容器成形用クランプ手段に受渡すので、高速運転しても、その受渡しが確実なものとなる。また、検査が確実なものとなる。
【0011】
本発明におけるスパウト供給装置にあっては、スパウト供給部からスパウトを受け取り、容器形成部に受け渡すべく、回転運動する供給用クランプ手段を複数有するロータリー装置を備えたスパウト供給装置において、前記スパウト供給部はロータリー装置の周方向に間隔をおいて一対配置され、各供給用クランプ手段は、ロータリー装置の径方向外側に移動した受渡姿勢とロータリー装置の回転中心側に移動した退避姿勢とに姿勢変更可能に構成され、該供給用クランプ手段として、第1スパウト供給部からスパウトを受け取る第1供給用クランプ手段と第2スパウト供給部からスパウトを受け取る第2供給用クランプ手段とがロータリー装置の周方向に交互に配置され、第1供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取り且つ第2スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第2スパウト供給部との干渉を避け、第2供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第1スパウト供給部との干渉を避け且つ第2スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取ることにある。
【0012】
そして、第1供給用クランプ手段は、受取姿勢において第1スパウト供給部からスパウトを受け取ると、退避姿勢に姿勢変更することから、第2スパウト供給部が存在しても、干渉することなく通過する。また、反対に、第2供給用クランプ手段は、退避姿勢において第1スパウト供給部と干渉することなく通過し、受取姿勢に姿勢変更しておいて、第2スパウト供給部からスパウトを受け取る。従って、複数の供給用クランプ手段で、複数配置されたスパウト供給部からそれぞれスパウト受け取って迅速に次工程へと供給することができる。
【0013】
また、本発明に係るスパウト付き袋状容器の製造装置は、スパウトを順次搬送すべく、回転運動する供給用クランプ手段を有するスパウト供給ロータリー装置と、袋状の容器本体を保持し、且つ、前記スパウト供給ロータリー装置から受け取ったスパウトを容器成形用クランプ手段で保持し、該スパウトを容器本体に挿入してシール装置でシールすべく構成されてスパウト供給ロータリー装置と同期して回転する容器形成ロータリー装置とを備えたスパウト付き袋状容器の製造装置において、シール装置は、容器成形用クランプ手段の両側に位置して容器形成ロータリー装置の径方向外側に突出し、前記供給用クランプ手段は、スパウト供給ロータリー装置の径方向外側に移動した受渡姿勢とスパウト供給ロータリー装置の回転中心側に移動した退避姿勢とに姿勢変更可能に構成され、スパウトを保持した供給用クランプ手段は、退避姿勢でシール装置に接近してシール装置間に入り且つシール装置間に入ると受渡姿勢となってスパウトを容器成形用クランプ手段に受渡し、その後、供給用クランプ手段は、再び退避姿勢となってシール装置から離間することにある。
【0014】
そして、スパウトを保持する供給用クランプ手段は、退避姿勢となった状態で、シール装置と対向することとなっても、干渉することはなく、更に、受渡姿勢に姿勢変更することにより、スパウトを容器成形用クランプ手段に確実に受け渡すことが可能となる。
【0015】
また、本発明に係るスパウト付き袋状容器の製造方法は、上記構成に加えて更に、スパウトを容器本体の一端部に固着させた後に、回転運動する容器排出ロータリー装置に設けられた排出用クランプ手段によりスパウト付き容器を受け取り、その後、容器排出ロータリー装置の周囲に配置された検査手段の前方を通過させて該検査手段でスパウト付き容器の良不良を検査する際に、排出用クランプ手段は、容器排出ロータリー装置の直径方向を向いているスパウト付き容器を略90度回転させてその容器本体の平面を検査手段に対向させることにある。
【0016】
そして、スパウト付き袋状容器は、排出用クランプ手段で保持した状態で、それぞれの検査手段で検査されるので、該容器をガイドに直接摺動させる場合に比し、ビビリ等の発生がなく、しかも、各検査面を検査手段に対面させるので、それぞれの検査が確実なものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
【0018】
図1〜図14は本発明の一実施の形態を示し、本実施形態における製造装置は、図14及び図15に示したスパウト付き容器Aを製造するものである。尚、該容器Aは、可撓性を有するシートから袋状に形成された容器本体1と、該容器本体1の上縁部2に取り付けられる筒状の鍔部付きのスパウト3とからなる。
【0019】
前記製造装置は、図1に示す如く前記スパウト3を順次搬送して供給するスパウト供給部10と、上端が開口した袋状の容器本体1を順次供給する本体供給部11と、前記スパウト供給部10から供給されるスパウト3と本体供給部11から供給される容器本体1とからスパウト付き袋状容器を形成する容器形成部12と、該容器形成部12で形成されたスパウト付き容器Aを順次排出する排出部13とを備えている。
【0020】
(スパウト供給部)
前記スパウト供給部10は、図1に示す如く、複数のスパウト3を直線状に一列に並べて起立状態にて搬送するスパウト供給部としてのスパウト供給レーン15と、該スパウト供給レーン15から順次送られてきたスパウト3を受け取り矢印方向に回転運動してスパウト供給位置cにおいて容器形成部12に受け渡すスパウト供給ロータリー装置16とを備えている。
【0021】
スパウト供給レーン15はスパウト供給ロータリー装置16の周方向に間隔をおいて一対配設されている。第1及び第2スパウト供給レーン15は、図4〜図6に示す如く、スパウト3を搬送するエアーコンベア装置18と、搬送されてくるスパウト3を個々に取り出すスパウトフィーダ20a,20bとからなる。
【0022】
前記エアーコンベア装置18は、図6に示す如く、スパウト3に形成された上下一対の鍔部4a,4b間の部分を係止できるように、所定の間隔を有した一対のガイド体21a,21bと、ガイド体21a,21bに沿ってスパウト3を摺動させるエアーコンベア手段22とを備えている。
【0023】
エアーコンベア手段22は、スパウト3の搬送方向に沿って配置されるケーシング24を有している。ケーシング24内には、スパウト3の斜め後方から前方に向けて噴出されるエアーが流通するエアー流通路25が形成されたノズル体27と、該ノズル体27とでノズル口部28を構成するように、ノズル体27の下面に配置されるエアーガイド体30とが設けられている。
【0024】
前記エアーガイド体30の先端部は上向きに形成されている。エアーでスパウト3を搬送することにより、例えは、搬送用爪でスパウト3を搬送する場合は、搬送爪でスパウトに接触するため、スパウト3にキズを付けたり、スパウト3の粉が発生する欠点がある。本実施の形態の如く、上向きのエアーをスパウト3に噴出することにより、かかる問題を解決してエアーを一側方向から噴出する場合であっても、スパウト3をスムーズに移動させることができるようになっている。
【0025】
前記スパウトフィーダ20a,20bは、前記エアーコンベア装置18の下流まで搬送されたスパウト3を個々に取り出して前記スパウト供給ロータリー装置16に供給するためのものである。スパウトフィーダ20a,20bは、図5及び図7に示す如く、規制爪31と送り爪32と両方の爪31,32を連動して作動させる爪作動装置33と、一対のガイド34a,34bから主構成されている。
【0026】
前記規制爪31は、スパウト3の一方に配置され、スパウト3の鍔部4a,4b間に係合する係合凹部85aが、2個形成されている。前記送り爪32は、各スパウト3間に挿入される2個の爪部32a,32bが所定の間隔をおいて突設されたものである。
【0027】
前記作動装置33は、図5及び図8に示す如く、図示省略のモータで回転駆動する回転軸35と共に回転する爪用カム体46と、前記回転軸35に対して偏心する偏心軸37とを備えている。そして、偏心軸37にスパウト3の他方に配置された送り爪32が固定され、送り爪32は回転軸35によって送り運動を繰り返すようになっている。
【0028】
前記規制爪31は、図8に示す如くスパウト3に対して接触又は離間するように、一対のガイドバー41に案内されて移動する可動部材43に取り付けられている。また、可動部材43には、一端に前記爪用カム体46のカム面(外周面)46aを転動するカムフォロア39を有するロッド40の他端側が連結されている。尚、42はカムフォロア39を支持する揺動アームで、該揺動アーム42は、カムフォロア39を爪用カム体46に押圧すべく、スプリング42aにより付勢されている。
【0029】
前記スパウト供給ロータリー装置16には、起立状態のスパウト3を挟持する供給用クランプ手段45が、スパウト供給ロータリー装置16の周方向に所定の間隔をおいて複数設けられている。具体的には、一のスパウトフィーダ20aからスパウト3を受け取る一の供給用クランプ手段45と、他のスパウトフィーダ20bからスパウト3を受け取る他の供給用クランプ手段45とが、交互に配置されている。
【0030】
一方の供給用クランプ手段45は、図2〜図4に示す如く、回転主軸46により回転する回転テーブル48に取り付けられた筒状の保持体49に回転自在に軸支された枢支軸50と、該枢支軸50に揺動自在に支持された略くの字状の揺動アーム51と、揺動アーム51の一端に設けられたカムフォロア53が案内されるカム周溝54を有する上カム体55と、前記揺動アーム51の他端とリンク体56を介して連結されたクランプ本体58とを備えている。尚、67aは、揺動アーム51の他端とリンク体56を枢支連結するピンである。
【0031】
前記クランプ本体58は、他のスパウトフィーダ20bを通過する際には、該スパウトフィーダ20bと干渉しないように、退避させる必要がある。従って、前記スパウト3を挟持する一対のチャック60が回転テーブル48の回転中心側に移動する退避姿勢と、反対に外側に移動する受渡姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。各クランプ本体58の姿勢変更は、前記カム体55aのカム周溝54に沿ってカムフォロア53が移動することにより行う。
クランプ本体58は、筒状の外軸61に中軸62が相対回転自在に挿通されており、外軸61は、回転テーブル48に固定されたボス体64に、ベアリング65を介して回転自在に軸支されている。
【0032】
前記外軸61の上端には連結部材66が固定され、該連結部材66に前記リンク体56の他端がピン67bを介して枢支されている。前記中軸62は、前記外軸61に相対回転自在に軸支されると共に、中軸62の下端には、クランプ用カム体69が固定されている。
【0033】
一方、前記ボス体64には、前記一対のチャック60が開閉自在に支持され、両方のチャック60には、前記クランプ用カム体69上を転動するカムフォロア70を有する揺動アーム71が連結されている。従って、中軸62と共に回動するクランプ用カム体69上を、カムフォロア70が転動することにより、揺動アーム71が揺動され、該揺動アーム71の揺動動作により、チャック60が開閉するようになっている。
【0034】
前記中軸62の上部にはカムフォロア73を有する作動体75が固定され、該カムフォロア73は、前記中軸62を回動すべく、機台側に固定された開閉カム体76のカム周溝76aに沿って移動するようになっている。
【0035】
また、他方の供給用クランプ手段45も前記一方のクランプ手段45と略同一の構成を備えているが、他の供給用クランプ手段45は、一のスパウトフィーダ20aから退避させる必要がある。このため、他の供給用クランプ手段45は、図3に仮想線で示す如く、下カム体55aの周溝54aを、枢支軸50の下端部に取り付けられたアーム52の先端に設けられたカムフォロア53aが移動する。尚、他の供給用クランプ手段45の場合には、前記一の供給用クランプ手段45が有していた上カム体55のカム周溝54を転動するカムフォロア53は備えていない。
【0036】
(本体供給部)
前記本体供給部11は、図1に示す如く、合成樹脂フィルム等のシートを、所定のシールを施して筒状に形成した長尺筒状シート78が巻回された原反リール79が装着され、該原反リール79から前方に長尺筒状シート78を繰り出しながら該長尺筒状シート78を所定の長さ毎に切断することにより、長手方向の一端(上端)が開口した略長方形の容器本体1を形成する。
【0037】
そして、長尺筒状シート78から形成した容器本体1を待機位置aまで搬送する無端搬送ベルト80と、搬送ベルト80で送られてきた容器本体1を待機位置aにおいて上端開口を上にした起立状態に保持して受け取り、矢印方向の回転運動により搬送して本体供給位置bで容器形成部12に起立状態のまま受け渡す本体供給ロータリー81とを備えている。
【0038】
(容器形成部)
前記容器形成部12は、スパウト供給ロータリー装置16及び本体供給ロータリー81と同期して所定の回転速度に制御された容器形成ロータリー装置83を備えている。容器形成ロータリー装置83には、前記スパウト供給ロータリー装置16からスパウト3をスパウト供給位置cで受け取る容器成形用クランプ手段としてのスパウトクランパー84が周方向に等間隔おいて複数設けられている。
【0039】
前記スパウトクランパー84は、図9(イ)及び(ロ)に示す如く、開閉可能な一対のスパウトグリッパー85を備え、前記スパウト3における上下一対の鍔部4a,4b間の部分をスパウトグリッパー85によって挟持するようになっている。一対のスパウトグリッパー85は、容器形成ロータリー83の回転時に、固定配置されているカム(図示省略)上をカムフォロア(図示省略)が転動することにより、スパウトクランパー84は昇降するようになっている。
【0040】
更に、図9(イ)及び図14に示す如く、容器形成ロータリー83には、各スパウトクランパー84の下方に、本体供給位置bにおいて本体供給ロータリー81から容器本体1を起立状態で受け取って保持すると共にその上端を開口させるための本体保持装置(左右一対のオープナー)88がそれぞれ配設されている。両オープナー88には、それぞれ容器本体1を吸引保持して上端部2を開口させるための吸着部90が設けられている。
【0041】
両オープナー88は、例えば、固定配置されたカム(図示省略)と、容器形成ロータリー83の回転によってカム上を走行するように本体保持装置83に取り付けられたカムフォロア(図示省略)とからなるカム機構によって昇降するように構成されている。具体的には、本体供給位置bから両オープナー88を徐々に上昇させることによって、スパウトクランパー84に保持されているスパウト3を容器本体1に挿入させるようになっている。
【0042】
また、容器形成ロータリー83は、図2及び図9(イ)及び(ロ)に示す如く、前記一対のスパウトクランパー84の両側に位置するシール装置91を備えている。シール装置91は、容器本体1の上端部2とスパウト3とを挟持することにより、加熱して熱溶着するための一対の加熱用開閉レバー96に設けられたヒーター手段93と、ヒーター手段93よりも下方に位置し、且つ容器本体1とスパウト3とのシール部分を冷却するための一対の冷却用開閉レバー97を有するクーラー手段94とを備えている。
【0043】
ヒーター手段93の加熱用開閉レバー96及びクーラー手段94の冷却用開閉レバー97は、図示省略のカム機構等により開閉自在になっている。また、ヒーター手段93及びクーラー手段94は、容器形成ロータリー83の直径方向を向きながら搬送される偏平状の容器本体1の上縁部を全長にわたって挟持して押圧する必要がある。このため、ヒーター手段93の加熱用開閉レバー96及びクーラー手段94の冷却用開閉レバー97は、開放状態において、必然的にスパウトクランパー84の両側に位置し且つ、スパウトクランパー84よりも容器形成ロータリー83の径外方向に突出することとなる。
【0044】
(排出部)
前記排出部13は、容器本体1にスパウト3がシールされて形成された容器Aを前記スパウトクランパー84から容器排出位置hで受け取り、矢印方向に回転移送しながら、所定の検査をした後に、容器排出レーン105に受け渡す容器排出ロータリー装置104を備えている。
【0045】
容器排出ロータリー装置104は、図10及び図11に示す如く、回転テーブル95に複数の排出用クランプ手段103が設けられている。各クランプ手段103は、前記スパウト供給ロータリー装置16と基本的な構成が同一である。従って、同一部材には同一番号を付してその説明は省略し、相違する構成について説明する。
【0046】
容器排出ロータリー装置104は、その周囲に順次配置された検査手段(本実施の形態では、折れ込み検査手段106、印字検査手段107、位置ずれ検査手段108)が配置されている。
ここで、折れ込み検査手段106は、容器本体1の上縁部が、スパウト3と共にシールされる際に、内側に折れ曲がって溶着されていないかを検査するためのものである。印字検査手段107とは、容器本体1に印刷された所定の表示を検査するためのものである。また、位置ずれ検査手段108は、容器本体1に対してスパウト3がずれておらず所定の位置に固定されているか否かを検査するものである。
【0047】
従って、それぞれの検査手段がそれぞれの目的とする検査が行えるように、排出用クランプ手段103によって、容器本体1の平面がそれぞれの検査手段と対向するように回転させる必要がある。前記カム体には、前記クランプ本体を、検査手段を通過する際に、容器本体を回転方向に沿う検査姿勢に姿勢変更させるようになっている。
【0048】
また、仮に、検査により不良品であると判断した場合には、その不良品を排除する必要がある。そこで、任意の排出用クランプ手段103のクランプを解除できるように、中軸62を回転させる手段(図示省略)が設けられている。かかる中軸62を回転させる手段としては、例えは、中軸に取り付けられたアームを、シリンダや歯車機構により、不良品として判断したもののみを回転させ、その不良品を排除することができる。
【0049】
前記容器排出レーン105は、前記スパウト供給レーン15と略同様の構成を有するため、図6を兼用して説明する。容器排出レーン105のエアーコンベア装置18は、スパウト3と仮想線で示す容器本体1と一体となった状態の容器を搬送するようになっている。
【0050】
前記の如くエアーコンベア装置18のエアーガイド体30の先端部は上向きに形成されている。エアーガイド体30の先端部を上向きに形成したのは以下の理由によるためである。即ち、ノズル口部28から噴出されるエアーが下向きとなると、隣接する容器本体1間をエアーが下方に流れ、両者間に生じる負圧により、容器本体1同士が密着して、容器Aの搬送がスムーズに行えなくなる。
【0051】
そこで、本実施の形態では、前記上向きのエアーをスパウト3に噴出することにより、かかる問題を解決してエアーを一側方向から噴出する場合であっても、スパウト3をスムーズに移動させることができるようになっている。また、仮にエアーを両側から噴出すると、互いにぶつかり合ってエアーが下方に流れる場合があるが、エアーを一側方向から噴出することにより、かかる問題も解消している。
【0052】
次に、該装置を使用したスパウト付き袋状容器Aの製造方法について説明する。先ず、原反リール79から順次切断されて形成された容器本体1は、搬送ベルト80で待機位置aまで搬送される。更に、容器本体1は、回転している本体供給ロータリー81が容器本体1を吸着保持して受け取って回転移送し、同期回転している容器形成ロータリー83の両オープナー88に本体供給位置bにおいて受け渡す。
【0053】
一方、第1及び第2供給レーン15a,15b上のスパウト3は、前記エアーコンベア装置18により、一列に整列状態にて順次搬送される。このとき、コンベア手段22から噴出されるエアーは、上方に噴出されるため、各スパウト3はガイド体21a,21bを摺動しながらスムーズに搬送される。エアーコンベア装置18の先端部まで搬送された複数のスパウト3は、一端滞留することとなる。
【0054】
次に、一のスパウトフィーダ20aからスパウト3を取り出す場合について説明する。具体的には、図12及び図13に示す如く、先ず、先頭から2個のスパウト3a,3bは、規制爪31の係合凹部85aにそれぞれ係合している(図12(イ)参照)。更に、送り爪32は、矢印方向に円運動しながら、その爪部32a,32bが規制爪31に係合された2個のスパウト3間に挿入されると共に、規制爪31は後退する(図12(ロ),(ハ)及び図13(イ)参照)。
【0055】
更に、送り爪32は移動して先頭から2個の第1及び第2スパウト3a,3bを、他のスパウト3から分離させると(図13(ロ)参照)。
【0056】
そして、分離された第1スパウト3aは、回転運動するスパウト供給ロータリー装置16の供給用クランプ手段45の一対のチャック60に挟持される(図13(ハ)及び図4参照)。このように、該供給用クランプ手段45は、受渡姿勢でスパウト3を受け取ると、他のスパウトフィーダ20bの前方を通過する直前までに、スパウト3を保持した状態で退避姿勢に姿勢変更する(図4参照)。具体的には、回転テーブル48の回転により、固定の上カム体55のカム周溝54をカムフォロア53が移動するため、揺動アーム51が揺動する。この結果、リンク体56を介してチャック60は、中軸62を中心にして略90度回転して退避姿勢となる。尚、図4には、該供給用クランプ手段45の運動軌跡を示す。
【0057】
前記の如く、一のスパウトフィーダ20aからスパウト3を取り出す場合について説明したが、他のスパウトフィーダ20bからスパウト3を取り出す場合には、前記供給用クランプ手段45の後続の供給用クランプ手段45が、スパウト3を受け取ることとなる。但し、該後続の供給用クランプ手段45は、一のスパウトフィーダ20aを通過する際には、退避姿勢であるが、通過直後には受渡姿勢となって、他のスパウトフィーダ20bからスパウト3を受け取ることとなる。このように、連続する供給用クランプ手段45は、交互にそれぞれのスパウトフィーダ20a,20bからスパウト3を受け取ることができ、スパウト3の迅速且つ確実な供給が可能となる。
【0058】
更に、スパウト供給位置cにおいて、各供給用クランプ手段45から容器形成ロータリー83のスパウトクランパー84に受け渡される。このとき、ヒーター手段93及びクーラー手段94からなるシール装置91が容器形成ロータリー83の径外方向に突出していることから、単に供給用クランプ手段45を高速で回転させると、各シール装置91と干渉することとなり、スパウト3を、スパウトクランパー84に受け渡すのが困難となる。
【0059】
前記供給用クランプ手段45は、前記スパウト3をフィーダ20a,20bから受け取ると、カム機構により退避姿勢に姿勢変更している。従って、スパウト3を保持したチャック60が、シール装置91の開放姿勢にある加熱用開閉レバー96及び冷却用開閉レバー97に接近する際には、退避姿勢となっていることから、チャック60は、何ら支障なくヒーター手段93及びクーラー手段94間に入ることが可能である。
【0060】
そして、加熱用開閉レバー96及び冷却用開閉レバー97の間に入ると、チャック60は受渡姿勢となるため、スパウト3をスパウトクランパー84に確実に受け渡すことができる。スパウト3の受渡し後に、チャック60は、シール装置91との干渉を避けるために、再び退避姿勢となって、ヒーター装置91から離間する。供給用クランプ手段45からスパウト3を受け取ったスパウトクランパー84は、容器形成ロータリー83の回転に伴って移動する。
【0061】
一方、前記容器本体1を保持したオープナー88は、前記本体供給位置bにおいては下方に位置しており、図14に示す如く容器形成ロータリー83の回転に伴って吸着部90で容器本体1の上端部2を開口させながら本体供給位置bから徐々に上方に移動していく。従って、供給用クランプ手段45により搬送されているスパウト3に対して容器本体1は徐々に下方から接近させ、この容器本体1の上昇によってスパウト3は徐々に容器本体1内に挿入され、挿入完了位置dにおいて、容器本体1へのスパウト3の挿入が完了する。
【0062】
その後、スパウト3と容器本体1は、スパウトクランパー84及びオープナー88によってそれぞれの高さが維持された状態で容器形成ロータリー83の回転に伴ってシール開始位置fに搬送され、前記シール装置91によって容器本体1の上端部2が加熱圧着されると同時にその上端部2にスパウト3が固着される。スパウト3が容器本体1に固着された後、オープナー88は吸着を解除し閉状態から開状態となって容器本体1の保持を解除する。
【0063】
容器Aはスパウトクランパー84がスパウト3を挟持することによって保持され、起立状態を維持しながら冷却開始位置gまで回転移送されると共に、冷却用開閉レバー97の間へ降下し、その冷却開始位置gにおいて容器本体1の上端部2が冷却圧着され、それによってシール状態が強固なものとされて、容器排出位置hから容器排出ロータリー104へと排出される。
【0064】
容器排出ロータリー104の各排出用クランプ手段103は、容器本体1に固定されたスパウト3を挟持して保持し、検査位置iに到達すると、搬送姿勢から検査姿勢へと姿勢変更する。具体的には、搬送姿勢において、容器本体1は、搬送方向に対して直角方向(容器排出ロータリー104の直径方向)を向いている。そして、かかる搬送姿勢から容器本体1は、略90度回転して搬送方向を向いた検査姿勢となる。
【0065】
その検査姿勢の状態で折れ込み検査手段106、印字検査手段107、位置ずれ検査手段108の前方を順次通過する。各検査手段の前方を通過する際に、折れ込み検査手段106は、容器本体1の上縁部が折れ込まれていないかを確認し、印字検査手段107は、容器本体1の印字を確認し、位置ずれ検査手段108は、スパウト3の位置がずれていないかを確認することができる。
【0066】
このように、容器Aは排出用クランプ手段103で保持した状態で、それぞれの検査手段で検査されるので、容器Aをガイドに直接摺動させる場合に比し、ビビリ等の発生がなく、しかも、各検査面を検査手段に対面させるので、それぞれの検査が確実なものとなる。
【0067】
検査終了後に、各クランプ手段103は、容器を再び搬送姿勢に姿勢変更し、各検査手段が不良品でないと判断した場合には、容器は、容器排出レーン105のエアーコンベア装置18により、次工程へと搬送される。何れかの検査手段が、不良品と判断した場合には、不良品を挟持するクランプ手段103は、その容器の挟持を解除して落下させて排除する。
【0068】
このように、スパウト3や容器本体1の供給工程、容器本体1の形成工程並びにその排出工程が全て連続送りによって行われるため、容器Aの製造を効率よく行うことができ、製造工程の高速化が図れる。
【0069】
尚、本実施形態では、供給用クランプ手段、容器成形用クランプ手段及び排出用クランプ手段の駆動手段としてカム機構を例示したが、種々のアクチュエータを使用しても無論よい。また、スパウト供給レーンも2レーン以上に設定することも可能であり、他の構成も本実施の形態に限定されるものではない。
【0070】
【発明の効果】
本発明のスパウト付き袋状容器の製造方法は、複数のスパウト供給部からスパウトを供給し、しかも、スパウトを保持する供給用クランプ手段を、他のスパウト供給部から退避させ、しかも、スパウトを保持する供給用クランプ手段は、シール装置等の構成部品との干渉を避けるべく、退避姿勢となった後に、受渡姿勢に姿勢変更してスパウトをシール装置等の構成部品間に位置する容器成形用クランプ手段に受渡すので、多数のスパウトの供給及びスパウトの受渡しを迅速且つ確実に行え、生産性の向上を図ることができる。
【0071】
また、排出用クランプ手段は、スパウト付き容器の検査時に、所定の角度に容器本体を保持しながら回転させるので、ビビリ等の発生がなく、しかも、各検査面を検査手段に対面させるので、所定の検査を確実に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における製造装置の平面図である。
【図2】同装置の要部を示す平面図である。
【図3】同供給用クランプ手段を示す断面図である。
【図4】同供給用クランプ手段でスパウトを受け取る状態を示す平面図である。
【図5】同スパウト供給部を示す断面平面図である。
【図6】同断面側面図である。
【図7】同スパウトフィーダーを示す断面側面図である。
【図8】同スパウトフィーダーの駆動機構を示す断面平面図である。
【図9】同シール装置を示し、(イ)は概略側面図、(ロ)は概略平面図である。
【図10】同排出部の要部を示す平面図である。
【図11】同排出用クランプ手段を示す断面図である。
【図12】(イ)〜(ハ)は、スパウトフィーダーの動作をそれぞれ示す概略平面図である。
【図13】(イ)〜(ハ)は、スパウトフィーダーの動作をそれぞれ示す概略平面図である。
【図14】スパウトを容器本体に挿入する状態を示す斜視図である。
【図15】従来例を示す容器の正面図である。
【図16】従来の装置を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1…容器本体、2…上端部(一端部)、3…スパウト、15…スパウト供給部、15a…第1スパウト供給部(第1供給レーン)、15b…第2パウト供給部(第2供給レーン)、8…オープナー(本体保持装置)、45…供給用クランプ手段、84…スパウトクランパー(容器成形用クランプ手段)、103…排出用クランプ手段
Claims (4)
- 本体保持装置で袋状の容器本体を保持すると共に、回転運動するスパウト供給ロータリー装置に設けられた供給用クランプ手段により搬送されるスパウトを、スパウト供給ロータリー装置と同期して回転運動する容器形成ロータリー装置に設けられた容器成形用クランプ手段で受け取り、該スパウトを前記容器本体に挿入し、容器本体とスパウトとをシール装置でシールしてスパウトを容器本体の一端部に固着させるスパウト付き袋状容器の製造方法において、
スパウト供給ロータリー装置の周方向に間隔をおいて一対配置されたスパウト供給部からスパウトをスパウト供給ロータリー装置に供給し、各供給用クランプ手段は、スパウト供給ロータリー装置の径方向外側に移動した受渡姿勢とスパウト供給ロータリー装置の回転中心側に移動した退避姿勢とに姿勢変更可能に構成され、該供給用クランプ手段として、第1スパウト供給部からスパウトを受け取る第1供給用クランプ手段と第2スパウト供給部からスパウトを受け取る第2供給用クランプ手段とをスパウト供給ロータリー装置の周方向に交互に配置し、第1供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取り且つ第2スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第2スパウト供給部との干渉を避け、第2供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第1スパウト供給部との干渉を避け且つ第2スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取り、
シール装置は、容器成形用クランプ手段の両側に位置して容器形成ロータリー装置の径方向外側に突出し、スパウトを保持した供給用クランプ手段は、退避姿勢でシール装置に接近してシール装置間に入り且つシール装置間に入ると受渡姿勢となってスパウトを容器成形用クランプ手段に受渡し、その後、供給用クランプ手段は、再び退避姿勢となってシール装置から離間することを特徴するスパウト付き袋状容器の製造方法。 - スパウトを容器本体の一端部に固着させた後に、回転運動する容器排出ロータリー装置に設けられた排出用クランプ手段によりスパウト付き容器を受け取り、
その後、容器排出ロータリー装置の周囲に配置された検査手段の前方を通過させて該検査手段でスパウト付き容器の良不良を検査する際に、排出用クランプ手段は、容器排出ロータリー装置の直径方向を向いているスパウト付き容器を略90度回転させてその容器本体の平面を検査手段に対向させる請求項1記載のスパウト付き袋状容器の製造方法。 - スパウト供給部からスパウトを受け取り、容器形成部に受け渡すべく、回転運動する供給用クランプ手段を複数有するロータリー装置を備えたスパウト供給装置において、
前記スパウト供給部はロータリー装置の周方向に間隔をおいて一対配置され、各供給用クランプ手段は、ロータリー装置の径方向外側に移動した受渡姿勢とロータリー装置の回転中心側に移動した退避姿勢とに姿勢変更可能に構成され、
該供給用クランプ手段として、第1スパウト供給部からスパウトを受け取る第1供給用クランプ手段と第2スパウト供給部からスパウトを受け取る第2供給用クランプ手段とがロータリー装置の周方向に交互に配置され、
第1供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取り且つ第2スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第2スパウト供給部との干渉を避け、第2供給用クランプ手段は、第1スパウト供給部を通過する際には退避姿勢となって第1スパウト供給部との干渉を避け且つ第2スパウト供給部を通過する際には受渡姿勢となってスパウトを受け取ることを特徴とするスパウト供給装置。 - スパウトを順次搬送すべく、回転運動する供給用クランプ手段を有するスパウト供給ロータリー装置と、袋状の容器本体を保持し、且つ、前記スパウト供給ロータリー装置から受け取ったスパウトを容器成形用クランプ手段で保持し、該スパウトを容器本体に挿入してシール装置でシールすべく構成されてスパウト供給ロータリー装置と同期して回転する容器形成ロータリー装置とを備えたスパウト付き袋状容器の製造装置において、
シール装置は、容器成形用クランプ手段の両側に位置して容器形成ロータリー装置の径 方向外側に突出し、
前記供給用クランプ手段は、スパウト供給ロータリー装置の径方向外側に移動した受渡姿勢とスパウト供給ロータリー装置の回転中心側に移動した退避姿勢とに姿勢変更可能に構成され、
スパウトを保持した供給用クランプ手段は、退避姿勢でシール装置に接近してシール装置間に入り且つシール装置間に入ると受渡姿勢となってスパウトを容器成形用クランプ手段に受渡し、その後、供給用クランプ手段は、再び退避姿勢となってシール装置から離間することを特徴とするスパウト付き袋状容器の製造装置。
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