JP2016082783A - Zソースインバータ装置 - Google Patents

Zソースインバータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016082783A
JP2016082783A JP2014213894A JP2014213894A JP2016082783A JP 2016082783 A JP2016082783 A JP 2016082783A JP 2014213894 A JP2014213894 A JP 2014213894A JP 2014213894 A JP2014213894 A JP 2014213894A JP 2016082783 A JP2016082783 A JP 2016082783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
circuit
source
phase
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014213894A
Other languages
English (en)
Inventor
基 佐藤
Motoki Sato
基 佐藤
佳薇 趙
jia wei Zhao
佳薇 趙
哲生 天野
Tetsuo Amano
哲生 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority to JP2014213894A priority Critical patent/JP2016082783A/ja
Publication of JP2016082783A publication Critical patent/JP2016082783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】直流電源の出力電圧の昇圧、及び直流電源側への電力の回生を指令どおりに制御する。
【解決手段】Zソースインバータ装置100は、直流電源1と、直流電源1への回生を可能とする回生スイッチ3と、第1リアクトル4と、第2リアクトル5と、第1コンデンサ6と、第2コンデンサ7とを有するZソース昇圧回路2と、Zソース昇圧回路2の出力側に接続されたインバータ回路8と、インバータ回路8のスイッチング制御用の第1キャリアと、該第1キャリアとは異なる回生スイッチ3のスイッチング制御用の第2キャリアとを生成し、第1キャリア及び第2キャリアの位相をずらすことにより、インバータ回路8の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と回生スイッチ3のオン期間とが重複しないように制御する制御部20と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回生スイッチを有するZソースインバータ装置に関する。
従来、昇圧回路として、回生スイッチを有するZソースインバータ装置が知られている。図6は特許文献1に開示されたZソースインバータ装置を示す図である。図6に示すように、従来のZソースインバータ装置200は、直流電源1と、Zソース昇圧回路2と、インバータ回路8とを備える。Zソース昇圧回路2は、回生スイッチ3と、リアクトル4,5と、コンデンサ6,7とを備える。インバータ回路8は、スイッチング素子9〜14を備える。
Zソース昇圧回路2において、スイッチング素子9〜14のうち同一レグ内の上下アームを同時にオンすると、コンデンサ6,7がそれぞれ放電され、リアクトル4,5それぞれに磁気エネルギーが蓄積する。次に、同時にオンしていた上下アームのいずれかをオフにすると、リアクトル4,5それぞれの磁気エネルギーが放出され、コンデンサ6,7がそれぞれ充電される。よって、直流電源1が出力する電圧に対して昇圧された電圧が、インバータ回路8に出力される。また、Zソース昇圧回路2において、回生スイッチ3をオンにすると、インバータ回路8側から直流電源1側に電力を回生できる。
すなわち、Zソースインバータ装置200は、スイッチング素子9〜14のオン、オフ制御によって、直流電源1が出力する電圧を昇圧するとともに、インバータ回路8により直流交流変換が可能であり、また、回生スイッチ3をオンすることで、電力回生が可能である。
特開2008−312341号公報
しかし、従来のZソース昇圧回路において、インバータ回路の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間に、回生スイッチをオンすると、コンデンサの放電電流の一部が直流電源側に流れてしまい、指令どおりに昇圧できないという問題があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、指令信号を増やすことなく、インバータ回路の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と回生スイッチのオン期間とが重複することを避け、直流電源の出力電圧の昇圧、及び直流電源側への電力の回生を指令どおりに制御することが可能なZソースインバータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るZソースインバータ装置は、直流電源と、前記直流電源への回生を許可する回生スイッチと、第1リアクトルと、第2リアクトルと、第1コンデンサと、第2コンデンサとを有し、前記回生スイッチに前記第1リアクトルの一端が接続され、前記第1リアクトルの他端に前記第1コンデンサの一端が接続され、前記第1コンデンサの他端と前記直流電源の負極に前記第2リアクトルの一端が接続され、前記第2リアクトルの他端に前記第2コンデンサの一端が接続され、前記第2コンデンサの他端に前記第1リアクトルの一端が接続されたZソース昇圧回路と、前記Zソース昇圧回路の出力側に接続されたインバータ回路と、前記インバータ回路のスイッチング制御用の第1キャリアと、該第1キャリアとは異なる前記回生スイッチのスイッチング制御用の第2キャリアとを生成し、前記第1キャリア及び前記第2キャリアの位相をずらすことにより、前記インバータ回路の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と前記回生スイッチのオン期間とが重複しないように制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るZソースインバータ装置において、前記第1キャリアは三角波であり、前記第2キャリアは鋸波であることを特徴とする。
本発明によれば、指令信号を増やすことなく、インバータ回路の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と回生スイッチのオン期間とが重複することを避け、直流電源の出力電圧の昇圧、及び直流電源側への電力の回生を指令どおりに制御することができるようになる。
本発明の一実施形態に係るZソースインバータ装置を示す図である。 本発明の一実施形態に係るZソースインバータ装置における制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るZソースインバータ装置の制御部における操作部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るZソースインバータ装置の制御部におけるZソース制御器の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るZソースインバータ装置のインバータ回路及び回生スイッチの制御例を示すタイムチャートである。 従来のZソースインバータ装置を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るZソースインバータ装置を示す図である。図1に示すZソースインバータ装置100は、直流電源1と、Zソース昇圧回路2と、インバータ回路8と、電動機15と、制御部20とを備える。Zソースインバータ装置100は、例えば電気自動車の電動機の制御に適用することができる。
直流電源1は、Zソース昇圧回路2とインバータ回路8とを介して、電動機15に電力を供給する。直流電源1は、バッテリーやキャパシタでもよい。
Zソース昇圧回路2は、回生スイッチ3と、リアクトル4,5と、コンデンサ6,7とを備える。
回生スイッチ3は、スイッチング素子(例えば、IGBT又はMOSFET)3Qとフリ−ホイールダイオード3Dとを逆並列接続した回路であり、スイッチング素子をオンすることにより直流電源1への電力を回生することができる。
直流電源1の正極に回生スイッチ3のエミッタ側が接続される。回生スイッチ3のコレクタ側にリアクトル4の一端が接続され、リアクトル4の他端にコンデンサ6の一端が接続され、コンデンサ6の他端と直流電源1の負極にリアクトル5の一端が接続され、リアクトル5の他端にコンデンサ7の一端が接続され、コンデンサ7の他端にリアクトル4の一端が接続される。
インバータ回路8は、スイッチング素子9〜14を備える。スイッチング素子9,10は互いに直列接続され、インバータ回路8のU相の上下アームを構成する。スイッチング素子11,12は互いに直列接続され、インバータ回路8のV相の上下アームを構成する
。スイッチング素子13,14は互いに直列接続され、インバータ回路8のW相の上下アームを構成する。インバータ回路8は、各相の位相が120度ずつずれるようにスイッチング素子9〜14をオン、オフしてPWM制御することにより、出力側に接続される電動機15を駆動する。なお、本実施形態のインバータ回路8は三相としているが、三相でなくてもよい。
スイッチング素子9〜14は、スイッチング素子(例えば、IGBT又はMOSFET)とフリーホイールダイオードとを逆並列接続した回路である。
電動機15は、インバータ回路8が出力する三相交流電圧で駆動される電動機である。
電圧検出部51は、直流電源1が出力する直流電源電圧Eを検出する。
電圧検出部52は、コンデンサ7に印加されるコンデンサ電圧Vcを検出する。なお、電圧検出部52は、コンデンサ6に印加されるコンデンサ電圧を検出してもよい。
電流検出部53は、リアクトル5に流れる電流iLを検出する。なお、電流検出部53は、リアクトル4に流れる電流を検出してもよい。
電流検出部54は、インバータ回路8のU相出力と電動機15との間に流れるU相電流iuを検出する。
電流検出部55は、インバータ回路8のW相出力と電動機15との間に流れるW相電流iwを検出する。
本実施形態において、Zソースインバータ装置100は、電流検出部54,55をそれぞれU相、W相に設けて、V相の電流検出部を省略している。これは、U相電流iuと、V相電流ivと、W相電流iwとの和が0であることから、V相電流ivは計算によって算出可能だからである。しかし、この構成に限定されるものではなく、例えばU相と、V相と、W相とのうち、三相の全てまたは他の二相に電流検出部が設けられてもよい。
回転検出部56は、電動機15の回転数ωを検出する。
制御部20は、電圧検出部51により検出された直流電源電圧Eと、電圧検出部52により検出されたコンデンサ電圧Vcと、電流検出部53により検出されたリアクトル電流iLと、電流検出部54により検出されたU相電流iuと、電流検出部55により検出されたW相電流iwと、回転検出部56により検出された回転数ωと、トルク指令T*と、磁束指令φ*とを入力し、最終出力ゲート信号G9Q**〜G14Q**と、スイッチング素子3Q用のゲート信号G3Q*とを出力する。
図2は制御部20の構成を示すブロック図である。図2に示す例では、制御部20は、積分器21と、電流指令演算器22と、ベクトル制御器23と、キャリア周波数設定器24と、第1キャリア発生器25と、基本ゲート演算器26と、最終ゲート出力論理和27と、操作部30と、Zソース制御器40とを備える。
積分器21は、回転検出部56が検出した回転数ωを時間積分して位相θを演算し、ベクトル制御器23に出力する。
電流指令演算器22は、トルク指令T*と磁束指令φ*とから、トルク分電流指令iq*と磁束分電流指令id*とを演算し、ベクトル制御器23に出力する。
操作部30は、直流電源電圧Eとコンデンサ電圧Vcとリアクトル電流iLとを入力して直流リンク電圧Vdcを生成してベクトル制御器23とZソース制御器40とに出力するとともに、制御操作量Uを生成してZソース制御器40に出力する。操作部30の詳細については後述する。
ベクトル制御器23は、インバータ回路8の出力電流iu,iwと、積分器21により計算された位相θと、電流指令演算器22により演算されたトルク分電流指令iq*及び磁束分電流指令id*と、操作部30により生成された直流リンク電圧Vdcとから、U相電圧指令Vu*と、V相電圧指令Vv*と、W相電圧指令Vw*とを演算し、それぞれ
基本ゲート演算器26とZソース制御器40とに出力する。
キャリア周波数設定器24は、キャリアの周波数fcを設定し、第1キャリア発生器25とZソース制御器40とに出力する。
第1キャリア発生器25は、キャリア周波数設定器24により設定された周波数fcの三角波をインバータ回路8の制御用のキャリアVstとして発生し、基本ゲート演算器26とZソース制御器40とに出力する。
基本ゲート演算器26は、第1キャリア発生器25が発生したキャリアVstとベクトル制御器23が演算した三相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*とを比較して、基本ゲート
信号G9Q*〜G14Q*を最終ゲート出力論理和27に出力する。
詳細には、基本ゲート演算器26は、キャリアVstとU相電圧指令Vu*とを比較し、U相電圧指令Vu*がキャリアVstより大きい場合にハイレベル、U相電圧指令Vu*がキャリアVst以下の場合にローレベルとなるU相正側基本ゲート信号G9Q*を出力するとともに、U相電圧指令Vu*がキャリアVstより大きい場合にローレベル、U相電圧指令Vu*がキャリアVst以下の場合にハイレベルとなるU相負側基本ゲート信号G10Q*を出力する。
また、基本ゲート演算器26は、キャリアVstとV相電圧指令Vv*とを比較し、V
相電圧指令Vv*がキャリアVstより大きい場合にハイレベル、V相電圧指令Vv*
キャリアVst以下の場合にローレベルとなるV相正側基本ゲート信号G11Q*を出力
するとともに、V相電圧指令Vv*がキャリアVstより大きい場合にローレベル、V相
電圧指令Vv*がキャリアVst以下の場合にハイレベルとなるV相負側基本ゲート信号
G12Q*を出力する。
また、基本ゲート演算器26は、キャリアVstとW相電圧指令Vw*とを比較し、W相電圧指令Vw*がキャリアVstより大きい場合にハイレベル、W相電圧指令Vw*がキャリアVst以下の場合にローレベルとなるW相正側基本ゲート信号G13Q*を出力するとともに、W相電圧指令Vw*がキャリアVstより大きい場合にローレベル、W相電圧指令Vw*がキャリアVst以下の場合にハイレベルとなるW相負側基本ゲート信号G14Q*を出力する。
Zソース制御器40は、操作部30により生成された直流リンク電圧Vdc及び制御操作量Uと、ベクトル制御器23により演算されたU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv
*、及びW相電圧指令Vw*と、第1キャリア発生器25により発生されたキャリアVstと、キャリア周波数設定器24により設定された周波数fcとを入力し、スイッチング素子3Qのゲート信号G3Q*を生成して回生スイッチ3に出力するとともに、短絡ゲート信号GN*を生成して最終ゲート出力論理和27に出力する。Zソース制御器40の詳細については後述する。
最終ゲート出力論理和27は、Zソース制御器40により生成された短絡ゲート信号GN*と、基本ゲート演算器26により演算された基本ゲート信号G9Q*〜G14Q*との論理演算により、最終出力ゲート信号G9Q**〜G14Q**を出力する。
詳細には、最終ゲート出力論理和27は、短絡ゲート信号GN*とU相正側基本ゲート信号G9Q*とを論理和演算したU相正側最終出力ゲート信号G9Q**を出力するとともに、短絡ゲート信号GN*とU相負側基本ゲート信号G10Q*とを論理和演算したU相負側最終出力ゲート信号G10Q**とを出力する。
また、最終ゲート出力論理和27は、短絡ゲート信号GN*とV相正側基本ゲート信号
G11Q*とを論理和演算したV相正側最終出力ゲート信号G11Q**を出力するとともに、短絡ゲート信号GN*とV相負側基本ゲート信号G12Q*とを論理和演算したV相負側最終出カゲート信号G12Q**とを出力する。
また、最終ゲート出力論理和27は、短絡ゲート信号GN*とW相正側基本ゲート信号G13Q*とを論理和演算したW相正側最終出力ゲート信号G13Q**を出力するとともに、短絡ゲート信号GN*とW相負側基本ゲート信号G14Q*を論理和演算したW相負側最終出力ゲート信号G14Q**とを出力する。
(操作部)
次に、操作部30の詳細について説明する。図3は操作部30の構成を示すブロック図である。図3に示す例では、操作部30は直流リンク電圧演算器31と、減算器32と、PI制御器33と、減算器34と、比例制御器35とを備える。
直流リンク電圧演算器31は、直流電源電圧Eとコンデンサ電圧Vcとから、式(1)により直流リンク電圧Vdcを演算し、ベクトル制御器23とZソース制御器40に出力する。直流リンク電圧Vdcは、インバータ回路8の入力電圧の最大値となる。
Figure 2016082783
減算器32は、コンデンサ電圧の指令値Vc*とコンデンサ電圧Vcとを減算して、コンデンサ電圧の偏差△VcをPI制御器33に出力する。
PI制御器33は、減算器32が減算したコンデンサ電圧の偏差△Vcを比例制御と積分制御とをして、リアクトル電流の指令値iL*を減算器34に出力する。
減算器34は、リアクトル電流の指令値iL*とリアクトル電流iLとを減算して、リアクトル電流の偏差△iLを比例制御器35に出力する。
比例制御器35は、減算器34が減算したリアクトル電流の偏差△iLに比例して、制御操作量UをZソース制御器40に出力する。
(Zソース制御器)
次に、Zソース制御器40の詳細について説明する。図4はZソース制御器40の構成を示すブロック図である。図4に示す例では、Zソース制御器40は、短絡率演算器41と、短絡ゲート演算器42と、短絡ゲート論理和43と、通流率演算器44と、位相演算器45と、通流率制限器46と、第2キャリア発生器47と、回生スイッチゲート演算器48とを備える。
短絡率演算器41は、操作部30により生成された直流リンク電圧Vdc及び制御操作量Uと、ベクトル制御器23により演算されたU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*
、及びW相電圧指令Vw*とを入力して、正側短絡指令Np*を生成して短絡ゲート演算器42と通流率制限器46とに出力するとともに、負側短絡指令Nn*を生成して短絡ゲート演算器42に出力する。
短絡ゲート演算器42は、第1キャリア発生器25により生成されたキャリアVstと、短絡率演算器41により演算された正側短絡指令Np*及び負側短絡指令Nn*とを比較して、正側短絡ゲート信号GNp*と負側短絡ゲート信号GNn*とを生成し、それぞれ短絡ゲート論理和43に出力する。
詳細には、短絡ゲート演算器42は、キャリアVstが正側短絡指令Np*よりも大きい場合にハイレベル、キャリアVstが正側短絡指令Np*以下の場合にローレベルとなる正側短絡ゲート信号GNp*を出力する。また、キャリアVstが負側短絡指令Nn*よりも大きい場合にローレベル、キャリアVstが負側短絡指令Nn*以下の場合にハイレベルとなる負側短絡ゲート信号GNn*を出力する。
短絡ゲート論理和43は、短絡ゲート演算器42により演算された正側短絡ゲート信号GNp*と負側短絡ゲート信号GNn*とを論理和演算して短絡ゲート信号GN*を生成し、最終ゲート出力論理和27に出力する。
通流率演算器44は、操作部30により生成された直流リンク電圧Vdcと制御操作量Uとから、式(2)により回生スイッチ3の通流率D*を演算し、通流率制限器46に出力する。
Figure 2016082783
位相演算器45は、回生スイッチ指令(通流率指令)D**とキャリアVssとの位相を決めるために、任意の位相δを通流率制限器46と第2キャリア発生器47とに出力する。キャリアVssは回生スイッチ3のスイッチング制御用のキャリアである。
図5は、Zソースインバータ装置100のインバータ回路8及び回生スイッチ3の制御例を示すタイムチャートであり、インバータ回路8のスイッチング制御用のキャリアVstと、回生スイッチ3のスイッチング制御用のキャリアVssと、正側短絡指令Np*と、負側短絡指令Nn*と、回生スイッチ指令D**と、インバータ回路8の短絡ゲート信号GN*と、回生スイッチ3のゲート信号G3Q*とを示している。
第1キャリア発生器25により発生されたキャリアVstと、第2キャリア発生器47により発生されたキャリアVssとは、キャリアVstの立ち上りの中心を基準とし、該基準とキャリアVssのエッジとの間の位相差をδとする。
通流率制限器46は、短絡率演算器41により演算された正側短絡指令Np*と、通流率演算器44により演算された回生スイッチ3の通流率D*と、位相演算器45から入力される任意の位相δとを制限し、回生スイッチ指令D**として回生スイッチゲート演算器48に出力する。
正側短絡指令Np*と、位相δと、回生スイッチ3の通流率D*と、回生スイッチ指令D**との関係は、式(3)、(4)、(5)で表される。
Figure 2016082783
Figure 2016082783
Figure 2016082783
第2キャリア発生器47は、キャリア周波数設定器24により設定された周波数fcの鋸波を回生スイッチ3用のキャリアVssとして発生し、回生スイッチゲート演算器48に出力する。
回生スイッチゲート演算器48は、第2キャリア発生器47から生成したキャリアVssと通流率制限器46が制限した回生スイッチ指令D**とを比較して、回生スイッチ指令D**がキャリアVssより大きい場合にハイルベル、回生スイッチ指令D**がキャリアVss以下の場合にローレベルとなるゲート信号G3Q*を出力する。
このようにして、制御部20は、インバータ回路8のスイッチング制御用のキャリアVstと、キャリアVstとは異なる回生スイッチ3のスイッチング制御用のキャリアVssとを生成し、キャリアVst及びキャリアVssの位相をずらすことにより、インバータ回路8の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と回生スイッチ3のオン期間とが重複しないように制御する。かかる構成により、Zソースインバータ装置100は、指令信号を増やすことなく、インバータ回路8の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と回生スイッチ3のオン期間とが重複することを避け、直流電源の出力電圧の昇圧、及び直流電源側への電力の回生を指令どおりに制御することができるようになる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 直流電源
2 Zソース昇圧回路
3 回生スイッチ
3D ダイオード
3Q スイッチング素子
4,5 リアクトル
6,7 コンデンサ
8 インバータ回路
9〜14 スイッチング素子
15 電動機
20 制御部
21 積分器
22 電流指令演算器
23 ベクトル制御器
24 キャリア周波数設定器
25 第1キャリア発生器
26 基本ゲート演算器
27 最終ゲート出力論理和
30 操作部
31 直流リンク電圧演算器
32,34 減算器
33 PI制御器
35 比例制御器
40 Zソース制御器
41 短絡率演算器
42 短絡ゲート演算器
43 短絡ゲート論理和
44 通流率演算器
45 位相演算器
46 通流率制限器
47 第2キャリア発生器
48 回生スイッチゲート演算器
51〜52 電圧検出部
53〜55 電流検出部
56 回転数検出部
100 Zソースインバータ装置

Claims (2)

  1. 直流電源と、
    前記直流電源への回生を可能とする回生スイッチと、第1リアクトルと、第2リアクトルと、第1コンデンサと、第2コンデンサとを有し、前記回生スイッチに前記第1リアクトルの一端が接続され、前記第1リアクトルの他端に前記第1コンデンサの一端が接続され、前記第1コンデンサの他端と前記直流電源の負極に前記第2リアクトルの一端が接続され、前記第2リアクトルの他端に前記第2コンデンサの一端が接続され、前記第2コンデンサの他端に前記第1リアクトルの一端が接続されたZソース昇圧回路と、
    前記Zソース昇圧回路の出力側に接続されたインバータ回路と、
    前記インバータ回路のスイッチング制御用の第1キャリアと、該第1キャリアとは異なる前記回生スイッチのスイッチング制御用の第2キャリアとを生成し、前記第1キャリア及び前記第2キャリアの位相をずらすことにより、前記インバータ回路の同一レグ内の上下アームを同時にオンする期間と前記回生スイッチのオン期間とが重複しないように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするZソースインバータ装置。
  2. 前記第1キャリアは三角波であり、前記第2キャリアは鋸波であることを特徴とする、請求項1に記載のZソースインバータ装置。
JP2014213894A 2014-10-20 2014-10-20 Zソースインバータ装置 Pending JP2016082783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213894A JP2016082783A (ja) 2014-10-20 2014-10-20 Zソースインバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213894A JP2016082783A (ja) 2014-10-20 2014-10-20 Zソースインバータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016082783A true JP2016082783A (ja) 2016-05-16

Family

ID=55956615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014213894A Pending JP2016082783A (ja) 2014-10-20 2014-10-20 Zソースインバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016082783A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051838A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Toyota Industries Corp インバータ装置及びリップル電流の低減方法
JP2011147233A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toyota Industries Corp Zソース昇圧回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051838A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Toyota Industries Corp インバータ装置及びリップル電流の低減方法
JP2011147233A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toyota Industries Corp Zソース昇圧回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9509229B2 (en) Power supply apparatus including power conversion circuit controlled by PWM control circuit
JP5223711B2 (ja) 無停電電源装置
JP5460835B1 (ja) Dc/dc電圧変換装置およびその電圧変換制御方法
JP5400961B2 (ja) 電力変換装置
JP5505042B2 (ja) 中性点昇圧方式の直流−三相変換装置
JP5228384B2 (ja) 電力変換装置
CN109769404B (zh) 系统互连逆变器装置及其运转方法
JP2017077061A (ja) 制御器および交流電動機駆動装置
US20170272006A1 (en) Power conversion apparatus; motor driving apparatus, blower, and compressor, each including same; and air conditioner, refrigerator, and freezer, each including at least one of them
JP2011254684A (ja) 電源回生動作モードの切替機能を有するモータ駆動装置
JP2011160617A (ja) Zソース昇圧回路
JP2018088750A (ja) 電力変換装置
JP2011147233A (ja) Zソース昇圧回路
JP5967702B2 (ja) 電力変換装置
JP5805059B2 (ja) 電力変換装置
JP2007282405A (ja) 電力変換装置
JP2016103886A (ja) モータ制御装置
JP2019030042A (ja) 電力変換装置
JP2016082783A (ja) Zソースインバータ装置
JP6417268B2 (ja) 電力変換装置
JP2005269722A (ja) 電動機駆動制御装置
JP2016086481A (ja) Zソースインバータ装置
JP2016052167A (ja) 電力変換装置
JPH08266059A (ja) 電力変換装置
JP6627633B2 (ja) 電力変換器の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180807