JP2016081625A - ジョイント端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線を双方向から接続することができ、また組み込まれるワイヤハーネスの径の増大を抑制することができ、且つ圧着作業性を向上させることができるジョイント端子を提供する。
【解決手段】複数の電線圧着部2a、2bを連続的に接続する連結部3を備え、各電線圧着部は、同じ面が電線10、11の圧着面とされ、且つ、少なくとも電線の圧着面が第1導電金属面で構成される第1電線圧着部4Aと、少なくとも電線の圧着面が前記第1導電金属とは異なる種類の金属で構成される第2電線圧着部4Bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載されるワイヤハーネスなどに用いられるジョイント端子に関するものである。
従来から、複数本の電線を束ねると共に、束ねた各電線の電気的導通性を確保するジョイント端子が種々知られている(特許文献1、2等)。
例えば図5および図6に示すように、特許文献1に係るジョイント端子(電線接続装置)100は、アルミニウム層104aと、銅層104bとから成る複合板104を加工して構成されている。より具体的には、一端にアルミニウム層104aを内面側に位置させた連結部106と、他端に銅層104bを内面側に位置させた連結部107とを設けた接続端子を形成し、アルミニウム電線109と銅電線110とをそれぞれ同種の金属が接合するように各連結部106、107が接合するように圧着固定するようになっている。なお、符号108は各連結部106、107を連結する接続部である。
また、図7は特許文献1に係るジョイント端子の他の構成例を示している。図7に示す構成例では、接続部108を介して、3つの連結部106、107、111が設けられている。なお、接続部108の数を増やすことにより、3以上の連結部を設けることも可能である。
また、例えば図8および図9に示すように、特許文献2に係るジョイント端子(ジョイントコネクタ用端子金具)200は、複数本の電線220を一つに束ねると共に、一つに束ねた各電線220の電気的導通性を確保するジョイントコネクタ用端子金具において、1本の電線が圧着される端子金具201が、導電材料からなる連結部203によって並列状に複数個連結され、且つ、各端子金具201に、それぞれサイズが異なる少なくとも3つのワイヤーバレル204a〜204cと、少なくとも1つのインシュレーションバレル205とが形成されている。なお、図9(a)〜(c)は、径の異なる電線220a〜220cを連結する状態を示している。
実開昭48−114083号公報 特開2006−108051号公報
ところで、特許文献1に係るジョイント端子100では、端子部を構成する連結部106、107が、アルミニウム層104aと銅層104bに別れており、アルミニウム電線109を圧着する場合にはアルミニウム層104aを内側に、銅電線110を圧着する場合には銅層104bを内側にする構造となっている。そのため、圧着対象の電線がアルミニウム電線であるか、銅電線であるかによって、圧着方向が逆になってしまう(図6参照)。
このような構成により、特許文献1に係るジョイント端子100は、圧着対象の電線が決まる圧着時まで圧着する方向が定まらないので、連結部106、107を圧着部(加締め部)として予め折曲げ加工しておくことができず、電線を接続する際の作業効率に劣るという難点があった。
また、特許文献2に係るジョイント端子200では、圧着部を構成する端子金具201が、一方向に向かって末広状に配設されている(図8参照)。そのため、接続される電線220a〜220cは、常に一方向から接続されることとなり、双方向からの接続を行うことができないという問題があった。
また、特許文献2に係るジョイント端子200では、端子金具201が水平方向に連なるため、端子金具201の設置数が増えると、当該金具を用いたワイヤハーネスの径が大きくなってしまうという不都合もあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電線を双方向から接続することができ、また組み込まれるワイヤハーネスの径の増大を抑制することができ、且つ圧着作業性を向上させることができるジョイント端子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るジョイント端子は、複数の電線圧着部を連続的に接続する連結部を備え、前記各電線圧着部は、同じ面が電線の圧着面とされ、且つ、少なくとも電線の圧着面が第1導電金属面で構成される第1電線圧着部と、少なくとも電線の圧着面が前記第1導電金属とは異なる種類の金属で構成される第2電線圧着部とを有することを特徴とする。
請求項1に係るジョイント端子によれば、第1導電金属の電線と第2導電金属の電線を第1電線圧着部と第2電線圧着部に同じ圧着方向で圧着できるため、異種金属間のジョイントを圧着方向を反転させることなく行うことができ、圧着作業性を向上させることができる。
また、第1電線圧着部と第2電線圧着部は、圧着面が同じ側にあるため、圧着方向が予め決まっており、圧着時までに折曲げ加工しておくことができ、圧着時の工数を削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のジョイント端子について、複数の前記電線圧着部は、前記電線の圧着位置が第1軸位置となる位置と、前記電線の圧着位置が第1軸位置とは異なる第2軸位置に交互に配置され、且つ、隣接する前記電線圧着部が軸方向にシフトして配置されるように前記連結部で連結されたことを特徴とする。
請求項2に係るジョイント端子によれば、隣接する電線圧着部は、シフトした軸上に配置されるため、隣接する電線圧着部に圧着された電線同士が横方向に並列された場合に比べて離間した位置となり、電線の導体間の接触可能性を低減することができる。
また、複数の電線圧着部が第1軸上と第2軸上に配置されるため、ワイヤハーネス径のさらなる縮小化を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のジョイント端子について、前記各電線圧着部は、底面部と、該底面部の両側より立ち上がる方向に折り曲げられた一対の折曲げ部とを有し、前記底面部と前記各折曲げ部との一対の折曲げ線は平行であることを特徴とする。
請求項3に係るジョイント端子によれば、電線を圧着部に対して双方向から圧着できるため、接合自由度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れかに記載のジョイント端子について、前記第1導電金属面の金属は銅であり、前記第2導電金属面の金属はアルミニウムであることを特徴とする。
請求項4に係るジョイント端子によれば、銅電線とアルミニウム電線のジョイントを行うことができる。
本発明によれば、電線を双方向から接続することができ、また組み込まれるワイヤハーネスの径の増大を抑制することができ、且つ圧着作業性を向上させることができるジョイント端子を提供することができる。
第1の実施の形態に係るジョイント端子の構成例を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るジョイント端子によって電線を接続した状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るジョイント端子の構成例を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るジョイント端子によって電線を接続した状態を示す斜視図である。 従来例に係るジョイント端子の構成例を示す平面図(a)およびD−D線断面図(b)である。 従来例に係るジョイント端子によって電線を接続した状態を示す斜視図である。 従来例に係るジョイント端子の他の構成例を示す平面図(a)およびE−E線断面図(b)である。 従来例に係るジョイント端子の他の構成例を示す斜視図である。 従来例に係るジョイント端子によって電線を接続した状態を示す説明図(a)〜(c)である。
図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態に係るジョイント端子1A、1Bについて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るジョイント端子1Aは、図1および図2に示すような構成を有している。
ここで、図1は、ジョイント端子1Aの構成例を示す斜視図、図2は、そのジョイント端子1Aによって電線10、11を接続した状態を示す斜視図である。
ジョイント端子1Aは、銅やアルミニウム等の金属で構成された板材に対して、打ち抜き加工、折曲げ加工およびセレーション加工を施して形成される。
ジョイント端子1Aは、図2に示すように2本の電線10、11を束ねると共に、束ねた各電線10、11間の電気的導通を確保するように構成されている。
具体的には、図1および図2に示すように、ジョイント端子1Aは、電線10、11の芯線部(実際には、電線の被覆を剥いで露出させた芯線部)を載置する2つの底面部2Aa、2Abと、各底面部2Aa、2Abの両側部から起立されて電線10、11の芯線部を加締める一対の加締め部(折曲げ部)5a、5bと、各底面部2Aa、2Abを水平方向に連結する連結部3とを有している。
ここで、各加締め部5a、5bは、同じ面が電線10、11の圧着面とされ、且つ、少なくとも電線10、11の圧着面が第1導電金属面(例えば、銅)で構成される第1電線圧着部4Aと、少なくとも電線の圧着面が第1導電金属とは異なる種類の金属(例えば、アルミニウム)で構成される第2電線圧着部4Bとを有している。
これにより、例えば図2に示すように、銅電線10とアルミニウム電線11のジョイントを行うことができる。即ち、銅から成る第1導電金属面で構成される第1電線圧着部4Aで銅電線10を加締めて保持し、アルミニウムから成る第2導電金属面で構成される第2電線圧着部4Bでアルミニウム電線11を加締めて保持することにより、接触面における腐食を生じることなく、異種金属間のジョイントを行うことができる。
なお、第1導電金属面および2導電金属面は、例えば基材となる板金の所定部位に銅メッキ、アルミニウムメッキを施すなどして構成することができる。また、第1電線圧着部4A自体を銅板、第2電線圧着部4B自体をアルミニウム板で構成し、連結部3に溶接するようにしてもよい。
また、第1導電金属の電線10と第2導電金属の電線11を第1電線圧着部4Aと第2電線圧着部4Bに同じ圧着方向で圧着できるため、異種金属間のジョイントを圧着方向を反転させることなく行うことができ、従来に比して圧着作業性を向上させることができる。
また、第1電線圧着部4Aと第2電線圧着部4Bは、圧着面が同じ側にあるため、圧着方向が予め決まっており、圧着時までに折曲げ加工しておくことができ、圧着時の工数を削減することができる。
また、2つの電線圧着部2a、2bは、電線10の圧着位置が第1軸位置となる位置と、電線11の圧着位置が第1軸位置とは異なる第2軸位置に交互に配置され、且つ、隣接する電線圧着部2a、2bが軸方向にシフトして配置されるように連結部3で連結されている。これにより、隣接する電線圧着部2a、2bは、シフトした軸上に配置されるため、隣接する電線圧着部2a、2bに圧着された電線同士が横方向に並列された場合に比べて離間した位置となり、電線10、11の導体間の接触可能性を低減することができる。
また、2つ電線圧着部2a、2bが第1軸上と第2軸上に配置されるため、ワイヤハーネス径のさらなる縮小化を図ることができる。
また、各電線圧着部2a、2bは、底面部2Aa、2Abと、この底面部2Aa、2Abの両側より立ち上がる方向に折り曲げられた一対の折曲げ部(加締め部)5a、5bとを有し、底面部2Aa、2Abと各折曲げ部5a、5bとの一対の折曲げ線6a、6bは平行であるように構成されている。これにより、電線10、11を電線圧着部に2a、2b対して双方向から圧着できるため、接合自由度を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、連結部3は、平面視でクランク形状を呈するようになっている。但し、これには限定されず、S字形状等としてもよい。
また、各底面部2Aa、2Abおよび電線圧着部2a、2bの電線と接する面には、突起状のセレーション7が設けられている。なお、本実施の形態では、電線圧着部2a、2bの圧着面が同じ側にあるので、セレーション7は一方の面にのみ形成すれば足りる。したがって、セレーション加工が簡単で、コストの低廉化を図ることができる。
また、連結部3は、板材の打ち抜き加工等により底面部2Aa、2Ab等と一体的に形成することができる。
そして、例えば、電線(銅電線)10について端部の被覆を剥がして芯線部を露出させた後、その芯線部をジョイント端子1Aの底面部2Abに載置する。次いで、工具等を用いて加締め部5a、5bを内側に折り曲げて、電線10の芯線部を加締めて固定する。
次に、例えば、電線(アルミニウム電線)11について中間部の被覆を剥がして芯線部を露出させた後、その芯線部をジョイント端子1Aの底面部2Abに載置する。次いで、工具等を用いて加締め部5a、5bを内側に折り曲げて、電線11の芯線部を加締めて固定する。
これにより、図2に示すように、2本の異種金属の電線10、11が束ねられ、その束ねられた各電線10、11間の電気的導通が確保される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るジョイント端子1Bは、図3および図4に示すような構成を有している。
ここで、図3は、ジョイント端子1Bの構成例を示す斜視図、図4は、そのジョイント端子1Bによって電線21〜23を接続した状態を示す斜視図である。
ジョイント端子1Bは、第1の実施の形態に係るジョイント端子1Aと同様に、銅やアルミニウム等の金属で構成される板材に対して、打ち抜き加工、折曲げ加工およびセレーション加工を施して形成される。
ジョイント端子1Bは、図4に示すように3本の電線21〜23を束ねると共に、束ねた各電線21〜23間の電気的導通を確保するように構成されている。
具体的には、図3および図4に示すように、ジョイント端子1Bは、電線21〜23の芯線部(実際には、電線の被覆を剥いで露出させた芯線部)を載置する3つの底面部2Aa、2Ab、2Acと、各底面部2Aa、2Ab、2Acの両側部から起立されて電線21〜23の芯線部を加締める一対の加締め部5a、5bと、各底面部2Aa、2Ab、2Acを水平方向に連結する連結部3a、3bとを有している。
ここで、各加締め部5a、5bは、同じ面が電線21〜23の圧着面とされ、且つ、少なくとも電線21、23の圧着面が第1導電金属面(例えば、銅)で構成される第1電線圧着部8B、8Cと、少なくとも電線の圧着面が第1導電金属とは異なる種類の金属(例えば、アルミニウム)で構成される第2電線圧着部8Aとを有している。
これにより、例えば図4に示すように、銅電線21、23とアルミニウム電線22のジョイントを行うことができる。即ち、銅から成る第1導電金属面で構成される第1電線圧着部8B、8Cで銅電線21、23を加締めて保持し、アルミニウムから成る第2導電金属面で構成される第2電線圧着部8Aでアルミニウム電線22を加締めて保持することにより、接触面における腐食を生じることなく、異種金属間のジョイントを行うことができる。
なお、第1導電金属面および2導電金属面は、例えば基材となる板金の所定部位に銅メッキ、アルミニウムメッキを施すなどして構成することができる。また、第1電線圧着部8B、8C自体を銅板、第2電線圧着部8A自体をアルミニウム板で構成し、連結部3a、3bに溶接するようにしてもよい。
また、第1導電金属の電線21、23と第2導電金属の電線22を第1電線圧着部8B、8Cと第2電線圧着部8Bに同じ圧着方向で圧着できるため、異種金属間のジョイントを圧着方向を反転させることなく行うことができ、従来に比して圧着作業性を向上させることができる。
また、第1電線圧着部8B、8Cと第2電線圧着部8Aは、圧着面が同じ側にあるため、圧着方向が予め決まっており、圧着時までに折曲げ加工しておくことができ、圧着時の工数を削減することができる。
また、3つの電線圧着部2a、2b、2cは、電線21の圧着位置が第1軸位置となる位置と、電線22、23の圧着位置が第1軸位置とは異なる第2軸位置に交互に配置され、且つ、隣接する電線圧着部2a、2b、2cが軸方向にシフトして配置されるように連結部3a、3bで連結されている。これにより、隣接する電線圧着部2a、2b、2cは、シフトした軸上に配置されるため、隣接する電線圧着部2a、2b、2cに圧着された電線同士が横方向に並列された場合に比べて離間した位置となり、電線21〜23の導体間の接触可能性を低減することができる。
また、3つ電線圧着部2a、2b、2cが第1軸上と第2軸上に配置されるため、ワイヤハーネス径のさらなる縮小化を図ることができる。
また、各電線圧着部2a、2b、2cは、底面部2Aa、2Ab、2Acと、この底面部2Aa、2Ab、2Acの両側より立ち上がる方向に折り曲げられた一対の加締め部5a、5bとを有し、底面部2Aa、2Abと各加締め部5a、5bとの一対の折曲げ線6a、6bは平行であるように構成されている。これにより、電線21〜23を電線圧着部に2a、2b、2cb対して双方向から圧着できるため、接合自由度を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、連結部3a、3bは、平面視でクランク形状を呈するようになっている。但し、これには限定されず、S字形状等としてもよい。
また、各底面部2Aa、2Ab、2Acおよび電線圧着部2a、2b、2cの電線と接する面には、突起状のセレーション7が設けられている。なお、本実施の形態では、電線圧着部2a、2b、2cの圧着面が同じ側にあるので、セレーション7は一方の面にのみ形成すれば足りる。したがって、セレーション加工が簡単で、コストの低廉化を図ることができる。
また、連結部3a、3bは、板材の打ち抜き加工等により底面部2Aa、2Ab、2Ac等と一体的に形成することができる。
そして、例えば、電線(銅電線)21について中間部の被覆を剥がして芯線部を露出させた後、その芯線部をジョイント端子1Bの底面部2Abに載置する。次いで、工具等を用いて加締め部5a、5bを内側に折り曲げて、電線21の芯線部を加締めて固定する。
次に、電線(アルミニウム電線)22について端部の被覆を剥がして芯線部を露出させた後、その芯線部をジョイント端子1Bの底面部2Aaに載置する。次いで、工具等を用いて加締め部5a、5bを内側に折り曲げて、電線22の芯線部を加締めて固定する。
次いで、電線(銅電線)23について端部の被覆を剥がして芯線部を露出させた後、その芯線部をジョイント端子1Bの底面部2Acに載置する。次いで、工具等を用いて加締め部5a、5bを内側に折り曲げて、電線23の芯線部を加締めて固定する。
これにより、図4に示すように、3本の異種金属の電線21〜23が束ねられ、その束ねられた各電線21〜23間の電気的導通が確保される。
また、本実施の形態に係るジョイント端子1Bによれば、複数の圧着部の一部が他の圧着部と同軸上に位置している(図3では、底面部2Aaから起立する加締め部5a、5bと、底面部2Acから起立する加締め部5a、5bとが同軸となっている)ので、圧着部の数が増えて、接続される電線が増加した場合であっても、外径の増大を比較的抑えることができる。したがって、本実施の形態に係るジョイント端子1Bをワイヤハーネスに適用した場合に、組み込まれるワイヤハーネスの径の増大を抑制することができ、小型化に資することができる。
以上、本発明のジョイント端子を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上記実施の形態では、底面部および電線圧着部を2つまたは3つ設ける場合について説明したが、これには限定されず、底面部および電線圧着部を4つ以上設けるようにしてもよい。この場合には、底面部および圧着部の設置数に応じた数の連結部が設けられることは勿論である。
また、上記実施の形態では、異種金属電線として銅電線とアルミニウム電線をジョイント端子1A、1Bを介して接続する場合について述べたが、これには限定されず、例えば銀電線、金電線等の他の異種金属電線を接続する場合にも適用可能である。この場合に、第1導電金属面および2導電金属面には、接続する電線の金属と同種の金属層を設けるようにするとよい。
1A、1B…ジョイント端子
2a、2b、2c…電線圧着部
2Aa、2Ab、2Ac…底面部
3、3a、3b…連結部
4A、8B、8C…第1電線圧着部
4B、8A…第2電線圧着部
5a、5b…加締め部(折曲げ部)
6a、6b…折曲げ線
7…セレーション
10、21、23…銅電線
11、22…アルミニウム電線

Claims (4)

  1. 複数の電線圧着部を連続的に接続する連結部を備え、前記各電線圧着部は、同じ面が電線の圧着面とされ、且つ、少なくとも電線の圧着面が第1導電金属面で構成される第1電線圧着部と、少なくとも電線の圧着面が前記第1導電金属とは異なる種類の金属で構成される第2電線圧着部とを有することを特徴とするジョイント端子。
  2. 複数の前記電線圧着部は、前記電線の圧着位置が第1軸位置となる位置と、前記電線の圧着位置が第1軸位置とは異なる第2軸位置に交互に配置され、且つ、隣接する前記電線圧着部が軸方向にシフトして配置されるように前記連結部で連結されたことを特徴とする請求項1に記載のジョイント端子。
  3. 前記各電線圧着部は、底面部と、該底面部の両側より立ち上がる方向に折り曲げられた一対の折曲げ部とを有し、前記底面部と前記各折曲げ部との一対の折曲げ線は平行であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のジョイント端子。
  4. 前記第1導電金属面の金属は銅であり、前記第2導電金属面の金属はアルミニウムであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のジョイント端子。
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