JP2016080575A - 散布図表示装置、散布図表示方法、および表面分析装置 - Google Patents

散布図表示装置、散布図表示方法、および表面分析装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる散布図表示装置を提供する。【解決手段】本発明に係る散布図表示装置100は、元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析部114と、主成分分析部114における主成分分析の結果に基づいて、元素に優先順位をつける順位付与部116と、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、順位付与部116で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う表示制御部118と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、散布図表示装置、散布図表示方法、および表面分析装置に関する。
電子プローブマイクロアナライザー(Electron Probe MicroAnalyser、EPMA)等の表面分析装置により取得した元素マップデータ(元素ごとの検出強度または濃度の分布データ)を解析する手法として、相分析が知られている。相分析は、複数の元素の相関関係から化合物の相を抽出し、相ごとの相関を調べる手法である。
相分析において、多数の元素が試料に含まれる場合には、分析者はいずれの元素の組み合わせについて相分析すべきかを判断する必要がある。そのため、図13に示すように、異なる2元素を組み合わせて作成された散布図をマトリックス状に配置して散布図マトリックス(散布図行列)を作成し、複数の元素の相関をわかりやすく表示する手法が用いられる。
例えば、特許文献1には、異なる2元素を組み合わせて作成された2元散布図をマトリックス状に一覧表示し、その中から分析者が一つを選択して解析できるようにした装置が開示されている。
特開2011−145238号公報
しかしながら、上述したように散布図をマトリックス状に一覧表示する場合、多数の散布図が表示されるため、散布図の配置によっては元素の相関がわかりにくい場合がある。複数の元素の相関をわかりやすく表示するためには、分析者が何度も2元散布図をならべなおす必要があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる散布図表示装置、および散布図表示方法を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記散布図表示装置を含む表面分析装置を提供することにある。
(1)本発明に係る散布図表示装置は、
元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析部と、
前記主成分分析部における主成分分析の結果に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与部と、
各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御部と、
を含む。
このような散布図表示装置では、主成分分析の結果に基づいて元素に優先順位をつけて
散布図を配列するため、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。また、このような散布図表示装置では、例えば、自動で、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(2)本発明に係る散布図表示装置において、
前記順位付与部は、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としてもよい。
このような散布図表示装置では、相分析において最も注目すべき元素の組み合わせをみつけることができ、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(3)本発明に係る散布図表示装置において、
前記表示制御部は、複数の散布図を前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置してもよい。
このような散布図表示装置では、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(4)本発明に係る散布図表示装置において、
前記順位付与部は、第1主成分の主成分係数の絶対値が1番目に大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としてもよい。
このような散布図表示装置では、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(5)本発明に係る散布図表示装置は、
元素ごとの強度または濃度のマップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する散布図作成部と、
前記散布図作成部で作成された各散布図の分散を求める分散値算出部と、
前記分散値算出部で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与部と、
各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御部と、
を含む。
このような散布図表示装置では、各散布図の分散に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。また、このような散布図表示装置では、例えば、自動で、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(6)本発明に係る散布図表示装置において、
前記表示制御部は、複数の散布図を前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置してもよい。
このような散布図表示装置では、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(7)本発明に係る散布図表示方法は、
元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析工程と、
前記主成分分析工程における主成分分析の結果に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与工程と、
各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御工程と、
を含む。
このような散布図表示方法では、主成分分析の結果に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(8)本発明に係る散布図表示方法において、
前記順位付与工程では、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としてもよい。
このような散布図表示方法では、相分析において最も注目すべき元素の組み合わせをみつけることができ、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(9)本発明に係る散布図表示方法において、
前記表示制御工程では、複数の散布図を前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置してもよい。
このような散布図表示方法では、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(10)本発明に係る散布図表示方法において、
前記順位付与工程では、第1主成分の主成分係数の絶対値が1番目に大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としてもよい。
このような散布図表示方法では、複数の散布図を、元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(11)本発明に係る散布図表示方法は、
元素ごとの強度または濃度のマップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する散布図作成工程と、
前記散布図作成工程で作成された各散布図の分散を求める分散値算出工程と、
前記分散値算出工程で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与工程と、
各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与工程で各元素につけら
れた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御工程と、
を含む。
このような散布図表示方法では、各散布図の分散に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(12)本発明に係る散布図表示方法において、
前記表示制御工程では、複数の散布図を前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置してもよい。
このような散布図表示方法では、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
(13)本発明に係る表面分析装置は、
本発明に係る散布図表示装置を含む。
このような表面分析装置では、本発明に係る散布図表示装置を含むため、複数の散布図を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
第1実施形態に係る散布図表示装置を含む表面分析装置の構成を模式的に示す図。 散布図マトリックスの一例を模式的に示す図。 散布図マトリックスの変形例を模式的に示す図。 第1実施形態に係る散布図表示装置における散布図表示方法の一例を示すフローチャート。 主成分分析部における主成分分析の結果を示す表。 表示制御部で作成された散布図マトリックスを模式的に示す図。 第1主成分の主成分係数の一例を示す表。 AlとMgを組み合わせて作成された散布図。 第2実施形態に係る散布図表示装置を含む表面分析装置の構成を模式的に示す図。 第2実施形態に係る散布図表示装置における散布図表示方法の一例を示すフローチャート。 分散値算出部で求められた各散布図の分散を示す表。 表示制御部で作成された散布図マトリックスを模式的に示す図。 散布図マトリックスの一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 第1実施形態
1.1. 散布図表示装置
まず、第1実施形態に係る散布図表示装置について図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る散布図表示装置100を含む表面分析装置1000の構成を模式
的に示す図である。ここでは、散布図表示装置100が表面分析装置1000に含まれている例について説明する。
表面分析装置1000は、図1に示すように、表面分析装置本体部10と、散布図表示装置100と、を含む。
表面分析装置1000は、電子線EBを試料Sに照射して電子線EBの照射に応じて試料Sから発生する特性X線を検出し、試料Sに含まれている元素の定性分析または定量分析を行う。また、表面分析装置1000は、試料Sに対して面分析(マップ分析)を行うことができる。表面分析装置1000は、例えば、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)である。
(1)表面分析装置本体部
表面分析装置本体部10は、電子銃11と、集束レンズ12と、偏向器13と、対物レンズ14と、試料ステージ15と、二次電子検出器17と、エネルギー分散型検出器18と、波長分散型検出器19と、を含んで構成されている。
電子銃11は、電子線EBを発生させる。電子銃11は、所定の加速電圧により加速された電子線EBを試料Sに向けて放出する。
集束レンズ12は、電子銃11の後段(電子線EBの下流側)に配置されている。集束レンズ12は、電子線EBを集束させるためのレンズである。
偏向器13は、集束レンズ12の後段に配置されている。偏向器13は、電子線EBを偏向させることができる。偏向器13に制御回路(図示せず)を介して走査信号が入力されることによって、集束レンズ12および対物レンズ14で集束された電子線EBで試料S上を走査することができる。
対物レンズ14は、偏向器13の後段に配置されている。対物レンズ14は、電子線EBを試料S上で集束させて、電子線EBを電子プローブとして試料Sに照射するためのレンズである。
試料ステージ15は、試料Sを支持することができる。試料ステージ15上には、試料Sが載置される。図示はしないが、モーター等の駆動源を備えるステージ移動機構によって、試料ステージ15を移動させることができる。試料ステージ15の移動により、電子線EB(電子プローブ)が照射される試料S上での分析位置(分析箇所)を相対的に移動させることができる。
二次電子検出器17は、試料Sから放出された二次電子を検出するための検出器である。二次電子検出器17は、例えば、ET検出器(Everhart−Thornley detector)である。二次電子検出器17の測定結果(出力信号)から、二次電子像(SEM像)を得ることができる。二次電子検出器17の出力信号は、電子線EBの走査信号と同期した画像データとして、例えば、散布図表示装置100の記憶部124に記録される。
エネルギー分散型検出器18は、X線をエネルギーで弁別し、スペクトルを得るための検出器である。エネルギー分散型検出器18は、電子線EBを試料Sに照射した際に発生する特性X線を検出する。エネルギー分散型検出器18は、例えば、エネルギー分散型X線分光器(energy dispersive X−ray spectrometer、EDS)である。
波長分散型検出器19は、電子線EBを試料Sに照射した際に発生する特性X線を分離して検出する。波長分散型検出器19は、例えば、分光結晶によるX線のブラッグ反射を利用して特定波長のX線を分離する。波長分散型検出器19は、例えば、波長分散型X線分光器(wavelength−dispersive X−ray spectrometer、WDS)である。
表面分析装置本体部10では、試料Sのマップ分析(面分析)を行うことができる。具体的には、表面分析装置本体部10では、試料Sの指定範囲を所定のピクセル(単位領域)に区切り、エネルギー分散型検出器18または波長分散型検出器19によって、各ピクセルのX線強度を測定することで元素マップデータ(元素の分布の情報)を得ることができる。元素マップデータは、元素の2次元的な分布の情報を含むデータであり、2次元的な位置(座標)と、各位置でのX線の強度(または元素の濃度)の情報を含む。元素マップデータは、元素ごとに得られる。例えば、元素aについての元素マップデータは、元素aの2次元的な分布の情報を含むデータであり、位置と、各位置での元素aのX線強度(または元素aの濃度)の情報を含む。表面分析装置本体部10から出力された元素マップデータは、例えば、散布図表示装置100の記憶部124に記憶される。
(2)散布図表示装置
散布図表示装置100は、表面分析装置本体部10におけるマップ分析の結果得られた元素マップデータを取得し、取得した元素マップデータに対して主成分分析を行い、主成分分析の結果に基づいて元素に優先順位をつけ、散布図を優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる。散布図表示装置100は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)等の汎用のコンピューターを用いて構成されている。散布図表示装置100は、処理部110と、操作部120と、表示部122と、記憶部124と、情報記憶媒体126と、を含む。
操作部120は、ユーザーによる操作に応じた操作信号を取得し、処理部110に送る処理を行う。操作部120は、例えば、ボタン、キー、タッチパネル型ディスプレイ、マイクなどである。
表示部122は、処理部110によって生成された画像を表示するものであり、その機能は、LCD、CRTなどにより実現できる。表示部122は、例えば、処理部110(表示制御部118)で作成された複数の散布図(散布図マトリックス)を表示することができる。また、表示部122は、例えば、二次電子像や、元素マップ等を表示することができる。
記憶部124は、処理部110のワーク領域となるもので、その機能はRAMなどにより実現できる。記憶部124は、処理部110が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部124は、処理部110の作業領域として用いられ、処理部110が各種プログラムに従って実行した算出結果等を一時的に記憶するためにも使用される。
情報記憶媒体126(コンピューターにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。処理部110は、情報記憶媒体126に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。情報記憶媒体126には、処理部110の各部としてコンピューターを機能させるためのプログラムを記憶することができる。
処理部110は、記憶部124に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理を行う。処理部110は、記憶部124に記憶されているプログラムを実行することで、以下に説明する、元素マップデータ取得部112、主成分分析部114、順位付与部116、表示制御部118として機能する。処理部110の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。なお、処理部110の少なくとも一部をハードウェア(専用回路)で実現してもよい。処理部110は、元素マップデータ取得部112と、主成分分析部114と、順位付与部116と、表示制御部118と、を含む。
元素マップデータ取得部112は、複数の元素マップデータを取得する。例えば、元素マップデータ取得部112は、表面分析装置本体部10での面分析で得られるすべての元素マップデータの情報を取得する。なお、元素マップデータ取得部112は、表面分析装置本体部10での面分析で得られたすべての元素マップデータから、ユーザーによって選択された、複数の元素マップデータの情報を取得してもよい。表面分析装置本体部10での面分析で得られた元素マップデータは、記憶部124に記憶されており、元素マップデータ取得部112は、記憶部124から元素マップデータを読み出す。
主成分分析部114は、元素マップデータ取得部112で取得した複数の元素マップデータに対して主成分分析を行う。
ここで、主成分分析とは、多変量解析の手法の一つであり、多変量のデータからそのデータ群の特徴を表す少数の特徴的な変量(合成変量)を求める手法である。合成変量(主成分)uは、下記式(1)で表される。
ただし、Nは変量の数、iは自然数、xは各変量のデータ、a,a,・・・,aN−1,aは合成変量の係数(主成分係数)である。
合成変量の係数(主成分係数)a,a,・・・,aN−1,aは、合成変量uの分散が最大になるように求める。ただし、合成変量の係数(主成分係数)は以下の関係を満たす。
合成変量の係数(主成分係数)a,a,・・・,aN−1,aを求めるためには、まず、元のデータ群の分散・共分散行列を計算し、その分散・共分散行列の固有値問題を解く。その固有値問題の解である固有値ベクトルが係数a,a,・・・,aN−1,aに対応する。また、得られる主成分はN組(もとデータ群の個数と同じ)であり、固有値の大きいものから第1主成分、第2主成分、・・・、第N主成分と呼ばれる。
主成分分析部114は、元素マップデータ取得部112で取得した複数の元素マップデータの全ピクセルのデータ(強度値または濃度値)に対して主成分分析を行い、第1主成分の主成分係数、および第2主成分の主成分係数を求める。
順位付与部116は、主成分分析部114における主成分分析の結果に基づいて、元素に優先順位をつける。順位付与部116は、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素とする。
順位付与部116は、例えば、優先順位が2番目に高い元素を除いて、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きい元素を優先順位が3番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が3番目に大きい元素を優先順位が4番目に高い元素とする。5番目以降も同様にして第1主成分の主成分係数が大きいほうから順に優先順位を決定する。
表示制御部118は、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、順位付与部116で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う。表示制御部118は、例えば、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックス(散布図行列)を作成する。
図2は、散布図マトリックスの一例を模式的に示す図である。なお、図2では各散布図を簡略化して図示している。
散布図マトリックスは、図2に示すように、異なる2元素を組み合わせて作成された散布図(2元散布図)をマトリックス状に配置したものである。図2に示す例では、元素a,b,c,d,eのうちの2元素を組み合わせて作成された散布図が配置されている。図2に示す例では、縦方向に並ぶ散布図は横軸が同じ元素であり、横方向に並ぶ散布図は縦軸が同じ元素である。
表示制御部118は、優先順位が1番目に高い元素(例えば元素a)と、2番目に高い元素(例えば元素b)と、を組み合わせて作成された散布図((a,b)散布図)を、散布図マトリックスの角部に配置する。次に、優先順位が1番目に高い元素と、優先順位が3番目以降の元素(c,d,e)と、を組み合わせて作成された散布図((a,c)散布図、(a,d)散布図、(a,e)散布図)を、優先順位が高い順に角部から縦方向に配置する。
次に、表示制御部118は、優先順位が2番目に高い元素と、優先順位が3番目以降の元素(c,d,e)と、を組み合わせて作成された散布図((b,c)散布図、(b,d)散布図、(b,e)散布図)を、優先順位が高い順に端部から角部に向かって横方向に配置する。これにより、残りの散布図((c,d)散布図、(c,e)散布図、(d,e)散布図)の配置も決まり、散布図マトリックスを作成することができる。
表示制御部118は、上記のようにして作成された散布図マトリックスを表示部122に表示させる処理を行う。
なお、表示制御部118が作成する散布図マトリックスの配置は図2に示す例に限定されない。図3は、散布図マトリックスの変形例を模式的に示す図である。図3では、各散布図を簡略化して図示している。表示制御部118は、図3に示すように、優先順位が1番目に高い元素と、優先順位が3番目以降の元素(c,d,e)と、を組み合わせて作成された散布図((a,c)散布図、(a,d)散布図、(a,e)散布図)を、優先順位が高い順に端部から角部に向かって縦方向に配置する。次に、優先順位が2番目に高い元素と、優先順位が3番目以降の元素(c,d,e)と、を組み合わせて作成された散布図((b,c)散布図、(b,d)散布図、(b,e)散布図)を、優先順位が高い順に角
部から横方向に配置する。これにより、残りの散布図((c,d)散布図、(c,e)散布図、(d,e)散布図)の配置も決まり、散布図マトリックスを作成することができる。
1.2. 散布図表示方法
次に、第1実施形態に係る散布図表示装置100における散布図表示方法について図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係る散布図表示装置100における散布図表示方法の一例を示すフローチャートである。
まず、元素マップデータ取得部112は、複数の元素マップデータを取得する(ステップS10)。
以下では、元素マップデータ取得部112が、Alの元素マップデータ、Mgの元素マップデータ、Siの元素マップデータ、Feの元素マップデータ、およびZnの元素マップデータを取得した例について説明する。
次に、主成分分析部114は、元素マップデータ取得部112が取得したAl、Mg,Si,Fe,Znの元素マップデータに対して主成分分析を行う(ステップS12)。
具体的には、主成分分析部114は、Al、Mg,Si,Fe,Znの元素マップデータの全ピクセルのデータ(各元素のX線強度値または濃度値)に対して主成分分析を行う。ここでは、主成分分析部114は、5種類の元素(Al、Mg,Si,Fe,Zn)の強度値(または濃度値)である5個の要素を合成し、新たな成分を生成する処理を行う。すなわち、上記式(1)において、N=5である。主成分分析部114は、Al、Mg,Si,Fe,Znの元素マップデータに対して主成分分析を行うことにより、第1〜第5主成分の主成分係数を求めることができる。
図5は、主成分分析部114における主成分分析の結果を示す表である。主成分分析部114が主成分分析を行うことにより、図5に示すように、第1主成分の主成分係数、および第2主成分の主成分係数を求めることができる。
次に、順位付与部116は、主成分分析部114における主成分分析の結果に基づいて、各元素に優先順位をつける(ステップS14)。
具体的には、順位付与部116は、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きいAlを優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きいFeを優先順位が2番目に高い元素とする。また、順位付与部116は、優先順位が2番目に高いFeを除いて、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きいZnを優先順位が3番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が3番目に大きいSiを優先順位が4番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が4番目に大きいMgを優先順位が5番目に高い元素とする。すなわち、順位付与部116は、Al、Fe、Zn、Si、Mgの順で優先順位が高いと順位づけする。
次に、表示制御部118は、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を順位付与部116で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う(ステップS16)。
具体的には、表示制御部118は、優先順位が1番目に高いAlと、2番目に高いFeと、を組み合わせて散布図を作成し、当該散布図((Al,Fe)散布図)を、散布図マトリックスの左下の角部に配置する。
また、表示制御部118は、優先順位が1番目に高いAlと、優先順位が3番目以降の元素(元素Zn,Si,Mg)と、を組み合わせて作成された散布図((Al,Zn)散布図、(Al,Si)散布図、(Al,Mg)散布図)を、優先順位が高い順に角部から縦方向に配置する。次に、優先順位が2番目に高いFeと、優先順位が3番目以降の元素(元素Zn,Si,Mg)と、を組み合わせて作成された散布図((Fe,Zn)散布図、(Fe,Si)散布図、(Fe,Mg)散布図)を、優先順位が高い順に端部から角部に向かって横方向に配置する。これにより、残りの散布図((Zn,Si)散布図、(Zn,Mg)散布図、(Si,Mg)散布図)の配置も決まり、散布図マトリックスを作成することができる。
図6は、表示制御部118で作成された散布図マトリックスを模式的に示す図である。
表示制御部118は、作成された図6に示す散布図マトリックスを表示部122に表示させる制御を行う。そして、処理部110は処理を終了する。
散布図表示装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
散布図表示装置100では、元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析部114と、主成分分析部114における主成分分析の結果に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与部116と、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を順位付与部116で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う表示制御部118と、を含む。このように、散布図表示装置100では、主成分分析の結果に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、試料Sにおける元素の相関を反映した特徴的な元素の組みあわせで作成された散布図、すなわち、相分析において最も注目すべき散布図をみつけることができ、当該散布図を元素の相関がわかりやすい位置(散布図マトリックスの角部)に配置することができる。したがって、散布図表示装置100では、複数の散布図(散布図マトリックス)を、元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。また、散布図表示装置100では、例えば、自動で、複数の散布図(散布図マトリックス)を、元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
散布図表示装置100では、順位付与部116は、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素とする。これにより、相分析において最も注目すべき散布図をみつけることができる。以下、その理由について説明する。
まず、仮に、第1主成分の主成分係数のみを比較して優先順位を決定した場合について説明する。図7は、第1主成分の主成分係数の一例を示す表である。
図7に示す例では、Al(主成分係数=2.1)とMg(主成分係数=2.1)は、主成分係数の絶対値が大きく、かつ絶対値が等しい。第1主成分の主成分係数のみを比較して優先順位を決定すると、優先順位が1番目に高い元素はAl、優先順位が2番目に高い元素はMgとなる。なお、優先順位が1番目に高い元素をMg、優先順位が2番目に高い元素をAlとしてもよい。いずれの場合でも、優先順位が1番目と2番目の元素を組み合わせて作成された散布図は、AlとMgとを組み合わせて作成された散布図である。
このとき、AlとMgを組み合わせて作成された散布図は、図8に示すように、データが直線状に並ぶ。図8に示すようなデータが直線状に並ぶ散布図を構成する2つの元素は、相分析において元素の相関を反映した特徴的な元素の組みあわせとはいえず、データが
直線状に並ぶ散布図は、最も注目すべき散布図とはいえない。
これに対して、散布図表示装置100では、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としているため、図8に示すようなデータが直線状に並ぶ散布図を構成する元素の組み合わせが選ばれることを避けることができる。また、主成分分析において第1主成分と第2主成分とは、分散が最大になる組み合わせである。そのため、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を組み合わせて作成された散布図は、分散の大きな特徴的な元素の組み合わせで作成された散布図、すなわち相分析において最も注目すべき散布図といえる。
したがって、散布図表示装置100では、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としていることにより、相分析において最も注目すべき散布図をみつけることができる。
散布図表示装置100では、表示制御部118は、複数の散布図を順位付与部116で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を散布図マトリックスの角部に配置する。ユーザーが表示された散布図マトリックスを見る時、人間の習性として、ユーザーの視線は、まず散布図マトリックスの原点位置(角部)に向かい、角部の散布図を確認してから横方向または縦方向に移って行くと考えられる。したがって、マトリックスの角部に最も注目すべき散布図を配置することで、ユーザーが、どの元素の組合せが重要であるかを一目で理解できるようになる。また、散布図マトリックスの元素名を図13のように表示した場合、散布図マトリックスの角部に配置された散布図のみ、縦軸、横軸ともに元素名が散布図の近傍に表示されるため、角部に配置された最も注目すべき散布図の2つの元素を即座に把握することができる。
また、散布図表示装置100における散布図表示方法では、元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析工程(ステップS12)と、主成分分析工程における主成分分析の結果に基づいて、元素に優先順位をつける順位付与工程(ステップS14)と、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う表示制御工程(ステップS16)と、を含む。このような散布図表示方法では、主成分分析の結果に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、試料Sにおける元素の相関を反映した特徴的な元素の組みあわせで作成された散布図、すなわち、相分析において最も注目すべき散布図をみつけることができ、当該散布図を元素の相関がわかりやすい位置(散布図マトリックスの角部)に配置することができる。したがって、このような散布図表示方法では、複数の散布図(散布図マトリックス)を、元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
また、表面分析装置1000は、散布図表示装置100を含むため、複数の散布図(散布図マトリックス)を、元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
2. 第2実施形態
2.1. 散布図表示装置
次に、第2実施形態に係る散布図表示装置について図面を参照しながら説明する。図9は、第2実施形態に係る散布図表示装置200を含む表面分析装置2000の構成を模式的に示す図である。ここでは、散布図表示装置200が表面分析装置2000に含まれて
いる例について説明する。
以下、第2実施形態に係る散布図表示装置200および表面分析装置2000において、上述した第1実施形態に係る散布図表示装置100および表面分析装置1000の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態に係る散布図表示装置100では、主成分分析の結果に基づいて元素に優先順位をつけて、散布図を配列していた。
これに対して、第2実施形態に係る散布図表示装置200では、各散布図の分散に基づいて元素に優先順位をつけて、散布図を配列している。
散布図表示装置200では、処理部110は、記憶部124に記憶されているプログラムを実行することで、以下に説明する、元素マップデータ取得部112、散布図作成部212、分散値算出部214、順位付与部216、表示制御部218として機能する。処理部110は、元素マップデータ取得部112と、散布図作成部212と、分散値算出部214と、順位付与部216と、表示制御部218と、を含む。
元素マップデータ取得部112は、複数の元素マップデータを取得する。
散布図作成部212は、元素マップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する。散布図作成部212は、元素マップデータ取得部112で取得された元素マップデータについての元素から、互いに異なる2元素のすべての組み合わせについて散布図(2元散布図)を作成する。例えば、元素マップデータ取得部112によって、n個(nは3以上の自然数)の元素マップデータが取得された場合、散布図作成部212は、(n×(n−1)/2)個の散布図を作成する。
分散値算出部214は、散布図作成部212で作成された各散布図の分散を求める。散布図は二変量のデータを平面上にプロットしたものであり、分散値算出部214は散布図の分散を求める際には、例えば二次元の分散を求める下記の式を用いる。
Cov(X,Y)=E[(X−E[X])(Y−E[Y])]
(Cov(X,Y):2組の確率変数X,Yの共分散、E:期待値)
順位付与部216は、分散値算出部214で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける。具体的には、順位付与部216は、分散値算出部214で求められた散布図のなかから、最も大きい分散を持つ散布図を選択し、当該散布図を構成する2つの元素のうちの一方を優先順位が1番目に高い元素とし、他方を優先順位が2番目に高い元素とする。なお、最も大きい分散を持つ散布図を構成する2つの元素のうち、どちらを優先順位が1番目に高い元素とするかは、散布図マトリックスを作成するうえで特に問題とならない。そのため、例えば、原子番号の小さいほうを優先順位が1番目に高い元素とする等のルールを予め設定しておく。
順位付与部216は、次に、優先順位が1番目に高い元素と、優先順位が1番目に高い元素および2番目に高い元素以外の元素と、を組み合わせて作成された散布図のなかから、最も分散が大きい散布図を選択する。そして、順位付与部216は、選択した散布図を構成する元素のうち優先順位が1番目に高い元素ではないほうを優先順位が3番目に高い元素とする。
同様に、順位付与部216は、優先順位が1番目に高い元素と、優先順位が1番目に高い元素および2番目に高い元素以外の元素と、を組み合わせて作成された散布図のなかか
ら、2番目に分散が大きい散布図を選択し、当該散布図を構成する元素のうち優先順位が1番目に高い元素でないほうを優先順位が4番目に高い元素とする。順位付与部216は、5番目以降についても同様にして元素に順位づけする。
なお、上述した例では、優先順位が1番目に高い元素と、優先順位が1番目に高い元素および2番目に高い元素以外の元素と、を組み合わせて作成された散布図のなかから、分散が大きい順に散布図を選択して3番目、4番目、・・・を決める場合について説明したが、順位付与部216は優先順位が2番目に高い元素と、優先順位が1番目に高い元素および2番目に高い元素以外の元素と、を組み合わせて作成された散布図のなかから、分散が大きい順に散布図を選択して3番目、4番目、・・・を決めてもよい。
表示制御部218は、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、順位付与部216で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う。表示制御部218は、例えば、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックス(散布図行列)を形成する。表示制御部218は、作成した散布図マトリックスを表示部122に表示させる処理を行う。表示制御部218の処理は、上述した第1実施形態に係る散布図表示装置100の表示制御部118の処理と同様であり、その説明を省略する。
2.2. 散布図表示方法
次に、第2実施形態に係る散布図表示装置200における散布図表示方法について図面を参照しながら説明する。図10は、第2実施形態に係る散布図表示装置200における散布図表示方法の一例を示すフローチャートである。
まず、元素マップデータ取得部112は、複数の元素マップデータを取得する(ステップS20)。
以下では、元素マップデータ取得部112が、Alの元素マップデータ、Mgの元素マップデータ、Siの元素マップデータ、Feの元素マップデータ、およびZnの元素マップデータを取得した例について説明する。
次に、散布図作成部212は、元素マップデータ取得部112が取得したAl、Mg,Si,Fe,Znの元素マップデータに基づいて、各元素(Al、Mg,Si,Fe,Zn)を組み合わせて複数の散布図を作成する(ステップS22)。
具体的には、散布図作成部212は、(Al,Mg)散布図、(Al,Si)散布図、(Al,Fe)散布図、(Al,Zn)散布図、(Mg,Si)散布図、(Mg,Fe)散布図、(Mg,Zn)散布図、(Si,Fe)散布図、(Si,Zn)散布図、(Fe,Zn)散布図を作成する。
次に、分散値算出部214は、散布図作成部212で作成された各散布図の分散を求める(ステップS24)。
図11は、分散値算出部214で求められた各散布図の分散を示す表である。
次に、順位付与部216は、分散値算出部214で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける(ステップS26)。
図11に示す例では、順位付与部216は、まず、最も大きい分散を持つ(Al,Mg)散布図(分散値=24)を選択し、(Al,Mg)散布図を構成する2つの元素Al,
MgのうちのAlを優先順位が1番目に高い元素とし、Mgを優先順位が2番目に高い元素とする。
次に、順位付与部216は、Alと、Al,Mg以外の元素と、を組み合わせて作成された散布図((Al,Si)散布図(分散値=18)、(Al,Fe)散布図(分散値=3)、(Al,Zn)散布図(分散値=9))のなかから、最も分散が大きい(Al,Si)散布図を選択し、Siを優先順位が3番目に高い元素とする。
次に、順位付与部216は、Alと、Al,Mg以外の元素と、を組み合わせて作成された散布図のなかから2番目に分散が大きい(Al,Zn)散布図を選択し、Znを優先順位が4番目に高い元素とし、3番目に分散が大きい(Al,Fe)散布図を選択し、Feを優先順位が5番目に高い元素とする。
この結果、順位付与部216は、Al,Mg,Si,Zn,Feの順で優先順位が高いと順位づけする。
次に、表示制御部218は、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を順位付与部216で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う(ステップS28)。
具体的には、表示制御部218は、優先順位が1番目に高いAlと、2番目に高いMgと、を組み合わせた散布図((Al,Mg)散布図)を、散布図マトリックスの左下の角部に配置する。
また、表示制御部218は、優先順位が1番目に高いAlと、優先順位が3番目以降の元素(元素Si,Zn,Fe)と、を組み合わせて作成された散布図((Al,Si)散布図、(Al,Zn)散布図、(Al,Fe)散布図)を、優先順位が高い順に角部から縦方向に配置する。次に、優先順位が2番目に高いMgと、優先順位が3番目以降の元素(元素Si,Zn,Fe)と、を組み合わせて作成された散布図((Mg,Si)散布図、(Mg,Zn)散布図、(Mg,Fe)散布図)を、優先順位が高い順に端部から角部に向かって横方向に配置する。これにより、残りの散布図((Si,Zn)散布図、(Si,Fe)散布図、(Zn,Fe)散布図)の配置も決まり、散布図マトリックスを作成することができる。
図12は、表示制御部118で作成された散布図マトリックスを模式的に示す図である。なお、図12では、各散布図を簡略化して図示している。
表示制御部118は、作成された散布図マトリックスを表示部122に表示させる制御を行う。そして、処理部110は処理を終了する。
散布図表示装置200は、例えば、以下の特徴を有する。
散布図表示装置200では、元素ごとの強度または濃度のマップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する散布図作成部212と、散布図作成部212で作成された各散布図の分散を求める分散値算出部214と、分散値算出部214で求められた各散布図の分散に基づいて、元素に優先順位をつける順位付与部216と、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を順位付与部216で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う表示制御部218と、を含む。このように、散布図表示装置200では、各散布図の分散に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、試料Sにおける元素の相関を反映した特徴的な元素の組み
あわせで作成された散布図、すなわち、相分析において最も注目すべき散布図をみつけることができ、当該散布図を元素の相関がわかりやすい位置(散布図マトリックスの角部)に配置することができる。したがって、散布図表示装置200では、複数の散布図(散布図マトリックス)を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。また、散布図表示装置200では、例えば、自動で、複数の散布図(散布図マトリックス)を、元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
散布図表示装置200では、表示制御部218は、複数の散布図を順位付与部216で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を散布図マトリックスの角部に配置する。ユーザーが表示された散布図マトリックスを見る時、人間の習性として、ユーザーの視線は、まず散布図マトリックスの原点位置(角部)に向かい、角部の散布図を確認してから横方向または縦方向に移って行くと考えられる。したがって、マトリックスの角部に最も注目すべき散布図を配置することで、ユーザーが、どの元素の組合せが重要であるかを一目で理解できるようになる。また、散布図マトリックスの元素名を図13のように表示した場合、散布図マトリックスの角部に配置された散布図のみ、縦軸、横軸ともに元素名が散布図の近傍に表示されるため、角部に配置された最も注目すべき散布図の2つの元素を即座に把握することができる。
また、散布図表示装置200における散布図表示方法では、元素ごとの強度または濃度のマップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する散布図作成工程(ステップS22)と、散布図作成工程で作成された各散布図の分散を求める分散値算出工程(ステップS24)と、分散値算出工程で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与工程(ステップS26)と、各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部122に表示させる制御を行う表示制御工程(ステップS28)と、を含む。このような散布図表示方法では、各散布図の分散に基づいて元素に優先順位をつけて散布図を配列するため、試料Sにおける元素の相関を反映した特徴的な元素の組みあわせで作成された散布図、すなわち、相分析において最も注目すべき散布図をみつけることができ、当該散布図を元素の相関がわかりやすい位置(散布図マトリックスの角部)に配置することができる。したがって、このような散布図表示方法では、複数の散布図(散布図マトリックス)を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
また、表面分析装置2000は、散布図表示装置200を含むため、複数の散布図(散布図マトリックス)を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した第1実施形態に係る散布図表示装置100では、順位付与部116は、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としたが、本発明に係る散布図表示装置では、第1主成分の主成分係数の絶対値が1番目に大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きい元素を優先順位が2番目に高い元素としてもよい。これにより、複数の散布図(散布図マトリックス)を元素の相関がわかりやすいように表示させることができる。
また、例えば、上述した第1実施形態および第2実施形態では、表面分析装置1000,2000が電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)である例について説明したが、本発明に係る表面分析装置は、元素マップデータを取得できる装置であれば特に限定
されない。例えば、本発明に係る表面分析装置は、オージェ電子分光装置(Auger Electron Spectroscope)、X線光電子分光装置(X−ray Photoelectron Spectroscope;XPS)、エネルギー分散型X線分光器(energy dispersive X−ray spectrometer;EDS)が搭載された走査電子顕微鏡(scanning transmission electron microscope;SEM)などであってもよい。
また、例えば、上述した第1実施形態では、散布図表示装置100が表面分析装置1000に含まれており、第2実施形態では、散布図表示装置200が表面分析装置2000に含まれている場合について説明したが、本発明に係る散布図表示装置は、表面分析装置に含まれていなくてもよい。本発明に係る散布図表示装置は、例えば、情報記憶媒体126を介して元素マップデータを取得して、上述した散布図を表示させる処理を行ってもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…表面分析装置本体部、11…電子銃、12…集束レンズ、13…偏向器、14…対物レンズ、15…試料ステージ、17…二次電子検出器、18…エネルギー分散型検出器、19…波長分散型検出器、100…散布図表示装置、110…処理部、112…元素マップデータ取得部、114…主成分分析部、116…順位付与部、118…表示制御部、120…操作部、122…表示部、124…記憶部、126…情報記憶媒体、200…散布図表示装置、212…散布図作成部、214…分散値算出部、216…順位付与部、218…表示制御部、1000,2000…表面分析装置

Claims (13)

  1. 元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析部と、
    前記主成分分析部における主成分分析の結果に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与部と、
    各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御部と、
    を含む、散布図表示装置。
  2. 請求項1において、
    前記順位付与部は、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素とする、散布図表示装置。
  3. 請求項2において、
    前記表示制御部は、複数の散布図を前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置する、散布図表示装置。
  4. 請求項1において、
    前記順位付与部は、第1主成分の主成分係数の絶対値が1番目に大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きい元素を優先順位が2番目に高い元素とする、散布図表示装置。
  5. 元素ごとの強度または濃度のマップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する散布図作成部と、
    前記散布図作成部で作成された各散布図の分散を求める分散値算出部と、
    前記分散値算出部で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与部と、
    各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御部と、
    を含む、散布図表示装置。
  6. 請求項5において、
    前記表示制御部は、複数の散布図を前記順位付与部で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置する、散布図表示装置。
  7. 元素ごとの強度または濃度のマップデータに対して主成分分析を行う主成分分析工程と、
    前記主成分分析工程における主成分分析の結果に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与工程と、
    各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御工程と、
    を含む、散布図表示方法。
  8. 請求項7において、
    前記順位付与工程では、第1主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位
    が1番目に高い元素とし、第2主成分の主成分係数の絶対値が最も大きい元素を優先順位が2番目に高い元素とする、散布図表示方法。
  9. 請求項8において、
    前記表示制御工程では、複数の散布図を前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置する、散布図表示方法。
  10. 請求項7において、
    前記順位付与工程では、第1主成分の主成分係数の絶対値が1番目に大きい元素を優先順位が1番目に高い元素とし、第1主成分の主成分係数の絶対値が2番目に大きい元素を優先順位が2番目に高い元素とする、散布図表示方法。
  11. 元素ごとの強度または濃度のマップデータに基づいて、各元素を組み合わせて複数の散布図を作成する散布図作成工程と、
    前記散布図作成工程で作成された各散布図の分散を求める分散値算出工程と、
    前記分散値算出工程で求められた各散布図の分散に基づいて、各元素に優先順位をつける順位付与工程と、
    各元素を組み合わせて作成された複数の散布図を、前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいて配列し、表示部に表示させる制御を行う表示制御工程と、
    を含む、散布図表示方法。
  12. 請求項11において、
    前記表示制御工程では、複数の散布図を前記順位付与工程で各元素につけられた優先順位に基づいてマトリックス状に配列して散布図マトリックスを形成し、優先順位が1番目に高い元素と優先順位が2番目に高い元素とを組み合わせて作成された散布図を前記散布図マトリックスの角部に配置する、散布図表示方法。
  13. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の散布図表示装置を含む、表面分析装置。
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