JP6868468B2 - 画像処理装置、表面分析装置、および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、表面分析装置、および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、表面分析装置、および画像処理方法に関する。
電子プローブマイクロアナライザー(Electron Probe MicroAnalyser、EPMA)等の表面分析装置により取得した元素マップデータ(元素ごとのX線強度または濃度の分布データ)を解析する手法として、相分析が知られている。相分析は、複数の元素の相関関係から化合物の相を抽出し、相ごとの相関を調べる手法である。例えば、特許文献1には、元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを作成する手法が開示されている。
特開2015−219217号公報
図24は、相マップの一例を示す図である。図25は、図24に示す相マップに含まれる各相の元素のX線強度のリストである。
図25に示すように、各相の元素のX線強度をリストとして表示した場合、相ごとの元素組成の特徴が把握しづらい。例えば、図25に示すリストでは、SiのX線強度が最も大きいのはどの相なのか、AlのX線強度が最も小さいのはどの相なのか、など、各相の元素組成の特徴を把握しづらい。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、各相の元素組成の特徴を把握しやすく表示できる画像処理装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記画像処理装置を含む表面分析装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、各相の元素組成の特徴を把握しやすく表示できる画像処理方法を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、
元素ごとのX線強度の分布または濃度の分布を示す元素マップデータを取得する元素マップデータ取得部と、
前記元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを生成する相マップ生成部と、
前記相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度または各元素の濃度を面積として表すグラフを生成し、表示部に表示させるとともに、前記相マップに含まれる化合物の相の名称を前記表示部に表示させる制御を行う表示制御部と、
を含み、
前記名称は、相に含まれるX線強度の割合が大きい複数の元素の元素名と、前記複数の元素のX線強度の割合と、を含み、前記複数の元素の各々の前記元素名と前記X線強度の割合を対として、前記元素名と前記X線強度の割合が交互に並んでいる
このような画像処理装置では、相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度または各元素の濃度を面積として表すグラフを表示部に表示させることができる。したがって、ユーザーは、各相の元素組成の特徴を把握しやすい。
本発明に係る画像処理方法は、
元素ごとのX線強度の分布または濃度の分布を示す元素マップデータを取得する工程と、
前記元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを生成する工程と、
前記相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度または各元素の濃度を面積として表すグラフを生成し、表示部に表示させるとともに、前記相マップに含まれる化合物の相の名称を前記表示部に表示させる制御を行う工程と、
を含み、
前記名称は、相に含まれるX線強度の割合が大きい複数の元素の元素名と、前記複数の元素のX線強度の割合と、を含み、前記複数の元素の各々の前記元素名と前記X線強度の割合を対として、前記元素名と前記X線強度の割合が交互に並んでいる
このような画像処理方法では、相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度または各元素の濃度を面積として表すグラフを表示部に表示させることができる。したがって、ユーザーは、各相の元素組成の特徴を把握しやすい。
本実施形態に係る画像処理装置を含む表面分析装置の構成を模式的に示す図。 元素マップデータ取得部が取得した元素マップデータの一例を示す図。 主成分分析の結果を示す表。 第1主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第2主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第3主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第4主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第5主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第6主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第7主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第8主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第9主成分得点についての主成分得点マップデータ。 第10主成分得点についての主成分得点マップデータ。 主成分得点の散布図の一例を示す図。 主成分得点の散布図を点密度表示で表した図。 主成分得点の散布図上でデータのピーク(密度の高い点)を探す様子を示した図。 図16で検出したピークの判定を行う様子を示した図。 主成分得点の散布図をグループごとに色分けして示した図。 相マップ生成部で生成された相マップの一例を示す図。 相分析の結果を示す画像。 円グラフの一例を示す図。 本実施形態に係る画像処理装置の動作の流れの一例を示すフローチャート。 相の各元素のX線強度を帯グラフの一例を示す図。 相マップの一例を示す図。 相マップに含まれる各相の元素のX線強度のリスト。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 表面分析装置
まず、本実施形態に係る画像処理装置について、図面を参照しながら説明する。ここでは、画像処理装置が表面分析装置に組み込まれている場合について説明する。図1は、本実施形態に係る表面分析装置1000の構成を示す図である。
表面分析装置1000は、電子線EBを試料Sに照射して電子線EBの照射により試料Sから発生する特性X線を検出し、試料Sに含まれている元素の定性分析または定量分析を行うための装置である。また、表面分析装置1000は、試料Sの面分析(マップ分析)を行うことができる。表面分析装置1000は、例えば、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)である。
表面分析装置1000は、図1に示すように、表面分析装置本体部10と、画像処理装置100と、を含む。
1.1. 表面分析装置本体部
表面分析装置本体部10は、電子銃11と、集束レンズ12と、偏向器13と、対物レンズ14と、試料ステージ15と、二次電子検出器17と、エネルギー分散型X線検出器18と、波長分散型X線分光器19と、を含んで構成されている。
電子銃11は、電子線EBを発生させる。電子銃11は、所定の加速電圧により加速された電子線EBを試料Sに向けて放出する。
集束レンズ12は、電子銃11から放出された電子線EBを集束させるためのレンズである。
偏向器13は、電子線EBを偏向させることができる。偏向器13に制御回路(図示せず)を介して走査信号が入力されることによって、集束レンズ12および対物レンズ14で集束された電子線EB(電子プローブ)で試料S上を走査することができる。
対物レンズ14は、電子線EBを試料S上で集束させて、電子線EBを電子プローブとして試料Sに照射するためのレンズである。
試料ステージ15は、試料Sを支持することができる。試料ステージ15上には、試料Sが載置される。図示はしないが、モーター等の駆動源を備えるステージ移動機構によって、試料ステージ15を移動させることができる。試料ステージ15の移動により、試料S上での分析位置(電子線EB(電子プローブ)が照射される位置)を移動させることができる。
二次電子検出器17は、試料Sから放出された二次電子を検出するための検出器である。二次電子検出器17の出力信号から、二次電子像(SEM像)を得ることができる。二次電子検出器17の出力信号は、電子線EBの走査信号に同期した画像データとして、処理部110に送られ、記憶部124に記録される。
エネルギー分散型X線検出器18は、X線をエネルギーで弁別し、スペクトルを得るための検出器である。エネルギー分散型X線検出器18は、電子線EBを試料Sに照射した際に発生する特性X線を検出する。
波長分散型X線分光器19は、分光素子(分光結晶)と、X線検出器と、を含んで構成されている。波長分散型X線分光器19では、試料Sから発生する特性X線を、分光素子でのブラッグ反射を利用して特定波長のX線に分離し、X線検出器で検出する。
表面分析装置本体部10では、試料Sのマップ分析(面分析)を行うことができる。具体的には、表面分析装置本体部10では、試料Sの指定範囲を所定のピクセル(単位領域)に区切り、エネルギー分散型X線検出器18(または波長分散型X線分光器19)によ
って、各ピクセルのX線強度を測定することで元素マップデータ(元素の分布の情報)を得ることができる。
元素マップデータは、元素の2次元的な分布の情報を含むデータであり、2次元的な位置(座標)と、各位置でのX線の強度の情報を含む。また、各位置でのX線の強度を各位置での元素の濃度に変換することで、試料S上での位置と、各位置での元素の濃度と、を示す元素マップデータを得ることができる。元素マップデータは、元素ごとに得られる。
1.2. 画像処理装置
画像処理装置100は、元素マップデータを取得し、相分析を行う。そして、画像処理装置100は、相マップを表示部122に表示する。さらに、画像処理装置100は、相マップに含まれる化合物の相ごとに、元素のX線強度を示す円グラフを、表示部122に表示する。ここで、相分析とは、複数の元素の相関関係から化合物の相を抽出し、相ごとの相関を調べる手法である。画像処理装置100は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)等の汎用のコンピューターを用いて構成されている。画像処理装置100は、処理部110と、操作部120と、表示部122と、記憶部124と、を含む。
操作部120は、ユーザーによる操作に応じた操作信号を取得し、処理部110に送る処理を行う。操作部120は、例えば、ボタン、キー、タッチパネル型ディスプレイ、マイクなどである。
表示部122は、処理部110によって生成された画像を表示するものであり、その機能は、LCD、CRTなどにより実現できる。表示部122には、例えば、処理部110(相マップ生成部114)で生成された相マップ、および相の各元素のX線強度を示す円グラフを含む相分析におけるパラメーター等が表示される。また、表示部122には、例えば、二次電子像や、元素マップ等が表示される。
記憶部124は、処理部110が各種の計算処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部124は、処理部110の作業領域として用いられ、処理部110が各種プログラムに従って実行した算出結果等を一時的に記憶するためにも使用される。記憶部124の機能は、ハードディスク、RAMなどにより実現できる。
処理部110は、記憶部124に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理を行う。処理部110は、記憶部124に記憶されているプログラムを実行することで、以下に説明する、元素マップデータ取得部112、相マップ生成部114、表示制御部116として機能する。処理部110の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。なお、処理部110の少なくとも一部をハードウェア(専用回路)で実現してもよい。処理部110は、元素マップデータ取得部112と、相マップ生成部114と、表示制御部116と、を含む。
元素マップデータ取得部112は、複数の元素マップデータを取得する。例えば、表面分析装置本体部10での面分析で得られた複数の元素マップデータから、ユーザーがいくつかの元素マップデータを選択すると、元素マップデータ取得部112は選択された元素マップデータを記憶部124から読み出す。ユーザーは、例えば、表示部122に表示された複数の元素マップのなかから元素マップデータを選択することができる。
図2は、元素マップデータ取得部112が取得した元素マップデータの一例を示す図である。図2に示す例では、元素マップデータ取得部112は、Al、Ca,O、Si、Mn、Fe、Ni、Ti、Mg、Crの元素マップデータを取得している。
相マップ生成部114は、元素マップデータ取得部112で取得された複数の元素マップデータから相マップを生成する。以下、相マップ生成部114における相マップを生成する処理について説明する。
相マップ生成部114は、元素マップデータ取得部112で取得された元素マップデータに対して主成分分析を行い、元素マップデータのピクセル(単位領域)ごとに主成分得点を求める。
ここで、主成分分析とは、多変量解析の手法の一つであり、多変量のデータからそのデータ群の特徴を表す少数の特徴的な変量(合成変量)を求める手法である。合成変量(主成分)uは、下記式で表される。
Figure 0006868468
ただし、Nは変量の数、iは自然数、xは各変量のデータ、a,a,・・・,aN−1,aは合成変量の係数である。
合成変量の係数a,a,・・・,aN−1,aは、合成変量uの分散が最大になるように求める。ただし、合成変量の係数は以下の関係を満たす。
Figure 0006868468
合成変量の係数a,a,・・・,aN−1,aを求めるためには、まず、元のデータ群の分散・共分散行列を計算し、その分散・共分散行列の固有値問題を解く。その固有値問題の解である固有値ベクトルが係数a,a,・・・,aN−1,aに対応する。また、得られる主成分はN組(もとデータ群の個数と同じ)であり、固有値の大きいものから第1主成分、第2主成分、・・・、第N主成分と呼ばれる。
相マップ生成部114は、元素マップデータ取得部112で取得された元素マップデータの全ピクセルのデータ(強度値または濃度値)に対して主成分分析を行う。図3は、主成分分析の結果を示す表である。相マップ生成部114が、主成分分析を行った結果、図3に示すように、主成分ごとに、寄与率、累積寄与率、固有値、および固有値ベクトルの情報が得られる。図2に示す10個の元素マップデータについて主成分分析を行った場合、図3に示すように、第1主成分から第10主成分の情報が得られる。
相マップ生成部114は、図3に示す固有値ベクトルを用いて、各元素マップデータのピクセルごとに主成分得点を求める。これにより、主成分ごとに主成分得点マップデータを作成する。主成分得点は、下記式を利用して求めることができる。
Figure 0006868468
なお、各ピクセルのデータから各元素マップデータの平均値を引いているのは各ピクセルのデータが平均値になるときに主成分得点が原点0になるようにするためである。
例えば、図3に示す主成分分析の結果を用いると、第1主成分において、主成分得点は、下記式により求めることができる。
Figure 0006868468
相マップ生成部114は、上記式を用いてピクセルごとに求めた主成分得点のデータから、第1主成分について主成分得点マップデータを作成する。主成分得点マップデータは、ピクセルごとに求めた主成分得点をマップデータ(位置とその位置での主成分得点のデータ)の形式で表したものである。図4は、第1主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。
相マップ生成部114は、第2主成分から第10主成分についても同様に、主成分得点マップデータを作成する。図5は、第2主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図6は、第3主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図7は、第4主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図8は、第5主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図9は、第6主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図10は、第7主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図11は、第8主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図12は、第9主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。図13は、第10主成分得点についての主成分得点マップデータを示す図である。
相マップ生成部114は、求めた主成分得点をプロットして、主成分得点の散布図を作成する。具体的には、まず、固有値の大きい主成分を選択する。例えば、累積寄与率が所定の値(例えば80%以上)となるように主成分を選択する。図3に示す例では、第2主成分までで累積寄与率が80%を超えているため、第1主成分と第2主成分とを選択する。なお、主成分の選択方法はこれに限定されず、例えば、固有値の値が1以上である主成分を選択してもよいし、寄与率が所定の値以上である主成分を選択してもよい。
次に、相マップ生成部114は、選択した主成分を用いて、主成分得点の散布図を作成する。相マップ生成部114は、例えば、第1主成分と第2主成分を選択した場合、元素
マップデータのピクセルごとの第1主成分得点の値および第2主成分得点の値を、第1主成分得点を横軸とし第2主成分得点を縦軸とした散布図にプロットする。これにより、主成分得点の散布図を作成することができる。図14は、主成分得点の散布図の一例を示す図である。図14に示す散布図は、横軸が第1主成分得点であり、縦軸が第2主成分得点である。
なお、ここでは、第1主成分と第2主成分を選択して2次元の散布図を作成する場合について説明したが、第1〜第n主成分(n<N)を選択してn次元の散布図を作成してもよい。
相マップ生成部114は、主成分得点の散布図からピーク位置を検出する。ピーク位置は、主成分得点の散布図上において各クラスタ(グループ)の重心となる位置(各クラスタの代表となる位置)である。例えば、相マップ生成部114は、主成分得点の散布図を複数の領域に区分けし、当該領域内のデータ点数をカウントして点密度を求め、点密度に基づいてピーク位置を検出する。また、例えば、隣接する領域のうち点密度が大きい領域をピーク位置の候補とし、ピーク位置の候補から点密度が閾値以上であるピーク位置の候補をピーク位置とする。以下、主成分得点の散布図からピーク位置を検出する処理について詳細に説明する。
まず、主成分得点の散布図を、点密度表示で表す処理を行う。図15は、主成分得点の散布図を、点密度表示で表した図である。図15に示す例では、図14に示す主成分得点の散布図を100×100の領域に区切り、各領域内のデータ点数をカウントして各領域内に含まれるデータ点数(点密度)を表したものである。図15では、点密度(データ点数)を、濃淡で表している。
相マップ生成部114は、まず、図16に示すように、点密度表示で表された散布図を横軸方向にサーチし、ピーク位置を探す。相マップ生成部114は、横軸方向にサーチする際には左右の領域に比べてデータ点数が多い領域をピーク位置とみなす。図17は、点密度表示で表された散布図のデータの一部である。図17に示す数値は、データ点数に対応している。
横軸方向のサーチでピーク位置とみなされた領域が見つかると、相マップ生成部114は、横軸方向のサーチでピーク位置とみなされた領域を通るように散布図を縦軸方向にサーチしピーク位置を探す。縦軸方向にサーチする際には上下の領域に比べてデータ点数が多い領域をピーク位置とみなす。相マップ生成部114は、横軸方向のサーチでピーク位置とみなされた領域と、縦軸方向のサーチでピーク位置とみなされた領域とが重なった場合に、その領域(図17の左下斜線でハッチングされた領域)をピーク位置の候補とする。
相マップ生成部114は、上記の処理を、点密度表示で表された散布図の全領域について行い、ピーク位置の候補となる領域を探す。図17に示す例では、5つの領域がピーク位置の候補の領域である。
なお、相マップ生成部114は、ピーク位置の候補となる領域を探す処理を行う前に、点密度表示で表された散布図に対してスムージングをかける処理を行ってもよい。これにより、隣接する2つのピークが同じ値(同じデータ点数)となる可能性を低減させることができる。
次に、相マップ生成部114は、上記処理において探索されたピーク位置の候補の絞込みを行う。相マップ生成部114は、まず、上記処理において探索されたピーク位置候補
のうち、データ点数が閾値未満のものをピーク位置の候補からはずす。すなわち、相マップ生成部114は、ピーク位置の候補から点密度が閾値以上であるピーク位置の候補を選択してピーク位置とする。閾値は、任意に設定することができ、例えば、データ点数の最大値の1/5の値とする。なお、閾値は、データ点数の最大値に応じて設定されてもよい。
また、相マップ生成部114は、ピーク位置の候補の近接した範囲(例えばピーク位置の候補から領域5個分の範囲)に当該ピーク位置の候補のデータ点数よりもデータ点数が多い領域がある場合に、当該ピーク位置の候補を、ピーク位置の候補からはずしてもよい。これにより、近接した範囲に複数のピーク位置がある状況を避けることができる。
上記の処理により、相マップ生成部114は、主成分得点の散布図からピーク位置を検出することができる。例えば、図17に示す例では、相マップ生成部114が上記の処理を行ってピーク位置の絞り込みを行った結果、左下斜線と右下斜線の両方でハッチングされた領域がピーク位置となる。
相マップ生成部114は、主成分得点の散布図から複数のピーク位置を検出する。図15に示す例では、相マップ生成部114は、5個のピーク位置を検出する。
相マップ生成部114は、主成分得点の散布図上の各点と各ピーク位置との間の距離を求め、当該距離に基づいて主成分得点の散布図上の各点を複数のグループに分類する。相マップ生成部114は、例えば、主成分得点の散布図上の各点を最も距離が小さいピーク位置のグループ(クラスタ)に属するように分類する。
図18は、主成分得点の散布図を、グループごとに色分けして示した図である。図18に示す例では、各グループを濃淡の違いで表している。また、図18に示す「×」は、ピーク位置を表している。相マップ生成部114は、主成分得点の散布図上の各点について散布図上での各ピーク位置との間のユークリッド距離を計算し、散布図上の各点を最も距離が短いピークのグループに属させる。図18に示す例では、相マップ生成部114によって5つのピーク位置が検出されているため、相マップ生成部114によって主成分得点の散布図上の各点は、5つのグループに分類される。
相マップ生成部114は、例えば、主成分得点の散布図上の各点がいずれかのグループに属するように分類する。なお、主成分得点の散布図上のある点が、いずれのピーク位置に対しても距離が所定の値よりも大きい場合には、当該点をいずれのグループにも属しないものとしてもよい。例えば、各ピーク位置のシグマ値のα倍(αは任意の数)より距離が離れている場合には、その点をはずれ値としてどのクラスタにも属さないように設定する。また、散布図上の各点をいずれかのグループに属するように分類するモードと、はずれ値の点をいずれのグループにも属しないものとするモードと、を備えていてもよい。これらのモードは、ユーザーによって切り替え可能となっていてもよい。
相マップ生成部114は、分類された結果に基づいて、相マップを作成する。相マップ生成部114は、グループごとに色分けされた主成分得点の散布図上の各点を、元素マップデータの対応する各ピクセル(単位領域)に戻し、元素マップデータの形式にする。図19は、相マップ生成部114で作成された相マップの一例を示す図である。相マップは、図19に示すように、グループ(クラスタ)の分布を表している。
以上の処理により、相マップを生成することができる。
表示制御部116は、相分析の結果を示す画像を表示部122に表示させる制御を行う
。具体的には、表示制御部116は、相マップ生成部114で生成された相マップを表示部122に表示させる制御を行う。表示制御部116は、さらに、生成された相マップに含まれる化合物の相ごとに、元素のX線強度を面積として表す円グラフを生成し、表示部122に表示させる制御を行う。
図20は、相分析の結果を示す画像2である。
図20に示すように、画像2は、相マップ4aと、パラメーター領域4bと、を含む。相マップ4aとパラメーター領域4b(円グラフ6)とは、1つのウィンドウに並んで表示されている。
パラメーター領域4bには、円グラフ6と、相の名前、相の面積、相の面積率、相のなかで最もX線強度の高い元素の名前、最もX線強度の高い元素のX線カウント数(X線強度)の平均値、最もX線強度の高い元素のCV(Coefficient of Variation)値などが表示されている。
パラメーター領域4bは、相マップに占める面積が大きい相の順に配列されている。すなわち、円グラフ6は、相マップに占める面積が大きい相の順に配列されている。なお、相マップに含まれる化合物の相が多く、円グラフ6を含む各相のパラメーターを表示するパラメーター領域4bが単一のウィンドウ内で収まらない場合は、スクロールバーで表示領域を移動させることができる。
図21は、円グラフ6の一例を示す図である。
円グラフ6は、相の各元素のX線強度を表す円グラフである。円グラフ6では、X線強度が大きい元素ほど、面積が大きくなっている。円グラフ6では、X線強度の大きい元素から順に時計回りに配置されている。なお、円グラフ6では、所定の割合未満の元素は、1つの項目に纏められている。円グラフ6において、各元素を示す扇形の領域は、元素ごとに異なる色で表示されている。
パラメーター領域4bに表示される相の名前は、相に含まれる元素のうちX線強度(カウント数)が大きい3つの元素と、これらの元素のX線強度の割合と、を並べたものである。パラメーター領域4bに表示される相の面積は、相マップにおける相の面積であり、ピクセル数で表される。パラメーター領域4bに表示される相の面積率は、相マップの全体の面積(ピクセル数)に対する相の面積の割合である。
2. 画像処理装置の動作
次に、本実施形態に係る画像処理装置100の動作について説明する。図22は、本実施形態に係る画像処理装置100の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、元素マップデータ取得部112が、元素ごとに、X線強度の分布を示す元素マップデータを取得する(S2)。元素マップデータは、表面分析装置本体部10で面分析を行った結果得られるデータである。
次に、相マップ生成部114が、元素マップデータ取得部112が取得した元素マップデータから、相マップを生成する(S4)。
次に、表示制御部116が、相マップ生成部114で生成された相マップを表示部122に表示させる制御を行う。さらに、表示制御部116は、相マップにおける各種パラメーター(パラメーター領域4b)を表示部122に表示させる制御を行う(S6)。このとき、表示制御部116は、相マップに含まれる化合物の相ごとに、相の元素のX線強度
を示す円グラフを表示部122に表示させる制御を行う。この結果、表示部122には、図20に示す相マップ4aおよびパラメーター領域4bが表示される。
3. 特徴
本実施形態に係る画像処理装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
画像処理装置100は、元素ごとのX線強度の分布を示す元素マップデータを取得する元素マップデータ取得部112と、元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを作成する相マップ生成部114と、相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度を面積として表す円グラフを生成し、表示部122に表示させる制御を行う表示制御部116と、を含む。そのため、画像処理装置100では、各元素のX線強度を円グラフとして、表示部122に表示することができる。したがって、各相の元素組成の特徴を把握しやすい。
画像処理装置100では、表示制御部116は、相マップに含まれる化合物の相ごとに生成した円グラフを、パラメーター領域4bにおいて相マップに占める面積が大きい相の順に配列する。そのため、画像処理装置100では、各相の円グラフを、相マップに占める面積が大きい相の順に配列して表示部122に表示することができる。したがって、目的の相の円グラフを探しやすい。
画像処理装置100では、表示制御部116は、X線強度が所定値未満の複数の元素を、円グラフの1つの項目に纏める。そのため、画像処理装置100では、X線強度が所定値未満の複数の元素を円グラフの1つの項目に纏めて表示部122に表示することができる。したがって、円グラフに多数の項目(元素)が表示されて煩雑となることがなく、円グラフにおいてX線強度の高い注目すべき元素が見やすい。
画像処理装置100では、表示制御部116は、相マップおよび円グラフを並べて表示部122に表示させる制御を行う。そのため、画像処理装置100では、相マップおよび各相の元素のX線強度を示す円グラフを並べて表示部122に表示することができる。したがって、相マップの各相の元素のX線強度を把握しやすい。
表面分析装置1000は、画像処理装置100を含むため、相マップおよび各相の元素組成の特徴を把握しやすく表示部122に表示することができる。
本実施形態に係る画像処理方法は、元素ごとのX線強度の分布を示す元素マップデータを取得する工程と、元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを作成する工程と、相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度を面積として表す円グラフを生成し、表示部122に表示させる制御を行う工程と、を含む。そのため、本実施形態に係る画像処理方法では、各元素のX線強度を円グラフとして、表示部122に表示することができる。したがって、各相の元素組成の特徴を把握しやすい。
4. 変形例
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、表示制御部116は、各元素のX線強度を円グラフとして表示部122に表示させる制御を行ったが、各元素のX線強度に変えて、各元素の濃度(組成)を円グラフとして表示部122に表示させる制御を行ってもよい。元素の濃度は、元素のX線強度から求めることができる。
また、例えば、上述した実施形態では、表示制御部116は各元素のX線強度を円グラフとして表示部122に表示させる制御を行ったが、表示制御部116は図23に示すように、相の各元素のX線強度を帯グラフ8として表示部122に表示させる制御を行ってもよい。帯グラフ8は、元素のX線強度を面積として表すグラフであり、元素のX線強度を長方形で表している。本変形例では、各元素のX線強度が帯グラフ8として表示部122に表示することができるため、各相の元素組成の特徴を把握しやすい。
上述した実施形態では、表面分析装置1000が電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)である例について説明したが、本発明に係る表面分析装置は、元素マップデータを取得できる装置であれば特に限定されない。例えば、本発明に係る表面分析装置は、オージェ電子分光装置(Auger Electron Spectroscope)、X線光電子分光装置(X−ray Photoelectron Spectroscope、XPS)、エネルギー分散型X線分光器(energy dispersive X−ray spectrometer、EDS)が搭載された走査電子顕微鏡(scanning transmission electron microscope、SEM)などであってもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、画像処理装置100が表面分析装置1000に含まれている例について説明したが、本発明に係る画像処理装置は、表面分析装置に含まれていなくてもよい。例えば、本発明に係る画像処理装置は、例えば、情報記憶媒体に記憶された元素マップデータを読み出すことで、元素マップデータを取得してもよい。
なお、上述した実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2…画像、4a…相マップ、4b…パラメーター領域、6…円グラフ、8…帯グラフ、10…表面分析装置本体部、11…電子銃、12…集束レンズ、13…偏向器、14…対物レンズ、15…試料ステージ、17…二次電子検出器、18…エネルギー分散型X線検出器、19…波長分散型X線分光器、100…画像処理装置、110…処理部、112…元素マップデータ取得部、114…相マップ生成部、116…表示制御部、120…操作部、122…表示部、124…記憶部、1000…表面分析装置

Claims (7)

  1. 元素ごとのX線強度の分布または濃度の分布を示す元素マップデータを取得する元素マップデータ取得部と、
    前記元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを生成する相マップ生成部と、
    前記相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度または各元素の濃度を面積として表すグラフを生成し、表示部に表示させるとともに、前記相マップに含まれる化合物の相の名称を前記表示部に表示させる制御を行う表示制御部と、
    を含み、
    前記名称は、相に含まれるX線強度の割合が大きい複数の元素の元素名と、前記複数の元素のX線強度の割合と、を含み、前記複数の元素の各々の前記元素名と前記X線強度の割合を対として、前記元素名と前記X線強度の割合が交互に並んでいる、画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記表示制御部は、前記相マップに含まれる化合物の相ごとに生成した前記グラフを、前記相マップに占める面積が大きい相の順に配列する、画像処理装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記グラフは、円グラフまたは帯グラフである、画像処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記表示制御部は、X線強度または濃度が所定の割合未満の複数の元素を、前記グラフの1つの項目に纏める、画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記表示制御部は、前記相マップおよび前記グラフを並べて前記表示部に表示させる制御を行う、画像処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置を含む、表面分析装置。
  7. 元素ごとのX線強度の分布または濃度の分布を示す元素マップデータを取得する工程と、
    前記元素マップデータから化合物の相の分布を示す相マップを生成する工程と、
    前記相マップに含まれる化合物の相ごとに、各元素のX線強度または各元素の濃度を面積として表すグラフを生成し、表示部に表示させるとともに、前記相マップに含まれる化合物の相の名称を前記表示部に表示させる制御を行う工程と、
    を含み、
    前記名称は、相に含まれるX線強度の割合が大きい複数の元素の元素名と、前記複数の元素のX線強度の割合と、を含み、前記複数の元素の各々の前記元素名と前記X線強度の割合を対として、前記元素名と前記X線強度の割合が交互に並んでいる、画像処理方法。
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