JP6588362B2 - 相分析装置、相分析方法、および表面分析装置 - Google Patents
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Description
表面分析装置において試料からの信号を検出して得られた複数の信号強度マップデータを取得するマップデータ取得部と、
取得された複数の前記信号強度マップデータの各々に対して前記信号強度マップデータの各ピクセルの信号強度を質量濃度に変換する処理を行い、複数の質量濃度マップデータを作成する質量濃度マップデータ作成部と、
複数の前記質量濃度マップデータに対して主成分分析を行い、当該主成分分析の結果に基づいて相マップを作成する相マップ作成部と、
を含む。
複数の前記質量濃度マップデータの各々に対して前記質量濃度マップデータの各ピクセルの質量濃度を信号強度に再変換する処理を行い、複数の再変換された信号強度マップデータを作成する信号強度マップデータ作成部と、
前記信号強度マップデータ作成部で作成された複数の前記再変換された信号強度マップデータから信号強度の散布図を作成する散布図作成部と、
を含んでいてもよい。
前記相マップ作成部は、
複数の前記質量濃度マップデータに対して主成分分析を行い、各前記質量濃度データのピクセルごとに主成分得点を求める処理と、
求めた前記主成分得点に基づいて、前記主成分得点の散布図を作成する処理と、
前記主成分得点の散布図からピーク位置を検出する処理と、
前記主成分得点の散布図上の各点と各前記ピーク位置との間の距離を求め、当該距離に基づいて前記主成分得点の散布図上の各点を複数のグループに分類し、前記相マップを作成する処理と、
を行ってもよい。
前記信号は、前記試料に電子線を照射することにより前記試料から発生したX線であってもよい。
複数の前記信号強度マップデータを選択するための操作を受け付ける操作部を含み、
複数の前記信号強度マップデータが選択された場合に、前記マップデータ取得部は、選択された複数の前記信号強度マップデータを取得してもよい。
表面分析装置において試料からの信号を検出して得られた複数の信号強度マップデータを取得するマップデータ取得工程と、
取得された複数の前記信号強度マップデータの各々に対して前記信号強度マップデータの各ピクセルの信号強度を質量濃度に変換する処理を行い、複数の質量濃度マップデータを作成する質量濃度マップデータ作成工程と、
複数の前記質量濃度マップデータに対して主成分分析を行い、当該主成分分析の結果に基づいて相マップを作成する相マップ作成工程と、
を含む。
複数の前記質量濃度マップデータの各々に対して前記質量濃度マップデータの各ピクセルの質量濃度を信号強度に再変換する処理を行い、複数の再変換された信号強度マップデータを作成する信号強度マップデータ作成工程と、
前記信号強度マップデータ作成工程で作成された複数の前記再変換された信号強度マップデータから信号強度の散布図を作成する散布図作成工程と、
を含んでいてもよい。
本発明に係る相分析装置を含む。
まず、本実施形態に係る相分析装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る相分析装置100を模式的に示す図である。なお、図1では、相分析装置100が表面分析装置1000に含まれている場合について説明する。
料Sから発生する特性X線を検出して分析を行う。また、表面分析装置1000は、試料Sの面分析(マップ分析)を行うことができる。表面分析装置1000は、例えば、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)である。
表面分析装置本体部10は、電子銃11と、集束レンズ12と、偏向器13と、対物レンズ14と、試料ステージ15と、二次電子検出器17と、エネルギー分散型検出器18と、波長分散型検出器19と、を含んで構成されている。
な分布の情報を含むデータであり、位置と、各位置での元素AのX線強度の情報を含む。表面分析装置本体部10から出力されたX線強度マップデータは、例えば、相分析装置100の記憶部124に記憶される。
相分析装置100は、表面分析装置本体部10におけるマップ分析の結果として得られた複数のX線強度マップデータを取得し、相分析を行う。相分析とは、複数の元素の相関関係から化合物相を抽出し、相ごとの相関を調べる手法である。相分析装置100は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)等で実現することができる。相分析装置100は、処理部110と、操作部120と、表示部122と、記憶部124と、を含む。
面2には、相マップ2aと、X線強度の散布図2bと、が表示される。
マップデータ取得部111は、表面分析装置本体部10で得られた複数のX線強度マップデータを取得する。この複数のX線強度マップデータは、試料Sの同一領域で測定されたものであり、互いに異なる元素についてのX線強度マップデータである。
得する。例えば、マップデータ取得部111は、操作部120を介してユーザーからの複数のX線強度マップデータの選択を受け付けた場合に、選択された複数のX線強度マップデータを取得する。
データを作成する。
マップデータ取得部111は、ユーザーによって選択された複数の質量濃度マップデータを取得する。例えば、マップデータ取得部111は、操作部120を介してユーザーからの複数の質量濃度マップデータの選択を受け付けた場合に、選択された複数の質量濃度マップデータを取得する。質量濃度マップデータは、表面分析装置本体部10で得られたX線強度マップデータから作成されたものである。
る。相マップを作成する処理は、上述した「(1)X線強度マップデータが選択されたときの処理」と同様であり、その説明を省略する。すなわち、質量濃度マップデータが選択された場合に作成される相マップ4a(図3参照)と、X線強度マップデータが選択された場合に作成される相マップ2a(図2参照)は、同じものとなる。
次に、相分析装置100の動作について、説明する。図4は、相分析装置100の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
)が搭載された走査電子顕微鏡(scanning transmission electron microscope;SEM)などであってもよい。
Claims (8)
- 表面分析装置において試料からの信号を検出して得られた複数の信号強度マップデータを取得するマップデータ取得部と、
取得された複数の前記信号強度マップデータの各々に対して前記信号強度マップデータの各ピクセルの信号強度を質量濃度に変換する処理を行い、複数の質量濃度マップデータを作成する質量濃度マップデータ作成部と、
複数の前記質量濃度マップデータに対して主成分分析を行い、当該主成分分析の結果に基づいて相マップを作成する相マップ作成部と、
を含む、相分析装置。 - 請求項1において、
複数の前記質量濃度マップデータの各々に対して前記質量濃度マップデータの各ピクセルの質量濃度を信号強度に再変換する処理を行い、複数の再変換された信号強度マップデータを作成する信号強度マップデータ作成部と、
前記信号強度マップデータ作成部で作成された複数の前記再変換された信号強度マップデータから信号強度の散布図を作成する散布図作成部と、
を含む、相分析装置。 - 請求項1または2において、
前記相マップ作成部は、
複数の前記質量濃度マップデータに対して主成分分析を行い、各前記質量濃度マップデータのピクセルごとに主成分得点を求める処理と、
求めた前記主成分得点に基づいて、前記主成分得点の散布図を作成する処理と、
前記主成分得点の散布図からピーク位置を検出する処理と、
前記主成分得点の散布図上の各点と各前記ピーク位置との間の距離を求め、当該距離に基づいて前記主成分得点の散布図上の各点を複数のグループに分類し、前記相マップを作成する処理と、
を行う、相分析装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、
前記信号は、前記試料に電子線を照射することにより前記試料から発生したX線である、相分析装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項において、
複数の前記信号強度マップデータを選択するための操作を受け付ける操作部を含み、
複数の前記信号強度マップデータが選択された場合に、前記マップデータ取得部は、選択された複数の前記信号強度マップデータを取得する、相分析装置。 - 表面分析装置において試料からの信号を検出して得られた複数の信号強度マップデータを取得するマップデータ取得工程と、
取得された複数の前記信号強度マップデータの各々に対して前記信号強度マップデータの各ピクセルの信号強度を質量濃度に変換する処理を行い、複数の質量濃度マップデータを作成する質量濃度マップデータ作成工程と、
複数の前記質量濃度マップデータに対して主成分分析を行い、当該主成分分析の結果に基づいて相マップを作成する相マップ作成工程と、
を含み、相分析方法。 - 請求項6において、
複数の前記質量濃度マップデータの各々に対して前記質量濃度マップデータの各ピクセ
ルの質量濃度を信号強度に再変換し、複数の再変換された信号強度マップデータを作成する信号強度マップデータ作成工程と、
前記信号強度マップデータ作成工程で作成された複数の前記再変換された信号強度マップデータから信号強度の散布図を作成する散布図作成工程と、
を含む、相分析方法。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の相分析装置を含む、表面分析装置。
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