JP2016080290A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内機本体の前面部に電気部品ユニットを取り付ける場合であっても、当該電気部品ユニットを不燃物により適切に覆うことができる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る空気調和機の室内機は、電気部品が実装され室内機を制御する制御基板を有する電気部品ユニットを化粧パネルにより開閉される室内機本体の前面部に備える構成であって、前記電気部品ユニットは、前記制御基板を板金から形成された部材により覆うことで構成した不燃材料被覆部と、前記制御基板以外の部品を前記板金から形成された部材により覆うことなく構成した不燃材料非被覆部と、を一体的に有する。
【選択図】図1

Description

本実施形態は、空気調和機の室内機に関する。
空気調和機を構成する室内機においては、室内機の動作を制御するための制御基板を有する電気部品ユニットは、室内機本体内の熱交換器の側部に取り付けられていた。しかし、近年では、熱交換器を室内機本体内のほぼ全幅にわたって配置することにより熱交換機能の増大を図ることが行われている。そのため、室内機本体内において熱交換器の側部に電気部品ユニットを取り付けるための十分なスペースを確保することが困難となっており、近年では、例えば特許文献1に開示されているように、電気部品ユニットを、室内機本体の前面部に取り付けることが考えられている。
特開2013−124804号公報
ところで、室内機本体の形状にはデザイン的な機能も求められるため、電気部品ユニットを室内機本体の前面部に取り付ける構成では、電気部品ユニットの形状を室内機本体の前面部収納スペースの形状に合わせることが行われている。また、この電気部品ユニットは、仮に電気部品が発火したとしても外部に延焼することを防止するため、外郭を不燃物で覆う必要がある。しかしながら、室内機本体の前面部の収納スペース形状に合わせることで電気部品ユニットの形状が複雑化してしまうと、電気部品ユニット全体を覆うため不燃物の容積が拡大化してしまい、室内機本体内に収容することが困難となったり、不燃物の形状が複雑化してしまうといった課題が生じる。
本実施形態は、室内機本体の前面部に電気部品ユニットを取り付ける場合であっても、当該電気部品ユニットを不燃物により適切に覆うことができる空気調和機の室内機を提供する。
本実施形態の空気調和機の室内機は、室内機本体と、化粧パネルと、送風機と、エアフィルタと、熱交換器と、電気部品ユニットと、を備える。室内機本体は、上面部に吸込み口、下面部に吹出し口、内部に前記吸込み口と前記吹出し口との間を連通させる通風路を有する。化粧パネルは、前記室内機本体の前面開口部に開閉可能に設けられている。送風機は、前記通風路中に設けられ前記室内機本体外の空気を前記吸込み口から前記通風路内へ吸い込むとともに、前記通風路内の空気を前記吹出し口から前記室内機本体外へ吹き出す。エアフィルタは、前記通風路中に設けられ前記吸込み口から前記通風路内に吸い込まれる空気中の塵挨を捕獲する。熱交換器は、前記通風路にあって前記エアフィルタと前記送風機との間に設けられ前記エアフィルタを通過した空気と熱交換する。電気部品ユニットは、前記化粧パネルにより開閉される前記室内機本体の前面部に設けられ、電気部品が実装され室内機を制御する制御基板を有する。そして、前記電気部品ユニットは、不燃材料被覆部と、不燃材料非被覆部とを一体的に有する。不燃材料被覆部は、前記制御基板を板金から形成された部材により覆うことで構成したものである。不燃材料非被覆部は、前記制御基板以外の部品を前記板金から形成された部材により覆うことなく構成したものである。
本実施形態に係る空気調和機の室内機の構成を概略的に示す縦断面図 室内機の内部を示す斜視図 電気部品ユニットを分解して示す斜視図 電源コード固定部及びその周辺部分を表側から見た斜視図 図9のA−A線に沿うコネクタ被覆部の縦断面図 図9のB−B線に沿うコネクタ被覆部の縦断面図 (a)は電源コード固定ホルダを表側から斜めに見た斜視図、(b)は電源コード固定ホルダを裏側から斜めに見た斜視図 電源コード固定部及びその周辺部分を裏側から見た斜視図 コネクタ被覆部及びその周辺部分を示す正面図 電源コード固定部に電源コードを固定した状態を示す図(その1) 電源コード固定部に電源コードを固定した状態を示す図(その2) リセットスイッチ収納部及びその周辺部分を示す断面図
以下、空気調和機の室内機の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示すように、空気調和機の室内機10は、上下方向の高さ寸法に対して左右方向の幅寸法が長い横長の箱状をなす室内機本体11の内部に、熱交換器12や送風機13などを備える。室内機本体11の上面部には、その上面のほぼ全体にわたって開口部からなる吸込み口14が設けられている。室内機本体11の下面部には、開口部からなる吹出し口15が設けられている。室内機本体11の内部には、吸込み口14から吹出し口15にわたってこれらの間を連通させる通風路16が形成されている。
吸込み口14には、エアフィルタ17を支持するフィルタ支持枠18が取り付けられている。このフィルタ支持枠18は、側面視で上方へ向けて凸となる湾曲状をなしており、熱交換器12の上方から前方にわたって当該熱交換器12を覆う形態で配設されている。このフィルタ支持枠18に支持されたエアフィルタ17は、通気性を有し当該フィルタ支持枠18に対して着脱可能に取り付けられている。そして、エアフィルタ17は、フィルタ支持枠18に沿って熱交換器12の上方から前方にわたって当該熱交換器12を覆う形態で配置されている。エアフィルタ17と熱交換器12との間には、隙間が形成されている。フィルタ支持枠18及びエアフィルタ17も、正面から見て左右方向に長く形成されている。
室内機本体11の前面開口部には、当該前面開口部を開閉する化粧パネル20が取り付けられている。この化粧パネル20は、例えば合成樹脂製であり、その左右両端部が室内機本体11の側面部に回動可能に支持されている。
室内機本体11の下面部には、2枚の上下用ルーバー21が設けられている。これら上下用ルーバー21は、それぞれ、その後端部が回動可能に支持されている。そして、上下用ルーバー21は、その前端部が上下方向に揺動されることで、吹出し口15から吹き出される風を上下方向に案内する。室内機本体11において、上下用ルーバー21の上方の奥側には、複数枚の左右用ルーバー22が設けられている。これら左右用ルーバー22は、相互に連動して先端部が左右方向に揺動されることで、吹出し口15から吹き出される風を左右方向に案内する。
送風機13は、正面から見て左右方向に長い横流ファンにより構成されている。この送風機13は、吹出し口15の上方に位置させて、室内機本体11のほぼ中央部に配置されている。この送風機13が駆動されると、室内機本体11外の空気が吸込み口14から通風路16内に吸い込まれるとともに、通風路16内の空気が吹出し口15から室内機本体11外へ吹き出される。
熱交換器12は、この場合、前側熱交換部12a及び後側熱交換部12bに分割されている。これら前側熱交換部12a及び後側熱交換部12bは、送風機13の上方部位で相互に連結されており、側面から見て山形状に配置されている。また、前側熱交換部12aは、送風機13の前方部位で前側に凸となるように折れ曲がっており、側面から見て湾曲した形態となっている。前側熱交換部12a及び後側熱交換部12bも、送風機13と同様に、正面から見て左右方向に長く形成されている。これら前側熱交換部12a及び後側熱交換部12bは、送風機13を上方及び前方から覆う形態で配置されている。
前側熱交換部12a及び後側熱交換部12bは、それぞれ所定の間隔をおいて対向した状態で配置された多数枚のフィン24を、冷媒が通る配管25が貫通した形態となっている。この場合、各フィン24は、アルミニウムなどの導電性を有する材料で構成されている。従って、熱交換器12は、導電性を有する構成とされている。熱交換器12の配管25は、図示しない圧縮機を備えた冷凍サイクルに接続されている。
フィルタ支持枠18の前面となる表面側には、電気部品ユニット31が取り付けられている。この場合、図2に示すように、電気部品ユニット31は、フィルタ支持枠18の表面において正面から見て上下方向の中央部で、かつ左右方向の右寄りの部分に配置されている。この電気部品ユニット31は、不燃材料被覆部101及び不燃材料非被覆部102を一体的に有する構成である。そして、電気部品ユニット31は、不燃材料被覆部101として、制御基板被覆部103及びコネクタ被覆部104を有している。また、電気部品ユニット31は、不燃材料非被覆部102として、電源コード固定部105及びリセットスイッチ収納部106を有している。以下、制御基板被覆部103、コネクタ被覆部104、電源コード固定部105、リセットスイッチ収納部106の構成について詳細に説明する。
(制御基板被覆部について)
図3に示すように、制御基板被覆部103には、各種の電気部品32が実装された制御基板33が収納されている。この制御基板33は、マイクロコンピュータなどの電気部品を実装しており、室内機10を制御するための制御機能を備えている。図1に示すように、制御基板被覆部103は、その外殻が外ケース34と内ケース35からなる二重構造となっている。外ケース34は、例えばアルミニウムなどといった金属材料からなる板金から形成されたものである。一方、内ケース35は、合成樹脂製であり、外ケース34内に配置されている。
外ケース34は、ベース部34aと、このベース部34aに対して着脱可能に装着されるカバー部34bの2部品により構成されている。即ち、制御基板被覆部103は、金属製の外ケース34により覆われた構成となっている。また、内ケース35も、ベース部35aと、このベース部35aに対して着脱可能に装着されたカバー部35bの2部品により構成されている。制御基板33は、合成樹脂製のベース部35aに取り付けられている。
制御基板被覆部103は、特に、その前側部分、つまりカバー部34b及びカバー部35bからなる二重構造部分の形状が、室内機本体11の前面部の形状に合わせられた形状となっている。よって、制御基板被覆部103の前面は、室内機本体11の前面開口部を閉塞した化粧パネル20の裏面に沿うようになっている。
(コネクタ被覆部について)
図3及び図4に示すように、コネクタ被覆部104には、電源コードが接続されるコネクタ41が収納されている。図5及び図6に示すように、コネクタ被覆部104は、表側カバー部61と裏側カバー部62により覆われた構成となっている。この場合、表側カバー部61は、第1カバー部62aと第2カバー部62bの2部品からなる。第1カバー部62aは、例えばアルミニウムなどといった金属材料からなる板金から形成されたものである。この第1カバー部62aは、縦方向よりも横方向の方が長い矩形箱状をなしており、コネクタ41の上方部分を覆っている。一方、第2カバー部62bは、合成樹脂製のベース部62cの表面に、例えばアルミニウムなどといった金属材料からなる板金から形成された金属カバー部62dを有する二重構造となっている。この第2カバー部62bは、横方向よりも縦方向の方が長い長尺な形状をなしており、コネクタ41の表面側及び当該コネクタ41の下方部分を覆っている。
図3に示すように、裏側カバー部62は、外ケース34のベース部34aの右端部を延出して設けたものである。即ち、裏側カバー部62は、外ケース34のベース部34aと一体的に設けられている。この裏側カバー部62の右端部は、コネクタ41の右方において表面側に向かって折り曲げられており、これにより、コネクタ41の右側面を覆うようになっている。
(電源コード固定部について)
図4に示すように、電源コード固定部105は、コネクタ被覆部104の右横に設けられている。電源コード固定部105は、電源コード固定ホルダ42と、開閉検知スイッチ43を有する。電源コード固定ホルダ42は、合成樹脂製であり、図7に示すように、全体として長尺な形状を成している。そして、電源コード固定ホルダ42は、電源コード支持部44及び開閉検知スイッチ支持部45を有する。この場合、電源コード支持部44は、電源コード固定ホルダ42の後側に、開閉検知スイッチ支持部45は、電源コード固定ホルダ42の前側に設けられている。
電源コード支持部44は、当該電源コード支持部44の長手方向に沿うベース壁部46及び支持壁部47を有する。これらベース壁部46及び支持壁部47は、前後に所定の間隔を有して相互に対向している。ベース壁部46は、切欠き部を有しない面状の壁部となっており、その一端部に、内面側に突出するガイド片部48を有している。一方、支持壁部47は、その長手方向のほぼ中央部に矩形状の切欠き部49を有している。そして、支持壁部47は、この切欠き部49を挟んで第1支持壁部47aと第2壁部壁部47bとに分割されている。この場合、第2支持壁部47bは、その先端部が外方に屈曲しており、その屈曲した部分に、内面側に突出するガイド片部50を有している。
開閉検知スイッチ支持部45は、長尺な矩形枠状をなしており、その枠内に開閉検知スイッチ43が支持される。開閉検知スイッチ支持部45は、不燃材料被覆部101側の壁部の一部が切り欠かれており、この切り欠かれた部分に開閉検知スイッチ43から延びる図示しないリード線が収められるようになっている。
この電源コード固定部105は、図4に示すように、コネクタ被覆部104の右側に、当該コネクタ被覆部104に隣接した状態で取り付けられる。これにより、電源コード固定部105は、コネクタ被覆部104を含む不燃材料被覆部101にユニット化される。なお、図8に示すように、この場合、電源コード固定部105は、コネクタ被覆部104の裏側からねじ55により固定されるようになっている。
図9に示すように、電源コード固定部105に取り付けられている開閉検知スイッチ43は、コネクタ被覆部104によって覆われることなく、表面側に露出した状態となる。一方、化粧パネル20の裏面には、開閉検知スイッチ43を押圧操作するための図示しない突起が設けられている。化粧パネル20が室内機本体11の前面開口部を閉塞した状態になると、その化粧パネル20の裏側に設けられている図示しない突起が開閉検知スイッチ43を押圧し、開閉検知スイッチ43がオンされる。これにより、開閉検知スイッチ43は、化粧パネル20が閉じられていることを検知する。一方、化粧パネル20が開かれると、当該化粧パネル20の突起による開閉検知スイッチ43の押圧が解除され、開閉検知スイッチ43がオフする。これにより、開閉検知スイッチ43は、化粧パネル20が開かれていることを検知する。
また、この電源コード固定部105の電源コード固定ホルダ42は、室内機10が備える各種の電気部品に電力を供給するための電源コードを固定するものであるが、この場合、少なくとも2種類の電源コードを固定可能に構成されている。即ち、図10に示すように、電源コード固定部105は、アース線を有しない2芯型の電源コード201を固定することができる。この場合、電源コード201は、いわゆる平行型の電源コードであり、この電源コード201により供給される電力は、例えば、単相100Vで15Aの電力である。
コネクタ41に接続される電源コード201は、ガイド片部48によりガイドされてベース壁部46と支持壁部47との間に挿通され、さらにガイド片部50によりガイドされて電源コード固定部105から導出される。ガイド片部48とガイド片部50との間においては、電源コード201は、第1支持壁部47aの内側に挿通され、これにより、直線状に延びた状態で支持される。また、電源コード201は、このようにベース壁部46と支持壁部47との間において直線状に支持されるため、特にガイド片部48周辺においては略直角に折り曲げられた状態となる。
また、図11に示すように、電源コード固定部105は、アース線を有する3芯型の電源コード202も固定することができる。この場合、電源コード202は、いわゆるタンデム型の電源コードであり、この電源コード202により供給される電力は、例えば、単相200Vで15Aの電力である。
コネクタ41に接続される電源コード202は、ガイド片部48によりガイドされて第1支持壁部47aの外側に導かれ、さらに、切欠き部49から第2壁部壁部47bの内側に導かれる、そして、電源コード202は、ガイド片部50によりガイドされて電源コード固定部105から導出される。ガイド片部48とガイド片部50との間においては、電源コード202は、一旦は支持壁部47の外側に導かれ、その後、切欠き部49から支持壁部47の内側に導かれる。これにより、電源コード202は、蛇行した状態で支持される。
アース線を有する3芯型の電源コード202は、アース線を有しない2芯型の電源コード201よりも硬い。そのため、このような3芯型の電源コード202を電源コード201のように直線状に支持すると、特にガイド片部48の周辺において略直角に折り曲げられる部分に大きな負荷がかかる。そのため、アース線を有する3芯型の電源コード202は、図11に例示するように蛇行した状態、つまり直角に折り曲げられない状態で支持することが好ましい。
(リセットスイッチ収納部について)
リセットスイッチ収納部106は、不燃材料被覆部101の一部である制御基板被覆部103の左横に設けられている。図12に示すように、リセットスイッチ収納部106は、合成樹脂製のベース部71aと、このベース部71aの前面開口部に着脱可能に装着された合成樹脂製のカバー部71bの2部品により構成されている。この場合、不燃材料被覆部101側の合成樹脂製のベース部35aは、リセットスイッチ収納部106の裏側まで延びていて、当該リセットスイッチ収納部106のベース部71aを構成している。即ち、制御基板被覆部103のベース部35aは、リセットスイッチ収容部71のベース部71aと一体的に設けられている。従って、リセットスイッチ収容部71は、制御基板被覆部103において制御基板33が取り付けられる部品、即ちベース部35aを延長した部品であるベース部71aと、このベース部71aに着脱可能なカバー部71bの2部品により構成されている。
リセットスイッチ収納部106内には、例えばリセットスイッチ72などの電気部品が実装されたスイッチ基板73が収納されている。このスイッチ基板73は、図示しない接続ケーブルにより、制御基板被覆部103内の制御基板33に電気的に接続される。リセットスイッチ72は、使用者により手動で操作される手動スイッチの一例である。このリセットスイッチ72には、カバー部71bの裏面から突出する突出部71cが対向している。この突出部71cは、カバー部71bの表面側に設けられた操作部71dの裏側に設けられている。使用者により操作部71dが押圧操作されて突起部71cによりリセットスイッチ72がオン操作されると、室内機10に設定されている内容がリセットされるようになっている。
また、リセットスイッチ収納部106の左部には、通信アダプタ収納部74が一体的に設けられている。この通信アダプタ収納部74内には、室内機10と当該室内機10以外の外部機器との間で無線通信を行うための通信アダプタ75を収納することが可能となっている。なお、外部機器としては、例えば室内機10が設置された家屋内に存在する冷蔵庫、テレビなどの家電機器、パーソナルコンピュータなどの情報端末、或いは通信デバイスなど種々の機器が考えられる。
この場合、リセットスイッチ収納部106のカバー部71bは、通信アダプタ収納部74まで延出しており、従って、通信アダプタ収納部74は、リセットスイッチ収納部106のカバー部71bにより覆われる。即ち、リセットスイッチ収納部106のカバー部71bは、通信アダプタ収納部74のカバー部としても機能するようになっている。なお、このカバー部71bは、図示しない1本のねじによりベース部71aに着脱可能に取り付けられるようになっている。
本実施形態に係る室内機10によれば、電気部品32が実装され室内機10を制御する制御基板33を有する電気部品ユニット31を、化粧パネル20により開閉される室内機本体11の前面部に備える構成である。そして、この室内機10において、電気部品ユニット31は、制御基板33を板金から形成された外ケース34により覆うことで構成した制御基板被覆部103を含む不燃材料被覆部101と、制御基板33以外の部品である電源コード固定部105やリセットスイッチ収納部106を板金から形成された部材により覆うことなく構成した不燃材料非被覆部102と、を一体的に有する。
即ち、室内機10は、不燃材料被覆部101を、形状を加工しやすい板金から形成された部材により覆う構成とした。この構成によれば、電気部品ユニット31を室内機本体11の前面部に取り付けるために当該電気部品ユニット31の形状を室内機本体11の前面部の形状に合わせる場合であっても、その形状に合わせて板金の形状を加工することで、電気部品ユニット31を不燃物により適切に覆うことができる。
また、室内機10によれば、電気部品ユニット31の耐火性を損なうことなく、当該電気部品ユニット31を、メンテナンスがしやすい室内機本体11の前面部に設置することができる。そのため、電気部品ユニット31の耐火性の維持と電気部品ユニット31のメンテナンス性の向上の双方を両立させることができる。
また、室内機10によれば、電気部品ユニット31は、不燃材により覆われる不燃材料被覆部101と不燃物により覆われない不燃材料非被覆部102という互いにコンセプトが異なる2つの要素を備えているが、これら不燃材料被覆部101と不燃材料非被覆部102とがユニット化されている。そのため、電気部品ユニット31全体としての取り扱いが容易であり、室内機10への着脱作業などの作業性を向上することができる。
また、室内機10によれば、不燃材料非被覆部102の一例である電源コード固定部105は、制御基板33以外の部品として、室内機10に電力を供給するための電源コード201,202を固定する電源コード固定ホルダ42を有する。従来の構成では、この種の電源コードは、コネクタ41を覆う不燃材のカバーに取り付け具により固定されていた。即ち、コネクタ41を覆うための不燃材のカバーを、電源コードを固定するための部材として兼用していたため、カバーの耐火性が損なわれるおそれがあった。また、当該カバーは、そもそも電源コードを固定するための専用の部材ではないため、電源コードを強固に固定することが困難であった。本実施形態に係る室内機10によれば、電源コード201或いは電源コード202を固定するための電源コード固定ホルダ42を、不燃物により覆うべき不燃材料被覆部101とは独立して別個に備えている。そのため、電源コード201或いは電源コード202の固定に伴い不燃材料被覆部101の耐火性が損なわれるおそれがなく、また、電源コード201或いは電源コード202を専用の固定ホルダ42により強固に固定することができる。
また、室内機10によれば、電源コード固定ホルダ42は、少なくとも、2種類の電源コード201,202を固定可能に構成されている。よって、室内機10が設置される部屋のコンセントから供給される電力の大きさに応じて、電源コード201を使用する場合及び電源コード202を使用する場合の何れにも対応することができる。なお、電源コード固定ホルダ42は、電源コード支持部44の数や形状などを適宜変更することにより、3種類以上の電源コードを固定可能に構成してもよい。
また、室内機10によれば、不燃材料非被覆部102の一例である電源コード固定部105は、制御基板33以外の部品として、化粧パネル20の開閉を検知する開閉検知スイッチ43を有する。この構成によれば、開閉検知スイッチ43が不燃材に覆われていない構成を確実に実現することができる。従って、化粧パネル20の開閉を、不燃材のカバーに阻害されることなく確実に検知することができる。
また、室内機10によれば、不燃材料非被覆部102の一例であるリセットスイッチ収納部106は、制御基板33以外の部品として、手動により操作されるリセットスイッチ72を有する。この構成によれば、リセットスイッチ72が不燃材に覆われていない構成を確実に実現することができる。従って、使用者は、リセットスイッチ72の手動操作を、不燃材のカバーに阻害されることなく確実に行うことができる。
本実施形態に係る空気調和機の室内機は、室内機本体と、化粧パネルと、送風機と、エアフィルタと、熱交換器と、電気部品ユニットと、を備える。室内機本体は、上面部に吸込み口、下面部に吹出し口、内部に前記吸込み口と前記吹出し口との間を連通させる通風路を有する。化粧パネルは、前記室内機本体の前面開口部に開閉可能に設けられている。送風機は、前記通風路中に設けられ前記室内機本体外の空気を前記吸込み口から前記通風路内へ吸い込むとともに、前記通風路内の空気を前記吹出し口から前記室内機本体外へ吹き出す。エアフィルタは、前記通風路中に設けられ前記吸込み口から前記通風路内に吸い込まれる空気中の塵挨を捕獲する。熱交換器は、前記通風路にあって前記エアフィルタと前記送風機との間に設けられ前記エアフィルタを通過した空気と熱交換する。電気部品ユニットは、前記化粧パネルにより開閉される前記室内機本体の前面部に設けられ、電気部品が実装され室内機を制御する制御基板を有する。そして、前記電気部品ユニットは、不燃材料被覆部と、不燃材料非被覆部とを一体的に有する。不燃材料被覆部は、前記制御基板を板金から形成された部材により覆うことで構成したものである。不燃材料非被覆部は、前記制御基板以外の部品を前記板金から形成された部材により覆うことなく構成したものである。この構成によれば、室内機本体の前面部に電気部品ユニットを取り付ける場合であっても、当該電気部品ユニットを不燃物により適切に覆うことができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は空気調和機の室内機、11は室内機本体、12は熱交換器、13は送風機、14は吸込み口、15は吹出し口、16は通風路、20は化粧パネル、17はエアフィルタ、31は電気部品ユニット、33は制御基板、42は電源コード固定ホルダ、43は開閉検知スイッチ、72はリセットスイッチ(手動スイッチ)、101は不燃材料被覆部、102は不燃材料非被覆部、103は制御基板被覆部(不燃材料被覆部)、104はコネクタ被覆部(不燃材料被覆部)、105は電源コード固定部(不燃材料非被覆部)、106はリセットスイッチ収納部(不燃材料非被覆部)、201,202は電源コードを示す。

Claims (5)

  1. 上面部に吸込み口、下面部に吹出し口、内部に前記吸込み口と前記吹出し口との間を連通させる通風路を有した室内機本体と、
    前記室内機本体の前面開口部に開閉可能に設けられた化粧パネルと、
    前記通風路中に設けられ前記室内機本体外の空気を前記吸込み口から前記通風路内へ吸い込むとともに、前記通風路内の空気を前記吹出し口から前記室内機本体外へ吹き出す送風機と、
    前記通風路中に設けられ前記吸込み口から前記通風路内に吸い込まれる空気中の塵挨を捕獲するエアフィルタと、
    前記通風路にあって前記エアフィルタと前記送風機との間に設けられ前記エアフィルタを通過した空気と熱交換する熱交換器と、
    前記化粧パネルにより開閉される前記室内機本体の前面部に設けられ、電気部品が実装され室内機を制御する制御基板を有する電気部品ユニットと、
    を備え、
    前記電気部品ユニットは、
    前記制御基板を板金から形成された部材により覆うことで構成した不燃材料被覆部と、
    前記制御基板以外の部品を前記板金から形成された部材により覆うことなく構成した不燃材料非被覆部と、
    を一体的に有する空気調和機の室内機。
  2. 前記不燃材料非被覆部は、前記制御基板以外の部品として、室内機に電力を供給するための電源コードを固定する電源コード固定ホルダを有する請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記電源コード固定ホルダは、2種類の電源コードを固定可能に構成されている請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記不燃材料非被覆部は、前記制御基板以外の部品として、前記化粧パネルの開閉を検知する開閉検知スイッチを有する請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記不燃材料非被覆部は、前記制御基板以外の部品として、手動により操作される手動スイッチを有する請求項1から4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
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