JP2016080241A - 減酸素装置及び貯蔵庫 - Google Patents

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Tatsuya Ozaki
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Abstract

【課題】減酸素ユニットに確実に給水できる減酸素装置を提供する。
【解決手段】野菜室16に配された減酸素室100の減酸素を行う減酸素装置200において、固体高分子電解質膜を利用した減酸素ユニット202と、減酸素ユニット202のアノード208に給水を行うためにシリカゲル234を有した給水体230と、給水体230に野菜室16の空気を流す給気ダクト244と、給気ダクト244に野菜室16の空気を供給するCAファン254とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、減酸素装置及び貯蔵庫に関するものである。
従来より、CA(Controled Atmosphere)貯蔵方法には、固体高分子電解質膜を用いて減酸素室の酸素を減少させる固体高分子電解質方法がある。
この固体高分子電解質膜方法を用いた減酸素装置は、アノードで水を電気分解して水素イオンを作り、その水素イオンが固体高分子電解質膜内を移動してカソードに到達し、減酸素室内の酸素と反応して水を生成することで、酸素を減少させる。
特開2004−218924号公報 特開2013−160486号公報 特開2004−293827号公報
上記のような減酸素装置において、アノード、固体高分子電解質膜、カソードを含む減酸素ユニットに確実に給水できる構成が明確でなかったという問題点があった。
そこで、本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、減酸素ユニットに確実に給水できる減酸素装置及びそれを用いた貯蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、貯蔵室内に配された減酸素室の減酸素を行う減酸素装置において、固体高分子電解質膜と、前記固体高分子電解質膜の一の片面に設けられたアノードと、前記アノードの一の片面であって前記アノードに通電するアノード集電体と、前記固体高分子電解質膜の他の片面に設けられたカソードと、前記カソードの他の片面であって前記カソードに通電するカソード集電体とを有した板状の減酸素ユニットと、前記減酸素ユニットの前記アノードに給水を行うためにシリカゲルを有した給水体と、前記給水体に前記貯蔵室の空気を送るための給気ダクトと、前記給水ダクトに前記貯蔵室の空気を供給する減酸素ファンと、とを有した減酸素装置である。
本実施形態の冷蔵庫の縦断面図。 扉を取り除いた状態のキャビネットの正面図。 減酸素室と減酸素装置の側面図。 減酸素室と減酸素装置の平面図。 減酸素室と減酸素装置の背面図。 減酸素室と減酸素装置の後部の左側面図。 減酸素室と減酸素装置の後部の平面図。 減酸素装置の後方から見た縦断面図。 減酸素装置の右側から見た縦断面図。 減酸素ユニットの分解斜視図。 減酸素ユニットの拡大縦断面。 減酸素室の左右のレール部分を表す一部拡大縦断面図。 左レール受けの爪部の拡大図。 変更例における減酸素装置の左側から見た拡大縦断面図。
以下、一実施形態の減酸素装置200について図1〜図14に基づいて説明する。本実施形態の減酸素装置200は、冷蔵庫10内にある減酸素室100に設けられている。
(1)冷蔵庫10
冷蔵庫10について図1と図2に基づいて説明する。図1は冷蔵庫10の全体を側面から見た縦断面図であり、図2は、扉を取り除いた状態の冷蔵庫10のキャビネット12の正面図である。
冷蔵庫10のキャビネット12は断熱箱体であって、内箱と外箱とより形成され、その間に断熱材が充填されている。キャビネット12内部は、上から順番に冷蔵室14、野菜室16、小型冷凍室18及び冷凍室20を有し、小型冷凍室18の横には製氷室21が設けられている。野菜室16と小型冷凍室18及び製氷室21とは、断熱仕切体36によって仕切られている。冷蔵室14と野菜室16とは水平な仕切体38によって仕切られている。冷蔵室14の前面には、観音開き式の扉14aが設けられ、野菜室16、小型冷凍室18、冷凍室20及び製氷室21にはそれぞれ引出し式の扉16a,18a,20aが設けられている。
キャビネット12の背面底部には、機械室22が設けられ、冷凍サイクルを構成する圧縮機24などが載置されている。この機械室22背面上部には、制御板26が設けられている。
冷蔵室14の背面下部から野菜室16の背面にはRエバ室27が設けられ、このRエバ室27には、冷蔵用蒸発器(以下、「Rエバ」という)28が設けられ、その下方には冷蔵用送風機(以下、「Rファン」という)30が設けられている。Rエバ28とRファン30とは、エバカバーで覆われたRエバ室17内部に配されている。Rエバ28の下方には、Rエバ28で発生した除霜水を溜める受け皿54が設けられている。Rエバ28で冷却された冷気は、Rファン30によって冷蔵室14及び野菜室16に送風される。
小型冷凍室18の背面から冷凍室20の背面にかけてのFエバ室29には冷凍用蒸発器(以下、「Fエバ」という)32が設けられ、その上方には冷凍用送風機(以下、「Fファン」という)34が設けられている。Fエバ32で冷却された冷気は、Fファン34によって小型冷凍室18、製氷室21、冷凍室20に送風される。
冷蔵室14の背面には、冷蔵室14の庫内温度を検出する冷蔵室用センサ(以下、「Rセンサ」という)31が設けられ、冷凍室20の背面には、冷凍室20の庫内温度を検出する冷凍用センサ(以下、「Fセンサ」という)35が設けられている。
図1に示すように、冷蔵室14には、複数の棚40が設けられ、下部には引出し式のチルド容器42を有するチルド室44が設けられている。このチルド室44は低温室であって、肉や魚を収納する。冷蔵室14の扉14aの背面には複数のドアポケット46が設けられている。
図2に示すように、青果物や野菜などを貯蔵する野菜室16の下部には、引出し式の大型の野菜容器48が引き出し自在に設けられ、上部右側には小型の野菜容器50が引き出し自在に設けられている。図1と図2に示すように、野菜室16の上部左側には、減酸素室100が設けられている。減酸素室100の背面には減酸素装置200が設けられている。この減酸素室100と減酸素装置200については、後から詳しく説明する。
制御板26に設けられたマイクロコンピュータよりなる制御部には、Rファン30、Fファン34、圧縮機24、Rセンサ31、Fセンサ35、減酸素装置200が接続されている。
(2)減酸素装置100
減酸素装置100について、図3〜図7と図12、図13に基づいて説明する。
減酸素室100は、前面が開口した直方体であり、上面板106、両側面板108,110、底面板112、背面板114から形成されている。減酸素室100内部には、引き出し式の減酸素容器102が収納され、減酸素容器102の前面には扉104が形成され、扉104は、開口した減酸素室100を閉塞する。
図3、図4に示すように、減酸素室100の左右両側面板108,108の上部両側には前後方向に沿って移動レール116,116が所定間隔毎に突出している。図4、図12に示すように、野菜室16の左側面16bには断面コの字状の左レール受け118が設けられ、野菜室16の天井部にあたる仕切体38の中央部には前後方向に右レール受け120が吊り下げられている。左右両側面板108,110から突出した左右一対の移動レール116,116が、左レール受け118と右レール受け120に前方から係合して、減酸素室100が野菜室16の上部左側に固定される。減酸素室100の位置決めのために、図4に示すように、左レール受け118の後端部と、左レール受け118の後端部にはそれぞれ突部119,121が突出し、移動レール116,116の後面を固定する。図13に示すように左レール受け118の前端部の上部から左爪部122が突出し、図4に示すように、右レール受け120の前端部の側面から右爪部124が突出している。図13に示すように、左爪部122が、左レール受け118に差し込まれた移動レール116の前端部に係合し、図4に示すように、右爪部124が、右レール受け120に差し込まれた移動レール116の前端部に係合し、これらにより減酸素室100の前方への移動を阻止している。
図3に示すように、減酸素室100の左右両側面板108,110の前端には、上下一対の腕部128,128を有する固定部材130が設けられている。扉104の中央部から後方に扉爪部132が突出している。扉爪部132は、扉104を閉じた状態で、固定部材130の上下一対の腕部128,128と係合し、扉104を固定する。また、扉104の後端部外周部に沿ってパッキン134が設けられている。パッキン134は、扉104を閉めた状態で、減酸素室100内部が密閉される。
減酸素室100の背面板114の左側下部には長方形の減酸素開口部136が開口している。この減酸素開口部136は、段差を経て底面板112よりも若干上方に開口している。図5、図6に示すように、減酸素開口部136から外方に減酸素ダクト138が外方に突出している。減酸素ダクト138は水平状に延び、先端部は閉塞し、減酸素ダクト138の上面には長方形の上面開口部140が開口している。
(3)減酸素装置200
減酸素装置200について、図10、図11に基づいて説明する。減酸素装置200は、横方向(水平方向)に配された減酸素セル204を含む減酸素ユニット202を有する。なお、各部材の厚みは薄いものであるが、図10と図11において説明を判り易くするために、その厚みは拡大して記載している。
減酸素セル204を有する減酸素ユニット202について、図10と図11に基づいて説明する。
まず、長方形のシート状の減酸素セル204は、図11に示すように固体高分子電解質膜(以下、単に「電解質膜」という)206と、電解質膜206の上面に設けられたアノード208と、電解質膜206の下面に設けられたカソード210とを有する。カソード210は、カーボン触媒とカーボンペーパーを積層したものであり、アノード208とカソード210には白金の触媒がそれぞれ担持されている。電解質膜206、アノード208及びカソード210がホットプレスなどを用いて一体に接合され、シート状の減酸素セル204が形成されている。
アノード208の上には、額縁状の絶縁体221を介して、アノード集電体212が配置されている。アノード集電体212は、導電性のシート状であって、気体が通過するためのスリット状の開口部216を有し、また、長方形のアノード電極213が突出している。
アノード集電体212の上には、水制限膜224が配置されている。水制限膜224は、フィルム状であって、水蒸気量を予め定めた所定の水蒸気量に制限してアノード208に送る。
水制限膜224の上には、押さえ板222が配置されている。
カソード210の下には、額縁状の絶縁体220を介して、カソード集電体214が配置されている。カソード集電体214は、導電性のシート状であって、気体が通過するためのスリット状の開口部218を有し、また、長方形のカソード電極215が突出している。
図10と図11に示すように、カソード集電体214、絶縁体220、減酸素セル204、絶縁体221、アノード集電体212、水制限膜224を順番に積み重ねたものを「減酸素ユニット202」という。そして、制御板26の制御部は、アノード集電体212によってアノード208にプラス通電を行い、カソード集電体214によってカソード210にマイナス通電を行う。
減酸素室100から外方に突出した減酸素ダクト138の上面開口部140には、平面形状が長方形のベースプレート226が固定されている。ベースプレート226の中央部分には、スリット状の開口部228が貫通している。スリット状の開口部228は、カソード集電体214のスリット状の開口部218に対応した位置に設けられている。
ベースプレート226の上には、減酸素ユニット202と押さえ板222が横方向(水平方向)に載置されている。
減酸素ユニット202と押さえ板222の上には、平面形状が長方形の薄い板状の給水体230が載置されている。給水体230は、直方体状のケース内部にシリカゲル234が収納され、ケース232の上面は空気が流通するように孔が複数開口し、ケース232の下面も液体状の水が落下するように孔が複数開口している。
給水体230の上には、通風カバー236が載置されている。通風カバー236は、上壁と前壁と後壁から形成され、左右両側壁と底壁が開口した縦断面が逆U字状をなしている。通風カバー236の前壁と後壁が給水体230の前部と後部に載置され、給水体230と通風カバー236との間に、空気が通る通風路156が左右方向に形成されている。
ベースプレート226上には、断熱カバー238が載置されている。断熱カバー238は、減酸素ユニット202、給水体230、通風カバー236を覆っている。断熱カバー238の左面と右面には、通風路156と対応するように空気入口240と空気出口242が開口している。断熱カバー238の後部からはアノード電極213とカソード電極215が突出している。
図7、図8に示すように、減酸素ダクト138と断熱カバー238の右側には、通風ダクト244が設けられている。通風ダクト244は、上面246、前面248、後面250、底面252から形成され、左側面は開口して断熱カバー238の空気入口240に取り付けられ、右側面には減酸素ファン(以下、「CAファン」という)254が取り付けられている。また、底面252は、CAファン254の下端部から空気入口240に向かって上方に傾斜している。
(4)減酸素装置200の組み立て方法
減酸素装置200の組み立て方法について説明する。
第1に、ベースプレート226の上に押さえ板222を有する減酸素ユニット202を載置し、その上に給水体230を載置し、その上に通風カバー236を載置し、最後に断熱カバー238を被せて、図11に示すように、不図示のネジでベースプレート226に一体に固定する。
第2に、一体となったベースプレート226と断熱カバー238の右側に、図5、図7、図8に示すように、給気ダクト244をネジ止めする。
第3に、図5に示すように、給気ダクト244にCAファン254を固定する。
第4に、図3に示すように、ベースプレート226、減酸素ユニット202を内蔵した断熱カバー238、給気ダクト244、CAファン254が一体となったユニットを、減酸素ダクト138の上面開口部140にネジで固定する。
(5)減酸素装置200の動作状態
次に、減酸素装置200の動作状態について説明する。
冷蔵庫10が駆動し、野菜室16内部が冷却されると、野菜室16内部には湿気を含んだ空気が図1に示すように流れる。特に、冷蔵室14と野菜室16を通ったリターンエアがRエバ室17に戻るときに最も水分を含んでいる。この水分を含んだリターンエアが通る位置に減酸素装置200が配置されている。図6に示すように、CAファン254は、この水分を含んだリターンエアを給気ダクト244を通じて空気入口240に送風する。この場合に、給気ダクト244の底面252が、空気入口240に向かって傾斜しているため確実に水分を含んだリターンエアを送ることができる。
断熱カバー238の空気入口240から入った水分を含む空気は、図8に示すように、通風カバー236の内部の通風路256を通り、空気出口242に至って排出される。このとき、図8、図9に示すように、送風カバー236の下にある給水体230に水分を含んだ空気が入り、シリカゲル234がその水分を吸収し、給水体230から液体状の水を下に排水する。排水された水は、押さえ板222を通り水制限膜224に至る。
水制限膜224において、必要な量の液体状の水が透過され、アノード集電体212のスリット状の開口部216を経てアノード208に水が至る。この場合に水は自重によってアノード208に必ず至る。
一方、図9に示すように、減酸素室100に収納されている減酸素容器102内部には、食品が収納されている。そして、減酸素室100内部の酸素が、減酸素ダクト138、上面開口部140、ベースプレート226の開口部を経て減酸素ユニット202のカソード210に至る。
減酸素室100に食品を収納すると、制御板26の制御部が、両集電体212,214に通電を開始する。両集電体212,214が通電されると、アノード208とカソード210では次の式(1)と式(2)のような減酸素反応が行なわれる。

アノード・・・2H2O→O2+4H++4e- ・・・(1)

カソード・・・O2+4H++4e-→2H2O ・・・(2)

この式(1)と式(2)の減酸素反応を説明すると、水が自重によって、水制限膜224を経てアノード208に至る。この水はアノード208で電気分解され水素イオン(プロトンH+)が作られ(式(1)参照)、その水素イオンが電解質膜116内を移動してカソード210に到達し、減酸素室100から流入した空気に含まれる酸素と反応して水を生成し、酸素を消費する(式(2)参照)。これにより減酸素室100内の減酸素が行われ、食品をCA貯蔵できる。
なお、減酸素ユニット202で生成された水は、ベースプレート226の開口部228、減酸素ダクト138の上面開口部140を経て、減酸素ダクト138の下面に落下する。減酸素ダクト138の下面に落下した水は、底面142を伝い、減酸素室100の底面板112に至る。
(6)効果
本実施形態によれば、減酸素ユニット202の上にある給水体230のシリカゲル234へ、図8に示すように、CAファン254が水分を含んだ野菜室16内部の空気を給気ダクト244、通風カバー236の通風路256を経て送り込むため、シリカゲル234に水分を含んだ空気が確実に届き、給水を行うことができる。
また、減酸素ユニット202が横方向(水平方向)に配され、その上にシリカゲル234を有する給水体230が設けられているため、水の自重により減酸素ユニット202にスムーズに給水できる。
また、減酸素ユニット202で生成された水は、下方に抜け易く反応が促進される。また、図9に示すように、この生成された水は、減酸素ダクト138の底面142を通って減酸素室100の底面板112に流れる。そのため、減酸素室100の底面板112の水を拭き取るだけで清掃を行うことができる。また、減酸素ダクト138の底面142が、減酸素室100の底面板112よりも段差によって上にあるため、減酸素室100に溜まった水が、減酸素開口部136から減酸素ダクト138に逆流しない。
また、減酸素ユニット202は、減酸素室100から突出した減酸素ダクト138の上に設けられているため、減酸素運転中に生成された水が、減酸素室100に収納された食品の上に落下しない。
また、図9に示すように、減酸素室100の背面板114から減酸素ダクト138が突出し、この減酸素ダクト138に減酸素ユニット202が取り付けられているため、減酸素室100の背面板114に対し板状の減酸素ユニット202が起立した状態、さらに詳しく説明すると、減酸素室100の背面板114から構成される平面と減酸素ユニット202から構成される平面とが直交する状態にあるため、減酸素ユニット202で発生した熱が、背面板114を通じて減酸素室100内部に伝わり難く、減酸素室100内部の食品に影響を与えることがない。
また、減酸素ユニット202の上部は断熱カバー238によって覆われているため、外部に熱が伝わり難い。
また、減酸素ユニット202と、給水体230と、給気ダクト244と、CAファン254とが一体となったユニットとして、減酸素室100に取り付けるため、減酸素装置200の製造を行い易い。
(7)変更例
上記実施形態では、減酸素ダクト138の底面142は、図9に示すように水平であったが、これに代えて図14に示すように、減酸素室100に向かうほど下方に傾斜するようにして、水がより流れ易くしてもよい。
また、上記実施形態では、減酸素ユニット202を横方向に取り付けたが、縦方向に取り付けてもよい。
なお、上記実施形態では、冷蔵庫に減酸素装置を備えた場合について説明を行ったが、冷却機能を備えない貯蔵庫に本実施形態の減酸素装置を備えても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・冷蔵庫、16・・・野菜室、17・・・Rエバ室、100・・・減酸素室、102・・・減酸素容器、136・・・減酸素開口部、138・・・減酸素ダクト、140・・・上面開口部、200・・・減酸素装置、202・・・減酸素ユニット、204・・・減酸素セル、226・・・ベースプレート、230・・・給水体、234・・・シリカゲル、236・・・通風カバー、238・・・断熱カバー、244・・・給気ダクト、254・・・CAファン

Claims (7)

  1. 貯蔵室内に配された減酸素室の減酸素を行う減酸素装置において、
    固体高分子電解質膜と、前記固体高分子電解質膜の一の片面に設けられたアノードと、前記アノードの一の片面であって前記アノードに通電するアノード集電体と、前記固体高分子電解質膜の他の片面に設けられたカソードと、前記カソードの他の片面であって前記カソードに通電するカソード集電体とを有した板状の減酸素ユニットと、
    前記減酸素ユニットの前記アノードに給水を行うためにシリカゲルを有した給水体と、
    前記給水体に前記貯蔵室の空気を送るための給気ダクトと、
    前記給水ダクトに前記貯蔵室の空気を供給する減酸素ファンと、
    とを有した減酸素装置。
  2. 前記減酸素ユニットと、前記給水体と、前記給気ダクトと、前記減酸素ファンとが一体である、
    請求項1に記載の減酸素装置。
  3. 前記減酸素室の一の壁面に減酸素開口部が開口し、
    前記減酸素開口部から減酸素ダクトが、前記減酸素室の外方に突出し、
    前記減酸素ユニットが、前記減酸素ダクトに設けられている、
    請求項1に記載の減酸素装置。
  4. 板状の前記減酸素ユニットが、前記減酸素ダクトから突出した前記減酸素室の前記壁面に対し起立している、
    請求項3に記載の減酸素装置。
  5. 前記減酸素ダクトの下面が、前記減酸素室の底面に対し上方に位置する、
    請求項3に記載の減酸素装置。
  6. 前記減酸素ダクトの下面が、前記減酸素室に向かうほど下方に傾斜している、
    請求項3に記載の減酸素装置。
  7. 請求項1に記載の減酸素装置が青果物を貯蔵する貯蔵室に配されている、
    貯蔵庫。
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